JP6453529B1 - 液体塗布具 - Google Patents

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Abstract

作業性を低下させることなく不測の荷重や振動等による誤動作を防止する液体塗布具を提供すること。筒状体は、その内面から筒状体の内側へ向けて突出する突起を有する。容器は、開口部側に筒状体の内面と対向する対向部を有する。対向部の外面には、突起が摺動する溝部が刻設される。溝部は、容器の軸方向に沿う直線状の第一溝及び第二溝と、第一溝及び第二溝に直交する直線状の第三溝よりなる。第一溝は、その一端が開口部の縁部から延在する。第三溝は、突起の摺動を抑制する摺動抑制部を有する。

Description

本発明は、液体塗布具に関する。さらに詳しくは、内部に液体が充填され開口部が封止材で封止された容器と、前記液体を塗布する塗布部及び前記封止材を穿孔する穿孔部を有する筒状体とを備え、前記容器を前記筒状体に対し相対移動させることで、前記穿孔部が前記封止材を穿孔し前記液体を前記塗布部へ流出させる液体塗布具に関する。
従来、上述の如き液体塗布具として、例えば特許文献1に記載の如きものが知られている。この塗布具は、薬液が充填されたボトルと、多孔質体が装着された本体と、これらを接続する接続体とを備え、接続体の外面の凸状リブを本体のガイド溝に係止させることで、ボトルを回転させながら本体に押し込み可能としてある。しかし、ガイド溝の端部が短く且つ平坦(水平)であるため(特許文献1の図5〜7)、液体塗布具の組立時や搬送時などに振動や軸方向への不測の負荷が生じると、ボトルは簡単に回転し軸方向に移動を開始する。その結果、ボトル口部のシール材が内部の内筒により破られて、薬液が流出する虞があった。
特開2013−23282号公報
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、作業性を低下させることなく不測の荷重や振動等による誤動作を防止する液体塗布具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る液体塗布具の特徴は、内部に液体が充填され開口部が封止材で封止された容器と、前記液体を塗布する塗布部及び前記封止材を穿孔する穿孔部を有する筒状体とを備え、前記容器を前記筒状体に対し相対移動させることで、前記穿孔部が前記封止材を穿孔し前記液体を前記塗布部へ流出させる構成において、前記筒状体は、その内面から筒状体の内側へ向けて突出する突起を有し、前記容器は、前記開口部側に前記筒状体の内面と対向する対向部を有し、前記対向部の外面には、前記突起が摺動する溝部が刻設され、前記溝部は、前記容器の軸方向に沿う直線状の第一溝及び第二溝と、前記第一溝及び前記第二溝に直交する直線状の第三溝よりなり、前記第一溝は、その一端が前記開口部の縁部から延在し、前記第三溝は、前記突起の摺動を抑制する摺動抑制部を有することにある。
上記構成によれば、筒状体の内面に設けた突起を容器の対向部の外面に設けたガイド溝に嵌入させることで、突起を溝部に対し摺動可能とし、筒状体と容器とを相対移動可能に連結させる。ここで、容器の軸方向に沿う直線状の第一溝は、その一端が開口部の縁部から延在してあるので、容器と筒状体との組立(嵌入)時に一方を押し込むだけでよく、作業性がよい。そして、第一溝は直線状の第三溝に直交しているので、第三溝によりそれ以上軸方向に押し込むことができない。よって、組立時や搬送時等の不測の外力による軸方向への誤動作(移動)を防止する。しかも、第三溝は突起の摺動を抑制する摺動抑制部を有するので、容器の周方向への相対移動を抑制する。よって、組立時や搬送時の不測の外力や振動等による周方向への誤動作(移動)を防止する。従って、不測の荷重や振動等による誤動作を防止し、不測の封止材の穿孔を防止することが可能となる。
