JP6433797B2 - 水栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室等に用いられる水栓装置に関する。
浴室等に用いられる水栓には、給水路を流れる湯水の流量や温度を調整するため、ハンドルやレバー等の操作用部材が備え付けられる。特許文献1に記載の水栓装置では、この種の操作用部材として、ハウジングに対して一方向に沿って直線状に移動可能なスライド操作子が取り付けられている。
スライド操作子により水栓装置の弁機構を操作するうえでは、スライド操作子に加えられる力を弁機構に機械的に伝達する必要がある。これを実現するため、特許文献1の水栓装置では、スライド操作子に複数のラック歯を設け、弁機構にラック歯と噛合可能なリングギアを設けている。スライド操作子に加えられる力が各歯の噛み合いによりリングギアに伝わり、リングギアの回転により弁機構の弁体が動作可能となる。
特開2013−7248号公報
弁機構の弁体を一定量移動させるためには、リングギア等の回転入力部に一定量のトルクを付与する必要がある。このために使用者がスライド操作子に加えるべき荷重を操作荷重とすると、特許文献1の構造では、操作荷重の設定に関する自由度が低いという問題がある。
つまり、特許文献1の構造では、スライド操作子から回転入力部に直接に荷重が伝達されるため、スライド操作子の摩擦を無視すると、使用者がスライド操作子に加えた荷重Fがそのまま回転入力部に伝達される。よって、回転入力部に付与されるトルクTは、回転入力部の荷重伝達位置での径Rと荷重Fとの積(T=R×F)で表せることになる。このことから、回転入力部に一定量のトルクTを付与するために必要な操作荷重Fを設定するうえでは、回転入力部の径Rしか調整可能なパラメータがなく、その設定自由度が大きく制限されている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、スライド操作子を用いて弁機構を操作するうえで、操作荷重の設定自由度を高められる水栓装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の水栓装置は、回転入力部の回転により動作する弁機構を有する水栓本体と、弁機構の操作に用いられ、水栓本体に対して一方向に沿って変位可能なスライド操作子と、スライド操作子の移動によりスライド操作子から伝達される荷重を増加又は減少させたうえ、回転入力部に伝達する荷重調整機構と、を備える。
この態様によれば、荷重調整機構により入力荷重に対する出力荷重の増加量又は減少量を調整でき、スライド操作子の操作荷重を調整可能になる。よって、スライド操作子の操作荷重を設定するうえで、調整対象となるパラメータが回転入力部の径以外に増えることになり、操作荷重の設定自由度を高められる。
前述の態様において、弁機構は、回転入力部の回転により、給水路を流れる湯水の流量又は温度を調整可能であり、荷重調整機構は、スライド操作子の使用者がいると予め想定される使用者位置側から見て、スライド操作子が右側又は上側に移動したとき、流量又は温度を増大させるように弁機構を動作させてもよい。
人間の感覚的には、スライド操作子を右側又は上側に移動させたとき、操作対象となる湯水の流量又は温度が増大する方が自然である。よって、この態様によれば、操作対象となる湯水の流量又は温度を直感的に操作でき、良好な使い勝手が得られる。
前述の態様において、回転入力部には、複数の回転歯が周方向に並んで形成され、スライド操作子には、複数のラック歯が一方向に並んで形成され、荷重調整機構は、複数のラック歯と噛合可能な第1歯車と、複数の回転歯と噛合可能な第2歯車とが同軸に設けられる複合歯車であってもよい。
この態様によれば、荷重調整機構にベルトやチェーン等を用いるよりも構成を簡略化できるうえ部品数を抑えられる。
前述の態様において、複合歯車の回転軸は、回転入力部の回転中心線に沿った方向から見たときに、回転中心線よりも前記スライド操作子の移動方向にずれて位置してもよい。
この態様によれば、回転中心線に沿った方向から見て、回転入力部の回転中心線とスライド操作子の間に複合歯車が位置するよりも、両者の間の距離を狭められ、それだけ水栓装置全体の寸法をコンパクトにできる。
前述の態様において、水栓本体に固定されるベース体を更に備え、複合歯車の回転軸は、ベース体に形成される挿通孔内に挿通されることにより、ベース体に対して位置決めされてもよい。
