JP6468827B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信によって情報の送受信を行う撮像装置に関する。
近年、無線LANやBluetooth(登録商標)等の通信接続のための設定を簡単な操作で実現するための手法として、ハンドオーバーと呼ばれる仕組みが提案されている。ハンドオーバーは、NFC(Near Field Communication)等の通信可能範囲の狭い通信方式を用いて、認証に必要な設定情報等を機器間で交換した後に、無線LAN等の、より通信可能範囲の広い通信方式に切り替える仕組みである。
例えば、特許文献1には、ハンドオーバーの切り替え要求を受信した際に、切り替え先の通信方式が利用可能状態であるか否かを判断し、利用可能ではないと判断される場合には、利用可能状態に変更して、通信方式の切り替えを実現する仕組みが提案されている。
このような技術は、カメラにも搭載されてきている。
特開2011−151746号公報
NFCによるハンドオーバーは手軽に通信できる一方で、意図しないタイミングでNFCハンドオーバー処理が開始してしまう可能性がある。NFCハンドオーバー処理中は、処理中であることを示す表示をTFT等のカメラ表示部に表示したり、カメラからの撮影を禁止したりするなど、カメラ使用者の撮影行為を妨げる可能性がある。この状態から撮影をするためには、使用者は一度NFCハンドオーバー処理を中断する必要がある。しかしながらこの処理には一定の時間がかかり、すぐには撮影再開できない。これによってカメラ使用者は絶好なシャッターチャンスを逃してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、ハンドオーバー処理が撮像に影響を与えないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像手段と、他の装置と第一の無線通信を介して接続する第一の無線通信手段と、前記第一の無線通信とは異なる第二の無線通信を介して前記他の装置と接続する第二の無線通信手段と、前記第二の無線通信手段で前記他の装置と通信するための通信パラメータを前記第一の無線通信を介して前記他の装置と共有する共有手段と、前記第二の無線通信手段を有効にできるか否かを示す可否情報を、記録領域に記録する記録手段と、前記撮像手段を用いた撮影に関する行為の開始および終了を検知する検知手段と、前記撮影に関する行為の開始を検知した場合、前記可否情報を、有効にできないことを示す情報に設定し、前記撮影に関する行為の終了を検知した場合、前記可否情報を、有効にできることを示す情報に設定する設定手段とを有し、前記共有手段は、前記可否情報も前記他の装置と共有することを特徴とする。
本発明によれば、ハンドオーバー処理が撮像に影響を与えないようにすることができる。
(a)第1の実施形態におけるデジタルカメラのブロック図である。(b)、(c)は、第1の実施形態におけるデジタルカメラの外観図である。 第1の実施形態における携帯電話の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるタグメモリのフォーマット例である。 第1の実施形態におけるネットワークシステムの概略図である。 第1の実施形態における従来のハンドオーバー処理の流れを示す図である。 第1の実施形態におけるタグメモリの情報格納処理を示すフロー図である。 第1の実施形態における通信装置と情報端末の接続シーケンスである。 第2の実施形態におけるタグメモリのフォーマット例である。 第2の実施形態におけるタグメモリの情報格納処理を示すフロー図である。 第2の実施形態における通信装置と情報端末の接続シーケンスである。 第2の実施形態における通信不可時の情報端末200の表示例である。 第3の実施形態における通信装置の操作部を用いた通信設定方法を示すフロー図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
<通信装置100の構成>
図1(a)は、本実施形態の通信装置の一例である通信装置100の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは通信装置の一例としてデジタルカメラについて述べる。
制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従って通信装置100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、例えば、光学レンズユニットと絞り・ズーム・フォーカスなど制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子などで構成される。撮像素子としては、一般的には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)が利用される。撮像部102は、制御部101に制御されることにより、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行いデジタルデータを画像データとして出力する。本実施形態の通信装置100では、画像データは、DCF(Design Rule for Camera File system)の規格に従って、記録媒体110に記録される。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される後述のプログラム等が格納される。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、ユーザが通信装置100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105は例えば、ユーザが通信装置100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタン、露出値を固定するためのAEロックボタンを含む。さらに、後述の通信部111を介して他の機器との通信を開始するための専用の接続ボタンなどの操作部材を含む。また、使用者の接眼を検知する目的でファインダーやEVF(Electronic View Finder)付近に設置される接眼センサーも操作部105に含まれる。また、後述する表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれる。なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮像準備処理を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮像処理を行うための指示を受け付ける。
