JP6460715B2 - 制御装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置、制御方法およびプログラムに関する。
記録装置は、記録用のデータを受信する受信手段と、該受信手段により受信したデータに基づいて記録媒体に対して記録を行う記録手段とを備える。記録を行うに際して、受信手段が単位時間あたりに受信するデータ量(受信速度)と、記録手段が単位時間あたりに行う記録データ量(記録速度)とが等しい場合には、一連の記録が終了するまで記録動作を継続することが可能である。また、受信速度が記録速度よりも大きい場合も、記録動作を継続することが可能である。
一方、受信速度が記録速度よりも小さい場合には、記録手段が処理可能なデータがなくなり(いわゆる「データ切れ」が生じ)、記録が完了していないにも関わらず該記録動作を中断せざるを得ない状況が生じうる。データ切れによる記録動作の中断は、その後に記録を再開するのに所定の回復処理(例えば予備吐出動作)を行う必要があるため、記録剤や被記録媒体等の消耗品を無駄に消費する原因となってしまう。
特許文献1には、受信速度が記録速度よりも小さい場合に、受信中のデータが所定量に達した後に記録動作を開始し、受信中のデータが所定量に達する前には該記録動作を開始するための準備を行う記録装置が開示されている。特許文献1の記録装置によると、受信したデータを格納するためのメモリ容量の増大を抑制しつつ効率的な記録を行うことが可能である。
特開平9−193480号公報
しかしながら、特許文献1によると、受信すべき総データ量にかかわらず、受信中のデータが所定量に達した後に記録動作を開始する。そのため、例えば、受信速度が記録速度よりも小さく、且つ、総データ量が該所定量よりも極めて大きい場合には、受信中のデータが該所定量に達して記録動作が開始された後において、データ切れが生じてしまうおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、データ切れによって記録動作が中断されることを防ぐのに有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の一つの側面は制御装置にかかり、前記制御装置は、画像データを受信する受信手段と、動作モードを設定する設定手段と、前記受信手段により受信した画像データに基づいて記録データを生成する画像処理手段と、前記画像処理手段により生成された記録データに基づいて記録手段に被記録媒体への記録を行わせる記録制御手段と、前記記録手段が前記画像処理手段により生成された記録データに基づく所定の記録を完了するまでに前記画像データの全ての受信が完了するか判定する判定手段と、前記設定手段により設定される動作モードが、前記画像処理手段により前記記録データが生成されると前記記録データに基づく記録が開始される動作モードである場合には、前記判定手段の判定結果に応じて、該動作モードを、前記記録データの生成が完了しても前記記録データに基づく記録が開始されない動作モードに変更する変更手段と、を備える。
本発明によれば、データ切れによって記録動作が中断されることを防ぐのに有利である。
記録装置の構成例を説明する図。 記録装置の制御部の構成例を説明する図。 片面印刷モードおよび両面印刷モードにおける動作の例を説明する図。 印刷ジョブおよび該印刷ジョブに基づく印刷成果物の例を説明する図。 制御方法を説明するフローチャート図。 印刷ジョブに基づく印刷成果物の例を説明する図。 印刷ジョブに基づく印刷成果物の例を説明する図。
(第1実施形態)
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る制御装置の一例である記録装置100を示す図である。図1に示す記録装置100は、被記録媒体としてロールシートを用い、該ロールシートに片面印刷または両面印刷を行うことが可能な構成である。記録装置100は、いわゆるフルライン型の記録ヘッドを備えており、ロールシートの幅方向の全域にわたって一度に記録を行うことが可能である。ロールシートの一方の面への記録は、該記録ヘッドを用いて為される。
ロールシート(以下、単に「シート」と称する。)は、長尺で連続したシート、具体的には、搬送方向における長さが、1ページ分の単位画像の長さよりも長いシートであり、ロール状に巻きとられた状態で記録装置100の内部に設置される。ここでは、印刷処理を行う被記録媒体(シート)としてロールシートを用いたものを例に挙げて説明するが、同一面への複数ページ分の印刷を途中で切断せずに続けて行える長尺の連続シートであれば、ロール状となったものには限定されない。なお、単位画像とは、1ページ分の領域内に1又は複数の画像、文字および空白が存在する場合においては、これら画像、文字および空白を含む該1ページ分の領域を指す。換言すると、単位画像とは、例えば、シートに複数のページを順に印刷する場合は、1ページごとの印刷成果物を示す。単位画像の長さ(搬送方向における長さ)は画像サイズによって異なり、例えば、L版サイズの写真については135mmであり、A4サイズについては297mmである。
図1は、記録装置100の模式図である。記録装置100は、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、プリント部4、検査部5、カッター部6、情報記録部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソーター部11、排出部12、及び制御部13を備えている。シートは、ローラーやベルトで形成された搬送機構によって、図中の実線で示されたシート搬送経路に沿って搬送される。また、上述の各ユニットは、該シート搬送経路にそれぞれ配されている。
シート供給部1は、例えば、各々がシートを保持する2つのロールR1及びR2を備えており、これらの一方を駆動することにより、該一方からシート搬送経路にシートを供給する。ここでは、2つのロールR1及びR2を例示するが、ロールの数量は、これに限定されるものではなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。なお、ここでは、シートがロール状に巻きとられた状態で保持されるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、シートは所定長ごとに折り返して積層された状態で保持されるものであってもよいし、さらに、該所定長ごとにミシン目が設けられるものであってもよい。
なお、以下において、シート搬送経路の任意の位置において、シート供給部1に近い側を「上流」、その逆側を「下流」と称する。各ユニットには、適宜、1又は複数の搬送ローラーが設けられており、該ユニットで所定の処理が為されたシートは、順次、下流に搬送される。
デカール部2は、シート供給部1からのシートの反り(カール)を軽減させる。デカール部2は、シート供給部1からのシートに対して逆方向への反りを与えるように該シートを湾曲させてデカール力を作用させ、反りを軽減させる。本実施形態では、1つの搬送ローラーに対して2つのピンチローラーを当てることにより、シートのカールを軽減させる。
斜行矯正部3は、デカール部2を通過したシートの斜行(シート搬送経路の進行方向に対する傾き)を矯正する。本実施形態では、シートの一方の端を基準として、該基準となる端にガイド部材(不図示)を当てつつ該シートを搬送することにより、シートの斜行を矯正する。
プリント部4では、斜行矯正部3側から搬送されるシートに対して、上述のフルライン型の記録ヘッド14により記録を行う。これにより、該シート上に画像が形成される。記録ヘッド14は、複数の記録素子列を備えており、本実施形態では、7つの記録素子列(不図示)を備えている。該7つの記録素子列の各々は、複数の記録素子が、搬送方向と交差する方向に配列されて形成されており、該7つの記録素子列は、搬送方向に沿って互いに平行に配されている。該7つの記録素子列は、例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、LC(ライトシアン)、LM(ライトマゼンタ)、G(グレー)、およびK(ブラック)の7色にそれぞれ対応している。記録装置100では、シートの搬送に同期させて、各記録素子列の記録素子の個々を駆動し、対応する色のインクを、該記録素子の個々に対応するノズルを介して、シートに対して吐出することにより、シートへの記録を行う。
なお、記録素子列の数量は上記7つに限られるものではないし、また、上述の7色とは異なる他の色に対応する構成でもよい。本実施形態では、インクジェット方式により記録を行うものを例示するが、この方式に限られるものではなく、発熱素子を用いた方式、圧電素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式、その他の公知の記録方式のいずれであってもよい。
検査部5は、プリント部4において記録されたシートの検査を行い、プリント部4での記録が適切に為されたかの判定を行う。検査は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサで構成されたスキャナを用いて、プリント部4においてシートに形成された画像や検査パターンを光学的に読み取ることにより行う。これにより、例えば、記録ヘッド14の各記録素子列の状態、インクを吐出するノズルの状態、シートの搬送状態、形成された画像の位置等を検査し、画像が正しく形成されたか否かの判断を行う。
