JP6451327B2 - ホットスタンプ用重ね合わせブランクと、重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法、および重ね合わせホットスタンプ成形体 - Google Patents

ホットスタンプ用重ね合わせブランクと、重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法、および重ね合わせホットスタンプ成形体 Download PDF

Info

Publication number
JP6451327B2
JP6451327B2 JP2015002488A JP2015002488A JP6451327B2 JP 6451327 B2 JP6451327 B2 JP 6451327B2 JP 2015002488 A JP2015002488 A JP 2015002488A JP 2015002488 A JP2015002488 A JP 2015002488A JP 6451327 B2 JP6451327 B2 JP 6451327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot stamping
plate
hot
steel
steel plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015002488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016124029A (ja
Inventor
浩史 竹林
浩史 竹林
真木 純
純 真木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2015002488A priority Critical patent/JP6451327B2/ja
Publication of JP2016124029A publication Critical patent/JP2016124029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6451327B2 publication Critical patent/JP6451327B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)

Description

本発明は、ホットスタンプ用重ね合わせブランクと、重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法、および重ね合わせホットスタンプ成形体に関し、具体的には、少なくとも2枚のホットスタンプ用素材を重ね合わせて接合したホットスタンプ用重ね合わせブランクにホットスタンプ成形を行って重ね合わせホットスタンプ成形体を製造する際に、重ね合わされたホットスタンプ用素材の表面に液体金属脆性に起因した割れを発生せず、さらには、他のボディー構成部材との溶接性が良好な重ね合わせホットスタンプ成形体を製造する技術に関する。
自動車の車体を構成する各種の車体構成部材は、静的強度や動的強度、衝突安全性さらには軽量化等の様々な観点から、多様な性能や特性の向上を要求されている。このような車体構成部材として、例えば、Aピラーレインフォース,Bピラーレインフォース,バンパーレインフォース,トンネルレインフォース,サイドシルレインフォース,ルーフレインフォース又はフロアークロスメンバー等が例示される。これらの車体構成部材には、それぞれの特定部位だけがこの特定部位を除いた一般部位よりも高強度を有することが要求されることが多く、この特定部位は様々な手段で補強される。
このような手段の一つとして、車体構成部材の素材鋼板(ブランク)における上述の特定部位に成形される部分だけに複数枚の補強鋼板を重ね合わせて溶接してホットスタンプ用重ね合わせブランクとし、このホットスタンプ用重ね合わせブランクにホットスタンプ(熱間プレスともいう)成形を行って重ね合わせホットスタンプ成形体を製造する工法が一部採用され始めている(特許文献1参照)。この工法によれば、プレス金型数を削減しながら重ね合わせホットスタンプ成形体の特定部位だけを部分的に強化することができる。
ホットスタンプ用重ね合わせブランクを構成する素材鋼板および補強鋼板(以下、これらの鋼板を「重ね合わせ素材」という)が非めっき鋼板であると、ホットスタンプ成形に伴う高温加熱によって重ね合わせホットスタンプ成形体の表面にスケールが生成し、ホットスタンプ成形後に例えばショットブラスト処理により生成した酸化スケールを除去する必要が生じたり、あるいは重ね合わせホットスタンプ成形体の耐食性が低下し易い。特許文献1の段落0084には、重ね合わせ素材の表面に溶融亜鉛めっき層や合金化溶融亜鉛めっき層を形成しておくことにより、ホットスタンプ成形の際の酸化を防止してスケールの生成を抑制できるとしている。
