JP6463050B2 - 通信装置およびその制御方法ならびにプログラム - Google Patents

通信装置およびその制御方法ならびにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6463050B2
JP6463050B2 JP2014182504A JP2014182504A JP6463050B2 JP 6463050 B2 JP6463050 B2 JP 6463050B2 JP 2014182504 A JP2014182504 A JP 2014182504A JP 2014182504 A JP2014182504 A JP 2014182504A JP 6463050 B2 JP6463050 B2 JP 6463050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
connection
external device
wireless lan
battery level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014182504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016058833A5 (ja
JP2016058833A (ja
Inventor
俊幸 高木
俊幸 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014182504A priority Critical patent/JP6463050B2/ja
Priority to US14/837,646 priority patent/US9596336B2/en
Publication of JP2016058833A publication Critical patent/JP2016058833A/ja
Publication of JP2016058833A5 publication Critical patent/JP2016058833A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6463050B2 publication Critical patent/JP6463050B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones
    • H04M1/72403User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality
    • H04M1/72409User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality by interfacing with external accessories
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones
    • H04M1/72403User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality
    • H04M1/72409User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality by interfacing with external accessories
    • H04M1/72412User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality by interfacing with external accessories using two-way short-range wireless interfaces

Description

本発明は、通信装置およびその制御方法ならびにプログラムに関し、特に異なる通信方式を用いた外部装置との接続技術に関する。
携帯電話機と無線通信を介して接続し、画像データの授受が可能なデジタルカメラが知られている。また、例えば無線LAN(Local Area Network)等による接続を確立する際に、当該接続に必要な通信パラメータを予め他の無線通信方式で送受信し、無線LANによる接続に必要なユーザ操作の一部を自動化する技術が知られている。特許文献1には、まずNFC(Near Field Communication。近接無線通信ともいう)による通信を行って無線LANによる通信に必要な通信パラメータを送受信し、その後無線LANによる接続を確立して移行する、いわゆるハンドオーバー技術が開示されている。
特開2013−157736号公報
ところで、デジタルカメラをオンラインストレージサービスなどに用いられるデータサーバ(ファイルサーバ)に無線LANなどの通信手段により接続し、デジタルカメラ内の画像等のデータをデータサーバに転送してバックアップする場合がある。特許文献1が示すように、ハンドオーバー技術を用いれば、デジタルカメラとデータサーバとの通信を確立するためのユーザ操作の一部を自動化し、データの転送を容易にすることができる。
しかし、データサーバのような据え置き型の外部装置にデータを転送する場合、ユーザは、ハンドオーバー後の無線LANによる通信中にデジタルカメラやデータサーバに対する操作を行わないことも多い。このため、例えばデジタルカメラの電池残量の不足等による異常に起因して無線LAN接続が中断または切断された場合、何らかの異常による中断の通知を行ってもユーザが気づかないおそれがある。例えば、ユーザがバックアップを開始させてその場を離れ、一定時間後に戻ったとき、そこで初めて異常による中断に気付いたのではこれまでの時間が無駄になってしまう。このため、ハンドオーバー後のデータ転送(即ちデータ通信)の可否について、近接無線通信を行う際に通知することが望まれる。他方、ユーザが手元で操作を行っている携帯電話機とのデータ転送では、ユーザは異常の発生を随時把握可能であり、操作性を考慮するとハンドオーバー処理は可能な限り短時間で完了することが望まれる。
本発明は、上述の従来技術の問題点に鑑みてなされ、ハンドオーバー後の通信についての通知を接続相手機器に応じて制御することが可能な通信装置およびその制御方法ならびにプログラムを提供することを目的とする。
この課題を解決するため、例えば本発明の通信装置は以下の構成を備える。すなわち、第1の通信手段および第1の通信手段とは異なる第2の通信手段を介して外部装置と接続することが可能な通信装置であって、外部装置に関する機器情報を、外部装置から第1の通信手段を介して取得する取得手段と、機器情報に基づいて、第2の通信手段を介した外部装置との接続処理を行う接続手段と、通信装置の内部状態を判定する判定手段と、外部装置との接続を制御する制御手段と、を有し、第1の通信手段を介して取得した機器情報が据え置き型の装置を示す情報である場合、判定手段による通信装置の電池残量の判定を実行した後に、制御手段は、判定手段による判定の結果に応じて第2の通信手段を介し外部装置と接続するか否かを判断し、電池残量が所定の電池残量よりも多い場合に第2の通信手段を介して外部装置と接続すると判断し、電池残量が該所定の電池残量よりも多くない場合に第2の通信手段を介して外部装置と接続しないと判断し、第1の通信手段を介して取得した機器情報が携帯型の装置を示す情報である場合、第2の通信手段を介した外部装置との接続を確立した後に、判定手段による通信装置の電池残量の判定を実行し、制御手段は、判定手段による判定の結果に応じて第2の通信手段を介した外部装置との接続を維持するか否かを判断し、電池残量が所定の電池残量よりも多い場合に第2の通信手段を介した外部装置の接続を維持すると判断し、電池残量が該所定の電池残量よりも多くない場合に第2の通信手段を介した外部装置と接続を維持しないと判断する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ハンドオーバー後の通信についての通知を接続機器に応じて制御することが可能になる。
本発明の実施形態に係る通信装置の一例としてのデジタルカメラの機能構成例を示すブロック図 本実施形態に係るデジタルカメラの無線LAN接続可否状態の条件を示す図 本実施形態に係る携帯電話機の機能構成例を示すブロック図(a)およびデータサーバの機能構成例を示すブロック図(b) 本実施形態に係るデジタルカメラと携帯電話もしくはデータサーバとのネットワーク構成を示す図 デジタルカメラと携帯電話機の接続シーケンスを示す図 デジタルカメラとデータサーバの接続シーケンスを示す図 実施形態1に係るデジタルカメラにおける接続処理の一連の動作を示すフローチャート 実施形態1に係る携帯電話機における接続処理の一連の動作を示すフローチャート 実施形態1に係るデータサーバにおける接続処理の一連の動作を示すフローチャート 実施形態2に係るデータサーバにおける記録媒体の状態取得処理(a)およびデジタルカメラにおける接続処理(b)の一連の動作を示すフローチャート
(実施形態1)
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では通信装置の一例として、外部装置としての携帯電話機やデータサーバと通信可能に接続される2つの無線通信手段を備えたデジタルカメラに本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明でいう通信装置は、デジタルカメラに限らず、このような通信手段を備えた任意の電子機器にも適用可能である。これらの電子機器には、例えば携帯電話機、ゲーム機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、時計型や眼鏡型の情報端末などが含まれてよい。
(デジタルカメラ100の構成)
