JP6455283B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6455283B2
JP6455283B2 JP2015072007A JP2015072007A JP6455283B2 JP 6455283 B2 JP6455283 B2 JP 6455283B2 JP 2015072007 A JP2015072007 A JP 2015072007A JP 2015072007 A JP2015072007 A JP 2015072007A JP 6455283 B2 JP6455283 B2 JP 6455283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
time
bathtub
bubble
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015072007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016191520A (ja
Inventor
智樹 坂上
智樹 坂上
柳本 圭
圭 柳本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015072007A priority Critical patent/JP6455283B2/ja
Publication of JP2016191520A publication Critical patent/JP2016191520A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6455283B2 publication Critical patent/JP6455283B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)

Description

本発明は、給湯装置に関する。
特許文献1に、気泡発生装置を備える風呂給湯装置が記載されている。特許文献1に記載の風呂給湯装置は、一定時間ごとに気泡発生装置が自動で気泡を発生させる。これにより、浴槽内の水を白濁した状態に保つ。浴槽内の水を白濁した状態に保つことにより、入浴効果が高められる。
特開2007―301281号公報
湯はり量は浴槽内の水の気泡濃度に影響を与える。気泡濃度は、入浴効果に影響を与える。上記特許文献1に記載の気泡発生装置を備える風呂給湯装置は、浴槽の湯はり量を考慮していない。このため、例えば湯はり量が多い場合には、気泡発生量および気泡濃度が不十分となる可能性がある。また、例えば湯はり量が少ない場合には、気泡発生装置等の機器が過剰な動作をする可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。浴槽の湯はり量に応じた十分な量の気泡を発生させ、かつ気泡発生装置等の機器が過剰な動作をしない給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、浴槽内の水が循環する循環回路と、循環回路に設けられ、循環回路を循環する水に気泡を発生させる気泡発生装置と、気泡発生装置を制御する制御手段と、を備える。制御手段は、浴槽の湯はり量に基づいて第1の時間を設定し、気泡発生装置を第1の時間だけ動作させた後に停止する。
本発明によれば、浴槽の湯はり量に応じた十分な量の気泡を発生させ、かつ気泡発生装置等の機器が過剰な動作をしない給湯装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態1の気泡発生装置を示す内部構成図である。 本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の湯はり運転の状態を示す図である。 本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の浴槽水循環運転および気泡発生運転の状態を示す図である。 本発明の実施の形態1の気泡発生運転時の浴槽水の気泡濃度を示すグラフである。 本発明の実施の形態2の貯湯式給湯機の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。尚、各図において同一部分または相当部分は、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機1を示す全体構成図である。貯湯式給湯機1は、貯湯タンクユニット2、加熱装置3および浴槽4を備える。加熱装置3は、例えば配管を介して貯湯タンクユニット2に接続される。加熱装置3は、貯湯タンクユニット2から導かれた水の加熱を行う。貯湯式給湯機1は、加熱装置3によって高温水を得る。
