JPH08162825A - 高周波コイルの取り付け構造 - Google Patents

高周波コイルの取り付け構造

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JPH08162825A
JPH08162825A JP6297201A JP29720194A JPH08162825A JP H08162825 A JPH08162825 A JP H08162825A JP 6297201 A JP6297201 A JP 6297201A JP 29720194 A JP29720194 A JP 29720194A JP H08162825 A JPH08162825 A JP H08162825A
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JP
Japan
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bus bar
power feeding
terminal
coil
bus bars
Prior art date
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Pending
Application number
JP6297201A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Nagayama
長山洋治
Shingo Tadokoro
田所伸吾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP6297201A priority Critical patent/JPH08162825A/ja
Publication of JPH08162825A publication Critical patent/JPH08162825A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加熱用導電線条から電波が車体に漏洩するのを
抑制するだけでなく、加熱時に局部加熱を生ずることが
なく、コイルの占有空間も小さくて済み、しかも簡単な
構造で接続作業も容易な高周波コイルの取付構造を提供
することを目的とする。 【構成】本発明は、加熱用導電線条3のバスバー41
2 が上下に2分割され、該バスバーに接続されるガラ
スアンテナ用の高周波コイルの取付構造において、前記
2分割されたバスバーの間に別の一対の小給電部51
2 を設け、該給電部とバスバーの間にコイル71 、7
2 を挿入するようにしたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用の後部窓ガラスに
加熱用の導電線条とともに、アンテナ用の導電線条が設
けられ、加熱用導電線条の2分割されたバスバーに接続
されるガラスアンテナ用の高周波コイルの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】近年、AM、FMラジオ放
送波、TV放送波を受信するための車両用ガラスアンテ
ナが要望されるようになり、車両用後部窓ガラスに加熱
用の導電線条とともに、アンテナ用の導電線条が広く使
用されているが、このアンテナは加熱用の導電線条の上
部あるいは下部余白部に設けるものであるから、占有面
積がどうしても小さくならざるをえず、受信利得を高く
することが困難であり、しかも車体に接近せざるをえ
ず、受信した電波が車体に漏洩したり、加熱用の給電ラ
インを通じてアース側、直流電源側などに漏洩してしま
うので、前置増幅器などを受信器とアンテナ給電部の間
に挿入していたが、コストが上がり、しかも強電界中で
は混変調などが発生する恐れもあるので、前置増幅器を
使用せずに、受信可能なアンテナが模索されており、そ
のひとつとして図5に示すように、板ガラス1にアンテ
ナ2と複数本の加熱用導電線条3、2分割されたバスバ
ー41 、42 をプリントし、その加熱用給電ラインに、
チョークコイルCCとは別の高周波コイル7 1 、72
挿入して、バスバー41 、42 と車体により形成される
静電容量とFMラジオ放送波などの超短波受信時に並列
共振させて、バスバー41 、42 とチョークコイルの間
の合成インピーダンスを高くして漏洩電流を抑制する方
法が提案されており、この場合に加熱用の給電部から離
れた位置、例えばチョークコイル側に設けると給電部か
らコイルまでの静電容量が、リード線と車体の間隔のば
らつきなどにより不安定になる恐れがあるので、ガラス
面に取り付けた方がよい。
【0003】このようなガラス面への高周波コイルの取
付についても、特開平5−75321号、実開平6−1
5322号、実開平6−15323号、実開平6−15
324号などが提案されている。
【0004】しかしながら、特開平5−75321号、
実開平6−15322号においては、コイルとその両端
に配設される端子があり、一方の端子側のコイルの上部
に接続片があり、こられがケースに収納された構造とな
っており、ケース内の接続作業が非常に煩雑であり、し
かもコイルの上部に斜め上方に延びる構造の端子片があ
るので、ガラス面から上方に大きな空間を占有してしま
い、外部から接触され易いだけでなく、強度的にも充分
ではなかった。
【0005】実開平6−15323号においては端子で
ある金属金具の上方にコイルがあり、樹脂皮膜でコイル
