JP6470930B2 - 分配器及び平面アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、分配器及び平面アンテナに係り、さらに詳しくは、いずれも誘電体基板上に形成されたマイクロストリップ線路からなる入力線路及び出力線路が接続され、給電点から入力線路を介して分岐点に供給された高周波電力を2以上の出力線路へ分配する分配器の改良に関する。
マイクロストリップアンテナは、略等幅で延びる給電線路と、給電線路を伝搬する進行波により励振される放射素子とが誘電体基板上に形成された平面アンテナであり、導波管等を用いて給電される。給電線路は、誘電体基板の表面に形成されるマイクロストリップ導体と、誘電体基板の裏面に形成される接地板とにより構成されるマイクロストリップ線路である。この様な平面アンテナでは、放射素子の数に応じて高周波電力を分配するために、分配器が用いられる。分配器は、給電点から入力線路を介して分岐点に供給された高周波電力を2以上の出力線路へ分配する電力分配回路である(例えば、特許文献1及び2)。
特開平11−330811号公報 特開2001−196816号公報
従来の分配器では、反射量が多く、挿入損失が大きいという問題があった。また、反射量を低減させるために、インピーダンス変成器を設ければ、出力線路の電力分配の比率が変化してしまうという問題があった。
図8は、従来の分配器100及び110を示した図である。図中の(a)には、上下方向に延びる入力線路Linを介して供給される高周波電力を出力線路Lo1〜Lo3に分配する分配器100が従来例1として示されている。この分配器100は、誘電体基板上に形成された導体パターンからなり、入力線路Lin及び出力線路Lo1〜Lo3が接続された分岐点101を有し、入力線路Linの上端102を給電点として高周波電力が供給される。また、出力線路Lo1及びLo3は、左右方向に延び、出力線路Lo2は、上下方向に延びている。
出力線路Lo1〜Lo3に対する電力分配の比率は、出力線路Lo1〜Lo3の特性インピーダンスによって決定される。また、給電線路の特性インピーダンスは、線路幅、誘電体基板の誘電率、誘電体基板の厚さ等によって決定される。このため、出力線路Lo1〜Lo3の線路幅を変更すれば、出力線路Lo1〜Lo3に対する電力分配の比率を調整することができる。しかしながら、図示した分配器100では、反射量が多く、挿入損失が大きかった。
図中の(b)には、分岐点101の入力側にインピーダンス変成器111を備えた分配器110が従来例2として示されている。この分配器110には、入力線路Linの下端部の線路幅を左右に拡大させた形状のインピーダンス変成器111が設けられている。インピーダンス変成器111は、入力線路Linと分岐点101とを整合させるための整合回路であり、出力線路Lo1及びLo3の入力側の側辺に隣接して配置されている。インピーダンス変成器111の線路長方向の長さは、管内波長の略1/4倍であり、左右方向の長さは、入力線路Linの特性インピーダンスと分岐点101の合成インピーダンスとの相乗平均に対応する値からなる。
図9は、図8の分配器100及び110の動作特性を示した図であり、出力線路Lo2の透過量を1.00とした場合の反射量と出力線路Lo1及びLo3の透過量とが示されている。分配器100の場合、出力線路Lo1及びLo3の透過量が0.88であるのに対し、反射量は0.83であり、透過量と同程度の高周波電力が分岐部101で反射されることが判る。この様に反射量が多ければ、出力線路Lo1〜Lo3に供給される高周波電力が少なくなってしまう。
一方、分配器110の場合、反射量は0.09であり、極めて少なくなっている。しかし、出力線路Lo1及びLo3の透過量は0.81であり、インピーダンス変成器111を備えない分配器100と比べ、電力分配の比率が小さくなっていることが判る。この様に出力線路Lo1〜Lo3間で電力分配の比率が変化すれば、各放射素子に高周波電力が適切に分配されず、所望の指向性が得られなくなってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、出力線路の電力分配の比率が変化するのを抑制しつつ、挿入損失を低減させることができる分配器を提供することを目的とする。特に、出力線路の線路幅に対応する値から電力分配の比率が変化するのを抑制しつつ、挿入損失を低減させることができる分配器を提供することを目的とする。