加熱装置3は、例えばヒートポンプサイクル(冷凍サイクル)を利用する。ヒートポンプサイクルは、例えば圧縮機5、沸き上げ用熱交換器6、膨張弁7および空気熱交換器8を順に、冷媒循環配管9によって環状に接続して構成される。冷媒循環配管9は沸き上げ用熱交換器6の一次側に設けられる。沸き上げ用熱交換器6は、一次側を流れる冷媒と二次側を流れる水との間で熱交換を行う。加熱装置3は、例えば二酸化炭素を冷媒として用いる。加熱装置3は、臨界圧を越える圧力で運転することが好ましい。
貯湯タンクユニット2は、貯湯タンク10を備える。貯湯タンク10は内部に水を貯留する。貯湯タンク10の下部には、第1の水導入口10a、第2の水導入口10bおよび水導出口10cが設けられる。貯湯タンク10の上部には、温水導出口10dおよび温水導入出口10eが設けられる。
貯湯タンク10の第1の水導入口10aは、給水配管11によって水源に接続される。水源は、例えば市水である。水源からの水は給水配管11を流れる。水は第1の水導入口10aから貯湯タンク10に供給される。
貯湯タンク10には、例えば加熱装置3によって加熱された高温水が温水導入出口10eから流入する。温水導入出口10eから高温水が流入するとともに、第1の水導入口10aから水が流入する。これにより、タンク内の上部と下部とで温度差が生じるように水が貯留される。
貯湯タンク10の表面には、例えばサーミスタ12およびサーミスタ13が設けられる。サーミスタ12およびサーミスタ13は、それぞれ取り付け高さを変えて設けられる。サーミスタ12およびサーミスタ13は、貯湯タンク10内の水の情報を得るための情報取得手段の一例である。貯湯タンク10内の水の情報に基づいて、例えば加熱装置3による沸き上げ運転が制御される。貯湯タンク10内の水の情報には、例えば量および温度分布が含まれる。なおサーミスタは、例えば1つだけ、あるいは3つ以上設けてもよい。
また貯湯タンクユニット2は、第1の三方弁14、第2の三方弁15、四方弁16および利用側熱交換器17を備える。第1の三方弁14、第2の三方弁15および四方弁16は、流路切り替え手段の一例である。利用側熱交換器17は、一次側を流れる高温水と二次側を流れる水との間で熱交換を行う。二次側を流れる水には、例えば浴槽用循環水および暖房用循環水などが含まれる。
第1の三方弁14は、流入口14a、流入口14bおよび流出口14cの計3つのポートを有する。第1の三方弁14は、流入口14aあるいは流入口14bのどちらか一方から水が流入するように流路を切り替えることができる。
流入口14aは、第1のタンク上部配管18によって温水導出口10dに接続される。流入口14bは、第2のタンク上部配管19によって温水導入出口10eに接続される。流出口14cは、熱交換器入口配管20によって利用側熱交換器17の一次側の流入口に接続される。
第2のタンク上部配管19は、温水導入出口10eと流入口14bとの間に配管接続部19aを有する。配管接続部19aには給湯配管21および風呂給湯配管22がつながれている。給湯配管21は、貯湯式給湯機1の外部へ水を供給するために設けられる。風呂給湯配管22は、貯湯タンクユニット2から浴槽4へ水を供給するために設けられる。
第2の三方弁15は、流入口15a、流入口15bおよび流出口15cの計3つのポートを有する。第2の三方弁15は、流入口15aあるいは流入口15bのどちらか一方から水が流入するように流路を切り替えることができる。
流入口15aは、タンク下部配管23によって水導出口10cに接続される。流入口15bは、熱交換器出口配管24によって利用側熱交換器17の一次側の流出口に接続される。流出口15cは、ヒートポンプ入口配管25によって沸き上げ用熱交換器6の二次側の流入口に接続される。
ヒートポンプ入口配管25は、貯湯タンクユニット2から加熱装置3へ水を導くために設けられる。ヒートポンプ入口配管25には、流出口15cと沸き上げ用熱交換器6との間に熱源ポンプ26が設けられる。熱源ポンプ26は、貯湯式給湯機1を構成する各種配管に水を流すために設けられる。各種配管には、例えばヒートポンプ入口配管25が含まれる。