表示部106は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部106は必ずしも通信装置100が内蔵する必要はない。通信装置100は内部又は外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体110は、通信装置100に着脱可能なよう構成してもよいし、通信装置100に内蔵されていてもよい。すなわち、通信装置100は少なくとも記録媒体110にアクセスする手段を有していればよい。
通信部111は、他の装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態の通信装置100は、通信部111を介して、他の装置とデータのやりとりを行うことができる。例えば、撮像部102で生成した画像データを、通信部111を介して他の装置に送信することができる。なお、本実施形態では、通信部111は他の装置とIEEE802.11の規格に従った、いわゆる無線LANで通信するためのインターフェースを含む。制御部101は、通信部111を制御することで他の装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は無線LANに限定されるものではなく、例えば赤外通信方式も含む。
近接無線通信部112は、例えば無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路や通信コントローラから構成される。近接無線通信部112は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することで非接触近接通信を実現する。ここでは、ISO/IEC 18092の規格(いわゆるNFC:Near Field Communication)に従った非接触近接通信を実現する。本実施形態の近接無線通信部112は、通信装置100の側部に配される。
後述する情報端末200とは、互いの近接無線通信部112を近接させることにより通信を開始して接続される。なお、近接無線通信部112を用いて接続させる場合、必ずしも近接無線通信部112同士を接触させる必要はない。近接無線通信部112は一定の距離だけ離れていても通信することができるため、互いの機器を接続するためには、近接無線通信可能な範囲まで近づければよい。以下の説明では、この近接無線通信可能な範囲まで近づけることを、近接させる、とも記載する。
また、互いの近接無線通信部112が近接無線通信不可能な範囲にあれば、通信は開始されない。また、互いの近接無線通信部112が近接無線通信可能な範囲にあって、通信装置100同士が通信接続されている際に、互いの近接無線通信部112が近接無線通信不可能な範囲に離れてしまった場合は、通信接続が解除される。なお、近接無線通信部112が実現する非接触近接通信はNFCに限られるものではなく、他の無線通信を採用してもよい。例えば、近接無線通信部112が実現する非接触近接通信として、ISO/IEC 14443の規格に従った非接触近接通信を採用してもよい。
本実施形態では、通信部111により実現される通信の通信速度は、後述の近接無線通信部112により実現される通信の通信速度よりも速い。また、通信部111により実現される通信は、近接無線通信部112による通信よりも、通信可能な範囲が広い。その代わり、近接無線通信部112による通信では、通信可能な範囲の狭さにより通信相手を限定することができるため、通信部111により実現される通信で必要な暗号鍵の交換等の処理を必要としない。すなわち、通信部111を用いるよりも手軽に通信することができる。
なお、本実施形態における通信装置100の通信部111は、インフラストラクチャモードにおけるアクセスポイントとして動作するAPモードと、インフラストラクチャモードにおけるクライアントとして動作するCLモードとを有している。そして、通信部111をCLモードで動作させることにより、本実施形態における通信装置100は、インフラストラクチャモードにおけるCL機器として動作することが可能である。通信装置100がCL機器として動作する場合、周辺のAP機器に接続することで、AP機器が形成するネットワークに参加することが可能である。また、通信部111をAPモードで動作させることにより、本実施形態における通信装置100は、APの一種ではあるが、より機能が限定された簡易的なAP(以下、簡易AP)として動作することも可能である。通信装置100が簡易APとして動作すると、通信装置100は自身でネットワークを形成する。通信装置100の周辺の装置は、通信装置100をAP機器と認識し、通信装置100が形成したネットワークに参加することが可能となる。上記のように通信装置100を動作させるためのプログラムは不揮発性メモリ103に保持されているものとする。
なお、本実施形態における通信装置100はAPの一種であるものの、CL機器から受信したデータをインターネットプロバイダなどに転送するゲートウェイ機能は有していない簡易APである。したがって、自機が形成したネットワークに参加している他の装置からデータを受信しても、それをインターネットなどのネットワークに転送することはできない。