この態様によれば、ベース体に対して複合歯車を位置決めするにあたり、その回転軸を挿通孔内に挿通すれば足りるため、組み立て時の複合歯車の位置合わせ作業が容易になるうえ、高い位置精度を安定して得られる。
本発明によれば、スライド操作子を用いて弁機構を操作するうえで、操作荷重の設定自由度を高められる水栓装置を提供できる。
第1実施形態に係る水栓装置が用いられる浴室ユニットを示す斜視図である。 第1実施形態に係る水栓装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る水栓装置が用いられる吐水装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る水栓装置の右側面図である。 第1実施形態に係る水栓装置の正面図である。 図4のA方向から見たハウジングの内部構造の一部を示す図である。 図6のシャワー用流量調整弁、シャワー用スライド操作子を示す斜視図である。 第1実施形態に係るシャワー用スライド操作子のラック歯、複合歯車、回転入力部の回転歯の位置関係を模式的に示す図である。 図9(a)は図7の方向P4から見た複合歯車周りの構造を示す図であり、図9(b)は図9(a)の範囲S1の拡大断面図であり、図9(c)は図9(a)の方向P5から複合歯車の歯車軸を見た図である。 第1実施形態に係る水栓装置の上面図である。 図6のシャワー用スライド操作子、複合歯車、回転入力部の位置関係を同図のB−B断面と同じ視点から見た模式図である。
以下、各実施形態では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略する。
[第1の実施の形態]
図1は第1実施形態に係る水栓装置10が用いられる浴室ユニット310を示す斜視図である。浴室ユニット310は、水栓装置10の他に、浴槽312と、洗い場314と、壁316と、カウンター317と、鏡319と、シャワーフック320と、スライドバー321と、2つの収納棚325と、を備える。
浴槽312は、防水パン(図示せず)上に設置される。洗い場314は、浴槽312に隣接して設けられる。壁316は、浴槽312および洗い場314を取り囲む。壁316は、洗い場314を隔てて浴槽312と対向する第1壁316aと、浴槽312および洗い場314を挟んで第1壁316aと対向する第2壁316bと、第1壁316aの一端側と第2壁316bの一端側とに接続される第3壁316cと、第3壁316cと対向する、浴室ドアが設けられる第4壁(図示せず)とを含む。
カウンター317は、第3壁316cの洗い場314側に固定される。カウンター317には、シャンプーボトル、ボディソープボトル、石けん、タオル、その他の浴室用の物品が置かれる。鏡319は、縦長に形成され、カウンター317の上方で第3壁316cに固定される。2つの収納棚325は、使用者が立ったときに必要な物品を取り出せる高さで第3壁316cに固定される。
水栓装置10は、カウンター317と鏡319との間において第3壁316cに固定される。シャワーフック320は、浴槽312と水栓装置10との間において、スライドバー321を介して第3壁316cに固定される。シャワーフック320には後述のシャワーヘッド18が掛止される。
図2は水栓装置10を示す斜視図である。水栓装置10は、後述する水栓本体24(本図では図示せず)と、水栓本体24を収容するハウジング62と、水栓本体24の操作に用いられるハンドル38と、複数の押しボタン42、44と、複数のスライド操作子46、48と、を備える。以下、水栓本体24の機能を先に説明してから、ハウジング62等の詳細を説明する。
図3は第1実施形態に係る水栓装置10が用いられる吐水装置12の構成を示すブロック図である。なお、本図では、説明の便宜のため、吐水装置12の各構成要素の位置関係について、現実の位置関係と異なるものを示す。
吐水装置12は設置室としての浴室内に設置される。浴室の室外には、給湯器(図示せず)から温水を供給する湯供給管20と、上水道から冷水を供給する水供給管22とが設置される。以下、温水と冷水を総称して湯水という。
吐水装置12は、水栓装置10の他、第1吐水部としてのカラン16と、第2吐水部としてのシャワーヘッド18とを備える。カラン16、シャワーヘッド18は、水栓装置10から給水される湯水を吐き出す。カラン16、シャワーヘッド18を総称するときはカラン16等という。