四方弁16は、流入口16a、流入口16b、流出口16cおよび流出口16dの計4つのポートを有する。四方弁16は、流入口16b−流出口16c、流入口16b−流出口16dおよび流入口16a−流出口16dの3つの形態に流路を切り替えることができる。
流入口16aは、ヒートポンプ出口配管27によって沸き上げ用熱交換器6の二次側の流出口に接続される。流入口16bは、バイパス配管28によってヒートポンプ入口配管25に、例えば熱源ポンプ26と沸き上げ用熱交換器6との間で接続される。流出口16cは、下部戻し配管29によって第2の水導入口10bに接続される。流出口16dは、上部戻し配管30によって第2のタンク上部配管19に、配管接続部19aと流入口14bとの間で接続される。
ヒートポンプ出口配管27は、加熱装置3によって加熱された高温水を貯湯タンクユニット2へ導くために設けられる。ヒートポンプ出口配管27には、例えば沸き上げ用熱交換器6と流入口16aとの間にヒートポンプ出口側サーミスタ31が設けられる。ヒートポンプ出口側サーミスタ31は、沸き上げ用熱交換器6で加熱した水の温度を検知する温度検知手段の一例である。
利用側熱交換器17の二次側流入口は、風呂戻り配管32によって浴槽アダプタ33を介して浴槽4に接続される。利用側熱交換器17の二次側流出口は、風呂往き配管34によって浴槽アダプタ33を介して浴槽4に接続される。浴槽アダプタ33は、例えば浴槽4の壁面等に設けられる。浴槽4内の水が循環する循環回路35は、例えば利用側熱交換器17、風呂戻り配管32、浴槽アダプタ33および風呂往き配管34によって構成される。
風呂戻り配管32には、利用側熱交換器17と浴槽アダプタ33との間に、例えば循環ポンプ36、フロースイッチ37および浴槽出口側サーミスタ38が順に設けられる。循環ポンプ36は、浴槽4内の水を循環回路35中に循環させる。フロースイッチ37は、循環回路35を循環する水の流量が一定以上になるとスイッチがONとなる。フロースイッチ37は、循環の有無を検出するために設けられる。浴槽出口側サーミスタ38は、浴槽4から導出された水の温度を検出するために設けられる。
循環回路35には、例えば風呂往き配管34に気泡発生装置45が設けられる。気泡発生装置45には、例えばエジェクタ式の装置が用いられる。エジェクタ式の気泡発生装置45は、例えば空気導入装置39、空気チューブ40および空気電磁弁41を備える。
空気導入装置39は、例えば風呂往き配管34に設けられる。空気導入装置39には、空気チューブ40がつながれる。空気チューブ40には、空気電磁弁41が設けられる。空気導入装置39には、空気チューブ40を介して空気が供給される。空気導入装置39への空気の供給は、空気電磁弁41の開閉によって制御される。空気電磁弁41の開閉は、例えば制御装置43によって制御される。
図2は、エジェクタ式の気泡発生装置45の内部構成図である。空気導入装置39は、エジェクタ部39aを有する。図2に示すように、エジェクタ部39aは上流側から徐々に内径が小さくなる。また最小径部から下流側に向かって、再び内径が大きくなる。最小径部には、空気チューブ40がつながれる。
エジェクタ部39aに水の流れが発生すると、エジェクタ部39aの内部において最小径部での流速が最速となる。最小径部での圧力状態は大気圧よりも小さい負圧状態となる。これにより、空気チューブ40を介してエジェクタ部39aに空気が取り込まれる。エジェクタ部39aに取り込まれた空気が水に導入されることによって気泡が発生する。エジェクタ式の気泡発生装置45が発生させる単位時間当たりの気泡数は、循環回路35を流れる水の流量に依存する。エジェクタ式の気泡発生装置45は、流量が大きいほど多くの気泡を発生させる。
風呂往き配管34は、例えば利用側熱交換器17と気泡発生装置45との間に風呂往き配管接続部34aを有する。風呂往き配管接続部34aは、風呂給湯配管22によって配管接続部19aに接続される。風呂給湯配管22には、配管接続部19aと風呂往き配管接続部34aとの間に風呂給湯電磁弁42が設けられる。風呂給湯電磁弁42は、例えば浴槽4に湯はりを行う際に開状態にされる。
また貯湯式給湯機1は、各構成機器の動作を制御する制御手段の一例として制御装置43を備える。制御装置43は、例えば貯湯タンクユニット2に設けられる。制御装置43は、貯湯式給湯機1を構成する各部品、例えば循環ポンプ36および気泡発生装置45等と電気的に接続される。また制御装置43には、例えばリモコン44が接続される。リモコン44は、例えば貯湯式給湯機1の運転状態の表示を行う。なお制御装置43は本例以外にも、例えば貯湯タンクユニット2の外部等に設けてもよい。
