JP6460969B2 - スパークプラグ - Google Patents

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本発明は、スパークプラグに関する。
近年では、地球環境保護の観点から、自動車の低燃費・低排出ガスを目的とした各種の技術開発が進んでいる。例えば、エンジンの開発では、いわゆるタンブル流を強化し、燃焼室内の流速を速くすることによって、より少ない燃料で効率的に燃焼を行う技術が採用されている。
一方、スパークプラグにおいても、このような技術開発との関連において、更に着火性能を高めたスパークプラグが求められている。例えば、特許文献1に記載されたスパークプラグでは、接地電極の一部を肉薄にし、混合気の流れを接地電極で阻害しない形状に整形することによって、着火性能を向上させる技術が開示されている。
特開2008−112608号公報
しかし、本願の発明者は、接地電極については更に改良の余地があり、特に、その形状を改良することによってスパークプラグの着火性能を更に改善できることを見いだした。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、軸線の方向に延びる軸孔を有する筒状の絶縁体と、前記軸孔の先端から自身の先端が突出するように前記絶縁体の内側に保持された中心電極と、前記絶縁体を収容する主体金具と、基端部が前記主体金具の先端部に接合され、先端部が前記中心電極の先端面に対向する接地電極と、を有するスパークプラグが提供される。前記接地電極は、前記中心電極の先端面に対向する対向部を有する内面と、前記内面に隣接するとともに前記先端部から前記基端部にかけて延びる第1側面及び第2側面と、前記内面の反対側の面であって前記先端部から前記基端部にかけて延びる外側面と、を備える。このスパークプラグにおいて、前記絶縁体の先端を通り前記軸線と垂直に交わる第1仮想直線と、前記接地電極の前記対向部を通り前記軸線と垂直に交わる第2仮想直線と、の間にある前記軸線の方向の範囲内において、前記第1側面と前記第2側面の少なくとも一方に前記接地電極の外側面側から内面側に向かって延びる凹状の溝が形成されており、前記溝は、前記軸線の方向に沿って測った前記溝の幅が前記接地電極の外側面側から内面側に向かって次第に狭くなることを特徴とする。
このスパークプラグによれば、接地電極の第1側面と第2側面の少なくとも一方に溝を設け、溝の幅が接地電極の外側面の側から内面の側に向かって次第に狭くなるようにしたので、混合気を溝によって整流して効率よく火花ギャップに誘導でき、着火性能が向上する。
(2)上記スパークプラグにおいて、前記溝は、前記第1側面及び前記第2側面の両方に形成されているものとしてもよい。
このスパークプラグによれば、溝を接地電極の両側面に設けたので、着火性能を更に向上できる。
(3)上記スパークプラグにおいて、前記接地電極の前記外側面側から前記内面側に近づくほど前記溝の深さが増大するものとしてもよい。
このスパークプラグによれば、外側面側から内面側に近づくほど溝の深さが増大する形状としたので、溝による混合気の整流効果が増大し、着火性能を更に向上できる。
(4)上記スパークプラグにおいて、前記溝は、前記接地電極の前記外側面における前記溝の第1の幅の中心と、前記接地電極の前記内面における前記溝の第2の幅の中心と、を結ぶ第3仮想直線が、前記中心電極の先端面と前記接地電極の前記対向部との間の前記軸線の方向の範囲を通過するように形成されているものとしてもよい。
このスパークプラグによれば、溝による混合気の整流効果が増大し、着火性能を更に向上できる。
(5)上記スパークプラグにおいて、前記溝は、前記軸線の方向に沿って前記第3仮想直線と前記中心電極の先端面と前記接地電極の前記対向部とを投影した投影図上において、前記第3仮想直線が前記中心電極の先端面と前記接地電極の前記対向部とが重なる範囲を通過するように形成されているものとしてもよい。
このスパークプラグによれば、溝による混合気の整流効果が増大し、着火性能を更に向上できる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、スパークプラグの製造方法等の形態で実現することができる。
第1実施形態のスパークプラグを示す正面図。 第1実施形態のスパークプラグの先端部分を拡大して示す説明図。 第2実施形態のスパークプラグの先端部分を拡大して示す説明図。 比較例のスパークプラグの先端部分を拡大して示す説明図。
