JP6461056B2 - 異材接合用アークスポット溶接法、接合補助部材、及び、異材溶接継手 - Google Patents
異材接合用アークスポット溶接法、接合補助部材、及び、異材溶接継手 Download PDFInfo
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Description
そこで、本発明者らは、鋼同士の溶接を結合力として用い、一方、Al合金やMg合金を溶融させず、拘束力で鋼との接合を達成する手段を考案した。
(1) アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製の第1の板と、鋼製の第2の板と、を接合する異材接合用アークスポット溶接法であって、
前記第1の板に穴を空ける工程と、
前記第1の板と前記第2の板を重ね合わせる工程と、
挿入部と非挿入部とを持った段付きの外形形状を有し、且つ、前記挿入部及び前記非挿入部を貫通する中空部が形成される鋼製の接合補助部材を、前記第1の板に設けられた穴に挿入する工程と、
以下の(a)〜(e)のいずれかの手法によって、前記接合補助部材の中空部を溶接金属で充填すると共に、前記溶接金属を前記第2の板に裏波が出る状態まで溶け込ませ、且つ、前記接合補助部材の前記挿入部は、その外周面を溶融させずに、部分的に溶融して、前記第2の板及び前記接合補助部材を溶接する工程と、
を備える異材接合用アークスポット溶接法。
(a)鉄合金、または、Ni合金の前記溶接金属が得られる溶接ワイヤを溶極として用いるガスシールドアーク溶接法。
(b)前記溶接ワイヤを溶極として用いるノンガスアーク溶接法。
(c)前記溶接ワイヤを非溶極フィラーとして用いるガスタングステンアーク溶接法。
(d)前記溶接ワイヤを非溶極フィラーとして用いるプラズマアーク溶接法。
(e)鉄合金、または、Ni合金の前記溶接金属が得られる被覆アーク溶接棒を溶極として用いる被覆アーク溶接法。
(2) 前記第2の板には、絞り加工により膨出部が形成されており、
前記重ね合わせ工程において、前記第2の板の膨出部が、前記第1の板の穴内に配置される、(1)に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
(3) 前記重ね合わせ工程の前に、前記第1の板と前記第2の板の少なくとも一方の重ね合せ面には、前記穴の周囲に、全周に亘って接着剤を塗布する工程を、さらに備える、(1)又は(2)に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
(4) 前記挿入工程において、前記接合補助部材の非挿入部と、該非挿入部と対向する前記第1の板との間の少なくとも一方の対向面に、接着剤を塗布する、(1)〜(3)のいずれかに記載の異材接合用アークスポット溶接法。
(5) 前記挿入工程の際、又は、前記充填溶接工程後に、前記接合補助部材の非挿入部と、前記第1の板の表面との境界部に接着剤を塗布する、(1)〜(4)のいずれかに記載の異材接合用アークスポット溶接法。
(6) 前記接合補助部材の挿入部の高さPH1は、前記第1の板の板厚BHの10%以上100%以下である、(1)〜(5)のいずれかに記載の異材接合用アークスポット溶接法。
(7) 前記接合補助部材の挿入部の直径PD1は、前記第1の板の穴の直径BDに対し80%以上105%以下である、(1)〜(6)のいずれかに記載の異材接合用アークスポット溶接法。
(8) 前記接合補助部材の非挿入部の直径PD2は、前記第1の板の穴の直径BDに対し105%以上である、(1)〜(7)のいずれかに記載の異材接合用アークスポット溶接法。
(9) 前記接合補助部材の非挿入部の高さPH2は、前記第1の板の板厚BHの50%以上150%以下である、(1)〜(8)のいずれかに記載の異材接合用アークスポット溶接法。
(10) 前記充填溶接工程において、前記接合補助部材の表面上に余盛りが形成され、かつ前記余盛りの直径WDが、前記接合補助部材の中空部の直径PSに対し、105%以上となる、(1)〜(9)のいずれかに記載の異材接合用アークスポット溶接法。
前記第1の板は、前記第2の板との重ね合わせ面に臨む穴を有し、
