JP5716403B2 - 故障予測装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents
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例えば、プラントから時々刻々と入力されるプロセス値を時系列的なプロセスデータに変換して順次記憶し、所定の検査区間を区間1と区間2に分けてプロセスデータを統計処理し、それぞれの区間の一次近似式に対するプロセス値の分散が最小となる区間分割点をプラントの状態が変化した点と判断する発明が提案されている(特許文献1参照)。
請求項5に記載の本発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段による画像形成処理の実行における画像形成パラメータを収集する収集手段と、前記収集された画像形成パラメータを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積された画像形成パラメータの変動の傾向に基づいて、前記画像形成パラメータの前記傾向に対する変曲点を抽出する抽出手段と、過去に発生した他の画像形成装置の故障の事例に基づいて、当該故障の発生前に変曲点が生じた画像形成パラメータについて、当該変曲点における特徴を抽出して予め作成された、故障予測の基準を取得する基準取得手段と、前記変動の傾向と前記基準とに基づいて、前記変曲点以後に自装置に生ずる故障を予測する予測手段と、を備え、前記抽出手段は、画像形成パラメータの変動の傾向を近似するN次(N≧3)の回帰曲線に対する或る時点の画像形成パラメータの乖離度合いを算出し、該算出値が予め定められた閾値以上である場合に、前記或る時点の画像形成パラメータの値を変曲点として抽出する、ことを特徴とする画像形成装置である。
請求項7に記載の本発明は、コンピュータに、故障予測の対象となる画像形成装置の画像形成処理の実行における画像形成パラメータを収集する収集機能と、前記収集された画像形成パラメータを蓄積する蓄積機能と、前記蓄積された画像形成パラメータの変動の傾向に基づいて、前記画像形成パラメータの前記傾向に対する変曲点を抽出する抽出機能と、過去に発生した他の画像形成装置の故障の事例に基づいて、当該故障の発生前に変曲点が生じた画像形成パラメータについて、当該変曲点における特徴を抽出して予め作成された、故障予測の基準を取得する基準取得機能と、前記変動の傾向と前記基準とに基づいて、前記変曲点以後に前記故障予測の対象となる画像形成装置に生ずる故障を予測する予測機能と、を実現させるためのプログラムであって、前記抽出機能は、画像形成パラメータの変動の傾向を近似するN次(N≧3)の回帰曲線に対する或る時点の画像形成パラメータの乖離度合いを算出し、該算出値が予め定められた閾値以上である場合に、前記或る時点の画像形成パラメータの値を変曲点として抽出する、ことを特徴とするプログラムである。
まず、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
画像形成装置は、用紙等の記録材に画像を形成して出力する画像形成機能を備えた装置である。画像形成装置としては、プリンタ(印刷装置)、コピー機(複写装置)、ファクシミリ装置などの装置が挙げられるほか、印刷・複写・ファクシミリ等の機能を複合的に備えた複合機も含まれる。
本例の画像形成装置は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式であり、代表的な機能部として、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部10と、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー画像を用紙P(記録材の一例)に一括転写(二次転写)させる二次転写部20と、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器34と、を備えている。
また、本例の画像形成装置は、各部の動作を制御する制御部40、利用者への情報の提示や利用者からの指示を受け付けるためのユーザインタフェース(UI)41、を備えている。
これらの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順に、略直線状に配置されており、中間転写ベルト15に対して接離可能に構成されている。
