JP6449025B2 - 操作部、水栓装置および操作部の取り外し方法 - Google Patents

操作部、水栓装置および操作部の取り外し方法 Download PDF

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Description

本発明は、操作部、水栓装置および操作部の取り外し方法に関する。
浴室ユニット等に設置される水栓装置が知られている。水栓装置は、一般に、操作部を操作することによって吐出される水の温度を調節しうる。操作部は、通常、係止具によって水栓装置に取り付けられる(例えば特許文献1)。
特開2013−064261号公報
メンテナンスのために操作部を水栓装置から取り外すことがある。特許文献1に記載されるような水栓装置では、操作部の取外し方向から工具を差し込んで係止具を取り外すため、操作部の取外し方向に、工具を使用するためのスペースが必要となる。そのため、例えば水栓装置の側面に操作部を設ける場合、浴室の壁や浴槽、または手すりや収納棚等の設置部材との関係で、水栓装置の設置位置が制限される。
このような課題は温度調節操作部に限らず、他の操作部でも起こりうる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置位置の自由度を向上しうる水栓装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の水栓装置は、水栓本体と、水栓本体を操作する操作装置と、を備える。操作装置は、操作装置本体と、ユーザからの操作を受ける操作部と、を含む。操作部は、操作部本体と、操作部本体内に収容される、操作部本体を操作装置本体に取り付けるための係止具と、を含む。操作部本体には、その取外し方向と平行な面に開口が設けられている。
この態様によると、操作部の取外し方向に交差する方向から工具を差し入れて係止具を取り外すことが可能となる。そのため、操作部の取外し方向に工具を使用するためのスペースを確保する必要がなくなる。あるいは、工具を使用するために確保すべきスペースが少なくて済む。
開口は、取外し方向と平行な面と取外し方向と交差する面とに跨るように設けられてもよい。この場合、係止具を取り外すときの作業性が向上する。
操作部は、開口を塞ぐカバーを含んでもよい。この場合、操作部本体の内部が視認されなくなるため、操作部ひいては水栓装置の見栄えが向上する。
操作部は、操作装置本体の側面に取り付けられてもよい。この場合、水栓装置の設置位置の自由度が向上する。
本発明の別の態様は、操作部である。この操作部は、水栓本体を操作する操作装置の操作部であって、側面に開口が設けられた操作部本体と、操作部本体内に収容される、操作部本体を操作装置の本体に取り付けるための係止具と、備える。
この態様によると、操作部の側面から工具を差し入れて係止具を取り外すことが可能となるため、操作部の正面側に工具を使用するためのスペースが不要となる。あるいは、工具を使用するためのスペースが少なくて済む。
本発明のさらに別の態様は、操作部の取り外し方法である。この方法は、水栓本体を操作する操作装置の操作部の取り外し方法であって、操作部は、操作部本体と、操作部本体内に収容される、操作部本体を操作装置の本体に取り付けるための係止具と、を含む。操作部本体には、その取外し方向と平行な面に開口が設けられており、本取り外し方法は、取外し方向に交差するよう開口内に工具を差し込んで係止具を外す工程と、操作装置の本体から操作部本体を取り外す工程と、を含む。
この態様によると、操作部の取外し方向に工具を使用するためのスペースを確保する必要がなくなる。あるいは、工具を使用するために確保すべきスペースが少なくて済む。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、水栓装置の設置位置の自由度を向上しうる水栓装置を提供できる。
