JP6450959B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源装置から射出された光を画像情報に応じて光変調装置で変調し、変調された光を、投写レンズを介して投写面に投写するプロジェクターが知られている。
特許文献1では、冷却ファンの回転速度を制御して光源と光変調装置とを冷却する通常モードと、プロジェクターの起動後の外装筐体内の温度に基づき、通常モードにおける冷却ファンの回転速度とは異なるように回転速度を制御する補助モードと、を有する制御部を備えたプロジェクターが開示されている。この構成により、光源の温度上昇によりプロジェクターの構成部材が膨張することで、投写位置が移動することに対し、補助モードにより筐体内部を素早く平衡状態として、投写位置の調整作業時間を短縮している。
図7は、従来のプロジェクター9の概略構成を模式的に示す断面図であり、図7(a)は、投写開始直後の状態を示す図であり、図7(b)は、投写中の状態を示す図である。
図7に示すように、従来のプロジェクター9は、光源装置901を含む光学系を有する照明部90と、光変調装置911を含む光学系を有する画像形成部91と、投写レンズ921を含む光学系を有する投写部92とを備えて構成されていた。そして、画像形成部91は投写部92に結合され、画像形成部91を結合した投写部92は、照明部90と結合されていた。そして、照明部90は、照明部90の外周全体にわたって形成された複数の固定部902により、プロジェクター9の外装を構成する外装筐体93に直接的に、または介在部材を介して間接的に固定されていた。また、プロジェクター9を机上面に載置するための脚部94は、この外装筐体93に固定されていた。なお、外装筐体93は合成樹脂部材で形成されていた。
一般に、プロジェクターは、電源や光源装置などの発熱源を有して構成されている。そして、光源装置を点灯させて投写を開始すると、プロジェクターを構成する各構成部材の温度は、プロジェクターが設置される環境温度を開始温度として、徐々に上昇する。なお、各構成部材は、合成樹脂を主な材料として形成されており、温度変化により、膨張/収縮し、また弾性率も変化する。
図7(a)に示すように、投写開始直後のプロジェクター9では、各構成部材が環境温度であり、各構成部材の変形等も発生せずに、各構成部材の位置を維持している。この状態では、スクリーン(図示省略)に設定した投写位置に正確に画像(変調された光)が投写される。
特開2013−88743号公報
しかし、図7(b)に示すように、従来の構成では、投写開始から時間が経過すると、プロジェクター9の各構成部材は温度上昇し、膨張することに加えて弾性率が変化して変形する。詳細には、プロジェクター9は、温度上昇により、照明部90、画像形成部91、投写部92が膨張し、また弾性率が低下する。なお、照明部90は、外装筐体93に固定される固定部902で規制(拘束)されながら変形する。また、画像形成部91および投写部92は、この変形する照明部90に固定(拘束)されながら変形する。この場合、画像形成部91および投写部92は、自重等も含め、下方向(プロジェクター9が設置される机上面側)を向くように変形するという課題があった。これにより、投写面に投写された画像(投写画像)の位置が所定の位置からズレる(投写位置がズレる)という課題があった。
また、プロジェクター9は、外装筐体93に脚部94が固定されて設置されている。このため、温度上昇により、外装筐体93が膨張し、また弾性率が低下した場合、脚部94に対して外装筐体93が変形する。これにより、外装筐体93に固定(拘束)される照明部90の位置も変化し、照明部90に固定(拘束)される画像形成部91および投写部92の位置がさらに変化してしまうという課題があった。これにより、さらに、投写された画像の位置が所定の位置からズレる(投写位置がズレる)という課題があった。
従って、温度変化に対して、投写位置のズレを抑制するプロジェクターが要望されていた。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源装置から射出された光を画像情報に応じて光変調装置で変調し、変調された光を、投写レンズを介して投写面に投写するプロジェクターであって、光源装置を含む光学系を有する照明部と、光変調装置を含む光学系を有する画像形成部と、投写レンズを含む光学系を有する投写部と、照明部と、画像形成部を結合した投写部とを設置するベースフレームと、を備え、照明部と投写部との間には隙間を有していることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、照明部と、画像形成部を結合した投写部とが構造的に切り離されてベースフレームに設置され、設置された照明部と投写部との間には隙間を有することにより、照明部と投写部とは、温度変化によりそれぞれ変形しても、その変形を許容することができる。言い換えると、隙間を有することにより、膨張して互いに当接して押圧し合うことによる変形を防止することができる。