次に、通信装置100の外観について説明する。図1(b)、図1(c)は通信装置100の外観の一例を示す図である。レリーズスイッチ105aや再生ボタン105b、方向キー105c、タッチパネル105d、接眼センサー105eは、前述の操作部105に含まれる操作部材である。また、表示部106には、撮像部102による撮像の結果得られた画像が表示される。また、本実施形態の通信装置100は、カメラ筺体の側面に近接無線通信部112のアンテナ部分を有する。この近接無線通信部112同士を一定の距離に近づけることにより、他の機器と近接無線通信を確立することができる。これにより、ケーブル等を介さずに非接触で通信可能であると共に、ユーザの意図に沿って通信相手を限定することができる。
以上が通信装置100の説明である。
<情報端末200の内部構成>
図2は、本実施形態の情報処理装置の一例である情報端末200の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは情報端末の一例として携帯電話について述べるが、情報端末はこれに限られない。例えば情報端末は、無線機能付きのデジタルカメラ、タブレットデバイス、あるいはパーソナルコンピュータなどであってもよい。
制御部201は、入力された信号や、後述のプログラムに従って情報端末200の各部を制御する。なお、制御部201が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部202は、撮像部202に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行いデジタルデータを画像データとして出力する。撮像した画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部201にて所定の演算を行い、記録媒体210に記録される。
不揮発性メモリ203は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ203には、制御部201が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)や、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションが記録されている。また、本実施形態では、不揮発性メモリ203には、通信装置100と通信するためのアプリケーション(以下アプリ)が格納されている。
作業用メモリ204は、表示部206の画像表示用メモリや、制御部201の作業領域等として使用される。
操作部205は、情報端末200に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部205は例えば、ユーザが情報端末200の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、表示部206に形成されるタッチパネルなどの操作部材を含む。
表示部206は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部206は必ずしも情報端末200が備える必要はない。情報端末200は表示部206と接続することができ、表示部206の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体210は、撮像部202から出力された画像データを記録することができる。記録媒体210は、情報端末200に着脱可能なよう構成してもよいし、情報端末200に内蔵されていてもよい。すなわち、情報端末200は少なくとも記録媒体210にアクセスする手段を有していればよい。
通信部211は、他の装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態の情報端末200は、通信部211を介して、通信装置100とデータのやりとりを行うことができる。本実施形態では、通信部211はアンテナであり、制御部101は、アンテナを介して、通信装置100と接続することができる。なお、通信装置100との接続では、直接接続してもよいしアクセスポイントを介して接続してもよい。データを通信するためのプロトコルとしては、例えば無線LANを通じたPTP/IP(Picture Transfer Protocol over Internet Protocol)を用いることができる。なお、通信装置100との通信はこれに限られるものではない。例えば、通信部211は、赤外線通信モジュール、Bluewtooth(登録商標)通信モジュール、WirelessUSB等の無線通信モジュールを含むことができる。さらには、USBケーブルやHDMI(登録商標)、IEEE1394など、有線接続を採用してもよい。
近接無線通信部212は、他機との非接触近距離通信を実現するための通信ユニットである。近接無線通信部212は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための変復調回路や通信コントローラから構成される。近接無線通信部212は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することにより非接触近距離通信を実現する。ここでは、ISO/IEC 18092の規格(いわゆるNFC)に従った非接触通信を実現する。近接無線通信部212は、他のデバイスからデータ読み出し要求を受けると、不揮発性メモリ203に格納されているデータに基づき、応答データを出力する。本実施形態では、情報端末200は、近接無線通信部212を通じて、NFCの規格で定義されているカードリーダモード、カードライタモードおよびP2Pモードで動作し、主にInitiatorとしてふるまう。対して、通信装置100は近距離無線通信部112を介して、主にTargetとしてふるまう。