実施の形態に係る浴室ユニットを示す斜視図である。 図1の水栓装置の構成を示すブロック図である。 図1の水栓装置を示す斜視図である。 図1の水栓装置を示す正面図である。 図1の水栓装置を示す側面図である。 温度調節操作部を示す分解斜視図である。 図5のA−A線断面図である。 図8(a)〜(c)は、温度調節操作部を取り外す様子を示す図である。 実施の形態の変形例に係る浴室ユニットを示す斜視図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施の形態に係る浴室ユニット10を示す斜視図である。浴室ユニット10は、浴槽12と、洗い場14と、壁16と、カウンター17と、水栓装置18と、鏡19と、シャワーフック20と、スライドバー21と、シャワーヘッド22と、シャワーホース24と、カラン(図1では不図示)と、2つの収納棚25と、を備える。
浴槽12は、防水パン(不図示)上に設置される。洗い場14は、浴槽12に隣接して設けられる。壁16は、浴槽12および洗い場14を取り囲む。壁16は、洗い場14を隔てて浴槽12と対向する第1壁16aと、浴槽12および洗い場14を挟んで第1壁16aと対向する第2壁16bと、第1壁16aの一端側と第2壁16bの一端側とに接続される第3壁16cと、第3壁16cと対向する、浴室ドアが設けられる第4壁(不図示)と、を含む。
カウンター17は、第3壁16cの洗い場14側に固定される。カウンター17は、シャンプーボトル、ボディソープボトル、その他の小物などを置くための物置台として機能する。鏡19は、縦長に形成され、カウンター17の上方で第3壁16cに固定される。2つの収納棚25は、ユーザが立ったときに必要な小物を取り出せる高さで第3壁16cに固定される。
水栓装置18は、カウンター17と鏡19との間において第3壁16cに固定される。水栓装置18には、一端側にシャワーヘッド22が設けられたシャワーホース24とカランとが接続され、これらに水(温水または冷水)を吐出する。シャワーフック20は、浴槽12と水栓装置18との間において第3壁16cに固定される。実施の形態では、シャワーフック20は、スライドバー21を介して第3壁16cに固定される。シャワーフック20にはシャワーヘッド22が掛止される。
図2は、水栓装置18の構成を示すブロック図である。水栓装置18は、水栓本体28と、水栓本体28を操作する操作装置30と、を含む。水栓本体28は、給水流路32と、給湯流路34と、湯水混合部36と、第1吐出流路38と、第1流量調節部40と、第1吐出口42と、第2吐出流路44と、第2流量調節部46と、第2吐出口48と、を備える。
給水流路32は、上水道(不図示)に接続され、水(冷水)を湯水混合部36に供給する。給湯流路34は、給湯器(不図示)に接続され、給湯器で温められた水(湯水)を湯水混合部36に供給する。湯水混合部36は、給水流路32と給湯流路34に接続される。湯水混合部36は、給水流路32から供給される水(冷水)と給湯流路34から供給される水(湯水)とを、操作装置30によって設定された比率で混合する。
第1吐出流路38は、一端が湯水混合部36に接続され、他端(第1吐出口42側)がカラン26に接続される。第1流量調節部40は、第1吐出流路38上に設けられ、例えばパイロット弁を含んで構成される。第1流量調節部40は、操作装置30に操作されて、第1吐出流路38を開閉する。また第1流量調節部40は、第1吐出流路38を流れる水の流量を、操作装置30によって設定された流量に調節する。第1吐出流路38が開くと、湯水混合部36で混合された水であって設定された流量の水が第1吐出流路38を流れ、第1吐出口42から吐出する。第1吐出口42から吐出した水は、カラン26から吐出する。第1吐出流路38が閉じると、第1吐出流路38を水が流れなくなり、第1吐出口42からの水の吐出が止まる。
第2吐出流路44は、一端が湯水混合部36に接続され、他端(第2吐出口48側)がシャワーホース24に接続される。第2流量調節部46は第2吐出流路44上に設けられ、例えばパイロット弁を含んで構成される。第2流量調節部46は、操作装置30に操作されて、第2吐出流路44を開閉する。また第2流量調節部46は、第2吐出流路44を流れる水の流量を、操作装置30によって設定された流量になるよう調節する。第2吐出流路44が開くと、湯水混合部36で混合された水であって設定された流量の水が第2吐出流路44を流れ、第2吐出口48から吐出する。第2吐出口48から吐出した水は、シャワーホース24を流れ、シャワーヘッド22から吐出する。第2吐出流路44が閉じると、第2吐出流路44を水が流れなくなり、第2吐出口48からの水の吐出が止まる。