カッター部6は、検査部5からのシートを所定単位に切断する。シートの切断は、例えば、センサ19がカットパターンを検知したことに応答してオートカッター20(以下、単に「カッター20」と称する。)を駆動することにより、機械的に行う。また、カッター部6の近傍にはゴミ箱17が設けられており、カッター部6で切り落とされた不要なシート片は、ゴミ箱17に収容される。また、カッター部6には、画像が形成されたシート(記録装置100から出力されるべきシート)と、切り落とされたシート片と、を振り分ける振り分け機構が設けられる。
なお、印刷する画像サイズに応じてこの所定の印刷単位の長さは異なる。例えばL版サイズの写真では搬送方向の長さは135mm、A4サイズでは搬送方向の長さは297mmとなる。カッター部6は、片面印刷の場合はページ単位でシートを切断するが、印刷ジョブの内容によっては所定単位(以下、単位画像ともいう)で切断しない場合もある。また、カッター部6は両面印刷の場合、シートの第1面(たとえばおもて面)は所定単位で切断せずに所定の長さ分まで画像を連続して印刷して後端を切断した後、第2面(たとえば裏面)を印刷した場合にページ単位で切断する。すなわち、シートの第1面印刷後且つ第2面への印刷前に、シートを所定の長さで切断し、第2面の印刷後に所定単位で切断する。なお、所定単位としては、例えば、ページ単位や、複数ページを含むインプレッション単位などが挙げられる。
なお、記録装置100には、オートカッター20の他、ユーザがシートの切断を手動で行うための手動カッター22(22a〜22d)が設けられてもよい。手動カッター22は、例えば、ジャムが発生してシート詰まりが生じた場合に、シートを切断して該シートをシート搬送経路から除去するために用いられ、ユーザの手動により操作される。手動カッター22aは、デカール部2と斜行矯正部3との間に設けられる。手動カッター22bは、情報記録部7と乾燥部8との間に設けられる。手動カッター22cは、乾燥部8と反転部9及び排出搬送部10との間に設けられる。手動カッター22dは、デカール部2と反転部9との間に設けられる。手動カッター22は、これに限定されるものではなく、例えば、上記4ヶ所とは異なる位置に設けられてもよいし、数量もこれに限られるものではない。
情報記録部7は、シートにプリント情報(シリアル番号や日付などの固有情報)を記録する。カッター部6と情報記録部7との間には、例えば、カッター部6で切断されたシートの先端(下流の端部)を検知するエッジセンサ21が設けられる。情報記録部7は、例えば、エッジセンサ21による検知のタイミングに基づいて、該シートへのプリント情報の記録を行う。
乾燥部8は、記録済みのシートに対して乾燥処理を行い、付与されたインクを短時間で乾燥させる。具体的には、乾燥部8の内部では、シートのインク付与面に対して、例えば熱風が吹き当てられる。なお、乾燥処理の方式は熱風を用いた方式に限られるものではなく、電磁波(紫外線や赤外線など)をシート表面に照射する方式や、その他の公知の乾燥方式を用いることができる。
なお、上述のシート供給部1から乾燥部8までのシート搬送経路を「第1経路」と称する。
反転部9は、両面印刷を行う場合に、表面(第1面)への記録が完了したシートの表裏反転を行う。具体的には、両面印刷を行う場合には、プリント部4で記録が為された連続シートは、カッター部6で所定単位では切断されず、反転部9は、該連続シートを一時的に巻き取って該連続シートの表裏反転を行う。その後、反転部9は、該連続シートを、その表裏が反転された状態で、デカール部2を介して再びプリント部4に供給する。具体的には、反転部9は、連続シートを巻き取るための巻取回転体(ドラム)を備えている。表面への記録が完了した連続シートは、この巻取回転体に一時的に巻き取られた後、巻取回転体を逆回転させてデカール部2を経由してプリント部4に搬送される。このとき、該連続シートは、巻き取られる前とは表裏が反転された状態でプリント部4に搬送され、プリント部4では裏面(第2面)への記録が為される。
なお、デカール部2を経由する乾燥部8からプリント部4までの経路を「第2経路」と称する。
排出搬送部10は、カッター部6で切断された後に乾燥部8での乾燥が完了したシートを、ソーター部11まで搬送する。ソーター部11は、画像が形成されたシート(記録装置100から出力されるべきシート)を所定の基準に基づいて分類し、対応する排出部12から該シートを排出する。
なお、排出搬送部10からソーター部11までの経路を「第3経路」と称する。
第1経路と、第2経路及び第3経路との間には、第1経路を搬送されてきたシートを、第2経路及び第3経路の一方に選択的に搬送するため、可動フラッパを有する経路切り替え機構が設けられている。
斜行矯正部3とプリント部4との間には、マーク読取器18が設けられる。マーク読取器18は、反転部9から搬送された連続シートの表面に記録された基準マークを光学的に読み取る。マーク読取器18は、例えば反射型光学センサであり、シートの表面を照明する光源(例えば白色LED)と、照明された面からの光をRGB成分ごとに検出するイメージセンサを有する。
次に、図2を用いて制御部13について説明する。制御部13は、記録装置100の各ユニットの制御を行い、記録装置100全体の動作を制御する。制御部13は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、画像処理部207、エンジン制御部208、ユニット制御部209、外部インターフェース(I/F)205、及び操作部15を有する。これらの各ユニットは、システムバス210で接続されており、各ユニット間では、適宜、データないし情報の授受が為される。
制御部13は、パソコン等の汎用又は専用のコンピュータ、カメラ等の画像機器、その他の端末を含むホスト装置16からの印刷ジョブを、外部I/F205を介して受け取り、該ジョブに基づいて記録装置100の各ユニットの制御を行う。また、操作部15は、ユーザインターフェースであり、ハードキーやタッチパネル等の入力部と、ディスプレイや音声発生器等の出力部とを含みうる。操作部15には、記録装置100の動作状態等を含む記録を行うのに必要な情報が表示され、ユーザは、操作部15を用いて、適宜、必要な各種設定を行うことが可能である。
CPU201(中央演算処理部)は、記録装置100の各ユニットの動作を制御するための演算処理を行う。ROM202は、CPU201が実行するためのプログラムや記録装置100による記録動作に必要な固定データを格納する。RAM203は、CPU201の作業領域として用いられ、又、例えば記録する画像を示す記録データや該記録を行うのに必要な設定情報等、各データの一時格納領域として用いられる。HDD204(ハードディスク)は、上述のプログラムおよびデータを記憶し、これらのプログラムおよびデータはHDD204から読み出される。
画像処理部207は、設定情報に基づいて画像処理を行い、例えば、入力された画像データについて、色空間(例えばYCbCr)から標準的なRGB色空間(例えばsRGB)への色変換を行う。このようにして、画像処理部207は、出力用のデータを生成する。なお、上述の画像処理に際して、必要に応じて、解像度変換、画像解析、画像補正等を行ってもよい。このようにして得られたデータは、RAM203又はHDD204に格納される。
エンジン制御部208は、各ユニットを駆動するための駆動部の動作を制御し、例えば、CPU201からの制御コマンドに基づいて、プリント部4の記録ヘッド14の駆動制御を行う。また、エンジン制御部208は、例えば、記録装置100の内部の各ユニットの搬送機構の駆動制御を行う。
ユニット制御部209は、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、検査部5、カッター部6、情報記録部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソーター部11、排出部12の各ユニットの制御を行う。例えば、これらの各ユニットの動作は、CPU201からのコマンドに基づいて制御される。
なお、上述のユニットのうち破線で囲まれたもの(CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、画像処理部207、エンジン制御部208およびユニット制御部209)を「主制御部13C」とする。主制御部13Cは、ホスト装置16からの印刷ジョブおよび操作部15を介して入力されたユーザからの設定情報に基づいて、記録動作を制御するための処理を行う。なお、本実施形態では、印刷ジョブは、記録を行うための情報及び記録データを含む。以上の処理は、その全てがソフトウェアによって為されてもよいし、一部または全部がハードウェアによって為されてもよい。
図3を用いて、本実施形態に係る記録動作について説明する。図3(a)は、片面印刷モードにおける動作を説明する図である。図中において、シート搬送経路における太線は、シートを示している。シート供給部1は、シート搬送経路にシートを供給し、該シートは、デカール部2及び斜行矯正部3を経由してプリント部4へ搬送される。プリント部4は、該シートの表面(第1面)へ記録を行う。具体的には、プリント部4は、シートを搬送させながら、該シートに対して1ページ分ないし複数ページ分の単位画像を、順次、形成する。本実施形態では、隣接する単位画像間には余白領域が設けられ、該余白領域には、例えばカットパターンが形成される。
