JP6459736B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
従来、モータ及びモータハウジングを有する駆動装置において、取付対象物にモータハウジングを固定することが知られている。例えば、特許文献1に開示された電動パワーステアリング装置では、モータハウジングがスクリューボルトを介してギアハウジングに固定されている。
特開2008−305868号公報
しかしながら、特許文献1のように、取付対象物にモータハウジングを固定するためにスクリューボルト等の固定部材を用いる場合、モータハウジングに固定部材が挿通するためのフランジを設けることが必要になり、モータハウジングの外径が大きくなる。これにより、駆動装置の小型化が妨げられる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化可能な電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明の駆動装置は、取付対象物に固定されるモータハウジングと、モータハウジングの内側に収容されたステータ、ステータの内側に回転可能に設けられたロータ、及び、ロータと一体に回転するシャフトを有するモータ部とを備える。モータハウジングは、シャフトの回転軸と同軸のねじが形成され、取付対象物としての動力伝達機構ハウジングにねじ嵌合可能である嵌合部を有する。第1態様では、モータハウジングに雄ねじが形成され、第2態様では、モータハウジングに雌ねじが形成される。
上記構成によれば、取付対象物にモータハウジングを固定するために、従来技術のようなスクリューボルト等の固定部材を必要とせず、モータハウジングにフランジ部を設けずともよい。このため、モータハウジングの外径を従来技術よりも小さくすることができる。
したがって、本発明によれば、取付対象物に固定される駆動装置を小型化することができる。また、本発明によれば、固定部材を必要としないため、部品管理が容易であり、低コスト化可能である。
また、本発明の電動パワーステアリング装置は、上述の駆動装置と、シャフトの出力端に接続される動力伝達機構と、動力伝達機構を収容すると共にモータハウジングが固定された取付対象物としての動力伝達機構ハウジングとを備える。動力伝達機構ハウジングは、シャフトが挿通する開口の周りにねじが形成され、駆動装置の嵌合部とねじ嵌合している被嵌合部を有する。
第1態様では、動力伝達機構ハウジングは、シャフトが挿通する開口の周りに雌ねじが形成され、駆動装置の嵌合部とねじ嵌合している被嵌合部を有する。モータハウジングのケースは、筒部と底部とを有し、雄ねじは、筒部の外径よりも径方向内側に形成される。シャフトの回転軸に平行な方向において、雄ねじ嵌合部である嵌合部の長さは、雌ねじ嵌合部である被嵌合部より長い。動力伝達機構ハウジングは、嵌合部のねじ先端部が当接する環状の穴底部を有しており、嵌合部のねじ先端部は、動力伝達機構ハウジングに面接触している。筒部の外周面と雄ねじとを接続する接続面は、動力伝達機構ハウジングの端面と対向しており、かつ、離間している。
第2態様では、動力伝達機構ハウジングは、シャフトが挿通する開口の周りに雄ねじが形成され、駆動装置の嵌合部とねじ嵌合している被嵌合部を有する。モータハウジングのケースは、筒部と底部とを有し、雌ねじは、筒部の外径よりも径方向内側に形成される。シャフトの回転軸に平行な方向において、雄ねじ嵌合部である被嵌合部の長さは、雌ねじ嵌合部である嵌合部より長い。モータハウジングは、被嵌合部のねじ先端部が当接する環状の穴底部を有しており、被嵌合部のねじ先端部は、モータハウジングに面接触している。筒部の外周面と雌ねじとを接続する接続面は、動力伝達機構ハウジングの隔壁部の端面と対向しており、かつ、離間している。
上記構成によれば、モータハウジング及び動力伝達機構ハウジングが比較例のようなフランジ部を必要としないため、それぞれの最大外径を最小限に抑えることができる。このため、狭いスペースであっても駆動装置及び動力伝達機構ハウジングを好適に搭載することができる。