次に、貯湯式給湯機1の運転のうち、本発明に関係する基本的な運転について説明する。図3は、貯湯式給湯機1の湯はり運転、浴槽水循環運転および気泡発生運転の手順を示すフローチャートである。
湯はり運転の開始指示は、例えば使用者がリモコン44を操作することによって行われる。湯はり運転の開始指示を受け、制御装置43は風呂給湯電磁弁42を開状態にして湯はり運転を開始する(ステップS1)。
図4は、湯はり運転の状態を示す図である。ステップS1で風呂給湯電磁弁42を開状態にすると、貯湯タンク10内の水が温水導入出口10eから取り出される。取り出された水は、図4に示すように、第2のタンク上部配管19および配管接続部19aを介して風呂給湯配管22に供給される。
風呂給湯配管22に供給された水は、風呂往き配管接続部34aを介して循環回路35へ流入する。循環回路35へ流入した水は、風呂戻り配管32および風呂往き配管34を流れる。風呂戻り配管32および風呂往き配管34を流れる水は、浴槽アダプタ33を介して浴槽4へ供給される。これにより、浴槽4への湯はりが行われる。
浴槽4には、例えばリモコン44によって設定された量の湯はりが行われる。湯はり運転が完了すると、制御装置43はリモコン44によって設定された量を湯はり量A[L]として記憶する。なお制御装置43による湯はり量A[L]の記憶は、例えばリモコン44による設定時に行ってもよい(ステップS2)。
ステップS2で湯はり運転が完了すると、制御装置43は循環ポンプ36を駆動させる。循環ポンプ36が駆動すると、浴槽水循環運転が開始する。浴槽水循環運転が開始すると、浴槽4内の水は循環回路35を循環する(ステップS3)。
ステップS3で浴槽水循環運転が開始すると、気泡発生装置45を動作させる。これにより気泡発生運転が開始する。循環回路35を循環する水に気泡が発生する。図5は、浴槽水循環運転および気泡発生運転の状態を示す図である。図5に示すように、気泡を含んだ循環水は浴槽アダプタ33を介して浴槽4へ供給される(ステップS4)。
図6は、気泡発生運転時における浴槽水の気泡濃度を示すグラフである。気泡発生運転により発生する気泡は径が小さい。このため、気泡は浮上せずに水中に長時間滞留する。気泡濃度は気泡発生運転開始直後から時間の経過とともに上昇していく。
気泡濃度が一定以上になると、気泡同士が合一してより大きな気泡となる。大きな気泡は浮上して消滅する。一定時間が経過すると、消滅する気泡数と発生する気泡数が近くなる。気泡濃度は、飽和気泡濃度で一定になる。気泡発生運転を行い続けても、気泡濃度は飽和気泡濃度を上回らない。飽和気泡濃度は、予め一定の値として予測することができる。
気泡発生運転によって単位時間当たりに発生可能な気泡発生数B[個/秒]は、予め予測することができる。例えばエジェクタ式の気泡発生装置45による気泡発生数B[個/秒]は、循環回路35を循環する水の流量によって決まる。循環流量が多いほど気泡発生数B[個/秒]は多くなる。循環流量は、例えば風呂戻り配管32および風呂往き配管34の配管長に基づいて計算することができる。例えば配管長が長いほど、循環流量は少なくなる。
制御装置43には、予め気泡発生数B[個/秒]および目標濃度C[個/L]を記憶させる。目標濃度C[個/L]は、例えば飽和気泡濃度として制御装置43に予め登録される。気泡発生運転によって浴槽水の気泡濃度が目標濃度C[個/L]に達するまでの第1の時間は、例えば制御装置43によってAC/B[秒]と計算される。
例えば湯はり量A[L]が200L、気泡発生数B[個/秒]が5000個/秒、目標濃度C[個/L]が10000個/Lの場合、AC/B[秒]は400秒であると計算される。制御装置43は、ステップS4で気泡発生運転が開始してからAC/B[秒]経過するまで気泡発生運転を継続させる(ステップS5)。
ステップS5で気泡発生運転開始からAC/B[秒]経過すると、制御装置43は、気泡発生装置45の動作を停止させる。これにより、気泡発生運転は終了する(ステップS6)。
ステップS6で気泡発生運転が終了すると、制御装置43は循環ポンプ36を停止させる。循環ポンプ36が停止することにより、浴槽水循環運転が終了する。なお浴槽水循環運転の終了は、例えばステップS6で気泡発生運転の終了と同時に行ってもよい(ステップS7)。