本例の画像形成装置は、上述したような故障予測に係る機能部として、パラメータ収集部51、パラメータ統計処理部52、時系列データ記憶部53、逐次区間線形回帰算出部54、変曲点抽出部55、故障予測判定部56、故障予測判定情報更新部57などを備えている。
収集する画像形成パラメータとしては、例えば、感光体電位(感光体ドラム11の電位)、感光体帯電電流(感光体ドラム11の帯電電流)、半導体レーザ光量(露光器13のレーザ光量)、現像器濃度(現像器14により形成されるトナー像の濃度)、一次転写電流(一次転写部10における転写電流)、二次転写電流(二次転写部20における転写電流)、定着器ヒートロール温度(定着器34を加熱するヒートロールの温度)、プロコンパッチ濃度(トナー像の位置合わせや濃度制御などのプロセスコントロールに用いるパッチ画像の濃度)等が挙げられる。本例では、画像形成パラメータとして、その画像形成パラメータに該当する部位で計測された実測値を用いるが、例えば、各部位を制御するための目標値や、実測値と目標値との差分などの他の種別の値を用いてもよい。また、例えば、装置内部の温度や湿度等の環境情報を監視項目に加え、上記の画像形成パラメータ群と共にページ毎に収集するようにしてもよい。
図2には、「ACGridVoltage3」という画像形成パラメータの時系列データと、当該時系列データに係る回帰曲線の算出対象となる区間の推移を例示しており、算出対象の区間を1データ単位で移動させる様子を概念的に示している。
図3には、画像形成パラメータの時系列データに係る変曲点の抽出フローを例示してある。本例では、画像形成パラメータ毎に、次のようにして変曲点の抽出処理を行う。まず、各回帰曲線の2次の項の係数(以下、2次項係数という)を抽出し(ステップS11)、2次項係数の極性(符号の正負)の変化の検出を行い(ステップS12)、2次項係数の極性の変化が検出された場合に、2次項係数の極性が変化した時点を変曲点として出力する(ステップS13)。
つまり、本例では、過去に故障予測を行った時点から現時点までの間の各時点を順に対象時点として切り換えながら、変曲点の検出を行う。
このように、本例では、回帰曲線群はそれぞれ2次曲線なので、区間を移動させながら算出した回帰曲線は、元データの傾向が変化すると、上に凸の曲線か下に凸の曲線かが切り替わることから、変曲点抽出部55では、それぞれの回帰曲線の2次項係数の極性が変化した時点(符号が正から負或いは負から正に切り替わった時点)を特定し、変曲点として検出する。
図4(a)には、画像形成パラメータの一例である「ACGridVoltage3」についての時系列データを例示してある。同図の時系列データについて、図2を参照して説明したように、区間を1データ単位で移動させながら回帰曲線群が算出され、各回帰曲線の2次項係数が求められる。その結果、図4(b)に例示するように、画像形成パラメータの時系列データに係る回帰曲線群の2次項係数の推移を得ることができる。
図4(b)の例では、2次項係数の符号の切り替わりが生じた各変曲点のうち、2次項係数の符号が負から正へ切り替わり且つ一定期間内に2次項係数の変動量が閾値(本例では、0.1)以上となった変曲点に丸印を付しており、当該変曲点から数日後に画質トラブルの故障が発生している。
図6(a)には、画像形成パラメータの組み合わせであるパラメータ群と故障の種別との対応表を例示してある。本例では、或るパラメータ群に係る全ての画像形成パラメータの時系列データについて変曲点が検出された場合について、当該パラメータ群に対応する種別の故障が発生する確率を設定してある。当該対応表における確率は、過去の事例に基づいて予め算出したものである。
図6(b)には、図6(a)の対応表におけるパラメータ群に係る画像形成パラメータの組み合わせを例示してある。本例は、画像形成に係る部位の単位で、その部位に関連する複数の画像形成パラメータをパラメータ群として纏めてある。
例えば、パラメータ群1に係る全ての画像形成パラメータの時系列データについて変曲点が検出された場合には、パラメータ群1に対応付けられた故障A及び故障Cの発生確率に基づいて、故障Aが70%の確率で発生し、故障Cが10%の確率で発生すると予測される。また、この状態で、更に、パラメータ群3に係る全ての画像形成パラメータの時系列データについて変曲点が検出された場合には、パラメータ群3に対応付けられた故障Aの発生確率が加算され、故障Aについては90%の確率で発生すると予測される。なお、変曲点の検出から故障が発生するまでの期間を過去の事例に基づいて設定しておけば、故障が発生する時期について予測することもできる。