特許文献1に開示されるように、重ね合わせ素材としてめっき鋼板を用いれば、確かにスケールを生成することなく重ね合わせホットスタンプ成形体を製造可能である。しかし、重ね合わせ素材としてめっき鋼板を用いると、重ね合わせ素材の外面や重ね合わされていない一枚板部分では十分な加熱時間を確保すれば問題ないものの、重ね合わせ素材の重ね合わせ面の表面にホットスタンプ成形時に亀裂が発生することがある。この亀裂は、重ね合わせ素材であるめっき鋼板の表面に液体金属が存在した状態でホットスタンプ成形が行われ、液体金属がめっき鋼板の表面から内部へ侵入するために重ね合わせ素材の表面での割れを誘発する、いわゆる液体金属脆性と呼ばれる現象である。
液体金属脆性が重ね合わせ素材の重ね合わせ面において顕著に発生する原因は、以下のように推定される。すなわち、めっき鋼板である重ね合わせ素材の外面や重ね合わされていない一枚板部分に液体金属が存在しても、十分な加熱時間を確保することにより液体金属は酸化や大気への蒸発により消費されるために加熱後に液体金属が残留し難く、重ね合わせ素材の表面での割れは発生しない。これに対し、重ね合わせ素材の重ね合わせ部は、密閉されており大気と殆ど接触しないため、液体金属の酸化や大気への液体金属の蒸発が殆ど発生しない。このため、ホットスタンプ成形時点で液体金属が大量に残留することに起因して液体金属脆性が発生する。
特許文献2には、亜鉛めっき層中のFe含有量を高めて亜鉛めっき皮膜の融点を上げることにより液体金属脆性の発生を抑制する発明が開示され、特許文献3には、めっき層を融点が800℃以上の電気めっきなどのめっき層に変更することにより液体金属脆性の発生を抑制する発明が開示され、特許文献4には、重ね合わせ部材へめっき材を用い、かつ、重ね合わせ界面に歪みや隙間を付与して亜鉛の蒸発を促進することにより液体金属脆性の発生を抑制する発明が開示され、さらに、特許文献5には、重ね合わせ部材へ亜鉛またはアルミニウムめっき材を用いる発明が開示される。
特開2011−88484号公報 特許第4329639号明細書 国際公開第2012−121399号パンフレット 特開2013−184221号公報 特開2014−124673号公報
特許文献2により開示された発明では、めっき層中のFe含有量を高くするために、めっき製造工程で長時間加熱を行う必要があり、生産性の低下やコストの上昇を招く。また、特許文献2により開示された発明は、めっき鋼板を重ね合わせて用いることを念頭においたものではない。
ホットスタンプの加熱によりブランクを900℃程度まで昇温することが望ましいが、特許文献3により開示された発明は800℃程度の融点のめっき層を有するめっき鋼板を用いるため、液体金属脆性を完全に防止できない。また、めっき層の融点を上げるにはNiなどの高価な金属元素を添加するとともに製造コストが高い電気めっきを用いる必要があるため、特許文献3に記載された発明では製造コストの上昇が避けられない。さらに、特許文献3により開示された発明も、めっき鋼板を重ね合わせて用いることを考慮していない。
特許文献4により開示された発明では、歪みや隙間の付加には事前の予加工が必要になり、工数やコストの増加は避けられない。また、特許文献4により開示された発明は、亜鉛めっきしか考慮しておらず、亜鉛めっき以外の他のめっきやめっきの最適な組み合わせは何ら考慮していない。
さらに、特許文献5により開示された発明では、亜鉛めっき材またはアルミニウムめっき材をホットスタンプ前に鋼板同士の接合を行わずに、ホットスタンプ時の加熱でそれらのめっきを重ね合わせて融着させて接合することを目的とするものであり、加熱前の重ね合わせブランクの製造法については考慮しておらず、また液体金属脆性については何も考慮していない。
本発明は、従来の技術が有するこのような課題に鑑みてなされたものであり、ホットスタンプ用重ね合わせブランクと、このホットスタンプ用重ね合わせブランクを用いる重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法を提供することを目的とし、具体的には、少なくとも2枚のホットスタンプ用素材を重ね合わせて接合した後にホットスタンプ成形により重ね合わせホットスタンプ成形体を製造する際に、重ね合わされたホットスタンプ用素材の表面に液体金属脆性に起因した割れを発生せず、かつ他のボディー構成部材との溶接性が良好な重ね合わせホットスタンプ成形体を製造する技術を提供することを目的とする。
本発明者らは、上述の課題を解決するために、重ね合わせホットスタンプ成形体の重ね合わせ素材である2枚のめっき鋼板を重ね合わせた時の液体金属脆性、さらには成形時の変形状態などに着目して鋭意検討を重ねた結果、以下に列記の知見A〜Dを得ることができ、さらに検討を重ねて本発明を完成した。
(A)図1は、曲げ部2,2を有する重ね合わせホットスタンプ成形体の一例1を示す説明図であり、図2は、曲げ部4,4を有する重ね合わせホットスタンプ成形体の他の一例3を示す説明図である。以下、図1,2をまとめて説明する。