前記第1の板に設けられた穴に挿入される挿入部と、非挿入部と、を持った段付きの外形形状を有し、且つ、前記挿入部及び前記非挿入部を貫通する中空部が形成される鋼製の接合補助部材をさらに備え、
前記接合補助部材の中空部は、鉄合金、または、Ni合金の溶接金属で充填されると共に、前記溶接金属を前記第2の板に裏波が出る状態まで溶け込ませ、且つ、前記接合補助部材の前記挿入部は、その外周面を溶融させずに、部分的に溶融して、前記溶接金属と、溶融された前記第2の板及び前記接合補助部材の一部とによって溶融部が形成される、異材溶接継手。
(12) 前記第1の板の穴内には、前記第2の板に形成された膨出部が配置される、(11)に記載の異材溶接継手。
(13) 前記第1の板と前記第2の板の少なくとも一方の前記重ね合せ面には、前記穴の周囲に、全周に亘って設けられた接着剤を備える、(11)又は(12)に記載の異材溶接継手。
(14) 前記接合補助部材の非挿入部と、該非挿入部と対向する前記第1の板との間の少なくとも一方の対向面に設けられた接着剤を備える、(11)〜(13)のいずれかに記載の異材溶接継手。
(15) 前記接合補助部材の非挿入部と、前記第1の板の表面との境界部に設けられた接着剤を備える、(11)〜(14)のいずれかに記載の異材溶接継手。
(16) 前記接合補助部材の挿入部の高さPH1は、前記第1の板の板厚BHの10%以上100%以下である、(11)〜(15)のいずれかに記載の異材溶接継手。
(17) 前記接合補助部材の挿入部の直径PD1は、前記第1の板の穴の直径BDに対し80%以上105%以下である、(11)〜(16)のいずれかに記載の異材溶接継手。
(18) 前記接合補助部材の非挿入部の直径PD2は、前記第1の板の穴の直径BDに対し105%以上である、(11)〜(17)のいずれかに記載の異材溶接継手。
(19) 前記接合補助部材の非挿入部の高さPH2は、前記第1の板の板厚BHの50%以上150%以下である、(11)〜(18)のいずれかに記載の異材溶接継手。
(20) 前記接合補助部材の表面上に余盛りが形成され、かつ前記余盛りの直径WDが、前記接合補助部材の中空部の直径PSに対し、105%以上となる、(11)〜(19)のいずれかに記載の異材溶接継手。
まず、図2Aに示すように、上板10に穴11を空ける穴開け作業を行う(ステップS1)。次に、図2Bに示すように、上板10と下板20を重ね合わせる重ね合わせ作業を行う(ステップS2)。さらに、図2Cに示すように、接合補助部材30の挿入部31を、上板10の上面から、上板10の穴11に挿入する(ステップS3)。そして、図2Dに示すように、以下に詳述する(a)溶極式ガスシールドアーク溶接法、(b)ノンガスアーク溶接法、(c)ガスタングステンアーク溶接法、(d)プラズマアーク溶接法、(e)被覆アーク溶接法のいずれかのアーク溶接作業を行うことで、上板10と下板20とを接合する(ステップS4)。なお、図2Dは、(a)溶極式ガスシールドアーク溶接法を用いてアーク溶接作業が行われた場合を示している。
また、特殊な手法としては、図3A〜図3Dに示すように、接合補助部材30自体をポンチとして、上板10が配置された下台座50に対して、接合補助部材30が固定された上台座51を接近させ、打抜き加工を施すことで、ステップS1の穴開け作業とステップS3の接合補助部材30の挿入作業とが同時に行なわれる。ただし、この場合、中空部33に母材片Mが入り込んだままとなることが希にあり、アーク溶接時の邪魔になるので、母材片Mを取り除くことが必要である。
したがって、この手法の場合には、ステップS2の重ね合わせ作業とステップS3の接合補助部材30の挿入作業とは、工程順が入れ替わる。
一般的に、フィラーワイヤは通電されないが、通電させて溶融速度を高めるホットワイヤ方式TIGもある。この場合、フィラーワイヤにはアークは発生しない。
具体的には、JISとして(a)Z3312,Z3313,Z3317,Z3318,Z3321,Z3323,Z3334、(b)Z3313、(c)Z3316,Z3321,Z3334,(d)Z3211,Z3221,Z3223,Z3224、AWS(American Welding Society)として、(a)A5.9,A5.14,A5.18,A5.20,A5.22,A5.28,A5.29,A5.34、(b)A5.20、(c)A5.9,A5.14,A5.18,A5.28,(d)A5.1,A5.4,A5.5,A5.11といった規格材が流通している。