操作装置30は、温度調節操作部50と、温度調節操作伝達部52と、第1吐出操作部54と、第1吐出操作伝達部56と、第1流量調節操作部58と、第1流量調節操作伝達部60と、第2吐出操作部62と、第2吐出操作伝達部64と、第2流量調節操作部66と、第2流量調節操作伝達部68と、を備える。
温度調節操作部50は、ユーザから温度調節の操作を受ける。温度調節操作伝達部52は、温度調節操作部50が受けた操作を機械的に湯水混合部36に伝達する。湯水混合部36は、この操作を受けて動作し、混合される冷水と湯水の比率を変更する。
第1吐出操作部54は、ユーザから、第1吐出口42(ひいてはカラン26)からの吐出開始または吐出終了の操作を受ける。第1吐出操作伝達部56は、第1吐出操作部54が受けた操作を機械的に第1流量調節部40に伝達する。第1流量調節部40は、この操作を受けて動作し、第1吐出流路38を開閉する。
第2吐出操作部62は、ユーザから、第2吐出口48(ひいてはシャワーヘッド22)からの吐出開始または吐出終了の操作を受ける。第2吐出操作伝達部64は、第2吐出操作部62が受けた操作を機械的に第2流量調節部46に伝達する。第2流量調節部46は、この操作を受けて動作し、第2吐出流路44を開閉する。
第1流量調節操作部58は、ユーザから、第1吐出口42(ひいてはカラン26)から吐出されるべき水の流量調節の操作を受ける。第1流量調節操作伝達部60は、第1流量調節操作部58が受けた操作を機械的に第1流量調節部40に伝達する。第1流量調節部40は、この操作を受けて動作し、第1吐出口42から吐出される水の流量が調節される。
第2流量調節操作部66は、ユーザから、第2吐出口48(ひいてはシャワーヘッド22)から吐出されるべき水の流量調節の操作を受ける。第2流量調節操作伝達部68は、その操作を機械的に第2流量調節部46に伝達する。第2流量調節部46は、この操作を受けて動作し、第2吐出口48から吐出される水の流量が調節される。
図3〜5はそれぞれ、水栓装置18を示す斜視図、正面図、側面図である。図5では、温度調節操作部50が設けられる側の側面を示している。
操作装置30は、筐体70をさらに含む。水栓本体28は、実施の形態では、この筐体70内に収容される。筐体70は箱状に形成される。筐体70の上面70aは平坦に形成され、シャンプーのボトルやボディソープのボトルなどを置くためのカウンターとして機能する。
第1吐出操作部54は、筐体70の前面70bに設けられる。第1吐出操作部54は、実施の形態では、押しボタン式の操作部である。そのため、水や石鹸がついた手でも操作しやすい。ユーザによって第1吐出操作部54が押されると、その操作が第1吐出操作伝達部56を介して第1流量調節部40に伝達され、第1吐出流路38が開いて第1吐出口42から水が吐出される。ユーザによって再度第1吐出操作部54が押されると、その操作が第1吐出操作伝達部56を介して第1流量調節部40に伝達され、第1吐出流路38が閉じて第1吐出口42からの水の吐出が止まる。第2吐出操作部62は、筐体70の前面70bに、第1吐出操作部54に隣接して設けられる。第2吐出操作部62は、第1吐出操作部54と同様に構成される。
第1流量調節操作部58は、筐体70の前面70bであって、第1吐出操作部54の下方に設けられる。第1流量調節操作部58は、実施の形態では、直線的(図4では左右方向)にスライドさせるスライド式の操作部である。そのため、例えば回転式の操作部と比べ、水や石鹸がついて手でも操作しやすい。第1流量調節操作部58を右または左にスライドさせると、その操作が第1流量調節操作伝達部60を介して第1流量調節部40に伝達され、第1吐出流路38を流れる水の流量が変化する。実施の形態では、第1流量調節操作部58を右にスライドさせると流量が上がり、第1流量調節操作部58を左にスライドさせると流量が下がるよう構成される。第2流量調節操作部66は、筐体70の前面70bであって、第2吐出操作部62の下方に設けられる。第2流量調節操作部66は、第1流量調節操作部58と同様に構成される。