図1および図2に示すように、車体構成部材の素材鋼板(ブランク)5,6における高強度が要求される特定部位に成形される部分5a,6aだけに補強鋼板7,8を重ね合わせて溶接してホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10を素材として、曲げ部2,4を有する重ね合わせホットスタンプ成形体1,3を製造する際に、曲げ部2,4において曲げ部2,4の外側に位置する板(本明細書では「外板」という。図1では素材鋼板5、図2では補強鋼板8を意味する。)の内側面5a,8aと、曲げ部2,4において曲げ部2,4の内側に位置する板(本明細書では「内板」という。図1では補強鋼板7、図2では素材鋼板6を意味する。)の外側面7a,6aとが重ね合わされる。液体金属脆性に起因した割れは、外板5,8の内側面5a,8aでは発生せず、内板7,6の外側面7a,6aのみで発生する。この理由は、外板5,8の内側面5a,8aは曲げ部2,4での加工により圧縮変形を受けるのに対して内板7,6の外側面7a,6aは引張変形を受けるため、より割れが進行し易い状況にあるためと推定される。
(B)液体金属脆性の発生に及ぼす種々のめっき種を調査した結果、アルミニウム系めっきの方が亜鉛系めっきよりも液体金属脆性が発生し難いことが判明した。これは液体金属の種類によって鋼板5〜8への侵入挙動が異なるためと考えられる。この結果より、重ね合わせる複数の鋼板を全てアルミニウム系めっき鋼板とすれば、液体金属脆性の発生を顕著に抑制できることになる。すなわち、ホットスタンプ用重ね合わせブランク1,3における、曲げ部2,4を構成する内板7,6における外板5,8との少なくとも接合面7a,6aに成形される部分に、アルミニウム系めっき皮膜を形成しておくことにより、内板7,6の外周面7a,6aでの液体金属脆性に起因した割れを防止できる。
(C)他方、一般に重ね合わせホットスタンプ成形体1,3は、上述のように車体構成部材として自動車の車体に、スポット溶接やレーザー溶接等により接合されて組み付けられるが、自動車の車体の量産性に大きく影響する連続打点性等の溶接性は、一般に亜鉛系めっき鋼板のほうがアルミニウム系めっき鋼板よりも良好である。このため、重ね合わせる鋼板5および7、鋼板6および8を全てアルミニウム系めっき鋼板とすると、自動車の車体の溶接性を損なう可能性がある。
(D)このため、重ね合わせホットスタンプ成形体1,3を構成する外板5,8と内板7,6のめっき種をさまざまな組み合わせで検討した結果、ホットスタンプ用重ね合わせブランク1,3における、曲げ部2,4を構成する内板7,6における外板5,8との少なくとも接合面7a,6aに成形される部分に、アルミニウム系めっき皮膜を形成しておくことに加えて、曲げ部2,4を構成する外板5,8における内板7,6との接合面5a,8aに成形される部分も含めて、外板5,8には亜鉛系めっき鋼板を用い、この亜鉛系めっき鋼板を介して、自動車の他の車体構成部材と溶接することにより、液体金属脆性に起因した割れの防止のみならず、自動車の車体の溶接性を良好に維持できる。
本発明は、図1および図2に例示するように、ブランクである第1の鋼板5,6と、この第1の鋼板5,6に部分的に重ね合わされて溶接される少なくとも一枚の第2の鋼板(補強部材)7,8と備え、かつ、第1の鋼板5,6および第2の鋼板7,8の重ね合わせ部の少なくとも一部により形成される曲げ部2,4を有する重ね合わせホットスタンプ成形体1,3の素材であるホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10において、
溶接を行われる前の第1の鋼板5,6および第2の鋼板7,8のうちで、曲げ部2,4となる内側に位置する鋼板7,6を内板と称し、曲げ部2,4の外側に位置する鋼板5,8を外板と称した場合に、
内板7,6と外板5,8が向かい合う側の内板表面で、かつ少なくとも曲げ部2,4が成形される部分にアルミニウム系めっき皮膜を有すること
を特徴とするホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10である。
本発明における「曲げ部」とは、重ね合わせホットスタンプ成形体の断面において二つの略直線部分の間に存在し、これら二つの直線部分それぞれにR止まりを介して接続する曲線部分を意味し、すなわち前記断面における二つのR止まりの間の曲線部分を意味する。
この本発明では、内板7,6は、アルミニウム系めっき皮膜を片面または両面に有するアルミニウム系めっき鋼板であることが望ましく、アルミニウム系めっき皮膜は、純アルミニウムめっき皮膜またはSi含有アルミニウムめっき皮膜であることがさらに望ましい。
これらの本発明では、外板5,8は、亜鉛系めっき皮膜を片面または両面に有する亜鉛系めっき鋼板であることが望ましく、亜鉛系めっき皮膜は、溶融亜鉛めっき皮膜、合金化溶融亜鉛めっき皮膜、電気亜鉛めっき皮膜、Zn−Fe電気めっき皮膜またはZn−Ni電気めっき皮膜であることがさらに望ましい。
これらの本発明では、外板5,8は他の鋼材との溶接予定部を有するとともに、内板7,6は他の鋼材との溶接予定部を有さないことが望ましい。
さらに、重ね合わせホットスタンプ成形体1,3は、自動車車体構成部材用ホットスタンプ成形体であることが望ましい。
別の観点からは、本発明は、これらの本発明に係るホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10をホットスタンプ成形することにより、上述の曲げ部2,4を有する重ね合わせホットスタンプ成形体1,3を製造することを特徴とする重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法である。