公衆網通信部213は、公衆無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。情報端末200は、公衆網通信部213を介して、他の機器と通話することができる。この際、制御部201はマイク214およびスピーカ215を介して音声信号の入力と出力を行うことで、通話を実現する。本実施形態では、公衆網通信部213はアンテナであり、制御部101は、アンテナを介して、公衆網に接続することができる。なお、通信部211および公衆網通信部213は、一つのアンテナで兼用することも可能である。
以上が情報端末200の説明である。
<タグメモリフォーマット例>
NFC方式を用いた近接無線通信を行う場合、近接無線通信部112は、内部にタグメモリを内部に備える。そして、NFCのカード機能として、タグメモリの所定の記録領域に格納された情報を、NFCのリーダライタ機能を備える他の機器に対して送信する機能を持つ。
ここで、本実施形態におけるタグメモリのデータフォーマットについて、図3に一例を示す。図3に示すように、タグメモリは、総容量が64バイトであり、SSID(16バイト)、暗号キー(16バイト)、通信可否情報(1バイト)の情報を格納することができる。SSID(Service Set Identifier)及び暗号キーは、後述する通信部111によって生成される無線LANネットワークに接続するために必要な情報である。通信可否情報は、通信装置100が通信部111を用いて他の機器と通信可能な状態に遷移できるか否かを示す情報であり、「0:可」または「1:不可」のどちらかで示される。この情報は、本実施形態では、通信装置100の通信部111の無線LAN機能を利用するか否かを示す。
<ネットワークシステム構成>
図4は、本実施形態のネットワークシステムの一例について概略的に示した図である。本実施形態では、通信装置としてデジタルカメラを、情報端末として携帯電話を用い、両者を無線通信接続するシステムを例に説明する。図4に示すように、ネットワークシステムは、通信装置100と情報端末200とで構成され、これらは、NFC方式による近接無線通信によって通信することが可能である。また、通信装置100と情報端末200は、無線LAN方式による近距離無線通信によって通信することも可能である。
前述したように、NFC方式の場合は、リーダライタ機能を備える情報端末200が、カード機能を備える通信装置100のタグメモリに格納された情報を読み出す方式で通信が実行される。
なお図4では、通信装置としてデジタルカメラを、情報端末としてスマートフォンを用いた例を示しているが、これらは本発明が適用できるシステム構成を限定するものではない。
続いて、図4に示したネットワーク構成において実行される、従来のハンドオーバーの手順について、図5を参照しながら概要を説明する。なお、図5の手順を始める前に、通信装置100と情報端末200はあらかじめ電源が投入されているものとする。
まず、図5の上部に示すように、ハンドオーバーの事前準備として、タグメモリに、通信装置100のアクセスポイント機能が生成する無線LANネットワークに接続するための無線LANパラメータ情報(SSID、暗号キー)が格納される(S501)。本ステップの実行は、操作部105を介したユーザによる入力操作でもよいし、通信装置100の制御部101によって自動処理されてもよい。また、ここで格納される無線LANパラメータは、本ステップが実行される度にランダムな値が生成される。これにより、セキュリティ性を高める。
続いて、事前準備がされた状態において、ユーザが情報端末200を通信装置100に近づけると、NFCによる近接無線通信が実行され、タグメモリに格納されている無線LANパラメータ情報が情報端末200に送信される(S502)。これにより、通信装置100と情報端末200とで、無線LANネットワークの通信パラメータが共有されることになる。続いて、情報端末200が、S501で受信した無線LANパラメータ情報に含まれるSSIDに該当する無線LANネットワークに対して通信接続要求を送信する(S503)。
その後、通信接続要求を受信した通信装置100が、要求許可を示す応答を情報端末200に送信し(S504)、通信装置100と情報端末200の間で無線LAN通信接続が確立される。
以上、従来のハンドオーバー処理の流れについて説明した。
ここまで、本実施形態における通信装置100、情報端末200の構成、およびネットワークシステム構成について説明した。続いて、かかる構成におけるハンドオーバー処理について、図を参照しながら説明する。
<タグメモリの情報格納処理>
まず、本実施形態における通信装置100におけるタグメモリに情報を格納する処理について、図6を参照しながら説明する。
本処理の前提として、予めタグメモリには、通信部111のアクセスポイント機能が生成する無線LANネットワークに接続するための無線LANパラメータ情報(SSID、暗号キー)が格納されているものとする。
図6に示す処理フローは、通信装置100の電源入れられたタイミングで実行される。
S601において、制御部101は、通信装置100から撮影行為開始トリガーを検出したかどうかを判定する。この判定がYESである場合はS602に進み、NOである場合はS603に進む。例えば、YESに該当するケースとしては、測光タイマー(AEロック時の保持時間)のカウントが開始された場合(ここでは、SW2がOFFとなることでカウントが開始される)が考えられる。また、接眼センサーがONになった場合(ファイダーに接眼された場合)や、AEロックボタンがONになった場合が考えられる。更に、レリーズスイッチのSW1がONになった場合、SW2がONになった場合、動画撮影が開始された場合、ミラーアップ撮影が開始された場合などが考えられる。
S602において、制御部101は、タグメモリの通信可否情報の情報を更新する。本ステップでは、通信可否情報を「1:不可」とする。