本発明の第1実施形態による駆動装置及びギアハウジングを模式的に示す断面図である。 図1の駆動装置のII方向の矢視図である。 図1のIII部分の部分拡大図である。 電動パワーステアリング装置を含むステアリングシステムを示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態による駆動装置及びギアハウジングを模式的に示す断面図である。 図5のVI部分の部分拡大図である。 本発明の第3実施形態による駆動装置及びギアハウジングを模式的に示す断面図である。 比較例による駆動装置及びギアハウジングを模式的に示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態を図1〜図4に示す。本実施形態の駆動装置1は、運転者によるステアリング操作を補助する車両の電動パワーステアリング装置10に適用される。
まず、本実施形態の電動パワーステアリング装置10の構成について、図4を参照して説明する。図4は、電動パワーステアリング装置10を備えるステアリングシステム90の全体構成を示すものである。運転者による操舵トルクは、ハンドル91からコラム軸92を経由してラックアンドピニオン機構94に伝達され、ラック軸95の直線運動に変換される。一対の車輪99は、ラック軸95の直線運動の変位量に応じて操舵される。
電動パワーステアリング装置10は、駆動装置1、トルクセンサ7、「動力伝達機構」としてのギアシステム8、及び、「動力伝達機構ハウジング」としてのギアハウジング80等を備える。駆動装置1は、トルクセンサ7から取得される操舵トルク、及び、車両のCAN(Controller Area Network)等から取得される車速情報等に基づき、操舵のアシストトルクを出力する。駆動装置1が出力したアシストトルクは、ギアシステム8を経由してラック軸95に伝達される。
ギアシステム8は、ギアハウジング80内に設けられており、駆動装置1のシャフト34に連結された駆動ギア81の回転を減速しつつ従動ギア82に伝達する。従動ギア82の回転は、図示しない変換機構によりラック軸95の直線運動をアシストする。
次に、駆動装置1の構成について、図1及び図2を参照して説明する。なお、図1では、駆動ギア81及び従動ギア82の詳細構成を省略し、これらを模式的に図示している。
以下では、ギアハウジング80に組み付けられた状態の駆動装置1について説明する。組み付け前の駆動装置1を観察する場合、「ギアハウジング80側」とは、「将来組み付けられる予定のギアハウジング80が存在する側」という意味になる。
駆動装置1は、モータハウジング20、モータ部30、制御部50、及び、制御部カバー56等を備えており、これらが一体的に構成された、いわゆる「機電一体型」のアクチュエータである。
モータハウジング20は、例えばアルミニウムを主成分とするアルミ合金等の金属によりに形成されており、ケース21及び蓋体22を有する。
ケース21は、有底筒状であり、筒部212と、筒部212の一方側に配置された底部214とを有している。筒部212の外周面216には、シャフト34の回転軸Rを挟んで互いに反対側に面する平面部23、24が形成されている。底部214の中央には軸孔218が形成されており、軸孔218にはベアリング38が設けられている。
蓋体22は、ケース21の開口を塞ぐように配置されている。蓋体22の中央には軸孔228が形成されており、軸孔228にはベアリング39が設けられている。
モータ部30は、例えば3相交流モータであり、ステータ31、2系統の巻線32、ロータ33、及び、シャフト34等を備える。
ステータ31は、例えば積層鋼板等により略円環状に形成され、ケース21の筒部212の内側に固定されている。ステータ31には、2系統の巻線32が巻回されている。巻線32は、3相のコイルを形成しており、各相のコイルから延びるモータ線は制御部50に接続されている。巻線32に交流電流が流れることでステータ31に回転磁界が発生する。
ロータ33は、ステータ31と同様に、例えば積層鋼板等で略円柱状に形成され、ステータ31の内側に回転可能に設けられている。ロータ33の外壁には、図示しない複数の永久磁石が、周方向に所定の間隔を空けて、N極とS極とが交互になるように設けられている。