別の観点からは、本発明は、第1の鋼板5,6と、この第1の鋼板5,6に部分的に重ね合わされて溶接される少なくとも一枚の第2の鋼板(補強部材)7,8からホットスタンプにより成形され、
かつ、第1の鋼板5,6および第2の鋼板7,8の重ね合わせ部の少なくとも一部により形成される曲げ部2,4を有し、
溶接を行われる前の第1の鋼板5,6および第2の鋼板7,8のうちで、曲げ部2,4となる内側に位置する鋼板7,6を内板と称し、曲げ部2,4の外側に位置する鋼板を外板5,8と称した場合に、
内板7,6と外板5,8が向かい合う側の内板表面で、かつ少なくとも曲げ部2,4が成形される部分にアルミニウム系めっき皮膜が施されていることを特徴とする重ね合わせホットスタンプ成形体1,3である。
この本発明に係る重ね合わせホットスタンプ成形体1,3では、内板7,6は、アルミニウム系めっき皮膜を片面または両面に有するアルミニウム系めっき鋼板であることが望ましく、アルミニウム系めっき皮膜は、純アルミニウムめっき皮膜またはSi含有アルミニウムめっき皮膜であることがさらに望ましい。
これらの本発明に係る重ね合わせホットスタンプ成形体1,3では、外板5,8は、亜鉛系めっき皮膜を片面または両面に有する亜鉛系めっき鋼板であることが望ましく、亜鉛系めっき皮膜は、溶融亜鉛めっき皮膜、合金化溶融亜鉛めっき皮膜、電気亜鉛めっき皮膜、Zn−Fe電気めっき皮膜またはZn−Ni電気めっき皮膜であることがさらに望ましい。
これらの本発明に係る重ね合わせホットスタンプ成形体1,3では、外板5,8は他の鋼材との溶接予定部を有するとともに、内板7,6は他の鋼材との溶接予定部を有さないことが望ましい。
さらに、これらの本発明に係る重ね合わせホットスタンプ成形体1,3は、自動車車体構成部材用ホットスタンプ成形体であることが望ましい。
さらに別の観点からは、本発明は、上述した本発明に係るホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10を用いてホットスタンプされた重ね合わせホットスタンプ成形体1,3である。
本発明により、少なくとも2枚のホットスタンプ用素材を重ね合わせて接合した後にホットスタンプ成形により重ね合わせホットスタンプ成形体を製造する際に、重ね合わされたホットスタンプ用素材の表面に液体金属脆性に起因した割れの発生を抑制または解消できるようになり、さらに、他のボディー構成部材との溶接性を良好に維持することができるようになる。
図1は、曲げ部を有する重ね合わせホットスタンプ成形体の一例を示す説明図である。 図2は、曲げ部を有する重ね合わせホットスタンプ成形体の他の一例を示す説明図である。
本発明を実施するための形態を、上述した図1,2を参照しながら説明する。
1.本発明に係るホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10
図1および図2に示すように、ホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10は、少なくとも、第1の鋼板5,6と第2の鋼板7、8を備える。
第1の鋼板5,6は、ホットスタンプ(熱間プレス)のブランクである。第2の鋼板7,8は、この第1の鋼板5,6における補強が必要な部分5a,6aに部分的に重ね合わされて溶接される補強部材である。
さらに、図示していないが、第1の鋼板5,6および第2の鋼板7,8の一方または双方に部分的に重ね合わされて溶接される第3の鋼板をさらに有してもよい。第3の鋼板にも、第1の鋼板5,6および第2の鋼板7,8の一方または双方との重ね合わせ部が存在し、この重ね合わせ部の少なくとも一部に曲げ部が存在する場合には、この曲げ部についても、後述する曲げ部2,4と同様に本発明を適用すればよい。
第1の鋼板5,6、第2の鋼板7,8の化学組成は、焼入れ鋼として用いられる一般的な組成であればよく、特定の化学組成には限定されない。ホットスタンプに用いられる鋼板の化学組成として一般的な化学組成、すなわち、C:0.1〜0.5%、Si:0.5%以下、Mn:0.5〜3.0%、P:0.02%以下、S:0.05%以下、Cr:2.0%以下、B:0.0005〜0.004%、残部Feおよび不純物が例示される。なお、以降の説明では、化学組成を示す「%」は「質量%」を意味する。
ホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10は、第1の鋼板5,6および第2の鋼板7,8の重ね合わせ部の少なくとも一部により形成される曲げ部2,4を有しており、重ね合わせホットスタンプ成形体1,3の成形素材である。
溶接を行われる前の第1の鋼板5,6および第2の鋼板7,8のうちで、曲げ部2,4の内側に位置する鋼板である内板7,6における、曲げ部2,4の外側に位置する鋼板である外板5,8との少なくとも曲げ部2,4での接合面7a,6aに成形される部分には、アルミニウム系めっき皮膜が形成されている。
内板7,6は、アルミニウム系めっき皮膜を片面または両面に有するアルミニウム系めっき鋼板であることが望ましく、アルミニウム系めっき皮膜は、純アルミニウムめっき皮膜またはSiを15質量%以下含有するSi含有アルミニウムめっき皮膜であることがさらに望ましく、これらに例えばMg等の、防錆等の他の目的のために他の元素を含有したものや、それらに必要に応じて、後処理を施したものでもよい。