係る場合、前記摺動抑制部は、前記第一溝との交差部近傍の前記第三溝内に位置する凸部であり、前記第三溝は、前記第一溝よりも深く形成されているとよい。これにより、凸部及び第一溝と第三溝との段差が、第一溝と第三溝との交差部で突起を保持するので、軸方向及び周方向への誤作動がさらに抑制される。また、凸部を第一溝と第三溝との交差部近傍に位置させることで、凸部は第三溝と直交する第二溝から離隔することとなる。これにより、仮に突起が凸部を乗り越えたとしても、第二溝までの距離が確保されているので、第三溝から第二溝への突起の進入を抑制でき、軸方向への誤動作(移動)を防止する。さらに、第一溝と第三溝との段差により、組立後の筒状体の不測の抜けも防止できる。
係る構成において、前記第二溝は、前記第三溝よりも浅く形成されていることが望ましい。これにより、第三溝から第二溝への突起の進入をさらに抑制することができる。
前記筒状体の内面及び前記対向部の外面の少なくとも一方には、前記軸方向に沿うエア抜き溝が刻設されているとよい。これにより、穿孔時や摺動(相対移動)時に内部の空気を外部に放出できるので、摺動(相対移動)がスムースに行えると共に、流出した液体の移動及び塗布も迅速となり、作業性が向上する。
係る場合、前記穿孔部は、前記筒状体の内部に嵌入される基端部を有し、前記筒状体は、この筒状体の本体部と前記塗布部とを連通させる連通部と、前記基端部を固定する固定部をさらに備え、前記エア抜き溝は前記本体部に位置し、前記固定部には、前記本体部と前記連通部を連通させる凹部を有するとよい。この凹部により、穿孔部を筒状体内部に固定しても、基端部に阻害されることなく本体部と連通部が連通する。よって、塗布部から筒状体内部を介して筒状体外部まで空気の流通経路(気道)が確保される。これにより、流出した液体の移動及び塗布もより迅速となる。
さらに、前記凹部は、前記エア抜き溝の延長線上に位置するとよい。これにより、空気の流通経路(気道)が同一直線上に配置されることとなり、よりスムースな空気の移動となり、さらに迅速に液体を流動し塗布させることができ、作業性が向上する。
前記対向部の前記開口部と反対側の端部(後端部)には、前記第一溝の延長線と交差する部分に第一マークを有し、前記筒状体の前記塗布部と反対側の端部(後端部)には、前記突起の延長線と交差する部分に第二マークを有するとよい。これにより、第一マークと第二マークとを合わせることで組立(嵌入)作業の目安となり、作業性がよい。また、第一マーク及び第二マークの位置ずれにより、誤作動の確認も容易となる。
前記溝部及び前記突起は、前記容器の中心軸に対し点対称に一対設けられているとよい。これにより、中心軸に対して各部材が対称に配置されるので、容器及び筒状体の操作の際に掛かる負荷のバランスがとれ、操作性がよい。
係る場合、前記第三溝は、前記容器の中心軸に対して中心角が90°の円弧であるとよい。これにより、過度な移動(回転)距離とならずに操作性の低下を防止すると共に、周方向への移動(回転)距離を確保して軸方向への誤作動防止も担保できる。
また、前記穿孔部は、前記筒状体の内部に嵌入される基端部を有し、前記基端部は、少なくとも一部に前記突起よりも大きい切欠部を一対有するとよい。これにより、組立(嵌入)作業の際に突起が穿孔部の嵌入を阻害することがなく、スムースに嵌入でき、作業性がよい。
前記第二溝の前記第三溝と直交する側とは反対側の端部(後端部)近傍には、隆起部が形成されているとよい。これにより、押し込み後の突起の戻りの誤作動を抑制できる。
上記本発明に係る液体塗布具の特徴によれば、作業性を低下させることなく不測の荷重や振動等による誤動作を防止することが可能となった。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