を覆う構造であるので、この場合にも大きな空間を占有
し、しかも樹脂で被覆するので、コストが高くなってし
まう。
【0006】実開平6−15324号においては、構造
の詳細は不明であるが、少なくとも、バスバーの形成領
域の一部に未形成領域を形成して内側に島状導帯パター
ンを設けるものであるから、加熱用のヒータ(導電線
条)に通電したときに、大きな電流を流しても局部加熱
を生ぜず、電圧降下も小さくするために幅広形成する必
要があるバスバーが部分的にせよ非常に幅が狭くなって
しまい、このようなバスバーの本来の機能を果たすこと
ができない。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、加熱時に局部加熱を生ずることがなく、コイ
ルの占有空間も小さくて済み、しかも簡単な構造で接続
作業も容易な高周波コイルの取付構造を提供することを
目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明は、加熱用導電
線条のバスバーが上下に2分割され、該バスバーに接続
されるガラスアンテナ用の高周波コイルの取付構造にお
いて、前記2分割されたバスバーの間に別の一対の小給
電部を設け、該給電部とバスバーの間にコイルを挿入す
るようにしたことを特徴とするものであり,この場合に
分割されたバスバーに接続される加熱用導電線条のそれ
ぞれ最も内側の導電線条のバスバー寄りを屈曲させて2
分割されたバスバーの間隔を広げてもよく、小給電部を
介して給電する場合には一対の小給電部はバスバーとほ
ぼ同じ幅に形成した方が好ましく,コイルの取り付けは
具体的には小給電部に給電用端子を半田付けするととも
に、コイルの両端に装着された端子片を小給電部とバス
バーの先端部に半田付けするか、あるいは小給電部に給
電用端子を半田付けするとともに、バスバーの先端部に
も補助端子を半田付けし、コイルの両端に装着された端
子片を小給電部とバスバーの先端部に半田付けされた端
子に嵌め込むことなどにより行う。
【0009】
【作用】2分割されたバスバーの間に別の一対の小給電
部を設け、該給電部とバスバーの間にコイルをそれぞれ
半田付けするものであるから、通電時にはコイルからバ
スバーに直接給電されるか、小給電部を介して給電する
場合には少なくともバスバーと同じ幅に形成するので、
局部加熱を生じたり、電圧降下を生じたりすることはな
く、小給電部とバスバーに分けてその間にコイルを挿入
すればよいので、分割しない場合にはコイルと端子の構
造が複雑にならざるを得なかったが、非常に簡単で取付
作業が容易で、低コストでコイルの取り付けを行うこと
ができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1は本発明の車両用後部窓ガラスを示す、端
子、コイルなどを装着する前の正面図、図2は別の窓ガ
ラスを示す、端子、コイルなどを装着する前の正面図、
図3と図4はそれぞれ実施例1と実施例2におけるコイ
ルの取り付け構造を示す要部斜視図、図5は従来の自動
車用後部窓ガラスに配設されたガラスアンテナの全体を
示す概略図である。
【0011】実施例1 図1、図3を参照しながら、小給電部に給電用端子を半
田付けするとともに、コイルの両端に装着された端子片
を小給電部とバスバーの先端部に半田付けする場合につ
いて例示する。
【0012】車両用後部窓ガラスを構成する板ガラス1
の車内側に、アンテナ用の導電線条2とともに、複数の
加熱用導電線条3と一方の片側に接続される2分割され
た給電用のバスバー41 、42 、他方の片側に接続され
るバスバー43 、バスバーと同じ幅の一対の小給電部5
1 、52 を、導電ペーストによりスクリーン印刷、焼成
して形成する。
【0013】このようにして得られた板ガラス1の一対
の小給電部51 、52 に給電用端子61 、62 を半田付
けし、インダクタンスが1μHであって、フェライト製
のコアに導線を巻いた一対のコイル71 、72 の両端に
端子片をそれぞれ811、812と821、822として装着し
たものをそれぞれ小給電部51 、バスバー41 と小給電
部52 、バスバー42 に半田付けする。
【0014】その後図5に示す(チョークコイルから電
源側の接続は本発明と従来例は同じである)チョークコ
イルCCに接続されるリード線91 、92 の先端に装着
される雌型端子10(嵌合部は図示しない)を給電端子
1 、62 に嵌め込む。
【0015】このようなアンテナによってAMラジオ放
送波とFMラジオ放送波を受信して、コイル71 とコイ
ル72 を挿入しない場合と比較すると、AMラジオ放送
波に対しては同等の受信利得が得られたが、FMラジオ
放送波に対してはほぼ4dBほど平均値で受信利得が向
上した。
【0016】実施例2 図4に示すように、小給電部51 に給電用端子61 を、
バスバー41 にも補助端子111 を半田付けし、コイル
1 の両端に装着された端子片811、812を給電用端子
1 と補助端子111 に嵌め込むもので、図示しない下
半分にも小給電部を形成、同様の接続を行うようにした
以外は実施例1と同じ構成にしたものであり、実施例1
と同様、FMラジオ放送波などの超短波を受信するとき
に受信利得を向上させることができる。
【0017】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。コイルについて、実施例のもの以外にもF
Mラジオ放送波などの超短波帯域において充分な透磁率
をもつ磁性体コアを使用したものであって、小型のもの