ステップS1からステップS7によって、気泡濃度が目標濃度C[個/L]である浴槽水を浴槽4内に提供することができる。湯はり運転終了後に気泡発生運転をAC/B[秒]行うことにより、入浴開始直後から気泡濃度が目標濃度C[個/L]の浴槽水に入浴することができる。
本例の貯湯式給湯機1は、気泡発生運転を行うことによって気泡を含んだ浴槽水を提供することができる。これにより、例えば温浴効果および快適性等の入浴効果を高めることができる。例えば温浴効果を効果的に高めようとする場合、より多くの気泡を入浴者に付着させることが望ましい。多くの気泡を入浴者に付着させるには、浴槽水の気泡濃度を十分な濃度にする必要がある。
気泡発生運転を行う時間は、浴槽4の湯はり量A[L]に基づいて調整される。これにより本例であれば、例えば湯はり量A[L]が多い場合でも十分な気泡濃度の浴槽水を提供することができる。また半身浴などの湯はり量A[L]が少ない場合でも、例えば気泡発生装置45等の機器が過剰に動作することなく十分な気泡濃度の浴槽水を提供することができる。
気泡を含んだ浴槽水を提供する装置は、例えば使用者が入浴時に操作端末を手動で操作することによって気泡を発生させるものが多い。操作直後は浴槽水の気泡濃度が低い。このため操作直後は入浴効果を十分に高めることができない。操作開始から一定時間が経過することで入浴効果を効果的に高めることができる。このため、例えば入浴時間が短い使用者においては、気泡による入浴効果の向上効果が十分に得られない可能性がある。
本例の貯湯式給湯機1は、湯はり運転の後に自動で気泡発生運転を行う。浴槽4には、十分な気泡濃度の浴槽水が自動で提供される。このため、入浴開始直後から十分な気泡濃度の浴槽水に入浴することができる。これにより、例えば入浴時間が短い使用者も、気泡による入浴効果の向上効果を十分に得ることができる。
本例において目標濃度C[個/L]は飽和気泡濃度として予め登録されている。目標濃度C[個/L]は本例以外にも、例えば使用者がリモコン44等を操作することによって、任意の気泡濃度を設定する構成としてもよい。また気泡発生運転を行う時間は、例えばAC/B[秒]よりも数秒あるいは数分長い時間としてもよい。これにより、より確実に目標濃度C[個/L]の浴槽水を浴槽4に提供することができる。
本例の制御装置43には、予め予測された気泡発生数B[個/秒]が記憶される。エジェクタ式の気泡発生装置45の気泡発生数B[個/秒]は、循環回路35の流量によって決まる。貯湯式給湯機1は、循環回路35を循環する水の流量測定手段として、例えばフローメータ46等の装置を備える構成としてもよい。フローメータ46は、例えば風呂戻り配管32に設けられる。
フローメータ46等の装置によって測定した流量に基づいて気泡発生数B[個/秒]を求めることにより、気泡発生運転の時間をより最適な時間に設定することができる。例えば測定した流量が多い場合、制御装置43は気泡発生運転の時間を短い時間に設定する。なおフローメータ46等の装置は風呂戻り配管32以外にも、例えば風呂往き配管34等に設けてもよい。
本例では湯はり運転の後に気泡発生運転が自動で開始する。例えばリモコン44を選択手段として用いることによって、湯はり運転後の気泡発生運転の実行有無を選択可能な構成としてもよい。また任意の時点、例えば入浴中等にリモコン44等を操作することによって気泡発生運転を開始および終了可能な構成としてもよい。
貯湯式給湯機1は、例えば浴槽4に湯はりされた湯はり量A[L]を測定する装置を備えてもよい。浴槽4に湯はりされた湯はり量A[L]を測定する装置は例えば水圧センサー47である。水圧センサー47は、例えば浴槽4に設けられる。本例の制御装置43は、例えばリモコン44等によって設定された量を湯はり量A[L]として記憶している。制御装置43は、例えば湯はりの完了後に、水圧センサー47等の装置によって測定された量を湯はり量A[L]として記憶する構成としてもよい。
本例において気泡発生装置45は風呂往き配管34に設けられる。気泡発生装置45は本例以外にも、例えば風呂戻り配管32等に設けてもよい。また気泡発生装置45は本例で示すエジェクタ式のものに限らず、例えばエアーポンプ等を気泡発生装置45として使用してもよい。