ただし、下板20が溶けずに、溶接金属40が乗っかっているだけであると、高い強度は得られない。また、溶接金属40が深く溶け込みすぎて、溶接金属40と下板20が溶け落ちてしまわないように溶接する必要がある。
以上の作業によって、Al合金やMg合金製の上板10と鋼製の下板20は高い強度で接合される。
第1の効果は、Al合金やMg合金の溶融を避けるための防護壁作用である。Al合金やMg合金の接合部で最も溶融しやすい箇所は、穴11の内面や、該内面の周囲の表面である。これらの面を接合補助部材30で覆うことで、アーク溶接の熱が直接Al合金やMg合金に伝わるのを防ぎ、鋼と混合して金属間化合物(IMC)を作るのを防止する。アーク溶接の溶込み範囲が接合補助部材30と下板20のみとなれば、AlやMgの溶接金属40への希釈はゼロとなり、IMCは完全に防止される。
したがって、溶接金属40が延性と適度な強度を有していれば、図5Aに示すように、溶接金属40は、板幅方向(2次元方向)の外部応力への抵抗作用として働く。
一方、本実施形態では、接合補助部材30は、穴11よりも広い面積を有する非挿入部32を上板10の上面に配置しているので、図6の矢印に示すような板厚方向への外力が作用した場合でも、すっぽ抜けが防止される。そのため、接合補助部材30の外形形状は、直径が異なる二段構造にする必要がある。
詳細後述するが、非挿入部32は、直径が大きく、かつ厚さが大きいほど、板厚方向(3次元方向)の外部応力に対して強度を増すため、好ましい。しかしながら、非挿入部32が必要以上に大きいと、重量増要因や、上板10の表面からの出っ張り過剰により、美的外観劣化や近接する他の部材との干渉が生じる。このため、非挿入部32のサイズは、必要設計に応じて決定される。
挿入部高さPH1は、上板10の板厚BHの10%以上100%以下に設計される。接合補助部材30の挿入部31は、上述した接合補助部材30の第1の効果(Al,Mgの上板10の溶接工程時の溶融量低減)および、第4の効果(位置決め支援効果)がある。挿入部高さPH1が大きいほど、アーク熱の上板10への伝熱を防ぐため、1つ目の効果が高くなって望ましい。しかし、挿入部高さPH1が、上板10の板厚BHを超えて大きくなると、上板10と下板20にギャップができてしまうので望ましくない。したがって、挿入部高さPH1の上限は、板厚BHに対し100%である。一方、10%より小さいと、第1の効果が得られなくなり、上板10の溶融による溶接金属40の脆化が著しくなる。また、第4の効果も得られなくなる。したがって、挿入部高さPH1の下限は10%である。
挿入部直径PD1は、上板10の穴11の直径BDに対し80%以上105%以下に設計される。上板10の横方向(二次元方向)の移動への抵抗力は、第3の効果である接合補助部材30と下板20の溶接に伴う熱収縮力も補助的作用を発揮するが、主体的には上板10に設けられた穴11の壁面と接合補助部材30の挿入部31の物理的接触(第1の効果)により、上板10の横方向(二次元方向)の移動への大きな抵抗力となる。後者の場合、接合状態で接合補助部材30の挿入部31と上板10の穴11に隙間が無い状態が最善である。したがって、挿入部直径PD1と穴11の直径BDは同一(100%)が理想的となる。ただし、接合補助部材30の挿入部31の径が多少大きくても、上板10の穴11まわりの弾性変形分を強引に押し込むことができるので問題は無い。挿入部直径PD1の実用的な上限は穴11の直径BDに対し105%である。一方、隙間が生じていると容易に横方向の力に対してずれが生じやすくなるので、望ましくないが、隙間分移動した後は、双方接触して大きな抵抗力を発揮する。また、後述するとおり、近接して複数箇所に本実施形態の溶接法を適用すると、個々の溶接部における隙間が一様の方向性を持つことはほとんどなく、確率論的には数が増えるほど隙間の方向は分散され、ある方向の引張応力に対して、いずれかが抵抗力になり、容易にずれることはない。したがって設計精度に応じてある程度の隙間は一般的に許容される。挿入部直径PD1の下限は、穴11の直径BDに対し80%とするが、精度の観点では下限は90%がより好ましい。