従って、温度変化に対して、照明部と、画像形成部を結合した投写部との変形を許容することができることにより、投写位置のズレを抑制するプロジェクターを実現することができる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、プロジェクターを載置する際に使用する脚部を備え、脚部は、ベースフレームに対し、直接的、または金属部材である介在部材を介して間接的、に設置されていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、脚部は、ベースフレームに対し、直接的、または金属部材である介在部材を介して間接的、に設置されている。これにより、例えば、プロジェクターを机上面等に載置した場合、温度上昇しても、脚部に対するベースフレームの変形を抑制することができる。従って、ベースフレームに設置する照明部と、画像形成部を結合した投写部とに対する変形の影響を抑制できるため、投写位置のズレを抑制するプロジェクターを実現することができる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、プロジェクターを吊下げる際に使用する天吊用固定部を備え、天吊用固定部は、ベースフレームに対し、直接的、または金属部材である介在部材を介して間接的、に設置されていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、天吊用固定部は、ベースフレームに対し、直接的、または金属部材である介在部材を介して間接的、に設置されている。これにより、例えば、プロジェクターを天井面等に吊り下げた場合、温度上昇しても、天吊用固定部に対するベースフレームの変形を抑制することができる。従って、ベースフレームに設置する照明部と、画像形成部を結合した投写部とに対する変形の影響を低減できるため、投写位置のズレを抑制するプロジェクターを実現することができる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、ベースフレームは、金属部材で形成されていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、ベースフレームは、金属部材で形成されていることにより、ベースフレームの弾性率を高めると共に、弾性率の温度依存性を低下させることができるため、温度変化に対して変形し難くさせることができる。これにより、投写位置のズレを抑制することができる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、天吊用固定部は、金属部材で形成されていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、天吊用固定部は、金属部材で形成されていることにより、天吊用固定部の弾性率を高めると共に、弾性率の温度依存性を低下させることができるため、温度変化に対して変形し難くさせることができる。これにより、投写位置のズレを抑制することができる。
実施形態に係るプロジェクターの光学系の構成を模式的に示す図。 プロジェクターの構成部材を模式的に示す断面図。 構成部材の分解斜視図。 構成部材を組み立てた状態を示す斜視図。 構成部材を組み立てた状態を示す斜視図。 構成部材を上方向から見た平面図。 従来のプロジェクターの概略構成を模式的に示す断面図。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係るプロジェクター1の光学系800の構成を模式的に示す図である。図1を参照して、プロジェクター1の光学系800の構成と動作を説明する。
本実施形態のプロジェクター1は、光源装置810から射出された光を画像情報に応じて光変調装置としての液晶パネル851(851R,851G,851B)で変調し、変調された光(画像光)を、投写レンズ861を介して投写面(スクリーンSC等)に投写する電子機器である。なお、プロジェクター1には、前記動作を行うための光学系800が構成されている。
プロジェクター1は、上記の光学系800の他、プロジェクター1の全体の動作を統括制御する制御部(図示省略)、制御部等に電力を供給する電源部(図示省略)、およびプロジェクター1内部を冷却する冷却部(図示省略)等を備えている。
プロジェクター1の光学系800は、光源装置810、照明光学系820、色分離光学系830、電気光学系850、投写光学系860を備えて構成されている。
光源装置810は、本実施形態では、2つ(一対)で構成されている。一対の光源装置810は、それぞれ光源装置本体811と平行化レンズ814とを備え、同様に構成されている。光源装置本体811は、放電型の光源812と、リフレクター813とを備えている。一対の光源装置810は、それぞれの光源812の光軸Axが略一致し、一対の反射ミラー821を挟んで対向するように配置されている。そして、一対の光源装置810は、光源812から射出された光をリフレクター813で反射した後、平行化レンズ814によって射出方向を揃え、光軸Axに対して平行化して反射ミラー821に向けて射出する。なお、本実施形態の光源装置810は、超高圧水銀ランプを採用している。