また、本発明は、分配器の挿入損失を低減させつつ、所望の指向性を得ることができる平面アンテナを提供することを目的とする。
第1の本発明による分配器は、いずれも誘電体基板上に形成されたマイクロストリップ線路からなる入力線路及び出力線路が接続され、給電点から上記入力線路を介して分岐点に供給された高周波電力を2以上の上記出力線路へ分配する分配器であって、上記入力線路に形成され、上記分岐点から離間し、線路幅が上記入力線路の上記給電点側の線路幅及び上記分岐点側の線路幅よりも広い矩形状のスタブ領域を備え、上記スタブ領域が、管内波長をλgとし、整数nを用いて、上記給電点側の辺と上記入力線路に略垂直な上記出力線路の入力側の側辺との距離が(λg/4)×(2n+1)と略一致する位置に配置されているように構成される。
この様な構成によれば、伝搬経路の差が半波長の奇数倍になるので、入力線路を伝搬して、スタブ領域の給電点側の辺の位置で反射された反射波と、入力線路に略垂直な出力線路の入力側の側辺の位置で反射された反射波とが干渉によって打ち消し合う。このため、高周波電力が入力線路を介して分岐点に供給された際の反射量を少なくすることができ、分配器の挿入損失を低減させることができる。また、スタブ領域を分岐点から離間させたことにより、スタブ領域と分岐点との間に、線路幅がスタブ領域よりも狭い領域が形成されるので、スタブ領域と出力線路との電磁的な結合を弱めることができる。このため、出力線路の線路幅に対応する値から電力分配の比率が変化するのを抑制することができる。
第2の本発明による分配器は、上記構成に加え、上記スタブ領域が、整数mを用いて、線路長方向の長さが(λg/4)×(2m+1)と略一致しているように構成される。この様な構成によれば、伝搬経路の差が半波長の奇数倍になるので、入力線路を伝搬して、スタブ領域の給電点側の辺の位置で反射された反射波と、スタブ領域の給電点とは反対側の辺、すなわち、分岐点側の辺の位置で反射された反射波とが干渉によって打ち消し合う。このため、高周波電力が入力線路を介して分岐点に供給された際の反射量をより少なくすることができる。
第3の本発明による分配器は、上記構成に加え、上記入力線路が、上記スタブ領域よりも上記分岐点側の線路幅が上記スタブ領域よりも上記給電点側の線路幅と略一致しているように構成される。この様な構成によれば、入力線路の線路幅がスタブ領域を設けない場合と同じになるので、出力線路に対する電力分配に関し、スタブ領域を設けない場合に準じた電力分配の比率を実現することができる。
第4の本発明による分配器は、上記構成に加え、上記スタブ領域が、上記入力線路の両側辺から互いに反対方向に突出する2つの突出部分を含むように構成される。この様な構成によれば、入力線路と入力線路に略垂直な2つの出力線路とが分岐点で接続された分配器の場合に、これらの出力線路に対し、高周波電力を均等に分配させることができる。
第5の本発明による分配器は、上記構成に加え、上記分岐点が、上記入力線路と、上記入力線路に略垂直な2つの上記出力線路と、上記入力線路に略平行な1つの出力線路とが接続された十字形状の領域からなるように構成される。この様な構成によれば、入力線路に略垂直な2つの出力線路に対する電力分配の比率が変化するのを抑制しつつ、分岐点による反射量を低減させることができる。
第6の本発明による平面アンテナは、誘電体基板上に形成されたマイクロストリップ線路からなる給電線路と、いずれも上記給電線路からなる入力線路及び出力線路が接続され、給電点から上記入力線路を介して分岐点に供給された高周波電力を2以上の上記出力線路へ分配する分配器と、上記出力線路を伝搬する進行波により励振される2以上の放射素子とを備え、上記分配器が、上記入力線路に形成され、上記分岐点から離間し、線路幅が上記入力線路の上記給電点側の線路幅及び上記分岐点側の線路幅よりも広い矩形状のスタブ領域を有し、上記スタブ領域が、管内波長をλgとし、整数nを用いて、上記給電点側の辺と上記入力線路に略垂直な上記出力線路の入力側の側辺との距離が(λg/4)×(2n+1)と略一致する位置に配置されているように構成される。