非挿入部直径PD2は、上板10の穴11の直径BDに対し105%以上に設計される。接合補助部材30の非挿入部32は、上述した接合補助部材30の第2の効果で述べたように、板厚方向への外部応力、言い換えれば引き剥がす応力が働いた際への抵抗力としての主体的役割を果たす。非挿入部32は直径PD2が大きく、かつ厚さが大きいほど板厚方向(3次元方向)の外部応力に対して強度を増すため、望ましい。非挿入部直径PD2が穴11の直径BDに対し105%未満では、非挿入部32の外周部が板厚方向への外部応力に対して弾塑性変形した場合に、上板10の穴11の直径BD以下の見かけ直径に容易になりやすく、さすれば上板10が抜けてしまいやすくなる。つまり、非挿入部32が高い抵抗力を示さない。したがって、非挿入部直径PD2は、穴11の直径BDの105%を下限とする。より好ましくは、非挿入部直径PD2は、穴11の直径BDの120%を下限とするとよい。一方、接合部強度の観点では上限を設ける必要は無い。
非挿入部高さPH2は、上板10の板厚BHの50%以上150%以下に設計される。上記で述べたとおり、非挿入部32は直径が大きく、かつ高さ(厚さ)PH2が大きいほど板厚方向(3次元方向)の外部応力に対して強度を増すため、望ましい。この非挿入部高さPH2は継手の上板10の板厚BHに応じて大きくすることで高い抵抗力を発揮する。非挿入部高さPH2が上板10の板厚BHの50%未満では、非挿入部32の外周部が板厚方向への外部応力に対して容易に弾塑性変形を生じ、上板10の穴11の直径BD以下の見かけ直径になると、抜けやすくなる。つまり、非挿入部32が高い抵抗力を示さない。したがって、非挿入部高さPH2は上板10の板厚BHの50%を下限とする。一方、非挿入部高さPH2が上板10の板厚BHの150%を超えて大きくすると、継手強度的には問題ないが、過剰に張り出した形状となって外観が悪いだけでなく、重量も重くなる。したがって、非挿入部高さPH2は、上板10の板厚BHの150%以下にすることが必要である。
上述のとおり、接合補助部材30は、板厚方向(3次元方向)の外部応力に対して抵抗力を発揮する役割があるが、中空部33を完全に埋めなければ高い抵抗力を発揮しない。中空部33が完全に埋まらず、中空部33の内側面が残った状態であると、接合補助部材30と溶接金属40との結合面積が不足し、容易に外れてしまうことがある。接合補助部材30と溶接金属40の結合面積を高めるためには、完全に充填し、余盛りWaが形成されることが望ましい。余盛りWaが形成されると、その直径WDは接合補助部材30の中空部33の直径PSを超えることになる。余盛りWaの直径WDは、接合補助部材30の中空部33の直径PSの105%以上とすると確実に余盛り形成されたことになるため、これを下限値とする。
この場合、副次的効果として、アーク溶接前に接合補助部材30を上板10に仮止めしておく作用がある。特に、図12に示すように、アーク溶接が、横向や上向姿勢になる場合、接着剤60を塗布しておくことで、接合補助部材30が重力によって落下するのを防ぐことができ、溶接を適切に施工することができる。
(b)前記溶接ワイヤを溶極として用いるノンガスアーク溶接法。
(c)前記溶接ワイヤを非溶極フィラーとして用いるガスタングステンアーク溶接法。
(d)前記溶接ワイヤを非溶極フィラーとして用いるプラズマアーク溶接法。
(e)鉄合金、または、Ni合金の溶接金属40が得られる被覆アーク溶接棒を溶極として用いる被覆アーク溶接法。
これにより、Al合金もしくはMg合金の上板10と鋼の下板20を、安価なアーク溶接設備を用いて、強固かつ信頼性の高い品質で接合でき、かつ開断面構造にも閉断面構造にも制限無く適用できる。
これにより、Al合金もしくはMg合金の上板10と鋼の下板20とを備えた異材溶接継手1は、安価なアーク溶接設備を用いて、強固かつ信頼性の高い品質で接合され、かつ開断面構造にも閉断面構造にも制限無く適用できる。
実施例Aでは、上板10を板厚1.6mmのアルミニウム合金A5083、下板20を板厚1.4mmの590MPa級高張力鋼板とした組合せの重ね継手を用いた。また、この重ね継手は、直径1.2mmのJIS Z3312 YGW16の鋼製溶接ワイヤを用い、Ar80%+CO220%の混合ガスをシールドガスとしたマグ溶接法にて、一定時間定点でのアーク溶接を行って接合された。
