JP2011203286A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】画質の品質劣化を抑制して投写画像を移動するプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクター1は、光源から射出された光束を変調する電気光学装置35と、画像光を投写する投写レンズ36と、電気光学装置35および投写レンズ36を保持する光学部品用筐体38と、電気光学装置35、投写レンズ36、および光学部品用筐体38を収納する外装筐体2と、光学部品用筐体38が外装筐体2に対して回転可能に、光学部品用筐体38および外装筐体2を連結する連結機構5と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像光を投写するプロジェクターに関する。
従来、光源から射出された光束を変調する電気光学装置、およびスクリーン等の投写面に画像光を投写する投写レンズを備えたプロジェクターが知られている。そして、使用者がプロジェクターの姿勢を変更することなく、投写面に投写された投写画像を移動できるようにレンズシフト機構を備えたプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のレンズシフト機構(投写位置調整装置)は、固定板、2つの移動板、および2つの調整駆動部等を備えている。固定板は、電気光学装置が収納されている光学部品用筐体に固定されている。投写レンズは、一方の移動板に固定され、固定板に対して2つの方向、つまり画像光が投写される投写方向に対して直交する2つの方向に移動可能に構成されている。他方の移動板は、一方の移動板と係合し、固定板に対して一方の方向に移動可能に構成されている。2つの調整駆動部は、ダイヤルや複数のギア等を備え、2つの移動板にそれぞれ対応して設けられている。投写レンズは、ダイヤルが回動されることによって、ギアを介して移動板と共に移動し、電気光学装置に対して位置が変更される。そして、投写レンズが移動されることによって、投写画像は移動する。
特開2006−133419号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターは、投写画像を移動させた際に、画素ずれやフレアー等の画質の品質劣化が発生するという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源から射出された光束を変調する電気光学装置と、画像光を投写する投写レンズと、前記電気光学装置および前記投写レンズを保持する保持体と、前記電気光学装置、前記投写レンズ、および前記保持体を収納する外装筐体と、前記保持体が前記外装筐体に対して回転可能に、前記保持体および前記外装筐体を連結する連結機構と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、保持体は、連結機構によって外装筐体に連結され、外装筐体に対して回転可能になっている。これによって、プロジェクターは、設置された状態において、保持体が回転されることによって、保持体に保持されている電気光学装置および投写レンズが一体的に回転され、画像光の投写方向が変更される。そして、投写面に投写される投写画像は、移動する。電気光学装置および投写レンズは、投写画像が移動される際にも相互間の位置関係が維持された状態で回転されるので、電気光学装置から射出される画像光を精度よく投写レンズに入射させることができる。したがって、プロジェクターは、画素ずれやフレアー等の画質の品質劣化を抑制して投写画像を移動することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記電気光学装置および前記投写レンズは、互いの光軸が略一致して前記保持体に保持されていることが好ましい。
この構成によれば、電気光学装置および投写レンズは、互いの光軸が略一致しているので、互いの光軸が一致しない構成に比べ、投写レンズに備えられたレンズ等の光学部品のサイズを小さく形成することができる。よって、投写レンズの小型化や軽量化、ひいてはプロジェクターの小型化や軽量化が図れる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記保持体の回転中心となる回転軸は、前記投写レンズの光軸と交差していることが好ましい。
投写画像は、保持体が回転される際に、投写面に対する画像光の光軸の傾斜角度が変わるため、歪むこととなる。この構成によれば、保持体の回転中心となる回転軸と、投写レンズの光軸とは、交差しているので、保持体が回転される一方の方向と他方の方向とで移動する画像のサイズや歪む形状が対称となるように構成することができる。これによって、投写面への画像光の合わせ易さの向上や、画像歪を補正する構成の簡素化が図れる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記連結機構は、前記保持体が互いに直交する方向に回転可能に、前記保持体および前記外装筐体を連結することが好ましい。