S603において、制御部101は、通信装置100から撮影行為終了トリガーを検出するかどうかを判定する。この判定がYESである場合はS604に進み、NOである場合はS605に進む。例えば、YESに該当するケースとしては、測光タイマーがOFFになった場合(カウントが所定の時間に達して終了した場合)が考えられる。また、接眼センサーがOFFになった場合(ユーザがファインダーから離れた場合)や、AEロックボタンがOFFになった場合が考えられる。更に、レリーズスイッチのSW1がOFFになった場合、SW2がOFFになった場合、動画撮影が終了した場合、ミラーアップ撮影が終了した場合などが考えられる。
S604において、制御部101は、タグメモリの通信可否情報の情報を更新する。本ステップでは、通信可否情報を「0:可」とする。
S605では、撮影開始終了トリガーの検出を終了するかどうかを判定している。この判定がYESである場合はS606に進み、NOである場合はS601に戻り引き続き撮影開始終了トリガーの検出を行う。
S605においてYESと判定された場合は、S606において、制御部101は、指定された終了処理を実行する。
以上、タグメモリへの情報格納処理について説明した。
なお本実施形態では、無線LANパラメータ情報(SSID、暗号キー)は、ランダムに生成した値をタグメモリに格納する場合について説明したが、例えば工場出荷時に固定の無線LANパラメータ情報をタグメモリに書込むようにしてもよい。あるいは、表示部106に設定メニュー画面を表示し、操作部105を介したユーザの入力操作により無線LANのネットワーク設定が変更されたタイミングでタグメモリ上の無線LANパラメータ情報を更新するようにしてもよい。
<ハンドオーバー処理>
続いて、本実施形態における通信装置100と情報端末200との間で実行されるハンドオーバー処理の詳細ついて、図を参照しながら説明する。
以下の説明では、通信装置100の通信可否情報が「0:可」である場合と「1:不可」である場合のそれぞれにおいてハンドオーバー処理を開始した場合の処理シーケンスを、図7(a)、図7(b)を参照しながら説明する。
図7(a)は通信装置100の通信可否情報が「0:可」のときの処理シーケンスを示した図である。
S701において、通信装置100の制御部101は通信装置100が撮影終了トリガーを検出し、近接無線通信部112のタグメモリの通信可否情報部分を「0:可」に書き換える。
S702において、情報端末200の制御部201は、ユーザ操作を受けてNFCのリーダライタ機能を有効化する。例えば、操作部205の所定のボタンが押下されたことにより有効化してよい。
S703において、情報端末200の制御部201は、近接無線通信部212のリーダライタ機能によって、読み出し要求信号を送信する。本ステップは、ユーザが情報端末200と通信装置100を、NFC通信における通信可能範囲内に近づけたことを契機に実行される。ここでNFC方式の通信可能範囲は、10cm程度の近接的な距離の範囲内となる。例えば情報端末200の表示部206に、情報端末200を通信装置100に近づける(タッチする)ことをユーザに促す画面を表示させる。ユーザが情報端末200を通信装置100にタッチさせると、近接無線通信部212から送信された読み出し要求の信号が通信装置100の近接無線通信部112に到達する。なお、図7における縦軸上の網かけ部分は、互いの機器がNFC通信の通信可能範囲内に近接されている状態を示す。
S704において、通信装置100の近接無線通信部112は、タグメモリに格納された情報を読み出し、読み出し要求信号の応答信号として、情報端末200に送信する。ここで送信される情報には、通信装置100の通信部111のアクセスポイント機能が生成する無線LANネットワークに接続するための無線LANパラメータ情報(SSID、暗号キー)が含まれる。さらに、通信可否情報(「0:可」)の情報も含まれる。なお、通信装置100の近接無線通信部112は、情報端末200の近接無線通信部212から供給される電波を受信する際の電磁誘導で発生する電力を利用して、処理を実行する。
S705において、通信装置100の近接無線通信部112は、電源制御部111を制御して、通信装置100のバッテリ電源供給を有効化して通信装置100のシステム全体を起動する。それとともに、制御部101に対して通信部111を有効化するよう要求する。この要求を受けた制御部101は、通信部111のアクセスポイント機能を有効化する。
S706において、情報端末200の制御部201は、S703で受信した情報を解析し、通信部211による通信接続要求を送信するか否かを決定する。具体的には、取得した通信可否情報の情報をもとに、情報端末200が予め備える判定テーブルを参照することによって、通信部211からの通信接続要求を送信するか否かを決定する。
S707において、情報端末200の制御部201は、通信部211を制御して、通信装置100の通信部111のアクセスポイント機能によって生成された無線LANネットワークに接続するために、通信接続要求を通信装置100に送信する。なお本ステップは、本発明における接続要求手段に相当する。ここでは、S704で取得した無線LANパラメータ情報(SSID、暗号キー)が利用される。
S708において、通信装置100の制御部101は、S707で送信された無線LANパラメータ情報(SSID、暗号キー)が有効であると判定し、通信部111を制御して、通信接続要求を許可する応答を情報端末200に送信する。これにより、通信装置100と情報端末200の間で無線LAN通信接続が確立される。
次に、図7(b)を用いて、通信装置100の通信可否情報が「1:不可」のときの処理シーケンスを説明する。
S701において、通信装置100の制御部101は通信装置100が撮影開始トリガーを検出し、近接無線通信部112のタグメモリの通信可否情報部分を「1:不可」に書き換える。
S702からS704、S706は同様であるため説明を省略する。