プリント部4からのシートは、検査部5を経て、カッター部6で、センサ19がカットパターンを検出したことに応答して、カッター20によって単位画像ごとに切断される。
情報記録部7は、カッター部6で切断されたシート(以下、「カットシート」と称する。)を受けて、必要に応じて、例えばその裏面(第2面)に、プリント情報(シリアル番号や日付などの固有情報)を記録する。該カットシートは、乾燥部8に1枚ずつ搬送され、乾燥処理が為される。乾燥部8で乾燥処理が為されたカットシートは、その後、排出搬送部10およびソーター部11を経由して排出部12から排出され、積載されていく。
なお、カッター部6で切断されて、カッター部6より上流(プリント部4等の側)に残っているシートは、ロールR1又はR2を搬送方向とは逆方向になるように駆動して、シート供給部1に戻される。
以上のように、片面印刷モードでは、シートは、前述の第1経路と第3経路とを通過して処理され、第2経路は通過しない。
上述の片面印刷モードを、制御部13による制御動作の観点でまとめると、次の(1)〜(6)のシーケンスが実行される。
(1)シート供給部1からプリント部4までシートを搬送する。
(2)プリント部4で、シートを搬送させつつ、該シートの表面に対して、単位画像の形成とカットパターンの形成とを繰り返す。
(3)カッター部6で、シートの単位画像ごとの切断を繰り返す。
(4)カットシートを、1枚ずつ乾燥部8に搬送する。
(5)乾燥部8を通過したカットシートを、順次、排出部12に排出する。
(6)プリント部4で形成された最後の単位画像を切断した後、切断されていない上流のシートをシート供給部1に戻す。
図3(b)は、両面印刷モードにおける動作を説明する図である。両面印刷モードでは、表面(第1面)への記録が完了した後、次いで裏面(第2面)への記録を行う。両面印刷モードは、主に、表面への記録が完了したシートを前述の第2経路(即ち反転部9側の経路)に搬送する点で、上述の片面印刷モードと異なる。表面への記録を行う際には、カッター部6は、単位画像ごとのシートの切断を行わず、表面への記録が完了した箇所での切断を行う。なお、カッター部6で切断されて、カッター部6より上流に残っているシートはシート供給部1に戻される。
反転部9は、表面への記録が完了し、乾燥部8での乾燥処理が為されたシートを、巻取回転体を用いて一時的に巻き取る。その後、該シートは、乾燥部8からデカール部2を経由して再びプリント部4に搬送され、裏面への記録が為される。裏面への記録が完了したシートは、カッター部6で切断され、その後は、片面印刷モードと同様の手順で、順次、排出部12から排出される。
以上のように、両面印刷モードでは、シートは、前述の第1経路、第2経路、第1経路、第3経路の順に通過して処理される。
上述の両面印刷モードを、制御部13による制御動作の観点でまとめると、次の(1)〜(11)のシーケンスが実行される。
(1)シート供給部1からプリント部4までシートを搬送する。
(2)プリント部4で、シートを搬送させつつ、該シートの表面に対して、単位画像の形成とカットパターンの形成とを繰り返す。
(3)シートを乾燥部8に搬送する。
(4)乾燥部8を通過したシートを反転部9に搬送する。
(5)カッター部6で、表面への記録が完了したシートを切断する。
(6)切断されたシートを反転部9に搬送しつつ、該切断により上流に残っているシートをシート供給部1に戻す。
(7)反転部9に搬送されたシートの表裏反転を行い、該反転されたシートを再びプリント部4まで搬送する。
(8)プリント部4で、該反転されたシートを搬送させつつ、該反転されたシートの裏面に対して、単位画像の形成とカットパターンの形成とを繰り返す。
(9)カッター部6で、シートの単位画像ごとの切断を繰り返す。
(10)カットシートを、1枚ずつ乾燥部8に搬送する。
(11)乾燥部8を通過したカットシートを排出部12に排出する。
図4(a)は、印刷ジョブ400を説明するデータ内容を示しており、印刷ジョブ400は、例えば、複数の画像データ401(401a〜401d)と、これらの画像データの記録情報402とを含む。印刷ジョブ400は、外部機器であるホスト装置16から投入される。情報402は、例えば、ページごとの画像データに関する情報や、その記録条件を示す情報を含む記録指示情報であり、制御部13により解析される。ここで、記録条件を示す情報としては、例えば、印刷品質(高速印刷モード、写真印刷モード、標準印刷モード等)やシートの種類などの印刷設定等が挙げられる。
情報402は、例えば、XML(Extensible Markup Language)形式の電子データで構成されるものとすることができるが、この形式に限られるものではなく、制御部13により解析される他の形式でもよい。なお、情報402は、印刷ジョブ400に含まれておらず、別途、ホスト装置16や、その他の外部機器から入力されるようにしてよいし、操作部15から入力されるようにしてもよい。
画像データ401は、例えば、4つの写真データであり、4つの単位画像(4ページ分)で構成されている。第1ページ(ページ番号1)の画像データ401aは、例えば幅200mm×高さ150mmで記録するように指示されたデータサイズ200MBの写真画像である。第2ページ(ページ番号2)の画像データ401bは、例えば幅200mm×高さ100mmで記録するように指示されたデータサイズ100MBの画像データである。第3ページ(ページ番号3)の画像データ401cは、例えば幅200mm×高さ200mmで記録するように指示されたデータサイズ300MBの画像データである。第4ページ(ページ番号4)の画像データ401dは、例えば幅200mm×高さ250mmで記録するように指示されたデータサイズ400MBの画像データである。これらの各画像データ401は、ページ番号の順に記録される。
なお、ここでは、上記画像データ401は、全てのページにおいて幅が同じであるためシートへの記録を順次行うのに好適であるが、これらは異なる幅であってもよい。また、上記画像データ401は、各ページにおいて高さが互いに異なるが、シートへの記録を行うのに不都合はない。また、ここでは、上記画像データ401は、4つの写真データで構成された態様を示したが、各画像データ401は、フォトブックのように複数の写真データで1つの印刷成果物を形成するものであってもよい。
図4(b)は、印刷ジョブ400に基づく記録が為されたシートを説明する図である。まず、シートの最初の部分には、記録ヘッド14のメンテナンス用パターンが記録される。本実施形態では、記録ヘッド14の予備吐出パターンが記録される。この予備吐出パターンの記録は、一連の記録を開始する際の初期動作として実行される。予備吐出パターンの記録により記録ヘッド14がメンテナンスされる。予備吐出パターンが記録された後、シートに画像データ401a〜401dが順に記録される。また、本実施形態では、予備吐出パターンとページ番号1の画像との間、および、その後のページ番号2〜4の各画像の間に、カットパターンが記録される。カットパターンは、シートを切断する位置を示すものであり、シートは、カットパターンが形成された位置でカッター部6でページごとに切断される。予備吐出パターンおよびカットパターンは印刷非成果物であり、予備吐出パターンおよびカットパターンが印刷された領域は、カットされた後に例えば前述のゴミ箱17に収容される。
次に、上記図1〜2及び図4を参照しながら、データ受信速度が低いことに起因して記録ヘッド14による記録処理が可能なデータがなくなる「データ切れ」について説明する。なお、データ切れが生じると、シートへの記録が完了していないにも関わらず記録動作を中断せざるを得なくなってしまう。
制御部13の画像処理部207は、ホスト装置16から印刷ジョブ400を受けて、画像データ401a〜401dそれぞれについて、順に、記録ヘッド14に出力するための記録データ(以下、「プリントデータ」と称する)を生成する。生成されたプリントデータに基づいて、順次、シートへ記録(印刷)が行われる。ここで、例えば、ホスト装置16からの画像データ401cの受信所要時間(受信が完了するのに要する時間)が、画像データ401a及び401bの受信所要時間よりも大きいとする。この場合、画像データ401a及び401bに基づく記録が実行されている間に画像データ401cの受信が完了しないという状況が生じる可能性がある。なお、受信所要時間が大きくなる原因としては、データサイズが大きいことや、ネットワークの状態によりホスト装置16と制御部13との間の通信速度の低下等が挙げられる。