本発明であれば、浴槽4の湯はり量A[L]に応じた十分な量の気泡を発生させ、かつ過剰運転をしない給湯装置を提供することができる。本発明の給湯装置は、入浴効果を向上させるために十分な量の微細気泡を安定的に発生させつつ、気泡発生装置45等の機器の不要な動作を防止することができる。また本例の貯湯式給湯機1以外にも、例えばガスを用いる給湯装置等に本発明を適用してもよい。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2の貯湯式給湯機1について説明する。本実施の形態の貯湯式給湯機1の構成は、実施の形態1と同様に図1で示される。図7は、本実施の形態の貯湯式給湯機1の動作を示すフローチャートである。本実施の形態の貯湯式給湯機1は、気泡発生運転を終了してから一定時間経過後に、再び気泡発生運転を行う。
図7のステップS8〜ステップS14は、実施の形態1におけるステップS1〜S7に相当する。ステップS8〜ステップS14における動作は実施の形態1と同様のため、説明は省略する。本実施の形態の貯湯式給湯機1は、ステップS8〜ステップS14によって目標濃度C[個/L]の浴槽水を浴槽4に提供した後に運転待機状態になる(ステップS15)。
浴槽水に含まれる気泡は、時間が経過すると自然消滅あるいは気泡同士が合一して浮上する。ステップS15で運転待機状態になってから一定時間が経過すると、浴槽水の気泡濃度は規定濃度D[個/L]を下回る。
浴槽水の気泡濃度低下速度は、気泡濃度によって決まる。浴槽水の気泡濃度が目標濃度C[個/L]から規定濃度D[個/L]に達するまでの第2の時間E[秒]は予め計算することができる。E[秒]は、目標濃度C[個/L]および規定濃度D[個/L]によって決まる。E[秒]は、湯はり量A[L]にはよらない。予め計算されたE[秒]は、例えば制御装置43に記憶される。E[秒]は、例えば600秒である。制御装置43は、運転待機状態をE[秒]継続させる(ステップS16)。
ステップS16で運転待機状態がE[秒]継続すると、制御装置43は循環ポンプ36を再び駆動させる。これにより、浴槽水循環運転が再開する(ステップS17)。
ステップS17で浴槽水循環運転が再開すると、制御装置43は気泡発生装置45を再び動作させる。気泡発生運転が再開し、浴槽水に気泡が再び供給される。これにより、浴槽水の気泡濃度は規定濃度D[個/L]以上に維持される(ステップS18)。
浴槽水の気泡濃度が規定濃度D[個/L]から再び目標濃度C[個/L]に達するまでの時間は、制御装置43によってA(C−D)/B[秒]と計算される。例えば湯はり量A[L]が200L、気泡発生数B[個/秒]が5000個/秒、目標濃度C[個/L]が10000個/L、規定濃度D[個/L]が8000個/Lの場合、A(C−D)/B[秒]は80秒であると計算される。制御装置43は、ステップS18で気泡発生運転が再開してからA(C−D)/B[秒]経過するまで気泡発生運転を継続させる(ステップS19)。
ステップS19で気泡発生運転再開からA(C−D)/B[秒]経過すると、ステップS13に戻って再び気泡発生運転が終了する。ステップS13〜ステップS19を繰り返すことにより、浴槽水の気泡濃度は規定濃度D[個/L]を大きく下回ることがない。本実施の形態であれば気泡濃度を十分な濃度に維持することが可能である。
本例において第2の時間E[秒]は、予め制御装置43に記憶される。第2の時間E[秒]は制御装置43によって計算することとしてもよい。例えばリモコン44等を操作することによって規定濃度D[個/L]を設定する。設定された規定濃度D[個/L]は制御装置43に記憶される。制御装置43は、目標濃度C[個/L]および規定濃度D[個/L]に基づいてE[秒]を計算する。
浴槽水循環運転および気泡発生運転を長時間行うと、浴槽水の温度が低下する可能性がある。また使用者によっては、気泡発生運転を再開することによる気泡濃度の維持が不要な場合がある。本実施の形態の貯湯式給湯機1は、例えばリモコン44等を操作することによって、浴槽水循環運転の再開および気泡発生運転の再開の実施有無を選択可能な構成としてもよい。また、例えばリモコン44等を操作することによって、入浴中等の任意の時点で浴槽水循環運転および気泡発生運転を終了可能な構成としてもよい。
