JP6383187B2 - 通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、撮像装置、通信装置の制御方法、及びプログラムに関する。
現在、2種類の無線通信機能を備える2つの通信装置の間で、第1の無線通信機能を用いて第2の無線通信機能のためのパラメータを交換することにより、第2の無線通信機能による無線接続の確立を容易にする技術が知られている。例えば、特許文献1には、パーソナルコンピュータが携帯電話機に内蔵されているRFタグに記憶されている電話番号を読み取り、この電話番号に基づいて、パーソナルコンピュータと携帯電話機との間で通信を行うことが開示されている。また、無線LAN通信機能と近接無線通信機能とを備えるデジタルカメラが、近接無線通信機能を用いて無線LAN接続に必要なパラメータをスマートフォンに提供することにより、スマートフォンとの無線LAN接続の確立を容易にすることも知られている。
近接無線通信機能を備えるデジタルカメラの中には、近接無線通信機能に電力を供給しない省電力状態になることが可能なものがある。デジタルカメラが省電力状態の際にスマートフォンが近接すると、近接無線通信機能は、スマートフォンが発生させる磁界を電力に変換することにより動作し、デジタルカメラの電源制御CPUに対して割り込み通知を行う。電源制御CPUは、割り込み通知を受けると、デジタルカメラを通常状態に復帰させ、近接無線通信機能に対する電力供給を開始する。その後、デジタルカメラは、割り込み通知が発生した原因に応じた処理を行うことができる。
特開2002−204239号公報
割り込み通知が発生してからデジタルカメラが通常状態に復帰するまでには多少の時間がかかり、その間に、スマートフォンがデジタルカメラから離れてしまう場合がある。この場合、通常状態に復帰したデジタルカメラは、割り込み通知が発生した原因を把握できず、適切な処理を行えない可能性がある。特許文献1は、省電力状態を考慮しておらず、このような問題に対処することはできない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、デジタルカメラ等の通信装置が省電力状態から通常状態に復帰した際に、通常状態に復帰した原因を把握できるようにする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、通信装置であって、外部装置と近接無線通信により通信する近接通信手段と、前記通信装置の動作を制御する制御手段と、を備え、前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して書き込み要求を受信した場合、前記近接通信手段は書き込みを要求されたデータの内容に関わらず前記制御手段に通知し、前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して読み出し要求を受信した場合、前記近接通信手段は前記制御手段に通知しないことを特徴とする通信装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、デジタルカメラ等の通信装置が省電力状態から通常状態に復帰した際に、通常状態に復帰した原因を把握できる。
第1の実施形態に係る通信システムの全体構成を示すブロック図。 デジタルカメラA100が省電力動作時にスマートフォンB100と近接無線通信を行い、無線LAN通信を確立するまでの処理の流れを示すシーケンス図。 デジタルカメラA100の第二制御部A120が実行する処理を示すフローチャート。 デジタルカメラA100の第一制御部A101が実行する処理を示すフローチャート。 スマートフォンB100の制御部B101が実行する処理を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施形態を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る通信システムの全体構成を示すブロック図である。ここでは、通信装置の例として、撮像装置としても機能するデジタルカメラ及びスマートフォンについて説明する。しかしながら、通信装置はこれらに限定されず、携帯型のメディアプレーヤ、タブレットデバイス、又はパーソナルコンピュータなどの情報処理装置であってもよい。
まず、デジタルカメラA100について説明する。第一制御部A101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラA100の各部を制御する。なお、第一制御部A101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部A102は、例えば、光学レンズユニットと、絞り・ズーム・フォーカスなどを制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子などを含む。撮像素子としては、一般的には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)が利用される。撮像部A102は、第一制御部A101に制御されることにより、撮像部A102に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行い、デジタルデータを画像データとして出力する。本実施形態のデジタルカメラA100では、画像データは、DCF(Design rule for Camera File system)の規格に従って、記録媒体A110に記録される。
不揮発性メモリA103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、第一制御部A101で実行される後述のプログラム等が格納される。作業用メモリA104は、撮像部A102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部A106の画像表示用メモリ、第一制御部A101の作業領域等として使用される。
第一操作部A105は、後述する表示部A106に形成されるタッチパネルからの操作入力を受け付ける。例えば、ユーザは、表示部A106に表示された被写体を表示部A106上でタッチすることができる。この場合、第一操作部A105は、タッチ位置に対するAF(オートフォーカス)処理や、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の、静止画の撮像準備を行う指示を受け付ける。また、第一操作部A105は、表示部A106に表示される仮想キーボードを用いて、タッチ操作で文字等を入力する際にも使用される。
表示部A106は、静止画の撮像準備段階でのライブビューの表示、撮像した静止画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部A106は必ずしもデジタルカメラA100が内蔵する必要はない。デジタルカメラA100は、カメラの背面等に設けた表示部A106だけでなく、カメラの外部の表示部A106と接続することができ、表示部A106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体A110は、撮像部A102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体A110は、デジタルカメラA100に着脱可能なように構成されていてもよいし、デジタルカメラA100に内蔵されていてもよい。即ち、デジタルカメラA100は、少なくとも記録媒体A110にアクセスする機能を有していればよい。
接続部A111は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のデジタルカメラA100は、接続部A111を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。なお、本実施形態では、接続部A111は、外部装置とIEEE802.11の規格に従った、いわゆる無線LANにより通信するためのインターフェースを含む。第一制御部A101は、接続部A111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。