シャフト34は、例えば金属で棒状に形成されている。シャフト34は、ロータ33と同軸に固定され、ロータ33と一体に回転する。ギアハウジング80側に位置するシャフト34の端部を第1端341といい、制御部50側に位置するシャフト34の端部を第2端342という。
シャフト34の第1端341は、ケース21の軸孔218及びギアハウジング80の開口83を挿通し、ギアハウジング80内で駆動ギア81に連結される。すなわち、シャフト34の第1端341は、特許請求の範囲に記載の「出力端」に相当する。シャフト34の第2端342は、蓋体22の軸孔228を挿通し、例えば回転角センサによりロータ回転角を検出するための図示しない磁石が設けられる。
シャフト34の第1端341側はベアリング38によって、第2端342側はベアリング39によって、回転可能に支持されている。
制御部50は、モータハウジング20に対してシャフト34の第2端342側に設けられており、各種の電子部品が実装された基板51を有する。基板51は、例えばプリント基板であり、シャフト34の回転軸Rに対して垂直に配置され、蓋体22によって支持されている。
制御部50は、基板51に実装された各種の電気素子の作用によってモータ部30への通電を制御する。この電気素子には、チョークコイル、コンデンサ、インバータを構成するMOSFET、及び、マイコンや駆動回路を構成するIC等が含まれる。本発明では電気素子の配置や接続等に関する事項は要部ではないため、詳しい説明を省略する。
制御部カバー56は、例えば樹脂で形成され、基板51を覆うようにして蓋体22に固定されている。制御部カバー56には、バッテリから電力が供給される給電用コネクタ57、及び、外部からCAN信号やトルク信号等が入力される信号用コネクタ58が一体に形成されている。制御部カバー56は、外部の衝撃から各種の電子部品を保護したり、埃や水等の浸入を防止したりする。
次に、駆動装置1とギアハウジング80との固定構造について説明する。駆動装置1は、モータハウジング20の一方の端部が、「取付対象物」としてのギアハウジング80に固定されている。
モータハウジング20は、「雄ねじ嵌合部」としての嵌合部25を有している。嵌合部25は、ケース21と一体に形成されており、ケース21の底部214からギアハウジング80側に向かって環状に突出している。嵌合部25の外周には、シャフト34の回転軸Rと同軸の雄ねじ251が形成されている。また、嵌合部25の外径D1は、筒部212の外径D2よりも小さい。
一方、ギアハウジング80は、「雌ねじ嵌合部」としての被嵌合部85を有している。被嵌合部85は、シャフト34が挿通する開口83の周囲において、ギアハウジング80の隔壁部89から駆動装置1側に向かって環状に突出している。被嵌合部85の内周には、シャフト34の回転軸Rと同軸の雌ねじ851が形成されている。また、ギアハウジング80は、雌ねじ851のねじ奥側に環状の穴底部853を有している。
駆動装置1をギアハウジング80に固定するとき、モータハウジング20の嵌合部25がギアハウジング80の被嵌合部85にねじ嵌合する。
ここで、図3に示すように、シャフト34の回転軸Rに平行な方向において、嵌合部25の長さL1は、被嵌合部85の長さL2よりも長い。このため、ねじ嵌合がされたとき、嵌合部25のねじ先端部254は、被嵌合部85の穴底部853に当接する。ねじ先端部254と穴底部853とは面接触し、これらの間にはOリング41が配置されてもよい。
なお、ギアハウジング80は、例えばアルミニウムを主成分とするアルミ合金等によって形成されている。このため、モータ部30や制御部50等が発する熱は、モータハウジング20を介してギアハウジング80に放熱される。
(効果)
(1)本実施形態の駆動装置1の効果について、図8に示す比較例の駆動装置101と対比しつつ説明する。比較例の駆動装置101は、モータハウジング120とギアハウジング180との固定構造以外、第1実施形態と同様の構成を有する。
比較例のモータハウジング120には、フランジ部125が、例えば周方向に複数箇所、径外側に突出して形成されている。同様に、ギアハウジング180には、フランジ部185が、例えば周方向に複数箇所、径外側に突出して形成されている。モータハウジング120のフランジ部125と、ギアハウジング180のフランジ部185とは、スクリューボルト45によって締結される。