この様な構成によれば、伝搬経路の差が半波長の奇数倍になるので、入力線路を伝搬して、スタブ領域の給電点側の辺の位置で反射された反射波と、入力線路に略垂直な出力線路の入力側の側辺の位置で反射された反射波とが干渉によって打ち消し合う。このため、高周波電力が入力線路を介して分配器の分岐点に供給された際の反射量を少なくすることができ、分配器の挿入損失を低減させることができる。また、スタブ領域を分岐点から離間させたことにより、スタブ領域と分岐点との間に、線路幅がスタブ領域よりも狭い領域が形成されるので、スタブ領域と出力線路との電磁的な結合を弱めることができる。このため、出力線路の線路幅に対応する値から電力分配の比率が変化するのを抑制することができる。従って、この平面アンテナでは、分配器により高周波電力が各出力線路に適切に分配され、各放射素子に供給されるので、所望の指向性を得ることができる。
本発明によれば、出力線路の電力分配の比率が変化するのを抑制しつつ、挿入損失を低減させることができる分配器を提供することができる。特に、出力線路の線路幅に対応する値から電力分配の比率が変化するのを抑制しつつ、挿入損失を低減させることができる分配器を提供することができる。
また、本発明による平面アンテナでは、分配器の挿入損失を低減させつつ、所望の指向性を得ることができる。
本発明の実施の形態による平面アンテナ1の一構成例を示した図であり、平面アンテナ1の表面が示されている。 図1の分配器4の構成例を示した図である。 図2の分配器4の動作特性の一例を示した図であり、出力線路Lo2の透過量を1.00とした場合の反射量と出力線路Lo1及びLo3の透過量とが示されている。 分配器4の動作特性の一例を示した図であり、入力辺42aの位置を変えずにスタブ長Lsを変化させた場合の反射特性が示されている。 分配器4の動作特性の一例を示した図であり、出力辺42bの位置を変えずにスタブ長Lsを変化させた場合の反射特性が示されている。 分配器4の動作特性の一例を示した図であり、距離dが管内波長λgの1/2倍の整数倍となる位置に入力辺42aを固定した場合の反射特性が示されている。 分配器4の他の構成例を示した図である。 従来の分配器100及び110を示した図である。 図8の分配器100及び110の動作特性を示した図である。
以下の説明において、上下左右とは、図面の紙面を基準とした上下左右を指す。
<平面アンテナ1>
図1は、本発明の実施の形態による平面アンテナ1の一構成例を示した図であり、平面アンテナ1の表面が示されている。平面アンテナ1は、平板状に成形された誘電体基板10の両面に導電層が形成されたマイクロストリップアンテナであり、導波管(図示せず)を介して高周波電力が供給される。この平面アンテナ1では、誘電体基板10上に、変換器2、給電線路3、分配器4、放射素子5及び整合素子6が形成されている。導波管は、マイクロ波又はミリ波帯の電磁波を管軸方向に伝送させる中空の構造体からなり、誘電体基板10の裏面から突出するように配置される。
誘電体基板10は、誘電体からなるアンテナ用の基板である。例えば、誘電体基板10には、フッ素樹脂等の絶縁性樹脂からなる矩形状のプリント基板が用いられる。給電線路3は、進行波が伝搬する伝送線路であり、誘電体基板10の表面に沿って概ね等幅で延びるマイクロストリップ線路からなる。
給電線路3は、誘電体基板10と、誘電体基板10の表面に形成されるマイクロストリップ導体と、誘電体基板10の裏面に形成される接地板(図示せず)とにより構成される。接地板は、給電線路3や分配器4に対してグランド電極として機能する導体パターンであり、誘電体基板10の裏面全体を概ね覆っている。
変換器2は、導波管と給電線路3との間で高周波電力の変換を行う電力変換回路であり、接地板に形成された開口部21と、この開口部21内に形成された整合素子22と、誘電体基板10の表面に形成された短絡板23とにより構成される。導波管は、端面を接地板に接触させた状態で平面アンテナ1に固定される。
開口部21は、導波管を閉鎖する矩形状の閉鎖領域を形成し、導波管の広壁及び狭壁に対応する寸法からなる。例えば、開口部21は、接地板を貫通する横長の矩形貫通孔からなり、長辺を導波管の広壁に一致させ、短辺を狭壁に一致させて配置されている。整合素子22は、電磁波を共振させる共振器であり、開口部21内に島状に形成された矩形状の導体パターンからなる。