画像データ401b及びその直後のカットパターンがシートへ記録された後、画像データ401cのプリントデータが記録ヘッド14に供給されていない場合には、記録ヘッド14は記録動作を継続することができない。また、制御部13は、画像データ401bが最後のページであると認識してしまうことがある。この場合、前述のとおり、シートの画像データ401aと401bとの間に対応する箇所(カットパターンの記録領域)がカッター部6により切断され、これらの画像が形成された各カットシートが排出部12から排出される。また、切断されて上流に残ったシートは、前述のとおり、ロールR1等に巻き取られる。これらの処理の間、又はこれらの処理の後に、画像データ401c及び401dの受信が完了して、これらに対応するプリントデータが生成されると、再び、予備吐出パターンが記録され、その後、画像データ401c及び401dが順に記録される。その結果、画像データ401a、401b、401c、401dを連続して印刷した場合と比較して、2回目の予備吐出パターンに相当する量のシート及びインクが無駄に消費されてしまう。また、画像データ401a、401b、401c、401dを連続して印刷した場合と比較して、画像データ401c及び401dについての記録を再開するためにロールR1等に巻き取られたシートをプリント部4まで再び搬送するための時間が余分にかかってしまう。
そこで、本実施形態では、記録装置100は、複数の動作モードを有する。具体的には、画像処理の動作モードを2つ有し、記録モードの動作モードを2つ有するものとする。画像処理モードでは、画像処理部207が画像データを受けつつ該画像データについて画像処理を行ってプリントデータを生成するか否かを制御する。本実施形態では、オンザフライ方式が有効か無効かにより制御する。
オンザフライ有効のモードでは、記録装置100は印刷ジョブを受信しつつプリントデータを生成する。すなわち、1ページ分の画像データを受信する毎にプリントデータを生成する。オンザフライ有効のモードでは、ファーストプリントが早くなる。したがって、例えば、単一のページで印刷成果物を構成する場合に利用するとよい。
一方、オンザフライ無効のモードでは、記録装置100は印刷ジョブの受信が完了してからプリントデータを生成する。すなわち、印刷ジョブのすべてのページを受信してからプリントデータを生成する。オンザフライ無効のモードでは、ファーストプリントが遅くなるが全てのデータの受信完了を優先するため、受信途中での装置トラブルによりデータ切れが生じたり、印刷が中断したりするのを防ぐことができる。したがって、例えば、複数のページで印刷成果物を確実に得たい場合に利用するとよい。
記録の動作モードでは、画像処理部207で生成されたプリントデータを直ちにエンジン制御部208に出力して記録を開始するか否かを制御する。本実施形態では、ホールド方式が有効か無効かにより制御する。
ホールド有効のモードでは、記録装置100は、プリントデータの生成が完了しても記録を開始しないで待機状態となり、例えばユーザからの指示に基づいてホールドを解除して記録を開始する。ホールド有効のモードは、複数の印刷ジョブに基づく記録を一度に行う場合に有利であり、例えば、夜間にプリントデータを作成しておき、その翌朝にまとめて記録を行う場合に利用するとよい。
一方、ホールド無効のモードでは、記録装置100は、プリントデータが生成され次第、該プリントデータに基づく記録を開始する。ホールド無効のモードは、プリントデータの生成が十分に完了している場合や、少しずつでも特定の印刷ジョブについての記録を進める必要がある場合に利用するとよい。
次に、本実施形態に係る制御部13による記録動作の制御方法について説明する。制御部13は、例えば、投入速度測定部と、記録条件取得部と、記録予想所要時間算出部と、投入完了予想残時間算出部と、記録開始判断部とを有する(いずれも不図示)。
投入速度測定部は、外部I/F205を介して投入される印刷ジョブの投入速度を測定する。なお、ここでいう印刷ジョブの投入速度とは、言い換えれば、印刷ジョブ(画像データ)の受信速度である。記録開始等の所定のタイミングをトリガとしてタイマを起動させ、随時、受信データの積算量と経過時間の積算量とを更新し、記憶する。そして、記憶した受信データの積算量と経過時間の積算量により、任意の時間における印刷ジョブの投入速度又は印刷ジョブの投入速度の平均値を算出する。なお、本実施形態では、制御部13は、投入速度測定部を有するものとしたが、これに限定されず、投入速度測定部を有さず、投入速度を取得することができる構成としてもよい。
記録条件取得部は、前述の情報402に基づいて、記録所要時間に関連する情報および条件を取得し、例えば、記録データのデータサイズや、単位画像の大きさ(記録長、即ち搬送方向における長さ)等の情報を取得する。
記録予想所要時間算出部は、記録条件取得部が取得した情報および記録条件に基づいて、受信した印刷ジョブについての記録予想所要時間(即ち、記録の完了に要する予想時間)を算出する。本実施形態では、記録予想所要時間算出部は、記録長および記録速度を基に算出する。なお、本実施形態では、記録速度は、記録ヘッド14による単位時間あたりの記録長とするが、これに限定されず、例えば、記録ヘッド14が単位時間あたりに処理することが可能な記録データ量としてもよい。また、本実施形態では、制御部13は、記録予想所要時間算出部を有するものとしたが、これに限定されず、記録予想所要時間算出部を有さず、記録予想所要時間を取得することができる構成としてもよい。
投入完了予想残時間算出部は、上述の投入速度(受信速度)と、未受信の印刷ジョブ(受信が完了していない印刷ジョブ)の画像データのデータ量とに基づいて、印刷ジョブの投入が完了するまでの時間を算出する。未受信の印刷ジョブのデータ量は、例えば、情報402に基づいて、全体のデータ量と受信が完了したデータ量との差分により算出される。また、本実施形態では、制御部13は、投入完了予想残時間算出部を有するものとしたが、これに限定されず、投入完了予想残時間算出部を有さず、投入完了予想残時間を取得することができる構成としてもよい。
記録開始判断部は、上述の投入完了予想残時間と記録予想所要時間とを比較し、記録を開始させるか否かの判断を行う。具体的には、投入完了予想残時間が記録予想所要時間よりも大きい場合には、記録を開始しないで開始のタイミングを遅らせることが決定される。
なお、上述の各ユニットの機能をプログラムにより行う場合には、該プログラムはROM202に格納されており、CPU201によって読み出されて実行される。以下、図5を参照しながら、本実施形態にかかる記録動作のCPU201により実行される制御シーケンスを説明する。
まず、ステップS01(以下、単に「S01」と示す。他のステップについても同様。)では、ホスト装置16からの印刷ジョブ400の受信を開始する。なお、印刷ジョブ400として画像データを受信する。
S02では、記録装置100の動作モードについて、オンザフライ有効モードか無効モードかを判断し、無効であればS03に進み、有効であればS04に進む。なお、オンザフライ方式は、ユーザの指示により設定される。
S03では、印刷ジョブ400の受信が完了したか否かを判断する。未完了の場合は受信が完了するまでS03を繰り返し、完了した場合はS05に進む。
S04では、記録装置100の動作モードについて、ホールド有効モードか無効モードかを判断し、無効であればS08に進み、有効であればS09に進む。なお、本実施形態では、ユーザの指示が無い場合は、ホールド有効モードが設定されており、ユーザの指示によりホールド無効モードとすることができる。
S05では、S04と同様にして、ホールド有効モードか無効モードかを判断し、無効であればS06に進んで記録を開始し、有効であればS07に進む。なお、本実施形態では、ユーザの指示が無い場合は、ホールド有効モードが設定されており、ユーザの指示によりホールド無効モードとすることができる。
S07では、例えばユーザにより操作部15を介して入力されたホールド解除の指示(ホールド無効とする指示)に応答して、S06に進んで記録を開始する。なお、ホールド解除の指示は、操作部15を用いた操作に基づくものに限られず、例えばホスト装置16からの指示に基づくものでもよい。
S08では、印刷ジョブ400の投入速度(受信速度)の測定を開始すると共にS10に進む。
S09では、S07と同様にして、ホールド解除の指示(ホールド無効とする指示)に応答して、S06に進んで記録を開始する。
S10では、図4(a)に例示されるように、印刷ジョブ400の情報402に基づいて、画像データに関する情報やその記録条件を示す情報を取得する。例えば、各ページの幅がいずれも200mmであり、高さ(ページ長さ)が、ページ番号1から順に、150、100、200、250mmであり、データサイズが、順に、200、100、300、400MBであることを取得する。また、印刷品質(高速印刷モード、写真印刷モード、標準印刷モード等)やシートの種類などの印刷設定を取得する。その後、S11に進む。
S11では、記録予想所要時間(即ち、記録の完了に要する予想時間)を取得する。本実施形態では、記録予想所要時間を算出する。記録予想所要時間は、本実施形態では、記録準備時間と、画像データから生成した記録データに基づく記録時間と、予備吐出パターン等のメンテナンスパターンの記録時間と、を予想して算出する。例えば、以下に例示されるように、S10で得られた情報と、記録装置100による記録動作に関する情報と、に基づいて、算出される。
記録予想所要時間=(A)+(B)/(C)
(A):記録準備時間=(A1)
(A1):シート供給部1からプリント部4までのシートの搬送時間
(B):計算対象記録長=(B1)+(B2)
(B1):予備吐出パターンの記録長
(B2):印刷ジョブ400において、最後のページ(ページ番号4)を除く印刷成果物の記録長
(C):記録ヘッド14の記録速度。