近接無線通信部A112は、例えば、デジタルカメラA100の側部に配され、無線通信のためのアンテナ、無線信号を処理するため変復調回路、通信コントローラなどを含む。近接無線通信部A112は、変調した無線信号をアンテナから出力し、また、アンテナで受信した無線信号を復調する。本実施形態では、近接無線通信部A112は、ISO/IEC 18092の規格(NFC(Near Field Communication))に従った非接触近接無線通信を行うものとする。しかしながら、近接無線通信部A112が実現する非接触近接無線通信は、NFCに限られるものではなく、他の無線通信規格を採用してもよい。例えば、近接無線通信部A112が実現する非接触近接無線通信として、ISO/IEC 14443の規格に従った非接触近接無線通信を採用してもよい。
近接無線不揮発性メモリA123は、近接無線通信部A112に備えられている不揮発性メモリである。近接無線不揮発性メモリA123の内部に記憶されているデータは、非接触近接無線通信により、後述するスマートフォンB100とでやり取りされる。後述するスマートフォンB100の近接無線通信部B112を近接無線通信部A112に近接させると、デジタルカメラA100とスマートフォンB100との間で通信が開始する。なお、必ずしも近接無線通信部A112と近接無線通信部B112とを物理的に接触させる必要はない。近接無線通信部A112及び近接無線通信部B112は、一定の距離だけ離れていても通信することができる。そのため、近接無線通信部A112と近接無線通信部B112とを無線接続するためには、両通信部を近接無線通信可能な範囲まで近づければよい。以下の説明では、両通信部を近接無線通信可能な範囲まで近づけることを、「近接させる」とも言う。また、近接無線通信部A112及び近接無線通信部B112が近接無線通信不可能な範囲にあれば、通信は開始されない。また、近接無線通信部A112及び近接無線通信部B112が近接無線通信可能な範囲にあって通信が行われている状態で、両通信部が近接無線通信不可能な範囲に離れてしまった場合は、通信が切断される。
第一制御部A101及び第二制御部A120に対しては、近接無線通信部A112からの割り込み信号線A124が接続されている。また、第一制御部A101と近接無線通信部A112とは、近接無線通信部A112を制御するための制御信号線A125で接続されている。第一制御部A101は、制御信号線A125を通じた制御により、近接無線通信部A112に対して、どのタイミングで割り込み信号線A124による割り込み信号を出力するかを設定することが可能である。また、第一制御部A101は、制御信号線A125を用いて、近接無線通信部A112に備えられている近接無線不揮発性メモリA123に対して、データの読み書きを行うことが可能である。
第二制御部A120は、第二操作部A122からの操作命令に応じて電源部A121を制御し、デジタルカメラA100全体の電源システムを制御するために用いられる。特に、第二制御部A120は、第一制御部A101に対する給電制御を行う。更に、第二制御部A120は、前述した近接無線通信部A112と近接無線通信部B112との通信を検出するために、割り込み信号線A124を通じて、近接無線通信部A112からの割り込み信号を受け付ける。
第二操作部A122は、デジタルカメラA100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。第二操作部A122は、例えば、ユーザがデジタルカメラA100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮像を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンを含む。また、第二操作部A122は、接続部A111を介して外部機器との通信を開始するための専用の接続ボタンなどの操作部材を含む。なお、不図示のレリーズスイッチは、SW1及びSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、第二操作部A122は、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の、静止画の撮像準備を行う指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、第二操作部A122は、静止画の撮像を行う指示を受け付ける。上述した第一操作部A105が、タッチパネル操作のための操作部であるのに対し、第二操作部A122は、メカニカルな機構を用いたボタン操作のための操作部である。
電源部A121は、デジタルカメラA100の不図示の電池に接続されている。電池が挿入されると、まず、電源部A121は、第二制御部A120のみに電源を供給する。その状態で、第二制御部A120が、第二操作部A122からの操作に応じて電源部A121を制御することにより、第一制御部A101並びに、第一制御部A101が制御する周辺回路への電源を供給することが可能となる。
次に、スマートフォンB100について説明する。制御部B101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってスマートフォンB100の各部を制御する。なお、制御部B101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部B102は、例えば、光学レンズユニットと、絞り・ズーム・フォーカスなどを制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子などを含む。撮像素子としては、一般的には、CMOSや、CCDが利用される。撮像部B102は、制御部B101に制御されることにより、撮像部B102に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行い、デジタルデータを画像データとして出力する。本実施形態のスマートフォンB100では、画像データは、DCFの規格に従って、記録媒体B110に記録される。
不揮発性メモリB103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部B101で実行される後述のプログラム等が格納される。作業用メモリB104は、撮像部B102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部B106の画像表示用メモリ、制御部B101の作業領域等として使用される。
操作部B105は、スマートフォンB100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部B105は、例えば、ユーザがスマートフォンB100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、画面遷移を指示するための操作ボタンを含む。また、後述する表示部B106に形成されるタッチパネルも、操作部B105に含まれる。
表示部B106は、撮像した静止画像データの表示、対話的な操作のためのGUI(Graphical User Interface)表示などを行う。なお、表示部B106は必ずしもスマートフォンB100が内蔵する必要はない。スマートフォンB100は、表示内容を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体B110は、撮像部B102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体B110は、スマートフォンB100に着脱可能なように構成されていてもよいし、スマートフォンB100に内蔵されていてもよい。即ち、スマートフォンB100は、少なくとも記録媒体B110にアクセスする機能を有していればよい。
接続部B111は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のスマートフォンB100は、接続部B111を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。なお、本実施形態では、接続部B111は、外部装置とIEEE802.11の規格に従った、いわゆる無線LANにより通信するためのインターフェースを含む。制御部B101は、接続部B111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。
