JP6452542B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、同様の機能を有する複数の機器にジョブを分配制御する技術に関する。
画像形成装置などの機器では、サービスマンが機器の設置された場所を訪問して、部品交換などの保守(メンテナンス)作業が行われている。保守対象となる画像形成装置は、各ユーザーのオフィスなど様々な場所に設置されているため、保守回数が増えると、サービスマンの出動回数や移動距離が増加してしまう。従って、各部品の修理、交換が必要となるたびに保守を行うよりも、できる限り複数の部品の交換をまとめて実施して、保守回数を減らすことが好ましい。
部品交換などの保守作業をまとめて実施するための技術として、特許文献1がある。特許文献1には、画像形成装置に用いられる複数の消耗品それぞれについて劣化量を予測して、予測した劣化量に応じて次回保守のタイミングでまとめて交換した方がよい消耗品を推奨する方法が開示されている。
特開2006−21570号公報 特開2008−70800号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、劣化していると判断された消耗品は、動作可能回数が残っていても次回保守作業のタイミングで交換の対象となる。このように、まだ利用可能な消耗品を交換してしまうと、残されていた部品の寿命が無駄になる。従って、単純に保守作業のタイミングで複数の消耗品をまとめて交換するだけでは、消耗品の残量分に相当する部品コストが発生してしまう。
また、次回保守作業のタイミングより前に動作可能回数がゼロになることが予測される消耗品がある場合、保守作業の前に装置が稼働しなくなり、装置のダウンタイムが発生してしまう。これを避けるために、予定されていたタイミングよりも前に保守作業を行うと、予定していた保守作業と合わせて複数回の保守作業を行うことになり、サービスマンの出動コストが上昇する問題や、保守作業の計画の見直しが発生してしまう。
このように、消耗品などの部品の寿命を予測したとしても、部品の寿命到達のタイミングが保守作業のタイミングとずれている限り、部品コストや出動コストなどの保守コストが発生してしまう。
同様に、同じオフィスに複数の画像形成装置が設置されているケースでは、各画像形成装置の寿命到達のタイミングが保守作業のタイミングとずれていると、その度に保守作業が発生し、多くの保守コストがかかってしまう。
以上の課題を解決するために、本発明は、入力されたジョブを処理可能な複数の機器が有する複数の部品それぞれについて、当該部品が正常に動作出来なくなるまでに処理可能なジョブの量を予測する第1の予測部と、前記複数の部品を交換する保守作業が行われるまでに、前記複数の機器に入力されるジョブの量を予測する第2の予測部と、前記第1の予測部および第2の予測部の予測結果に基づいて、保守コストに係る評価値を算出し、当該評価値に基づいて入力されるジョブを分配する分配方法を作成する作成部と、前記作成された分配方法に基づいて、入力されたジョブを複数の機器に分配する分配部と、を有することを特徴とする。
以上の構成によれば、本発明では、複数機器に対する保守コストを低減することが可能となる。
第1の実施形態における情報処理装置のソフトウェア構成を示すブロック図。 第1の実施形態におけるジョブ分配方法を説明する図。 第1の実施形態における情報処理装置の処理フローを示すフローチャート。 第1の実施形態において保守コスト関数を示す図。 第1の実施形態において異なる個別の保守タイミングを設定した場合の概念図。 第2の実施形態における情報処理装置の処理フローを示すフローチャート。 第2の実施形態において複数の故障発生時期に対する保守コストを示す図。 第3の実施形態における情報処理装置の処理フローを示すフローチャート。 第4の実施形態における情報処理装置の処理フローを示すフローチャート。 第4の実施形態における評価値の概要を説明する図。
[第1の実施形態]
本実施形態は、同じジョブを処理可能な複数の機器を利用できる状況に適用可能な技術である。例えば、大規模オフィスや軽印刷業では、スループット向上やダウンタイムの発生に備えることを目的として、複数の画像形成装置を所有する場合がある。以下の本実施形態では、対象とする機器を画像形成装置として説明するが、本実施形態は画像形成装置以外の機器にも適用できるものである。本発明が対象とする機器は、同様の機能を有する機器が近くに複数設置されているなどして、あるジョブを実行可能な機器が複数備えられていれば、どのような機器でもよい。本実施形態を適用可能な機器の例としては、同じ製造能力を持つ、複数の生産ライン、製造装置などが挙げられる。
また、本実施形態に係る画像形成装置の場合には、トナー、ドラム、定着器などのユニットが交換部品であり、1つの機器に複数の交換部品が含まれるが、本実施形態は1つの機器に複数の交換部品が含まれる場合にも適用できる。また、サービスマンは、定期的な保守作業により必要に応じてこれらの部品を交換するが、保守作業には、部品を交換する作業に加えて、機器を正常動作させるために故障が発生しそうな部品の清掃、調整な度も含まれる。また、故障の予測や保守作業を行う対象は部品でなく、機器そのものとしてもよい。
また、本実施形態において、「ジョブ量」は機器の動作単位を示し、画像形成装置であれば、例えばプリント枚数(画像形成装置のカウンタ値)である。プリント枚数をジョブ量とする場合、プリントする紙サイズによって部品の消耗量が異なるので、基準の紙サイズを設定し、他の紙サイズをプリントしたときにはジョブ量を換算値で算出するようにしてもよい。例えば、A4サイズを基準の紙サイズにした場合には、A4サイズ1枚のプリントを1ジョブとする。そして、A3サイズのプリントは2ジョブと換算する。また、1枚のプリントごとに印字量や紙面上のプリント密度などによってジョブ量を補正してもよい。例えば、プリント密度の高いプリントを行った場合には、ジョブ量が多くなるような補正を与える。
ジョブ量はプリント枚数に限定することなく、機器の動作単位を示す他の基準を用いてもよい。例えば、画像形成装置の他の動作単位の例としては、複数ページのプリントがセットになったプリント指示を1ジョブとしてもよい。その他の機器を対象とする場合には、対象とする機器の動作単位に適した基準を基にジョブ量を設定すればよい。例えば、製造装置の場合、1つの製品を作成するプロセスを1ジョブとすればよい。
また、以下の本実施形態では、部品の故障までのジョブ量として、これはある部品が劣化や摩耗などにより期待される機能、性能を満たさなくなるまでのジョブ量を予測するが、トナーなどの消耗品が稼働限界まで消耗されるまでのジョブ量でもよい。以下の説明では、突発的な故障や、摩耗や消耗による寿命なども合わせて、部品、機器が正常に動作出来ない状態全般を「故障」と称す。