本実施形態では、A1=6秒、B1=200mm、B2=450mm、C=秒速50mmであり、B=B1+B2=650mm、B/C=12秒となり、記録予想時間は、19秒となる。
上式の(A1)、(B1)、(B2)、(C)は、記録装置100による記録動作に関する情報の一例であり、ここでは、記録装置100の「都合情報」とする。(A1)は、記録装置100に依存する値であり、用紙の搬送長、用紙の搬送速度、搬送開始のための準備時間等により決定される。(B1)も、記録装置100に依存する値である。
計算対象記録長は、印刷ジョブ400における全てのページの記録長、即ち4つの画像データ401a〜401dに相当する記録長(=700mm)ではなく、最後のページに相当する記録長を除いた記録長(=550mm)を用いて算出する。これは、ページ番号4である画像データ401dの記録を開始する前に、画像データ401dの受信が完了していればよいためである。すなわち、本実施形態では、最終ページの前のページまでの記録の完了に要する時間を算出する。
また、(C)は、印刷品質(高速印刷モード、写真印刷モード等)やシートの種類、記録ヘッド14の性能等によって異なる値をとりうる。本実施形態では、記録ヘッド14の記録速度は、標準印刷モードの秒速50mmとした。
以上の各パラメータのうち、A1及びCは、例えば、記録指示の内容に応じて参照テーブルやルックアップテーブルを参照することによって取得するようにすればよい。
なお、本実施形態では、カットパターンの記録時間は十分に小さいため、誤差範囲として記録予想所要時間に含んでいないが、記録予想所要時間を算出する際にさらにカットパターン等の制御パターンの記録時間を考慮するようにしてもよい。また、データ切れを回避できればよいため、記録完了後のシートの切断処理および搬送処理の記録予想所要時間を含んでいない。
以上のようにして、S11では、本実施形態では、記録予想所要時間は19秒と算出され、S12に進む。
次に、S12では、前述の投入完了予想残時間を算出する。本実施形態では、印刷ジョブの全画像データうち未受信の画像データの受信時間を予想して算出する。例えば、以下に例示されるように、印刷ジョブの画像データの合計サイズと、受信が完了した画像データのサイズと、外部I/F205の画像データの受信速度と、に基づいて算出する。
なお、投入完了予想残時間の算出タイミングは、ページ番号1である画像データ401aについてのプリントデータが生成され、記録開始が可能な状態になるタイミングとする。本実施形態では、記録指示から30秒とする。
投入完了予想残時間={(D)−(E)}/(F)
(D):印刷ジョブの画像データの合計のデータサイズ
(E):算出タイミングにおいて受信が完了した画像データのデータサイズ
(F):印刷ジョブの投入速度(受信速度;記録指示からの所定秒間の平均値)。
本実施形態では、D=1000MB(印刷ジョブ400の合計データサイズ)、E=450MB、F=毎秒15MB(記録指示から30秒間の平均値)であり、投入完了予想時間は36.7秒となる。
算出タイミングにおいて受信が完了した画像データのデータサイズ(E)は、記録環境や経過時間によって変動する。印刷ジョブの投入速度(F)は、投入速度測定部による測定によって得られるものであり、ホスト装置16と外部I/F205との間の通信トラフィック、外部I/F205の性能、CPUの性能等に応じて変動する。なお、算出タイミングは、上述したものに限られるものではなく、記録指示から10秒後等のように固定値を設定してもよい。
以上のようにして、S12では、本実施形態では、投入完了予想残時間は36.7秒と算出され、S13に進む。
S13では、記録手段による所定の記録が完了するまでに印刷ジョブに含まれる全ての画像データの受信が完了するかを判定する。本実施形態では、画像データの投入完了予想残時間と記録データの記録予想所要時間との大小関係を判断する。投入完了予想残時間が記録予想所要時間以下の場合には、記録を開始することを決定し、ホールド無効のまま、S06に進んで記録を開始する。投入完了予想残時間が記録予想所要時間より大きい場合には、記録を開始しないことを決定し、S14に進む。本実施形態では、投入完了予想残時間(36.7秒)は記録予想所要時間(19秒)より大きいため、S14に進む。
S14では、S13での判断により、投入完了予想残時間が記録予想所要時間より大きく、前述のデータ切れが生じうるため、動作モードをホールド有効に変更して待機状態にし、S15に進む。
S15では、動作モードをホールド有効に変更した旨を操作部15のディスプレイ等に表示してユーザに通知する。
S16では、S12と同様にして、再び投入完了予想残時間を算出する。
算出タイミングは、ページ番号1である画像データ401aについてのプリントデータが生成され、記録開始が可能な状態になるタイミングに所定の時間を加算したタイミングとする。本実施形態では、算出タイミングは、記録開始が可能な状態になるタイミング+15秒とし、記録指示から45秒とする。
投入完了予想残時間={(D)−(E’)}/(F’)
(D):印刷ジョブの合計のデータサイズ
(E’):算出タイミングにおいて受信が完了したデータのデータサイズ
(F’):印刷ジョブ400の投入速度(受信速度;記録指示からの所定時間の平均)。
本実施形態では、D=1000MB(印刷ジョブ400の合計データサイズ)、E’=675MB、F’=毎秒15MB(記録指示から45秒間の平均値)であり、投入完了予想時間は21.7秒となる。
上記算出タイミングは、S12から15秒後となっているが、これに限定されるものではなく、任意のタイミングとしてもよいし、例えばページ番号2である画像データ401bについてのプリントデータが生成されたタイミングとしてもよい。また、印刷ジョブの投入速度(F’)は、S12における(F)から変化して、異なる値となる。
以上のように、S16では、本実施形態では、投入完了予想残時間は21.7秒と更新され、S17に進む。
S17では、S13と同様にして、記録手段による記録が完了するまでに印刷ジョブに含まれる全ての画像データの受信が完了するかを判定する。本実施形態では、画像データの投入完了予想残時間と記録予想所要時間との大小関係を判断する。投入完了予想残時間が記録予想所要時間以下の場合には、S18へ進み。投入完了予想残時間が記録予想所要時間より大きい場合には、S16に戻る。本実施形態では、投入完了予想残時間(21.7秒)は記録予想所要時間(19秒)より大きいため、S16に戻る。
再び、S16で、投入完了予想残時間を算出する。ここでは、以下に例示されるように、投入完了予想残時間は6.7秒と算出される。
算出タイミングは、ページ番号1である画像データ401aについてのプリントデータが生成され、記録開始が可能な状態になるタイミングに所定時間を加算したタイミングとする。すなわち、所定時間毎(例えば、10秒毎)に算出を行う。なお、1ページの画像処理が終了する毎に算出を行ってもよい。この算出タイミングで、受信手段による受信が完了していない記録データのデータ量を取得すればよい。本実施形態では、1回目の算出タイミングは、記録開始が可能な状態になるタイミング+30秒とし、記録指示から60秒とする。
投入完了予想残時間={(D)−(E”)}/(F”)
(D):印刷ジョブの画像データの合計のデータサイズ
(E”):算出タイミングにおいて受信が完了した画像データのデータサイズ
(F”):印刷ジョブの投入速度(受信速度;記録指示から所定時間の平均)。
本実施形態では、D=1000MB(印刷ジョブ400の合計データサイズ)、E”=675MB、F”=毎秒15MB(記録指示から60秒間の平均値)であり、投入完了予想時間は6.7秒となる。
以上のように、再度のS16では、投入完了予想残時間は6.7秒と更新され、S17に進む。
再び、S17では、投入完了予想残時間と記録予想所要時間との大小関係を判断する。上述の例では、投入完了予想残時間(6.7秒)は記録予想所要時間(19秒)より小ささいため、S18に進む。
S18では、S17で、投入完了予想残時間が記録予想所要時間以下であり、前述のデータ切れが生じないと判断できたため、動作モードをホールド無効に変更してS19に進む。
S19では、動作モードをホールド無効に変更した旨を操作部15のディスプレイ等に表示してユーザに通知し、その後、S06に進んで記録を開始する。
本実施形態では、記録手段による所定の記録が完了するまでに印刷ジョブに含まれる画像データの受信が完了するかを判定する。そして、ユーザによりホールドの無効モードが設定されていたとしても、記録手段による記録が完了するまでに印刷ジョブの画像データの受信が完了しないと判定された場合は、ホールドを有効に変更する。すなわち、ユーザの設定した動作設定を自動的に変更する。そして、記録手段による記録が完了するまでに印刷ジョブの画像データの受信が完了すると判定されると、ホールドを無効モードに戻す。このようにして、印刷の開始タイミングを決定する。これにより、データ切れによる記録動作の中断を抑制し、印刷スループットを向上させることができる。
言い換えると、未受信のデータのデータ量と、該データの投入速度(受信速度)と、該データについての記録速度(記録ヘッド14による処理速度)とに基づいて、記録動作の開始のタイミングを決定する。これにより、オンザフライ有効かつホールド無効の動作モードでの記録条件下においても、データ切れを防止することができる。