また、外板5,8は、亜鉛系めっき皮膜を片面または両面に有する亜鉛系めっき鋼板であることが望ましく、亜鉛系めっき皮膜は、溶融亜鉛めっき皮膜、合金化溶融亜鉛めっき皮膜の他に、Zn以外にAlやMgやSiなど合計で60%以下含み残部が40%以上のZnを含むめっき皮膜であればよい。
また、亜鉛系めっき皮膜は電気亜鉛めっき系の皮膜であってもよく、電気亜鉛めっき皮膜、電気Zn−Fe合金めっき皮膜、電気Zn−Ni合金めっき皮膜等の、Znを主成分として含有するものを含み、さらに、それらに必要に応じて後処理などを行ったものでもよい。
めっきの目付量も特に限定はしないが、片面あたり、亜鉛系めっき鋼板の場合、10〜90g/m、アルミニウム系めっき鋼板の場合、20〜100g/mの範囲が一般的である。
外板5,8は他の鋼材との溶接予定部、特にスポット溶接予定部を有するとともに、内板は他の鋼材との溶接予定部、特にスポット溶接予定部を有さないことが望ましい。すなわち、重ね合わせホットスタンプ成形体1,3を自動車の車体の構成部材として用いる場合には、外板5,8を介して自動車の車体の他の構成部材とスポット溶接するとともに、内板7,6は他の構成部材との溶接に用いないことが望ましい。これにより、他のボディー構成部材とのスポット溶接性(例えば連続打点性)を良好に維持することができる。
このためには、重ねあわせに用いる2枚の鋼板5,7または6,8のうち、図2ではなく図1に示すように、外板5を内板7よりも大きく設定することによって、自動車の車体の他の構成部材とのスポット溶接性を確保することが望ましい。
また、ホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10を作成する際に複数の鋼板を接合させる際の溶接や、作成した重ね合わせホットスタンプ成形体1,3を他のボディー部品と接合する際の溶接方法は、スポット溶接の他、レーザー溶接などの他の溶接方法でも同様な効果が得られる。
2.ホットスタンプ成形体1,3の製造方法
本発明に係る製造方法では、図1および図2に示すように、上述のホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10をホットスタンプ成形することにより、第1の鋼板5,6および第2の鋼板7,8の重ね合わせ部の少なくとも一部により形成される曲げ部2,4を有する重ね合わせホットスタンプ成形体1,3を製造する。
本発明では、外板5,8に亜鉛系めっき鋼板を用いるため、自動車の車体の他の構成部材と溶接性(特に、連続打点性等のスポット溶接性)を良好に維持できる。
さらに、本発明では、第1の鋼板5,6および第2の鋼板7,8の重ね合わせ部の外側は大気に開放されているので、亜鉛は酸化や蒸発により十分に消費され、液体金属脆性は発生し難いとともに、曲げ部2,4の内側に位置する鋼板である内板7,6における、曲げ部2,4の外側に位置する鋼板である外板5,8との少なくとも曲げ部2,4での接合面7a,6aに成形される部分には、アルミニウム系めっき皮膜が形成されるため、重ね合わせ面側では多少の亜鉛は残留するものの、曲げ部2,4の内側となるので、液体金属脆性を発生しない。
このように、内板7,6にアルミニウム系めっき鋼板を用いることで、重ね面側の曲げ外で発生し易い液体金属脆性を抑制でき、内板7,6をホットスタンプ前に予め外板5,8と溶接しておくことにより、重ね合わせホットスタンプ成形体1,3を自動車の車体の他の構成部材と接合する際にも、内板7,6を他の構成部材とスポット溶接する必要がないので、他の構成部材との溶接性も問題ない。
このように、ホットスタンプ用重ね合わせブランク9,10は、構造的に液体金属脆性を生じ易い外板5,8に、めっきとしては液体金属脆性を生じ易いものの溶接性に優れる亜鉛系めっき鋼板を用いてそれを車体の構成部材に溶接するとともに、構造的には液体金属脆性を生じ易いものの自動車の車体へ溶接しない内板7,6に、溶接性は不芳であるものの液体金属脆性を生じ難いアルミニウム系めっきを用いるため、耐液体金属脆性および溶接性がいずれも優れることから、自動車の車体の構成部材用として好適な重ね合わせホットスタンプ成形体1,3を提供することができる。
板厚:1.6mmおよび化学組成:C:0.21%,Si:0.03%,Mn:1.3%,P:0.01%,S:0.007%,Cr:0.2%,Ti:0.02%,B:0.003%,残部Feおよび不可避的不純物であるホットスタンプ用鋼板に、それぞれ、溶融亜鉛めっき、合金化溶融亜鉛めっき、電気亜鉛めっき、10%Siアルミニウムめっきを施した。めっきの目付量(表面/裏面で表記)は、溶融亜鉛めっき鋼板では51/52g/mであり、合金化溶融亜鉛めっき鋼板では57/56g/mであり、電気亜鉛めっき鋼板では43/44g/mであり、10%Siアルミニウムめっき鋼板では53/55g/mである。
これらの鋼板を表1に示す種々の組み合わせで補強材の端部を溶接して、ホットスタンプ用重ね合わせブランクを作成した。その後、これらのホットスタンプ用重ね合わせブランクを900℃に加熱したガス炉に装入して6分間加熱し、ガス炉から抽出して一枚部が700℃に低下した時点で、冷却水の配管を内蔵した冷却金型を用いてハット型の横断面形状にプレス成形して、重ね合わせホットスタンプ成形体を作成した。