図1は、本発明の一実施形態としてのスパークプラグ100を示す正面図である。図1において、スパークプラグ100の発火部が存在する下側をスパークプラグ100の先端側と定義し、上側を後端側と定義して説明する。このスパークプラグ100は、絶縁体10と、中心電極20と、接地電極30と、端子金具40と、主体金具50とを備えている。絶縁体10は、軸線Oに沿って延びる軸孔を有する筒状体である。なお、軸線Oを「中心軸」とも呼ぶ。中心電極20は、軸線Oに沿って延びる棒状の電極であり、絶縁体10の軸孔の先端から自身の先端が突出するように絶縁体10の内側に保持されている。接地電極30は、基端部が主体金具50の先端部52に固定され、先端部が中心電極20の先端面に対向する電極である。中心電極20の先端には貴金属チップ22が設けられており、接地電極30の先端部の内面にも貴金属チップ32が設けられている。但し、これらの貴金属チップ22,32は省略可能である。端子金具40は、電力の供給を受けるための端子であり、中心電極20に電気的に接続されている。主体金具50は、絶縁体10の周囲を覆う筒状の部材であり、絶縁体10を収容している。主体金具50の外周には、ねじ成されている。ねじ部4は、ねじ山が形成された部位であり、スパークプラグ100をエンジンヘッドに取付ける際にエンジンヘッドのねじ孔に螺合する。
本明細書において、「中心電極20」という語句は、貴金属チップ22を有する中心電極と、貴金属チップ22を有さない中心電極の両方を包含する意味で使用する。同様に、「接地電極30」という語句も、貴金属チップ32を有する接地電極と、貴金属チップ32を有さない接地電極の両方を包含する意味で使用する。なお、接地電極30に関しては、貴金属チップ32を除いた部分を「接地電極母材38」とも呼ぶ。図1の例では、接地電極30は、基端部35と、先端部37と、それらの間に形成された曲げ部36とを有する。基端部35は、主体金具50の先端部52に接合されており、略直棒状の形状を有する。先端部37は、スパークプラグ100の軸線Oにほぼ直交する方向に延びており、略直棒状の形状を有する。曲げ部36は、先端部37の内面が軸線O上において中心電極20の先端面に対向する位置に来るように整形されている。なお、接地電極30は、断面が略矩形状の形状を有しており、外側面39と、内面33と、2つの側面31a,31bとを有している。外側面39は、スパークプラグ100の外側(軸線Oと反対側)を向く面であり、先端部37から基端部35にかけて延びている。内面33は、外側面39と反対側の面である。先端部37の内面は、中心電極20の先端面に対向する対向部32opを有している。この例では、接地電極30の先端部37に貴金属チップ32が設けられているので、対向部32opは貴金属チップ32の表面である。第1側面31a及び第2側面31bは、内面33に隣接するとともに先端部37から基端部35にかけて延びている。
接地電極30の側面31a,31bには、凹状の溝34が設けられている。第1実施形態では、溝34は曲げ部36に設けられている。この溝34は、混合気を整流して、中心電極20と接地電極30の間の火花ギャップに混合気を導く機能を有する。溝34の形状の特徴については以下で詳述する。なお、図1において、溝34には、図示の便宜上ハッチングが付されている。他の図も同様である。
図2は、スパークプラグ100の先端部分を拡大して示す説明図である。図2(A)では、2つの仮想直線X,Yが描かれている。第1仮想直線Xは、絶縁体10の先端12を通り軸線Oと垂直に交わる仮想的な直線である。第2仮想直線Yは、接地電極30の対向部32opを通り、軸線Oと垂直に交わる仮想的な直線である。溝34は、これらの2つの仮想直線X,Yの間にある軸線Oの方向の範囲内において、2つの側面31a,31bの両方に形成されている。但し、溝34を2つの側面31a,31bの一方のみに形成してもよい。
ここで、軸線Oの方向に沿って測った溝34の寸法を、「溝34の幅」と呼ぶ。接地電極30の内面33における溝34の幅Winは、外面における溝の幅Woutよりも小さい。換言すれば、溝34は、その幅が接地電極30の外側面39側から内面33側に向かって次第に狭くなる。このようなテーパー状の溝34を接地電極30に設けることによって、混合気を溝34によって整流して効率よく火花ギャップSGに誘導でき、着火性能を向上させることができる。特に、燃焼室内のタンブル流が発生する構造を有する内燃機関にこのようなスパークプラグ100を使用すれば、タンブル流によって増大した混合気の流速を利用しつつ、溝34の整流作用によって混合気を更に効率良く火花ギャップSGに導くことができるので、着火性能の向上が顕著である。なお、接地電極30の外面39における溝34の幅Woutは、例えば、0.5mm以上1.0mm以下の範囲とすることが好ましい。また、接地電極30の内面33における溝34の幅Winは、例えば、0.2mm以上0.5mm以下の範囲とすることが好ましい。
