JP2016054426A - NFCによるデバイス間のWi−Fi接続方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラと携帯電話の無線LAN通信を簡単に行う方法を提供する。
【解決手段】無線LANによる通信を開始するために近接無線通信インターフェース経由でデジタルカメラの情報を携帯電話に送る際に、無線通信のための情報に加えて、ユーザによりデジタルカメラに設定可能な固有の情報を送る。携帯電話では、デジタルカメラとの無線接続の開始処理を行う間は、携帯電話の表示画面に、デジタルカメラから送られてきた固有の情報を常に表示し、かつ、無線接続の開始処理をキャンセル手段も合わせて表示する。
【選択図】図5
【解決手段】無線LANによる通信を開始するために近接無線通信インターフェース経由でデジタルカメラの情報を携帯電話に送る際に、無線通信のための情報に加えて、ユーザによりデジタルカメラに設定可能な固有の情報を送る。携帯電話では、デジタルカメラとの無線接続の開始処理を行う間は、携帯電話の表示画面に、デジタルカメラから送られてきた固有の情報を常に表示し、かつ、無線接続の開始処理をキャンセル手段も合わせて表示する。
【選択図】図5
Description
本発明は、通信装置がネットワークを介して他の機器と通信する技術に関する。
近年、デジタルカメラなどの撮像装置に簡易的なアクセスポイント機能を搭載したものが知られている。デジタルカメラが簡易的なアクセスポイント機能を起動すると、携帯電話をはじめとする他の装置がデジタルカメラを無線ネットワークのアクセスポイントとして検知し、デジタルカメラが形成したネットワークに他の装置が参加することで、デジタルカメラと他の装置を無線通信させることができる。これを実現するためには、デジタルカメラと、無線通信させたい他の装置との、二つの装置に対して設定が必要で、そのためには、それぞれの装置を操作する必要がある。装置の操作に慣れていないユーザにとっては、この設定が複雑であるため、手軽にわかりやすくし、ユーザの使い勝手を考慮する技術が知られている。
特許文献1では、複数の通信手段をもつ装置が、第一の通信手段で通信相手の装置のIDを特定して、第二の通信手段を制御する構成をもつことで、通信相手の特定を簡単に行い、通信を開始するまでの複雑なユーザ操作を不要にしている。
デジタルカメラと携帯電話の無線通信を簡単に行うには、携帯電話とデジタルカメラの、NFC(Near Field Communication)などの近接無線通信インターフェース同士を近接させて無線通信に必要な情報を互いにやりとりし、自動で無線接続処理を行う方法がある。
しかし、近接無線通信インターフェース同士を接触させるだけという簡単な操作のみのため、間違いも起きやすい。たとえば、自分のデジタルカメラと間違えて他人のデジタルカメラを自分の携帯電話と接触させたとしても、間違いに気付くのは接続が完了した後であり、他人のデジタルカメラの中身を見でしまう、デジタルカメラの所有者からみたら他人に画像を見られてしまうという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明の通信システムは、無線通信を開始するために近接無線通信インターフェース経由でデジタルカメラの情報を携帯電話に送る際に、無線通信のための情報に加えて、ユーザによりデジタルカメラに設定可能な固有の情報を送り、携帯電話では、デジタルカメラとの無線接続の開始処理を行う間は、携帯電話の表示画面に、上記デジタルカメラから送られてきた固有の情報を常に表示し、かつ、無線接続の開始処理をキャンセル手段も合わせて表示することを特徴とする。
本発明の通信システムによれば、近接無線通信インターフェースを利用した装置間の簡単な無線接続方法においても、無線接続が開始される前に、装置の間違いを気付かせることができるようになる。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態を適宜組み合せることも可能である。
<デジタルカメラの構成>
図1(a)は、本実施形態の通信装置の一例であるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは通信装置の一例としてデジタルカメラについて述べるが、通信装置はこれに限られない。例えば通信装置は携帯型のメディアプレーヤや、いわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であってもよい。
図1(a)は、本実施形態の通信装置の一例であるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは通信装置の一例としてデジタルカメラについて述べるが、通信装置はこれに限られない。例えば通信装置は携帯型のメディアプレーヤや、いわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であってもよい。
制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、例えば、光学レンズユニットと絞り・ズーム・フォーカスなど制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子などで構成される。撮像素子としては、一般的には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)が利用される。撮像部102は、制御部101に制御されることにより、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行いデジタルデータを画像データとして出力する。本実施形態のデジタルカメラ100では、画像データは、DCF(Design Rule for Camera File system)の規格に従って、記録媒体110に記録される。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される後述のプログラム等が格納される。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、ユーザがデジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105は例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンを含む。さらに、後述の接続部111を介して外部機器との通信を開始するための専用の接続ボタンなどの操作部材を含む。また、後述する表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれる。
なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮影を行うための指示を受け付ける。
表示部106は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部106は必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は内部又は外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体110は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体110にアクセスする手段を有していればよい。
接続部111は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のデジタルカメラ100は、接続部111を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。例えば、撮像部102で生成した画像データを、接続部111を介して外部装置に送信することができる。なお、本実施形態では、接続部111は外部装置とIEEE802.11の規格に従った、いわゆる無線LANで通信するためのインターフェースを含む。制御部101は、接続部111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は無線LANに限定されるものではなく、例えば赤外通信方式も含む。接続部111は第1の無線通信手段の一例である。
近接無線通信部112は、例えば無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路や通信コントローラから構成される。近接無線通信部112は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することでISO/IEC 18092の規格(いわゆる NFC:Near Field Communication)に従った非接触近接通信を実現する。本実施形態の近接無線通信部112は、デジタルカメラ100の側部に配される。
後述する携帯電話200とは、互いの近接無線通信部を近接させることにより通信を開始して接続される。なお、近接無線通信部を用いて接続させる場合、必ずしも近接無線通信部同士を接触させる必要はない。近接無線通信部は一定の距離だけ離れていても通信することができるため、互いの機器を接続するためには、近接無線通信可能な範囲まで近づければよい。以下の説明では、この近接無線通信可能な範囲まで近づけることを、近接させる、とも記載する。
また、互いの近接無線通信部が近接無線通信不可能な範囲にあれば、通信は開始されない。また、互いの近接無線通信部が近接無線通信可能な範囲にあって、デジタルカメラ100同士が通信接続されている際に、互いの近接無線通信部112が近接無線通信不可能な範囲に離れてしまった場合は、通信接続が解除される。なお、近接無線通信部112が実現する非接触近接無線通信はNFCに限られるものではなく、他の無線通信を採用してもよい。例えば、近接無線通信部112が実現する非接触近接通信として、ISO/IEC 14443の規格に従った非接触近接通信を採用してもよい。
本実施形態では、接続部111により実現される通信の通信速度は、後述の近接無線通信部112により実現される通信の通信速度よりも速い。また、接続部111により実現される通信は、近接無線通信部112による通信よりも、通信可能な範囲が広い。その代わり、近接無線通信部112による通信では、通信可能な範囲の狭さにより通信相手を限定することができるため、接続部111により実現される通信で必要な暗号鍵の交換等の処理を必要としない。すなわち、接続部111を用いるよりも手軽に通信することができる。
なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100の接続部111は、インフラストラクチャモードにおけるアクセスポイントとして動作するAPモードと、インフラストラクチャモードにおけるクライアントとして動作するCLモードとを有している。デジタルカメラ100がCL機器として動作する場合、周辺のAP機器に接続することで、AP機器が形成するネットワークに参加することが可能である。また、接続部111をAPモードで動作させることにより、本実施形態におけるデジタルカメラ100は、APの一種ではあるが、より機能が限定された簡易的なAP(以下、簡易AP)として動作することも可能である。デジタルカメラ100が簡易APとして動作すると、デジタルカメラ100は自身でネットワークを形成する。デジタルカメラ100の周辺の装置は、デジタルカメラ100をAP機器と認識し、デジタルカメラ100が形成したネットワークに参加することが可能となる。上記のようにデジタルカメラ100を動作させるためのプログラムは不揮発性メモリ103に保持されているものとする。
なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100はAPの一種であるものの、CL機器から受信したデータをインターネットプロバイダなどに転送するゲートウェイ機能は有していない簡易APである。したがって、自機が形成したネットワークに参加している他の装置からデータを受信しても、それをインターネットなどのネットワークに転送することはできない。
次に、デジタルカメラ100の外観について説明する。図2(b)、図2(c)はデジタルカメラ100の外観の一例を示す図である。レリーズスイッチ105aや再生ボタン105b、方向キー105c、タッチパネル105dは、前述の操作部105に含まれる操作部材である。また、表示部106には、撮像部102による撮像の結果得られた画像が表示される。また、本実施形態のデジタルカメラ100は、カメラ筺体の側面に近接無線通信部112のアンテナ部分を有する。この近接無線通信部112同士を一定の距離に近づけることにより、他の機器と近接無線通信を確立することができる。これにより、ケーブル等を介さずに非接触で通信可能であると共に、ユーザの意図に沿って通信相手を限定することができる。
以上がデジタルカメラ100の説明である。
<携帯電話200の内部構成>