<全体の構成>
以下、図面を参照して本実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理装置100のソフトウェア構成を示すブロック図である。同図において、機器101〜10Nは、同様の機能を持つN台の機器で、ここでは、同じオフィスに設置された画像形成装置である。情報処理装置100は、ネットワーク(例えばローカルエリアネットワーク)を介して機器101〜10Nと接続されている。
情報処理装置100は、ネットワークまたは各種情報記録媒体を介して取得したソフトウェア(プログラム)を、CPU、メモリ、ストレージデバイス、入出力装置、バス、表示装置などにより構成される計算機によって実現できる。なお、計算機については、汎用の計算機を用いてもよいし、本発明のプログラムに最適に設計されたハードウェアを用いてもよい。また、情報処理装置100は、図1のように独立した処理装置として存在してもよいし、機器101〜10Nのいずれかと一体に構成されてもよい。
情報処理装置100は、通信部111、故障予測部112、全ジョブ量予測部113、利用履歴格納部114、ジョブ分配方法作成部115、ジョブ分配部116、ジョブ入力部117により構成される。通信部111は、機器101〜10Nとの情報を送受信するためのインターフェースである。故障予測部112は、本発明の第1の予測部として機能し、機器101〜10Nの内部状態の情報を通信部111を介して取得し、各機器の各部品の故障発生を予測する処理を行う。なお、ここでは、故障予測部112は情報処理装置100に含まれる構成として説明しているが、故障予測部112は機器101〜10Nそれぞれに含まれる構成としてもよい。この場合、各機器の内部で自機器内の部品の故障予測を行い、その予測結果を情報処理装置100に送信する。
利用履歴格納部114は、各機器または機器全体の過去の利用履歴を保存する。全ジョブ量予測部113は、本発明の第1の予測部として機能し、利用履歴格納部114の情報に基づいて、次回保守作業のタイミングまでに機器101〜10N全体で実行する全ジョブ量を予測する。なお、後述するように、ユーザー自身が次回保守作業までのジョブ量を予測して入力するようにしてもよく、その場合には、全ジョブ量予測部113と利用履歴格納部114は情報処理装置100に含まれなくてもよい。
ジョブ分配方法作成部115は、次回保守作業までの全ジョブ量と各部品の故障予測結果に基づいて各機器へのジョブ分配方法を作成する。本実施形態では、主にダウンタイムコストと部品コストからなる保守コストを評価値とし、ジョブ分配方法作成部115はこの評価値(保守コスト)を最小化するジョブ分配方法を作成する。保守コストの算出方法については、以下の実施形態で詳細に説明する。
ジョブ分配部116はジョブ分配方法作成部115で作成されたジョブ分配方法に基づいてジョブを分配する機能部であり、通信部111を介して、ジョブ入力部117から入力されるジョブを機器101〜10Nのいずれかに分配する。ジョブ入力部117は、プリントの実行に関わるプリントデータなどを受付ける機能部である。プリントデータ等は、ネットワークなどを介して通信部111より取得してもよいし、他のユーザーインターフェースから取得する形態でもよい。
<本実施形態の概要>
次に、本実施形態の概要について説明する。図2は、本実施形態におけるジョブ分配方法を説明する図である。図2は、機器101〜10Nで次回保守タイミングまでに実行するジョブ量、故障発生時期、及び保守のタイミングの関係を示しており、図の横方向は時間の経過を示す。ここでは、機器101〜10Nそれぞれに部品A、Bが備えられているものとする。また、タイミング201〜204及び221〜224は予測される故障発生時期を示し、タイミング210は予め決められた保守のタイミングを示す。
図2(A)は、機器101〜10Nに対して、次回保守タイミングまでに同じ量のジョブ量v’〜v’を分配した場合に予測される故障発生時期と保守のタイミングの関係を示している。故障の予測に基づいて保守を行う場合、保守タイミング210では、このタイミングから遠くない時期に故障が発生すると予測される部品を合せて交換することになる。図2(A)では、故障発生時期201〜204が保守タイミング210に近いため、機器101の部品A、B、機器102の部品B、機器10Nの部品Aを保守タイミング210で交換する。
しかし、この場合、例えば、機器102の部品B(故障発生時期203)では、部品を完全に消耗する前に交換してしまうことになる。すなわち、矢印211に相当する期間の部品使用量が無駄になってしまい、部品コストが発生する。また逆に、機器10Nの部品A(故障発生時期204)では、保守タイミング210よりも前のタイミング204で故障が発生すると予測されている。この場合、保守タイミング210まで保守が行われないため、期間212の間は機器10Nが利用できないことになる。この場合、期間212がダウンタイム発生コストとなる。
本実施形態では、これらの部品コストやダウンタイム発生コストを低減するため、各機器に分配されるジョブ量を調整することで、故障発生時期を保守時期に近づけることを目的としている。図2(B)には、各機器の故障発生時期を保守のタイミングに近づけるよう、ジョブ量v〜vを設定した場合を示している。具体的には、図2(B)のジョブ分配量は、図2(A)のジョブ分配量v’〜v’に比べてv及びvは多いジョブ量を設定し、vは少ないジョブ量を設定している(図2中の各ジョブ量v’あるいはvの矢印の大きさがジョブ量を示している)。このようなジョブ分配量にすることで、ジョブ量を均一にした場合に比べて、機器101、102の部品の消耗が早くなり、部品の故障発生時期221、222、223が保守タイミング210に近づくようになる。この結果、部品残量を残すことなく、次回の保守タイミングで部品を交換することができるようになり、部品コストが減少する。一方、図2(A)に比べて実行するジョブ量が減少する機器10Nでは、部品の故障発生時期が遅くなり、故障発生時期224が保守タイミング210に近づくようになる。この結果、ダウンタイムが発生する可能性がある期間がなくなり、ダウンタイム発生コストが減少する。
以上のように、本実施形態では、故障予測時期が保守のタイミングと可能な限り一致するように、複数の機器で次回保守までに実行するジョブ量v〜v(ジョブ分配方法)を求める。以下、このように複数機器にジョブ量分配する方法について説明する。
<処理フロー>