近接無線通信部B112は、例えば、スマートフォンB100の側部に配され、無線通信のためのアンテナ、無線信号を処理するため変復調回路、通信コントローラなどを含む。近接無線通信部B112は、変調した無線信号をアンテナから出力し、また、アンテナで受信した無線信号を復調する。本実施形態では、近接無線通信部B112は、ISO/IEC 18092の規格(NFC(Near Field Communication))に従った非接触近接無線通信を行うものとする。しかしながら、近接無線通信部B112が実現する非接触近接無線通信は、NFCに限られるものではなく、他の無線通信規格を採用してもよい。例えば、近接無線通信部B112が実現する非接触近接無線通信として、ISO/IEC 14443の規格に従った非接触近接無線通信を採用してもよい。
近接無線通信部B112を前述したデジタルカメラA100の近接無線通信部A112に近接させると、デジタルカメラA100とスマートフォンB100との間で通信が開始する。なお、必ずしも近接無線通信部B112と近接無線通信部A112とを物理的に接触させる必要はない。近接無線通信部B112及び近接無線通信部A112は、一定の距離だけ離れていても通信することができる。そのため、近接無線通信部B112と近接無線通信部A112とを無線接続するためには、両通信部を近接無線通信可能な範囲まで近づければよい。また、近接無線通信部B112及び近接無線通信部A112が近接無線通信不可能な範囲にあれば、通信は開始されない。また、近接無線通信部B112及び近接無線通信部A112が近接無線通信可能な範囲にあって通信が行われている状態で、両通信部が近接無線通信不可能な範囲に離れてしまった場合は、通信が切断される。
公衆無線通信部B113は、基地局C100を介して公衆網D100を利用した通信を実現するためのインターフェースである。公衆無線通信部B113は、無線通信のためのアンテナ、無線信号を処理するため変復調回路、通信コントローラなどを含む。公衆無線通信部B113は、W−CDMA(UMTS)やLTE(Long Term Evolution)等の規格に従って公衆無線通信を実現する。
なお、図1では、デジタルカメラA100とスマートフォンB100とが1対1で通信し得ることを示す図を例に挙げて説明しているが、1対多での通信も可能である。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る通信システムの動作の概要を説明する。図2は、デジタルカメラA100が省電力動作時にスマートフォンB100と近接無線通信を行い、無線LAN通信を確立するまでの処理の流れを示すシーケンス図である。以下の説明では、各装置の構成部材の符号は、図1で説明したものと同様の符号を利用する。また、図2で用いられる点線の矢印は、NFCによる通信を表し、図2で用いられる太線の矢印は、無線LANによる通信を表す。
図2のシーケンスの開始前は、デジタルカメラA100は、撮影動作及び撮影準備動作を行っておらず、ユーザからの操作を待ち受けている省電力状態にある。具体的には、デジタルカメラA100は、第二制御部A120のみに電力が供給されている状態にあり、第一制御部A101、及び第一制御部A101が制御する周辺部に対しては、電力は供給されていない状態にある。また、近接無線通信部A112、及び近接無線通信部A112に備えられる近接無線不揮発性メモリA123に対しても、電力は供給されていない。しかしながら、近接無線通信部A112及び近接無線不揮発性メモリA123は、電源部A121から電力を供給されなくても、スマートフォンB100が備える近接無線通信部B112が発する磁界から起電力を発生させ、動作することが可能である。
また、スマートフォンB100は、ユーザ操作に基づき、NFC及び無線LANそれぞれの機能の有効・無効を切り替え可能なように構成される。そして、図2のシーケンスの開始前は、NFCの機能は「有効」に設定されており、無線LANの機能は「無効」に設定されている状態にある。また、スマートフォンB100は、制御部B101上で、デジタルカメラA100との無線LAN接続を確立するための所定のアプリケーションを実行している状態にある。
以下に説明する図2のシーケンスは、デジタルカメラA100及びスマートフォンB100が、上述した状態にあるときに開始されるものとする。具体的には、所定のアプリケーションを起動中のスマートフォンB100が、ユーザにより、省電力状態にあるデジタルカメラA100に近接されると、近接無線通信部A112と近接無線通信部B112とが通信可能になり、図2のシーケンスが開始する。
まず、S211で、スマートフォンB100の制御部B101は、近接無線通信部B112に対して、デジタルカメラA100の近接無線不揮発性メモリA123内にある情報を読み出す要求を通知する。
S212で、近接無線通信部B112は、デジタルカメラA100の近接無線通信部A112に対して、NFC通信により、読み出し要求を通知する。S213で、デジタルカメラA100の近接無線通信部A112は、S212の読み出し要求に応えて、近接無線不揮発性メモリA123内の情報を、スマートフォンB100の近接無線通信部B112へ送信する。
S214で、スマートフォンB100の近接無線通信部B112は、S213において受信した情報を制御部B101へ通知する。S215で、制御部B101は、S214において通知された情報を、作業用メモリB104に一時的に記憶する。
ここまでの処理により、スマートフォンB100は、近接無線通信部B112を用いて、デジタルカメラA100から情報を取得することができた。本実施形態では、このように取得される情報が、無線パラメータである。従って、S212の読み出し要求は、無線パラメータの取得要求である。無線パラメータとは、無線LAN接続に必要なSSID、及び、無線LAN接続で使用する暗号鍵などの情報(設定情報)のことである。また、無線LAN接続で接続する機器を限定するために、デジタルカメラA100のMACアドレスといった機器個体を識別することが可能な情報が無線パラメータに含まれていてもよい。また、後述するデジタルカメラA100と無線LAN接続を確立するための接続時間を短縮するために、無線LANを駆動するチャネルの情報が無線パラメータに含まれていてもよいものとする。
次に、S216で、制御部B101は、近接無線通信部B112に対して、デジタルカメラA100の近接無線不揮発性メモリA123に対して情報を書き込む要求を通知する。書き込み対象の情報は、無線パラメータの取得が正常に完了したことを示す情報(以下、「パラメータ取得完了フラグ」、「フラグ」、又は「完了情報」とも呼ぶ)である。
S217で、近接無線通信部B112は、デジタルカメラA100の近接無線通信部A112に対して、NFC通信により、近接無線不揮発性メモリA123に対する情報の書き込み要求(記録要求)を行う。書き込み要求に応えて、デジタルカメラA100の近接無線通信部A112は、近接無線不揮発性メモリA123の指定された番地に、指定された値(即ち、パラメータ取得完了フラグ)を書き込む。
近接無線不揮発性メモリA123への書き込み処理が正常に完了すると、S218で、近接無線通信部A112は、割り込み信号線A124を介して、第二制御部A120に対して、割り込み信号を通知する。なお、この近接無線通信部A112は、スマートフォンB100からの読み出し要求(S212)や、スマートフォンB100の近接無線通信部B112による磁界の変化等を検知したことに応じて割り込み信号を発生させることも可能である。しかしながら、それらに応じて割り込み信号を発生させた場合、以下のような不都合が生じ得る。すなわち、スマートフォンB100がデジタルカメラA100からの応答を受け取りきる前にユーザがスマートフォンB100をデジタルカメラA100から離してしまい、スマートフォンB100が必要な情報を読み取ることができない可能性がある。この場合、スマートフォンB100はデジタルカメラA100に無線LAN経由でアクセスするための情報を読み取れていないため、デジタルカメラA100に対してアクセスしようとしない(できない)。にもかかわらず、デジタルカメラA100が割り込み信号に従って無線LANを起動するのは無駄である。このような状況を避けるため、少なくともスマートフォンB100が読み取り終えたタイミングである書き込み処理のタイミングで割り込み信号を通知する。なお、これらの割り込み信号は、基本的には区別されない。すなわち、この割り込み信号を受け取った第二制御部A120が把握できるのは、何らかのイベントが生じたことまでであり、どのような要因によって割り込み信号が発生したのか(割り込み要因)を知ることはできない。本実施形態では、この割り込み要因について、パラメータ取得完了フラグが書き込まれているかどうかを確認することで把握する。これについては後述する。なお、図1のブロック図において、割り込み信号線A124は、第一制御部A101にも接続されている。しかしながら、この時点では、デジタルカメラA100は、第一制御部A101に電力を供給しない省電力状態にある。そのため、第一制御部A101は、割り込み信号を検出できない。また、割り込み信号はイベントのタイミングを把握するためにしか利用できないのは、第一制御部A101であっても同様である。