短絡板23は、導波管を短絡させるための矩形状の導体パターンからなり、開口部21を覆うとともに、給電線路3を配置するための切り欠き23aが形成されている。切り欠き23aは、開口部21の左右方向の中央部に形成され、上下方向に延びる給電線路3の上端部が配置されている。給電線路3の上端部は、開口部21の長辺及び整合素子22の下辺を跨いでいる。この平面アンテナ1では、変換器2を給電点として高周波電力が給電線路3に供給される。
分配器4は、入力線路Lin及び出力線路Lo1〜Lo3が接続され、給電点から入力線路Linを介して分岐点41に供給された高周波電力を2以上の出力線路Lo1〜Lo3へ分配する電力分配回路である。この分配器4は、高周波電力を3つの出力線路Lo1〜Lo3に分配する3分岐型の分配回路であり、入力線路Lin及び出力線路Lo1〜Lo3が接続された分岐点41と、線路幅が入力線路Linよりも広いスタブ領域42とを有している。
入力線路Lin及び出力線路Lo1〜Lo3は、いずれも誘電体基板10上に形成されたマイクロストリップ線路からなる給電線路3である。入力線路Linは、分岐点41から上方に向けて直線状に延び、上端部が短絡板23の切り欠き23a内に配置されている。出力線路Lo1は、分岐点41から左方に向けて直線状に延びている。この出力線路Lo1は、途中で折れ曲がり、下方に延びる給電線路3に接続している。
出力線路Lo2は、分岐点41から下方に向けて直線状に延びている。出力線路Lo3は、分岐点41から右方に向けて直線状に延びている。この出力線路Lo3は、途中で折れ曲がり、下方に延びる給電線路3に接続している。スタブ領域42は、分岐点41による反射を抑制する反射抑制素子として機能し、入力線路Linに設けられている。
放射素子5は、給電線路3を伝搬する進行波により励振され、電磁波を自由空間へ放射するアンテナ素子であり、給電線路3と交差する方向に延伸する形状を有する。この放射素子5は、一端が給電線路3に接続され、他端は開放されている。放射素子5の素子長は、管内波長λgの略1/2倍である。管内波長λgは、給電線路3を伝搬する電磁波の波長である。
この平面アンテナ1では、2以上の放射素子5が給電線路3に沿って形成され、各放射素子5が矩形状の導体パターンからなる。放射素子5の数や形状は、平面アンテナ1に要求される性能や指向特性に応じて決定される。整合素子6は、給電線路3を終端させる終端回路であり、矩形状の導体パターンからなる。この整合素子6は、給電線路3の下端に配置されている。
出力線路Lo2には、6つの放射素子5が配置され、出力線路Lo1及びLo3には、それぞれ4つの放射素子5が配置されている。これらの放射素子5は、同位相で偏波面が揃った電磁波を自由空間へ放射するように配置され、いずれも給電線路3の側辺に対し、傾斜している。また、放射素子5は、給電線路3の両側辺に設けられている。
給電線路3の右側の側辺に沿って形成された放射素子5は、互いに同位相で励振されるように所定の間隔で配置されている。例えば、各放射素子5は、管内波長λgの整数倍の間隔を空けて配置されている。また、これらの放射素子5は、互いに平行となるように配置され、偏波面を揃えている。さらに、所望の指向性が得られるように、各放射素子5の素子幅を異ならせている。例えば、給電点から遠くなるほど、放射素子5の素子幅が大きくなっている。給電線路3の左側の側辺に沿って形成された放射素子5についても、給電線路3の右側の側辺に沿って形成された放射素子5と同様に構成されている。
変換器2、給電線路3、分配器4、放射素子5及び整合素子6を構成する導体パターンは、誘電体基板10に金属薄膜、例えば、銅箔を貼り付け、誘電体基板10上の金属薄膜をエッチング加工等によりパターニングすることによって製作される。給電線路3の線路幅は、送受信させる電磁波の周波数、帯域幅及び放射特性に応じて決定される。また、給電線路3の線路幅は、管内波長λgに比べて短い。
<分配器4>