水栓装置10は、カラン16等への給水の有無を切り替え可能であるとともに、カラン16等に給水される湯水の温度及び流量を調整可能な水栓本体24を備える。水栓本体24は、カラン16等に給水するための給水路26が内部に形成される水路形成体であり、主として、配管部材とバルブボディを組み合わせて構成される。水栓本体24は、給水路26の途中位置に設置され、バルブボディに収容される弁機構として、湯水混合弁28と、第1流量調整弁としてのカラン用流量調整弁30と、第2流量調整弁としてのシャワー用流量調整弁32とを有する。
湯水混合弁28は、給水路26の一部を通して湯供給管20及び水供給管22に接続される。湯水混合弁28は、複数の弁部(図示せず)の開度の調整により、湯供給管20、水供給管22から供給される湯水の混合比を調整し、湯水の温度を調整したうえでこれを下流側に流出させる。湯水混合弁28はハンドル38により操作される。
給水路26には、湯水混合弁28の下流側に接続される導水路40が含まれる。導水路40は下流側に向かう途中位置で二股に分岐し、分岐箇所より下流側に延びる二つの水路にはカラン用流量調整弁30、シャワー用流量調整弁32が接続される。
各流量調整弁30、32は何れもパイロット式の開閉弁である。各流量調整弁30、32は、図示しないが、スラストロック機構により、給水路26を開閉する弁部の弁体位置を開弁位置及び閉弁位置に切り替えたうえで保持可能に構成される。また、各流量調整弁30、32は、弁体が開弁位置にあるとき、送りねじ機構等を用いて弁部の開度を調整することにより、下流側に給水される湯水の流量を調整可能に構成される。シャワー用流量調整弁32は給水路26の一部及びシャワーホース56を通してシャワーヘッド18に接続される。カラン用流量調整弁30は給水路26の一部を通してカラン16に接続される。
各流量調整弁30、32の弁体位置の切り替えは、それぞれに対応して設けられる第1押しボタンとしてのカラン用押しボタン42と、第2押しボタンとしてのシャワー用押しボタン44とにより操作される。各流量調整弁30、32の湯水の流量調整は、それぞれに対応して設けられる第1スライド操作子としてのカラン用スライド操作子46と、第2スライド操作子としてのシャワー用スライド操作子48とにより操作される。以下、各操作子46、48をそれぞれカラン用操作子46、シャワー用操作子48という。
図4、図5は水栓装置10の右側面図、正面図である。水栓装置10は、浴室の被固定面としての側壁面60に一対の取付脚64を介して固定される。水栓装置10のハウジング62は、天面部66及び底面部68と、正面から見て手前側に設けられる前側面部72と、左右に設けられる横側面部74とを有する。底面部68の後方寄りの部分にはハウジング62内から外側に一対の取付脚64が引き出される。水栓本体24は一対の取付脚64を介して浴室の側壁面60に支持される。
前側面部72には、図5に示すように、左右方向X中央より左寄りの位置にカラン用押しボタン42が配置され、右寄りの位置にシャワー用押しボタン44が配置される。各押しボタン42、44はハウジング62内に向けての押し込みにより操作される。また、前側面部72には、カラン用押しボタン42の下側にカラン用操作子46が配置され、シャワー用押しボタン44の下側にシャワー用操作子48が配置される。左側の横側面部74には、前述のハンドル38が回転可能に取り付けられる。
図6は図4のA方向から見たハウジング62の内部構造の一部を示す図である。本図では、図5のカラン用操作子46、シャワー用操作子48のハウジング62内での詳細な構造を示す図でもある。また、図7は図6のシャワー用流量調整弁32、シャワー用操作子48を示す斜視図である。本図では、図5、図6のシャワー用操作子48が右側に移動した後の状態を示す。各操作子46、48や、操作対象となるカラン用流量調整弁30、シャワー用流量調整弁32、更にはこれら周囲の構成は大半が共通する。以下の説明では、シャワー用操作子48、シャワー用流量調整弁32の構成を中心に説明し、カラン用操作子46、カラン用流量調整弁30、これら周囲の構成は説明を省略する。
ハウジング62内には、図7に示すように、ベース体となるベースプレート150が収容される。ベースプレート150は、図示しないが、水栓本体24にねじ等により固定される。ベースプレート150にはレール部152が形成される受け部材154がねじ等により固定される。
操作子48は、レール部152に対してスライド自在に設けられるスライド部材162と、スライド部材162にねじ等により接続される支持部材164と、支持部材164に取り付けられるカバー部材166とを備える。スライド部材162の上面には複数のラック歯170が操作子48の移動方向P1に並んで形成される。支持部材164はステンレス等の金属材料を素材とする板状成形品であり、長手方向の一端側がスライド部材162に接続され、その他端側に突出部90が設けられる。