この構成によれば、プロジェクターは、保持体が互いに直交する2方向の回転が可能なので、投写画像の移動範囲を広げることができる。例えば、プロジェクターが机上や床等に設置された姿勢や、天井に設置された姿勢において、保持体を鉛直方向および水平方向に回転させることで、プロジェクターは、鉛直方向に沿う投写面に対し、投写画像を鉛直方向および水平方向に移動することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記保持体の互いに直交する方向の回転中心となるそれぞれの回転軸は、互いに交差していることが好ましい。
この構成によれば、保持体が互いに直交する2方向のそれぞれの回転軸が互いに交差して形成されているので、交差していない構成に比べ、保持体の回転軌跡を小さく形成することが可能となる。よって、外装筐体内の省スペース化が可能となり、プロジェクターの小型化が図れる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記保持体の回転中心となる回転軸は、前記電気光学装置の光路前段側に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、保持体の回転中心となる回転軸は、電気光学装置の光路前段側に設けられている。これによって、回転軸が電気光学装置の光路後段側に設けられている構成に比べ、投写画像を移動する際の、画像光の光軸の傾斜角度を小さくして画像の歪を小さくできる。よって、投写画像の歪を補正する補正量を小さくすることができるので、電気光学装置に備えられた画素領域を有効に使用し、解像度の低下を抑制することが可能となる。
第1実施形態のプロジェクターの外観を示す斜視図。 第1実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図。 第1実施形態の連結機構近傍のプロジェクターを模式的に示す断面図。 第1実施形態の連結機構近傍のプロジェクターを模式的に示す断面図。 第1実施形態の光学ユニットおよび連結機構を示す模式図。 第1実施形態のプロジェクターによって投写面に投写された投写画像を示す模式図。 第1実施形態の光学ユニットおよび連結機構を示す模式図。 第1実施形態のプロジェクターによって投写面に投写された投写画像を示す模式図。 第2実施形態の連結機構近傍のプロジェクターを模式的に示す断面図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調してスクリーン等の投写面に拡大投写する。そして、本実施形態のプロジェクターは、投写された投写画像を移動することが可能になっている。
図1は、本実施形態のプロジェクターの外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1、図2に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有する光学ユニット3、電源装置4、連結機構5、および外装筐体2内を冷却する冷却ファン(図示省略)等を備えている。
プロジェクター1は、連結機構5が駆動されることによって、光学ユニット3が回転して投写画像を移動するように構成されている。そして、連結機構5は、光学ユニット3の回転範囲内の略中間となる位置が基準状態となるように構成されている。なお、以下では、説明の便宜上、基準状態において、光源装置31から光束が射出される方向を+X方向(右方向)、画像光が投写される方向を+Y方向(前方向)、X方向およびY方向に直交し、図1の図面視における上を+Z方向(上方向)として記載する。
外装筐体2は、合成樹脂製であり、図1に示すように、上部を構成するアッパーケース21、下部を構成するロアーケース22等を備えており、これらは、ネジ等により固定されている。
図1に示すように、アッパーケース21の前面21Fには、前方から見て矩形状の開口部(投写用開口部211)が形成されており、この投写用開口部211の内側には、光学ユニット3に備えられた投写レンズ36が配置されている。そして、投写レンズ36から射出された画像光は、この投写用開口部211を通過して前方に投写される。
また、アッパーケース21の前面21Fには、図示しないリモコン(リモートコントローラー)よるプロジェクター1の操作を受け付けるリモコン受光部23が設置されている。
アッパーケース21の上面21Tには、操作パネル20が配置されている。操作パネル20は、プロジェクター1の各種設定を行うためのメニュー画像の表示/非表示を切り替えるメニューキー、入力ソースを切り替えるソース切替えキー、および投写画像を移動させる画像移動キー等、各種指示を行うための複数のキー等を備えている。
図3、図4は、連結機構5近傍のプロジェクター1を模式的に示す断面図であり、図3は、−X方向から見た図、図4は、−Y方向から見た図である。なお、図3、図4は、アッパーケース21を省略した図であり、連結機構5の基準状態を示す図である。
ロアーケース22には、図3、図4に示すように、内面から上方向に突出するテーブル支持部221、および外面から突出する複数の脚部(図示省略)が設けられている。