図7(a)には、画像形成パラメータの組み合わせであるパラメータ群と故障の種別との対応表を例示してある。本例では、或るパラメータ群に係る全ての画像形成パラメータの時系列データについて変曲点が検出された場合について、当該パラメータ群に対応する種別の故障が発生する確率を設定してある。当該対応表における確率は、過去の事例に基づいて予め算出したものである。
図7(b)には、図7(a)の対応表におけるパラメータ群に係る画像形成パラメータの組み合わせを例示してある。本例は、故障の種別の単位で、その故障に関連する複数の画像形成パラメータをパラメータ群として纏めてある。
例えば、パラメータ群5に係る全ての画像形成パラメータの時系列データについて変曲点が検出された場合には、パラメータ群5に対応付けられた故障Aの発生確率に基づいて、故障Aが90%の確率で発生すると予測される。なお、変曲点の検出から故障が発生するまでの期間を過去の事例に基づいて設定しておけば、故障が発生する時期について予測することもできる。
図8において、「Up」は画像形成パラメータの値が上昇傾向、「Down」は画像形成パラメータの値が下降傾向であることを表している。例えば、「感光体電位パラメータ1」の変曲点が検出された場合において、その測定値が上昇傾向にあれば故障Aの発生が予測され、下降傾向にあれば故障Bの発生が予測されることが設定されている。また、他の観点から見れば、例えば、故障Cが発生するときは、「感光体電位パラメータ2」の変曲点が検出され且つその測定値が上昇傾向にあると共に、「トナー濃度パラメータ1」の変曲点が検出され且つその測定値が下降傾向にあることが設定されている。
図9には、故障予測判定手段56の拡張例に係る機能ブロックを例示してある。
本例の故障予測判定手段56は、検出した変曲点が故障に繋がるかをそれぞれ異なる手法で判定する手段としての複数の判定部61〜63と、各判定部61〜63による判定結果の選択処理を行う判定選択部64とを有している。
確率推論モデル判定部62は、確率ネットワーク(例えば、ベイジアンネットワーク)にて予め構築した故障モデルを用い、変曲点における画像形成パラメータの測定値などの詳細機器情報を入力して確率推論を実行し、故障に繋がる変曲点かどうかを判定する。
フォルトツリー判定部63は、予め故障箇所や機器状態などの因果関係をツリー状に構築したモデルを使い、ツリーを辿って故障につながる変曲点かどうかを判定する。
なお、これらの判定部61〜63は一例であり、他の手法により判定を行う判定部を設けてもよい。
このように、複数の判定手法を用いて、機器の状態や機種、故障の種別に応じて最適な判定手法により故障予測の判定を行うようにすることで、故障予測の精度の向上が図られる。
図10(a)は、ベイジアンネットワークによる確率推論モデルの因果ネットワーク図の一例であり、例えば、要因10の発生に起因して要因1又は要因4が発生する可能性があり、要因1の発生に起因して故障A又は故障Cが発生する可能性があることを表している。図10(b)は、ネットワーク中の各ノードの条件付き確率表の一例であり、例えば、要因1がYes(変曲点を検出)の場合において、要因3もYes(変曲点を検出)の場合には故障Aの発生確率は99%であり、一方、要因3がNo(変曲点を非検出)の場合には故障Aの発生確率は80%であることを表している。
図11には、フォルトツリー判定部63で用いるフォルトツリーの一例を示してある。図11において、要因1〜5は基本パラメータであり、上位要因1〜3は基本パラメータ(要因1〜5)と関連する上位のパラメータであり、要因及び上位要因をそれぞれAND(論理積)又はOR(論理和)で結合させて、最上位の故障Aの事象に至るツリーを構成している。本例では、変曲点を検出した画像形成パラメータに相当するフォルトツリー上の事象(要因1〜5)から上位に辿っていき、最上位の事象である故障Aの発生確率が規定の閾値以上なら、故障Aの発生に繋がる変曲点を当該日に検出したと出力する。
図12には、判定選択部64で用いる選択表の一例を示してあり、故障の種別毎に、各判定部61〜63に対して“○”、“−”、“△”、数値のいずれかを設定してある。“○”は、判定結果として選択される判定部を表し、“−”は判定結果として選択されない判定部を表し、“△”は多数決の候補となる判定部を表し、数値は各判定部による判定結果に対する重み付けの係数を表している。図12によれば、故障Aについては、閾値判定部61の判定結果を選択することを示し、故障Bについては、3つの判定部61〜63の判定結果の多数決を選択することを示し、故障Cについては、フォルトツリー判定部63の判定結果を選択することを示し、故障Dについては、各判定部61〜63の判定結果に重み付けの係数を乗じて合計し、当該合計値が規定の閾値以上であれば故障の発生に繋がる変曲点を検出したと判定する。
