JP6395120B2 - 水栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水栓装置に係り、特に、湯、水、又は混合湯水を吐止水する水栓装置に関する。
従来から、湯、水、又は混合湯水を吐止水する水栓装置として、例えば、特許文献1に記載されているように、所定の設置面上に設けられて、湯、水、又は混合湯水を吐水するスパウトと、湯量調整用のハンドル及び水量調整用のハンドルの2つの操作ハンドルとを備えたものが知られている。
また、上述した従来の水栓装置においては、通湯路及び通水路のそれぞれには、開閉弁が設けられており、各開閉弁は、通湯路及び通水路にそれぞれ設けられたバルブケースにそれぞれ収容されている。
そして、各操作ハンドルは、固定台座を介して各バルブケースと接続されていると共に、この固定台座によって設置面上に固定されている。さらに、固定台座の外面は、化粧台座によって覆われている。
特開2008−88679号公報
しかしながら、上述した従来の水栓装置において、特に、湯量調整用のハンドルに対しては、例えば、90℃程度の熱湯が通湯路に流れているため、この通湯路の高温の熱が、バルブケースにから固定台座及び化粧台座を介して操作ハンドルへ伝わってしまうという問題がある。
したがって、露出している操作ハンドルや化粧台座の表面が熱くなり、この熱くなっている部分を使用者が触れてしまう恐れがあるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、通湯路の熱が台座や操作ハンドルに伝わることを抑制することができ、安全性を確保することができる水栓装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、湯、水、又は混合湯水を吐止水する水栓装置であって、湯、水、又は混合湯水を吐水可能な吐水部と、給水源から上記吐水部まで延びる通水路と、給湯源から上記吐水部まで延びる通湯路と、この通湯路を開閉する開閉弁と、上記通湯路の外側に設けられて上記開閉弁を収容して開閉可能に保持する保持部と、上記開閉弁に接続されて上記開閉弁の開閉操作を可能にする操作部と、上記保持部と上記操作部との間に設けられて、上記保持部を所定位置に固定可能にする内側台座部と、上記操作部に対して一体又は別体に設けられて、上記内側台座部を覆うように取り付けられた外側台座部と、を有し、上記内側台座部は、上記保持部の外側に接触可能な接触部と、上記外側台座部が取り付けられた状態で上記外側台座部を支持可能な支持部と、を備え、上記内側台座部及び上記外側台座部のそれぞれには、上記通湯路から上記保持部を介して伝達される熱を抑制する伝熱抵抗部が設けられており、上記伝熱抵抗部は、上記接触部と上記支持部との間に形成された熱抵抗用の間隙を含むことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、内側台座部の接触部と支持部との間に形成された熱抵抗用の間隙を含む伝熱抵抗部により、通湯路から保持部を介して内側台座部の接触部に伝達された熱が支持部に伝達されることを抑制することができる。
したがって、保持部から内側台座部の接触部に伝達された熱が内側台座部から外側台座部に伝達されることも抑制することができる。
よって、外観部分である外側台座部の表面温度が高くなることを防ぐことができ、使用者が外側台座部の表面に接触しても安全性を確保することができる。
本発明において、好ましくは、上記接触部は、ほぼ円環状に形成されており、上記支持部は、上記接触部の周囲を取り囲むように形成されており、上記熱抵抗用の間隙は、上記接触部と上記支持部とを接続する接続面を含む凹部により形成されており、上記伝熱抵抗部は、上記凹部の接続面を貫くように形成されたスリットを含む。
このように構成された本発明においては、内側台座部の接触部と支持部との間に形成される凹部の接続面を貫くスリットを含む伝熱抵抗部により、接触部と支持部とを接続している凹部の接続面の面積を小さくすることができる。
したがって、通湯路から保持部を介して内側台座部の接触部に伝達された熱が、外側台座部に伝達してしまうことを効果的に抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記接触部の外周面と上記支持部の内周面との間隔は、全周に亘って等間隔で形成されており、上記スリットは、上記凹部の接続面において周方向に等間隔で複数形成されている。
このように構成された本発明においては、伝熱抵抗部のスリットが凹部の接続面において周方向に等間隔で複数形成されているため、たとえ、内側台座部の接触部から支持部に熱が伝達されたとしても、ほぼ均等に伝達される。