実施例Bでは、上板10を板厚0.8mmのマグネシウム合金ASTM AZ31B、下板20を板厚1.0mmの780MPa級高張力鋼板とした組合せの重ね継手を用いた。また、この重ね継手は、Ar100%ガスをシールドガスとして用いた交流ティグ溶接法にて、直径1.0mmのJIS Z3316 YGT50の鋼製溶接ワイヤを非通電フィラーとして挿入しながら一定時間定点でのアーク溶接を行って接合した。
実施例Cでは、上板10が板厚2.6mmのアルミニウム合金A6061、下板20が板厚2.2mmの400MPa級鋼板とした組合せの重ね継手を用いた。また、重ね継手は、直径4.0mmのJIS Z3252 ECNi−C1のNi合金被覆アーク溶接棒を用いた被覆アーク溶接法にて、一定時間定点でのアーク溶接を行って接合した。
実施例Dでは、上板10が板厚1.2mmのアルミニウム合金A6N01、下板20が板厚1.2mmのSPCC鋼板とした組合せの重ね継手を用いた。また、重ね継手は、直径1.2mmのJIS Z3313 T49T14−0NS−Gの鋼製フラックス入りワイヤを用いたセルフシールドアーク溶接法にて、一定時間定点でのアーク溶接を行って接合した。
実施例Eでは、上板10を板厚4.0mmのアルミニウム合金A7N01、下板20を板厚3.0mmの1180MPa級高張力鋼板とした組合せの重ね継手を用いた。下板20の溶接すべき箇所には、絞り加工により高さ1.5mmの膨出部21を形成した。また、この重ね継手は、直径1.2mmのJIS Z3321 YS309Lのステンレス鋼製溶接ワイヤを用い、シールドガス:Ar99%+H21%、プラズマガス:Ar100%としたプラズマアーク溶接法にて、一定時間定点でのアーク溶接を行って接合された。
11 穴
20 下板
30 接合補助部材
31 挿入部
32 非挿入部
33 中空部
40 溶接金属
W 溶融部
Wa 余盛り
Claims (20)
- アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製の第1の板と、鋼製の第2の板と、を接合する異材接合用アークスポット溶接法であって、
前記第1の板に穴を空ける工程と、
前記第1の板と前記第2の板を重ね合わせる工程と、
挿入部と非挿入部とを持った段付きの外形形状を有し、且つ、前記挿入部及び前記非挿入部を貫通する中空部が形成される鋼製の接合補助部材を、前記第1の板に設けられた穴に挿入する工程と、
以下の(a)〜(e)のいずれかの手法によって、前記接合補助部材の中空部を溶接金属で充填すると共に、前記溶接金属を前記第2の板に裏波が出る状態まで溶け込ませ、且つ、前記接合補助部材の前記挿入部は、その外周面を溶融させずに、部分的に溶融して、前記第2の板及び前記接合補助部材を溶接する工程と、
を備える異材接合用アークスポット溶接法。
(a)鉄合金、または、Ni合金の前記溶接金属が得られる溶接ワイヤを溶極として用いるガスシールドアーク溶接法。
(b)前記溶接ワイヤを溶極として用いるノンガスアーク溶接法。
(c)前記溶接ワイヤを非溶極フィラーとして用いるガスタングステンアーク溶接法。
(d)前記溶接ワイヤを非溶極フィラーとして用いるプラズマアーク溶接法。
(e)鉄合金、または、Ni合金の前記溶接金属が得られる被覆アーク溶接棒を溶極として用いる被覆アーク溶接法。 - 前記第2の板には、絞り加工により膨出部が形成されており、
前記重ね合わせ工程において、前記第2の板の膨出部が、前記第1の板の穴内に配置される、請求項1に記載の異材接合用アークスポット溶接法。 - 前記重ね合わせ工程の前に、前記第1の板と前記第2の板の少なくとも一方の重ね合せ面には、前記穴の周囲に、全周に亘って接着剤を塗布する工程を、さらに備える、請求項1又は2に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
- 前記挿入工程において、前記接合補助部材の非挿入部と、該非挿入部と対向する前記第1の板との間の少なくとも一方の対向面に、接着剤を塗布する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