突出部90は、図4に示すように、ハウジング62内から外側に下向きに突出し、ハウジング62外にて先端側につまみ部92が設けられる。つまみ部92は、前述のカバー部材166であり、操作子48を操作するときに使用者により把持される。
以上の操作子48は、図7に示すように、レール部152に沿ってスライド部材162が摺動することにより、水栓本体24の流量調整弁32に対して左右方向Xと平行な一方向P1に沿って直線状に変位可能である。
流量調整弁32は、複数の回転歯158が周方向に並んで外周面に形成される回転入力部156を有する。回転入力部156は、外部から入力される荷重を受けて回転し、その正逆方向への回転により弁部を開閉させる。
ハウジング62内には、第1歯車172と第2歯車174とが同軸に設けられる複合歯車176が収容される。第1歯車172の歯数T1、ピッチ円半径R1は、第2歯車174の歯数T2、ピッチ円半径R2より小さくなる。第1歯車172は操作子48の各ラック歯170と噛合可能であり、第2歯車174は回転入力部156の各回転歯158と噛合可能である。操作子48が移動方向P1に沿って移動すると、操作子48から第1歯車172に荷重が伝達されるとともに、第2歯車174から回転入力部156に荷重が伝達される。
図8は操作子48のラック歯170、複合歯車176、回転入力部156の回転歯158の位置関係を模式的に示す図である。本図では、ラック歯170のピッチ線、複合歯車176の各歯車172、174や回転歯158のピッチ円を一点鎖線で示す。
図8(a)に示すように、操作子48が方向P2に移動し、複合歯車176が方向P3に一定角度回転する場合を考える。このとき、複合歯車176に作用するトルクをT、ラック歯170から第1歯車172に伝達される入力荷重をF1、第2歯車174から回転歯158に伝達される出力荷重をF2とする。このトルクTは力点によらず一定となるため、第1歯車172、第2歯車174には一定のトルクが作用し、以下の式(11)、(12)が成立する。また、これらの式(11)、(12)からは式(13)が導出できる。
T=F1×R1 ・・・(11)
T=F2×R2 ・・・(12)
F2=F1×(R1/R2) ・・・(13)
上述のように、ピッチ円半径R1はピッチ円半径R2より小さいため、R2に対するR1の半径比(R1/R2)が1未満の範囲となる。よって、回転入力部156に伝達される出力荷重F2は、式(13)に示すように、操作子48から伝達される入力荷重F1より小さくなる。つまり、複合歯車176は、操作子48の移動により操作子48から伝達される荷重を減少させたうえで、回転入力部156に伝達する荷重調整機構177を構成する。
荷重調整機構177では、上述の半径比R1/R2が1未満の範囲で小さくなるほど、入力荷重に対する出力荷重の減少量が増す。出力荷重の減少量が増すほど、回転入力部156に一定量のトルクを付与するために、操作子46、48に加えるべき荷重(操作荷重)が大きくなる。このように、各歯車172、174の半径比の調整により、操作子46、48の操作荷重を調整可能になる。
この他に、荷重調整機構177では、回転入力部156に一定量のトルクを付与するために、操作子46、48に付与すべき移動量(操作距離)も調整可能である。
図8(b)に示すように、操作子48が方向P2に移動し、複合歯車176が方向P3に一定角度θで回転する場合を考える。このとき、操作子48のラック歯170に対する第1歯車172の噛合位置の変化量を入力移動量L1、回転入力部156の回転歯158に対する第2歯車174の噛合位置の変化量を出力移動量L2とする。このとき、以下の式(14)、(15)が成立する。また、これらの式(14)、(15)からθを消去すると式(16)が導出できる。
L1=(θ/2π)×(2π×R1) ・・・(14)
L2=(θ/2π)×(2π×R2) ・・・(15)
L2=(R2/R1)×L1 ・・・(16)
上述の半径比R1/R2は1未満となるため、その逆数R2/R1は1超となる。よって、回転入力部156に付与する出力移動量L2は、式(16)に示すように、操作子48から付与される入力移動量L1より大きくなる。この半径比R1/R2が1未満の範囲で小さくなるほど、その逆数R2/R1が1超の範囲で大きくなり、入力移動量L1に対する出力移動量L2の増加量が増す。出力移動量L2の増加量が増すほど、回転入力部156に一定量のトルクを付与するために、操作子46、48に付与すべき移動量(操作距離)が小さくなる。このように、各歯車172、174の半径比の調整により、操作子46、48の操作距離も調整可能になる。