本実施形態では、次回保守タイミングは予め決められおり、次回保守タイミングは、例えば、サービスマンが担当する機器の訪問計画を立てることにより決定される。この場合、情報処理装置100はサービスマンが決定した訪問計画(当該機種の保守タイミングの情報)を、ネットワークなどを介して入手する機能を備えるものとする。また、保守タイミングの決定の別の形態としては、機器のユーザーが保守タイミングを予め決定して、サービスマンに要請するとともに、その情報を機器に入力するなどの方法も採用できる。
ここで、まず図3を用いて本実施形態に係る情報処理装置100の処理フローの全体を説明し、各機能部による処理の詳細については後述する。
図3において、ステップS301では、故障予測部112が機器101〜10Nの各部品の故障を予測する。そして、このステップS301では、機器nの部品pについて、故障が発生するまでのジョブ量enp(以下、これを予測ジョブ量とする)を算出する。次に、ステップS302において、ジョブ分配方法作成部115は、各部品の予測ジョブ量enpに基づき、次回の保守で交換が必要な部品を選択する。
一方、ステップS305では、全ジョブ量予測部113が、次回保守までに機器101〜10Nの全体で実施することが予測される全ジョブ量Vを予測する。このステップS305では、全ジョブ量予測部113が、利用履歴格納部114に記録された機器101〜10Nの過去の利用量と、予定されている保守タイミング(保守日)までの時間から、保守タイミングまでに実行されることが予測される全ジョブ量を算出する。
次に、ステップS303では、ジョブ分配方法作成部115が、次回保守で交換する対象として選択した部品について、予測ジョブ量enpと全ジョブ量V、及び次回保守のタイミングDから保守コストを算出し、保守コストが最小化されるジョブ分配方法を算出する。
<故障予測部>
以下では、図3で説明した各ステップの処理の詳細について説明する。まず、故障予測部112によるステップS301の処理について説明する。故障予測部112は、各機器の内部状態の情報を通信部111を介して取得し、各機器の各部品の利用可能残量である予測ジョブ量を出力する。機器の内部状態とは、機器が画像形成装置であれば、例えば、トナーの使用量、イベント(ジャム、アラーム、エラー)の発生の頻度やパターン、印刷枚数やドラム回転量などのカウンタ値などである。また、画像形成装置中の振動センサ、温度センサ、電流センサなどのセンサ情報も含むものである。また、故障予測部112は、現時点のみの内部状態の情報だけでなく、過去の蓄積した内部状態の情報も利用するようにしてもよい。
前述したように、本実施形態では、消耗部品の寿命も故障と称しているが、例えば、トナーのような消耗部品では、現時点のトナー残量と1ジョブ当たりの平均的なトナー使用量から、比較的簡単に残りの稼働可能なジョブ量が予測できる。トナー残量のように、寿命と直結するような内部状態の情報が得られる部品では、このように残りの稼働可能なジョブ量を予測して、これを予測ジョブ量とすればよい。また、単純に1ジョブ当たりの平均的な消耗量から予測するのではなく、線形回帰モデルなどの回帰モデルなどに基づいて、寿命に到達するまでの残りジョブ量を予測してもよい。
一方、故障(突発故障や寿命)までの残りジョブ量が、単純に算出できない部品については、故障が発生する前の内部状態データを予め学習データとして収集しておき、その学習データの統計的パターンに基づいて予測を行う方法がある。例えば、特許文献2のように、現時点の内部状態データが、予め準備した、故障発生よりもxジョブ前の時点の内部状態データと近い場合には、xジョブ後に故障が発生すると予測する方法がある。特許文献2では、ある種類の異常がxジョブ後に発生するかを判定しているが、これを、ある部品について故障がxジョブ後に発生するかという問題に置き換えることにより、本実施形態における故障予測部112の処理として利用することができる。また、予め用意した学習データを用いて故障発生時期を推定する場合、例えば、kNN(k−Nearest Neighbor)の手法、Decision Treeの手法などを用いることもできる。これらの技術は公知の内容であるので、ここでの詳細な説明は割愛する。
以上のように、故障予測部112は、各機器nの各部品pについて、残りの稼働可能なジョブ量を予測ジョブ量enpとして算出する。
<ジョブ分配方法作成部>
ここで、ジョブ分配方法作成部115の処理について説明する。まず、ジョブ分配方法作成部115は、ステップS302において、次回保守で交換する部品を所定の基準により選択する。前述の通り、故障予測部112において、各部品の予測ジョブ量enpを算出した。予測ジョブ量enpが少ない機器nの部品pは、近いうちに故障が発生するため次回の保守で交換するべきである。従って、本実施形態では、予測ジョブ量enpが所定の値よりも小さな値を示す部品pを、次回保守での交換対象部品とする。以下、本実施形態での部品pは、全て所定の値よりも小さな値を示す予測ジョブ量enpの部品pであるとする。
次に、ステップS303において実行するジョブ分配方法の算出について説明する。本実施形態における評価値(保守コスト)は、予測される故障発生時期と予定されている保守のタイミングとに基づいて算出されるものである。図2を用いて先に説明したように、故障発生時期が保守のタイミングよりも遅くなると、部品を限界まで利用する前に交換してしまうので部品コストが発生する。一方、故障発生時期が保守のタイミングよりも早くなると、ダウンタイム発生のリスクがあり、必要に応じて出動を行うなどの対応コストが必要となる。このように、故障発生時期が保守のタイミングから乖離すると、保守コストが上昇する。従って、故障発生時期は、可能な限り保守のタイミングと一致することが望ましい。本発明では、複数機器のジョブ量を調整することで、保守コストを小さくことを目的に、複数機器へのジョブ分配方法を算出する。
以下の説明では、ジョブ分配方法vは、数1式で表わされるように、機器101〜10Nそれぞれが保守タイミングまでに1日当たりに実行するジョブ量(以下、実行ジョブ量)v〜vを要素に持つベクトルとする。
Figure 0006452542

なお、本実施形態では、実行ジョブ量vを1日当たりに実行するジョブ量としたが、これは他の基準としてもよい。例えば、ある時間当たりに実行するジョブ量としてもよいし、保守タイミングまでに機器nで実行するジョブ量を実行ジョブ量vとしてもよい。ジョブ分配方法vは、各部品の予測ジョブ量enpを用いて以下の数2式で算出する。
Figure 0006452542

ここで、Cost()は、機器nの部品pについて、機器nの実行ジョブ量がvであるときの保守コストを算出する関数である。enpは、故障予測部で算出した予測ジョブ量で、機器nの部品pが故障までに実行可能なジョブ量である。数2式によると、ジョブ分配方法vは、各機器、各部品の保守コストの総和が最も小さくなる実行ジョブ量v〜vの組み合わせを求めることになる。