照明光学系820は、一対の反射ミラー821、第1レンズアレイ822、第2レンズアレイ823、偏光変換素子824、重畳レンズ825を備えている。一対の反射ミラー821は、一対の光源装置810にそれぞれ対応して配置され、各光源装置810から射出された光を光軸Axに対して略直交する方向(第1レンズアレイ822の方向)に反射する。第1レンズアレイ822は、複数の小レンズがマトリクス状に配列されて構成されている。各小レンズは、光源装置810から射出され、反射ミラー821で反射された光を部分光に分割し、照明光軸OAに沿った方向に射出する。第2レンズアレイ823は、第1レンズアレイ822の小レンズから射出された部分光に対応して、小レンズがマトリクス状に配列されて構成されている。第2レンズアレイ823は、第1レンズアレイ822から射出された部分光をそれぞれ重畳レンズ825に向けて射出する。なお、照明光軸OAは、被照明領域側に射出される光の中心軸である。
偏光変換素子824は、第2レンズアレイ823から射出されたランダム偏光光となる各部分光を各液晶パネル851で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。偏光変換素子824によって略1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ825によって、各液晶パネル851の表面に略重畳され、被照明領域を均一な照度で照明する。
色分離光学系830は、ダイクロイックミラー831,832、反射ミラー833〜836、集光レンズ837(837R,837G,837B)を備えている。ダイクロイックミラー831は、赤色(R)光成分および緑色(G)光成分を透過させ、青色(B)光成分を反射する。ダイクロイックミラー832は、R光成分を透過させ、G光成分を反射する。
反射ミラー833は、ダイクロイックミラー831で反射したB光成分を反射し、反射したB光成分は反射ミラー834でさらに反射され、B光用の集光レンズ837Bに入射する。集光レンズ837Bに入射したB光は、平行化されてB光用の液晶パネル851Bの画像形成領域(被照明領域)に入射する。反射ミラー835は、ダイクロイックミラー832で反射したG光成分を反射し、G光用の集光レンズ837Gに入射する。集光レンズ837Gに入射したG光は、平行化されてG光用の液晶パネル851Gの画像形成領域(被照明領域)に入射する。反射ミラー836は、ダイクロイックミラー832で透過したR光成分を反射し、R光用の集光レンズ837Rに入射する。集光レンズ837Rに入射したR光は、平行化されてR光用の液晶パネル851Rの画像形成領域(被照明領域)に入射する。
なお、図示を省略したが、青色光の光路長が他の色光の光路長よりも長くなっているため、ダイクロイックミラー831と反射ミラー833との間、および、反射ミラー833と反射ミラー834との間には、リレーレンズが配置されており、光が発散して光の利用効率が低下することを防止している。
電気光学系850は、液晶パネル851(851R,851G,851B)、クロスダイクロイックプリズム852等を備えている。電気光学系850は、入射した色光を画像情報に応じて変調してカラーの画像光を形成するものである。
なお、図示を省略したが、各液晶パネル851の光の入射側には、それぞれ入射側偏光板が配置され、各液晶パネル851とクロスダイクロイックプリズム852との間には、それぞれ射出側偏光板が配置されている。なお、入射側偏光板、液晶パネル851および射出側偏光板によって、光変調装置が構成され、入射した各色光の光変調が行われる。
液晶パネル851は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入した透過型のパネルであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
クロスダイクロイックプリズム852は、色光毎に変調されて各射出側偏光板から射出された光学像を合成し、カラーの画像光を形成する。クロスダイクロイックプリズム852は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、光学多層膜が形成されている。これらの光学多層膜によって赤色光および青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。合成されたカラーの画像光は、投写レンズ861に射出される。
投写光学系860は、投写レンズ861を備えている。投写レンズ861は、複数のレンズを組み合わされて構成され、電気光学系850で変調されて合成された画像光を拡大して投写し、スクリーンSC等の投写面上に投写画像(カラー画像)を形成する。
図2は、プロジェクター1の構成部材を模式的に示す断面図である。図1、図2を参照して、プロジェクター1の構成を説明する。
プロジェクター1は、本実施形態の主な構成部材として、照明部10、画像形成部20、投写部30、ベースフレーム50、脚部40、天吊用フレーム60、天吊部材70を備えて構成されている。なお、プロジェクター1の外装を構成する外装筐体は図示を省略している。
照明部10は、図1、図2に模式的に示しているが、光学系800の光源装置810、照明光学系820、色分離光学系830を収容して構成される光学ユニットである。なお、照明部10は、これらの光学系を構成する各光学素子を所定の位置に収容する第1筐体11を備えている。