次に、本実施形態に係る水栓装置10の他の特徴を説明する。図9(a)は図7の方向P4から見た複合歯車176周りの構造を示す図であり、図9(b)は図9(a)の範囲S1の拡大断面図であり、図9(c)は図9(a)の方向P5から複合歯車176の回転軸178を見た図である。
ベースプレート150には、図9(a)に示すように、複合歯車176の位置を保持するための軸保持部材180が固定される。軸保持部材180は、ビス等の締結具181によりベースプレート150に接続される接続部180aと、接続部180aに対して左右方向Xの一方(図9(a)中左側)に離れた位置に設けられる二つの保持部180bとを備える。二つの保持部180bは複合歯車176の回転軸178の軸方向に離れて平行となるように配置される。
複合歯車176は、第1歯車172及び第2歯車174を含む歯車体188と、各歯車172、174の回転中心と同軸に設けられる回転軸178とが別体に構成される。歯車体188は、各歯車172、174の他、各歯車172、174から軸方向に延びるように設けられる筒状の間隔保持部190を有し、これらが一体成形される。歯車体188には各部位を軸方向に貫通する貫通孔192が形成される。
回転軸178の一端部178aには、図9(b)に示すように、軸方向の中間部178cより径方向外側に張り出すつば部184が一体に形成される。回転軸178は、図9(a)に示すように、軸保持部材180の各保持部180bとともに、歯車体188の貫通孔192に挿通される。回転軸178は、各保持部180bに対しては回転自在に支持され、歯車体188に対してはキー、溝等を用いた嵌め合いにより一体に回転可能となる。これらの組み付け時、回転軸178は、その他端部178bから一方の保持部180b(図中上側)、歯車体188、他方の保持部180b(図中下側)の順で挿通される。このとき、回転軸178は、一方の保持部180bとつば部184との係合により軸保持部材180に対する相対位置が決まり、その他端部178bへの止め輪182の取り付けによりこれらと一体化される。
つば部184は、図9(b)、(c)に示すように、ベースプレート150に形成される円形状の挿通孔186に挿通される。つば部184は挿通孔186に対して嵌合可能な円形状に形成される。回転軸178は、挿通孔186につば部184が挿通されたうえで嵌合されることにより、ベースプレート150に対して回転軸178の軸直交方向に位置決めされる。
前述した図6は、回転入力部156の回転中心線C1に沿った方向から見た図でもある。複合歯車176の回転軸178は、本図に示すように、回転入力部156の回転中心線C1に沿った方向から見たとき、その回転中心線C1よりも操作子46、48の移動方向P1にずれて位置する。詳細には、カラン用流量調整弁30に用いられる複合歯車176の回転軸178は、流量調整弁30の回転入力部156の回転中心線C1よりも、カラン用操作子46の移動方向P1の一端側(図中左側)にずれて位置する。この回転軸178は、複合歯車176の荷重出力先となる回転入力部156の一端側位置Q1より一端側(図中左側)にずれて位置する。また、シャワー用流量調整弁32に用いられる複合歯車176の回転軸178は、流量調整弁32の回転入力部156の回転中心線C1よりも、シャワー用操作子48の移動方向P1の他端側(図中右側)にずれて位置する。この回転軸178は、複合歯車176の荷重出力先となる回転入力部156の他端側位置Q2よりも他端側(図中右側)にずれて位置する。
以上の水栓装置10による作用効果を説明する。
本実施形態によれば、荷重調整機構177により入力荷重に対する出力荷重の減少量を調整でき、操作子46、48の操作荷重を調整可能となる。また、荷重調整機構177により入力移動量に対する出力移動量の増加量も調整できる。よって、操作子46、48の操作荷重、操作距離を設定するうえで、調整対象となるパラメータが回転入力部156の径以外に増えることになり、操作荷重、操作距離の設定自由度を高められる。
また、本実施形態では、荷重調整機構177により入力荷重に対して出力荷重を減少させることで操作子46、48の操作荷重を大きくしているため、操作子46、48に意図せず指等が軽く引っかかったときの操作子46、48の移動量を減らせ、誤動作の発生を抑えられる。また、荷重調整機構177により入力移動量に対して出力移動量を増加させることで操作距離を小さくしているため、回転入力部156に一定量のトルクを付与させて弁機構の弁体を一定量移動させるうえで、操作子46、48の可動範囲を小さくでき、水栓装置10全体の大きさをコンパクトにできる。