なお、実行ジョブ量v〜vは、全ジョブ量予測部113が算出した保守タイミングまでに実行する全機器の全ジョブ量Vと整合性を取る必要がある。従って、この最小化問題には、以下の数3式で表わされる制約条件が付く。
Figure 0006452542

ここで、Dは保守タイミングまでの日数であり、次回保守タイミングは予め決められているものであるのでDは定数となる。Dとvの積は、機器nが保守タイミングまでに実行するジョブ量となる。このジョブ量の全ての機器の総和が、機器全体で保守タイミングまでに実行すると予測される全ジョブ量Vと一致する必要がある。
また、これに加えて、算出する実行ジョブ量に他の制約を加えてもよい。例えば、実行ジョブ量は負の値を取ることがないので、これを制約条件とする。また、各機器が1日当たりに実行可能な最大ジョブ量vmaxが存在する場合には、各実行ジョブ量vはvmax以下の値となる必要がある。これらを合わせると、機器nの実行ジョブ量vには、以下の数4式のような制約が付く。
Figure 0006452542

これらの制約条件の下に、数2式の最小化問題を解くことで、ジョブ分配方法vを算出することができる。次に、保守コストの詳細について説明する。本実施形態において、保守コストは以下の式5式のように2次関数で定義する。
Figure 0006452542

ここで、数5式において、Dは保守タイミングまでの日数で、括弧内の第一項(enp/v)をdnpとすると、dnpは実行ジョブ量vのときに機器nの部品pに故障が発生すると予測される故障発生時期(残り日数)である。数5式では、保守タイミングまでの日数と故障までの日数の二乗誤差を保守コストとしている。
図4には、数5式で表わされる保守コスト関数を図示している。保守コストは二乗誤差なので、保守タイミングDからのずれが大きくなるほど大きなコストとなる。また、保守タイミングDよりも故障発生時期dが前に予測される場合(図中の領域401)のコストは、ダウンタイム発生のリスクによるものである。一方、保守タイミングDよりも故障発生時期dが後に予測される場合(図中の領域402)のコストは、部品の残量を残して部品を交換してしまう場合の部品コストを示している。
また、数5式のαnpは機器nの部品pの保守コストの重み係数である。この重み係数により、部品ごとに重要度を設定することができる。例えば、高価な部品に高い重みを付けることにより、高価な部品の保守コストを重視したジョブ分配方法を算出することができるようになる。このようにすることで、高価な部品を限界まで利用することができるようになり、部品コストが低下することが期待できる。また、重みを付ける部品は高価なものだけでなく、機器の動作に重要な部品に重みを付けるようにしてもよい。この場合、逆に、機器の主要な動作に関係なく、故障が発生しても一部機能が失われるだけの部品については、重みを小さくする。また、重みを設定せずに、全ての部品の保守コストを等価にしてもよい。
保守コストを2次関数で定義した場合には、ジョブ分配方法vは、以下のようにして算出することができる。まず、数2式を書き換えて、目的関数f(v)を数6式のようにする。また、数3式の制約条件も書き直して、以下の数7式とする。
Figure 0006452542
Figure 0006452542

この目的関数と制約条件を元に、最適解となるジョブ分配方法vを求める。最適解の算出は、ラグランジュの未定乗数法により、数8式となるv、λを求めることにより算出できる。
Figure 0006452542

<ジョブ分配部>
ジョブ分配部116は、以上のようにして算出したジョブ分配方法vに従って、ジョブ入力部117が受け付けたジョブを機器101〜10Nに分配する。本実施形態では、ジョブ分配方法vは1日当たりに各機器で実行するジョブ量として算出しているので、各機器の1日のジョブ量がジョブ分配方法vに従うように、入力されたジョブを分配するようにすればよい。
なお、各機器に分配するジョブは、1ジョブごとに分配してもよいし、複数のジョブをまとめて分配するようにしてもよい。本実施形態のように対象機器が画像形成装置の例では、1ジョブを1枚のプリントとした場合、1ジョブごとにジョブ分配方法に従い、実行する機器が選択される。しかし、ユーザーが複数ページのプリントを指示した場合には、各ページが異なる機器から出力されてしまう可能性がある。プリント出力が複数の機器に分散してしまうとユーザーには不便であるため、まとまったジョブはまとめて同じ機器に分配されるようにジョブを分配するようにする方が好適である。このような場合には、ある期間(例えば1日)の各機器のジョブがジョブ分配方法に従うようにジョブの分配を制御する。
また、ジョブ分配部116が決定したジョブの分配先機器の情報を情報処理装置100の表示部、または他の装置の表示部に表示して、ユーザーに知らせるようにしてもよい。このような形態においては、ジョブ分配部116が、決定したジョブの分配先機器の情報を表示部に表示させる機能を有するようにすればよい。ユーザーは、指示したジョブが実行される機器を確認することができるようになり、例えば、プリント出力を取りに行く機器を確認することができるようになる。
また、ジョブ実行前に、ジョブ分配先の機器の情報を表示部に表示させ、ジョブを実行する機器の判断を最終的にユーザーが行うようにしてもよい。これにより、ジョブ分配部116は、ジョブ分配方法に従い優先的に利用するべき機器を推薦し、ユーザーに提示する。そして、ユーザーはこの表示を元に、実際にジョブを実行する機器を選択することができる。あるいは、ジョブ分配部116がジョブを実行する機器を特に選択することなく、ジョブ分配方法そのものをユーザーに提示して、ユーザーがジョブを実行する機器を選択することもできる。
<処理のタイミング>
本実施形態において、ジョブ分配方法を算出(更新)するタイミングは特定の時期に限定されるものではない。例えば、定期的(例えば、毎日)に算出する、次回の保守までの時間が所定の時間になった場合に算出する、などの種々の方法により算出(更新)することが可能である。また、故障予測処理は随時実施しておき、予測ジョブ量(残りジョブ量)が少ない部品が発生した場合に算出するようにしてもよい。
以上、本実施形態によれば、複数機器に関する保守コストに係る評価値を算出し、算出した評価値に基づいて、保守コストが最小となるジョブ分配方法を算出する。そして、算出されたジョブ分配方法に従って、複数機器にジョブを分配する制御を行うことにより、複数機器に対する保守コストを低減することが可能になる。
[第1の実施形態の変形例]