画像形成部20は、光学系800の電気光学系850を載置して構成される光学ユニットである。なお、画像形成部20は、電気光学系850を構成する各光学素子を所定の位置に載置する第2筐体21を備えている。
投写部30は、光学系800の投写光学系860を収容して構成される光学ユニットである。なお、投写部30は、投写光学系860(投写レンズ861)を構成する各光学素子(複数のレンズ)を所定の位置に収容する第3筐体31を備えている。
そして、画像形成部20は投写部30に結合されている。詳細には、本実施形態では、画像形成部20の第2筐体21が、投写部30の第3筐体31に、ネジSC1により設置(固定)されている。これにより、画像形成部20と投写部30とは結合されて一体に構成される。
ベースフレーム50は、照明部10と、画像形成部20を結合して一体となった投写部30とを、ネジSC2およびネジSC3により設置(固定)する部材である。詳細には、ベースフレーム50は、照明部10をネジSC2により固定し、投写部30をネジSC3により固定する。
また、プロジェクター1本体を机上面に載置する脚部40は、ベースフレーム50に直接的に設置(固定)されている。また、天吊部材70は、プロジェクター1本体を天井面に吊り下げる際に使用する天吊用固定部として構成されている。この天吊部材70は、ベースフレーム50に設置された天吊用フレーム60にネジにより設置(固定)される。
ベースフレーム50に固定された、照明部10と、画像形成部20を結合した投写部30とにおいて、照明部10と投写部30との間には、図1、図2に示すように、隙間Sが形成されている。詳細には、投写部30の第3筐体31と、この第3筐体31に相対する照明部10の第1筐体11との間に、隙間Sが形成されている。なお、画像形成部20の第2筐体21と、この第2筐体21に相対する照明部10の第1筐体11との間にも隙間Sが形成されている。
図3は、構成部材の分解斜視図である。なお、図3は、投写部30に相対した場合の右上方向から見た分解斜視図である。図4、図5は、構成部材を組み立てた状態を示す斜視図である。なお、図4は、投写部30に相対した場合の右上方向から見た斜視図であり、図5は、投写部30に相対した場合の左上方向から見た斜視図である。図6は、構成部材を上方向から見た平面図である。図3〜図6は、外装筐体や、照明部10の第1筐体11に収納される光学素子の図示を省略している。また、図6では、脚部40の図示も省略している。
図3〜図6を参照して、構成部材の構成および組み立て方法に関して説明する。
照明部10は、上述したように、光源装置810、照明光学系820、色分離光学系830を構成する各光学素子を収容する箱状の第1筐体11を備えている。また、第1筐体11は、カバー部材11A(図6参照)を備え、各光学素子を所定位置に収容した後、このカバー部材11Aをネジ固定して光学素子を覆う状態となる。また、第1筐体11には、ベースフレーム50に固定するための固定部111が第1筐体11の外周および内部に複数形成されている。
固定部111は、本実施形態では、図6に示すように、穴部を有して構成される固定部111A〜111Fと、図3に示すように、画像形成部20が位置する下側に穴部を有して構成される固定部111G,111Hとが形成され、合計8つの固定部111が形成されている。なお、固定部111は、ベースフレーム50にネジSC2(図4参照)により固定される。
また、第1筐体11は、画像形成部20(電気光学系850)を3方向から取り囲むように構成される空間領域112(図3参照)が形成されている。なお、この空間領域112を構成する第1筐体11の3方向の側面には、色分離光学系830を構成する各集光レンズ837(図1、図3参照)がそれぞれ設置されている。第1筐体11は、不飽和ポリエステル等の合成樹脂部材により形成されている。
画像形成部20は、上述したように、電気光学系850を構成する各光学素子を載置して固定する第2筐体21(図2、図3参照)を備えている。詳細には、第2筐体21には、クロスダイクロイックプリズム852が固定され、このクロスダイクロイックプリズム852の3方向の側面に、色光毎に、入射側偏光板、液晶パネル851、射出側偏光板が光学的な位置を調整されて接合されている。
第2筐体21には、後述する投写部30の第3筐体31に固定するための、穴部を有して構成される固定部(図示省略)が形成されている。この固定部は、第3筐体31にネジSC1(図2参照)により固定される。なお、第2筐体21は、マグネシウム合金等の金属を用いたダイキャストにより形成され、弾性率を高めると共に、弾性率の温度依存性を低下させることができることにより、剛性を向上させ、温度変化に対して変形し難くさせている。
投写部30は、上述したように、投写光学系860を内部に収容した第3筐体31を備えている。第3筐体31は、詳細には、投写レンズ861を収容する円筒状のレンズ用筐体311と、レンズ用筐体311を保持し、レンズ用筐体311をシフトして投写位置を調整する移動可能な概矩形状の移動用筐体312と、移動用筐体312を移動可能に保持し、ベースフレーム50に固定する概矩形状の固定用筐体313とで構成されている。