温度調節操作部50は、筐体70の側面に設けられる。実施の形態では、温度調節操作部50は、筐体70の両側面70c、70dのうち、浴槽12およびシャワーフック20の両方から遠い側(すなわち第1壁16a側)の側面70cに設けられる(図1参照)。温度調節操作部50は、実施の形態では、軸部(不図示)周りに回転させる回転式の操作部である。温度調節操作部50を時計周りまたは反時計回りに回転させると、その操作が温度調節操作伝達部52を介して湯水混合部36に伝達され、混合される冷水と湯水の比率が変化し、湯水混合部36から第1吐出流路38(ひいてはシャワーヘッド22)あるいは第2吐出流路44(ひいてはカラン26)から吐出される水の温度が変化する。実施の形態では、温度調節操作部50を右に回転させると温度が下がり、左に回転させると温度が上がる。
図6は、温度調節操作部50を示す分解斜視図である。図7は、図5のA−A線断面図である。図6、7に加えて図5を参照しながら温度調節操作部50についてさらに詳細に説明する。温度調節操作部50は、温度調節操作部本体82と、係止具84と、カバー86と、を含む。
温度調節操作部本体82は、基部90と、把持部92と、を含む。基部90は、取外し方向Dから見て略円形状に形成される。ここで「取外し方向」とは、温度調節操作部50を操作装置本体(例えば温度調節操作伝達部52)から取り外す際に、後述するように係止具84を引き出す方向を指す。実施の形態では、取外し方向Dは、筐体70の幅方向(図4の左右方向)、すなわち側面70cに略直交する方向を指す。
把持部92は、取外し方向Dに略直交する方向に延在する箱状に形成され、基部90と接続される。ユーザは、この把持部92をつまんで温度調節操作部50を回転操作する。基部90は、把持部92内を取外し方向Dに延在する円環部94を有する。この円環部94内には、温度調節操作伝達部52の一部が進入する。
係止具84は筒状の部材であり、把持部92内に収容される。係止具84は、円環部94の外周側に差し込まれ、円環部94を温度調節操作伝達部52に対して押圧する。これにより、温度調節操作部50が温度調節操作伝達部52に対して係止される。
把持部92は、その延在方向に略平行な第1側面92aおよび第2側面92bと、その延在方向に略直交する第3側面92cおよび第4側面92dと、含む。取外し方向Dから見て把持部92の正面側は、係止具84の出し入れができるよう開口している(以下、この開口を「第1開口96」と呼ぶ)。第3側面92cには、略矩形状の第2開口98が形成されている。この第2開口98は、第1開口96と繋がっている。つまり、把持部92には、側面と正面とに跨るように開口が設けられている。カバー86は、第1開口96と第2開口98とを塞ぐよう把持部92に取り付けられる。
次に、メンテナンス等で温度調節操作部50を取り外す際の、取り外し方法について説明する。 図8(a)〜(c)は、温度調節操作部50を取り外す様子を示す。図8(a)のごとく、温度調節操作部50を時計周り方向または反時計回り方向に回し、カバー86で塞がれた第2開口98を前方に向ける。次に、図8(b)のごとく、マイナスドライバーなどの工具Tを把持部92とカバー86との境界部分に差し込み、カバー86を取り外す。特に、取外し方向Dに交差(例えば略直交)する方向(すなわち前後方向)に工具Tを差し込み、カバー86を取り外す。すると、図8(c)のごとく、第1開口96および第2開口98が開放される。
次に、図8(c)のごとく、第2開口98から把持部92内に工具Tを差し込む。特に、取外し方向Dに交差(例えば略直交)する方向(すなわち前後方向)に工具Tを差し込む。そして、工具Tによって係止具84を取外し方向Dに引き出す。次に、図8(d)のごとく、温度調節操作部本体82を取外し方向Dに引っ張って温度調節操作伝達部52から取り外す。こうして温度調節操作部50は操作装置30から取り外される。