図1は、本実施形態の通信装置の一例としてデジタルカメラ100の機能構成例を示すブロック図である。なお、図1に示す機能ブロックの1つ以上は、ASICやプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのハードウェアによって実現されてもよいし、CPUやMPU等のプログラマブルプロセッサがソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。また、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。従って、以下の説明において、異なる機能ブロックが動作主体として記載されている場合であっても、同じハードウェアが主体として実現されうる。
制御部101は、例えばCPUあるいはMPUであり、不揮発メモリ103に格納されたプログラムを作業用メモリ104の作業エリアに展開し、実行することにより、デジタルカメラ100全体を制御する。また、後述する携帯電話機300またはデータサーバ400との接続機器に応じた通信制御を行う。なお、制御部101がデジタルカメラ100全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、デジタルカメラ100全体を制御してもよい。
撮像部102は、例えば、光学レンズユニットと絞り・ズーム・フォーカスなど制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子などで構成される。撮像素子としては、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)が利用される。撮像部102は、制御部101による制御に応じて、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光学像を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理等の処理を行ったうえで画像データを出力する。撮像された画像データは不揮発メモリ103に蓄えられた後、制御部101により所定の演算が施されて記録媒体110に記録される。
不揮発メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、撮像された画像データが一時的に記録されるほか、制御部101で実行されるプログラム等が格納される。制御部101が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)や、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションソフトウェアが記録されている。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、デジタルカメラ100に対するユーザの指示を受け付け、制御部101に通知する。操作部105は例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、動画撮影を指示する動画撮影スイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンを含む。さらに、後述する接続部111を介して外部機器との通信を開始するための専用の接続ボタンなどの操作部材を含む。また、後述する表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれる。なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。このような操作が制御部101に通知されると、制御部101は、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備を開始する。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。制御部101は当該操作を受け付けた旨の通知を受けると、撮影を行うため各部を制御する。
表示部106は、撮影準備状態でのライブビュー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部106は必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は内部又は外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データを記録することができる。画像データは、例えばDCF(Design Rule for Camera File system)の規格に準拠した形式で記録される。記録媒体110は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体110にアクセス可能であればよい。
接続部111は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のデジタルカメラ100は、接続部111を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。例えば、撮像部102で生成した画像データを、接続部111を介して外部装置に送信することができる。なお、本実施形態では、接続部111は外部装置とIEEE802.11の規格に準拠した、いわゆる無線LANにより通信するためのインターフェースを含む。制御部101は、接続部111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は無線LANに限定されるものではなく、例えば、赤外線通信モジュール、Bluewtooth(登録商標)通信モジュール、WirelessUSB等の無線通信モジュールを含むことができる。さらには、USBケーブルやHDMI(登録商標),IEEE1394など、有線接続を採用してもよい。接続部111は第1の無線通信手段の一例である。
近接無線通信部112は、例えば無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路や通信コントローラから構成される。近接無線通信部112は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することでISO/IEC 18092の規格(いわゆるNFC:Near Field Communication)に従った非接触近接通信を実現する。本実施形態の近接無線通信部112は、デジタルカメラ100の側部に配される。
後述する携帯電話機300とは、互いの近接無線通信部を近接させることにより通信を開始して接続される。なお、近接無線通信部を用いて接続させる場合、必ずしも近接無線通信部同士を接触させる必要はない。近接無線通信部は一定の距離だけ離れていても通信することができるため、互いの機器を接続するためには、近接無線通信可能な範囲まで近づければよい。以下の説明では、この近接無線通信可能な範囲まで近づけることを、近接させる、とも記載する。
また、互いの近接無線通信部が近接無線通信の不可能な範囲にあれば、通信は開始されない。また、互いの近接無線通信部が近接無線通信の可能な範囲にあって、デジタルカメラ100同士が通信接続されている際に、互いの近接無線通信部112が近接無線通信不可能な範囲に離れてしまった場合は、通信接続が解除される。なお、近接無線通信部112が実現する非接触近接通信はNFCに限られるものではなく、他の無線通信を採用してもよい。例えば、近接無線通信部112が実現する非接触近接通信として、ISO/IEC 14443の規格に従った非接触近接通信を採用してもよく、近接無線通信部112は第2の無線通信手段の一例である。
タグメモリ113は、制御部101からデータの読み書きが可能である一方、NFCに準拠したリーダライタ機能を備える外部機器からも近接無線通信を介してデータの読み書きが可能である。なお、外部機器と近接無線通信を行う場合は、外部機器から供給される電波を受信する際の電磁誘導で発生する電力を利用して制御が実行される。このため、デジタルカメラ100が電源オフの状態であっても、外部機器からデータの読み書きを行うことが可能である。
なお、接続部111により実現される通信の通信速度は、後述の近接無線通信部112により実現される通信の通信速度よりも速く、その通信範囲は、近接無線通信部112による通信範囲よりも、範囲が広い。一方、近接無線通信部112による通信では、通信可能な範囲が限定されるために通信相手を限定でき、接続部111により実現される通信で必要となる暗号鍵の交換等の処理を必要としない。従って、接続部111を用いる場合と比較して簡易な処理で接続を確立することができる。
なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100の接続部111は、インフラストラクチャモードにおけるアクセスポイントとして動作するAPモードと、インフラストラクチャモードにおけるクライアントとして動作するCLモードとを有している。例えば制御部101が接続部111をCLモードで動作させれば、デジタルカメラ100はインフラストラクチャモードにおけるCL機器として動作することが可能である。デジタルカメラ100がCL機器として動作する場合、周辺のAP機器に接続することで、AP機器が形成するネットワークに参加することが可能である。また、接続部111をAPモードで動作させれば、デジタルカメラ100は、AP機器として、または、より機能が限定された簡易的なAP(以下、簡易AP)として動作することが可能である。デジタルカメラ100がAPまたは簡易APとして動作すると、デジタルカメラ100は自身でネットワークを形成する。デジタルカメラ100の周辺の装置は、デジタルカメラ100をAP機器と認識し、デジタルカメラ100が形成したネットワークに参加することが可能となる。
なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100はAPの一種であるものの、CL機器から受信したデータをインターネットプロバイダなどに転送するゲートウェイ機能は有していない簡易APである。したがって、自機が形成したネットワークに参加している他の装置からデータを受信しても、それをインターネットなどのネットワークに転送することはできない。
(デジタルカメラによる無線LAN接続可否状態の判定)