その後、加熱前に施した溶接点を除去して、重ね合わせホットスタンプ成形体を構成する外板および内板を分離し、外板および内板それぞれの材料での液体金属脆性による割れの発生の有無を観察した。
さらに、外板および内板のうちでボディーに組み付けることになる大きいほうの鋼板については、溶接試験を行なって連続打点性を評価した。連続打点性が300点以上のものを合格(○)とし、それ未満のものを不合格(×)とした。その結果を表1にまとめて示す。
Figure 0006451327
本発明例である番号9,13,15,17により示すように、外板に亜鉛系めっき鋼板を用い、かつ内板にアルミニウム系めっき鋼板を用いることにより、液体金属脆性の発生が無く、かつボディーとの溶接性に優れた重ね合わせホットスタンプ成形体を得られる。
比較例である番号7,8により示すように、外板にアルミニウム系めっき鋼板を用い、かつ内板にアルミニウム系めっき鋼板を用いることにより、液体金属脆性の発生が無いものの、ボディーとの溶接性が番号9,13,15,17よりも劣る重ね合わせホットスタンプ成形体となる。
番号10,14,16により示すように、外板に亜鉛系めっき鋼板を用い、かつ内板にアルミニウム系めっき鋼板を用い、内板とボディーを溶接することにより、液体金属脆性の発生は無いものの、ボディーとの溶接性が番号9,13,15よりも劣る重ね合わせホットスタンプ成形体となる。
さらに、比較例である番号1〜6,11,12では、内板に液体金属脆性による亀裂が発生した。
1 重ね合わせホットスタンプ成形体
2 曲げ部
5 第1の鋼板(外板)
7 第2の鋼板(内板)
7a 外板との少なくとも曲げ部での接合面
9 ホットスタンプ用重ね合わせブランク

Claims (12)

  1. ブランクである第1の鋼板と、該第1の鋼板に部分的に重ね合わされて溶接される少なくとも一枚の第2の鋼板と備え、かつ、前記第1の鋼板および前記第2の鋼板の重ね合わせ部の少なくとも一部により形成される曲げ部を有する重ね合わせホットスタンプ成形体の素材であるホットスタンプ用重ね合わせブランクにおいて、
    前記溶接を行われる前の前記第1の鋼板および前記第2の鋼板のうちで、前記曲げ部となる内側に位置する鋼板を内板と称し、前記曲げ部の外側に位置する鋼板を外板と称した場合に、
    前記外板は、溶融亜鉛めっき皮膜、合金化溶融亜鉛めっき皮膜、電気亜鉛めっき皮膜、Zn−Fe電気めっき皮膜またはZn−Ni電気めっき皮膜を片面または両面に有する亜鉛系めっき鋼板であり、
    前記内板と前記外板が向かい合う側の前記内板表面で、かつ少なくとも当該曲げ部が成形される部分にアルミニウム系めっき皮膜を有すること
    を特徴とするホットスタンプ用重ね合わせブランク。
  2. 前記内板は、前記アルミニウム系めっき皮膜を片面または両面に有するアルミニウム系めっき鋼板である請求項1に記載されたホットスタンプ用重ね合わせブランク。
  3. 前記アルミニウム系めっき皮膜は、純アルミニウムめっき皮膜またはSi含有アルミニウムめっき皮膜である請求項1または請求項2に記載されたホットスタンプ用重ね合わせブランク。
  4. 前記外板は他の鋼材との溶接予定部を有するとともに、前記内板は他の鋼材との溶接予定部を有さない請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載されたホットスタンプ用重ね合わせブランク。
  5. 前記重ね合わせホットスタンプ成形体は、自動車車体構成部材用ホットスタンプ成形体である請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載されたホットスタンプ用重ね合わせブランク。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載されたホットスタンプ用重ね合わせブランクをホットスタンプ成形することにより、前記曲げ部を有する重ね合わせホットスタンプ成形体を製造することを特徴とする重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法。
  7. 第1の鋼板と、該第1の鋼板に部分的に重ね合わされて溶接される少なくとも一枚の第2の鋼板(補強部材)からホットスタンプにより成形され、
    かつ、前記第1の鋼板および前記第2の鋼板の重ね合わせ部の少なくとも一部により形成される曲げ部を有し、
    前記溶接を行われる前の前記第1の鋼板および前記第2の鋼板のうちで、前記曲げ部となる内側に位置する鋼板を内板と称し、前記曲げ部の外側に位置する鋼板を外板と称した場合に、
    前記外板は、溶融亜鉛めっき皮膜、合金化溶融亜鉛めっき皮膜、電気亜鉛めっき皮膜、Zn−Fe電気めっき皮膜またはZn−Ni電気めっき皮膜を片面または両面に有する亜鉛系めっき鋼板であり、
    前記内板と前記外板が向かい合う側の前記内板表面で、かつ少なくとも当該曲げ部が成形される部分にアルミニウム系めっき皮膜が施されていることを特徴とする重ね合わせホットスタンプ成形体。