図2は、本実施形態の情報処理装置の一例である携帯電話200の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは情報処理装置の一例として携帯電話について述べるが、情報処理装置はこれに限られない。例えば情報処理装置は、無線機能付きのデジタルカメラ、タブレットデバイス、あるいはパーソナルコンピュータなどであってもよい。
図2は、本実施形態の情報処理装置の一例である携帯電話200の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは情報処理装置の一例として携帯電話について述べるが、情報処理装置はこれに限られない。例えば情報処理装置は、無線機能付きのデジタルカメラ、タブレットデバイス、あるいはパーソナルコンピュータなどであってもよい。
制御部201は、入力された信号や、後述のプログラムに従って携帯電話200の各部を制御する。なお、制御部201が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部202は、撮像部202に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行いデジタルデータを画像データとして出力する。撮像した画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部201にて所定の演算を行い、記録媒体210に記録される。
不揮発性メモリ203は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ203には、制御部201が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)や、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションが記録されている。また、本実施形態では、不揮発性メモリ203には、デジタルカメラ100と通信するためのアプリケーション(以下アプリ)が格納されている。
作業用メモリ204は、表示部206の画像表示用メモリや、制御部201の作業領域等として使用される。
操作部205は、携帯電話200に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部205は例えば、ユーザが携帯電話200の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、表示部206に形成されるタッチパネルなどの操作部材を含む。
表示部206は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部206は必ずしも携帯電話200が備える必要はない。携帯電話200は表示部206と接続することができ、表示部206の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体210は、撮像部202から出力された画像データを記録することができる。記録媒体210は、携帯電話200に着脱可能なよう構成してもよいし、携帯電話200に内蔵されていてもよい。すなわち、携帯電話200は少なくとも記録媒体210にアクセスする手段を有していればよい。
接続部211は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態の携帯電話200は、接続部211を介して、デジタルカメラ100とデータのやりとりを行うことができる。本実施形態では、接続部211はアンテナであり、制御部101は、アンテナを介して、デジタルカメラ100と接続することができる。
なお、デジタルカメラ100との接続では、直接接続してもよいしアクセスポイントを介して接続してもよい。データを通信するためのプロトコルとしては、例えば無線LANを通じたPTP/IP(Picture Transfer Protocol over Internet Protocol)を用いることができる。なお、デジタルカメラ100との通信はこれに限られるものではない。例えば、接続部211は、赤外線通信モジュール、Bluewtooth(登録商標)通信モジュール、WirelessUSB等の無線通信モジュールを含むことができる。さらには、USBケーブルやHDMI(登録商標),IEEE1394など、有線接続を採用してもよい。
近距離無線通信部212は、他機との非接触近距離通信を実現するための通信ユニットである。近距離無線通信部212は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための変復調回路や通信コントローラから構成される。近距離無線通信部212は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することにより非接触近距離通信を実現する。ここでは、ISO/IEC 18092の規格(いわゆるNFC)に従った非接触通信を実現する。近距離線通信部212は、他のデバイスからデータ読み出し要求を受けると、不揮発性メモリ203に格納されているデータに基づき、応答データを出力する。本実施形態では、携帯電話200は、近距離線通信部212を通じて、NFCの規格で定義されているカードリーダモード、カードライタモードおよびP2Pモードで動作し、主にInitiatorとしてふるまう。対して、デジタルカメラ100は近距離無線通信部112を介して、主にTargetとしてふるまう。
公衆網接続部213は、公衆無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。携帯電話200は、公衆網接続部213を介して、他の機器と通話することができる。この際、制御部201はマイク214およびスピーカ215を介して音声信号の入力と出力を行うことで、通話を実現する。本実施形態では、公衆網接続部213はアンテナであり、制御部101は、アンテナを介して、公衆網に接続することができる。なお、接続部211および公衆網接続部213は、一つのアンテナで兼用することも可能である。
以上が携帯電話200の説明である。
<携帯電話とデジタルカメラの無線LANによる通信確立までの流れ>
続いて携帯電話とデジタルカメラの無線LANによる通信確立までの流れについて説明する。図3は、携帯電話200がデジタルカメラ100との無線LANによる通信を確立するまでのフローチャートである。
続いて携帯電話とデジタルカメラの無線LANによる通信確立までの流れについて説明する。図3は、携帯電話200がデジタルカメラ100との無線LANによる通信を確立するまでのフローチャートである。