デジタルカメラ100が無線LAN接続可否状態を判定する条件について、図2に示す表を参照して説明する。無線LAN接続可否状態とは、以下に示すデジタルカメラ100の条件1〜6において無線LANによる接続が可能な状態か否かを示す情報である。制御部101は、デジタルカメラ100の内部状態に応じて、無線LAN接続可否状態をタグメモリ113に書き込む。これは状態によっては、デジタルカメラ100は無線LAN接続ができない場合があるためである。携帯電話機300は近接無線通信を介してデジタルカメラ100のタグメモリ113に書き込まれている無線LAN接続可否状態を読み出すことで、デジタルカメラ100が無線LAN接続を行うことが可能であるかを判定することができる。なお、無線LAN接続可能状態は、予め定められた条件、例えば条件1〜6の全てにおいて無線LAN接続可能となる条件を満たしている状態をいう。携帯電話機300は、読み出した無線LAN接続可否状態が無線LAN接続可能状態を示す場合、デジタルカメラ100との無線LAN接続を開始し、無線LAN不可状態を示す場合、無線LAN接続を開始しない。
デジタルカメラ100が無線LAN接続可否状態を判定する条件として、条件1〜6として示す6つの条件を例として挙げる。
条件1:電源状態
デジタルカメラ100の電源が入っていない場合には無線LAN接続は行えない。このため、制御部101は、ユーザ操作により電源がオフにされた場合は、無線LAN接続不可状態をタグメモリ113に書き込む。一方、ユーザ操作により電源がオンにされた場合は、無線LAN接続可能状態をタグメモリ113に書き込む。
条件2:無線LAN機能の利用設定
本実施形態におけるデジタルカメラ100では、ユーザのメニュー操作等により、無線LAN機能を利用するか否かを設定することができる。デジタルカメラ100の無線LAN機能が無効となっている場合には無線LAN接続は行えない。このため、制御部101は、ユーザ操作により無線LAN機能が無効に設定される場合は、無線LAN接続不可状態をタグメモリ113に書き込む。一方、ユーザ操作により無線LAN機能が有効に設定された場合は、無線LAN接続可能状態をタグメモリ113に書き込む。
条件3:無線LAN通信中
本実施形態のデジタルカメラ100は、既にある機器と無線LAN通信を行っている場合は、新たに別の機器との無線LAN接続を行うことはできない。このため、制御部101は、接続部111を介してある機器と無線LAN通信を行っている場合は、無線LAN接続不可状態をタグメモリ113に書き込む。一方、ある機器と無線LAN通信を終了した場合は、無線LAN接続可能状態をタグメモリ113に書き込む。
条件4:メモリーカードの有無
デジタルカメラ100の記録媒体110が着脱可能なメモリーカードで、デジタルカメラ100にメモリーカードが挿入されていない場合は、画像の閲覧や撮影ができない。このため無線LAN接続を不可とする。このため制御部101は、メモリーカードが挿さっていない場合は、無線LAN接続不可状態をタグメモリ113に書き込む。一方、メモリーカードが挿さっている場合は、無線LAN接続可能状態をタグメモリ113に書き込む。
条件5:撮影状態
デジタルカメラ100が撮影処理を行っている場合は、制御部101の負荷のため、無線LAN接続を行わない。本実施形態では、制御部101は、ユーザが操作部105のレリーズスイッチを操作し半押し状態となっている場合、無線LAN接続不可状態をタグメモリ113に書き込む。一方、ユーザが操作部105のレリーズスイッチの操作を終了し半押し状態が解除された場合は、無線LAN接続可能状態をタグメモリ113に書き込む。
条件6:動画撮影状態
デジタルカメラ100が動画撮影を行っている場合は、制御部101の負荷のため、無線LAN接続を行わない。本実施形態では、制御部101は、ユーザ操作により動画撮影スイッチがオンにされた場合、無線LAN接続不可状態をタグメモリ113に書き込む。一方、ユーザ操作により動画撮影スイッチがオフにされた場合、無線LAN接続可能状態をタグメモリ113に書き込む。
制御部101は上記6つの条件のうち1つでも無線LAN接続不可となる条件に該当すると、無線LAN接続不可状態をタグメモリ113に書き込む。またこれら以外にも無線LAN接続不可状態とする条件があってもよい。また、制御部101は、予め定められた時間間隔で上記の条件が満たされたか否かを、常時確認しているものとする。
(携帯電話機300の構成)
図3(a)は、本実施形態に係る情報処理装置の一例としての携帯電話機300の機能構成例を示すブロック図である。なお、ここでは情報処理装置の一例として携帯電話機について説明するが、情報処理装置はこれに限られない。例えば情報処理装置は、無線機能を備えたデジタルカメラ、タブレットデバイス、あるいはパーソナルコンピュータなどであってもよい。
図3(a)に示す各機能ブロックのうち、制御部301、撮像部302、作業用メモリ304、記録媒体307は、それぞれデジタルカメラ100を構成する制御部101、撮像部102、作業用メモリ104、記録媒体110と同様であり、説明を省略する。
不揮発メモリ303は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリである。不揮発メモリ303には、制御部301が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)や、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションソフトウェアが記録されている。また、本実施形態では、不揮発メモリ303には、デジタルカメラ100と通信するためのアプリケーションソフトウェア(以下通信接続アプリ)が格納されている。
操作部305は、携帯電話機300に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部305は例えば、ユーザが携帯電話機300の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、表示部306に形成されるタッチパネルなどの操作部材を含む。
表示部306は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部306は必ずしも携帯電話機300が備える必要はない。携帯電話機300は表示部306と接続することができ、表示部306の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
接続部308は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態の携帯電話機300は、接続部308を介して、デジタルカメラ100とデータのやりとりを行うことができる。本実施形態では、接続部308はアンテナであり、制御部301は、アンテナを介して、デジタルカメラ100と接続することができる。なお、デジタルカメラ100との接続では、直接接続してもよいしアクセスポイントを介して接続してもよい。例えば、デジタルカメラ100が簡易APモードで動作する際に生成するネットワークに参加し、無線LANを介した接続を確立することができる。データを通信するためのプロトコルとしては、例えば無線LANを通じたPTP/IP(Picture Transfer Protocol over Internet Protocol)を用いることができる。なお、デジタルカメラ100との通信はこれに限られるものではなく、デジタルカメラ100の接続部111と同様、様々なモジュールを採用することができる。
近接無線通信部309は、外部機器との近接無線通信を実現するための通信ユニットである。近接無線通信部309は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための変復調回路や通信コントローラなどから構成される。近接無線通信部309は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することにより非接触近接通信を実現する。ここでは、NFCに従った非接触通信を実現する。近接無線通信部309は、他のデバイスからデータ読み出し要求を受けると、不揮発メモリ303に格納されているデータに基づき、応答データを出力する。本実施形態では、携帯電話機300は、近接無線通信部309を通じて、NFCの規格で定義されているカードリーダモード、カードライタモードおよびP2Pモードで動作し、主にInitiatorとして動作する。これに対して、デジタルカメラ100は近接無線通信部112を介して、主にTargetとして動作する。
公衆網接続部310は、公衆無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。携帯電話機300は、公衆網接続部310を介して、他の携帯電話機と通話することができる。この際、制御部301はマイク311およびスピーカ312を介して音声信号の入力と出力を行うことで、通話を実現する。本実施形態では、公衆網接続部310はアンテナであり、制御部101は、アンテナを介して、公衆網に接続することができる。なお、接続部308および公衆網接続部310は、一つのアンテナで兼用することも可能である。
(データサーバ400の構成)
図3(b)は、本実施形態の情報処理装置の一例としてのデータサーバ400の機能構成例を示すブロック図である。なお、ここでは情報処理装置の一例としてデータサーバについて述べるが、情報処理装置はこれに限られない。例えば情報処理装置は、タブレットデバイス、あるいはパーソナルコンピュータなどであってもよい。
図3(b)に示す各機能ブロックのうち、制御部401、不揮発メモリ402、作業用メモリ403、記録媒体406、接続部407については、説明を省略する。即ち、これらの機能ブロックは、それぞれデジタルカメラ100を構成する制御部101、不揮発メモリ103、作業用メモリ104、記録媒体110、接続部111と同様である。また、接続部407および近接無線通信部408は、携帯電話機300における接続部308および近接無線通信部309と同様であり、説明を省略する。
操作部404は、データサーバ400に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部404は例えば、ユーザがデータサーバ400の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、表示部405に形成されるタッチパネルなどの操作部材を含む。