図2は、図1の分配器4の構成例を示した図である。図中の(a)には、図1の分配器4が拡大して示され、(b)には、分配器4の変形例が示されている。出力線路Lo1及びLo3は、いずれも入力線路Linに略垂直な給電線路である。また、出力線路Lo2は、入力線路Linに略平行な給電線路である。入力線路Lin及び出力線路Lo1〜Lo3は、線路幅が概ね一致している。
分配器4は、十字形状の領域からなる分岐点41と、矩形状のスタブ領域42とにより構成される。スタブ領域42は、入力線路Linに形成され、分岐点41から離間し、入力線路Linの線路幅を左右方向に広げた凸形状からなる。ここで、入力線路Linのうち、スタブ領域42よりも給電点側の部分を第1領域Laと呼び、スタブ領域42よりも分岐点側の部分を第2領域Lbと呼ぶことにする。
スタブ領域42は、線路幅Wsが第1領域Laの線路幅及び第2領域Lbの線路幅よりも広い矩形領域からなる。従って、第2領域Lbは、スタブ領域42よりも線路幅が狭く、スタブ領域42と出力線路Lo1及びLo3との間の電磁的な結合を弱める結合緩衝領域として機能する。
(a)に示した分配器4の場合、スタブ領域42は、入力線路Linの両側辺3aから互いに反対方向に突出する2つの突出部分を含んでいる。突出部分の左右方向の長さは、入力線路Linの左右で略一致している。すなわち、入力線路Linの右側の側辺3aから突出する突出部分の長さと、入力線路Linの左側の側辺3aから突出する突出部分の長さとは、概ね同一である。この様に構成することにより、出力線路Lo1及びLo3に対し、高周波電力を均等に分配させることができる。(b)に示した分配器4の場合、スタブ領域42は、入力線路Linの右側の側辺3aから突出する1つの突出部分を含んでいる。
スタブ領域42は、突出部分の先端が開放端からなり、オープンスタブに相当する。このスタブ領域42は、管内波長をλgとし、整数nを用いて、スタブ領域42の入力辺42aと出力線路Lo1及びLo3の入力側の側辺3aとの距離dが(λg/4)×(2n+1)と略一致する位置に配置されている。入力辺42aは、スタブ領域42の左右方向に延びる2つの辺のうち、給電点側の辺である。ここでいう略一致は、距離dと(λg/4)×(2n+1)とのずれが、管内波長λgに比べて十分に小さいことである。例えば、上記ずれは、λg/8以下である。
この様に構成することにより、伝搬経路の差2dが半波長(λg/2)の奇数倍になるので、入力線路Linを伝搬して、スタブ領域42の入力辺42aの位置で反射された反射波と、出力線路Lo1及びLo3の入力側の側辺3aの位置で反射された反射波とが干渉によって打ち消し合う。このため、高周波電力が入力線路Linを介して分岐点41に供給された際の反射量を少なくすることができ、分配器4の挿入損失を低減させることができる。このことは、給電点側から見た場合の入力インピーダンスが、スタブ領域42の入力辺42aの位置と分岐点41における出力線路Lo1及びLo3の入力側の側辺3aの位置とで整合することによるものと理解することができる。
また、スタブ領域42を分岐点41から離間させたことにより、分岐点41とスタブ領域42との間に、スタブ領域42よりも線路幅が狭い第1領域Lbが形成されるので、スタブ領域42と出力線路Lo1及びLo3との電磁的な結合を弱めることができる。このため、出力線路Lo1及びLo3の線路幅に対応する値から電力分配の比率が変化するのを抑制することができる。
スタブ領域42は、整数mを用いて、スタブ長Lsが(λg/4)×(2m+1)と略一致している。スタブ長Lsは、線路長方向、すなわち、上下方向の長さであり、スタブ領域42の左右方向に延びる2つの辺のうち、給電点とは反対側の辺、すなわち、分岐点側の辺を出力辺42bと呼べば、入力辺42aと出力辺42bとの距離に相当する。入力辺42a及び出力辺42bは、いずれも入力線路Linの側辺3aに略垂直な辺である。例えば、分配器4は、d=(λg/4)×3、Ls=(λg/4)、d=(λg/2)の導体パターンからなる。
この様に構成することにより、伝搬経路の差2Lsが半波長(λg/2)の奇数倍になるので、入力線路Linを伝搬して、スタブ領域42の入力辺42aの位置で反射された反射波と、スタブ領域42の出力辺42bの位置で反射された反射波とが干渉によって打ち消し合う。このため、高周波電力が入力線路Linを介して分岐点41に供給された際の反射量をより少なくすることができる。
