JP7424789B2 - ハンドル及びハンドルを備えた水栓 - Google Patents
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Description
特許文献1のハンドルは、水栓本体から突出する回動軸と一体に回動可能な筒状のハンドル本体を備えている。ハンドル本体の軸方向先端側の端面には、円板状の鍔部と鍔部から突出する筒状の係合部とを備え、ハンドル本体を回動軸に固定するためのキャップが取り付けられている。
上記構成によれば、回動軸にハンドル本体を固定するための部材を別に設ける場合と比較して、ハンドルの部品点数を減らすことができる。
上記構成によれば、ハンドルの外周面における互いに反対側となる二箇所を手で掴んで操作する場合に、手が触れている二箇所の少なくとも一方は、本体周壁により構成される部分になりやすい。これにより、ハンドルの外周面におけるキャップ周壁により構成される部分のみを掴んで操作することによって、ハンドル本体からキャップが外れてしまうことを抑制できる。
上記構成によれば、ハンドル本体からのキャップの外れを抑制する効果がより顕著に得られる。
上記水栓において、複数の分割体を組み合わせてなり、前記水栓本体を覆う水栓カバーを備え、前記ハンドルが特定の基準位置にあるとき、前記本体周壁と前記キャップ周壁との継ぎ目線は、前記水栓カバーにおける前記分割体の継ぎ目線の延長線上に位置していることが好ましい。
図1に示すように、水栓10は、浴室の壁面Wに設置されている。以下では、壁面Wに側に向かって水栓10を見た場合における上下方向、左右方向、及び前後方向をそれぞれ、水栓10の上下方向、左右方向、及び前後方向として説明する。
図8に示すように、キャップ周壁43がキャップ端壁41からハンドル本体20の軸方向基端側の端部まで延びるように形成されている。上記構成によれば、流量調節ハンドル16の外周面に、ハンドル本体20の軸方向基端側の端部に達する周面継ぎ目線A2が形成される。そして、ハンドル本体20とキャップ40との継ぎ目線Aのうち、ハンドル本体20の軸方向基端側にて周面継ぎ目線A2同士を接続する部分は、水栓本体13に隠されることにより見え難くなる。
(1)流量調節ハンドル16は、回動軸18に取り付けられるハンドル本体20と、ハンドル本体20の軸方向先端側の端面に配置されるキャップ40とを備えている。ハンドル本体20は、流量調節ハンドル16の外周面を形成する本体周壁28を備えている。キャップ40は、流量調節ハンドル16の端面に配置されるキャップ端壁41と、キャップ端壁41からハンドル本体20の軸方向基端側の端部まで延びるとともに流量調節ハンドル16の外周面を形成するキャップ周壁43とを備えている。
(2)キャップ40は、回動軸18にハンドル本体20を固定する固定部42を備えている。
(3)流量調節ハンドル16の外周面において、キャップ周壁43より形成される部分の周方向反対側に位置する部分は、本体周壁28により形成されている。
上記構成によれば、上記(3)の効果がより顕著に得られる。
上記構成によれば、周面継ぎ目線A2が見え難くなることにより、ハンドルを見た人に一体的な印象を与える効果がより顕著に得られる。
・キャップ周壁43の周方向長さL4、すなわち、流量調節ハンドル16の外周面におけるキャップ周壁43により形成される範囲を、回動軸18を中心として180度を超える範囲となる長さとしてもよい。
・流量調節ハンドル16の回転角度は特に限定されるものではなく、1回転未満の範囲で回転するハンドルであってもよいし、1回転以上回転するハンドルであってもよい。例えば、1回転未満の範囲で回転するハンドルの場合、略全ての回転角度において、周面継ぎ目線A2を水栓本体13の後面側に位置させることも可能である。
・上記実施形態では、流量調節ハンドル16の基準位置は、吐水の流量が最大となる位置に限定されるものではなく、ハンドルの種類や水栓10全体の形状等に応じて適宜、設定される。例えば、ハンドルが特定位置にあるとき、ハンドルと水栓本体13の表面同士が略面一となり一体的なデザインをなす場合には、上記特定位置を基準位置とする。
(イ)前記本体周壁は、周方向の一部に開口する開口部分を有し、前記キャップ周壁は、前記開口部分に配置されている前記ハンドル。
Claims (5)
- 水栓本体に設けられる回動軸を操作するためのハンドルであって、
前記回動軸に取り付けられるハンドル本体と、
前記ハンドル本体の軸方向先端側の端面に配置されるキャップとを備え、
前記ハンドル本体は、当該ハンドルの外周面を形成する本体周壁を備え、
前記キャップは、前記ハンドル本体の前記端面に配置される端壁と、前記端壁から前記ハンドル本体の軸方向基端側の端部まで延びるとともに当該ハンドルの外周面を形成するキャップ周壁とを備え、
前記キャップは、前記回動軸に前記ハンドル本体を固定する固定部を備えることを特徴とするハンドル。 - 水栓本体に設けられる回動軸を操作するためのハンドルであって、
前記回動軸に取り付けられるハンドル本体と、
前記ハンドル本体の軸方向先端側の端面に配置されるキャップとを備え、
前記ハンドル本体は、当該ハンドルの外周面を形成する本体周壁を備え、
前記キャップは、前記ハンドル本体の前記端面に配置される端壁と、前記端壁から前記ハンドル本体の軸方向基端側の端部まで延びるとともに当該ハンドルの外周面を形成するキャップ周壁とを備え、
前記本体周壁は、周方向の一部に開口部を有し、
前記キャップ周壁は、前記本体周壁の前記開口部に配置されるとともに前記開口部を塞ぐことを特徴とするハンドル。 - 当該ハンドルの外周面において、前記キャップ周壁より形成される部分の周方向反対側に位置する部分は、前記本体周壁により形成されている請求項1又は請求項2に記載のハンドル。
- 前記キャップ周壁は、周方向に連続する一つの部位であり、前記キャップ周壁の周方向長さは、前記回動軸を中心として180度以下の範囲となる長さである請求項3に記載のハンドル。
- 水栓本体と、前記水栓本体に設けられる回動軸を操作するためのハンドルと、複数の分割体を組み合わせてなり、前記水栓本体を覆う水栓カバーとを備え、
前記ハンドルは、前記回動軸に取り付けられるハンドル本体と、前記ハンドル本体の軸方向先端側の端面に配置されるキャップとを備え、
前記ハンドル本体は、当該ハンドルの外周面を形成する本体周壁を備え、
前記キャップは、前記ハンドル本体の前記端面に配置される端壁と、前記端壁から前記ハンドル本体の軸方向基端側の端部まで延びるとともに当該ハンドルの外周面を形成するキャップ周壁とを備え、
前記ハンドルが特定の基準位置にあるとき、前記本体周壁と前記キャップ周壁との継ぎ目線は、前記水栓カバーにおける前記分割体の継ぎ目線の延長線上に位置していることを特徴とする水栓。
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