テーブル支持部221は、連結機構5を支持する部位であり、上面221Aの中央部には、図4に示すように、Z方向に延出する回転軸51Jを中心軸とする円柱状の軸部223が形成されている。
上面221Aには、突起224,225が形成されている。突起224は、軸部223の基端側の外周に形成され、突起225は、テーブル支持部221の外周近傍に回転軸51Jを中心に円弧状に形成されており、突起224,225の上端の高さは、同一になっている。なお、図示は省略するが、外装筐体2には、外気を取り込むための吸気口や、外装筐体2内の温まった空気を外部に排出するための排気口等が設けられている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御、連結機構5を駆動する制御等を行う。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置31から射出された光束を光学的に処理し、画像情報に応じた画像光を投写する。
光学ユニット3は、図2に示すように、光源装置31に加え、照明光学装置32、色分離光学装置33、リレー光学装置34、電気光学装置35、投写レンズ36、およびこれらの光学部品を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体38を備える。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311およびリフレクター312等を備える。そして、光源装置31は、光源311から射出された光束をリフレクター312によって射出方向を揃え、照明光学装置32に向けて射出する。
照明光学装置32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。
第1レンズアレイ321は、外形形状が略矩形に形成され、マトリクス状に配列された小レンズを有して構成されており、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割する。第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、部分光束を後述する液晶ライトバルブ351の表面に略重畳させる。偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム偏光光を液晶ライトバルブ351で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
色分離光学装置33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、照明光学装置32から射出された光束を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学装置34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学装置33で分離されたR光をR光用の液晶ライトバルブ351Rまで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学装置34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
電気光学装置35は、光変調装置としての液晶ライトバルブ351および色合成光学装置としてクロスダイクロイックプリズム352を備え、色分離光学装置33で分離された各色光を変調し、画像光として射出する。
液晶ライトバルブ351は、3色の色光毎に備えられており(R光用の液晶ライトバルブを351R、G光用の液晶ライトバルブを351G、B光用の液晶ライトバルブを351Bとする)、それぞれ透過型の液晶パネルとその両面に配置された入射側偏光板、射出側偏光板を有している。
液晶ライトバルブ351は、図示しない微小画素がマトリクス状に形成された矩形状の画素領域を有し、各画素を表示画像信号に応じた光透過率に設定して、画素領域内に表示画像を形成する。そして、色分離光学装置33で分離された各色光は、液晶ライトバルブ351にて変調された後、クロスダイクロイックプリズム352に射出される。
また、液晶ライトバルブ351は、図示しない画像補正部によって、画像の補正が行われる。
画像補正部は、制御部からの指示によって画像の補正を行い、補正後の表示画像信号を液晶ライトバルブ351に出力する。液晶ライトバルブ351は、画像の補正が行われない場合には、表示画像が画素領域全体で形成され、画像の補正が行われる場合には、画像補正部から入力される表示画像信号に基づき、画素領域内に表示に寄与しない画素の領域(以下、「非表示領域」という)が形成される。
クロスダイクロイックプリズム352は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。誘電体多層膜は、液晶ライトバルブ351R,351Bにて変調された色光を反射し、液晶ライトバルブ351Gにて変調された色光を透過する。そして、クロスダイクロイックプリズム352は、変調された各色光を合成して画像光として射出する。
投写レンズ36は、複数のレンズ群を有して構成され、電気光学装置35から射出された画像光を拡大投写する。