  8. 前記内板は、前記アルミニウム系めっき皮膜を片面または両面に有するアルミニウム系めっき鋼板である請求項7に記載された重ね合わせホットスタンプ成形体。
  9. 前記アルミニウム系めっき皮膜は、純アルミニウムめっき皮膜またはSi含有アルミニウムめっき皮膜である請求項7または請求項8に記載された重ね合わせホットスタンプ成形体。
  10. 前記外板は他の鋼材との溶接予定部を有するとともに、前記内板は他の鋼材との溶接予定部を有さない請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載された重ね合わせホットスタンプ成形体。
  11. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載されたホットスタンプ用重ね合わせブランクを用いてホットスタンプされた重ね合わせホットスタンプ成形体。
  12. 自動車車体構成部材用ホットスタンプ成形体である請求項7から請求項11までのいずれか1項に記載された重ね合わせホットスタンプ成形体。
JP2015002488A 2015-01-08 2015-01-08 ホットスタンプ用重ね合わせブランクと、重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法、および重ね合わせホットスタンプ成形体 Active JP6451327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002488A JP6451327B2 (ja) 2015-01-08 2015-01-08 ホットスタンプ用重ね合わせブランクと、重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法、および重ね合わせホットスタンプ成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002488A JP6451327B2 (ja) 2015-01-08 2015-01-08 ホットスタンプ用重ね合わせブランクと、重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法、および重ね合わせホットスタンプ成形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016124029A JP2016124029A (ja) 2016-07-11
JP6451327B2 true JP6451327B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=56357341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015002488A Active JP6451327B2 (ja) 2015-01-08 2015-01-08 ホットスタンプ用重ね合わせブランクと、重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法、および重ね合わせホットスタンプ成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6451327B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102209607B1 (ko) * 2019-11-13 2021-01-28 주식회사 포스코 냉간 성형용 강화부재 및 이를 이용해 제조된 부품
WO2021172379A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 日本製鉄株式会社 重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法及び重ね合わせホットスタンプ成形体

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3485995B1 (en) * 2016-07-13 2022-05-04 Nippon Steel Corporation Hot-stamp molded product, automobile member, and method for producing hot-stamp molded product
CN110582359B (zh) * 2018-04-06 2020-12-29 日本制铁株式会社 热冲压用重叠坯料、重叠热冲压成型体的制造方法以及重叠热冲压成型体
KR102374427B1 (ko) * 2018-10-31 2022-03-15 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 부재 및 차량 골격
KR102262703B1 (ko) 2018-10-31 2021-06-10 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 자동차 골격 부재
MX2020011829A (es) * 2018-10-31 2021-01-15 Nippon Steel Corp Miembro de bastidor del automovil.