前述の第1の実施形態では、評価値としての保守コストを最小化するジョブ分配方法を算出し、算出した分配方法に従ってジョブを複数の機器に分配する構成について説明した。しかしながら、ジョブ分配方法を決定するにあたっては、保守コストを最小化するという観点に限らず、ユーザー利益の最大化の観点から決定するようにしてもよい。例えば、ダウンタイム発生リスクの減少はユーザーにとって利益であり、また、部品コストをユーザーが負う場合には部品コストの減少はユーザー利益となる。すなわち、評価値をユーザー利益に関する値とすることで、ユーザー利益に係る評価値が最大化されるようにジョブ分配方法を算出することも可能である。
また、前述の第1の実施形態では、同一の保守タイミングで複数機器の保守を実施するケースを例に説明した。一般に保守作業には時間がかかり、複数機器の保守作業を順次行っていくことが考えられる。従って、各機器に対して異なる個別の保守タイミングDを設定するようにしてもよい。図5は、各機器に対して異なる個別の保守タイミングDを設定する場合の概念図である。同図では、機器1の保守タイミングとしてDが設定され、機器2の保守タイミングとしてDが設定され、機器Nの保守タイミングとしてDが設定されている。つまり、機器1と機器2との間には保守タイミングの差501が発生しており、この保守タイミングの差501は機器1の保守作業時間に相当する。
このように、各機器に対して異なる保守タイミングを設定した場合には、数5式の保守コスト関数は、全機器で共通とした保守タイミングDを各機器の保守タイミングDに置き換えることにより、以下の数9式のように表わされる。
Figure 0006452542

そして、数9式において、機器nの部品pの故障発生時期が、その機器の保守タイミングDに近づくほど保守コストが低くなるようにジョブ分配方法を算出する。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明を行う。第1の実施形態では、ジョブ分配方法を算出する前に、次の保守で交換する部品を決定していた(図3のステップS302)。これに対し、本実施形態では、次回の保守で交換する部品を限定せずにジョブ分配方法を算出し、算出したジョブ分配方法に基づいて次回保守で交換する部品を決定する構成について説明する。なお、第1の実施形態において既に説明をした構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6は、本実施形態に係る情報処理装置100の処理フローを示すフローチャートである。同図において、ステップS601は、故障予測部112が各機器の各部品の故障を予測して、故障が発生するまでのジョブ量enpを算出するステップであり、図3のステップS301と同様の処理が行われる。また、ステップS605は、次回保守までの全ジョブ量Vを算出するステップであり、図3のステップS305と同様の処理が行われる。
本実施形態では、次回の保守で交換する部品を選択せずに、全ての機器nの全ての部品pについて保守コストを算出する。そこで、第1の実施形態では、数5式で表わされる2次関数で表わされる保守コストを設定したが、本実施形低ではこれと異なる保守コスト関数を設定する。
まず、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、故障までの予測ジョブ数enp、およびある仮定した実行ジョブ量(機器nの1日当たりのジョブ量)vから、機器nの部品pの故障発生時期dnpが得られるものとする。次に、本実施形態では、次回保守に関わるコストだけでなく、次々回保守までのコストを考慮する。図7は、本実施形態において、部品pの故障発生時期dnpに対する保守コストを示す図である。同図において、タイミング710は次回保守のタイミングを示し、タイミング720は次々回の保守タイミングを示す。
まず、期間701は現在から次回保守タイミング710までの期間に相当し、この期間には、次回保守タイミング710までに部品が故障し、ダウンタイム発生のリスクによるコストが生じる。ダウンタイム発生リスクは、第1の実施形態における2次関数コストと同様に、予測故障時期dnpが次回保守のタイミング710に近づくほど低下する。
期間702は、次回保守タイミング710で交換する部品が利用可能残量を残すほど、すなわち予測故障時期dnpが次回保守のタイミング710から遅れるほど、部品コストが上昇する期間である。これも、第1の実施形態と同様の考え方に基づいている。なお、ダウンタイムが発生することは、部品コスト上昇よりも避けるべき事態であると考えられる。そこで、期間702で故障発生時期dnpが次回保守タイミング710から離れることによるコストの上昇は、期間701で故障発生時期dnpが次回保守タイミング710から離れることによるコストの上昇に比べて、緩やかな上昇となるようにしている。
期間703は、次回保守タイミング710と次々回保守タイミング720との間の期間で、この期間に故障が発生するとサービスマンの訪問予定外の保守が発生するなどの問題がある。従って、予測故障時期がこの期間にかかる場合、保守コストが高くなる。
最後に、期間704は、次々回の保守タイミング720以降の期間で、故障発生時期dnpがこの期間であるとすると、その部品の交換は次々回の保守で対応することができる。すなわち、当面、保守を考慮しなくてよい部品であるため、この部品の保守コストは最低となる。
このように設計された保守コスト関数を元に、ジョブ分配方法vを算出することにより、各部品の故障発生時期が次回保守タイミング710近傍の期間か、次々回保守タイミング720以降の期間になるようなジョブ分配方法を得ることができる。図7を用いて説明したコスト関数は、これに限定することなく、次々回以降までの保守コストを考慮したものであれば、どのような関数を用いてもよい。また、コスト関数の作成方法は、過去の保守のコストの実績などから人間が設計してもよいし、自動的に設計してもよい。また、ここでは、次々回までの保守タイミングを考慮するようにしているが、期間702〜704の保守コストの考えに基づいて3回以上の保守タイミングを考慮した保守コスト関数から、ジョブ分配方法vを算出するようにしてもよい。すなわち、本実施形態は、複数の保守作業のタイミングに基づいてジョブ分配方法vを算出する構成に広く適用できるものである。
本実施形態では、以上のようにして設計したコスト関数を元に、各部品の保守コストを算出する。しかし、このような保守コストを用いる場合、第1の実施形態のようにジョブ分配方法vを解析的に求めることは難しくなる。従って、本実施形態でのジョブ分配方法vの算出は、ジョブ分配方法に適当な初期値を与え、繰り返し処理により保守コストの極値を探索する手法により算出する。ジョブ分配方法vの初期値は、例えば、全ジョブ量Vをn台の機器に均等に割り振った値などを用いることができる。