投写レンズ36は、図3に示すように、複数のレンズを収納する案内筒(図示省略)、案内筒が挿嵌されるカム筒361、およびフランジ362等を備えている。フランジ362は、図3に示すように、投写レンズ36の一方の端部側に配置されており、平面視矩形状に形成されている。そして、フランジ362は、中央部に画像光が通過する開口部が形成され、角部近傍にネジ孔が設けられている。投写レンズ36は、カム筒361が回転されることによって、レンズ群が投写レンズ36の光軸36Cに沿って移動し、画像光のズームやフォーカスの調整を行う。
光学部品用筐体38は、図4に示すように、X方向に長く延出する箱状に形成され、上方(+Z方向)に開口部(図示省略)を有し、前述した光学部品を収納する下部筐体381と、この開口部を閉塞する上部筐体382とを備えて構成されている。
下部筐体381は、BMC(Bulk Molding Compound)等の高耐熱材料で形成され、外装筐体2の底面に沿って配置される底面部と、底面部の端縁から起立する側面部とを有している。そして、下部筐体381は、これらにより、断面視略U字状に形成されている。下部筐体381は、側面部の内壁面に複数の溝が設けられており、第1レンズアレイ321等の光学部品は、側端部がこの溝に挿入されて配置される。
電気光学装置35および投写レンズ36は、図3に示すように、電気光学装置35の光軸35Cと光軸36Cとが略一致するように、下部筐体381に取り付けられる。具体的に、電気光学装置35は、図示しない部材を介してネジ固定され、投写レンズ36は、電気光学装置35の+Y方向にフランジ362のネジ孔にネジが挿通されて固定される。
上部筐体は、ガラス繊維入りのPBT(PolyButyleneTerephthalate)等で形成されており、下部筐体にネジ固定される。
このように、光学部品用筐体38は、電気光学装置35および投写レンズ36を保持し、保持体に相当する。
電源装置4は、電源ブロック、光源駆動ブロック等を備え、外部の商用電源から供給された交流電力を変換し、変換した電力を光源装置31や制御部に供給する。
連結機構5は、図3、図4に示すように、ロアーケース22と光学部品用筐体38との間に配置され、ロアーケース22と光学ユニット3とを連結する。そして、連結機構5は、制御部からの指示によって、光学ユニット3を上下方向(±Z方向)および左右方向(±X方向)に回転させる。つまり、連結機構5は、光学部品用筐体38が外装筐体2に対し、互いに直交する方向に回転可能に光学部品用筐体38および外装筐体2を連結する。
そして、光学部品用筐体38が回転されると、光学部品用筐体38に保持されている投写レンズ36も回転し、投写レンズ36から射出される画像光は、投写方向が変更されて投写画像が移動する。
ここで、連結機構5について詳細に説明する。
連結機構5は、光学ユニット3の上下方向および左右方向の回転範囲内のそれぞれの略中間となる位置を基準状態として構成されている。この基準状態では、プロジェクター1が机上等に設置された姿勢において、投写レンズ36の光軸36Cが略水平となり、プロジェクター1に正対する投写面に対し、この投写面の法線と光軸36Cとが略平行となる。そして、連結機構5は、この基準状態から駆動されることによって、光学部品用筐体38が回転され、光軸36Cが投写面の法線に対して傾斜して投写画像を移動させる。
連結機構5は、図3、図4に示すように、ターンテーブル6、ホルダー7、第1駆動部8、および第2駆動部9を備え、ターンテーブル6がロアーケース22に支持され、ホルダー7が光学ユニット3を保持するように構成されている。
ターンテーブル6は、平面視円形状に形成された肉厚が略均一のベース部61、およびベース部61の上面61Aから突出する一対のホルダー支持部62を有し、下面61Bは、平坦に形成されている。
ベース部61の中央部には、ロアーケース22の軸部223の径寸法より僅かに径寸法が大きい丸孔611が設けられ、後側の側面には、第1駆動部8と係合する図示しない歯形等の係合部が形成されている。
ホルダー支持部62は、ホルダー7を上下方向に回転可能に支持する部位であり、図4に示すように、ベース部61の左右端部近傍に設けられている。そして、一対のホルダー支持部62には、対向する面の反対側の面から突出し、X方向に延出する回転軸52Jを中心軸とする円柱状の軸部621が形成されている。また、回転軸52Jは、図3に示すように、回転軸51Jと交差するように形成されている。
ターンテーブル6は、図4に示すように、下面61Bがロアーケース22の突起224,225と当接するように、丸孔611に軸部223が挿通されてテーブル支持部221上に配置され、左右方向に滑らかに回転可能になっている。なお、ターンテーブル6は、図4に示すように、丸孔611に軸部223が挿通された後、上面61Aから飛び出した軸部223の先端に抜け止め部材55が取り付けられて、軸部223からの脱落が防止される。
ホルダー7は、光学ユニット3を保持し、前述したように、ターンテーブル6に対して上下方向に回転可能に支持される。