固定用筐体313には、図3〜図6に示すように、ベースフレーム50に固定するための固定部314が複数形成されている。本実施形態では、固定部314は、穴部を有して構成される固定部314A〜314Dが形成されている。なお、固定部314は、ベースフレーム50にネジSC3により固定される。
第3筐体31は、レンズ用筐体311が合成樹脂部材を用いた射出成形により形成される。また、移動用筐体312、固定用筐体313がマグネシウム合金等の金属を用いたダイキャストにより形成される。
また、固定用筐体313には、上述した画像形成部20(第2筐体21)に相対する面部に、第2筐体21の固定部を固定する固定受け部(図示省略)が形成されている。詳細には、固定受け部はネジ穴(図示省略)を有して構成されている。固定用筐体313の固定受け部に、画像形成部20の第2筐体21の固定部をネジSC1(図2参照)により固定することで、画像形成部20が投写部30に結合される。
ベースフレーム50は、各構成部材を設置(固定)するベースとなる部材である。ベースフレーム50は、照明部10と、投写部30と、脚部40と、天吊部材70を固定する天吊用フレーム60と、を固定する。また、ベースフレーム50は、図示省略する外装筐体も固定する構成となっている。なお、外装筐体の材料は合成樹脂や金属材料などである。
ベースフレーム50は、上記構成部材を固定するために必要最小限の平面形状を有して概板状に構成されている。詳細には、ベースフレーム50は、照明部10の第1筐体11を固定する領域となる照明部用領域51と、投写部30の第3筐体31(固定用筐体313)を固定する領域となる投写部用領域52と、平面視矩形状のプロジェクター1の前側および後側の中央からコーナー部となるそれぞれ2方向(左右方向)に延びて形成され、脚部40を固定する領域となる脚部用領域53と、で概略構成されている。なお、脚部用領域53は、天吊部材70を固定するための天吊用フレーム60も固定する領域となる。
ベースフレーム50は、マグネシウム合金等の金属を用いたダイキャストにより形成され、弾性率を高めると共に、弾性率の温度依存性を低下させることができることにより、剛性を向上させ、温度変化に対して変形し難くさせている。
ベースフレーム50の照明部用領域51には、図3に示すように、第1筐体11の固定部111A〜111Hに対応して、ネジ穴で構成される固定受け部511A〜511Hが形成されている。
以降では、各構成部材の構成の説明に併せて、ベースフレーム50への各構成部材の組み立て方(固定の仕方)を適宜説明する。
ベースフレーム50は、他の構成部材を固定する前工程として、外装筐体を構成する下側筐体(図示省略)をベースフレーム50の下面側にネジ固定する。
ベースフレーム50への照明部10の組み立ては、下側筐体に固定したベースフレーム50の照明部用領域51に、照明部10の第1筐体11を載置した後、ネジSC2を、第1筐体11の固定部111A〜111Hに挿入して、固定受け部511A〜511Hのネジ穴に螺合させることで行われる。
ベースフレーム50の投写部用領域52には、図3に示すように、第3筐体31(固定用筐体313)の固定部314A〜314Dに対応して、ネジ穴で構成される固定受け部521A〜521Dが形成されている。
なお、ベースフレーム50への投写部30(画像形成部20が結合されている状態)の組み立ては、ベースフレーム50に照明部10を固定した後に行われる。最初に、ベースフレーム50に固定された照明部10の空間領域112に、画像形成部20を上方から挿入し、併せて第3筐体31(固定用筐体313)の固定部314を、ベースフレーム50の投写部用領域52に載置する。その後、ネジSC3を、固定用筐体313の固定部314A〜314Dに挿入して、固定受け部521A〜521Dのネジ穴に螺合させることで行われる。
ここで、ベースフレーム50への照明部10と投写部30との設置は、図1、図2に示す隙間Sを確保した状態で設置される。なお、図1、図2に示す隙間Sは、概念を示しており、一様の隙間Sが投写方向に直線状に設けられているわけではない。実際には、隙間Sを設ける位置は、照明部10(第1筐体11)と投写部30(第3筐体31)とが接近する複数の箇所で、それぞれの形状に合わせて設けられている。そして、隙間Sは、投写方向にのみ設置するだけでなく、構成部材が変形する方向に合わせて設置している。なお、投写部30に設置した画像形成部20(第2筐体21)と、照明部10(第1筐体11)との隙間Sも確保されている。
また、隙間Sの量は、プロジェクター1の使用温度範囲内での各構成部材の膨張や弾性率の変化による変形量を考慮し、照明部10(第1筐体11)と投写部30(第3筐体31)とが変形しても、互いに接触しない、言い換えると、当接して押圧し合わない隙間量となるように、各設置位置で隙間量を調整している。なお、投写部30に設置した画像形成部20(第2筐体21)と、照明部10(第1筐体11)との隙間量も確保されている。
脚部40は、プロジェクター1本体を机上面等に載置する部材であり、ベースフレーム50に固定される。本実施形態の脚部40は、平面視矩形状のプロジェクター1の4つのコーナー部に対応して、4つ設置されている。脚部40は、図3に示すように、机上面等に載置する脚本体41と、固定用に用いるネジ部42とで構成されている。