極値の探索では、まず、初期値のジョブ分配方法vで全体の保守コストを算出する。そして、初期値から少し変化させたジョブ分配方法vを作成し、再び保守コストを算出する。この保守コストが前回よりも低いコストを示す場合には、今回のジョブ分配方法vを採択する。このループを保守コストが変化しなくなるまで実行することで、最適なジョブ分配方法vを算出することができる。なお、全ジョブ量Vを考慮する場合、第1の実施形態の数7式のように、ジョブ分配方法vは全ジョブ量Vによる制約があるため、ジョブ分配方法vを少し変化させる処理では、この制約を満たした新しいジョブ分配方法を作成する必要がある。
図6のステップS603では、ステップS602で算出したジョブ分配方法vに基づいて、次回の保守で交換する部品を選択する。この処理では、ジョブ分配方法vと各部品の予測ジョブ量enpから各部品の故障発生時期dnpを算出し、故障発生時期dnpが次回保守のタイミングに近い部品を次回保守で交換する部品として選択すればよい。なお、この処理で選択した部品の情報をサービスマンに通知する機能部を備えるようにしてもよい。通知を受けたサービスマンは、次回保守で交換する部品の準備を予め行うことができる。
以上のように、本実施形態では、次々回の保守までの保守コストを考慮したコスト関数を元にジョブ分配方法を作成する。これにより、保守コスト低減のための適したジョブ分配方法を算出できるとともに、次回の保守で交換することが適切な部品を選択することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明を行う。第1、第2の実施形態では、保守タイミング(保守日)Dは予め決められているものとして説明した。本実施形態では、ジョブ分配方法vと合わせて、最適な保守タイミングも決定する構成について説明する。なお、第1、第2の実施形態において既に説明をした構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、予め複数の保守タイミングの候補を準備しておき、各保守タイミング候補に対して保守コスト、およびジョブ分配方法を算出する。そして、最小となる保守コストを示すジョブ分配方法を選択し、そのときの保守タイミング候補を保守タイミングとして選択する。図8は、本実施形態に係る情報処理装置100の処理フローを示すフローチャートである。同図において、ステップS801は、故障予測部112が各機器の各部品の故障を予測して、故障が発生するまでのジョブ量enpを算出するステップであり、図3のステップS301と同様の処理が行われる。また、ステップS802は、故障予測部112の予測結果から、次回保守で交換する部品を選択するステップであり、図3のステップS302と同様の処理が行われる。
次に、ステップS803は、予め準備したM個の保守タイミングの候補から1つの保守タイミング候補を選択するステップである。M個の保守タイミング候補は、D、D、・・・、D、・・・Dで表され、保守タイミング候補Dは、例えば、現時点から保守を行うまでの日数である。これらの保守タイミング候補は、例えば、ユーザーの都合やサービスマンの都合に合わせて、次回保守を行う候補の日付を複数挙げて、それらの日付までの日数を算出することで取得することができる。ステップS803では、これらのM個の保守タイミング候補の中から、1つの保守タイミング候補Dを選択する。
次に、ステップS807は、ステップS803で選択した保守タイミング候補Dに応じて、次回保守までの全ジョブ量Vを算出するステップである。第1の実施形態では、予め決められた次回保守タイミングまでの全ジョブ量Vは、次回保守までの時間に応じて算出したのに対し、本実施形態では、選択した保守タイミング候補Dに応じて、次回保守までの全ジョブ量Vを算出する。全ジョブ量Vの算出方法は、第1の実施形態と同様に、過去の1日当たりのジョブ量と保守までの日数(保守タイミング候補D)に基づいて算出することができる。
ステップS804では、ステップS803で選択した保守タイミング候補Dの条件で保守コストを最小化するジョブ分配方法vを算出する。ジョブ分配方法の算出は、第1の実施形態と同様の処理により実行できる。具体的には、以下の数11式を用い、数6式で表される全体の機器の保守コストをジョブ分配方法vを入力として算出することで、保守タイミング候補Dのときに最小化した保守コストCを算出する。
Figure 0006452542

コスト関数Cost()については、第1の実施形態と同様の関数を利用できるので、詳細な説明は省略する。以上のように、ステップS803では、保守タイミング候補Dについて、算出したジョブ分配方法v、保守コストCを出力するとともに、算出したジョブ分配方法vのときの保守コストCは装置の格納部に保存しておく。
ステップS805では、準備したM個の保守タイミング候補の全てに対して、ステップS804、ステップS807の処理が行われたかを判定する。準備したM個の保守タイミング候補の全てに対して、ステップS804、ステップS807の処理が行われていない場合には、処理はステップS803に戻り、他の保守タイミング候補を選択する。M回のループ処理が行われ、準備したM個の保守タイミング候補の全てに対して、ステップS804、ステップS807の処理が完了した場合には、処理はステップS806へと進む。ここまでの処理により、M個の保守タイミング候補Dについて、それぞれ、算出したジョブ分配方法v、保守コストCが算出される。
ステップS806で、ジョブ分配方法作成部115は、最終的に保守タイミングとジョブ分配方法を決定する。ステップS806では、M個の保守コストCの内、最も小さな値を示す保守コストを選択する。そして、その保守コストに対応する保守タイミングとジョブ分配方法を出力する。
本実施形態では、保守タイミング候補Dを複数の保守の候補日として、離散値の場合について説明したが、最適な保守タイミングを探索する対象は連続値でもよい。例えば、所定の期間の日数や時間から最適な保守タイミングを探索するようにしてもよい。このような場合、所定の期間を1日や1時間など適当なステップで区切り、各ステップの日数や時間を保守タイミング候補Dとする。あるいは、所定の期間内で保守タイミング候補Dを随時更新し、繰り返し演算により保守コストCが最小となる保守タイミングを探索するようにしてもよい。この場合、まず、所定の期間の中で、適当な初期値となる保守タイミングを設定し、保守コストを算出する。そして、所定の期間の範囲で保守タイミングを少し変更し、新しい保守コストを算出する。前の保守コストよりも新しい保守コストが低い値であれば、新しい保守タイミングを採択する。これを保守タイミングが変化しなくなるまで繰り返し実行することで、保守タイミングの最適値を算出することができる。