S218における割り込み信号の通知(割り込み通知)と並行して、S219で、近接無線通信部A112は、スマートフォンB100の近接無線通信部B112に対して、書き込みが完了した旨の応答を返す。S220で、スマートフォンB100の近接無線通信部B112は、制御部B101に対して、S216において要求したパラメータ取得完了フラグの書き込みが完了したことを通知する。
ここまでの処理により、スマートフォンB100は、近接無線通信部B112を用いて、デジタルカメラA100が備える近接無線不揮発性メモリA123にパラメータ取得完了フラグを書き込むことができた。
次に、S221で、スマートフォンB100の制御部B101は、S215において取得した無線パラメータを用いて、接続部B111を有効にする。即ち、制御部B101は、無線LAN通信を開始するための処理を行う。S222で、接続部B111は、無線LAN通信の接続相手を検索する。具体的には、接続部B111は、デジタルカメラA100の接続部A111が起動して、S215において取得したSSIDが無線LAN通信で検出されるまで検索を継続する。
一方、デジタルカメラA100の第二制御部A120は、S218の割り込み信号に応えて、S223で、第一制御部A101への電力供給を開始する。また、S224で、第二制御部A120は、近接無線通信部A112に対しても電力供給を開始する。
S224以前は、デジタルカメラA100は、近接無線通信部A112に対して、デジタルカメラ内の電力を供給していなかった。そして、近接無線通信部A112は、スマートフォンB100の近接無線通信部B112が発する磁界から起電力を発生させることで、動作に必要な電力を得ていた。一方、S224以降は、近接無線通信部A112は、デジタルカメラ内の電力を得ることができる。即ち、本実施形態では、近接無線通信部A112は、第一制御部A101への電力供給が開始されるのと同じタイミングで、デジタルカメラ内での電力供給を受けることができるようになる。
これにより、第一制御部A101と近接無線通信部A112との間の制御信号線A125が有効になり、近接無線通信部A112は、第一制御部A101からの制御命令を受け付けることが可能となる。その結果、第一制御部A101は、制御信号線A125を用いて、割り込み信号線A124による割り込み信号を発生させた割り込み要因を、近接無線通信部A112内のレジスタ情報を参照して把握することが可能となる。また、同様に第一制御部A101は、制御信号線A125を用いて、割り込み要因をクリアすることも可能となる。
上述のように、デジタルカメラA100は、スマートフォンB100がNFC通信を用いて、近接無線不揮発性メモリA123に記憶されている無線パラメータを読み込む処理を正常に完了させるまでは、省電力状態を維持する。このように省電力状態を長く維持できるということは、電池駆動で動作するデジタルカメラA100にとって、不要な消費電力を削減するという効果を得ることになる。
ところで、前述の通り、割り込み要因について、パラメータ取得完了フラグが書き込まれているかどうかを確認することで把握すると述べた。以下、これについて説明する。
一般に、近接無線通信部A112は、割り込み要因を近接無線通信部A112内のレジスタ(不図示)に保持することができる。つまり、第一制御部A101は、起動後に近接無線通信部A112内のレジスタ情報を参照することにより、割り込み要因を確認することができる。しかしながら、このレジスタ情報は、デジタルカメラA100による近接無線通信部A112に対する電力供給が開始する前にスマートフォンB100が離れた場合、電力の供給が途切れクリアされてしまう。前述のように近接無線通信部A112に対する電力供給の開始と、第一制御部A101への電力供給の開始とは、略同一のタイミングである。故に、第一制御部A101がレジスタ情報を確認するタイミング(電力供給後のタイミング)では、既にレジスタの情報はクリアされていて、確認できない可能性がある。この場合、第一制御部A101は、何が原因で割り込み信号が発生されたのかを知ることができず、無線LANを起動すべきかどうかを判断することができない。
この問題は、S217において書き込まれるパラメータ取得完了フラグを利用することにより、軽減することができる。以下、この問題が発生する理由、及び軽減可能な理由について、更に詳細に説明する。
本実施形態に係るデジタルカメラA100の構成は、図1のブロック図に示すように、第二制御部A120が、割り込み信号線A124でのみ近接無線通信部A112と接続される構成になっている。即ち、第二制御部A120は、近接無線通信部A112から割り込み信号線A124を介して通知された割り込み信号を検出する機能を有してはいるが、近接無線通信部A112に対して割り込み要因を確認する手段は有していない。また、第二制御部A120は、割り込み信号線A124を介した割り込み信号をクリアする機能も有していない。そのため、第二制御部A120は、割り込み信号線A124を介した割り込み信号を検出すると、第一制御部A101及び近接無線通信部A112への電力を供給する処理のみを実行する。
その後、電力供給された第一制御部A101が、制御信号線A125を用いて、近接無線通信部A112の割り込み要因を確認した後、割り込み信号線A124を介した割り込み信号をクリアする動作を実行する。
しかしながら、近接無線通信部A112は、割り込み信号線A124を介した割り込み信号が発生したタイミングでは、スマートフォンB100からの電力で駆動している。その後、割り込み信号を検出した第二制御部A120の制御により、近接無線通信部A112に対する電力供給が開始する。そのため、第二制御部A120の制御により近接無線通信部A112に対する電力供給が開始する前に、スマートフォンB100がデジタルカメラA100から離れてしまうと、近接無線通信部A112を駆動する電力供給が遮断されてしまうことになる。その結果、近接無線通信部A112が発生させた割り込み信号がクリアされてしまい、更に、近接無線通信部A112が保持する割り込み要因もクリアされてしまう可能性がある。
この問題を解決するために、本実施形態では、スマートフォンB100は、近接無線不揮発性メモリA123から正常に無線パラメータを読み込んだことを示す情報(パラメータ取得完了フラグ)を、近接無線不揮発性メモリA123に書き込む。この近接無線不揮発性メモリA123に書き込まれたデータは、近接無線通信部A112に対する電力供給が途切れても維持される。即ち、パラメータ取得完了フラグは、タイミングによっては意味をなさない(クリアされてしまう)可能性のある割り込み要因のバックアップとして使えるということである。