本発明に係る液体塗布具を示す斜視図であり、使用前の装着状態を示す図である。 本発明に係る液体塗布具を示す斜視図であり、使用時(塗布時)の状態を示す図である。 液体塗布具の分解斜視図である。 容器の平面図である。 図3のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 溝部近傍の拡大斜視図である。 図3のa部部分拡大図である。 図3のb部部分拡大図である。 筒状体の断面図である。 筒状体の斜視図である。 穿孔部の正面図である。 図11のC−C線断面図である。 液体塗布具を組み立てた状態(回転前)を示す一部破砕図である。 液体塗布具の使用時の状態(回転後)を示す図13のD−D線断面図である。 図13のE−E線断面図である。
次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明に係る液体塗布具1は、図1,2に示すように、大略、内部に液体Lが充填され開口部21が封止材22で封止された容器2と、液体Lを塗布する塗布部4及び封止材22を穿孔する穿孔部5を有する筒状体3とを備える。なお、本実施形態において、塗布部4側を前側、容器2の底部25側を後側とする。
本発明において、容器2に充填される液体Lは、特に限定されるものではないが、例えば、手術前に患者の皮膚に塗布される消毒液や薬液などである。係る場合、医師等の医療従事者が、容器2を把持して筒状体3に対し回転及び押し込み操作する。この操作(容器2の筒状体3に対する相対移動)により、穿孔部5が封止材22を穿孔し、液体Lが開口部21から塗布部4へ向けて放出される。そして、医療従事者は、塗布部4により患者に液体Lを塗布する。なお、容器2及び筒状体3の材質や形状は、充填する液体Lの物性や滅菌処理等に応じて適宜選択可能であり、特に限定されるものではない。
容器2は、図2〜4に示すように、略円筒状を呈し、フランジ23から開口部21にわたって筒状体3の内面30aと対向する対向部24を有する。また、容器2は、フランジ23から底部25にわたって、外面にローレット26aが設けられた把持部26を有する。フランジ23は、容器本体20の軸方向Xの略中央に設けられている。このフランジ23(容器2の後端部)には、第一溝11の中心を通る延長線E1との交差部分に第一マーク29が設けられている。
開口部21の端面21aには、図7に示すように、封止材22の溶着面となる半球状の隆起部21bが環状に形成されている。隆起部21bの中心n2は、端面21aの中心n1よりも外側に位置させてある。これにより、封止材22を緊張させた状態で溶着でき、より小さい荷重での穿孔を可能とし、作業性を向上させている。なお、封止材22には、例えば、アルミラミネートフィルムが用いられるが、充填する液体Lの物性や滅菌処理等に応じて適宜選択可能であり、特に限定されるものではない。
対向部24の外面には、図2〜6に示すように、筒状体3の突起32が摺動する溝部10が刻設されている。溝部10の後方(フランジ23側)には、一対の環状突出部27と、フランジ23に向けて対向部24の外径を漸次拡大するテーパー部28が設けられている。これらにより、流出した液体Lが容器2と筒状体3との隙間から外部へ漏洩することを抑制する。
溝部10は、図2〜8に示すように、容器2の軸方向Xに沿う直線状の第一溝11及び第二溝12と、第一溝11及び第二溝12の各々に直交する直線状の第三溝13よりなる。第一溝11は、テーパー状の一端11a(溝部10の始端10x)が開口部21の縁部21cから延在してある。第三溝13は、第三溝13と第一溝11との第一交差部10c1近傍に突起32の摺動を抑制する摺動抑制部としての凸部14を有する。また、第三溝13は、中心角θが90°の円弧であり、第一溝11及び第二溝12の双方よりも深く形成されている。第二溝12の後端部12a(溝部10の終端10y)には、隆起部15が形成されている。なお、本実施形態において、溝部10は、容器2の中心軸Aに対し点対称に一対設けられている。