図2(B)は、図2(A)のB−B断面を示しており、これは、軸線Oの方向に沿って溝34を投影した投影図に相当する。この図において、接地電極30の中心線30oに垂直な方向に沿って測った溝34の寸法を、「溝34の深さ」と呼ぶ。接地電極30の内面33における溝34の深さDinは、外側面39における溝の深さDoutよりも大きい。換言すれば、溝34は、接地電極30の外側面39側から内面33側に近づくほど溝34の深さが次第に増大するように、溝34の底面34mに傾斜角度θが付与された形状を有している。このように、溝34の幅Wout,Win(図2(A))をテーパー状とするだけでなく、溝34の深さDout,Dinに関してもテーパー状の形状とすれば、溝34による混合気の整流効果が増大し、着火性能を更に向上できる。なお、接地電極30の外側面39における溝34の深さDoutは、例えば、0.1mm以上0.3mm以下とすることが好ましい。また、溝34の底面34mの傾斜角度θは、例えば、8°以上12°以下の範囲とすることが好ましい。
図2(C)は、図2(A)と同じ形状を示しており、溝34の他の形状的な特徴として、第3仮想直線Labが描かれている。この第3仮想直線Labは、接地電極30の外側面39における溝34の幅の中心34oと、接地電極30の内面33における溝34の幅の中心34iとを結ぶ仮想的な直線である。すなわち、この第3仮想直線Labは、溝34の幅の中心線に相当する。溝34は、この第3仮想直線Labが、中心電極20の先端面と接地電極30の対向部32opとの間の軸線Oの方向の範囲(すなわち、火花ギャップSGの範囲)を通過するように形成されている。こうすれば、溝34による混合気の整流効果が更に増大するので、着火性能を更に向上できる。
第3仮想直線Labは、図2(B)においても火花ギャップSGの範囲を通過するように形成されていることが好ましい。なお、図2(B)における火花ギャップSGの範囲は、軸線Oの方向に沿って中心電極20の先端面(ここでは貴金属チップ22の下面)と接地電極30の対向部32opとを投影した投影図上において、中心電極20の先端面と接地電極30の対向部32opとが重なる範囲を意味する。溝34をこのように整形すれば、溝34による混合気の整流効果が増大し、着火性能を更に向上できる。
なお、溝34は、図2で説明した上述の各種の形状的な特徴をすべて備えている必要はなく、そのうちの一部のみを備えていても良い。
図3は、第2実施形態のスパークプラグ100aの先端部分を拡大して示す説明図である。このスパークプラグ100aは、接地電極30の側面31a,31bに、それぞれ2つの溝34a,34bが形成されている点が第1実施形態と異なる。これらの溝34a,34bも、図2で説明した各種の形状的な特徴を備えていることが好ましい。なお、接地電極30の1つの側面に設けられる溝34の数は、1又は2に限らず、3つ以上としても良い。接地電極30の1つの側面に複数の溝34が設けられている場合には、そのうちの少なくとも1つの溝34が、図2で説明した各種の形状的な特徴のうちの少なくとも1つを備えていることが好ましい。
図4は、比較例のスパークプラグ100cの先端部分を拡大して示す説明図である。このスパークプラグ100cは、接地電極30の側面31a,31bに設けられた溝34cがテーパー状ではなく、溝34cの幅がほぼ一定である点が第1実施形態と異なる。この比較例と実施形態との効果の差は以下の通りである。
Figure 0006460969
表1は、各種のサンプルについての着火性能の実験結果を示す表である。ここでは、接地電極30の溝34の形状として、以下の4つの項目を示している。
(1)平行溝/テーパー溝:溝34の幅が平行(図4)とテーパー状(図2)のいずれであるか
(2)片側/両側:溝34が接地電極30の側面31a,31bの一方のみに設けられているか、両方に設けられているか
(3)断面傾斜有無:溝34の断面(図2(B))において、溝34の底面34mに傾斜があるか否か
(4)中心線方向:溝34の幅の中心線(第3仮想直線Lab)が、火花ギャップSGの軸線Oの方向の範囲を通過するか否か(図2(C))
サンプルS01は、図4に示した比較例のサンプルであり、接地電極30の側面31a,31bの一方にのみ、1つの平行溝が形成されている。サンプルS11〜S14は実施例のサンプルである。このうち、最後のサンプルS14は、図2に示した溝34のすべての特徴を有している。サンプルS14の寸法としては、以下を使用した。
(a)接地電極30の外側面39における溝34の幅Wout:0.7mm
(b)接地電極30の内面33における溝34の幅Win:0.3mm
(c)接地電極30の外側面39における溝34の深さDout:0.2mm
(d)溝34の底面の傾斜角度θ:10°
サンプルS13は、第3仮想直線Labが、火花ギャップSGの範囲外を通過している点がサンプルS14と異なり、他の特徴はサンプルS14と同じである。サンプルS12は、サンプルS13から更に、溝34の底面34mの傾斜を無くして、溝34の深さを一定としたものである。サンプルS11は、サンプルS12から更に、溝34を接地電極30の側面31a,31bの一方のみにしたものである。
これらのサンプルS01,S11〜S14を用いて、着火性能試験を行った。この着火性能試験の試験条件は、以下の通りである。