また、パラメータ取得完了フラグを用いれば、デジタルカメラA100は、スマートフォンB100が無線LAN接続を要求しているか否かを判別し、無線LANを起動するか否かを判断することができる。具体的には、スマートフォンB100がインストールできるアプリケーションの中には、無線LAN接続を確立するための所定のアプリケーション以外にも、NFCタグの中身を書き換えることができるアプリケーションが存在する。このようなアプリケーションを用いれば、スマートフォンB100は、デジタルカメラA100の近接無線通信部A112に対して書き込み要求を送信することができる。このような書き込み要求が発生した場合、近接無線通信部A112は、第二制御部A120に対して、割り込み信号線A124を介して割り込み通知を行う(図2のS218参照)。しかしながら、このような場合に、第一制御部A101が無線LANを起動してアクセスを待つのは無駄である。なぜなら、書き込み要求を行ったアプリケーションは無線LAN接続を確立するためのものではないため、スマートフォンB100がデジタルカメラA100に無線LANでアクセスすることが無いからである。このような状況を防ぐために、第一制御部A101は、近接無線不揮発性メモリA123に書き込まれたフラグの内容を確認する。即ち、第一制御部A101は、予め定められたアドレスに予め定められた値が書き込まれたかどうかをチェックする。これにより、第一制御部A101は、S218の割り込み通知の根本原因であるアプリケーションが、無線LAN接続を確立するためのものであるか否かを判定することができる。言い換えれば、第一制御部A101は、S217における書き込みが、デジタルカメラA100に対して無線LANによるアクセスを行う相手からの書き込みである場合に限り、無線LANを起動する。このようにすることで、無駄に無線LANを起動することを回避できる。
図2のS225以降を参照して、パラメータ取得完了フラグを利用する処理について説明する。S225で、第一制御部A101は、起動処理を行う。この起動処理は、OS(Operating System)の初期化や、周辺機器の初期化のようなデジタルカメラA100の撮影機能の初期化などを含む。
起動処理が完了すると、S226で、第一制御部A101は、NFCタグ(近接無線通信部A112)が備える近接無線不揮発性メモリA123に対して読み出し要求を行う。S227で、近接無線通信部A112は、読み出し要求に応えて、所定のアドレスから所定のサイズ分の情報を取得し、第一制御部A101へ返信する。S226及びS227において第一制御部A101と近接無線通信部A112との間で行われる通信は、制御信号線A125を用いて実行される。
S228で、第一制御部A101は、S227において取得された情報を作業用メモリA104に一時的に記憶する。そして、第一制御部A101は、一時的に記憶した情報から、パラメータ取得完了フラグを検出する。
パラメータ取得完了フラグが検出されると、S229で、第一制御部A101は、スマートフォンB100が取得した無線パラメータと同じものを用いて、接続部A111を起動させる。ここで用いられる無線パラメータは、不揮発性メモリA103に保持している固定の値でもよいし、セキュリティ性を考慮して毎回ランダムに生成してもよい。ランダムに生成する場合には、第一制御部A101は、生成したデータを近接無線不揮発性メモリA123に保持しておき、起動後にこの近接無線不揮発性メモリA123から無線パラメータを読み出して利用する。なお、図示しないが、パラメータ取得完了フラグが検出されなかった場合、第一制御部A101は、接続部A111を起動させない。
ここまでの処理により、デジタルカメラA100は、スマートフォンB100により近接無線不揮発性メモリA123に書き込まれたパラメータ取得完了フラグに基づき、接続部A111を起動するか否かを決定することができた。
接続部A111が起動すると、無線LAN機器を検索している状態にあるスマートフォンB100(S222参照)は、無線LAN通信を介してデジタルカメラA100を検出することが可能となる。その結果、S230で、デジタルカメラA100及びスマートフォンB100は、無線LAN通信の接続を確立する。接続確立後、S231で、デジタルカメラA100及びスマートフォンB100は、無線LAN通信を行う。
次に、図3A、図3B、及び図4を参照して、デジタルカメラA100及びスマートフォンB100それぞれが実行する処理について詳しく説明する。図3Aは、デジタルカメラA100の第二制御部A120が実行する処理を示すフローチャートである。図3Bは、デジタルカメラA100の第一制御部A101が実行する処理を示すフローチャートである。なお、これらのフローチャートに示す処理は、デジタルカメラA100の第一制御部A101及び第二制御部A120が入力信号やプログラムに従い、デジタルカメラA100の各部を制御することにより実現される。
最初、デジタルカメラA100は、省電力状態であり、第一制御部A101には電力が供給されていない。従って、第二制御部A120は動作しているが、第一制御部A101は動作していない。
S301で、第二制御部A120は、第二操作部A122及び近接無線通信部A112からの割り込み通知を待ち受けている状態にある。第二制御部A120が割り込み通知を検出すると、処理はS302に進む。
S302で、第二制御部A120は、S301において検出された割り込み通知が近接無線通信部A112によるものであるか否かを判定する。第二制御部A120は、例えば、割り込み通知を発生させる外部デバイス毎に異なる割り込み検出ポートを複数持つように構成されており、これにより、S302の判定を行うことができる。割り込み通知が近接無線通信部A112によるものであると第二制御部A120が判断した場合、処理はS303に進み、そうでない場合、処理はS304に進む。ここでは、処理がS303に進んだものとし、S304の処理については後で説明する。
S303で、第二制御部A120は、電源部A121を制御することで、第一制御部A101及び近接無線通信部A112に対して電力を供給する。デジタルカメラA100の電源部A121は、レギュレータやDCDCコンバーターといった直流電源を生成する電源ICから構成されている。そのため、第二制御部A120は、電源部A121を構成する電源ICに対して、電源をOn/Offする制御信号を入力することで、第一制御部A101及び近接無線通信部A112に対する電力供給を開始することができる。
S303の処理の後、S305で、第二制御部A120は、第一制御部A101が正常に起動したことを検出するまで待つ。第二制御部A120が第一制御部A101の起動を検出すると、処理はS301に戻る。
一方、デジタルカメラA100の第一制御部A101は、図3AのS303において電力供給が開始すると、図3BのS306で、起動処理を行う。具体的には、第一制御部A101は、OS(Operating System)の初期化、及び、第一制御部A101に接続される周辺デバイスに対する初期化などを行う。
起動処理が完了すると、S307で、第一制御部A101は、第二制御部A120に対して、起動が完了した旨を通知する。これにより、図3AのS305において、第二制御部A120は、第一制御部A101の起動を検出することができる。なお、S305における検出は、例えば、第二制御部A120が第一制御部A101の端子状態を検出したり、第二制御部A120が第一制御部A101と通信を行ったりすることにより実現可能であるが、これに限定されない。即ち、図3AのS305と図3BのS306とが同期される構成であれば、本実施形態は成り立つということである。
図3Aにおいて処理がS305からS301に戻った後、第二制御部A120は、第二操作部A122からの割り込み通知を検出すると、S302を介して処理をS304へ進める。S304で、第二制御部A120は、割り込み通知を発生させた第二操作部A122のデバイスに対応する、所定の動作を実行する。ここで述べる所定の動作とは、レリーズ動作や、ボタン操作に対応する何らかの動作を意味する。
他方、第一制御部A101は、S308で、近接無線不揮発性メモリA123から情報を読み出す。S309で、第一制御部A101は、読み出した情報の所定のアドレス空間に、パラメータ取得完了フラグが書き込まれているか否かを判定する。
なお、第一制御部A101は、パラメータ取得完了フラグの検出に加えて、近接無線通信部A112内のレジスタ情報を参照することにより割り込み要因を確認してもよい。しかしながら、前述の通り割り込み要因はクリアされている可能性があるので、必ずしも役立つとは限らない。
S309において第一制御部A101がパラメータ取得完了フラグを検出すると、処理はS310に進む。他方、パラメータ取得完了フラグが検出されなかった場合、処理はS318に進み、第一制御部A101は終了処理を行う。これにより、無線LANの無駄な起動を回避することができる。