なお、出力辺42bと出力線路Lo1及びLo3の入力側の側辺3aとの距離dは、d=(d−Ls)である。このため、距離dがd=(λg/4)×(2n+1)であり、かつ、スタブ長LsがLs=(λg/4)×(2m+1)である場合、距離dは、半波長(λg/2)の整数倍からなる。
スタブ領域42の線路幅Wsは、入力線路Linや出力線路Lo1〜Lo3の特性インピーダンスによって決定される。例えば、線路幅Wsは、入力線路Linの特性インピーダンスと分岐点41の合成インピーダンスとの相乗平均に対応する長さからなる。また、第2領域Lbの線路幅は、第1領域Laと略一致している。この様に構成することにより、入力線路Linの線路幅がスタブ領域42を設けない場合と同じになるので、出力線路Lo1及びLo3に対する電力分配に関し、スタブ領域42を設けない場合に準じた電力分配の比率を実現することができる。
図3は、図2の分配器4の動作特性の一例を示した図であり、出力線路Lo2の透過量を1.00とした場合の反射量と出力線路Lo1及びLo3の透過量とが示されている。図2の(a)に示した分配器4の場合、出力線路Lo1及びLo3の透過量が0.88であるのに対し、反射量は0.09であり、極めて少なくなっている。
この分配器4の動作特性と、インピーダンス変成器111を備えた分配器110の動作特性とを比較すれば、分配器4は、分配器110と同程度に反射を抑えられることが判る。一方、出力線路Lo1及びLo3の透過量は0.88であり、インピーダンス変成器111を備えない分配器100に準じた電力分配の比率を実現していることが判る。
図2の(b)に示した分配器4の場合、出力線路Lo1の透過量が0.89であり、出力線路Lo3の透過量が0.88であるのに対し、反射量は0.14であり、極めて少なくなっている。この分配器4では、スタブ領域42が入力線路Linの側辺3aから突出する長さが、入力線路Linの左右で非対称であることから、電力分配の比率が左右で異なっている。
つまり、スタブ領域42の突出長を左右で異ならせることにより、出力線路Lo1及びLo3への電力分配の比率を調整することができる。例えば、出力線路Lo3側(右側)の突出長を長くすることにより、出力線路Lo1への電力分配の比率を出力線路Lo3よりも高くすることができる。
図4は、分配器4の動作特性の一例を示した図であり、入力辺42aの位置を変えずにスタブ長Lsを変化させた場合の反射特性が示されている。この図には、横軸をスタブ長(λg)とし、縦軸を反射量(dB)として、反射特性の解析結果が示されている。例えば、入力辺42aは、出力線路Lo1及びLo3の入力側の側辺3aからの距離dが、管内波長λgの2倍を超える位置に固定される。
この解析結果によれば、反射量は、スタブ長Ls=0の場合、すなわち、スタブ領域42を設けない場合に、−7.1dBであるのに対し、Ls=0.14において極小値(−26.6)dB、Ls=0.64において極小値(−20.8)dB、Ls=1.20において極小値(−17.8)dBとなっている。つまり、スタブ長Lsがλg/4よりも短い所定値に到達すれば、反射量は、初めて極小となり、スタブ長Lsが長くなるにしたがって、概ねλg/2の繰り返し間隔で極小が出現している。
図5は、分配器4の動作特性の一例を示した図であり、出力辺42bの位置を変えずにスタブ長Lsを変化させた場合の反射特性が示されている。この図には、横軸をスタブ長(λg)とし、縦軸を反射量(dB)として、反射特性の解析結果が示されている。例えば、出力辺42bは、出力線路Lo1及びLo3の入力側の側辺3aからの距離dが、管内波長λgの1/2倍の位置に固定される。
この解析結果によれば、反射量は、スタブ長Ls=0の場合に、−7.1dBであるのに対し、Ls=0.14において極小値(−29.4)dB、Ls=0.64において極小値(−26.9)dB、Ls=1.13において極小値(−23.5)dBとなっている。つまり、スタブ長Lsがλg/4よりも短い所定値に到達すれば、反射量は、初めて極小となり、スタブ長Lsが長くなるにしたがって、概ねλg/2の繰り返し間隔で極小が出現している。