JP7063930B2 (ja) 2020-03-13 2022-05-09 フタバ産業株式会社 成形品の製造方法及び成形品
WO2023210072A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 日本製鉄株式会社 接合体
JP7332978B1 (ja) * 2022-04-28 2023-08-24 日本製鉄株式会社 接合体

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4555498B2 (ja) * 2000-04-11 2010-09-29 新日本製鐵株式会社 スポット溶接性に優れた溶融亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板とその製造方法
JP4329639B2 (ja) * 2004-07-23 2009-09-09 住友金属工業株式会社 耐液体金属脆性に優れた熱処理用鋼板
JP2011088484A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Toyota Motor Corp 車両用骨格部材及びその製造方法
JP5463906B2 (ja) * 2009-12-28 2014-04-09 新日鐵住金株式会社 ホットスタンプ用鋼板及びその製造方法
JP5817479B2 (ja) * 2011-03-10 2015-11-18 Jfeスチール株式会社 熱間プレス部材の製造方法
JP5811905B2 (ja) * 2012-03-12 2015-11-11 新日鐵住金株式会社 重ね合わせ熱間プレス部材及びその製造方法
JP2014124673A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Daihatsu Motor Co Ltd ダイクエンチ加工品の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102209607B1 (ko) * 2019-11-13 2021-01-28 주식회사 포스코 냉간 성형용 강화부재 및 이를 이용해 제조된 부품
WO2021096229A1 (ko) * 2019-11-13 2021-05-20 주식회사 포스코 냉간 성형용 강화부재 및 이를 이용해 제조된 부품
WO2021172379A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 日本製鉄株式会社 重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法及び重ね合わせホットスタンプ成形体
JPWO2021172379A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02
JP7226644B2 (ja) 2020-02-26 2023-02-21 日本製鉄株式会社 重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法及び重ね合わせホットスタンプ成形体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016124029A (ja) 2016-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6451327B2 (ja) ホットスタンプ用重ね合わせブランクと、重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法、および重ね合わせホットスタンプ成形体
JP4303629B2 (ja) 異種材料の抵抗溶接方法、アルミニウム合金材および異種材料の抵抗溶接部材
JP5811905B2 (ja) 重ね合わせ熱間プレス部材及びその製造方法
TWI725454B (zh) 鋼板、拼焊毛胚、熱壓製成形品、鋼管、中空狀淬火成形品及鋼板之製造方法
JPWO2019194308A1 (ja) ホットスタンプ用重ね合わせブランク、重ね合わせホットスタンプ成形体の製造方法、及び、重ね合わせホットスタンプ成形体
JP4889224B2 (ja) テーラードブランク材の製造方法
JP2008105087A (ja) 鉄部材とアルミニウム部材の接合方法及び鉄−アルミニウム接合体
JP6750762B1 (ja) スポット溶接部材
TWI642506B (zh) Point welding method
JPWO2014163203A1 (ja) 自動車用構造部材、及びその製造方法
CN108025387B (zh) 点焊方法
JP6635235B1 (ja) 重ねレーザ溶接継手、重ねレーザ溶接継手の製造方法および自動車用骨格部品
WO2018159764A1 (ja) 抵抗スポット溶接方法
JP2021091928A (ja) 鋼材、ブランク、及びホットスタンプ部材の製造方法
WO2020152789A1 (ja) 鋼板、突合せ溶接部材、熱間プレス成形品、鋼管、中空状焼入れ成形品、および鋼板の製造方法
JP5187833B2 (ja) 亜鉛系合金めっき鋼材の溶接方法
JP7536097B2 (ja) 当該プレコート鋼板から製造された溶接鋼部品の溶接金属ゾーンの機械的強度を高めるための追加コーティングを備えるプレコート鋼板
JP2011125889A (ja) 異材接合継手および異材接合方法
JP7464815B2 (ja) 鋼部品及びその製造方法
JP6671846B2 (ja) テーラードブランク熱間プレス部材
JP4850570B2 (ja) 突合せ溶接金属板
JP2007247024A (ja) アルミニウム系材料とのロウ付け接合用鋼板、その鋼板を用いた接合方法および接合継手
JP7477059B1 (ja) 溶接部材およびその製造方法
JP7485242B1 (ja) 溶接部材およびその製造方法
JP6601598B1 (ja) 鋼板、テーラードブランク、熱間プレス成形品の製造方法、鋼管、及び中空状焼入れ成形品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181126

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6451327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350