1 貯湯式給湯機、2 貯湯タンクユニット、3 加熱装置、4 浴槽、5 圧縮機、6 沸き上げ用熱交換器、7 膨張弁、8 空気熱交換器、9 冷媒循環配管、10 貯湯タンク、10a 第1の水導入口、10b 第2の水導入口、10c 水導出口、10d 温水導出口、10e 温水導入出口、11 給水配管、12 サーミスタ、13 サーミスタ、14 第1の三方弁、14a 流入口、14b 流入口、14c 流出口、15 第2の三方弁、15a 流入口、15b 流入口、15c 流出口、16 四方弁、16a 流入口、16b 流入口、16c 流出口、16d 流出口、17 利用側熱交換器、18 第1のタンク上部配管、19 第2のタンク上部配管、19a 配管接続部、20 熱交換器入口配管、21 給湯配管、22 風呂給湯配管、23 タンク下部配管、24 熱交換器出口配管、25 ヒートポンプ入口配管、26 熱源ポンプ、27 ヒートポンプ出口配管、28 バイパス配管、29 下部戻し配管、30 上部戻し配管、31 ヒートポンプ出口側サーミスタ、32 風呂戻り配管、33 浴槽アダプタ、34 風呂往き配管、34a 風呂往き配管接続部、35 循環回路、36 循環ポンプ、37 フロースイッチ、38 浴槽出口側サーミスタ、39 空気導入装置、39a エジェクタ部、40 空気チューブ、41 空気電磁弁、42 風呂給湯電磁弁、43 制御装置、44 リモコン、45 気泡発生装置

Claims (9)

  1. 浴槽内の水が循環する循環回路と、
    前記循環回路に設けられ、前記循環回路を循環する水に気泡を発生させる気泡発生装置と、
    前記気泡発生装置を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記浴槽の湯はり量に基づいて第1の時間を設定し、前記気泡発生装置を前記第1の時間だけ動作させた後に停止する給湯装置。
  2. 前記浴槽へ湯はりを行う湯はり手段と、
    前記循環回路に設けられ、前記浴槽内の水を前記循環回路に循環させるポンプと、
    を備え、
    前記制御手段は、前記湯はり手段による湯はり完了後、前記ポンプを動作させかつ前記気泡発生装置を前記第1の時間だけ動作させた後に停止する請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記制御手段は、前記気泡発生装置が前記第1の時間だけ動作した際における前記浴槽内の水の気泡濃度が飽和濃度となるように前記第1の時間を設定する請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の時間を前記湯はり量に比例する時間に設定する請求項1から請求項3の何れか1項に記載の給湯装置。
  5. 前記循環回路を循環する水の流量を測定する流量測定手段を備え、
    前記制御手段は、前記流量測定手段が測定する流量に基づいて前記第1の時間を設定する請求項1から請求項4の何れか1項に記載の給湯装置。
  6. 前記気泡発生装置はエジェクタ式の装置であり、
    前記制御手段は、前記流量が多いほど前記第1の時間を短い時間に設定する請求項5に記載の給湯装置。
  7. 前記制御手段は、前記気泡発生装置を前記第1の時間だけ動作させて停止した後に第2の時間だけ経過すると前記気泡発生装置を再び動作させ、
    前記第2の時間は、前記浴槽の湯はり量によらず一定の時間である請求項1から請求項6の何れか1項に記載の給湯装置。
  8. 規定濃度を設定する設定手段を備え、
    前記第2の時間は、前記第2の時間だけ経過した際における前記浴槽内の水の気泡濃度が前記規定濃度となるように設定される請求項7に記載の給湯装置。
  9. 前記気泡発生装置の動作の有無を選択する選択手段を備える請求項1から請求項8の何れか1項に記載の給湯装置。
JP2015072007A 2015-03-31 2015-03-31 給湯装置 Active JP6455283B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015072007A JP6455283B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015072007A JP6455283B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016191520A JP2016191520A (ja) 2016-11-10