ホルダー7は、平面視円形状に形成され、肉厚が略均一のベース部71、およびベース部71の下面71Aから突出する一対の軸受け部72を有している。ベース部71には、図示しないガイド穴やネジ孔が設けられており、上面71Bに光学部品用筐体38が位置決め固定されるように形成されている。
軸受け部72は、図4に示すように、ターンテーブル6の一対のホルダー支持部62の両側に位置するように形成されており、軸部621が挿通される丸孔721が形成されている。また、+X側の軸受け部72には、第2駆動部9と係合する図示しない歯形等の係合部が形成されている。
ホルダー7は、丸孔721に軸部621が挿通されてターンテーブル6に支持され、光学ユニット3は、図4に示すように、投写レンズの光軸36Cと回転軸51Jとが交差するように、図示しないネジによってホルダー7に固定される。また、光学ユニット3は、回転軸51J,52Jが電気光学装置35の−Y側、つまり、電気光学装置35の光路前段側に配置されるように、ホルダー7に固定される。なお、軸部621に替えて、ターンテーブル6およびホルダー7とは、別体に形成されたガイドピン等を用いて、ターンテーブル6とホルダー7とを連結するように構成してもよい。
第1駆動部8は、図3に示すように、ターンテーブル6の後方に配置される。第1駆動部8は、図示しないステッピングモーターや歯車等を有する輪列部を備え、この輪列部がターンテーブル6の係合部と係合するように配置される。第1駆動部8は、制御部の指示に基づいて、ステッピングモーターが回転し、ターンテーブル6を左右方向に回転させる。
第2駆動部9は、図4に示すように、ターンテーブル6上の+X側のホルダー支持部62近傍に配置される。第2駆動部9は、図示しないステッピングモーターや歯車等を有する輪列部を備え、この輪列部がホルダー7の係合部と係合するように配置される。第2駆動部9は、第1駆動部8と同様に、制御部の指示に基づいて、ステッピングモーターが回転し、ホルダー7を上下方向に回転させる。
ここで、連結機構5の動作について説明する。
先ず、第1駆動部8が駆動された際のプロジェクター1の動作について説明する。
図5は、プロジェクター1における光学ユニット3および連結機構5を示す模式図であり、上方(+Z方向)から見た図である。図6は、プロジェクター1によって投写面SCに投写された投写画像10を示す模式図である。なお、図5におけるプロジェクター1および投写面SCは、図面上で認識され得る程度の大きさとするため、比率を実際のものとは適宜異ならせてある。
光学ユニット3は、基準状態において、図5に示すように、正対する投写面SCFに対し、光軸36Cが投写面SCFの法線NVに対して略平行となる。そして、この基準状態における投写画像10は、液晶ライトバルブ351の画素領域全体で形成された画像光によって投写された画像であり、図6に示すように、投写面SCFに矩形状に表示される。
光学ユニット3は、制御部の指示の基、第1駆動部8が駆動されることによって回転軸51Jを中心に回転し、投写画像10は、光学ユニット3の回転に応じて左右方向(±X方向)に移動する。
具体的に、制御部は、操作パネル20の画像移動キーやリモコンによる操作によって投写画像10を+X方向に移動させる操作信号を受信すると、その信号に対応した駆動信号を第1駆動部8に出力すると共に、その駆動信号に基づく光学ユニット3の回転に対応する位置信号を画像補正部に出力する。この位置信号は、基準状態における連結機構5の位置を初期値とし、ステッピングモーターを回転させるための信号から初期値に対する光学ユニット3の傾斜角が算出されて生成される。
第1駆動部8は、制御部からの駆動信号に対応してステッピングモーターが回転し、ターンテーブル6をホルダー7と共に基準状態から図5の図面視における反時計回りに回転させる。そして、ホルダー7に保持されている光学ユニット3は、投写レンズ36が+X方向に移動するように回転する。
光学ユニット3が基準状態から+X方向に回転されると、図5に示すように、光軸36Cは、+X方向に傾斜し、プロジェクター1は、投写面SCFから+X方向に移動された投写面SCLへの投写が可能となる。そして、図6に示すように、投写面SCLには、台形状の歪を有する画像11が投写されることになるが、補正が行われて矩形状の投写画像10Lとして表示される。
画像歪の補正は、以下の手順にて行われる。
すなわち、画像補正部は、制御部から位置信号を受信すると、位置信号に対応した画像の補正を行い、補正後の表示画像信号を液晶ライトバルブ351に出力する。つまり、液晶ライトバルブ351には、画像補正部によって、非表示領域(図6においてハッチングで示す領域に対応する画素領域)が形成されて画像歪の補正が行われる。
同様に、制御部が投写画像10を−X方向に移動させる操作信号を受信すると、第1駆動部8は、制御部からの指示に基づいて駆動され、図5に示すように、投写レンズ36が−X方向に移動するように光学ユニット3を回転させる。
光学ユニット3が基準状態から−X方向に回転されると、図5に示すように、光軸36Cは、−X方向に傾斜し、プロジェクター1は、投写面SCFから−X方向に移動された投写面SCRへの投写が可能となる。そして、図6に示すように、投写面SCRには、台形状の歪を有する画像12が投写されることになるが、補正が行われて矩形状の投写画像10Rとして表示される。