表示部405は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部405は必ずしもデータサーバ400が備える必要はない。データサーバ400は表示部405と接続することができ、表示部405の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
(ネットワークシステムの構成)
図4(a)および(b)は、本実施形態に係るネットワークシステムの一例を模式的に示している。図4(a)では、ネットワークシステムは、デジタルカメラ100と携帯電話機300とで構成され、それぞれの装置は独立した2つの無線通信方式、即ちNFCによる無線通信と無線LANによる無線通信によって通信することができる。
前述したように、NFCによる無線通信の場合は、リーダライタ機能を備える携帯電話機300が、デジタルカメラ100のタグメモリ113に情報を読み書きする方式で通信が実行される。
無線LANによる無線通信の場合は、デジタルカメラ100がアクセスポイント機能を有し、デジタルカメラ100が生成した無線LANネットワークに、携帯電話機300がインフラストラクチャモードのクライアントとして参加する方式で通信が実行される。
デジタルカメラ100と携帯電話機300とがハンドオーバー接続を行う場合、無線LANによる接続後に、ユーザは携帯電話機300を操作してデジタルカメラ100をリモート操作する。このとき、デジタルカメラ100は、記録媒体110に記録された画像データを携帯電話機300に転送する。NFCによる無線通信後に無線LANによる通信に異常が発生した場合、ユーザは携帯電話機300を操作しているため、例えば携帯電話機300からの画像データが表示されない等の状況から、異常の発生に気付くことができる。なお、ここでの異常としては、例えばデジタルカメラ100の電池残量が無くなって無線LAN接続が中断(その後、切断)することが挙げられる。
ユーザが携帯電話機300を操作してデジタルカメラ100をリモート操作するため、両機器の接続後(即ちハンドオーバー後)は直ぐに操作可能な状態になることが望ましい。接続後に直ぐ操作可能な状態になるためには、接続確立までの時間をできるだけ短くする必要がある。このため、本実施形態では、携帯電話機とハンドオーバー接続を行う際に、十分な電池残量があるかどうかを判断しない。即ち、NFCによる無線通信が行われてから無線LANによる接続を確立するまでの時間を短縮することを優先するため、NFCによる無線通信が行われてから、無線LAN接続する前には電池残量の判断を行わないようにする。
図4(b)では、デジタルカメラ100とデータサーバ400が無線通信接続するシステムを例に説明する。図4(b)に示すように、ネットワークシステムは、デジタルカメラ100とデータサーバ400とで構成され、図4(b)と同様、NFCによる無線通信と無線LANによる無線通信によって通信することができる。
前述したように、NFCによる無線通信の場合は、リーダライタ機能を備えるデータサーバ400が、デジタルカメラ100のタグメモリ113の情報を読み書きする方式で通信が実行される。
無線LANによる無線通信の場合は、データサーバ400がアクセスポイント機能を有し、データサーバ400が生成した無線LANネットワークにデジタルカメラ100がインフラストラクチャモードのクライアントとして参加する方式で通信が実行される。
デジタルカメラ100とデータサーバ400がハンドオーバー接続を行う場合、無線LANによる接続後に、ユーザはデジタルカメラ100やデータサーバ400を操作しないことがある。特に、近年の記録媒体の記録容量の増大から、デジタルカメラ100で撮像して記録できる画像の数やデータ量は非常に多くなってきている。つまり、デジタルカメラ100で撮像した画像を全てバックアップし終えるまでに時間がかかる。それゆえ、画像のバックアップが目的の場合、ユーザはデジタルカメラ100のそばに居る可能性は低いと考えられる。このため、NFCによる無線通信後に無線LANによる通信に異常が発生した場合、ユーザは発生した異常に気付かない可能性がある。
このように、データサーバとのハンドオーバーの際には、携帯電話とのハンドオーバーの際に比べて、より早期の段階で通信ができないことをユーザに伝える必要がある。そこで、本実施形態のデジタルカメラ100は、データサーバとハンドオーバー接続を行う際には、無線LAN接続するまでにかかる時間を短縮することよりも、バックアップするために十分な電池残量があるかどうかを判断してユーザに通知することを優先する。
(デジタルカメラ100と携帯電話機300の接続シーケンス)
次に、図5を参照して、デジタルカメラ100と携帯電話機300の接続に係る処理の流れを説明する。なお、デジタルカメラ100と携帯電話機300がNFCによる無線通信が可能な範囲に存在することにより、NFCによる無線通信が確立された場合に本処理が開始される。なお、デジタルカメラ100および携帯電話機300におけるそれぞれの処理は、各制御部が不揮発メモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
S501において、携帯電話機300の制御部301は、近接無線通信部309を介してデジタルカメラ100のタグメモリ113の情報を読み出す。デジタルカメラ100のタグメモリ113には、上述のように制御部101によって書き込まれた無線LAN接続可否状態が記憶されている。
S502において、制御部301は、読み出した無線LAN接続可否状態が無線LAN接続可能状態を示す場合、近接無線通信部309を介してタグメモリ113に携帯電話機300の機器情報を書き込む。なお、無線LAN接続可能状態は、図2において上述した全ての条件において無線LAN接続可能となる条件を満たしている状態である。
S503において、制御部301は、近接無線通信部309を介してデジタルカメラ100のタグメモリ113に機器情報を書き込んだ後、無線LAN接続を開始する。このとき、制御部301がS501で読み出した情報には、SSID等の無線LAN接続に必要な情報が含まれるものとする。
S504において、デジタルカメラ100の制御部101は、タグメモリ113に情報が書き込まれたことを検知する。
S505において、制御部101はタグメモリ113に書き込まれた機器情報を取得して、当該機器情報に基づいて、NFCによる無線通信を行った接続機器が携帯電話機であるかデータサーバであるかを判定する。これら以外の接続機器であっても、例えば携帯電話機を含む第1のタイプの機器と、データサーバを含む第2のタイプの機器を予め分類した機器テーブル情報を参照し、S502において取得した機器情報を照合する。このようにすれば、携帯電話機あるいはデータサーバのいずれと同等に扱う機器であるかを判定することができる。
S506において、制御部101は、接続機器が携帯電話機であると判定した場合、デジタルカメラ100をAPモードで動作させ、NFCによって送信したSSIDを含むビーコンを発信することでネットワークを生成する。このとき制御部101は、表示部106に、無線LAN接続中あることを通知する画面を表示してもよい。このようにすることで、ユーザに対してNFCによる無線通信が終了し、デジタルカメラ100と携帯電話機300の距離を離しても通信を継続できることを通知することができる。
S507において、携帯電話機300の制御部301は、APモードで動作するデジタルカメラ100が生成した無線LANネットワークに参加するよう、接続部308を制御する。具体的には、ネットワークへの参加要求をデジタルカメラ100に送信する。この処理は、例えばS502の後に定期的に実行してもよいし、デジタルカメラ100からのビーコンを受信して、S501で読みだしたSSIDと同じであることを確認した上で実行してもよい。この要求に対して、デジタルカメラ100から許可の応答が返されたならば、S508において、デジタルカメラ100と携帯電話機300との無線LAN接続が確立する。
S509において、制御部101は、携帯電話機300との無線LAN接続後にデジタルカメラ100の内部状態を確認する。制御部101が無線LAN接続の継続が不可能であると判定した場合、携帯電話機300に無線LAN接続の継続が不可能である旨を通知したうえで、接続した無線LAN接続を切断する。一方、無線LAN接続の継続が可能と判定した場合、処理はS510に進む。
S510において、制御部101は、制御部101は携帯電話機300に無線LAN接続準備完了状態を通知する。無線LAN接続準備完了状態とは、図2で示した無線LAN接続可能状態に加えて、かつ他に異常がない状態である。例えば、図2の全ての条件において無線LAN接続可能となる条件を満たしており、かつ電池残量が所定の残量より多い状態である。無線LAN接続準備完了状態の通知を受信した制御部301は、デジタルカメラ100との無線LAN通信を継続することを決定することができる。
デジタルカメラ100と携帯電話機300はデータ転送等のための無線LAN通信をさらに行い、一連の動作を終了する。なお、S509およびS510の処理は、無線LANによる通信においてデジタルカメラ100から携帯電話機300に対して送信するコンテンツの選択および送信と並行して実行される。
なお、S509およびS510の処理は、上述のタイミングに限らない。制御部101は、定期的にデジタルカメラ100の電池残量をチェックし、無線LAN接続が維持できないと判断した場合には、S509の処理が実行して、無線LAN接続を切断することができる。
(デジタルカメラ100とデータサーバ400の接続シーケンス)
次に、図6を参照して、デジタルカメラ100とデータサーバ400の接続に係る処理の流れを説明する。図5における説明と同様、デジタルカメラ100とデータサーバ400がNFCによる無線通信が可能な範囲に存在し、NFCによる無線通信が確立された場合に本処理が開始される。データサーバ400に係る一連の動作は、制御部401が不揮発メモリ402に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
S601において、データサーバ400の制御部401は、近接無線通信部408を介して、デジタルカメラ100のタグメモリ113の情報を読み出す。