以上説明した実施の形態に係る水栓装置18によると、取外し方向Dに交差する方向(すなわち前後方向)から把持部92内に工具Tを差し入れて係止具84を取り外すことが可能となる。そのため、実施頻度の低いメンテナンスに備えて、温度調節操作部50の取外し方向D(すなわち筐体70の幅方向)に工具Tを使用するためのスペースを確保する必要がなくなる。あるいは、工具Tを使用するために確保すべきスペースが少なくて済む。そのため、水栓装置18の設置位置の自由度が向上する。これにより、例えば図1において、水栓装置18を第1壁16aに近づけ、水栓装置18と第1壁16aとの間のスペースを比較的少なくしても温度調節操作部50を取り外すことができる。逆にいえば、水栓装置18と第1壁16aとの間のスペースによらずに水栓装置18の設置位置を決めることができる。また例えば、温度調節操作部50が側面70dに設けられる場合に、水栓装置18を浴槽12と同じ高さに設置し、水栓装置18を浴槽12に近づけ、水栓装置18と浴槽12との間のスペースを比較的少なくしても温度調節操作部50を取り外すことができる。逆にいえば、水栓装置18と浴槽12との間のスペースによらずに水栓装置18の設置位置を決めることができる。このように、実施の形態に係る水栓装置18によると、メンテナンス性を確保しつつも、設置位置の自由度が向上する。
また、実施の形態に係る水栓装置18によると、第1開口96と第2開口98とが繋がっている。この場合、第1開口96と第2開口98とが繋がっていない場合、すなわちそれらの間に障害物がある場合と比べ、工具Tを自由に動かすことができ、係止具84を取り外すときの作業性が向上する。
また、実施の形態に係る水栓装置18によると、カバー86によって第1開口96および第2開口98が塞がれる。そのため、水栓装置18の良好な見た目を維持できる。
以上、実施の形態に係る水栓装置について説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(変形例1)
実施の形態では、略矩形状の第2開口98が把持部92の第3側面92cに設けられる場合について説明したが、これに限られない。第2開口98は、工具Tを差し込める開口であればよく、多角形状、円形状、その他の形状であってもよい。また、第2開口98は、第1側面92a、第2側面92bまたは第4側面92dに形成されてもよい。また、実施の形態では、第1開口96と第2開口98とが繋がっている場合について説明したが、これに限られず、第1開口96と第2開口98とは繋がっていなくてもよいし、第1開口96を設けなくてもよい。
(変形例2)
実施の形態では、係止具84とカバー86とが別体である場合について説明したが、これに限られない。係止具84とカバー86とは一体であってもよい。この場合、係止具84とカバー86とは一体に形成されても、別々に形成してから結合されてもよい。
(変形例3)
実施の形態では、温度調節操作部本体82は、取外し方向Dから見て略円形状の基部90と箱状の把持部92とで構成される場合について説明したが、これに限られない。温度調節操作部本体82は、その取外し方向Dと平行な面に開口が設けられていればよく、様々な形状を採ることができる。例えば温度調節操作部本体82は、略円筒状(すなわち取外し方向Dから見て全体が略円形状)に形成され、その側面に開口が設けられてもよい。
(変形例4)
実施の形態では、温度調節操作部50に、係止具84を取り外すための第2開口98を設ける場合について説明したが、これに限られない。実施の形態の技術的思想は例えば第1吐出操作部54、第2吐出操作部62など、他の操作部にも適用できる。
(変形例5)
実施の形態では、温度調節操作部50が筐体70の側面、すなわち操作装置本体の側面に設けられる場合について説明したがこれに限られない。温度調節操作部50は、筐体70の前面や上面等、すなわち操作装置本体の前面や上面等に設けられてもよい。
(変形例6)