以上、本実施形態によれば、複数準備した保守タイミングの候補の中から、最適な保守タイミングを決定すると同時に、その保守タイミングまでの複数機器へのジョブ分配方法を算出することができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明を行う。本実施形態は、複数の部品について予測される故障発生時期の分布に基づいて保守コストに係る評価値を算出し、算出した評価値(保守コスト)に基づいてジョブ分配方法を算出するものである。また、本実施形態では、算出したジョブ分配方法に基づき、前述の第3の実施形態とは異なる方法で最適な保守タイミングを決定する。なお、第1〜第3の実施形態において既に説明をした構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る情報処理装置100の処理フローを示すフローチャートである。
同図において、ステップS801は、故障予測部112が各機器の各部品の故障を予測して、故障が発生するまでのジョブ量enpを算出するステップであり、図3のステップS301と同様の処理が行われる。また、ステップS902は、故障予測部112の予測結果から、次回保守で交換する部品を選択するステップであり、図3のステップS302と同様の処理が行われる。
また、本実施形態の処理フローでは、繰り返し処理を実行し、評価値の極値およびそのときのジョブ分配方法vを求める。ステップS903、S904、S905、S906の処理はジョブ分配方法作成部115により実行される繰り返し処理であり、この処理によりジョブ分配方法vが算出される。
まず、ステップS903では、繰り返し計算の初期値として、次回保守タイミングまでの全ジョブ量V、次回保守タイミングまでの日数Dを設定する。これらの初期値の設定方法は、特に限定するものではないが、例えば、以下のように設定する。まず、次回保守タイミングDは、第1の実施形態と同様に、サービスマンやユーザーの予定に応じて、予め決められた日付を元に設定する。この保守タイミングDは、あくまで初期値としての仮の予定であって、本実施形態では、これを補正したタイミングを最終的な保守タイミングDとして出力する。なお、以下の説明において、「」は繰り返し演算中の仮の値を示すものとする。仮の保守タイミングDが決まると、第1の実施形態と同様にして、過去の利用傾向に基づいて、保守までに実行する全ジョブ量Vを算出する。
ステップS903では、さらに、全ジョブ量V、次回保守タイミングDに基づいて、ジョブ分配方法vの初期値も設定する。これは、第2の実施形態と同様にして、全ジョブ量Vを複数の機器に対して均等に配分した場合の値をジョブ分配方法vとするなどして設定する。
次に、ステップS904では、現在のジョブ分配方法vおよび各部品の故障までのジョブ量(予測ジョブ量enp)に基づいて、評価値Cを算出する。第1〜3の実施形態においては、評価値として保守コストに係るコスト関数を算出していたが、本実施形態では、予測される故障発生時期の分布に基づいて評価値を算出する。ジョブ分配方法vの要素である実行ジョブ量をv とすると、予測ジョブ量enpと実行ジョブ量がv のときに予測される機器nの部品pの故障発生時期d npは以下の数12式により算出される。なお、実行ジョブ量v は機器nに分配する1日当たりのジョブ量であるとする。
Figure 0006452542

図10は、本実施形態における評価値の概要を説明する図である。同図には、機器101〜10Nの各部品の故障発生時期d npを三角で示している。例えば、三角で示す時期1001は、機器101の部品Bの故障発生時期d 1Bである。また、図10の下部には、各部品の故障発生時期d npを同一時間軸上のまとめて示しており、例えば、三角で示す時期1002は、時期1001に対応し、機器101の部品Bの故障発生時期d 1Bである。なお、図10の下部には、機器101、10N以外の部品の故障発生時期も表示している。また、本実施形態では、ステップS902において次回保守で交換する部品を選択しているので、図10に示す故障発生時期は、次回保守で交換する部品の故障発生時期のみを示している。
図10では、複数の部品の故障発生時期の分布を分布1003として表示しており、本実施形態では、この分布に基づいて評価値を算出する。より具体的には、保守タイミングDは仮の設定としたので、まず、これを無視して、複数の部品の故障発生時期を近づけるために故障発生時期のばらつき(分布)を最小化するジョブ分配方法を算出する。その後、算出したジョブ分配方法から予測される故障発生時期に応じて保守タイミングを決定する。これにより、故障発生時期を保守タイミングに近づけることができ、保守コストの低減を図ることが可能となる。
以下では、分布1003を小さくするジョブ分配方法を求めるために、分布1003の大きさを示す分散σに基づいて評価値を設定する。ステップS904では、あるジョブ分配方法vでの評価値Cを算出する。あるジョブ分配方法v に従う故障発生時期dnp から算出する評価値Cは、例えば以下の数13式で表される。なお、μはdnp の平均である。
Figure 0006452542

以上のようにして算出した評価値はCは、その際のジョブ分配方法vと合わせて装置内の格納部に保存しておく。
次に、ステップS906では、次のループでのパラメータを調整するために、ジョブ分配方法vを近傍の値に変化させて更新する。ここで、変化させるジョブ分配方法vは、全ジョブ量Vと整合性がとれる範囲内で変化させる。すなわち、保守タイミングDまでの各機器のジョブ量の総和がVと一致する条件で、新しいジョブ分配方法vを作成する。
更新したジョブ分配方法vが得られたら、再びステップS904へと戻り、評価値Cを算出する。ジョブ分配方法vが変化すると、故障発生時期d npも変化するため、その分散σ(評価値C)も変化する。このようにして得られた新しい評価値が前回の評価値よりも小さい場合(故障発生時期の分布が小さい場合)、新しいジョブ分配方法vを採用して、新しい評価値Cとジョブ分配方法vを保存する。一方、新しい評価値が前回の評価値よりも大きい場合には、新しいジョブ分配方法は採用しないで、前回のジョブ分配方法を採用する。
ステップS905の終了判定で終了と判定するまで、以上の処理を繰り返し実行することにより、評価値Cを小さくするジョブ分配方法vを求める。ステップS905の終了判定で、ステップS906へと進む場合(ループ処理を終了しない場合)には、現在のジョブ分配方法vを元に、再び新しいジョブ分配方法を作成し、次の評価値を算出する。
ステップS905は、ループの終了判定を行うステップである。ステップS905の終了判定では、前回の評価値と今回の評価値を比較し、その差が十分に小さくなり(差が所定の閾値より小さくなり)、収束した場合にループを終了すると判定する。また、所定のループ上限回数を定めておき、ループ回数がその上限に達した場合にもループを終了すると判定してもよい。