S602において、制御部401は、デジタルカメラ100が無線LAN接続可能状態であると判定した場合、制御部401は近接無線通信部408を介しデジタルカメラ100のタグメモリ113に機器情報と無線LAN情報を書き込む。なお、無線LAN情報には、後述するステップ(S610)においてデータサーバ400がアクセスポイントとして動作する際のSSID等の情報が含まれる。
S603において、制御部101は、タグメモリ113に情報が書き込まれたことを検出し、S604において、書き込まれた情報を確認する。S605において、制御部101は、タグメモリ113に書き込まれた情報に基づいて、NFCによる無線通信を行った接続機器が携帯電話機であるかデータサーバであるかを判定する。なお、接続機器の判定は、上述したS505における処理と同様である。
S606において、制御部101は、接続機器がデータサーバであると判定した場合、携帯電話機300との接続とは異なり、無線LAN接続を開始する前にデジタルカメラ100の内部状態を確認する。制御部101は、内部状態を確認した結果、無線LAN通信が不可能であると判定した場合、携帯電話機300に無線LAN通信が不可能である旨を通知したうえで、無線LAN接続を確立することなく本フローチャートを終了する。
S607において、制御部101は、内部状態の確認結果に基づいて、無線LAN通信が可能であると判定したときは、制御部101は、タグメモリ113に無線LAN接続準備完了状態を書き込む。
S608において、制御部401は、近接無線通信部408を介して再度タグメモリ113の情報を読み出す。このとき、制御部401は、デジタルカメラ100の無線LAN接続可否状態が無線LAN接続準備完了状態になるまで、読み出しを複数回繰り返してもよい。デジタルカメラ100の無線LAN接続可否状態が、無線LAN接続準備完了状態であると判定した場合、S609にて制御部401は、データサーバ400をAPモードで動作させ、S602で書き込んだ無線LAN情報を用いたネットワークを生成する。
一方、デジタルカメラ100は、S608でタグメモリ113の情報を読み出されたことに応じて、S610において、無線LAN接続を開始する。すなわち、データサーバ400が生成するネットワークへの参加要求の送信を開始する。このときデジタルカメラ100は表示部106に、無線LAN接続中あることを通知する画面を表示する。このようにすることで、ユーザに対してNFCによる無線通信が終了していること、およびデジタルカメラ100とデータサーバ400の距離を離しても無線LANによる通信が継続することを通知できる。あるいは、制御部101は、無線LAN通信中である場合に、ユーザがデジタルカメラ100とデータサーバ400を操作することなく放置することも想定されるため、表示部106に何も表示しないようにして、電力消費を抑えてもよい。
S610でのデジタルカメラ100からの参加要求がデータサーバ400に受信され、参加を許可する応答が返されたならば、S611においてデジタルカメラ100とデータサーバ400との間で無線LAN接続が確立する。
(デジタルカメラ100における接続処理に係る一連の動作)
次に、図7を参照して、デジタルカメラ100における接続処理に係る一連の動作を説明する。なお、本処理は、上述した図5のS503あるいは図6のS603において、NFCによる無線通信を介して接続機器からタグメモリ113に情報を書き込まれたことを検出したときから開始される。上述したシーケンスの動作と同様、デジタルカメラ100に係る一連の動作は、制御部101が不揮発メモリ103に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
S701において、制御部101は、タグメモリ113に書き込まれた情報を確認する。制御部101は、タグメモリ113に書き込まれた情報から、接続機器の機器情報を取得する。また、接続機器がデータサーバ400である場合、書き込まれた情報には無線LAN情報が含まれるため、当該無線LAN情報も取得する。
S702において、制御部101は、書き込まれた情報に基づいて、接続機器が携帯電話機かデータサーバかを判定する。接続機器が携帯電話機300であるかデータサーバ400であるかの判定は、上述したS505における判定と同様である。制御部101は、接続機器が携帯電話機300であると判定した場合、S703に処理を進め、接続機器がデータサーバ400であると判定した場合は、S707に処理を進める。
S703において、制御部101は、携帯電話機300との無線LAN接続を行う。このとき、制御部101は接続部111を制御して、デジタルカメラ100をAPモードで動作させる。
S704において、制御部101は、接続機器が携帯電話機300であるため、無線LAN接続後に内部状態を確認し、無線LAN通信における異常があるかを判定する。制御部101は、例えば、内部状態の確認内容として、デジタルカメラ100の電池残量を確認する。制御部101は、例えば電池残量が所定の残量より多い場合に異常が無いと判定し、処理をS705に進める。一方、電池残量が所定の残量より少ない場合は、無線LAN通信において異常があると判定して、処理をS706に進める。
S705において、制御部101は、携帯電話機300に対して、上述した無線LAN接続準備完了状態を通知する。そして、S710において制御部101は、接続部111を介して携帯電話機300と無線LAN通信を行う。無線LAN接続後は、ユーザは携帯電話機300を操作し、デジタルカメラ100の記録媒体110に記録された画像データを携帯電話機300に転送することができる。
S706において、制御部101は、無線LAN通信において異常があるとの判定結果により、接続部111を介して無線LAN接続を切断する。このとき、制御部101は、異常の発生により無線LAN接続を切断することを、表示部106に表示してユーザに通知してもよい。また、無線LAN接続を切断する前に携帯電話機300と通信を行い、携帯電話機300の表示部306に異常の発生を表示させるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、携帯電話機300またはデジタルカメラ100のいずれかの表示部を通じて、無線LAN接続の切断を把握することができる。制御部101は、本ステップの処理を終えると、本処理に係る一連の処理を終了する。
S707において、制御部101は、接続機器がデータサーバである場合には無線LAN接続を開始する前に内部状態を確認する。内部状態の確認は、S704と同様、例えばデジタルカメラ100の電池残量の確認であり、制御部101は、例えば電池残量が所定の残量より多い場合に異常が無いと判定し、処理をS708に進める。一方、電池残量が所定の残量より少ない場合は、無線LAN通信において異常があると判定して、処理をS711に進める。
S708において、制御部101は、無線LAN接続準備完了状態をタグメモリ113に書き込み、その後、S709においてデータサーバ400と無線LAN通信を行う。このときデータサーバ400がAPモードで動作しているため、制御部101は、データサーバ400が生成した無線LANネットワークに、接続部111を介してインフラストラクチャモードのクライアントとして参加する。このとき、制御部101は、無線LAN接続が確立したことを表示部106に表示してユーザに通知してもよい。
S710において、制御部101は、無線LAN通信を行い、記録媒体110に記録された画像データをデータサーバ400へ送信してバックアップを行うと、本処理に係る一連の処理を終了する。
S711において、制御部101は、ユーザに対し、異常の発生あるいは無線LAN接続を完了していないことを通知する。ユーザへの通知は、デジタルカメラ100の表示部106に異常の発生を表示させることにより行われる。その後、制御部101は、無線LAN接続を行わずに本処理に係る一連の処理を終了する。
本実施形態では、無線LAN接続準備完了となる条件として、無線LAN接続可能状態に加えて、デジタルカメラ100の電池残量が所定の残量より多いことを例に説明した。これは、無線LAN接続準備完了となる条件が、無線LAN接続可否状態のうち、無線LAN接続可能状態よりも厳しいものとなる一例である。図2で示した全ての条件において無線LAN接続可能となっていても、例えば接続機器と無線LAN通信中に電池残量が無くなり、無線LAN通信が中断されることがあり得るためである。
特に、データサーバ400と接続する場合、デジタルカメラ100の記録媒体110に保存された画像データのバックアップを行うため、データ量が多い場合には無線LAN通信に長い時間がかかり、通信中に電池残量が無くなることも想定される。このため、データサーバ400と接続する場合には、無線LAN接続を行う前に、現状の電池残量で画像データを送信可能か(即ちバックアップ可能か)を確認する必要がある。また、無線LAN通信中にユーザがデータサーバ400を操作することがある場合であっても、大量の画像データをやり取りし、無線LAN通信に時間がかかる機器であれば、無線LAN接続を行う前に電池残量を確認する必要がある。
一方、デジタルカメラ100が携帯電話機300と接続する場合には、記録媒体110に保存されている全ての画像を送信するのではなく、ユーザが携帯電話機において選択した画像のみを転送することが想定される。このような場合には、データサーバ400との接続と比較して短い時間の無線LAN通信が行われる。また、無線LAN通信中にデジタルカメラ100の電池残量が無くなってきた場合、ユーザはその時点で電池残量について気付くことができる。
上述した点を考慮すると、例えばデータサーバ400と接続する場合と、携帯電話機300と接続する場合とで、異なる電池残量による判定を行ってもよい。例えば、S707では例えば電池残量が30%以下の場合は異常があると判定してデータサーバ400と無線LAN接続を行わないようにする。一方、携帯電話機300と接続する際には、S704で電池残量が10%以下の場合に異常があると判定し、それ以上である場合には無線LAN接続を行なうようにする。また、転送する対象となる画像データのデータ量に応じて、異常を判断するための電池残量の閾値をさらに引き上げるようにしてもよいし、さらに、当該データ量を転送するために必要な時間をさらに算出して必要な電池残量を決定するようにしてもよい。