図9は、実施の形態の変形例に係る浴室ユニット10を示す斜視図である。本変形例では、浴室ユニット10は、水栓装置18に代えて、カウンターと水栓装置とが一体となったカウンター一体型水栓装置118を備える。一般に、カウンター一体型水栓装置118は大型となることが多いため、浴室の壁や浴槽、または手すりや収納棚等の設置部材との関係で、温度調節操作部50の取外し方向に工具を使用するためのスペースを設けにくくなる。したがって、実施の形態の技術的思想は、本変形例のようなカウンター一体型水栓装置118を採用する場合に特に有用である。
(変形例7)
実施の形態では、温度調節操作部50が受けた操作を温度調節操作伝達部52が湯水混合部36に機械的に伝達する場合について説明したが、これに限られない。温度調節操作伝達部52は、温度調節操作部50が受けた操作を湯水混合部36に電気的に伝達してもよい。この場合、湯水混合部36は、電磁弁など、電気的駆動弁を含んで構成されてもよい。第1吐出操作伝達部56、第1流量調節操作伝達部60、第2吐出操作伝達部64、第2流量調節操作伝達部68も同様に、第1吐出操作部54、第1流量調節操作部58、第2吐出操作部62、第2流量調節操作部66が受けた操作を、電気的に伝達するよう構成されてもよい。
(変形例8)
実施の形態では、水栓本体28が操作装置30の筐体70内に収容される場合について説明したが、これに限られず、水栓本体28は操作装置30の筐体70外に設けられてもよい。また、水栓本体28と操作装置30が一体となっていてもよい。
(変形例9)
実施の形態では、水栓装置18が浴室ユニット10に配置される場合について説明したが、これに限られない。水栓装置18は、キッチン、洗面所、その他に設置されてもよい。
(変形例10)
実施の形態では、水栓装置18は、2つの吐出口を備える場合について説明したが、これに限られない。水栓装置18は、1つ、または、3つ以上の吐出口を備えてもよい。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。例えば請求項に記載の操作装置本体は、実施の形態に記載の各伝達部と筐体70との組み合わせにより実現されてもよい。
10 浴室ユニット、 12 浴槽、 18 水栓装置、 28 水栓本体、 30 操作装置、 50 温度調節操作部、 54 第1吐出操作部、 58 第1流量調節操作部、 62 第2吐出操作部、 66 第2流量調節操作部、 70 筐体、 70b 前面、 70c,70d 側面、 82 温度調節操作部本体、 84 係止具、 86 カバー、 90 基部、 92 把持部、 96 第1開口、 98 第2開口。

Claims (5)

  1. 水栓本体と、
    前記水栓本体を操作する操作装置と、を備え、
    前記操作装置は、操作装置本体と、ユーザからの操作を受ける操作部と、を含み、
    前記操作部は、操作部本体と、前記操作部本体内に収容される、前記操作部本体を前記操作装置本体に取り付けるための係止具と、を含み、
    前記操作部本体には、前記係止具の取外し方向と平行な面に開口が設けられていることを特徴とする水栓装置。
  2. 前記開口は、前記取外し方向と平行な面と前記取外し方向と交差する面とに跨るように設けられることを特徴とする請求項1に記載の水栓装置。
  3. 前記操作部は、前記開口を塞ぐカバーを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の水栓装置。
  4. 前記操作部は、操作装置本体の側面に取り付けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の水栓装置。
  5. 水栓本体を操作する操作装置の操作部の取り外し方法であって、
    前記操作部は、操作部本体と、前記操作部本体内に収容される、前記操作部本体を前記操作装置の本体に取り付けるための係止具と、を含み、
    前記操作部本体には、前記係止具の取外し方向と平行な面に開口が設けられており、
    本取り外し方法は、
    前記取外し方向に交差するよう前記開口内に工具を差し込んで前記係止具を外す工程と、
    前記操作装置の本体から前記操作部本体を取り外す工程と、
    を含むことを特徴とする操作部の取り外し方法。
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