本例では、各判定部61〜63による判定結果の利用の仕方について、故障の種別毎に設定しているが、例えば、画像形成装置の種類(機種)や設置場所などを分類し、その分類毎に設定するようにしてもよい。
本例では、各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)81、CPU81の作業領域となるRAM(Random Access Memory)82や基本的な制御プログラムを記録したROM(Read Only Memory)83等の主記憶装置、本発明の一実施形態に係るプログラムや各種データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)84等の補助記憶装置、各種情報を表示出力するための表示装置及び操作者により入力操作に用いられる操作ボタンやタッチパネル等の入力機器とのインタフェースである入出力I/F85、他の装置との間で有線又は無線により通信を行うインタフェースである通信I/F86、等のハードウェア資源を有するコンピュータにより構成されている。
そして、本発明の一実施形態に係るプログラムを補助記憶装置84等から読み出してRAM82に展開し、これをCPU81により実行させることで、上述した故障予測装置に係る各機能部をコンピュータ上に実現している。
また、本例のようなソフトウェア構成により各機能部を実現する態様に限られず、それぞれの機能部を専用のハードウェアモジュールで実現するようにしてもよい。
61:閾値判定部、 62:確率推論モデル判定部、 63:フォルトツリー判定部、 64:判定選択部
Claims (7)
- 故障予測の対象となる画像形成装置の画像形成処理の実行における画像形成パラメータを収集する収集手段と、
前記収集された画像形成パラメータを蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積された画像形成パラメータの変動の傾向に基づいて、前記画像形成パラメータの前記傾向に対する変曲点を抽出する抽出手段と、
過去に発生した画像形成装置の故障の事例に基づいて、当該故障の発生前に変曲点が生じた画像形成パラメータについて、当該変曲点における特徴を抽出して故障予測の基準を作成する基準作成手段と、
前記変動の傾向と前記基準とに基づいて、前記変曲点以後に前記故障予測の対象となる画像形成装置に生ずる故障を予測する予測手段と、
を備え、
前記抽出手段は、或る時点より前の時系列区間において前記傾向を近似する曲線の凸形状の向きと、前記或る時点を含む時系列区間において前記傾向を近似する曲線の凸形状の向きとを比較して、凸形状の向きが異なる場合に、前記或る時点の画像形成パラメータの値を変曲点として抽出する、
ことを特徴とする故障予測装置。 - 故障予測の対象となる画像形成装置の画像形成処理の実行における画像形成パラメータを収集する収集手段と、
前記収集された画像形成パラメータを蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積された画像形成パラメータの変動の傾向に基づいて、前記画像形成パラメータの前記傾向に対する変曲点を抽出する抽出手段と、
過去に発生した画像形成装置の故障の事例に基づいて、当該故障の発生前に変曲点が生じた画像形成パラメータについて、当該変曲点における特徴を抽出して故障予測の基準を作成する基準作成手段と、
前記変動の傾向と前記基準とに基づいて、前記変曲点以後に前記故障予測の対象となる画像形成装置に生ずる故障を予測する予測手段と、
を備え、
前記抽出手段は、画像形成パラメータの変動の傾向を近似するN次(N≧3)の回帰曲線に対する或る時点の画像形成パラメータの乖離度合いを算出し、該算出値が予め定められた閾値以上である場合に、前記或る時点の画像形成パラメータの値を変曲点として抽出する、
ことを特徴とする故障予測装置。 - 複数の画像形成パラメータを組み合わせたパラメータ群と故障の種別とを対応付けて記憶する記憶手段を備え、
前記予測手段は、前記パラメータ群に係る全ての画像形成パラメータについて変曲点が抽出された場合に、当該パラメータ群に対応付けられた種別の故障が生ずることを予測する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の故障予測装置。 - 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段による画像形成処理の実行における画像形成パラメータを収集する収集手段と、