これに対し本実施形態の駆動装置1では、上述したように、モータハウジング20の嵌合部25とギアハウジング80の被嵌合部85とが互いにねじ嵌合する。このため、比較例のようなスクリューボルト45等の固定部材を必要とせず、モータハウジング20にフランジ部を設けずともよい。よって、モータハウジング20について、嵌合部25の外径D1を筒部212の外径D2以下に構成することが可能である。
したがって、本実施形態によれば、ギアハウジング180に固定される駆動装置1を小型化することができる。また、本実施形態によれば、スクリューボルト45等の固定部材を必要としないため、部品管理が容易であり、低コスト化可能である。
また、比較例のモータハウジング120は、スクリューボルト45の頭部直下のみにおいてギアハウジング180と密着している。これに対して、本実施形態では、嵌合部25の雄ねじ251と被嵌合部85の雌ねじ851とが密着しているため、モータハウジング20とギアハウジング80との密着面積が比較例に比べて増加している。このため、駆動装置1からギアハウジング80への放熱性が向上している。
(2)本実施形態において、モータハウジング20は、シャフト34の回転軸Rを挟んで互いに反対側を向くように配置された平面部23、24を有している。このため、駆動装置1をギアハウジング80に固定するとき、レンチ等の締結具によって平面部23、24を押さえることによって、嵌合部25と被嵌合部85とのねじ締めを容易に行うことができる。
(3)本実施形態のモータハウジング20において、嵌合部25は、シャフト34の第1端341側に配置されている。また、駆動装置1は、モータハウジング20においてシャフト34の第2端342側に設けられ、モータ部30への通電を制御する制御部50をさらに備えている。
上記構成によれば、機電一体型に構成された駆動装置1をギアハウジング80に好適に取り付けることができる。
(4)本実施形態の電動パワーステアリング装置10は、上述の駆動装置1と、シャフト34の第1端341に接続されるギアシステム8と、ギアシステム8を収容すると共にモータハウジング20が固定されるギアハウジング80とを備える。ギアハウジング80は、シャフト34が挿通する開口83の周りに雌ねじ851が形成され、嵌合部25とねじ嵌合している被嵌合部85を有する。
上記構成によれば、モータハウジング20及びギアハウジング80が比較例のようなフランジ部を必要としないため、それぞれの最大外径を最小限に抑えることができる。このため、狭いスペースであっても駆動装置1及びギアハウジング80を好適に搭載することができる。
特に、本実施形態のようにラック取付型の電動パワーステアリング装置10では、駆動装置1のモータ部30がラック軸95に平行に設けられているため、モータ部30の径方向における取付スペースの制約が厳しい。このため、本実施形態の駆動装置1がより好適に適用される。
(5)本実施形態では、シャフト34の回転軸Rに平行な方向において、「雄ねじ嵌合部」である嵌合部25の長さL1は、「雌ねじ嵌合部」である被嵌合部85の長さL2よりも長い。また、ギアハウジング80は、嵌合部25のねじ先端部254が当接する穴底部853をさらに有している。
上記構成によれば、ねじ嵌合時、嵌合部25のねじ先端部254をギアハウジング80の穴底部853に対して容易に当接させることができる。また、ねじ先端部254と穴底部853とが当接することにより、ねじ切り加工時に発生する切り屑がモータハウジング20及びギアハウジング80の各内部に侵入することを防止することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による駆動装置2について、図5及び図6を参照して説明する。
第2実施形態では、モータハウジング201とギアハウジング801との間で、雄ねじと嵌合部と雌ねじ嵌合部との関係が逆である。
モータハウジング201は、「雌ねじ嵌合部」としての嵌合部26を有する。嵌合部26は、ケース21と一体に形成されており、ケース21の底部214からギアハウジング801側に向かって環状に突出している。嵌合部26の内周には、シャフト34の回転軸Rと同軸の雌ねじ261が形成されている。嵌合部26の外径D3は、筒部212の外径D2と同程度である。