このように、投写画像10は、第1駆動部8が駆動されることによって、左右方向に移動し、移動に伴う画像の歪は、画像補正部によって補正される。
次に、第2駆動部9が駆動された際のプロジェクター1の動作について説明する。
図7は、プロジェクター1における光学ユニット3および連結機構5を示す模式図であり、−X方向から見た図である。図8は、プロジェクター1によって投写面SCに投写された投写画像10を示す模式図である。なお、図7におけるプロジェクター1および投写面SCは、図面上で認識され得る程度の大きさとするため、比率を実際のものとは適宜異ならせてある。
前述したように、光学ユニット3は、基準状態において、正対する投写面SCFに対し、光軸36Cが法線NVに対して略平行となる。そして、投写面SCFには、図8に示すように、液晶ライトバルブ351の画素領域全体を透過して形成された矩形状の投写画像10が表示される。
光学ユニット3は、第1駆動部8が駆動された場合と同様に、制御部の指示の基、第2駆動部9が駆動されることによって回転軸52Jを中心に回転し、投写画像10は、光学ユニット3の回転に応じて上下方向(±Z方向)に移動する。
具体的に、制御部は、操作パネル20の画像移動キーやリモコンによる操作によって投写画像10を上方(+Z方向)に移動させる操作信号を受信すると、その信号に対応した駆動信号を第2駆動部9に出力すると共に、その駆動信号に基づく光学ユニット3の回転に対応する位置信号を画像補正部に出力する。
第2駆動部9は、制御部からの駆動信号に対応してステッピングモーターが回転してホルダー7を基準状態から図7の図面視における反時計回りに回転させる。ホルダー7に保持されている光学ユニット3は、ターンテーブル6に対して投写レンズ36が上方に移動するように回転する。
光学ユニット3が基準状態から上方に回転されると、図7に示すように、光軸36Cは、上方に傾斜し、プロジェクター1は、投写面SCFから上方向(+Z方向)に移動された投写面SCUへの投写が可能となる。そして、図8に示すように、投写面SCUには、台形状の歪を有する画像13が投写されることになるが、補正が行われて矩形状の投写画像10Uとして表示される。つまり、液晶ライトバルブ351には、画像補正部によって、非表示領域(図8においてハッチングで示す領域に対応する画素領域)が形成されて画像歪の補正が行われる。
同様に、制御部が投写画像10を基準状態から下方(−Z方向)に移動させる操作信号を受信すると、第2駆動部9は、制御部からの指示に基づいて駆動され、図7に示すように、投写レンズ36が下方に移動するように光学ユニット3を回転させる。
光学ユニット3が基準状態から下方に回転されると、図7に示すように、光軸36Cは、下方に傾斜し、プロジェクター1は、投写面SCFから下方向(−Z方向)に移動された投写面SCDへの投写が可能となる。そして、図8に示すように、投写面SCDには、台形状の歪を有する画像14が投写されることになるが、補正が行われて矩形状の投写画像10Dとして表示される。
このように、投写画像10は、第2駆動部9が駆動されることによって、上下方向に移動し、移動に伴う画像の歪は、画像補正部によって補正される。
本実施形態では、プロジェクター1の設置位置が固定され、移動された投写面SCに投写画像が表示されるように説明したが、設置位置が固定された投写面SCに対し、プロジェクター1を移動した際にも光学ユニット3を回転させることによって、この投写面SCに投写画像10を表示させることもできる。また、本実施形態では、プロジェクターが机上等に設置された姿勢で説明したが、天井等に吊り下げられた姿勢においても投写画像10を移動することが可能である。また、ステッピングモーターを使用することで説明したが、DCモーターでも対応することが可能である。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)電気光学装置35および投写レンズ36は、投写画像10が移動される際にも相互間の位置関係が維持された状態で回転されるので、電気光学装置35から射出される画像光を精度よく投写レンズ36に入射させることができる。したがって、プロジェクター1は、画素ずれやフレアー等の画質の品質劣化を抑制して投写画像10を移動することが可能となる。
(2)電気光学装置35および投写レンズ36は、光軸35Cおよび光軸36Cが略一致しているので、光軸35Cおよび光軸36Cが一致しない構成に比べ、投写レンズ36に備えられたレンズ等の光学部品のサイズを小さく形成することができる。よって、投写レンズ36の小型化や軽量化、ひいてはプロジェクター1の小型化や軽量化が図れる。
(3)回転軸51Jと、光軸36Cとは、交差しているので、光学ユニット3が回転される左右方向において、+X方向と−X方向とで移動する画像のサイズや歪む形状が対称となる。これによって、投写面SCへの画像光の合わせ易さの向上や、画像歪を補正する構成の簡素化が図れる。