前記収集された画像形成パラメータを蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積された画像形成パラメータの変動の傾向に基づいて、前記画像形成パラメータの前記傾向に対する変曲点を抽出する抽出手段と、
過去に発生した他の画像形成装置の故障の事例に基づいて、当該故障の発生前に変曲点が生じた画像形成パラメータについて、当該変曲点における特徴を抽出して予め作成された、故障予測の基準を取得する基準取得手段と、
前記変動の傾向と前記基準とに基づいて、前記変曲点以後に自装置に生ずる故障を予測する予測手段と、
を備え、
前記抽出手段は、或る時点より前の時系列区間において前記傾向を近似する曲線の凸形状の向きと、前記或る時点を含む時系列区間において前記傾向を近似する曲線の凸形状の向きとを比較して、凸形状の向きが異なる場合に、前記或る時点の画像形成パラメータの値を変曲点として抽出する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段による画像形成処理の実行における画像形成パラメータを収集する収集手段と、
前記収集された画像形成パラメータを蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積された画像形成パラメータの変動の傾向に基づいて、前記画像形成パラメータの前記傾向に対する変曲点を抽出する抽出手段と、
過去に発生した他の画像形成装置の故障の事例に基づいて、当該故障の発生前に変曲点が生じた画像形成パラメータについて、当該変曲点における特徴を抽出して予め作成された、故障予測の基準を取得する基準取得手段と、
前記変動の傾向と前記基準とに基づいて、前記変曲点以後に自装置に生ずる故障を予測する予測手段と、
を備え、
前記抽出手段は、画像形成パラメータの変動の傾向を近似するN次(N≧3)の回帰曲線に対する或る時点の画像形成パラメータの乖離度合いを算出し、該算出値が予め定められた閾値以上である場合に、前記或る時点の画像形成パラメータの値を変曲点として抽出する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - コンピュータに、
故障予測の対象となる画像形成装置の画像形成処理の実行における画像形成パラメータを収集する収集機能と、
前記収集された画像形成パラメータを蓄積する蓄積機能と、
前記蓄積された画像形成パラメータの変動の傾向に基づいて、前記画像形成パラメータの前記傾向に対する変曲点を抽出する抽出機能と、
過去に発生した他の画像形成装置の故障の事例に基づいて、当該故障の発生前に変曲点が生じた画像形成パラメータについて、当該変曲点における特徴を抽出して予め作成された、故障予測の基準を取得する基準取得機能と、
前記変動の傾向と前記基準とに基づいて、前記変曲点以後に前記故障予測の対象となる画像形成装置に生ずる故障を予測する予測機能と、
を実現させるためのプログラムであって、
前記抽出機能は、或る時点より前の時系列区間において前記傾向を近似する曲線の凸形状の向きと、前記或る時点を含む時系列区間において前記傾向を近似する曲線の凸形状の向きとを比較して、凸形状の向きが異なる場合に、前記或る時点の画像形成パラメータの値を変曲点として抽出する、
ことを特徴とするプログラム。 - コンピュータに、
故障予測の対象となる画像形成装置の画像形成処理の実行における画像形成パラメータを収集する収集機能と、
前記収集された画像形成パラメータを蓄積する蓄積機能と、
前記蓄積された画像形成パラメータの変動の傾向に基づいて、前記画像形成パラメータの前記傾向に対する変曲点を抽出する抽出機能と、
過去に発生した他の画像形成装置の故障の事例に基づいて、当該故障の発生前に変曲点が生じた画像形成パラメータについて、当該変曲点における特徴を抽出して予め作成された、故障予測の基準を取得する基準取得機能と、
前記変動の傾向と前記基準とに基づいて、前記変曲点以後に前記故障予測の対象となる画像形成装置に生ずる故障を予測する予測機能と、
を実現させるためのプログラムであって、
前記抽出機能は、画像形成パラメータの変動の傾向を近似するN次(N≧3)の回帰曲線に対する或る時点の画像形成パラメータの乖離度合いを算出し、該算出値が予め定められた閾値以上である場合に、前記或る時点の画像形成パラメータの値を変曲点として抽出する、
ことを特徴とするプログラム。
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