携帯電話200は、ステップS400において、制御部201が、近接無線通信部212でデジタルカメラ100とNFCタッチしたか(近接無線通信部同市が近接したか)どうかを判断し、タッチした場合は、ステップS401で、携帯電話は近接無線通信部212で、接触したデジタルカメラ100からカメラの識別情報、カメラの簡易AP機能が構築する無線LANネットワークの情報を受信する。本実施例では、カメラの識別情報として、カメラに設定されておりユーザにより変更可能なニックネームなどのユーザ設定情報とカメラのUUIDを使用する。なお、この他に、無線接続するためのネットワーク情報、カメラに搭載されているNFCチップの固有情報などを使用しても良い。
ステップS402では、携帯電話200は近接無線通信部212を用いて、携帯電話の識別情報をデジタルカメラ100へ送信する。
ステップS403では、受信したカメラの識別情報のうち、ユーザ設定情報を携帯電話200の表示部206に表示する。
ここで、このときの携帯電話200の表示部206での表示例を図5(a)に示す。図5(a)は、携帯電話200の表示部206を表しており、NFCタッチされると、それを知らせるNFC通知画面600を表示し、そこには、接続処理中であることを知らせるための処理状況601、近接無線通信部212により取得したユーザ情報602と、接続処理を取り消すためのキャンセルボタン603を表示する。
図3のフローチャートに説明を戻すと、ステップS404において、携帯電話200は接続部211を用いて、ステップS401で受信したネットワーク情報をもとに、デジタルカメラ100の無線LANネットワークへ参加し、デジタルカメラ100に対して接続要求を行う一連の接続処理を行う。なお、ステップS404の処理が行われている間、携帯電話200の表示画面206には、図5(a)の画面が表示され続けており、キャンセルボタン603が指定された場合には、ステップS404の処理を中止させる。
ステップS404の接続処理が完了すると、ステップS405にて、携帯電話200の表示部206の表示を接続処理が完了したことを示す画面に切り替える。図5(b)に、この時の携帯電話200の表示部206の一例を示す。図5(b)では、処理状況601の内容が接続完了時のものに切り替わり、また、画面を閉じるためのボタン604も表示される。なお、この画面はボタン604が指定されなくても、一定時間経過の後、自動的に閉じられるものでもある。
続いて、デジタルカメラ100が携帯電話200と無線LANによる通信を確立するまでのフローを図4を使用して説明する。ステップS500で、デジタルカメラの制御部101は、近接無線通信部112で携帯電話200とNFCタッチしたかどうかを判断し、タッチした場合はステップS501へ進む。ステップS501で、デジタルカメラは近接無線通信部112で、前途したカメラの識別情報、カメラの簡易AP機能が構築する無線LANネットワーク情報を携帯電話200へ送信する。なお、ステップS500を開始する時点で、カメラの固有情報のうち、ユーザ設定情報がカメラに設定されていない場合には、表示部106にユーザ設定情報であるニックネームを入力させる画面を表示し、ユーザーの入力完了した時点で、再度、タッチするよう促す。
ステップS502で、近接無線通信部112は、携帯電話200の識別情報を受信する。ステップS503で、自機の簡易AP機能で無線LANネットワークを作成する。ステップS504で、携帯電話100から接続要求を接続部111で受信した場合は、デジタルカメラは、ステップS502で受信した携帯電話の情報と確認がとれたら、ステップS505へ進む。ステップS505において、デジタルカメラは、接続部111で携帯電話200と通信を確立する。
以上が、携帯電話200とデジタルカメラ100が、無線LANネットワークで通信を確立するまでの流れである。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
なお、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
100 デジタルカメラ、101 制御部、102 撮像部、103 不揮発メモリ、
104 作業用メモリ、105 操作部、106 表示部、111 接続部、
112 近接無線通信部
104 作業用メモリ、105 操作部、106 表示部、111 接続部、
112 近接無線通信部
Claims (5)
- 第一の通信装置と第二の通信装置があって、
第一の通信装置と第二の通信装置は、それぞれ第一の通信手段と第二の通信手段により互いに通信が可能で、第一の通信装置の第二の通信手段が参加するネットワークの情報を第一の通信手段により第二の通信装置の送信し、第二の通信装置は、第一の通信手段により受けとった前記ネットワークの情報を元に第二通信手段により前記ネットワークに参加し、第一の通信装置と通信するシステムにおいて、
第一の通信装置では、ユーザにより任意に変更可能な固有情報があり、第一の通信手段により第二の通信装置に前記ネットワーク情報を送る際に、前記固有情報も合わせて送信し、第二の通信装置では、第一の通信手段により前記ネットワーク情報とともに固有情報受信すると前記ネットワーク情報を元に第二の通信手段によりネットワークへの接続開始処理を開始するとともに、前記第二の通信装置が備えている表示手段に前記固有情報を表示することを特徴とする通信システム。 - 前記固有情報を表示するとともに、第二の通信装置の第二の通信手段により行われているネットワークへの接続開始処理を中止する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 第一の通信手段は、近距離無線通信であることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 第一の通信装置に前記固有情報が入力されていない場合には、第一の通信手段により通信を行う前に、固有情報の入力を促すことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 固有情報とは、ユーザが任意に設定できるニックネームの情報であることを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
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WO2017183116A1 (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | オリンパス株式会社 | 無線通信端末、無線通信システム、無線通信方法、およびプログラム |
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