また、荷重調整機構177が複合歯車176であるため、荷重調整機構177にベルトやチェーン等を用いるよりも構成を簡略化できるうえ部品数を抑えられる。よって、水栓装置10の製品コストを抑えつつ、その全体の寸法をコンパクトにできる。
また、複合歯車176は、図6に示すように、回転入力部156の回転中心線C1よりも操作子46、48の移動方向P1にずれた位置に回転軸178が位置する。よって、回転中心線C1に沿った方向から見て、回転入力部156の回転中心線C1と操作子46、48の間に複合歯車176が位置するよりも、両者の間の距離を狭められ、それだけ水栓装置10全体の寸法をコンパクトにできる。
また、複合歯車176の回転軸178はベースプレート150の挿通孔186内に挿通されることにより、ベースプレート150に対して位置決めされる。この利点を説明する。かりに、ベースプレート150の挿通孔186に複合歯車176の回転軸178を挿通しない場合、ベースプレート150に対する複合歯車176の位置決めは、軸保持部材180の接続部180aとベースプレート150とのねじ等による接続により行われる。この場合、ベースプレート150に対して軸保持部材180の相対位置を精度よく合わせたうえで接続しなければならず、両者の位置精度にばらつきが生じ易いうえ、両者を位置合せするための専用の治具が必要になる等して作業が煩雑となる。
この点、本実施形態によれば、ベースプレート150に対して複合歯車176を位置決めするにあたり、その回転軸178を挿通孔186内に挿通すれば足りる。よって、ベースプレート150に複合歯車176を組み付けるときの複合歯車176の位置合わせ作業が容易になるうえ、高い位置精度を安定して得られる。
また、ベースプレート150に対する複合歯車176の位置精度が高い場合、水栓本体24に対してベースプレート150の相対位置が精度よく合わせられていれば、回転入力部156の回転中心線C1から複合歯車176の回転軸178までの軸間距離を一定範囲内に保持し易くなる。この軸間距離が過度に小さいと回転不能となる恐れがあるが、この問題を効果的に抑え易くなる利点もある。
次に、本実施形態に係る水栓装置10の更に他の特徴を説明するため、前述の特許文献1の構造に関する他の問題点を説明する。一般的な弁機構では、回転入力部が回転中心線を一方から見て時計回りに回転したとき、回転中心線と同軸に設けられるシャフトが手前側に変位することで弁部の開度が増し、下流側への給水量が増す。一方、回転入力部が反時計回りに回転したときは下流側への給水量が減る。これは回転入力部の回転運動をシャフトの直線運動に変換する機構として送りねじ機構を用いており、送りねじ機構の雌ねじ部材、雄ねじ部が右ねじであることに起因している。
特許文献1の構造では、スライド操作子を右側に移動させたとき、回転入力部が回転中心線を一方から見て反時計回りに回転し、シャフトが奥側に変位する構造になっている。よって、スライド操作子を右側に移動させたときに給水量が減ることになる。人間の感覚的には、スライド操作子を右側に移動させたとき、操作対象となる湯水の流量が増大する方が自然である。このため、従来の構造では、操作対象となる湯水の流量を直感的に操作できず、それだけ使い勝手が悪いという問題がある。この対策として、本実施形態に係る水栓装置10は以下の構成を採用している。
まず、この構成を説明するための前提となる概念を説明してから、前述の対策のための構成を説明する。図10は水栓装置10の上面図である。本実施形態では、各操作子46、48の使用時に使用者がいる使用者位置Aを予め一意に想定している。この使用者位置Aは、水栓装置10に対して、浴室の側壁面60から法線方向が延びる側、つまり、正面側に離れた位置を想定している。使用者位置Aは、水栓装置10に対して、ハウジング62の正面側に離れた位置にあるともいえる。本実施形態では、この使用者位置A側から見たときの各操作子46、48の位置関係を基準として水栓装置10を設計している。ここでの「使用者位置A側」から見たときの位置関係とは、使用者位置Aから水栓装置10に向けて水平に延びる方向Bに直交する鉛直面を投影面としたとき、水栓装置10を投影面に正射影したときの投影像により観察したときの位置関係をいう。