(携帯電話機300における接続処理に係る一連の動作)
図8を参照して、携帯電話機300における接続処理に係る一連の動作を説明する。なお、本処理は、デジタルカメラ100と携帯電話機300が近接し、NFCによる無線通信が確立したときから開始される。上述したシーケンスの動作と同様、携帯電話機300に係る一連の動作は、制御部301が不揮発メモリ303に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
S801において、制御部301は、近接無線通信部309を介してデジタルカメラ100のタグメモリ113の情報を読み出す。より具体的には、制御部301は、デジタルカメラ100のタグメモリ113に記述されている無線LAN接続可否状態を示す情報を読み出す。
S802において、制御部301は、デジタルカメラ100の無線LAN接続可否状態に基づいて、デジタルカメラ100が無線LAN接続可能状態であるか否かを判定する。無線LAN接続可能状態が、無線LAN接続可能状態を示す場合、制御部301はS803に処理を進め、無線LAN接続可能状態が無線LAN接続不可状態を示す場合には、S805に処理を進める。
S803において、制御部301は、無線LAN接続を行うために用いられる自装置の機器情報をデジタルカメラ100のタグメモリ113に書き込む。そして、S804において、制御部301は、NFCによる無線通信を終了するとともに、デジタルカメラ100との無線LAN接続を実行する。
S805において、制御部301は、デジタルカメラ100が無線LAN接続不可状態であるため、無線LAN接続を行うことなく、NFCによる無線通信を終了する。
(データサーバ400における接続処理に係る一連の動作)
さらに、図9を参照して、データサーバ400における接続処理に係る一連の動作を説明する。なお、本処理は、デジタルカメラ100とデータサーバ400が近接し、NFCによる無線通信が確立したときから開始される。上述したシーケンスの動作と同様、データサーバ400に係る一連の動作は、制御部401が不揮発メモリ402に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
S901において、制御部401は、近接無線通信部408を介してデジタルカメラ100のタグメモリ113の情報を読み出す。より具体的には、制御部401は、デジタルカメラ100のタグメモリ113に記述されている無線LAN接続可否状態を示す情報を読み出す。
S902において、制御部401は、デジタルカメラ100の無線LAN接続可否状態に基づいて、デジタルカメラ100が無線LAN接続可能状態であるか否かを判定する。無線LAN接続可能状態が、無線LAN接続可能状態を示す場合、制御部401はS903に処理を進め、無線LAN接続可能状態が無線LAN接続不可状態を示す場合には、S909に処理を進める。
S903において、制御部401は、無線LAN接続を行うために用いられる自装置の機器情報と無線LAN情報をデジタルカメラ100のタグメモリ113に書き込む。そして、S904において、制御部401は、NFCによる無線通信を終了するとともに、デジタルカメラ100との無線LAN接続を実行する。
S904において、制御部401は、再度、近接無線通信部408を介してデジタルカメラ100のタグメモリ113の読み出しを行う。
S905において、制御部401は、デジタルカメラ100の無線LAN接続可否状態が無線LAN接続準備完了状態であるかを判定する。制御部401は、無線LAN接続可否状態が無線LAN接続準備完了状態である場合、処理をS907に進め、無線LAN接続準備状態でない場合には、処理をS906に進める。
S907において、制御部401は、デジタルカメラ100が無線LAN通信を行うことが可能であるとの判定結果により、NFCによる無線通信を終了して、無線LAN接続を開始する。制御部401は、無線LAN接続を完了すると本処理に係る一連の処理を終了する。
S906において、制御部401は、デジタルカメラ100が無線LAN接続準備完了となっていないため、近接無線通信部408を介しタグメモリ113の読み出しを一定時間繰り返し行っているかどうかを確認する。制御部401は、所定時間に渡って処理を繰り返していないと判定した場合、さらに繰り返し処理を行うため、S904に処理を戻す。一方、制御部401は、所定時間に渡って処理を繰り返したと判定した場合、デジタルカメラ100が無線LAN接続準備完了の状態でない判定して、S908に処理を進める。このとき、制御部401は、S908において、無線LAN接続を行うことなく、NFCによる無線通信を終了する。
S909において、制御部401は、デジタルカメラ100が無線LAN接続不可状態であるため、無線LAN接続を行うことなく、NFCによる無線通信を終了する。
以上説明したように本実施形態では、NFCによる無線通信で取得した接続機器に応じて、NFCによる無線通信中にデジタルカメラ100の内部状態を確認し、無線LANによるデータ通信の可否を判定するようにした。即ち、据え置き機器のような無線LAN接続後にユーザが操作を行わない機器とデジタルカメラを接続する場合に、NFCによる無線通信中に無線LANによるデータ通信の可否を判定するようにした。このとき、データ通信が可能でないと判定した場合は、無線LAN通信を行わずに異常の発生をユーザに通知するようにした。このようにすることで、ユーザがデジタルカメラ100とデータサーバ400との間で無線LAN通信が実行できないことをNFCによる無線通信を完了する時点で知らせることができ、ユーザが、無線LAN通信が実行されていると誤解することを防止できる。一方、携帯電話機のようにユーザが手元で操作を行う機器と接続する場合は、デジタルカメラ100の内部状態の確認を無線LAN接続の完了した後に行うようにした。このようにすることで、ハンドオーバーの処理をより短時間で完了させ、携帯電話機300の操作をより短時間で再開させることができる。従って、近接無線通信の際に、ハンドオーバー後の通信についての通知を接続相手機器に応じて制御することが可能となる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。実施形態1では、デジタルカメラ100は、デジタルカメラ100の例えば電池残量などの内部状態の確認により、無線LANによるデータ通信の可否を判定した。実施形態2では、データサーバの記録媒体406の空き容量を取得して、内部状態の確認において、データサーバ400の空き容量を考慮する点が実施形態1と異なる。このため、本実施形態のデジタルカメラおよびデータサーバは、上述の点を除いて実施形態1と同一の構成である。このため、同一の構成については同一の符号を付して重複する説明は省略し、相違点について重点的に説明する。
(データサーバ400における記録媒体の状態確認処理に係る一連の動作)
図10(a)を参照して、データサーバ400における記録媒体の状態確認処理に係る一連の動作について説明する。なお、本処理は、デジタルカメラ100とデータサーバ400が近接し、NFCによる無線通信が確立したときから開始され、本処理の動作を完了すると図9に示したデジタルカメラ100との接続処理を実行する。
S1001において、データサーバ400の制御部401は、記録媒体406の状態を確認し、記録媒体406の空き容量を取得する。
S1002において、制御部401は、取得した空き容量を、近接無線通信部408を介してデジタルカメラ100のタグメモリ113に書き込む。制御部401は、タグメモリ113への書き込みが完了すると本処理に係る一連の動作を完了する。
(デジタルカメラ100における接続処理に係る一連の動作)
さらに、図10(b)を参照して、本実施形態に係る、デジタルカメラ100におけるデータサーバ400との接続処理について説明する。
S1003において、制御部101は、タグメモリ113に書き込まれた情報を確認する。制御部101は、タグメモリ113に書き込まれた、データサーバ400の機器情報、無線LAN情報および空き容量を取得する。
S1004において、制御部101は、接続機器がデータサーバであるため、無線LAN接続を開始する前に内部状態を確認する。本ステップにおける内部状態の確認は、例えばデジタルカメラ100が転送しようとするデータ量の確認である。制御部101は、転送するデータ量がS1003において取得したデータサーバ400の空き容量以上である場合には、無線LAN通信において異常があると判定して、無線LAN接続を行なうこと無く本処理に係る一連の処理を終了する。一方、転送するデータ量がデータサーバ400の空き容量より少ない場合には、無線LAN接続準備可能状態であると判定して、処理をS708以降に進めて無線LAN接続を行う。なお、内部状態の確認は、さらにS707において説明した電池残量に対する判定処理をさらに行ってよく、いずれかの判定で異常があると判定さればS711に処理を進める。このようにすることで、データサーバ400のようなNFCによる無線通信後に操作を行わないような機器に対して、データ転送を開始した後に異常が発生し、データ転送が中断するような不都合を回避することが可能になる。換言すれば、デジタルカメラ100のデータを保存できない等の異常が想定される場合に、無線LAN接続を行わず、ユーザにこの旨の通知することが可能となる。
なお、上述したS1001において、制御部401は、記録媒体406の状態を確認し、空き容量が予め定められた量以上あるかどうかを判定してもよい。制御部401は、記録媒体406の空き容量が予め定められた量より少ない場合、デジタルカメラ100のデータを保存できないと判定し、NFCによる無線通信を終了してもよい。