(4)プロジェクター1は、光学ユニット3が左右方向および上下方向に回転可能に構成されているので、投写画像10の移動範囲を広げることができる。また、回転軸51Jと回転軸52Jとは、互いに交差しているので、交差していない構成に比べ、光学ユニット3の回転軌跡を小さく形成することが可能となる。よって、外装筐体2内の省スペース化が可能となり、プロジェクター1の小型化が図れる。
(5)回転軸51J,52Jは、電気光学装置35の光路前段側に設けられているので、回転軸51J,52Jが電気光学装置35の光路後段側に設けられている構成に比べ、投写画像10を移動する際の、投写面SCに対する光軸36Cの傾斜角度を小さくして画像の歪を小さくできる。よって、画像歪を補正する補正量を小さくすること、つまり非表示領域を小さくできるので、液晶ライトバルブ351の画素領域を有効に使用し、解像度の低下を抑制することが可能となる。
(6)画像補正部が光学ユニット3の回転に対応して画像の補正を行うので、光学ユニット3の回転によって移動する画像の歪を特定の操作をすることなく補正できる。よって、プロジェクター1の利便性の向上が図れる。
(7)外装筐体2と光学ユニット3との間には、連結機構5が介在しているので光学ユニット3に収納されている光源装置31の熱が外装筐体2に伝わりにくくなり、外装筐体2の温度上昇を抑制することが可能となる。よって、プロジェクター1を移動する際などに使用者に不快感を与えることを抑制することが可能となる。
(8)電気光学装置に対して投写レンズが移動する、いわゆるレンズシフト機構によって投写画像10を移動する構成に比べ、投写レンズ36に備えられた光学部品の加工精度の緩和や、投写レンズの組み立て精度の緩和が可能となるので、製造工程の簡素化や低コスト化が図れる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るプロジェクター30について、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態のプロジェクター1と同様の構造および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
本実施形態のプロジェクター30は、第1実施形態の連結機構5と構成の異なる連結機構15、および第1実施形態の光学部品用筐体38と形状の異なる光学部品用筐体138を備えている。また、ロアーケース22に設けられたテーブル支持部221は、Z方向に延出する回転軸151Jが基準状態におけるクロスダイクロイックプリズム352の中心を通るように形成されている。
図9は、連結機構15近傍のプロジェクター30を模式的に示す断面図であり、−Y方向から見た図である。なお、図9は、基準状態を示す図であり、アッパーケース21を省略した図である。
図9に示すように、連結機構15は、ターンテーブル16、第1駆動部18、第2駆動部19を備えている。
ターンテーブル16は、平面視円形状に形成された肉厚が略均一のベース部161、およびベース部161の上面161Aから突出する一対の筐体支持部162を有し、下面161Bは、平坦に形成されている。
ベース部161には、第1実施形態と同様に、回転軸151Jを中心軸とするロアーケース22の軸部223が挿通される丸孔が形成され、側面には、第1駆動部18と係合する図示しない歯形等の係合部が形成されている。
筐体支持部162は、光学ユニット3を上下方向に回転可能に支持する部位であり、図9に示すように、ベース部161の上面161Aから光学ユニット3の側方まで延出している。一対の筐体支持部162には、基準状態においてX方向に延出し、クロスダイクロイックプリズム352の中心を通る回転軸152Jが設けられ、この回転軸152Jを中心軸とする軸受け部(図示省略)が形成されている。このように、回転軸151J,152Jは、それぞれがクロスダイクロイックプリズム352の中心を通り、光軸35Cに対して交差するように形成されている。
ターンテーブル16は、第1実施形態と同様に、軸部223が挿通されてロアーケース22のテーブル支持部221の上方に配置され、左右方向に回転可能に支持される。
光学部品用筐体138は、筐体支持部162の軸受け部に支持され、回転軸152Jを中心軸として回転可能になっており、第2駆動部19と係合する図示しない係合部が形成されている。
第1駆動部18は、第1実施形態の第1駆動部8と同様に、図示しないステッピングモーターや歯車等を有する輪列部を備え、この輪列部がターンテーブル16の係合部と係合するように配置される。
第2駆動部19は、第1実施形態の第2駆動部9と同様に、図示しないステッピングモーターや歯車等を有する輪列部を備え、この輪列部が光学部品用筐体138の係合部と係合するように配置される。
そして、連結機構15は、第1実施形態と同様に、制御部からの指示に基づいて、第1駆動部18および第2駆動部19が駆動されて投写画像10を移動させる。