S711において、情報端末200はS706で通信装置100の通信可否情報が「1:不可」である情報を得たため、通信接続要求を送信せず、ハンドオーバー処理を終了する。
以上、図7を参照しながら、本実施形態における通信装置100と情報端末200との間で実行されるハンドオーバー処理の詳細について説明した。
以上、説明した実施形態により、通信装置100が撮影している場合にはNFCハンドオーバー処理を禁止することが可能となる。また、撮影行為開始トリガーと終了トリガーを測光タイマーのカウントの開始と終了とすることにより、カメラ使用者がレリーズボタンの操作を終了しても、NFCハンドオーバーNG期間が一定期間継続される。このため、撮影行為と撮影行為のわずかな隙間においてもNFCハンドオーバー処理の可否を制御でき、よりカメラ使用者の撮影行為へ与える影響を取り除くことが可能となる。
[第2の実施形態]
以下、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、通信装置100がタグメモリに、無線LANパラメータ情報(SSID、暗号キー)、通信可否情報の情報を格納し、撮影開始トリガーと撮影終了トリガーの検出で通信可否情報を書き換える場合の例について説明した。本実施形態では、撮影開始トリガーと撮影終了トリガーをそれぞれ測光タイマー開始と測光タイマー終了とし、タグメモリに測光タイマーの設定値に関する情報を格納した場合について説明する。
測光タイマー機能を持つ通信装置の中には、使用者が測光タイマーの時間を任意に設定できるものがある。測光タイマーの設定値は数秒から数十分まで設定可能で、通信装置の表示部に表示したメニューを見ながら、操作部の操作により選択する。このような通信装置において、測光タイマーの開始終了トリガーをもとに通信可否情報を切り替えた場合、測光タイマーの設定値によっては数十分も通信不可状態が続いてしまう。使用者は撮影後数十分NFCハンドオーバーができない。そこで、タグメモリに速攻タイマーの設定値に関する情報を格納し、情報端末で読み取り表示部等に表示することで、使用者に測光タイマーが設定されていることや、その設定値、測光タイマーがオフになるまでの残り時間などの情報を与えることができる。
本実施形態における、通信装置100、情報端末200の内部構成、ネットワークシステムについては、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
<通信装置(タグ)100の構成>
まず、本実施形態におけるタグメモリのデータフォーマットについて、図8に例を示す。図8に示すように、タグメモリは、総容量が64バイトであり、SSID(16バイト)、暗号化キー(16バイト)、通信可否情報(1バイト)、測光タイマー状態(1バイト)、測光タイマー設定値(4バイト)の情報を格納することができる。SSID、暗号化キー、および通信可否情報は、実施形態1のそれと同じである。測光タイマー状態は、通信装置100の測光タイマーの状態を示す情報である。本実施形態では「0:オフ状態」、「1:オン状態」と定義する。測光タイマー設定値は、通信装置100に設定されている測光タイマーの設定値を示す情報である。
<タグメモリの情報格納処理>
続いて、本実施形態における通信装置100におけるタグメモリに情報を格納する処理について、図9を参照しながら説明する。なお本実施形態では実施形態1において図6で示した格納処理と異なる処理ステップについてのみ説明を行う。
S901で通信装置100が撮影開始トリガーを検出した場合、S902において、通信装置100の測光タイマーがON状態かどうかを確認する。OFF状態の場合S903へ、ON状態のときS904へ進む。
S903において、制御部101は、タグメモリの通信可否情報の情報を更新する。本ステップでは、通信可否情報を「1:不可」、測光タイマー状態を「0:オフ」とする。
S904は通信装置100に設定されている測光タイマーの設定値を取得し、S905において、制御部101は、タグメモリの通信可否情報の情報を更新する。本ステップでは、通信可否情報を「1:不可」、測光タイマー状態を「1:オン」、測光タイマー設定値をS904で取得した値とする。
S906で通信装置100が撮影終了トリガーを検出した場合、S907において、通信装置100の測光タイマーがON状態かどうかを確認する。OFF状態の場合S908へ、ON状態のときS909へ進む。
S908において、制御部101は、タグメモリの通信可否情報の情報を更新する。本ステップでは、通信可否情報を「0:可」、測光タイマー状態を「0:オフ」とする。
S909では通信装置100に設定されている測光タイマーの設定値を取得し、S910において、制御部101は、タグメモリの通信可否情報の情報を更新する。本ステップでは、通信可否情報を「1:不可」、測光タイマー状態を「1:オン」、測光タイマー設定値をS909で取得した値とする。
以上、本実施形態におけるタグメモリへの情報格納処理について説明した。
<ハンドオーバー処理>
続いて、本実施形態における通信装置100と情報端末200との間で実行されるハンドオーバー処理の詳細について、図10を参照しながら説明する。なお本実施形態では実施形態1において図7で示したハンドオーバー処理と異なるステップを中心に説明する。
ここでは、代表的な処理シーケンスとして、通信装置100の通信可否情報が「0:可」である場合と「1:不可」である場合を例に挙げ、それぞれの場合においてハンドオーバー処理を開始した場合の処理シーケンスを、図10(a)(b)を参照して説明する。
図10(a)は通信装置100の通信可否情報が「0:可」、測光タイマーがオフのときの処理シーケンスを示した図である。
S1001において、通信装置100の制御部101は通信装置100の測光タイマーがオフであることを確認し、近接無線通信部112のタグメモリの通信可否情報部分を「0:可」、測光タイマー状態を「0:オフ状態」に書き換える。以降の処理は実施形態1と同様である。