S310で、第一制御部A101は、近接無線不揮発性メモリA123からパラメータ取得完了フラグを消去する。S311で、第一制御部A101は、接続部A111に電力を供給し、接続部A111を起動させる。S312で、第一制御部A101は、近接無線通信部A112に記憶されていた無線パラメータを、無線LANドライバの引数として設定する。この無線パラメータは、スマートフォンB100がNFC通信で取得したパラメータと同じものであり、無線LAN接続に必要なSSIDや暗号鍵などを含む。無線パラメータの設定が行われると、デジタルカメラA100は、接続部A111を用いて、SSID情報を含むBeacon情報を送信することが可能となる。
S313で、第一制御部A101は、スマートフォンB100との無線LAN接続が確立したか否かを判定する。スマートフォンB100はNFC通信でデジタルカメラA100と同じ無線パラメータを取得しているので、無線LAN接続は正常に確立する可能性が高い。しかしながら、スマートフォンB100が、電池残量が少ないといった原因で、NFC通信が成功したにも関わらず、無線LAN接続が確立しない場合も考えられる。無線LAN接続が確立しない場合は、S317で、第一制御部A101は、所定時間経過したか否かを判定する。第一制御部A101が所定時間経過していないと判断した場合、処理はS313に戻る。所定時間経過しても無線LAN接続が確立しない場合は、第一制御部A101は、スマートフォンB100が無線LANを起動できない状態にあると判断して、処理をS316へ進め、無線LANの動作を終了させる。
S313において無線LAN接続が確立すると、S314で、第一制御部A101は、スマートフォンB100との無線LAN通信を開始する。この無線LAN通信の通信モードは、スマートフォンB100がデジタルカメラA100をどのようなモードで動作させるかにより決定されるものとする。S314において無線LAN通信が開始されると、スマートフォンB100は、デジタルカメラA100に対して動作モードを通知する。例として、スマートフォンB100が、デジタルカメラA100内の撮影画像を取得するモードで動作している場合の説明を行う。第一制御部A101は、スマートフォンB100から、撮影画像取得モードである旨の通知を受信すると、記録媒体A110内にあるサムネイル画像をスマートフォンB100に対して無線LANを介して転送する。スマートフォンB100は、取得したサムネイル画像を表示部B106に表示する。スマートフォンB100のユーザは、表示部B106に表示されたサムネイル画像から、スマートフォンB100にダウンロードしたい画像を選択する。第一制御部A101は、無線LANを介して、スマートフォンB100上で選択された画像を識別し、該当する撮影画像を記録媒体A110から作業用メモリA104に展開し、スマートフォンB100に対して転送を行う。
S314の無線LAN通信と並行して、第一制御部A101は、S315で、スマートフォンB100からの無線LAN通信終了通知を検出したか否かを判定する。ここで述べる無線LAN通信終了通知とは、スマートフォンB100がデジタルカメラA100を制御するアプリケーションを終了させた場合に、スマートフォンB100から送信される無線LAN通信を終了する通知のことである。
S315において第一制御部A101が無線LAN通信終了通知を検出すると、処理はS316に進む。S316で、第一制御部A101は、無線LANを切断する。S318で、第一制御部A101は、第一制御部A101の終了処理を行う。ここで述べる終了処理は、第一制御部A101が制御する周辺デバイスに対する終了処理を含む。即ち、終了処理は、第一制御部A101及び周辺デバイスの電源がいつ切られても良い状態にする処理を含む。
ところで、図2のS218、及び図3のS301においては、第二制御部A120が検出する割り込み通知は、スマートフォンB100が近接無線不揮発性メモリA123へのフラグの書き込みが完了することにより発生するものとして説明を行った。しかしながら、この割り込み通知は、フラグの書き込みを実行する前、すなわち、フラグの書き込みの要求を受け付けたタイミングで発生させてもよい。或いは、スマートフォンB100が近接無線不揮発性メモリA123の無線パラメータの読み出し要求を行ったタイミングで発生させてもよい。つまり、上述の説明で述べたタイミング以外の他のタイミングで発生させてもよい。この場合、第一制御部A101は、S308及びS309の処理を、パラメータ取得完了フラグが検出されるかタイムアウトするまで繰り返す。これにより、割り込み通知が発生するタイミングに関わらず、第一制御部A101はパラメータ取得完了フラグを検出してから無線LANを起動することができる。換言すると、近接無線通信部A112は、所定の通信が行われた場合に割り込み通知を行うが、所定の通信の例が、S212における読み込み要求の受信や、S217における書き込み要求の受信などである。但し、これまで説明したように、フラグを書き込むこと(書き込み要求の受信)により割り込み通知が発生する場合は、第一制御部A101の起動のタイミングが遅くなるため、電力消費を減らすことができる。
続いて、スマートフォンB100の動作について説明する。図4は、スマートフォンB100の制御部B101が実行する処理を示すフローチャートである。なお、本フローチャートに示す処理は、スマートフォンB100の制御部B101が入力信号やプログラムに従い、スマートフォンB100の各部を制御することにより実現される。
最初、スマートフォンB100は、制御部B101上で、デジタルカメラA100との無線LAN接続を確立するための所定のアプリケーションを実行している状態である。また、NFCの機能は「有効」に設定されており、無線LANの機能は「無効」に設定されている。
S401で、スマートフォンB100の制御部B101は、近接無線通信部A112を検出したか否かを判定する。ユーザがスマートフォンB100をデジタルカメラA100に近接させると、制御部B101は、近接無線通信部B112から近接無線通信部A112への検出信号を検出する。従って、S401における判定は、制御部B101が検出信号を検出したか否かを判定することにより行われる。制御部B101が検出信号を検出すると、処理はS402に進む。
S402で、制御部B101は、デジタルカメラA100の近接無線通信部A112を通じて、近接無線不揮発性メモリA123を読み込む動作を実行する。ここで読み出される情報は、無線LAN接続に必要なSSIDや、暗号鍵といった無線パラメータである。
S403で、制御部B101は、デジタルカメラA100の近接無線不揮発性メモリA123から無線パラメータの読み出しを完了したか否かを判定する。この判定は、デジタルカメラA100の近接無線通信部A112からのレスポンスに基づいて行われる。制御部B101は、読み出しが完了するまで、S402の読み出し動作を継続する。読み出しが完了すると、制御部B101は、近接無線不揮発性メモリA123から読み出した情報を作業用メモリB104に一時的に記憶する。その後、処理はS413に進む。
S413で、制御部B101は、近接無線不揮発性メモリA123から読み出した情報が正常であるか否かを判定する。例えば、NFC通信で読み出される情報(データ)にCRCコードが付加されており、制御部B101は、CRCコードに基づいて、読み出した情報にビット化けが無いかを判断することができる。近接無線不揮発性メモリA123から読み出した情報が正常でないと制御部B101が判断した場合、本フローチャートの処理は終了する。そうでない場合、処理はS404に進む。
S404で、制御部B101は、近接無線通信部B112を用いて、デジタルカメラA100の近接無線不揮発性メモリA123にパラメータ取得完了フラグを書き込む。デジタルカメラA100の近接無線通信部A112は、近接無線通信部B112からの書き込み要求を契機に、第二制御部A120に対して割り込み通知を行う(図3AのS301参照)。
S405で、制御部B101は、パラメータ取得完了フラグの書き込みが完了するまで待つ。書き込みが完了すると、S406で、制御部B101は、無線LANを起動させる。ここで使用される無線パラメータは、S402において近接無線不揮発性メモリA123から読み出され、作業用メモリB104に一時的に記憶されている無線パラメータである。