また、オンザフライ有効モードでは、状況に応じて、ホールドの有効と無効を切り替える。具体的には、オンザフライ有効モードでホールドを無効モードから有効モードに変更した場合、記録手段による記録が完了するまでに印刷ジョブの画像データの受信が完了すると判定されると、ホールドを無効モードに戻す。これにより、常にオンザフライ無効モードで記録を行う場合や、常にホールド有効モードで記録を行う場合と比較して、印刷の開始を早くすることができ、生産性を向上させることができる。
上述したように、本実施形態では、印刷ジョブの投入通信速度などの環境に応じて、ユーザの設定を自動的に変更して、印刷ジョブの印刷の中断を抑制することができる。例えば、オンザフライモードで且つホールド無効がユーザにより設定されていた場合、印刷ジョブの投入通信速度が十分に早い環境では、ユーザの設定通りに動作する。一方、印刷ジョブの投入通信速度が遅い環境では、ユーザの設定を解除し、所定のタイミングまでホールド有効モードとして印刷開始を見送ると共に、印刷ジョブの印刷途中で中断が発生しないと判断されるタイミングで印刷を開始することができる。これにより、印刷ジョブの印刷を中断することなく実行することができ、印刷の中断に伴うシートの巻き戻しや、予備吐出回数の増加を防止することができ、印刷スループットを向上させることができる。
また、本実施形態では、印刷ジョブの画像データ量に基づいて、記録手段による記録が完了するまでに印刷ジョブの画像データの受信が完了するかを判定する。これにより、例えば、印刷ジョブ毎にデータサイズが異なる場合や、印刷ジョブ内に異なるサイズの複数ページのデータを含む場合に、より適切なタイミングで記録を開始することができる。例えば、印刷ジョブに対して固定的な値を記録開始可能な時間と設定した場合、実際には記録が開始できるタイミングであるにも関わらず記録を開始することができないことや、記録が開始できないタイミングであるにもかかわらず記録を開始してしまうことがある。これに対し、本実施形態では、印刷ジョブの印刷中に中断が発生しない適切なタイミングで記録を開始することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、一部の工程を省略し、順序を入れ替え、又は、追加してもよい。例えば、S15及びS19のユーザに対する動作モードの変更の通知を省略してもよい。また、例えば、S18では、動作モードを自動的にホールド無効に変更するような態様を例示したが、動作モードの変更はユーザによって操作部15を介して手動で行うようにしてもよい。
なお、本実施形態で例示したパラメータないし数値は、他の構成を採ることによって異なる値をとりうるものであり、ここで例示した値に限られるものではない(以下の各実施形態についても同様である)。
(第2実施形態)
図5を参照しながら第2実施形態を説明する。第1実施形態では、計算対象記録長(B)は、予備吐出パターンの記録長(B1)と、最後のページを除く印刷成果物の記録長(B2)との和で算出し、(B)=450mmとした。しかしながら、前述のデータ切れを回避するためには、即ち、最後のページの画像データ401dについての受信が、記録の完了前までに完了すればよく、本発明は、第1実施形態で例示された算出方法に限られるものではない。本実施形態では、(B2)は、以下に述べるように、印刷ジョブの画像データの全ページ分の印刷成果物の記録長として、記録を開始するタイミングを調節する。
以下、第1実施形態と異なる点を中心に、本実施形態の制御シーケンスを述べる。なお、第1実施形態と同様の構成については、説明を省略する。S01〜S10は、第1実施形態と同様である。
S11では、記録予想所要時間は、以下に例示される方法で算出する。
記録予想所要時間=(A_2)+(B_2)/(C_2)
(A_2):記録準備時間=(A1_2)
(A1_2):シート供給部1からプリント部4までのシートの搬送時間
(B_2):計算対象記録長=(B1_2)+(B2_2)
(B1_2):予備吐出パターンの記録長
(B2_2):印刷ジョブにおける全てのページの印刷成果物の記録長
(C_2):記録装置の記録速度。
本実施形態では、A_2=6秒、A1_2=6秒、B1_2=200mm、B2_2=700mm(印刷ジョブ400の全ページ(ページ番号1〜4)の印刷成果物の記録長)、C_2秒速50mmであり、記録予想所要時間は24秒となる。
以上のようにして、S11では、記録予想所要時間は24秒と算出され、S12に進む。
S12〜S15は、第1実施形態と同様である。
S16では、投入完了予想残時間を算出する。
ここで、算出タイミングは、ページ番号1である画像データ401aについてのプリントデータが生成され、記録開始が可能な状態になるタイミングに所定時間を加算したタイミングとする。本実施形態では、記録開始が可能な状態になるタイミング+15秒とし、記録指示から45秒とする。
投入完了予想残時間={(D_2)−(E_2)}/(F_2)
(D_2):印刷ジョブの合計のデータサイズ
(E_2):算出タイミングにおいて受信が完了したデータのデータサイズ
(F_2):印刷ジョブの投入速度(受信速度;記録指示から所定時間の平均値)。
本実施形態では、D_2=1000MB(印刷ジョブ400の合計のデータサイズ)、E_2=675MB、F_2=毎秒15MB(記録指示から45秒間の平均値)であり、投入完了予測時間は21.7秒となる。
以上のように、S16では、投入完了予想残時間は21.7秒と算出され、S17に進む。
S17では、投入完了予想残時間と記録予想所要時間との大小関係を判断する。上述の例では、投入完了予想残時間(21.7秒)は記録予想所要時間(24秒)より小さいため、S18に進む。
S18〜S19は第1実施形態と同様である。
以上に例示されるように、例えば記録装置100の構成や記録条件に応じて投入完了予想残時間の算出方法を変更してもよく、上記制御シーケンスによって第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
図5及び図6を参照しながら第3実施形態を説明する。第1実施形態では、各ページ番号の画像の間に形成されるカットパターンの記録時間は、十分に小さく、誤差範囲内であるものとして記録予想所要時間に含まないものとした。本実施形態では、ページとページとの間に挿入される予備吐出パターンの記録時間だけではなく、カットパターンの記録時間を考慮する。なお、第1実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
図6は、印刷ジョブ400に基づく記録を行う際に、ページ番号3の画像とページ番号4の画像との間に予備吐出パターンが形成される場合を説明する図である。この予備吐出パターンの記録は、例えば制御部13の制御に基づいて、所定期間ごとに(定期的に)実行され、予備吐出パターンは印刷成果物の間、すなわち、印刷ジョブの途中であっても記録されることがある。
なお、ここでは、予備吐出パターンが、所定期間ごとに記録される場合を例示するが、その他の条件にしたがって記録されるようにしてもよい。例えば、予備吐出パターンは、記録ヘッド14による記録量が所定量を超えたこと(画像のライン数やドットカウント)に応答して記録するようにしてもよいし、記録装置100の稼働時間が所定時間を超えたことに応答して記録するようにしてもよい。
以下、再び図5を参照しながら、本実施形態の制御シーケンスを述べる。S01〜S10は、第1実施形態と同様である。
S11では、記録予想所要時間は、以下に例示されるように算出される。
記録予想所要時間=(A_3)+(B_3)/(C_3)
(A_3):記録準備時間=(A1_3)
(A1_3):シート供給部1からプリント部4までのシートの搬送時間
(B_3):計算対象記録長=(B1_3)+(B2_3)+(B3_3)+(B4_3)
(B1_3):最初の予備吐出パターンの記録長
(B2_3):印刷ジョブにおいて、最後のページを除く印刷成果物の記録長
(B3_3):印刷ジョブの最後のページの直前までに挿入されるカットパターンの記録長
(B4_3):印刷ジョブの最後のページの直前までに挿入される予備吐出パターンの記録長
(C_3):記録装置の記録速度。
本実施形態では、A_3=A1_3=6秒、B1_3=200mm、B2_3=450mm(印刷ジョブにおいて、ページ番号4を除く印刷成果物の記録長)、(B3_3)=50mm×5=250mm、B4_3=200mm×1、C_3=秒速50mmである。したがって、(B_3)=1100mm、記録予想所要時間は、28秒となる。
なお、ここでは、各カットパターンの記録長(B3_3)=50mmとし、2回目の予備吐出パターンの記録長(B4_3)=(B1_3)=200mmとしたが、記録長はこの値に限られるものではない。また、本実施形態では、(B4_3)=(B1_3)としたが、(B4_3)≠(B1_3)であってもよい。
以上のようにして、S11では、記録予想所要時間は28秒と算出され、S12に進む。
S12以降の制御シーケンスは、第1実施形態と同様である。
以上、カットパターンの他、ページの間に所定期間ごとに挿入されうる予備吐出パターンを考慮した本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