図示は省略するが、具体的に、第1駆動部18が駆動されると、ターンテーブル16が左右方向に回転し、ターンテーブル16に支持されている光学ユニット3は、左右方向に回転され、投写画像10は、左右方向に移動する。第2駆動部9が駆動されると、光学ユニット3は、ターンテーブル16に対して上下方向に回転され、投写画像10は、上下方向に移動する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター30によれば、第1実施形態の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(1)回転軸151J,152Jは、それぞれがクロスダイクロイックプリズム352の中心を通り、光軸35Cに対して交差するように形成されているので、左右方向および上下方向において、光学ユニット3がそれぞれ回転される一方の方向と他方の方向とで移動する画像のサイズや歪む形状が対称となるように構成することができる。これによって、投写面SCへの画像光の合わせ易さの向上や、画像歪を補正する構成の簡素化がさらに図れる。
(2)光学部品用筐体138には、連結機構15と係合する係合部が備えられているので、少ない部品点数で連結機構15の構成が可能となり、プロジェクター30製造の簡素化や低コスト化が図れる。
(3)連結機構15は、光学部品用筐体138の側方に連結しているので、光学ユニット3とロアーケース22との間の省スペース化が可能となりプロジェクター30の薄型化が図れる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
光学部品用筐体38,138を、電気光学装置35および投写レンズ36を保持する部材Aと、他の光学部品を収納する部材Bとに分離し、部材Aが連結機構5,15に連結されるように構成してもよい。部材Aは、保持体に相当する。
前記実施形態の連結機構5,15は、ロアーケース22側が左右方向に回転可能に構成され、光学ユニット3側が上下方向に回転可能に構成されているが、ロアーケース22側を上下方向に回転可能に構成し、光学ユニット3側を左右方向に回転可能に構成してもよい。
前記第1実施形態の光学部品用筐体38とホルダー7とを一体的に形成してもよい。
前記実施形態の連結機構5,15は、光学ユニット3が上下方向および左右方向に回転可能に連結するように構成されているが、光学ユニット3が上下方向および左右方向のいずれか一方に回転可能に連結するように構成してもよい。
前記実施形態の第1駆動部8,18および第2駆動部9,19は、電動式で構成されているが、ダイヤル等を手動によって回転させることによって光学ユニット3が回転する手動式で構成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブ351を用いているが、反射型の液晶ライトバルブを利用したものであってもよい。また、光変調装置は、マイクロミラーアレイを用いたデバイス等を使用したものであってもよい。
前記実施形態の光源は、放電型の光源に限らずレーザーダイオード、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の各種固体発光素子で構成してもよい。
1,30…プロジェクター、2…外装筐体、3…光学ユニット、5,15…連結機構、6,16…ターンテーブル、7…ホルダー、8,18…第1駆動部、9,19…第2駆動部、10…投写画像、21…アッパーケース、22…ロアーケース、31…光源装置、35…電気光学装置、35C,36C…光軸、36…投写レンズ、38,138…光学部品用筐体、51J,52J,151J,152J…回転軸、311…光源、351,351B,351G,351R…液晶ライトバルブ、352…クロスダイクロイックプリズム、381…下部筐体、382…上部筐体。

Claims (6)

  1. 光源から射出された光束を変調する電気光学装置と、
    画像光を投写する投写レンズと、
    前記電気光学装置および前記投写レンズを保持する保持体と、
    前記電気光学装置、前記投写レンズ、および前記保持体を収納する外装筐体と、
    前記保持体が前記外装筐体に対して回転可能に、前記保持体および前記外装筐体を連結する連結機構と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記電気光学装置および前記投写レンズは、互いの光軸が略一致して前記保持体に保持されていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記保持体の回転中心となる回転軸は、前記投写レンズの光軸と交差していることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記連結機構は、前記保持体が互いに直交する方向に回転可能に、前記保持体および前記外装筐体を連結することを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項4に記載のプロジェクターであって、
    前記保持体の互いに直交する方向の回転中心となるそれぞれの回転軸は、互いに交差していることを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記保持体の回転中心となる回転軸は、前記電気光学装置の光路前段側に設けられていることを特徴とするプロジェクター。
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