筒状体3は、図2,9,10に示すように、塗布部4と、穿孔部5と、対向部24に対向する円筒状の本体部30と、本体部30及び塗布部4を連通する連通部31とを有する。本体部30の内面30aには、中心軸A側へ向けて突出する突起32と、軸方向Xに沿う直線状のエア抜き溝33と、穿孔部5を嵌合させて固定する固定部34が設けられている。本実施形態において、突起32は半球状を呈し、中心軸Aに対し点対称に一対設けられている。
エア抜き溝33は、図9,10に示すように、一方の突起32の近傍から開口部35に向けて形成されている。また、固定部34は環状を呈し、後述の基端部51の裏面と当接する環状の当接部34aと、環状凸部34bとを有する。当接部34aの内径は、本体部30の内径よりも小さい。この当接部34aには、本体部30と連通部31とを接続する凹部36が形成されている。なお、開口部35(筒状体3の後端部)のフランジ35aの外面には、突起32から軸方向Xに沿う延長線E2との交差部分に第二マーク39が設けられている。
図1,2に示すように、塗布部4は筒状体3の前方端部に位置し、液体Lを人体等に塗布するスポンジ41と、スポンジ41を固定するフランジ42を有する。スポンジ41は、例えばフェルトや連続気泡材料等の多孔質材料より構成され、接着等によりフランジ42に固定される。
図9,10に示すように、フランジ42には、その中央部に複数の貫通孔43が設けられている。貫通孔43は、連通部31を介して液体Lをスポンジ41へ供給する。なお、本発明において、スポンジ41、フランジ42、貫通孔43の材料、構造、形状、大きさ、数、位置等は、充填する液体Lの物性や液体の流出量等に応じて適宜選択すればよく、特に限定されるものではない。また、図示省略するが、スポンジ41表面に単数又は複数のスリットを形成してもよく、その形状、大きさ、数、位置等も適宜選択すればよい。
穿孔部5は、図2,11,12に示すように、固定部34に嵌入される略円筒状の基端部51と、封止材22を穿孔する穿孔体52と、基端部51から立設し穿孔体52を支持する略円筒状の支持部53とを有する。基端部51は、外周の一部を切り欠いた一対の切欠部54,54を有する。穿孔体52は、本体部30側に向けて鋭角な略V字状に形成された複数の支柱55よりなり、略円錐状を呈する。また、複数の支柱55の間の支持部53の上端は先鋭に加工され、支柱55の補助刃56として機能する。封止材22を穿孔した際、液体Lは、支柱55間の間隙57から内部空間50S及び連通空間31Sを通過して塗布部4へ流れる。なお、本実施形態において、穿孔部5は、筒状体3とは別体に成型される。
ここで、図1A,1B,2,13〜15を参照しながら、液体塗布具1の組立及び使用について説明する。
まず、本体部30に穿孔部5を嵌入させて、固定部34の当接部34a及び環状凸部34bに嵌合させて固定する。環状凸部34bは、嵌入される穿孔部5の基端部51が通過可能な程度の高さ(内径)である。ここで、基端部51には一対の切欠部54,54が形成されているので、穿孔部5の嵌入の際に、突起32と切欠部54との位置を合わせることで、突起32が基端部51に衝突することなく嵌入をスムースに行うことができる。また、固定部34に基端部51を固定しても、凹部36は、当接部34aと密着する基端部51に阻害されることなく本体部30の内部空間30Sと連通部31の連通空間31Sとを連通させる。よって、塗布の際に筒状体3内部の空気が凹部36を介して流動可能となるので、液体Lの流動性が向上し、スムースな塗布が可能となる。
次に、液体Lが充填された容器2に筒状体3を摺動可能に装着する。この際、本体部30の内面30aの突起32を対向部24の外面の溝部10に嵌入させるが、筒状体3が透明でなければ、外部から突起32の位置を把握(目視)することができない。本実施形態では、容器2のフランジ23に第一溝11と同一直線上に位置する第一マーク29を設けると共に、筒状体3のフランジ35aに突起32と同一直線上に位置する第二マーク39を設けてある。よって、容器2に筒状体3を装着する際に、第一マーク29及び第二マーク39を位置合わせすることで、突起32を第一溝11の一端11aに容易に嵌入させることができ、作業性もよい。