図5及び図7を参照しながら第4実施形態を説明する。前述の各実施形態では、ロールR1及びR2の一方を駆動してシート供給部1からシートを供給して、記録を行う構成を想定した。本実施形態では、ロールR1及びR2の双方を駆動して記録を行う場合について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
図7は、印刷ジョブ400に基づく記録を行う場合を説明する図である。図7(a)は、ロールR1を駆動して供給されたシートに対して、ページ番号3以降の画像を形成するためのシート残量が不足している場合を示す図である。すなわち、図7(a)は、印刷ジョブ400のページ番号2の画像及びカットパターンを記録した時点でシートが足りなくなる場合を示す図である。図7(a)に示すように、印刷ジョブ400のページ番号2の画像及びカットパターンを形成した時点でページ番号3の画像を記録するシート残量がない場合、他のロールにページ番号3の画像及びそれ以降を記録する。図7(b)は、このシート残量の不足に応答して、ロールR2を駆動してシートを供給し、該シートに残りの記録を行う様子を模式的に示している。他のシートへの残りの記録は、例えば、まず、予備吐出パターンを形成してから、再開される。
以下、再び図5を参照しながら、本実施形態の制御シーケンスについて説明する。S01〜S10は、第1実施形態と同様である。
S11では、記録予想所要時間を算出する。記録予想所要時間は、S10で得た情報と、記録装置100による記録動作に関する情報(記録装置100の都合情報)と、に基づいて算出する。ここで、記録装置100の都合情報は、例えばロールR1及びR2が保持するシートの残量を含む。図7に示すように、ロールR1のシート残量が少なくなっている場合、途中でロールR2を駆動して印刷ジョブの残りの記録を再開する必要がある。したがって、本実施形態では、ロールR1について(図7(a))と、ロールR2について(図7(b))との2つに分けて、印刷ジョブ400の記録予想所要時間を算出する。
まず、ロールR1の駆動により供給されたシートへの記録の完了に要する記録予想所要時間を算出する。ロールR1の駆動によるシートに形成される画像は、図7(a)では、画像データ401a及び401bに対応するページ番号1及び2の画像であり、その記録予想所要時間は、以下に例示される方法により算出される。
記録予想所要時間=(A_4a)+(B_4a)/(C_4a)
(A_4a):記録準備時間=(A1_4a)
(A1_4a):ロールR1の駆動によるシート供給部1からプリント部4までのシートの搬送時間
(B_4a):計算対象記録長=(B1_4a)+(B2_4a)+(B3_4a)
(B1_4a):予備吐出パターンの記録長
(B2_4a):ページ番号1の印刷成果物の記録長
(B3_4a):ロールR1の駆動によるシートに挿入されるカットパターンの記録長
(C_4a):記録装置の記録速度。
本実施形態では、A_4a=A1_4a=6秒、A1_4a=6秒、B_4a=450mm、B1_4a=200mm、B2_4a=150mm、B3_4a=50mm×2=100mm、C_4a=秒速50mmである。したがって、B_4a=450mmとなり、記録予想所要時間は、15秒となる。
次に、ロールR2の駆動により供給されたシートへの記録の完了に要する記録予想所要時間を算出する。ロールR2の駆動により供給されるシートに形成される画像は、図7(b)では、画像データ401c及び401dに対応するページ番号3及び4の画像であり、その記録予想所要時間は、以下に例示される方法により算出する。
記録予想所要時間=(A_4b)+(B_4b)/(C_4b)
(A_4b):記録準備時間=(A1_4b)
(A1_4b):ロールR2の駆動によるシート供給部1からプリント部4までのシートの搬送時間
(B_4b):計算対象記録長=(B1_4b)+(B2_4b)+(B3_4b)
(B1_4b):予備吐出パターンの記録長
(B2_4b):ページ番号3の印刷成果物の記録長
(B3_4b):ロールR2の駆動によるシートに挿入されるカットパターンの記録長
(C_4b):記録装置の記録速度。
本実施形態では、A_4b=A1_4b=8秒、B_4b=500mm、B1_4b=200mm、B2_4b=200mm、B3_4b=50mm×2=100mm、C_4a=秒速50mmである。したがって、B_4b=500mmとなり、記録予想所要時間は、18秒となる。
以上のようにして、各記録予想所要時間を算出した後、S12に進む。
なお、ここでは、(A1_4b)=8秒、(A1_4b)>(A1_4a)=6秒としている。すなわち、ロールR1の駆動によるシートの搬送時間と、ロールR2の駆動によるシートの搬送時間とが異なる。これは、ロールR2の駆動によるシート供給部1からプリント部4までのシートの搬送距離が、ロールR1の駆動による場合よりも大きいためである。
S12では、投入完了予想残時間を算出する。投入完了予想時間の算出も、S11と同様にして、ロールR1について(図7(a))と、ロールR2について(図7(b))との2つに分けて為される。
まず、ロールR1の駆動によるシートに対して行う記録に対応する印刷ジョブ400(以下、「印刷ジョブ400」と称する)の投入完了予想残時間を算出する。印刷ジョブ400の投入完了予想残時間は、以下に例示される方法により、算出する。
ここで、算出タイミングは、ページ番号1である画像データ401aについてのプリントデータが生成され、記録開始が可能な状態になるタイミング、例えば、記録指示から30秒とする。
投入完了予想残時間={(D_a)−(E_a)}/(F_a)
(D_a):印刷ジョブ400の合計のデータサイズ
(E_a):算出タイミングにおいて受信が完了したデータのデータサイズ
(F_a):印刷ジョブ400の投入速度(受信速度;記録指示から所定間の平均値)。
本実施形態では、D_a=300MB(画像データ401a及び401bの合計データサイズ)、E_a=450MB、F_a=毎秒15MB(記録指示から30秒間の平均値)となり、投入完了予想残時間は、−10秒となる。
なお、(E_a)>(D_a)となる場合、既に、データの受信が完了している。即ち、ロールR1の駆動によるシートへの記録を直ちに開始することが可能であることを意味している。上述の印刷ジョブ400の投入完了予想残時間は−10秒となっているので、ロールR1の駆動によるシートへの記録を直ちに開始することが可能である。
この結果を受けて、S13では、投入完了予想残時間と記録予想所要時間との大小関係を判断し、上述の例では、投入完了予想残時間(−10秒)は記録予想所要時間(15秒)より小さいため、S06に進んで記録を開始する。
次に、ロールR2の駆動によるシートに対して行う記録に対応する印刷ジョブ400(以下、「印刷ジョブ400」と称する)の投入完了予想残時間を算出する。印刷ジョブ400の投入完了予想残時間は、ここでは、以下に例示す方法により算出する。
ここで、算出タイミングは、ページ番号3である画像データ401cについてのプリントデータが生成され、記録開始が可能な状態になるタイミング、例えば、記録指示から55秒とする。
投入完了予想残時間={(D_b)−(E_b)}/(F_b)
(D_b):印刷ジョブ400の合計のデータサイズ
(E_b):算出タイミングにおいて受信が完了したデータのデータサイズ
(F_b):印刷ジョブ400の投入速度(受信速度;記録指示から所定時間の平均値)。
本実施形態では、D_b=1000MB、E_b=825MB、F_b=毎秒15MB(記録指示から45秒間の平均値)となり、投入完了予想残時間は、11.7秒となる。
なお、上述の数値は、ロールR1又はR2の駆動又は休止のための準備やカットパターンにおけるシートの切断処理により変動する。
この結果を受けて、S13では、投入完了予想残時間と記録予想所要時間との大小関係を判断し、上述の例では、投入完了予想残時間(11.7秒)は記録予想所要時間(18秒)より小さいため、S06に進んで記録を開始する。
本実施形態に示すように、印刷ジョブ400のうちの一部についての記録をロールR1の駆動によるシートに対して行い、他の一部についての記録をロールR2の駆動によるシートに対して行うことができる。このような場合、各印刷ジョブ400及び400についての各時間の算出を個別に行うことにより、前述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
図5および7を参照しながら第5実施形態を説明する。前述の第4実施形態では、印刷ジョブ400が2つのシートに分けて記録される態様を例示し、各時間の算出を個別に行った。本実施形態では、さらに、ロールR1の駆動によるシートとロールR2の駆動によるシートとの切り替えに要する時間(ロール切り替え時間)を考慮する。
S11では、記録予想所要時間は、以下に例示される方法により算出する。
記録予想所要時間=(A_5)+(B_5)/(C_5)
(A_5):記録準備時間=(A1_5)+(A2_5)+(A3_5)
(A1_5):ロールR1の駆動によるシート供給部1からプリント部4までのシートの搬送時間
(A2_5):シート供給部1におけるロール切り替え時間
(A3_5):ロールR2の駆動によるシート供給部1からプリント部4までのシートの搬送時間
(B_5):計算対象記録長=(B1_5)+(B2_5)+(B3_5)+(B4_5)
(B1_5):予備吐出パターン記録長