であればよく、そのインダクタンスは、FMラジオ放送
波など超短波帯域の電波受信時に加熱用導電線条と車体
との間で形成される静電容量と並列共振するように、
0.1μH〜3μHの範囲にすると好ましい。また、そ
の取り付け構造は、実施例2のように補助端子を使用す
る場合に給電用端子と端子片、補助端子と端子片を一体
構造にしてコイルが給電用端子と補助端子に直接半田付
けするような構造にしてもよく、さらにコイルとその両
端の端子片をケースに収納する構造にしてもよい。
【0018】小給電部については、実施例1のように小
給電部を介して、加熱時の比較的大きな電流が流れる場
合には、少なくともバスバーと同じ程度の幅があった方
がよいが、実施例2のように給電端子から直接コイルに
流れる構造の場合には給電端子を取り付ける大きさがあ
ればよい。
【0019】また、2分割されたバスバーの間隔が狭い
場合には図2に示すように加熱用導電線条のそれぞれ最
も内側の導電線条のバスバー寄りを屈曲させて、バスバ
ーの間隔を広げてもよい。
【0020】アンテナパターンについて、実施例の符号
2で示すアンテナ以外にもFMラジオ放送波あるいはと
TV放送波を受信できる各種のアンテナを採用すること
ができ、最下部のアンテナ線条は最上部の加熱用導電線
条に近接させてAMラジオ放送波受信時に加熱用の導電
線条で受信した電波を効率よく利用する必要がある。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、加熱用導電線条から電
波が車体に漏洩するのを抑制するだけでなく、加熱時に
局部加熱を生ずることがなく、コイルの占有空間も小さ
くて済み、しかも簡単な構造で接続作業も容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用の後部窓ガラスを示す、端子、
コイルなどを装着する前の正面図である。
【図2】本発明の別の車両用の後部窓ガラスを示す、端
子、コイルなどを装着する前の正面図である。
【図3】実施例1におけるコイルの取り付け構造を示す
要部斜視図である。
【図4】実施例2におけるコイルの取り付け構造を示す
要部斜視図である。
【図5】従来の自動車用後部窓ガラスに配設されたガラ
スアンテナの全体を示す概略図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 2 アンテナ 3 加熱用導電線条 41 〜43 バスバー 51 、52 一対の小給電部 61 、62 給電用端子 71 、72 一対のコイル 811、812、821、822 端子片 111 補助端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱用導電線条のバスバーが上下に2分
    割され、該バスバーに接続されるガラスアンテナ用の高
    周波コイルの取付構造において、前記2分割されたバス
    バーの間に別の一対の小給電部を設け、該給電部とバス
    バーの間に一対のコイルを挿入するようにしたことを特
    徴とする高周波コイルの取付構造。
  2. 【請求項2】一対の小給電部に給電用端子を半田付けす
    るとともに、一対のコイルの両端に装着された端子片を
    小給電部とバスバーの先端部に半田付けするようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の高周波コイルの取付構
    造。
  3. 【請求項3】一対の小給電部に給電用端子を半田付けす
    るとともに、バスバーの先端部にも補助端子を半田付け
    し、一対のコイルの両端に装着された端子片を小給電部
    とバスバーの先端部に半田付けされた端子に嵌め込むよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の高周波コイル
    の取付構造。
  4. 【請求項4】分割されたバスバーに接続される加熱用導
    電線条のそれぞれ最も内側の導電線条のバスバー寄りを
    屈曲させて、2分割されたバスバーの間隔を広げるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の高周波コイルの
    取付構造。
JP6297201A 1994-11-30 1994-11-30 高周波コイルの取り付け構造 Pending JPH08162825A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236190A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Sumida Corporation ウィンドウシステム
JP2013112122A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Toyota Motor Corp ウインドガラス構造
JP2016051866A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 日本圧着端子製造株式会社 チョークコイル用接続端子及びこれを用いたノイズフィルタ
JP2020074303A (ja) * 2019-12-24 2020-05-14 日本板硝子株式会社 ガラス板モジュール

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