突起32を第一溝11に嵌入させた後、容器2を筒状体3に押し込むと、突起32は第一溝11を摺動し、第三溝13に衝突して止まる。ここで、第三溝13は第一溝11よりも深く形成されており、第一溝11と第三溝13との第一交差部10c1近傍には第三溝13内に凸部14が形成されている。この2つの溝の段差と凸部14により、第一交差部10c1には窪みが形成される。そして、溝の段差により、軸方向Xへの相対移動が制限され、装着後の筒状体3の抜けが防止される。さらに、凸部14により、周方向への相対移動が制限され、回転動作を防止する。このように、装着作業完了後において、突起32は、凸部14と第一溝11と第三溝13との段差によって第一交差部10c1(窪み)に保持される。従って、不測の外力や振動等による軸方向X及び周方向への誤動作(相対移動)が防止される。
さらに、本実施形態においては、第三溝13は、中心角θが90°の円弧であり、第二溝12に対しても深く形成されている。よって、仮に、突起32が凸部14を乗り越えて移動したとしても、第二溝12と第三溝13との第二交差部10c2まで移動しなければ軸方向Xへ移動できないので、誤作動による封止材22の穿孔を防止できる。しかも、第二溝12は、第三溝13よりも高く形成されている。よって、仮に、第二交差部10c2に到達したとしても、第二溝12と第三溝13との段差により、さらに軸方向Xへの誤作動が防止される。
使用(塗布)の際には、第一交差部10c1に保持された突起32を第二交差部10c2に向けて移動させるように、容器2を筒状体3に対して周方向に相対回転させる(ねじり)。ここで、第三溝13は、中心角θが90°の円弧であるので、容器2を筒状体3に対する回転距離は比較的短く、周方向への移動(回転)距離を確保して誤作動を防止しつつ、回転量が少なく作業性もよい。
そして、第二交差部10c2から突起32を後端部12aに当接するように、容器2を筒状体3に対して軸方向Xに相対移動させる(押し込み)。第二溝12内に形成された後端部12a近傍の隆起部15により、当接した(押し込み完了した)突起32の逆走を防止している。
突起32を第二交差部10c2から後端部12aへ摺動(相対移動)させる途中で、穿孔体52が封止材22を穿孔し、容器2から液体Lを放出させる。ここで、エア抜き溝33及び凹部36により、液体Lを受け入れる筒状体3の本体内部空間30S及び連通空間31S並びに本体部30の外部との間で空気の流通が可能となり、容器2と筒状体3との相対移動の際に筒状体3内部の空気を外部へ放出できる。よって、液体Lの流動性が向上すると共に相対移動もスムースとなるので、迅速に塗布作業を行える。特に、本実施形態では、エア抜き溝33と凹部36とは、軸方向Xに沿う同一直線上に配置しているので、エア抜き溝33及び凹部36が直線上の気道として機能し、空気が流通しやすくなり、よりスムースな塗布が可能となる。
最後に、本発明の他の実施形態について言及する。なお、上述の実施形態と同様の部材には同一の符号を附してある。
上記実施形態において、摺動抑制部14として、第三溝13の溝底面から突出させた凸部14を用いた。しかし、摺動抑制部14は、突起32の溝内の摺動(移動)を抑制できればよく、例えば溝側面の一部を突出(隆起)させて溝幅を狭くした幅狭部であってもよい。また、溝部10の一部に突起32の摺動の抵抗を増加させる抵抗増加手段を設けることで、摺動を抑制することも可能である。なお、第二溝12の隆起部15も同様の態様が可能である。
また、凸部14を第一交差部10c1近傍に配置したが、第三溝13の中間に設けてもよく、複数箇所に設けても構わない。但し、第一交差部10c1近傍に配置した場合、凸部14から第二交差部10c2までの移動距離を確保できるので、軸方向Xへの不測を防止する点で上記実施形態が優れている。