ここで、ベースフレーム50のそれぞれの脚部用領域53の端部には、図3に示すように、脚部40を固定するためのネジ穴を有して構成される固定受け部531が形成されている。また、ベースフレーム50に固定される下側筐体には、固定受け部531に有する脚部40を固定するためのネジ穴に対応して穴部が形成されている。
そして、ベースフレーム50への脚部40の組み立ては、この下側筐体の下面側から、下側筐体に有する穴部に脚部40のネジ部42を挿通させ、ベースフレーム50の固定受け部531のネジ穴に対し、脚部40のネジ部42を螺合させることにより行われる。なお、脚部40をベースフレーム50に固定した場合、脚部40(脚本体41)が下側筐体の面を押圧することはない。
天吊用フレーム60は、天吊部材70をベースフレーム50に固定する際に用いる介在部材として構成される部材である。天吊用フレーム60は、ベースフレーム50の4つの脚部用領域53の各端部(脚部40を固定する反対側)に立設して固定される。天吊用フレーム60は、4つの脚部用領域53の各端部に対応させて、4つの部材で構成される。
天吊用フレーム60は、詳細形状はそれぞれ異なるが、4つとも金属部材の曲げ加工により概ね柱状に形成され、弾性率を高めると共に、弾性率の温度依存性を低下させることができることにより、剛性を向上させ、温度変化に対して変形し難くさせている。なお、本実施形態では、金属部材として、鉄鋼板(冷間圧延鋼板)を用いている。
天吊用フレーム60は、詳細には、それぞれ天吊用フレーム本体61と、天吊用フレーム本体61の一方の端部に形成されてベースフレーム50に固定するための穴部を有して構成されるベース側固定部62と、天吊用フレーム本体61の他方の端部に形成されて天吊部材70と固定するためのネジ穴を有して構成される天吊側固定部63とで構成されている。
ここで、ベースフレーム50のそれぞれの脚部用領域53の端部には、図3に示すように、天吊用フレーム60を固定するためのネジ穴を有して構成される固定受け部532が形成されている。そして、ベースフレーム50への天吊用フレーム60の組み立ては、ベースフレーム50の脚部用領域53の上面に天吊用フレーム60のベース側固定部62を載置した後、ネジ(図示省略)を、ベース側固定部62の穴部に挿入して、固定受け部532のネジ穴に螺合させることで行われる。
天吊部材70は、プロジェクター1本体を天井に固定する際に用いる部材である。天吊部材70は、2つで構成されており、それぞれ金属部材の曲げ加工により略同形状に形成され、弾性率を高めると共に、弾性率の温度依存性を低下させることができることにより、剛性を向上させ、温度変化に対して変形し難くさせている。なお、本実施形態では、金属部材として、鉄鋼板(冷間圧延鋼板)を用いている。
天吊部材70は、天吊部材本体71と、天吊部材本体71の両端部に形成される天吊部材固定部72とで構成される。両端部に形成される天吊部材固定部72は、両端部で略同形状に形成されている。なお、天吊部材固定部72は、天吊用フレーム60に固定するための穴部を有して構成されている。
天吊部材70は、ベースフレーム50に固定した天吊用フレーム60に対して、それぞれ投写方向に平行となるように固定される。このため、1つの天吊部材70は、投写方向に平行となる2つの天吊用フレーム60のそれぞれの天吊側固定部63に固定される。詳細には、1つの天吊部材70の両端部の天吊部材固定部72と、2つの天吊用フレーム60のそれぞれの天吊側固定部63とを固定する。
なお、天吊部材70を天吊用フレーム60に固定する場合、本実施形態では、図示省略する外装筐体を構成する上側筐体(図示省略)を、天吊部材70と天吊用フレーム60との間に介在させている。詳細には、上側筐体は、天吊部材70の天吊部材固定部72と、天吊用フレーム60の天吊側固定部63との間に介在させている。また、上側筐体の介在する領域には、天吊部材固定部72に有する穴部に対応して同様に穴部が形成されている。
天吊用フレーム60への天吊部材70の組み立ては、ベースフレーム50に天吊用フレーム60を固定した後で行われる。また、ベースフレーム50に固定される下側筐体の内部に、制御部(図示省略)、電源部(図示省略)、冷却部(図示省略)等の構成部材を設置した後の、いわゆる最終工程として行われる。
そして、ベースフレーム50に天吊用フレーム60を固定した後、4つの天吊用フレーム60の天吊側固定部63に上側筐体を載置する。そして、上側筐体に有する穴部に、天吊部材70の天吊部材固定部72が相対するように、天吊部材70を載置する。次に、ネジ(図示省略)を天吊部材固定部72の有する穴部に挿通することで、上側筐体の有する穴部も挿通させ、天吊用フレーム60の天吊側固定部63のネジ穴に螺合させることにより行われる。
これにより、上側筐体は、天吊用フレーム60と天吊部材70とにより、共締めされた状態となる。言い換えると、天吊部材70は、ベースフレーム50に対し、天吊用フレーム60と上側筐体との介在部材により間接的に固定される。
また、天吊部材70は、外装筐体(上側筐体)から露出する部材(外観部材)となるため、天吊部材70を固定した後、天吊部材70を覆う図示省略する合成樹脂製の天吊用カバーを、天吊部材本体71にネジ(図示省略)により固定する。
以上により、プロジェクター1が組み立てられる。