以上説明したように本実施形態では、データサーバ400の空き容量を近接無線通信によりデジタルカメラ100に送信し、デジタルカメラ100は内部状態の確認において、転送するデータ量が空き容量より小さいかを判定するようにした。そして、転送するデータ量が当該空き容量以上である場合、無線LAN接続を行うことなく、ユーザに異常の発生を通知するようにした。このようにすることで、近距離無線通信の際に、ハンドオーバー後の通信についての通知を接続相手機器に応じて制御することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、携帯電話機とのハンドオーバーにおいては、ハンドオーバー後に内部状態をチェックする場合を例に挙げて説明した。これについては、例えば、NFCでの通信が行われた後で無線LAN接続を確立する前に、デジタルカメラ100のモードが撮像モードや動画モードであることのように取得するのに時間がかからない条件だけで簡易的に接続可否を判断してもよい。このようにした場合、例えば電池残量のように取得するのに時間のかかる情報は、無線LANの接続後にチェックする。すなわち、ハンドオーバーの際にチェックする条件のレベルを接続相手に応じて異ならせる。これにより、ユーザの利用シーンに沿った適切な処理速度でのサービス提供を実現することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101…制御部、111…接続部、112…近接無線通信部、113…タグメモリ、106…表示部

Claims (8)

  1. 第1の通信手段および前記第1の通信手段とは異なる第2の通信手段を介して外部装置と接続することが可能な通信装置であって、
    前記外部装置に関する機器情報を、前記外部装置から前記第1の通信手段を介して取得する取得手段と、
    前記機器情報に基づいて、前記第2の通信手段を介した前記外部装置との接続処理を行う接続手段と、
    前記通信装置の内部状態を判定する判定手段と、
    前記外部装置との接続を制御する制御手段と、を有し、
    前記第1の通信手段を介して取得した機器情報が据え置き型の装置を示す情報である場合、
    前記判定手段による前記通信装置の電池残量の判定を実行した後に、前記制御手段は、前記判定手段による判定の結果に応じて前記第2の通信手段を介し前記外部装置と接続するか否かを判断し、前記電池残量が所定の電池残量よりも多い場合に前記第2の通信手段を介して前記外部装置と接続すると判断し、前記電池残量が該所定の電池残量よりも多くない場合に前記第2の通信手段を介して前記外部装置と接続しないと判断し、
    前記第1の通信手段を介して取得した機器情報が携帯型の装置を示す情報である場合、
    前記第2の通信手段を介した前記外部装置との接続を確立した後に、前記判定手段による前記通信装置の電池残量の判定を実行し、前記制御手段は、前記判定手段による判定の結果に応じて前記第2の通信手段を介した前記外部装置との接続を維持するか否かを判断し、前記電池残量が所定の電池残量よりも多い場合に前記第2の通信手段を介した前記外部装置の接続を維持すると判断し、前記電池残量が該所定の電池残量よりも多くない場合に前記第2の通信手段を介した前記外部装置と接続を維持しないと判断する、ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1の通信手段を介して取得した機器情報が据え置き型の装置を示す情報である場合に、前記制御手段が前記第2の通信手段を介した前記外部装置と接続すると判断する電池残量は、前記第1の通信手段を介して取得した機器情報が前記携帯型の装置を示す情報である場合に、前記第2の通信手段を介した前記外部装置との接続を維持すると判断する電池残量よりも、多いことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の通信手段は、前記外部装置から受けた電磁波によって生じる電力を用いて動作する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段よりも、通信可能な距離が長い、または消費電力が多い、ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記制御手段は、前記通信装置の内部状態の判定結果に基づく情報を前記外部装置に送信するよう制御し、
    前記制御手段は、前記第1の通信手段を介して機器情報を取得した外部装置の種類に応じて、前記通信装置の内部状態の判定結果に基づく情報を、前記第1の通信手段を介して前記外部装置に送信するか、前記第2の通信手段を介して前記外部装置に送信するかを異ならせる、ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段を更に有し、
    前記第2の通信手段を介して前記外部装置と接続した場合、前記制御手段は、前記撮像手段により生成された画像データを前記外部装置に送信するよう前記第2の通信手段を制御する、ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 第1の通信手段および前記第1の通信手段とは異なる第2の通信手段を介して外部装置と接続することが可能な通信装置の制御方法であって、
    取得手段が、前記外部装置に関する機器情報を、前記外部装置から前記第1の通信手段を介して取得する取得工程と、
    接続手段が、前記機器情報に基づいて、前記第2の通信手段を介した前記外部装置との接続処理を行う接続工程と、
    判定手段が、前記通信装置の内部状態を判定する判定工程と、
    制御手段が、前記外部装置との接続を制御する制御工程と、を有し、
    前記第1の通信手段を介して取得した機器情報が据え置き型の装置を示す情報である場合、
    前記判定工程において前記通信装置の電池残量の判定を実行した後に、前記判定工程における判定の結果に応じて前記第2の通信手段を介した前記外部装置と接続するか否かを判断し、前記電池残量が所定の電池残量よりも多い場合に前記第2の通信手段を介して前記外部装置と接続すると判断し、前記電池残量が該所定の電池残量よりも多くない場合に前記第2の通信手段を介して前記外部装置と接続しないと判断し、
    前記第1の通信手段を介して取得した機器情報が携帯型の装置を示す情報である場合、
    前記第2の通信手段を介した前記外部装置との接続を確立した後に、前記判定工程において前記通信装置の電池残量の判定を実行し、前記判定工程における判定の結果に応じて前記第2の通信手段を介した前記外部装置との接続を維持するか否かを判断し、前記電池残量が所定の電池残量よりも多い場合に前記第2の通信手段を介した前記外部装置の接続を維持すると判断し、前記電池残量が該所定の電池残量よりも多くない場合に前記第2の通信手段を介した前記外部装置と接続を維持しないと判断することを特徴とする通信装置の制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
JP2014182504A 2014-09-08 2014-09-08 通信装置およびその制御方法ならびにプログラム Active JP6463050B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014182504A JP6463050B2 (ja) 2014-09-08 2014-09-08 通信装置およびその制御方法ならびにプログラム
US14/837,646 US9596336B2 (en) 2014-09-08 2015-08-27 Communication apparatus connectable to external apparatus, and control method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014182504A JP6463050B2 (ja) 2014-09-08 2014-09-08 通信装置およびその制御方法ならびにプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016058833A JP2016058833A (ja) 2016-04-21
JP2016058833A5 JP2016058833A5 (ja) 2017-10-12
JP6463050B2 true JP6463050B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=55438665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014182504A Active JP6463050B2 (ja) 2014-09-08 2014-09-08 通信装置およびその制御方法ならびにプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9596336B2 (ja)
JP (1) JP6463050B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9986569B2 (en) * 2015-03-18 2018-05-29 Microsoft Technology Licensing, Llc Battery-backed RAM for wearable devices
JP6755081B2 (ja) * 2015-08-27 2020-09-16 キヤノン株式会社 通信装置およびその制御方法並びにプログラム
JP7025198B2 (ja) * 2017-12-19 2022-02-24 キヤノン株式会社 通信システム、通信装置とその制御方法、プログラム
JP7052496B2 (ja) * 2018-03-30 2022-04-12 ブラザー工業株式会社 通信装置と通信装置のためのコンピュータプログラム

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0944428A (ja) 1995-07-31 1997-02-14 Canon Inc ネットワーク画像処理システム
JP3697114B2 (ja) 1998-08-28 2005-09-21 キヤノン株式会社 情報処理装置及び情報処理方法及び情報処理システム及び情報処理プログラムを記憶した記憶媒体及び情報処理プログラムを送出する送出装置及び情報処理プログラム製品
JP4250266B2 (ja) 1998-08-28 2009-04-08 キヤノン株式会社 周辺機器及び周辺機器制御方法及び周辺機器制御システム及び周辺機器制御プログラムを記憶した記憶媒体及び周辺機器制御プログラムを送出する送出装置及び周辺機器制御プログラム製品