これにより、通信装置100と情報端末200の間で無線LAN通信接続が確立される。次に、図10(b)を用いて、通信装置100の通信可否情報が「1:不可」、測光タイマーがオンのときの処理シーケンスを説明する。
S1001において、通信装置100の制御部101は通信装置100の測光タイマーがオンであることを確認し、近接無線通信部112のタグメモリの通信可否情報部分を「1:不可」、測光タイマー状態を「1:オン状態」に書き換える。また、測光タイマーの設定値を取得し、同様に近接無線通信部112のタグメモリの測光タイマー設定値部分を書き換える。
ステップS706までの処理は同様であるため説明を省略する。
S1002において、情報端末200はS704で通信装置100の測光タイマーがオンである情報を得たため、ハンドオーバーができないことを示す情報と、その原因が測光タイマーがオン状態であることを示す情報を表示部206に表示する。図11にこのときの表示例を示す。
図11(a)はNFCハンドオーバーができないことと、その原因が通信装置100の測光タイマーがオンであることを示した例である。
図11(b)は上記に加え、現在通信装置100に設定されている測光タイマーの設定値を表示した例である。使用者は測光センサーの設定値から、通信装置100が再び通信可能状態になるまでのおおよその時間を予想することができる。
本実施形態ではタグメモリに測光タイマーの設定値を書き込む場合について説明したが、測光タイマーの設定値に加え測光タイマーがオンになった時刻をタグメモリに書きこむことにより、測光タイマーオフまでの残り時間を算出することができる。情報端末200上で残り時間をカウントダウン表示することもできる。図11(c)に例を示す。
以上、図10を参照しながら、本実施形態における通信装置100と情報端末200との間で実行されるハンドオーバー処理の詳細について説明した。
以上、説明した実施形態により、通信装置100が測光タイマーオン状態であることによりNFCハンドオーバーができないことを情報端末200に表示することが可能となる。
[第3の実施形態]
以下、第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態ではタグメモリに通信可否情報を書き込み、この状態によってNFCハンドオーバーをするか否かを決定する場合について説明した。
本実施形態では、NFCハンドオーバーではなく、通信装置100の操作部105から通信設定する場合にも、タグメモリの通信可否情報で通信するか否かを決定する場合について説明する。
本実施形態における、通信装置100の構成、タグメモリのフォーマット例、およびタグメモリの情報格納処理については実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
図12に、通信装置100の操作部105を用いた近距離無線通信設定のフローを示す。
S1201において、通信装置100の操作部を操作し、近距離無線通信設定ウィザードを開始する。
S1202において通信装置100のタグメモリを参照し、通信可否情報が「0:可」か否かを確認する。「0:可」の場合、S1202に遷移する。「0:可」でない場合、S1205に遷移する。
S1203では、近距離無線通信設定ウィザードを継続し、使用者は操作部105を操作し任意の近距離無線通信に必要なパラメータを入力していく。またここで、通信装置100でパラメータを自動的に生成してもよい。
S1204では、S1203で設定した通信パラメータを用いて、近距離無線通信機能を起動する。
S1205では、近距離無線通信ができないことを表示部106等に表示し、近距離無線通信設定ウィザードを終了する。
以上、説明した実施形態により、通信装置100は、操作部による通信設定においても、タグメモリの通信可否情報で通信するか否かを制御できるようになる。
[他の実施形態]
上述の実施形態では説明を簡単にするために、情報端末200のソフトウェアに関して、OSとOSがインストールするアプリケーションとの区別をせずに記載した。しかしながら、スマートフォンに代表される携帯機器は、一般に、OSがネットワークレベルの通信を制御し、アプリケーションがアプリレベルの通信を制御する。そこで、例えばタグにはアプリケーションを起動するための情報を記載しておき、装置同士を近接させるだけでアプリケーションを起動できるようにしてもよい。なお、通信可否情報のような、いわゆるベンダ独自の情報については、起動したアプリケーションによって確認する。そのため、アプリケーション起動のための情報は、通信可否情報にどのような値が設定されていたとしても、情報端末200に送信される。
また、上述の実施形態では、撮影行為の終了トリガーとして何らかの操作や処理の終了を検知したタイミングを利用した。これについては、例えば、撮影行為の開始トリガーから時間をカウントし、このカウントが所定の時間に達したタイミングを撮影行為の終了トリガーの代わりに利用するようにしてもよい。なお、測光タイマーを利用する例は、他の機能のためのタイマーを上記の代替処理のように利用した場合の例である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCUPやMPU等)がプログラムを読みだして実行する処理である。

Claims (15)

  1. 撮像手段と、
    他の装置と第一の無線通信を介して接続する第一の無線通信手段と、
    前記第一の無線通信とは異なる第二の無線通信を介して前記他の装置と接続する第二の無線通信手段と、
    前記第二の無線通信手段で前記他の装置と通信するための通信パラメータを前記第一の無線通信を介して前記他の装置と共有する共有手段と、
    前記第二の無線通信手段を有効にできるか否かを示す可否情報を、記録領域に記録する記録手段と、
    前記撮像手段を用いた撮影に関する行為の開始および終了を検知する検知手段と、