一方、ギアハウジング801は、「雄ねじ嵌合部」としての被嵌合部86を有している。被嵌合部86は、シャフト34が挿通する開口83の周囲において、ギアハウジング801の隔壁部89から駆動装置1側に向かって環状に突出している。被嵌合部86の外周には、シャフト34の回転軸Rと同軸の雄ねじ861が形成されている。
駆動装置2をギアハウジング801に固定するとき、モータハウジング201の嵌合部26がギアハウジング801の被嵌合部86にねじ嵌合する。
ここで、図6に示すように、シャフト34の回転軸Rに平行な方向において、「雄ねじ嵌合部」である被嵌合部86の長さL21は、「雌ねじ嵌合部」であり嵌合部26の長さL11よりも長い。このため、ねじ嵌合がされたとき、被嵌合部86のねじ先端部864は、ケース21の底部214に当接する。すなわち、第2実施形態では、ケース21の底部214が、特許請求の範囲に記載の「穴底部」に相当する。
第2実施形態によっても、第1実施形態にて上述した効果と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態による駆動装置3について、図7を参照して説明する。
第3実施形態のモータハウジング202では、ケース21のギアハウジング80側の一部にシャフト34の回転軸Rと同軸の雄ねじ271が形成されている。すなわち、ケース21のうち、その外周面に雄ねじ271が形成されている部分が、「雄ねじ嵌合部」としての嵌合部27となり、ケース21の底部214が「ねじ先端部」となる。
一方、ギアハウジング80の構成は第1実施形態と同様であり、「雌ねじ嵌合部」としての被嵌合部85を有する。
駆動装置3をギアハウジング80に固定するとき、モータハウジング202の嵌合部27がギアハウジング80の被嵌合部85にねじ嵌合する。このとき、ケース21の底部214が、被嵌合部85の穴底部853に当接する。
第3実施形態によっても、第1実施形態にて上述した効果と同様の効果を得ることができる。
[他の実施形態]
本発明のモータ部は、永久磁石式の三相交流同期モータに限らず、四相以上の多相モータ、或いは、DCブラシレスモータや誘導モータ等であってもよい。
また、本発明のモータ部は電力を供給されトルクを出力する狭義の「モータ」として機能するものに限らず、トルクを受けて発電する発電機を含めた「回転電機部」として解釈される。
本発明のモータハウジングの全体的な構成は、上記実施形態に限定されない。例えば、ケースと蓋体との配置が回転軸Rに平行な方向において上記実施形態とは逆であり、嵌合部が蓋体と一体に形成されてもよい。また、本発明のモータハウジングは、モータ部の両端に配置された2つのフレーム部材がボルト等を介して結合されることによって構成され、嵌合部は一方のフレーム部材と一体に形成されてもよい。
また、本発明のモータハウジングは、平面部を有さずともよいし、使用される締結具に合わせて2組以上の平面部を有していてもよい。
本発明の駆動装置は、モータ部への通電を制御する制御部を備えなくてもよい。
また、本発明の駆動装置は、ラック取付型に限らず、コラム取付型の電動パワーステアリング装置に適用されてもよい。また、電動パワーステアリング装置以外の車載装置や、車両に搭載される装置以外の各種装置に適用されてもよい。
本発明の動力伝達機構は、ギアに限らずプーリー等によって構成されてもよい。同様に、本発明の取付対象物としての動力伝達機構ハウジングは、ギアを収容するギアハウジングに限られず、プーリーを収容するプーリーハウジング等であってもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しな
い範囲において、種々の形態で実施することができる。
1、2、3・・・駆動装置
20、201、202・・・モータハウジング
25、26、27・・・嵌合部
251、261、271・・・ねじ
30・・・モータ部
31・・・ステータ
33・・・ロータ
34・・・シャフト
80、801・・・ギアハウジング(取付対象物)

Claims (6)

  1. 取付対象物(80)に固定されるモータハウジング(20)、並びに、前記モータハウジングの内側に収容されたステータ(31)、前記ステータの内側に回転可能に設けられたロータ(33)、及び、前記ロータと一体に回転するシャフト(34)を有するモータ部(30)を備える駆動装置(1)と、