JP3748509B2 (ja) * 2000-09-25 2006-02-22 キヤノン株式会社 撮像装置及び方法、並びに記憶媒体、並びに通信装置及び方法、並びに記憶媒体
JP4983005B2 (ja) * 2005-04-12 2012-07-25 富士通株式会社 電子機器、優先接続装置、優先接続方法及び優先接続プログラム
JP5280082B2 (ja) * 2008-03-28 2013-09-04 京セラ株式会社 携帯無線端末装置
JP2010140269A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Sony Corp 端末装置、端末装置の制御方法及び制御プログラム
JP5642994B2 (ja) * 2009-05-08 2014-12-17 株式会社ザクティ 無線通信装置
JP5288618B2 (ja) * 2009-05-21 2013-09-11 パナソニック株式会社 携帯機器
JP5685079B2 (ja) * 2010-12-28 2015-03-18 任天堂株式会社 画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法および画像処理システム
JP2013157736A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Canon Inc 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
JP5924983B2 (ja) * 2012-03-05 2016-05-25 キヤノン株式会社 情報処理装置、その制御方法およびプログラム
JP5930778B2 (ja) * 2012-03-07 2016-06-08 キヤノン株式会社 通信装置、その制御方法、プログラム
JP6501441B2 (ja) * 2012-05-15 2019-04-17 キヤノン株式会社 データ通信装置、データ通信装置の制御方法、プログラム
JP2015179882A (ja) * 2012-07-23 2015-10-08 パナソニック株式会社 電子機器
KR102037416B1 (ko) * 2012-12-17 2019-10-28 삼성전자주식회사 외부 기기 관리 방법, 외부 기기의 동작 방법, 호스트 단말, 관리 서버 및 외부 기기
JP6080548B2 (ja) * 2012-12-28 2017-02-15 キヤノン株式会社 通信装置、情報端末、それらの制御方法、プログラム
JP6128844B2 (ja) * 2012-12-28 2017-05-17 キヤノン株式会社 通信装置およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体
KR102097640B1 (ko) * 2013-03-08 2020-04-06 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 그것의 제어 방법
JP6224902B2 (ja) * 2013-03-15 2017-11-01 キヤノン株式会社 通信装置、その制御方法、及びプログラム
KR102124178B1 (ko) * 2013-06-17 2020-06-17 삼성전자주식회사 웨어러블 기기 및 웨어러블 기기를 이용한 통신 방법
KR102131829B1 (ko) * 2013-12-17 2020-08-05 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 그 제어방법
JP6260272B2 (ja) * 2013-12-27 2018-01-17 ブラザー工業株式会社 情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理装置の制御方法
KR102016644B1 (ko) * 2014-02-23 2019-08-30 삼성전자주식회사 전자 장치의 기능 및 리소스 운용 방법
JP2015180043A (ja) * 2014-02-25 2015-10-08 キヤノン株式会社 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム
JP6355424B2 (ja) * 2014-05-20 2018-07-11 キヤノン株式会社 通信装置及びその制御方法、プログラム
JP6328797B2 (ja) * 2014-05-30 2018-05-23 アップル インコーポレイテッド 1つのデバイスの使用から別のデバイスの使用への移行
JP6383187B2 (ja) * 2014-06-12 2018-08-29 キヤノン株式会社 通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム
KR102254886B1 (ko) * 2014-06-30 2021-05-24 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 이를 이용한 외부 디바이스의 제어 방법
JP6366386B2 (ja) * 2014-06-30 2018-08-01 キヤノン株式会社 通信装置、撮像装置、通信装置の制御方法、及びプログラム
JP6478539B2 (ja) * 2014-09-18 2019-03-06 キヤノン株式会社 無線通信装置、制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20160072941A1 (en) 2016-03-10
US9596336B2 (en) 2017-03-14
JP2016058833A (ja) 2016-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6521652B2 (ja) 通信装置、その制御方法、プログラム
JP6576082B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
US9807222B2 (en) Communication apparatus, method of controlling same, and storage medium
US10257337B2 (en) Communication apparatus connectable with use of close proximity wireless communication, method for controlling communication apparatus, and recording medium
JP6463050B2 (ja) 通信装置およびその制御方法ならびにプログラム
US10462311B2 (en) Communication apparatus, image capturing apparatus, control method, and storage medium
JP6869746B2 (ja) 通信装置、その制御方法、プログラム
JP6385078B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
JP6222979B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
JP6478539B2 (ja) 無線通信装置、制御方法及びプログラム
JP6415232B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
US10298831B2 (en) Image capturing apparatus and method of controlling same with notification whether to stop moving image recording
JP6386862B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
JP6433231B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
US11917705B2 (en) Communication apparatus that communicates with other devices via network, control method, and storage medium
JP2017085518A (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
US11711610B2 (en) Communication apparatus, control method, and recording medium
JP7097694B2 (ja) 通信装置およびその制御方法
US20220377734A1 (en) Communication apparatus wirelessly communicating with external apparatus, control method, and storage medium
US20240107400A1 (en) Communication device, communication method, and communication system
JP2016100724A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2016054426A (ja) NFCによるデバイス間のWi−Fi接続方法
JP2019004390A (ja) 撮像装置、通信装置、制御方法、及び、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170831

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181228

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6463050

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151