出力線路Lo1及びLo3の入力線路側の側辺3aからの距離dが、(λg/2)×(k+1)(kは1以上の整数)の位置に出力辺42bを固定する場合にも、λg/2の位置に出力辺42bを固定する場合と同様の反射特性が得られる。
図6は、分配器4の動作特性の一例を示した図であり、距離dが管内波長λgの1/2倍の整数倍となる位置に入力辺42aを固定した場合の反射特性が示されている。この図には、横軸をスタブ長(λg)とし、縦軸を反射量(dB)として、反射特性の解析結果が示されている。例えば、入力辺42aは、出力線路Lo1及びLo3の入力側の側辺3aからの距離dが、管内波長λgの2倍の位置に固定される。
この解析結果によれば、反射量は、スタブ長Ls=0の場合に、−7.1dBであるのに対し、Ls=0.49において極小値(−8.1)dB、Ls=0.99において極小値(−8.6)dB、Ls=1.48において極小値(−9.2)dBとなっている。しかしながら、これらの極小値は、目標とする反射量、例えば、−15dBよりも大きく、また、極小点以外では、スタブ領域42及び連結領域43を設けない場合よりも反射量が多く、整合が取れるスタブ長Lsが存在しないことが判る。
この様な反射特性になるのは、給電点側から見た場合の入力インピーダンスが、スタブ領域42の入力辺42aの位置と分岐点41における出力線路Lo1及びLo3の入力側の側辺の位置とで同じであり(両位置は、反射波が同位相で合成される位置関係にあり)、スタブ長Lsを変化させても、整合が取れないためと考えられる。
図4〜図6に示した反射特性の解析結果から、(1)スタブ領域42を距離dが(λg/4)×(2n+1)と略一致する位置に配置することにより、整合が取れ、分配器4による反射量が従来よりも少なくなることが判る。特に、(2)スタブ領域42のスタブ長Lsを(λg/4)×(2m+1)と略一致させることにより、反射量が最も少なくなることが判る。一方、(3)スタブ領域42を距離dが(λg/2)×2と一致する位置に配置した場合は、整合が取れず、分配器4による反射量が従来よりも多くなることが判る。
図7は、分配器4の他の構成例を示した図である。図中の(a)には、出力線路Lo3の線路幅が入力線路Lin、出力線路Lo1及びLo2に比べて狭い3分岐型の分配器4が示されている。図中の(b)には、出力線路Lo2の線路幅が入力線路Lin及び出力線路Lo1よりも狭く、出力線路Lo3の線路幅が出力線路Lo2よりも狭い3分岐型の分配器4が示されている。
分岐点41は、いずれも十字形状の領域からなる。スタブ領域42の線路幅Wsは、分岐点41の合成インピーダンスに対応して、(b)の分配器4の方が(a)の分配器4よりも狭くなっている。この様な入力線路Linに関して非対称な分配器4であっても、出力線路Lo1〜Lo3の電力分配の比率が変化するのを抑制しつつ、挿入損失を低減させることができる。
図中の(c)には、高周波電力を2つの出力線路Lo1及びLo2に分配する2分岐型の分配器4が示されている。この分配器4では、分岐点41がT字形状の領域からなり、出力線路Lo1及びLo2が入力線路Linと略直角に交差している。この様な分配器4であっても、出力線路Lo1及びLo2の電力分配の比率が変化するのを抑制しつつ、挿入損失を低減させることができる。
図中の(d)には、高周波電力を4つの出力線路Lo1〜Lo4に分配する4分岐型の分配器4が示されている。 この分配器4では、出力線路Lo1及びLo4が入力線路Linと略直角に交差している。また、出力線路Lo1及びLo4の線路幅が入力線路Linよりも狭く、出力線路Lo2及びLo3の線路幅が出力線路Lo1及びLo4よりも狭くなっている。この様な分配器4であっても、出力線路Lo1〜Lo4の電力分配の比率が変化するのを抑制しつつ、挿入損失を低減させることができる。
本実施の形態によれば、高周波電力が入力線路Linを介して分岐点41に供給された際の反射量を少なくすることができ、分配器4の挿入損失を低減させることができる。特に、入力線路Linに略垂直な2つの出力線路Lo1及びLo3に対する電力分配の比率が変化するのを抑制しつつ、分岐点41による反射量を低減させることができる。また、スタブ領域42を分岐点41から離間させたことにより、スタブ領域42と分岐点41との間に、線路幅がスタブ領域42よりも狭い第2領域Lbが形成されるので、スタブ領域42と出力線路Lo1〜Lo3との電磁的な結合を弱めることができる。