- 前記挿入工程の際、又は、前記充填溶接工程後に、前記接合補助部材の非挿入部と、前記第1の板の表面との境界部に接着剤を塗布する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
- 前記接合補助部材の挿入部の高さPH1は、前記第1の板の板厚BHの10%以上10
0%以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法。 - 前記接合補助部材の挿入部の直径PD1は、前記第1の板の穴の直径BDに対し80%
以上105%以下である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法。 - 前記接合補助部材の非挿入部の直径PD2は、前記第1の板の穴の直径BDに対し10
5%以上である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法。 - 前記接合補助部材の非挿入部の高さPH2は、前記第1の板の板厚BHの50%以上1
50%以下である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法。 - 前記充填溶接工程において、前記接合補助部材の表面上に余盛りが形成され、かつ前記余盛りの直径WDが、前記接合補助部材の中空部の直径PSに対し、105%以上となる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
- アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製の第1の板と、該第1の板にアークスポット溶接された、鋼製の第2の板と、を備える異材溶接継手であって、
前記第1の板は、前記第2の板との重ね合わせ面に臨む穴を有し、
前記第1の板に設けられた穴に挿入される挿入部と、非挿入部と、を持った段付きの外形形状を有し、且つ、前記挿入部及び前記非挿入部を貫通する中空部が形成される鋼製の接合補助部材をさらに備え、
前記接合補助部材の中空部は、鉄合金、または、Ni合金の溶接金属で充填されると共に、前記溶接金属を前記第2の板に裏波が出る状態まで溶け込ませ、且つ、前記接合補助部材の前記挿入部は、その外周面を溶融させずに、部分的に溶融して、前記溶接金属と、溶融された前記第2の板及び前記接合補助部材の一部とによって溶融部が形成される、異材溶接継手。 - 前記第1の板の穴内には、前記第2の板に形成された膨出部が配置される、請求項11に記載の異材溶接継手。
- 前記第1の板と前記第2の板の少なくとも一方の前記重ね合せ面には、前記穴の周囲に、全周に亘って設けられた接着剤を備える、請求項11又は12に記載の異材溶接継手。
- 前記接合補助部材の非挿入部と、該非挿入部と対向する前記第1の板との間の少なくとも一方の対向面に設けられた接着剤を備える、請求項11〜13のいずれか1項に記載の異材溶接継手。
- 前記接合補助部材の非挿入部と、前記第1の板の表面との境界部に設けられた接着剤を備える、請求項11〜14のいずれか1項に記載の異材溶接継手。
- 前記接合補助部材の挿入部の高さPH1は、前記第1の板の板厚BHの10%以上100%以下である、請求項11〜15のいずれか1項に記載の異材溶接継手。
- 前記接合補助部材の挿入部の直径PD1は、前記第1の板の穴の直径BDに対し80%以上105%以下である、請求項11〜16のいずれか1項に記載の異材溶接継手。
- 前記接合補助部材の非挿入部の直径PD2は、前記第1の板の穴の直径BDに対し105%以上である、請求項11〜17のいずれか1項に記載の異材溶接継手。
- 前記接合補助部材の非挿入部の高さPH2は、前記第1の板の板厚BHの50%以上150%以下である、請求項11〜18のいずれか1項に記載の異材溶接継手。
- 前記接合補助部材の表面上に余盛りが形成され、かつ前記余盛りの直径WDが、前記接合補助部材の中空部の直径PSに対し、105%以上となる、請求項11〜19のいずれか1項に記載の異材溶接継手。
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