なお、プロジェクター1を天井に設置(天吊り設置)する方法に関して説明する。
本実施形態では、プロジェクター1に設置される天吊部材70を用いて天吊り設置される。詳細には、天井にアンカーボルト(図示省略)等により固定された天吊り装置(図示省略)を構成する固定金具(図示省略)により、2つの天吊部材70をそれぞれ挟み込む形態で保持固定する。これにより、プロジェクター1が天井に設置(天吊り設置)される。
本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態のプロジェクター1において、照明部10と、画像形成部20を結合した投写部30とが構造的に切り離されてベースフレーム50に設置され、設置された照明部10と投写部30との間には隙間Sを有している。これにより、照明部10と投写部30とは、温度変化によりそれぞれ変形しても、その変形量を許容することができる。言い換えると、隙間Sを有することにより、膨張して互いに当接して押圧し合うことによる変形を許容することができる。従って、従来のように、温度上昇による変形で、投写部30が下方向を向くことを防止できる。なお、温度変化に対して、照明部10と、画像形成部20を結合した投写部30との変形を許容できることにより、投写位置のズレを抑制するプロジェクター1を実現することができる。
本実施形態のプロジェクター1において、脚部40は、ベースフレーム50に対し、直接的に設置されている。これにより、プロジェクター1を机上面等に載置した場合、温度上昇しても、脚部40に対するベースフレーム50の変形を抑制することができる。従って、ベースフレーム50に設置する照明部10と、画像形成部20を結合した投写部30とに対する変形の影響を抑制できるため、投写位置のズレを抑制するプロジェクター1を実現することができる。
本実施形態のプロジェクター1において、天吊用固定部としての天吊部材70は、ベースフレーム50に対し、介在部材(天吊用フレーム60および上側筐体)を介して間接的、に設置されている。また、本実施形態では、天吊部材70は、上側筐体を介するものの、天吊用フレーム60とネジにより固定されている。これにより、プロジェクター1を天井面に吊り下げて設置した場合、温度上昇しても、天吊部材70に対するベースフレーム50の変形を抑制することができる。従って、ベースフレーム50に設置する照明部10と、画像形成部20を結合した投写部30とに対する変形の影響を低減できるため、投写位置のズレを抑制するプロジェクター1を実現することができる。
本実施形態のプロジェクター1において、ベースフレーム50は、金属部材(マグネシウム合金)で形成されていることにより、ベースフレーム50の弾性率を高めると共に、弾性率の温度依存性を低下させることができるため、温度変化に対して変形し難くさせることができる。これにより、投写位置のズレを抑制することができる。
本実施形態のプロジェクター1において、天吊部材70(天吊用固定部)および天吊用フレーム60(介在部材)は、金属部材(鉄鋼板:冷間圧延鋼板)で形成されていることにより、天吊部材70および天吊用フレーム60の弾性率を高めると共に、弾性率の温度依存性を低下させることができるため、温度変化に対して変形し難くさせることができる。これにより、投写位置のズレを抑制することができる。
なお、上述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更や改良などを加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
前記実施形態のプロジェクター1において、脚部40は、ベースフレーム50に、直接的に設置されている。しかし、脚部40は、ベースフレーム50との間に介在部材を介して、間接的に設置してもよい。この場合、介在部材を金属部材で構成することにより、温度変化に対する変形を抑制する効果が向上する。
前記実施形態のプロジェクター1において、天吊用固定部としての天吊部材70は、天吊用フレーム60を介在部材として、間接的にベースフレーム50に固定されている。しかし、天吊部材70を変形して構成すること、またはベースフレーム50を変形して構成することにより、天吊部材70を、直接的にベースフレーム50に設置する構造としてもよい。
前記実施形態のプロジェクター1において、画像形成部20の電気光学系850を載置する第2筐体21は、投写部30の第3筐体31(固定用筐体313)に設置されている。しかし、投写部30の固定用筐体313に対し、第2筐体21の機能を持たせるように変形して構成することにより、固定用筐体313が画像形成部20の電気光学系850を載置する構成としてもよい。
前記実施形態のプロジェクター1において、天吊部材70は、天井に設置される天吊り装置に挟み込まれて保持される。しかし、これに限られず、天吊部材70を天吊り装置に引掛ける等により保持固定される構成でもよい。
前記実施形態のプロジェクター1において、天吊用固定部としての天吊部材70は、外装筐体(上側筐体)から露出して構成されている。しかし、これに限られず、天吊部材を上側筐体内部に構成し、その天吊部材に固定用のネジ穴を設置して、このネジ穴に相対して上側筐体に穴部を設けることでもよい。この場合、ネジ穴が天吊用固定部となる。この構成とした場合、プロジェクター1を天井に設置する際には、天井に設置される天吊り装置に備えるボルトを、このネジ穴と螺合させることにより、プロジェクター1を天吊り設置することができる。