(a)エンジンの緒元:直列4気筒、排気量1.5L、DOHC、自然吸気、吸気ポート改良(タンブルが発生するように構成)
(b)エンジンの運転条件:回転数1600rpm,NMEP(図示平均有効圧)340kPaにおいて、燃料噴射量を調整し、燃焼室内の空燃比A/Fをリーン化した。
この試験条件において1000サイクルにおけるNMEPの変動を測定した。一般に、着火が安定している場合にはNMEP変動せず、NMEPが大きいことは着火が不安定であることを意味する。そこで、1000サイクルにおけるNMEPの変動が5%となる空燃比A/Fをリーン限界値と判断して着火性能を評価した。表1の右端欄に示す着火性能は、サンプルS01におけるリーン限界値を基準とし、他のサンプルS11〜S14のリーン限界値との差に応じて以下のように評価した性能である。
★:基準に対してリーン限界値が0〜+0.25向上。
★★:基準に対してリーン限界値が+0.26〜+0.50向上。
★★★:基準に対してリーン限界値が+0.51〜+0.75向上。
★★★★:基準に対してリーン限界値が+0.76〜+1.00向上。
表1に示すように、図2で説明した溝34の形状的特徴をすべて有するサンプルS14で、最も良好な着火性能が得られた。また、実施例としての他のサンプルS11〜S13は、サンプルS14よりも着火性能はやや劣るものの、比較例としてのサンプルS01に比べて良好な着火性能が得られた。従って、表1に示した接地電極30の溝形状の4つの項目は、すべて着火性能を向上させる効果を有することが確認できた。
・変形例
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
・変形例1:
スパークプラグとしては、図1に示したもの以外の種々の構成を有するスパークプラグを本発明に適用することが可能である。特に、端子金具や絶縁体の具体的な形状については、様々な変形が可能である。
10…絶縁体
12…絶縁体の先端
20…中心電極
22…中心電極の貴金属チップ
30…接地電極
3Oo…接地電極の中心線
31a…接地電極の第1側面
31b…接地電極の第2側面
32…接地電極の貴金属チップ
32op…対向部
33…接地電極の内面
34…溝
34i…溝の内面側の幅の中心
34m…溝の底面
34o…溝の外面側の幅の中心
35…基端部
36…曲げ部
37…先端部
38…接地電極母材
39…接地電極の外側面
40…端子金具
50…主体金具
52…主体金具の先端部
54…主体金具のねじ部
100…スパークプラグ
O…軸線
X…第1仮想直線
Y…第2仮想直線
SG…火花ギャップ
Lab…第3仮想直線

Claims (3)

  1. 軸線の方向に延びる軸孔を有する筒状の絶縁体と、前記軸孔の先端から自身の先端が突出するように前記絶縁体の内側に保持された中心電極と、前記絶縁体を収容する主体金具と、基端部が前記主体金具の先端部に接合され、先端部が前記中心電極の先端面に対向する接地電極と、を有するスパークプラグにおいて、
    前記接地電極は、前記中心電極の先端面に対向する対向部を有する内面と、前記内面に隣接するとともに前記先端部から前記基端部にかけて延びる第1側面及び第2側面と、前記内面の反対側の面であって前記先端部から前記基端部にかけて延びる外側面と、を備え、
    前記絶縁体の先端を通り前記軸線と垂直に交わる第1仮想直線と、前記接地電極の前記対向部を通り前記軸線と垂直に交わる第2仮想直線と、の間にある前記軸線の方向の範囲内において、前記第1側面と前記第2側面の少なくとも一方に前記接地電極の外側面側から内面側に向かって延びる凹状の溝が形成されており、
    前記溝は、前記軸線の方向に沿って測った前記溝の幅が前記接地電極の外側面側から内面側に向かって次第に狭くなるように形成され、
    前記溝は、前記接地電極の前記外側面における前記溝の第1の幅の中心と、前記接地電極の前記内面における前記溝の第2の幅の中心と、を結び前記溝の底面に沿って延びる第3仮想直線が、前記中心電極の先端面と前記接地電極の前記対向部との間の前記軸線の方向の範囲を通過するように形成され、
    前記溝は、前記軸線の方向に沿って前記第3仮想直線と前記中心電極の先端面と前記接地電極の前記対向部とを投影した投影図上において、前記第3仮想直線が前記中心電極の先端面と前記接地電極の前記対向部とが重なる範囲を通過するように形成されている、
    ことを特徴とするスパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグにおいて、
    前記溝は、前記第1側面及び前記第2側面の両方に形成されていることを特徴とするスパークプラグ。
  3. 請求項1又は2に記載のスパークプラグにおいて、
    前記接地電極の前記外側面側から前記内面側に近づくほど前記溝の深さが増大することを特徴とするスパークプラグ。
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