したがって、通湯路から保持部を介して内側台座部の接触部に伝達された熱は、たとえ、外側台座部にも伝達されたとしても、ほぼ均等に伝達される。
よって、外観部分である外側台座部の表面が局所的に高温になることを防ぐことができ、使用者の安全性を確保することができる。
本発明において、好ましくは、上記伝熱抵抗部は、さらに、上記支持部の外周面と上記外側台座部の内周面との間に形成された熱逃がし用のさらなる間隙を含む。
このように構成された本発明においては、内側台座部の支持部の外周面と外側台座部の内周面との間に熱逃がし用のさらなる間隙が形成されているため、内側台座部と外側台座部との接触面積をより小さくすることができる。
したがって、保持部から内側台座部の接触部に伝達された熱が、外側台座部に伝達してしまうことをより効果的に抑制することができる。
本発明において、好ましくは、さらに、上記内側台座部と上記外側台座部とを固定する単一のねじ部材を有し、この単一のねじ部材は、上記外側台座部の一部に螺合された状態で、その先端のみが上記内側台座部の外側に当接可能である。
このように構成された本発明においては、内側台座部と外側台座部とが単一のねじ部材により固定された状態では、ねじ部材が外側台座部の一部に螺合されて、ねじ部材の先端のみが内側台座部の外側に対して局所的に当接した状態にすることができる。
したがって、例えば、内側台座部の全周や外側台座部の全周に対してねじ等で固定した場合に比べて、内側台座部と外側台座部との接触面積を小さくすることができる。
よって、内側台座部から外側台座部への熱伝導について効果的に抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記内側台座部は、上記保持部を形成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率の材料で形成されている。
このように構成された本発明においては、内側台座部が保持部を形成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率の材料で形成されているため、保持部から内側台座部に伝達された熱が、外側台座部に伝達してしまうことをさらにより効果的に抑制することができる。
本発明において、好ましくは、さらに、上記開閉弁と上記操作部とを接続するように設けられて上記操作部の操作力を上記開閉弁に伝達する伝達軸部を有し、この伝達軸部は、上記保持部を形成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率の材料で形成されている。
このように構成された本発明においては、伝達軸部が、保持部を形成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率の材料で形成されているため、高温の湯が開閉弁に接触して、その熱が伝達軸部を介して操作部に伝達されたとしても、操作部が高温になってしまうことを抑制することができる。
本発明の水栓装置によれば、通湯路の熱が台座や湯側操作ハンドルに伝わることを抑制することができ、安全性を確保することができる。
本発明の一実施形態による水栓装置の概略斜視図である。 本発明の一実施形態による水栓装置の正面図である。 本発明の一実施形態による水栓装置の正面断面図である。 本発明の一実施形態による水栓装置の湯流量調整操作装置の分解斜視図である。 図2のV−V線に沿った断面図である。 図3のA部拡大断面図である。 図5のB部拡大断面図である。 図2のVIII−VIII線に沿った断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による水栓装置について説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による水栓装置の概略斜視図である。また、図2は、本発明の一実施形態による水栓装置の正面図である。さらに、図3は、本発明の一実施形態による水栓装置の正面断面図である。
まず、図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態による水栓装置1は、浴槽B1の周辺のデッキ面C上に設けられたスパウト2、湯流量調整操作装置4、及び、水流量調整操作装置6をそれぞれ備えている。スパウト2は、その先端部分に吐水口2a(図2参照)を備え、湯、水、又は混合湯水を吐水可能な吐水部である。
つぎに、図1〜図3に示すように、水栓装置1は、デッキ面Cよりも下方にそれぞれ設けられた通湯管部材8、通水管部材10、及び、分岐管部材12を備えている。