図11(a)は図6のシャワー用操作子48、複合歯車176、回転入力部156の位置関係を同図のB−B断面と同じ視点から見た模式図である。本図ではシャワー用流量調整弁32の一部も示す。また、本図では使用者位置A側をアンダーバーを付して示す。
流量調整弁32は、回転入力部156と一体に回転可能な筒状の雌ねじ部材228を備える。雌ねじ部材228は、流量調整弁32のパイロット弁部(図示せず)を開閉するパイロット弁体となるシャフト220と同軸に設けられるとともに、その内周面に雌ねじが形成される。シャフト220の一端側(図中下側)には雄ねじ部232が設けられ、雄ねじ部232は雌ねじ部材228の雌ねじに螺合される。雌ねじのねじ溝及び雄ねじ部232のねじ山は、シャフト220の軸線方向を一端側から見たとき、右巻きの螺旋状、つまり、右ねじに形成される。
図11(a)に示すように、シャフト220の一端側から見て、回転入力部156及び雌ねじ部材228が時計回りの方向Ua1に回転する場合を考える。この場合、雌ねじ部材228等が右ねじであるため、雄ねじ部232及びシャフト220が手前側(方向Ub1)に変位し、パイロット弁部の開度が変化する結果、図11(b)に示すように、流量調整弁32の主弁部236の開度が増大する。これに対して、図11(b)に示すように、回転入力部156等が反時計回りの方向Ua2に回転すると、シャフト220が奥側(方向Ub2)に変位し、パイロット弁部の開度が変化する結果、図11(a)に示すように、主弁部236の開度が減少する。このように、雌ねじ部材228及び雄ねじ部232は、回転入力部156の回転運動をシャフト220の軸線方向の直線運動に変換する送りねじ機構234を構成する。流量調整弁32の具体的な構造は特許文献1と同様である。
ここで、荷重調整機構177は、図11(a)に示すように、使用者位置A側から見て、操作子46、48が右側(方向Uc1)に移動したとき、回転入力部156を時計回り(方向Ua1)に回転させるように構成される。これにより、前述のように、流量調整弁32の主弁部236の開度が増大し、流量調整弁32から下流側への給水量が増大する。つまり、荷重調整機構177は、操作子46、48が右側に移動したとき、流量を増大させるように流量調整弁32を動作させることになる。
これにより、使用者位置A側から見て操作子46、48が右側に移動したとき、流量を増大させるように流量調整弁30、32が動作するため、操作対象となる湯水の流量を直感的に操作でき、良好な使い勝手を得られる。また、送りねじ機構234を構成する雌ねじ部材228及び雄ねじ部232を左ねじにしなくともよいため、流量調整弁30、32の組み立てにあたり、これらが左ねじの専用品を準備せずともよくなる。よって、雌ねじ部材228及び雄ねじ部232が右ねじの汎用的な部品を用いて流量調整弁30、32を組み立てられ、その部品に関して他製品との間で共用化し易くなる。
なお、他の観点からいうと、荷重調整機構177は、図11(b)に示すように、使用者位置A側から見て、操作子46、48が左側(方向Uc2)に移動したとき、回転入力部156を反時計回り(方向Ua2)に回転させるように構成されているともいえる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
水栓装置10は浴室に設置される例を説明したが、キッチン、洗面室に設置されてもよい。また、水栓装置10が用いられる吐水装置12は複数の吐水部を有する例を説明したが、単数の吐水部のみを有してもよい。
使用者位置Aは、水栓装置10に対して、浴室の側壁面60から法線方向が延びる側に離れた位置を想定したが、その法線方向に対して交差した方向の延びる側に離れた位置でもよい。
各操作子46、48は、ハウジング62に対して左右に変位する例を説明したが、その移動方向は上下方向Zでもよいし、これらに対して斜めの方向でもよい。また、各操作子46、48は、直線状に移動可能な例を説明したが、仮想的な円中心周りに円弧状に移動可能でもよいし、これらを組み合わせた移動経路に移動可能でもよい。
荷重調整機構177は、歯車機構としての複合歯車176を説明したが、歯車機構の他に、ベルト、チェーン、ローラ等が含まれていてもよいし、歯車機構を含まずにこれらチェーン等を用いて構成されてもよい。