JP6455283B2 true JP6455283B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=57246366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015072007A Active JP6455283B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6455283B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7390183B2 (ja) * 2019-12-25 2023-12-01 リンナイ株式会社 風呂装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2811908B2 (ja) * 1990-04-27 1998-10-15 松下電器産業株式会社 気泡発生機能を有する風呂給湯装置
JPH078578U (ja) * 1993-06-29 1995-02-07 松下電器産業株式会社 気泡浴槽用ポンプ
JP4277382B2 (ja) * 1999-09-22 2009-06-10 株式会社ノーリツ 浴槽水循環装置
JP2001095702A (ja) * 1999-09-29 2001-04-10 Matsushita Electric Works Ltd 浴槽装置及びその制御方法
JP4767753B2 (ja) * 2006-05-15 2011-09-07 東邦瓦斯株式会社 微細気泡発生装置、及び風呂用給湯装置
JP5566710B2 (ja) * 2010-01-28 2014-08-06 株式会社ガスター 風呂装置
JP5834902B2 (ja) * 2010-12-27 2015-12-24 株式会社ノーリツ 入浴時温熱効果促進装置
JP5878344B2 (ja) * 2011-11-25 2016-03-08 株式会社ガスター 加圧容器およびその加圧容器を用いた空気溶存装置
JP5831382B2 (ja) * 2012-07-20 2015-12-09 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP6036595B2 (ja) * 2013-08-01 2016-11-30 三菱電機株式会社 給湯装置及び給湯装置の異常検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016191520A (ja) 2016-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6455283B2 (ja) 給湯装置
JP2008039340A (ja) 給湯装置
JP5897937B2 (ja) 風呂装置
JP5613039B2 (ja) 熱源装置
JP5678812B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2010190466A (ja) 給湯装置
JP4683081B2 (ja) 給湯機
JP5115294B2 (ja) 給湯装置
JP5440193B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2016008763A (ja) 風呂装置
JP4964156B2 (ja) 給湯装置
JP6102781B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2018099424A (ja) 風呂装置
JP2008002784A (ja) 風呂用給湯装置
JP6687005B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP4946835B2 (ja) 給湯装置
JP2005134028A (ja) 貯湯式温水器
JP5571489B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2010270924A (ja) 給湯装置および給湯方法
JP6086820B2 (ja) 給湯装置
JP2019184116A (ja) 給湯機
JP2014025597A (ja) 貯湯式給湯機
JP2013064526A (ja) 給湯機
JP2016056975A (ja) 気泡機能付き貯湯式給湯機
JP2018112357A (ja) 給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6455283

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250