    前記シャフトの出力端に接続される動力伝達機構(8)と、
    前記動力伝達機構を収容すると共に前記モータハウジングが固定された、前記取付対象物としての動力伝達機構ハウジング(80)と、
    を備え、
    前記モータハウジングは、前記シャフトの回転軸(R)と同軸のねじ(251)が形成され、前記動力伝達機構ハウジングにねじ嵌合可能である嵌合部(25)を有し、
    前記動力伝達機構ハウジングは、前記シャフトが挿通する開口(83)の周りに雌ねじ(851)が形成され、前記駆動装置の前記嵌合部とねじ嵌合している被嵌合部(85)を有し、
    前記モータハウジングのケース(21)は、筒部(212)と底部(214)とを有し、前記雄ねじは、前記筒部の外径よりも径方向内側に形成され、
    前記シャフトの回転軸に平行な方向において、雄ねじ嵌合部である前記嵌合部の長さは、雌ねじ嵌合部である前記被嵌合部より長く、
    前記動力伝達機構ハウジングは、前記嵌合部のねじ先端部(254)が当接する環状の穴底部(853)を有しており、
    前記嵌合部のねじ先端部は、前記動力伝達機構ハウジングに面接触しており、
    前記筒部の外周面と前記雄ねじとを接続する接続面は、前記動力伝達機構ハウジングの端面と対向しており、かつ、離間している電動パワーステアリング装置
  2. 取付対象物(801)に固定されるモータハウジング(201)、並びに、前記モータハウジングの内側に収容されたステータ(31)、前記ステータの内側に回転可能に設けられたロータ(33)、及び、前記ロータと一体に回転するシャフト(34)を有するモータ部(30)を備える駆動装置(2)と、
    前記シャフトの出力端に接続される動力伝達機構(8)と、
    前記動力伝達機構を収容すると共に前記モータハウジングが固定された、前記取付対象物としての動力伝達機構ハウジング(801)と、
    を備え、
    前記モータハウジングは、前記シャフトの回転軸(R)と同軸のねじ(21)が形成され、前記動力伝達機構ハウジングにねじ嵌合可能である嵌合部(26)を有し、
    前記動力伝達機構ハウジングは、前記シャフトが挿通する開口(83)の周りに雄ねじ(861)が形成され、前記駆動装置の前記嵌合部とねじ嵌合している被嵌合部(86)を有し、
    前記モータハウジングのケース(21)は、筒部(212)と底部(214)とを有し、前記雌ねじは、前記筒部の外径よりも径方向内側に形成され、
    前記シャフトの回転軸に平行な方向において、雄ねじ嵌合部である前記被嵌合部の長さは、雌ねじ嵌合部である前記嵌合部より長く、
    前記モータハウジングは、前記被嵌合部のねじ先端部(864)が当接する環状の穴底部を有しており、
    前記被嵌合部のねじ先端部は、前記モータハウジングに面接触しており、
    前記筒部の外周面と前記雌ねじとを接続する接続面は、前記動力伝達機構ハウジングの隔壁部(89)の端面と対向しており、かつ、離間している電動パワーステアリング装置
  3. 前記嵌合部の外径は、前記筒部の外径と同程度である請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記嵌合部の外径は、前記筒部の外径より小さい請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記モータハウジングは、前記回転軸を挟んで互いに反対側を向くように配置された少なくとも2つの平面部(23、24)を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記嵌合部は、前記モータハウジングにおいて前記シャフトの出力端(341)側に配置されており、
    前記モータハウジングにおいて前記シャフトの前記出力端側とは反対側に設けられ、前記モータ部への通電を制御する制御部(50)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置。
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