上記実施形態において、本体部30の内面30aに1本のエア抜き溝33を凹部36と軸方向Xに沿って同一直線上となるように設けた。しかし、筒状体3と外部との空気の流通が確保できれば、溝の形状、位置、個数は適宜設定可能である。例えば、筒状体3の内面30aの他、対向部24の外面又はこれら双方に設けても構わない。但し、空気の気道を確保しよりスムースな塗布を実現する点で、上記実施形態が優れている。
上記実施形態において、穿孔体52を基端部51上に設けた支持部53に立設したが、これに限られるものではなく、例えば支持部53を省略することも可能である。但し、穿孔体55(支柱55)の強度の観点から上記実施形態が優れている。
上記実施形態において、容器2にローレット26aを有する把持部26を設けたが、ローレット26aに限らず他の滑り止め手段や装飾を施してもよく、省略してもよい。また、第一マーク29及び第二マーク39は、外部から目視できる態様であればよく、特に形状等は限定されない。
1:液体塗布具、2:容器、3:筒状体、4:塗布部、5:穿孔部、10:溝部、11:第一溝、11a:一端、12:第二溝、13:第三溝、14:凸部(摺動抑制部)、20:容器本体、21:開口部、21c:縁部、22:封止材、24:対向部、30:本体部、30a:内面、31:連通部、32:突起、A:中心軸、E1:延長線、L:液体(薬液)、n1,n2:中心、X:軸方向、θ:中心角

Claims (11)

  1. 内部に液体が充填され開口部が封止材で封止された容器と、前記液体を塗布する塗布部及び前記封止材を穿孔する穿孔部を有する筒状体とを備え、前記容器を前記筒状体に対し相対移動させることで、前記穿孔部が前記封止材を穿孔し前記液体を前記塗布部へ流出させる液体塗布具であって、
    前記筒状体は、その内面から筒状体の内側へ向けて突出する突起を有し、
    前記容器は、前記開口部側に前記筒状体の内面と対向する対向部を有し、
    前記対向部の外面には、前記突起が摺動する溝部が刻設され、
    前記溝部は、前記容器の軸方向に沿う直線状の第一溝及び第二溝と、前記第一溝及び前記第二溝に直交する直線状の第三溝よりなり、
    前記第一溝は、その一端が前記開口部の縁部から延在し、
    前記第三溝は、前記突起の摺動を抑制する摺動抑制部を有する液体塗布具。
  2. 前記摺動抑制部は、前記第一溝との交差部近傍の前記第三溝内に位置する凸部であり、前記第三溝は、前記第一溝よりも深い請求項1記載の液体塗布具。
  3. 前記第二溝は、前記第三溝よりも浅い請求項2記載の液体塗布具。
  4. 前記筒状体の内面及び前記対向部の外面の少なくとも一方には、前記軸方向に沿うエア抜き溝が刻設されている請求項1記載の液体塗布具。
  5. 前記穿孔部は、前記筒状体の内部に嵌入される基端部を有し、前記筒状体は、前記筒状体の本体部と前記塗布部とを連通する連通部と、前記基端部を固定する固定部をさらに備え、前記エア抜き溝は前記本体部に位置し、前記固定部には、前記基端部を回避して前記本体部と前記連通部を連通させる凹部を有する請求項4記載の液体塗布具。
  6. 前記凹部は、前記エア抜き溝の延長線上に位置する請求項5記載の液体塗布具。
  7. 前記対向部の前記開口部と反対側の端部には、前記第一溝の延長線と交差する部分に第一マークを有し、前記筒状体の前記塗布部と反対側の端部には、前記突起の延長線と交差する部分に第二マークを有する請求項1記載の液体塗布具。
  8. 前記溝部及び前記突起は、前記容器の中心軸に対し点対称に一対設けられている請求項1記載の液体塗布具。
  9. 前記第三溝は、前記容器の中心軸に対し中心角が90°の円弧である請求項8記載の液体塗布具。
  10. 前記穿孔部は、前記筒状体の内部に嵌入される基端部を有し、前記基端部は、少なくとも一部に前記突起よりも大きい切欠部を一対有する請求項8記載の液体塗布具。
  11. 前記第二溝の前記第三溝と直交する側とは反対側の端部近傍には、隆起部が形成されている請求項1記載の液体塗布具。
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