S407で、制御部B101は、デジタルカメラA100との無線LAN接続が確立したか否かを判定する。スマートフォンB100はNFC通信でデジタルカメラA100と同じ無線パラメータを取得しているので、無線LAN接続は正常に確立する可能性が高い。しかしながら、例えばS404におけるパラメータ取得完了フラグの書き込みの際に通信不良によりデータが化けてしまった等の原因により、デジタルカメラA100が無線LANを起動しない場合も考えられる。無線LAN接続が確立しない場合は、S412で、制御部B101は、所定時間経過したか否かを判定する。制御部B101が所定時間経過していないと判断した場合、処理はS407に戻る。所定時間経過しても無線LAN接続が確立しない場合は、制御部B101は、デジタルカメラA100が無線LANを起動できない状態にあると判断して、処理をS411へ進め、無線LANの動作を終了させる。
S407において無線LAN接続が確立すると、S408で、制御部B101は、デジタルカメラA100との無線LAN通信を行う。本実施形態では、図3Bでも説明したように、S408の無線LAN通信の最初に、スマートフォンB100は、デジタルカメラA100に対して動作モードを通知するものとする。
なお、制御部B101は、S404において、NFC通信により、デジタルカメラA100に対してパラメータ取得完了フラグと共に動作モードを通知してもよいものとする。例えば、制御部B101が、S404にて、デジタルカメラA100に対して、動作モードとして、「無線LANを介したリモート撮影動作モード」を通知したとする。この場合、デジタルカメラA100の近接無線通信部A112は、パラメータ取得完了フラグに加えて、動作モードを示す情報(動作モード情報)を近接無線不揮発性メモリA123に記録する(図2のS217参照)。これにより、デジタルカメラA100の第一制御部A101は、図3BのS314において無線LAN通信を開始する際に、近接無線不揮発性メモリA123に記録された動作モード情報を検出し、ライブビュー撮影モードに自動的に遷移することが可能となる。その結果、図3Bで説明したS314の通信開始時に、スマートフォンB100から、デジタルカメラA100に対して、無線LAN経由で動作モードを通知する処理を省略することが可能となる。ユーザにとっては、無線LAN接続が完了すると、既にデジタルカメラA100が動作させたいモードで待機している状態になるので、スムーズな撮影動作に移行することが可能となる。
S409で、制御部B101は、無線LAN通信を終了するか否かを判定する。制御部B101は、無線LAN通信を終了するまでは、S408における無線LAN通信を継続する。無線LAN通信を終了する場合、S410で、制御部B101は、デジタルカメラA100に対して無線LAN通信終了通知を送信する。例えば、ユーザ操作により操作部B105からアプリケーションの終了が選択された場合に、制御部B101は、無線LAN通信を終了すると判断する。
S411で、制御部B101は、無線LANを切断する。これにより、デジタルカメラA100、スマートフォンB100共に、無線LAN通信を正常に終了することが可能となる。
なお、本実施形態のこれまでの説明では、接続部A111及び接続部B111が無線LAN通信を行うものとした。しかしながら、無線LAN通信をIEEE802.15規格(いわゆるBluetooth(登録商標))に置き換えた場合でも、本実施形態は成り立つ。その場合、近接無線通信部A112及び近接無線通信部B112を介した近接無線通信で交換するパラメータを、Bluetooth(登録商標)用のパラメータに置き換えればよい。
また、本実施形態では、スマートフォンB100は、デジタルカメラA100の近接無線不揮発性メモリA123に記憶されている無線パラメータを正常に読み込めた場合、近接無線不揮発性メモリA123にパラメータ取得完了フラグを書き込む。そして、デジタルカメラA100は、パラメータ取得完了フラグの書き込みに伴う割り込み通知を検出することで、省電力状態を解除する。言い換えれば、デジタルカメラA100は、スマートフォンB100が正常に無線パラメータを読み込むまでは、省電力状態を解除しない。これは、電池駆動で動作するデジタルカメラA100にとって、不要な消費電力を削減することが可能となるという効果がある。
また、本実施形態で説明してきた無線パラメータの交換手順は、NFCに代表される近距離通信を用いる。そのため、通信の成功率は、機器間の物理的な距離に依存してしまう。そのため、デジタルカメラA100は、スマートフォンB100が書き込んだとされるパラメータ取得完了フラグが、正常な値であるかを判断する動作も実行する。デジタルカメラA100が正常なフラグを検出できない場合は、デジタルカメラA100は無線LANを起動せず、即座に省電力状態に遷移することが可能である。このように、デジタルカメラA100が、正常なフラグを検出する処理を実行することにより、不用意に無線LANを起動してしまうことを回避できる。即ち、ここでも電池駆動で動作するデジタルカメラA100にとって、不要な電力消費を削減することができるという効果がある。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、スマートフォンB100は、NFCによりデジタルカメラA100から無線パラメータを取得すると、近接無線不揮発性メモリA123にパラメータ取得完了フラグを書き込む。デジタルカメラA100は、例えばパラメータ取得完了フラグの書き込みを契機とする割り込み通知により、省電力状態から通常状態に復帰し、パラメータ取得完了フラグを検出する。これにより、デジタルカメラA100は、省電力状態から通常状態に復帰した際に、通常状態に復帰した原因を把握でき、必要な場合のみ無線LANを起動することができる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
A100…デジタルカメラ、A101…第一制御部、A111…接続部、A112…近接無線通信部、A120…第二制御部、A123…近接無線不揮発性メモリ、B100…スマートフォン、B101…制御部、B111…接続部、B112…近接無線通信部

Claims (21)

  1. 通信装置であって、
    外部装置と近接無線通信により通信する近接通信手段と、
    前記通信装置の動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して書き込み要求を受信した場合、前記近接通信手段は書き込みを要求されたデータの内容に関わらず前記制御手段に通知し、前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して読み出し要求を受信した場合、前記近接通信手段は前記制御手段に通知しない
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 電源を更に有し、
    前記制御手段は前記電源からの受電した電力によって動作し、
    前記近接通信手段は、前記外部装置から無線で受電した電力によって動作する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 記録領域を更に有し、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して書き込み要求を受信した場合、前記近接通信手段は、前記書き込みを要求されたデータを前記記録領域に記録し、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して読み出し要求を受信した場合、前記近接通信手段は前記記録領域に記録されているデータを前記読み出し要求に対する応答として前記外部装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記制御手段は、前記近接通信手段からの通知を受けたことに応じて、前記記録領域に記録されているデータを読み出し、該データの内容に応じて前記通信装置に所定の動作をさせるか否かを制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記外部装置と、前記近接無線通信よりも通信距離の長い通信を行う第2の通信手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記近接通信手段からの通知を受けたことに応じて、前記記録領域に記録されているデータを読み出し、該データの内容に応じて前記第2の通信手段を起動させるか否か判断する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記外部装置と、前記近接無線通信よりも通信距離の長い通信を行う第2の通信手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記近接通信手段からの通知を受けたことに応じて、前記記録領域に記録されているデータを読み出し、該データの内容に応じて前記第2の通信手段による通信を開始させるか否か判断する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  7. 前記第2の通信手段による通信は、前記近接無線通信を介した読み出し要求により読み出されることで前記外部装置と共有した通信パラメータを用いて確立される