(B2_5):印刷ジョブ400の最後のページを除く記録成果物の記録長
(B3_5):印刷ジョブ400の最後のページの直前までに挿入されるカットパターン記録長
(B4_5):印刷ジョブ400の最後のページ直前までに挿入される予備吐出パターン記録長
(C_5):記録装置の記録速度。
本実施形態では、A1_5=6秒、A2_5=10秒、A3_5=8秒であり、A_5=24秒となる。また、B1_5=200mm、B2_5=450mm、B3_5=50mm×5=250mm、B4_5=200mm×1であり、B_5=1100mmとなる。また、C_5=秒速50mmである。したがって、記録予想所要時間=46秒となる。
ここで、ロール切り替え時間(A2_5)は、例えば、ロールR1の駆動によるシートの供給を停止し、且つ、ロールR2の駆動準備が完了するまでの期間である。
S12以降の制御シーケンスは、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によると、ロール切り替え時間を考慮しつつ、前述の第4実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
(その他)
以上では、記録剤としてインクをロールシートに付与して記録を行うインクジェット記録方式の構成を例示し、5つの実施形態を述べた。しかし、本発明はこの態様に限られるものではなく、仕様等に応じて変更してもよいし、各実施形態の構成を組み合わせてもよい。
例えば、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する記録を含む他、有意無意を問わず、広義に記録を含みうる。例えば、「記録」は、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものでなくてもよく、記録媒体上に画像、模様、パターン、構造物等を形成する記録や、媒体の加工を行う記録をも含みうる。
また、「記録剤」とは、上述の各実施形態で用いた「インク」の他、記録を行うのに用いられる消耗品を含みうる。「記録剤」は、例えば、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成に用いられるものの他、記録媒体の加工やインクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供される液体をも含みうる。また、記録媒体に直接インクを付与する構成でなくてもよく、例えば、中間転写体にインクを付与した後、そのインクを記録媒体に転写することによって記録を行う構成を採ってもよい。また、複数の種類のインクを用いたカラー記録を行う構成でなくてもよく、1種類のインク(例えば黒色)を用いたモノクロ記録を行う構成でもよい。
また、「記録媒体」は、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、樹脂、木材、皮革等、記録剤を受容可能なものも含みうる。

Claims (13)

  1. 画像データを受信する受信手段と、
    動作モードを設定する設定手段と、
    前記受信手段により受信した画像データに基づいて記録データを生成する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により生成された記録データに基づいて記録手段に被記録媒体への記録を行わせる記録制御手段と、
    前記記録手段が前記画像処理手段により生成された記録データに基づく所定の記録を完了するまでに前記画像データの全ての受信が完了するか判定する判定手段と、
    前記設定手段により設定される動作モードが、前記画像処理手段により前記記録データが生成されると前記記録データに基づく記録が開始される動作モードである場合には、前記判定手段の判定結果に応じて、該動作モードを、前記記録データの生成が完了しても前記記録データに基づく記録が開始されない動作モードに変更する変更手段と、を備える
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記画像処理手段により前記記録データが生成されると前記記録データに基づく記録が開始される動作モードが前記設定手段により設定され且つ前記記録手段が前記画像処理手段により生成された記録データに基づく所定の記録を完了するまでに前記画像データの全ての受信が完了しないと前記判定手段により判定された場合には、前記変更手段は、該動作モードを、前記記録データの生成が完了しても前記記録データに基づく記録が開始されない動作モードに変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記判定手段は、さらに、前記変更手段が前記変更をした後に前記判定を行い、
    前記変更手段が前記変更をした後に前記記録手段が前記画像処理手段により生成された記録データに基づく所定の記録を完了するまでに前記画像データの全ての受信が完了すると前記判定手段により判定された場合には、前記変更手段は、前記変更された動作モードを、前記画像処理手段により前記記録データが生成されると前記記録データに基づく記録が開始される動作モードに変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記画像データの全ての受信が完了するまでの時間は、前記受信手段により受信が完了していない画像データのデータ量と、前記受信手段が単位時間あたりに受信する画像データ量と、に基づいて特定され、
    前記記録手段が前記画像処理手段により生成された記録データに基づく所定の記録を完了するまでの時間は、前記画像データに基づく記録データのデータ量と、前記記録手段が記録を行うときに単位時間あたりに処理する記録データ量と、に基づいて特定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記記録手段が前記画像処理手段により生成された記録データに基づく所定の記録を完了するまでの時間は、前記記録データに基づく記録時間と、前記記録手段のメンテナンス用パターンの記録時間と、に基づいて特定される
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記受信が完了していない画像データのデータ量は、前記受信手段が取得したデータ量と画像データの総データ量とに基づいて取得される
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  7. 所定期間ごとに、前記受信手段による受信が完了していない記録データのデータ量を取得する取得手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記変更手段が前記変更をした後に、前記所定期間ごとに、前記取得手段が取得したデータ量に基づいて、前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  8. 前記記録手段を備える記録装置は、記録の動作モードとして、前記記録データが生成されると前記記録データに基づく記録を開始するホールド方式による動作モードの有効と無効とを切り替えることが可能であり、
    前記変更手段は、前記ホールド方式による記録モードの有効と無効とを切り換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  9. 前記記録手段を備える記録装置は、画像処理の動作モードとして、オンザフライ方式による動作モードの有効と無効とを切り替えることが可能であり、
    前記判定手段は、前記オンザフライ方式による記録モードが有効の場合に前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  10. 前記記録装置の動作モードをユーザに通知する通知手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記被記録媒体はロールシートを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  12. 画像データを受信手段により受信する受信工程と、
    動作モードを設定する設定工程と、
    前記受信工程において受信された画像データに基づいて記録データを生成する画像処理工程と、
    前記画像処理工程において生成された記録データに基づいて被記録媒体へ記録手段により記録を行わせる記録工程と、
    前記記録手段が前記画像処理工程で生成された記録データに基づく所定の記録を完了するまでに前記画像データの全ての受信が完了するか判定する判定工程と、
    前記設定工程において設定される動作モードが、前記画像処理工程で前記記録データが生成されると前記記録データに基づく記録が開始される動作モードである場合には、前記判定工程における判定結果に基づいて、該動作モードを、前記記録データの生成が完了しても前記記録データに基づく記録が開始されない動作モードに変更する変更工程と、を含む
    ことを特徴とする制御方法。
  13. 請求項12に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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