前記実施形態のプロジェクター1において、天吊用固定部としての天吊部材70は、天吊用フレーム60を介して外装筐体(上側筐体)から露出して構成されている。しかし、これに限られず、脚部40と同じ側となる下側筐体の内部に天吊部材70を構成してもよい。この場合、天吊部材70としての機能をベースフレーム50が有することでよい。詳細には、ベースフレーム50に固定用のネジ穴を設置して、このネジ穴に相対して下側筐体に穴部を設けることでよい。この場合、このネジ穴が天吊用固定部となる。この構成とした場合、プロジェクター1を天井に設置する際には、プロジェクター1を上下反転した形態として設置し、天井に設置される天吊り装置に備えるボルトを、このネジ穴と螺合させることにより、プロジェクター1を天吊り設置することができる。この場合、天吊用固定部がベースフレームに直接設置されることにより、介在部材は不必要となり、製造コストを低減させることができる。
前記実施形態のプロジェクター1において、外装筐体とベースフレーム50とは別体で構成されているが、ベースフレーム50が外装筐体としての機能を有するように、ベースフレームを構成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1において、ベースフレーム50、第2筐体21、第3筐体31(移動用筐体312、固定用筐体313)は、マグネシウム合金の金属部材で形成され、天吊部材70、天吊用フレーム60は、鉄鋼板(冷間圧延鋼板)の金属部材で形成されている。しかし、このような部材に変えて、種々の部材を使用することができる。なお、その場合、前記実施形態と同程度の弾性率を有する部材で、温度変化に対して弾性率の変化が少ない部材であればよい。
前記実施形態のプロジェクター1では、光変調装置として3つの液晶パネル851を採用している。しかし、これに限られず、光変調装置として1つの液晶パネルでカラー画像を表示する液晶パネルを採用してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1において、光変調装置としての3つの液晶パネル851は、透過型の液晶パネル(光変調装置)を採用している。しかし、これに限られず、反射型の光変調装置や、マイクロミラー型の光変調装置等、他の方式の光変調装置を採用することができる。なお、マイクロミラー型の光変調装置としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)(テキサス・インスツルメンツ社の商標)を採用することができる。
1…プロジェクター、10…照明部、20…画像形成部、30…投写部、40…脚部、50…ベースフレーム、60…天吊用フレーム(介在部材)、70…天吊部材(天吊用固定部)、810…光源装置、851(851R,851G,851B)…液晶パネル(光変調装置)、861…投写レンズ、S…隙間、SC…スクリーン(投写面)。

Claims (4)

  1. 光源装置から射出された光を画像情報に応じて光変調装置で変調し、変調された前記光
    を、投写レンズを介して投写面に投写するプロジェクターであって、
    前記光源装置を含む光学系を有する照明部と、
    前記光変調装置を含む光学系を有する画像形成部と、
    前記投写レンズを含む光学系を有する投写部と、
    前記照明部、前記画像形成部及び前記投写部が設置され、金属で形成されたベースフレームと、を備え、
    前記照明部は、前記光源装置が収容され、樹脂で形成された第1筐体を備え、
    前記画像形成部は、前記光変調装置が載置された第2筐体を備え、
    前記投写部は、前記投写レンズが収容されるとともに、前記第1筐体とは別体で形成された第3筐体を備え、
    前記第2筐体は前記第3筐体に結合され、
    前記第1筐体と前記第3筐体とは、互いに離間した状態で前記ベースフレーム上に設置されることで、前記照明部と前記投写部との間に隙間が形成されることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記プロジェクターを載置する際に使用する脚部を備え、
    前記脚部は、前記ベースフレームに対し、直接的、または金属部材である介在部材を介
    して間接的、に設置されていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記プロジェクターを吊下げる際に使用する天吊用固定部を備え、
    前記天吊用固定部は、前記ベースフレームに対し、直接的、または金属部材である介在
    部材を介して間接的、に設置されていることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターであって、
    前記天吊用固定部は、金属部材で形成されていることを特徴とするプロジェクター。
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