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の通信装置。
  8. 前記第2の通信手段は、前記近接無線通信を介して前記外部装置と共有した通信パラメータを用いてネットワークを生成し、該ネットワークを介して前記外部装置との前記通信を確立する
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段を更に備え、
    前記第2の通信手段は前記画像データを前記外部装置に送信し、
    前記近接通信手段は前記画像データを前記外部装置に送信しない
    ことを特徴とする請求項5乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記近接無線通信はNFCであり、前記第2の通信手段による通信はWLANである。
    ことを特徴とする請求項5乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記通信装置の各部に対する電力供給を制御する給電制御手段を更に備え、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して書き込み要求を受信した場合、前記近接通信手段は書き込みを要求されたデータの内容に関わらず前記給電制御手段に通知し、前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して読み出し要求を受信した場合、前記近接通信手段は前記給電制御手段に通知しない
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記通信装置は、
    第1の状態と、前記第1の状態よりも省電力な状態である第2の状態とを含む複数の状態を有し、
    前記給電制御手段が前記近接通信手段から前記通知を受けたことに応じて前記第1の状態に遷移する
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記通信装置は、
    第1の状態と、前記第1の状態よりも省電力な状態である第2の状態とを含む複数の状態を有し、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して書き込み要求を受信した場合、書き込みを要求されたデータの内容に関わらず前記第1の状態に遷移し、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して読み出し要求を受信した場合、前記第1の状態に遷移しない
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 通信装置であって、
    外部装置と近接無線通信により通信する近接通信手段と、
    前記通信装置の動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記通信装置は、
    第1の状態と、前記第1の状態よりも省電力な状態である第2の状態とを含む複数の状態を有し、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して書き込み要求を受信した場合、前記近接通信手段は書き込みを要求されたデータの内容に関わらず前記第1の状態に遷移し、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して読み出し要求を受信した場合、前記第1の状態に遷移しない
    ことを特徴とする通信装置。
  15. 電源を更に有し、
    前記制御手段は前記電源からの受電した電力によって動作し、
    前記近接通信手段は、前記外部装置から無線で受電した電力によって動作する
    ことを特徴とする請求項14に記載の通信装置。
  16. 記録領域を更に有し、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して書き込み要求を受信した場合、前記近接通信手段は、前記書き込みを要求されたデータを前記記録領域に記録し、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して読み出し要求を受信した場合、前記近接通信手段は前記記録領域に記録されているデータを前記読み出し要求に対する応答として前記外部装置に送信する
    ことを特徴とする請求項14または15に記載の通信装置。
  17. 前記外部装置と、前記近接無線通信よりも通信距離の長い通信を行う第2の通信手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記近接通信手段からの通知を受けたことに応じて、前記記録領域に記録されているデータを読み出し、該データの内容に応じて前記第2の通信手段を起動させるか否か判断する
    ことを特徴とする請求項16に記載の通信装置。
  18. 前記第2の通信手段による通信は、前記近接無線通信を介した読み出し要求により読み出されることで前記外部装置と共有した通信パラメータを用いて確立される

    ことを特徴とする請求項17に記載の通信装置。
  19. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段を更に備え、
    前記第2の通信手段は前記画像データを前記外部装置に送信し、
    前記近接通信手段は前記画像データを前記外部装置に送信しない
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載の通信装置。
  20. 通信装置の制御方法であって、前記通信装置は、
    外部装置と近接無線通信により通信する近接通信手段と、
    前記通信装置の動作を制御する制御手段と、
    を備え、前記制御方法は、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して書き込み要求を受信した場合書き込みを要求されたデータの内容に関わらず前記近接通信手段が前記制御手段に通知する通知工程を備え、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して読み出し要求を受信した場合、前記近接通信手段は前記制御手段に通知しない
    ことを特徴とする制御方法。
  21. 通信装置のコンピュータに制御方法を実行させるためのプログラムであって、前記通信装置は、
    外部装置と近接無線通信により通信する近接通信手段と、
    前記通信装置の動作を制御する制御手段と、
    を備え、前記制御方法は、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して書き込み要求を受信した場合書き込みを要求されたデータの内容に関わらず前記近接通信手段が前記制御手段に通知する通知工程を備え、
    前記近接通信手段が前記外部装置から前記近接無線通信を介して読み出し要求を受信した場合、前記近接通信手段は前記制御手段に通知しない
    ことを特徴とするプログラム。
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