荷重調整機構177は、操作子46、48から伝達される荷重を減少させる代わりに、これを増加させたうえで、回転入力部156に伝達してもよい。これを実現するうえでは、第1実施形態の例でいうと、ピッチ円半径R1をピッチ円半径R2より大きくすればよい。この場合、これらの半径比R1/R2が1超の範囲となり、式(13)に示すように、回転入力部156に伝達される出力荷重F2は、操作子48から伝達される入力荷重F1より大きくなる。また、半径比R1/R2の逆数R2/R1が1未満の範囲となり、式(16)に示すように、回転入力部156に付与する出力移動量L2は、操作子48から付与される入力移動量L1より小さくなる。この利点として、操作子46、48の操作荷重が小さくなるため、弁機構を動作させるために入力すべき荷重が大きいときでも、操作子46、48に加えるべき力を小さくでき、弁機構を簡単に動作可能となる点がある。
また、操作子46、48により操作される弁機構として流量調整弁30、32を説明したが、操作子46、48により湯水混合弁28が操作されてもよい。この場合、湯水混合弁28は、回転入力部156の回転により、給水路26を流れる湯水の温度を調整する。また、弁機構は、上述した具体的構造に限られず、回転入力部156の正逆方向の回転により弁部を開閉させるものであればよい。
また、荷重調整機構177は、使用者位置A側から見て、操作子46、48を右側に移動させる代わりに、上側に移動させたとき、流量又は温度を増大させるように弁機構を動作させてもよい。この場合でも、操作対象となる湯水の流量や温度を直感的に操作でき、良好な使い勝手を得られる。
また、複合歯車176は、回転入力部156の回転中心線C1とラック歯170の間に位置してもよいし、その回転軸178がベースプレート150の挿通孔186内に挿通されていなくともよい。
C1…回転中心線、10…水栓装置、24…水栓本体、26…給水路、46…カラン用スライド操作子、48…シャワー用スライド操作子、156…回転入力部、158…回転歯、170…ラック歯、172…第1歯車、174…第2歯車、176…複合歯車、177…荷重調整機構、178…回転軸、186…挿通孔。

Claims (4)

  1. 回転入力部の回転により動作する弁機構を有する水栓本体と、
    前記弁機構の操作に用いられ、前記水栓本体に対して一方向に沿って変位可能なスライド操作子と、
    前記スライド操作子の移動により該スライド操作子から伝達される荷重を増加又は減少させたうえ、前記回転入力部に伝達可能な荷重調整機構と、を備え、
    前記スライド操作子には、複数のラック歯が前記一方向に並んで形成され、
    前記回転入力部には、複数の回転歯が周方向に並んで形成され、
    前記荷重調整機構は、前記複数のラック歯と噛合可能な第1歯車と、前記複数の回転歯と噛合可能な第2歯車とが同軸に設けられる複合歯車であり、
    前記複合歯車の回転軸は、前記回転入力部の回転中心線に沿った方向から見たときに、該回転中心線よりも前記スライド操作子の移動方向にずれて位置することを特徴とする水栓装置。
  2. 前記水栓本体に固定されるベース体を更に備え、
    前記複合歯車の回転軸は、前記ベース体に形成される挿通孔内に挿通されることにより、該ベース体に対して位置決めされることを特徴とする請求項1記載の水栓装置。
  3. 回転入力部の回転により動作する弁機構を有する水栓本体と、
    前記弁機構の操作に用いられ、前記水栓本体に対して一方向に沿って変位可能なスライド操作子と、
    前記スライド操作子の移動により該スライド操作子から伝達される荷重を増加又は減少させたうえ、前記回転入力部に伝達可能な荷重調整機構と、を備え、
    前記スライド操作子には、複数のラック歯が前記一方向に並んで形成され、
    前記回転入力部には、複数の回転歯が周方向に並んで形成され、
    前記荷重調整機構は、前記複数のラック歯と噛合可能な第1歯車と、前記複数の回転歯と噛合可能な第2歯車とが同軸に設けられる複合歯車であり、
    前記水栓本体に固定されるベース体を更に備え、
    前記複合歯車の回転軸は、前記ベース体に形成される挿通孔内に挿通されることにより、該ベース体に対して位置決めされることを特徴とする水栓装置。
  4. 前記弁機構は、前記回転入力部の回転により、給水路を流れる湯水の流量又は温度を調整可能であり、
    前記荷重調整機構は、前記スライド操作子の使用者がいると予め想定される使用者位置側から見て、該スライド操作子が右側又は上側に移動したとき、前記流量又は温度を増大させるように前記弁機構を動作させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の水栓装置。
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