ステップS907では、まず、上記の繰り返し処理の最終的なジョブ分配方法vを最終的なジョブ分配方法vとする。そして、このジョブ分配方法vから保守タイミングDを決定する。具体的には、数12式を用い、ジョブ分配方法vと各部品の予測ジョブ量enpとから、故障発生時期dnpを算出する。そして、この故障発生時期の平均を次回保守タイミングDとする。平均を次回保守タイミングとする理由は、故障発生時期の分布の中心と考えられるので、各故障発生時期と保守タイミングのずれが小さくなることが期待されるためである。あるいは他の方法として、故障発生時期の中央値など他の統計量から保守タイミングDを設定してもよい。また、あるいは、ダウンタイムの発生を防ぐため、現時点から最も近い時期に発生すると予測される故障発生時期、あるいはその少し前のタイミングを保守タイミングDとしてもよい。これらの処理により、初期値の保守タイミングDよりも、適切な保守タイミングDを設定することができるようになる。
以上、本実施形態では、故障発生時期の分布に基づいて評価値を算出し、算出した評価値に基づいて、ジョブ分配方法vと保守タイミングDを算出する。これにより、最適な保守タイミングと、その保守タイミングまでの複数機器へのジョブ分配方法を算出することができる。
なお、上記の説明で算出した保守タイミングDを再び初期値の保守タイミングDとして設定し、ステップS904、S905、S906、S907の処理を実行することにより、ジョブ分配方法vと保守タイミングDをさらに更新するようにしてもよい。この場合、ジョブ分配方法vあるいは保守タイミングDが変化しなくなるまで、初期値の保守タイミングDを更新する繰り返し計算を行い、ジョブ分配方法vあるいは保守タイミングDを算出する。これにより、より最適化されたジョブ分配方法と保守タイミングを決定することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 情報処理装置
101〜10N 機器
111 通信部
112 故障予測部
113 全ジョブ量予測部
114 利用履歴格納部
115 ジョブ分配方法作成部
116 ジョブ分配部
117 ジョブ入力部

Claims (13)

  1. 入力されたジョブを処理可能な複数の機器が有する複数の部品それぞれについて、当該部品が正常に動作出来なくなるまでに処理可能なジョブの量を予測する第1の予測部と、
    前記複数の部品を交換する保守作業が行われるまでに、前記複数の機器に入力されるジョブの量を予測する第2の予測部と、
    前記第1の予測部および第2の予測部の予測結果に基づいて、保守コストに係る評価値を算出し、当該評価値に基づいて入力されるジョブを分配する分配方法を作成する作成部と、
    前記作成された分配方法に基づいて、入力されたジョブを複数の機器に分配する分配部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の予測部は、前記複数の部品それぞれが正常に動作出来なくなるタイミングを予測し、
    前記作成部は、前記第1の予測部が予測した前記複数の部品それぞれが正常に動作出来なくなるタイミングと、前記保守作業が行われるタイミングと、の差に基づいて前記評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記作成部は、前記第1の予測部の予測結果に基づいて、次の保守作業が行われるタイミングで交換すべき部品を選択し、当該選択した部品が正常に動作出来なくなるタイミングに基づいて評価値を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記作成部は、前記複数の部品それぞれに設定された重みに基づいて、前記評価値を算出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記複数の機器それぞれについて、前記保守作業のタイミングが個別に設定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記作成部は、複数の前記保守作業が行われるタイミングに基づいて前記評価値を算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記作成部は、前記複数の保守作業が行われるタイミングのうち、次の保守作業が行われるタイミングにおいて交換すべき部品を選択することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記作成部は、複数の前記保守作業のタイミングの候補それぞれに対して前記評価値を算出し、当該算出した評価値に基づいて、前記保守作業のタイミングを決定し、当該保守作業のタイミングまでのジョブの分配方法を作成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  9. 前記作成部は、前記複数の部品それぞれが正常に動作出来なくなるタイミングの分布に基づいて前記評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記保守コストは、前記部品が交換されるまでに使用されなかったことによるコストと、前記部品が交換される前に正常に動作出来なくなることによるコストと、に基づくことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記機器は画像形成装置であり、前記ジョブは前記画像形成装置で処理されるプリントデータであることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 入力されたジョブを処理可能な複数の機器が有する複数の部品それぞれについて、当該部品が正常に動作出来なくなるまでに処理可能なジョブの量を予測する第1の予測ステップと、
    前記複数の機器に対する保守作業が行われるまでに、前記複数の機器に入力されるジョブの量を予測する第2の予測ステップと、
    前記第1の予測ステップおよび第2の予測ステップの予測結果に基づいて、保守コストに係る評価値を算出し、当該評価値に基づいて入力されるジョブを分配する分配方法を作成する作成ステップと、
    前記作成された分配方法に基づいて、入力されたジョブを複数の機器に分配する分配ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  13. コンピュータを、請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
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