なお、本実施の形態では、第2領域Lbの線路幅が第1領域Laと略一致している場合の例について説明したが、本発明は、第2領域Lbの線路幅をこれに限定するものではない。例えば、第2領域Lbの線路幅は、スタブ領域42の線路幅Wsよりも狭ければ、第1領域Laの線路幅よりも広く、或いは、第1領域Laの線路幅よりも狭くても良い。
また、本実施の形態では、距離dが(λg/4)×(2n+1)と略一致する位置にスタブ領域42が配置され、スタブ長Lsが(λg/4)×(2m+1)と略一致している場合の例について説明したが、本発明は、スタブ領域42の構成をこれに限定するものではない。例えば、スタブ領域42は、距離dが(λg/4)×(2n+1)と略一致する位置に配置されていれば、スタブ長Lsが(λg/4)×(2m+1)と一致していないような構成であっても良い。また、d>Lsを満たしていれば、入力線路Linの第2領域Lbが存在することから、距離dが(λg/4)と略一致する位置にスタブ領域42を配置し、かつ、スタブ長Lsが(λg/4)と略一致しているような分配器も本発明には含まれる。
1 平面アンテナ
2 変換器
21 開口部
22 整合素子
23 短絡板
3 給電線路
3a 側辺
4 分配器
41 分岐点
42 スタブ領域
42a 入力辺
42b 出力辺
5 放射素子
6 整合素子
10 誘電体基板
Lin 入力線路
La 第1領域
Lb 第2領域
Lo1〜Lo3 出力線路
Ls スタブ長
Ws スタブ領域の線路幅

Claims (6)

  1. いずれも誘電体基板上に形成されたマイクロストリップ線路からなる入力線路及び出力線路が接続され、給電点から上記入力線路を介して分岐点に供給された高周波電力を2以上の上記出力線路へ分配する分配器において、
    上記入力線路に形成され、上記分岐点から離間し、線路幅が上記入力線路よりも広い矩形状のスタブ領域を備え、
    上記スタブ領域と上記分岐点との間に線路幅が上記スタブ領域よりも狭い領域が形成され、
    上記スタブ領域は、管内波長をλgとし、整数nを用いて、上記給電点側の辺と上記入力線路に略垂直な上記出力線路の入力側の側辺との距離が(λg/4)×(2n+1)と略一致する位置に配置されていることを特徴とする分配器。
  2. 上記スタブ領域は、整数mを用いて、線路長方向の長さが(λg/4)×(2m+1)と略一致していることを特徴とする請求項1に記載の分配器。
  3. 上記入力線路は、上記スタブ領域よりも上記分岐点側の線路幅が上記スタブ領域よりも上記給電点側の線路幅と略一致していることを特徴とする請求項1又は2に記載の分配器。
  4. 上記スタブ領域は、上記入力線路の両側辺から互いに反対方向に突出する2つの突出部分を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の分配器。
  5. 上記分岐点は、上記入力線路と、上記入力線路に略垂直な2つの上記出力線路と、上記入力線路に略平行な1つの出力線路とが接続された十字形状の領域からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の分配器。
  6. 誘電体基板上に形成されたマイクロストリップ線路からなる給電線路と、
    いずれも上記給電線路からなる入力線路及び出力線路が接続され、給電点から上記入力線路を介して分岐点に供給された高周波電力を2以上の上記出力線路へ分配する分配器と、
    上記出力線路を伝搬する進行波により励振される2以上の放射素子とを備え、
    上記分配器は、上記入力線路に形成され、上記分岐点から離間し、線路幅が上記入力線路よりも広い矩形状のスタブ領域を有し、
    上記スタブ領域と上記分岐点との間に線路幅が上記スタブ領域よりも狭い領域が形成され、
    上記スタブ領域は、管内波長をλgとし、整数nを用いて、上記給電点側の辺と上記入力線路に略垂直な上記出力線路の入力側の側辺との距離が(λg/4)×(2n+1)と略一致する位置に配置されていることを特徴とする平面アンテナ。
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