    前記撮影に関する行為の開始を検知した場合、前記可否情報を、有効にできないことを示す情報に設定し、前記撮影に関する行為の終了を検知した場合、前記可否情報を、有効にできることを示す情報に設定する設定手段とを有し、
    前記共有手段は、前記可否情報も前記他の装置と共有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像手段のAEの値を固定する時間を測光タイマーとして設定する手段を更に有し、
    前記検知手段は、前記測光タイマーのカウントが開始される場合に前記撮影に関する行為の開始を検知し、前記測光タイマーのカウントが終了する場合に前記撮影に関する行為の終了を検知することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. ビューファインダーと、
    前記ビューファインダーに接眼されたことを検知する接眼センサーとを更に有し、
    前記検知手段は、前記接眼センサーが前記ビューファインダーに接眼されたことを検知する場合に、前記撮影に関する行為の開始を検知し、前記接眼センサーが前記ビューファインダーの接眼を検知しなくなった場合に、前記撮影に関する行為の終了を検知することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像手段のAEを固定するためのAEロックボタンを更に有し、
    前記検知手段は、前記AEロックボタンがONになる場合に前記撮影に関する行為の開始を検知し、前記AEロックボタンがOFFになる場合に、前記撮影に関する行為の終了を検知することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. ユーザに押下されることによって撮像に関する指示を受け付けるレリーズスイッチを更に有し、
    前記撮像手段は、前記レリーズスイッチが半押しされたことに応じて撮像準備処理を開始し、前記レリーズスイッチが全押しされたことに応じて撮像処理を開始し、
    前記検知手段は、前記レリーズスイッチが半押しされた場合に、前記撮影に関する行為の開始を検知し、前記レリーズスイッチが押下されていない状態になる場合に、前記撮影に関する行為の終了を検知することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. ユーザに押下されることによって撮像に関する指示を受け付けるレリーズスイッチを更に有し、
    前記撮像手段は、前記レリーズスイッチが半押しされたことに応じて撮像準備処理を開始し、前記レリーズスイッチが全押しされたことに応じて撮像処理を開始し、
    前記検知手段は、前記レリーズスイッチが全押しされた場合に、前記撮影に関する行為の開始を検知し、前記レリーズスイッチの全押しが解除された場合に、前記撮影に関する行為の終了を検知することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記検知手段は、動画撮影を開始した場合に、前記撮影に関する行為の開始を検知し、前記動画撮影を終了した場合に、前記撮影に関する行為の終了を検知することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記第二の無線通信は第一の無線通信よりも通信可能な距離が長いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記第一の無線通信手段は、NFCのタグであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記記録領域は、前記第一の無線通信手段に含まれることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記共有手段は、前記第一の無線通信手段が、前記他の装置からの要求に対して前記通信パラメータを応答することによって共有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記共有手段は、前記他の装置にインストールされているアプリケーションを起動する情報も共有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記共有手段は、前記可否情報の設定に関わらず、前記他の装置にインストールされているアプリケーションを起動する情報を共有することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 撮像手段と、他の装置と第一の無線通信を介して接続する第一の無線通信手段と、前記第一の無線通信とは異なる第二の無線通信を介して前記他の装置と接続する第二の無線通信手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記第二の無線通信を介して前記他の装置と通信するための通信パラメータを前記第一の無線通信を介して前記他の装置と共有する共有ステップと、
    前記第二の無線通信手段を有効にできるか否かを示す可否情報を、記録領域に記録する記録ステップと、
    前記撮像手段を用いた撮影に関する行為の開始および終了を検知する検知ステップと、
    前記撮影に関する行為の開始を検知した場合、前記可否情報を、有効にできないことを示す情報に設定し、前記撮影に関する行為の終了を検知した場合、前記可否情報を、有効にできることを示す情報に設定する設定ステップとを有し、
    前記共有ステップでは、前記可否情報も前記他の装置と共有されることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  15. コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
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