なお、本実施形態の水栓装置1では、浴槽B1の周辺のデッキ面Cに設けられた形態について説明するが、洗面台やキッチンの流し台のデッキ面に設けられた形態であってもよい。
また、図2及び図3に示すように、通湯管部材8は、給湯器等の給湯源14から供給される湯が通過する通湯路16を形成する。そして、この通湯管部材8の一部には、湯流量調整操作装置4(詳細は後述する)が接続されており、この湯流量調整操作装置4により、通湯路16を開閉操作して、通湯の流量調整が可能となっている。
同様に、図2及び図3に示すように、通水管部材10は、水道等の給水源18から供給される水が通過する通水路20を形成する。そして、この通水管部材10の一部には、水流量調整操作装置6が接続されており、この水流量調整操作装置6により、通水路20を開閉操作して、通水の流量調整が可能となっている。
なお、水流量調整操作装置6については、湯流量調整操作装置4(詳細は後述する)と同様な構造であるため、詳細な説明については省略する。
さらに、図2及び図3に示すように、分岐管部材12は、通湯管側、通水管側、及びスパウト側の三方向にそれぞれの管路を備えている。これにより、分岐管部材12の通湯管側の管路は、その上流側の通湯路16と連通しており、分岐管部材12の通水管側の管路は、その上流側の通水路20と連通している。また、分岐管部材12のスパウト側の管路は、その下流側のスパウト2内の流路2bと連通している。
これらにより、通湯路16及び通水路20のそれぞれから分岐管部材12のスパウト側の管路に流入した湯及び水は、その後、スパウト2内の流路2bを通過するようになっている。最終的には、湯流量調整操作装置4及び水流量調整操作装置6の調整操作に応じて、吐水口2aから湯、水、又は混合湯水が吐止水されるようになっている。
つぎに、図3〜図8を参照して、本実施形態の水栓装置1の湯流量調整操作装置4の詳細について説明する。
まず、図4は、本発明の一実施形態による水栓装置の湯流量調整操作装置の分解斜視図である。つぎに、図5は、図2のV−V線に沿った断面図である。また、図6は、図3のA部拡大断面図であり、図7は、図5のB部拡大断面図である。さらに、図8は、図2のVIII−VIII線に沿った断面図である。
まず、図3〜図8に示すように、湯流量調整操作装置4は、下方側かつ内側から順に、通湯路16を開閉する開閉弁22、この開閉弁22を収容するケーシング24、固定台座26、化粧台座28、支柱管部材30、止めねじ32、伝達軸部材34、及び、操作ハンドル36をそれぞれ備えている。
図3及び図5に示すように、ケーシング24は、通湯管部材8の外側に設けられて、概ね円筒形状に形成されている。このケーシング24は、通湯路16を開閉する開閉弁22を内部に保持する保持部となっている。
また、図3及び図5に示すように、伝達軸部材34は、化粧台座28及び支柱管部材30によって湯流量調整操作装置4の上下方向の中心軸線A1回りに回転可能に支持されている。
さらに、図3及び図5に示すように、伝達軸部材34の下端部は、開閉弁22の上端部に連結されている。一方、伝達軸部材34の上端部は、操作部である操作ハンドル36の一部に連結されている。これらにより、伝達軸部材34は、操作ハンドル36の回転操作力を開閉弁22に伝達する伝達軸部として機能するようになっている。
さらに、図5に示すように、開閉弁22の外周面の一部とケーシング24の内周面の一部は、螺合部38によって螺合されている。
図3及び図5に示すように、操作ハンドル36について中心軸線A1を中心に回転操作することにより、その回転操作方向及び回転量に応じて、伝達軸部材34が回転するようになっている。そして、開閉弁22は、伝達軸部材34と共に回転し、その回転方向及び回転量に応じて通湯路16が開閉可能となっている。
つぎに、図4〜図8に示すように、固定台座26は、ケーシング24と操作ハンドル36との間に設けられた概ね円環状の部材である。
また、図4〜図8に示すように、化粧台座28は、支柱管部材30及び操作ハンドル36に対して別体に設けられており、固定台座26を覆うように取り付けられた概ね矩形状の部材(いわゆる、角型の部材)である。しかしながら、化粧台座28については、このような角型の部材に限られず、外観が丸型形状等の曲面状の部材(いわゆる、丸型の部材)であってもよい。
すなわち、固定台座26は、ケーシング24をデッキ面Cの所定位置に固定可能にする内側台座部として機能しており、化粧台座28は、固定台座26の上方且つ外側を取り囲むように形成された外側台座部として機能している。
そして、図8に示すように、これらの固定台座26及び化粧台座28は、中心軸線A1を中心に互いに同心状に配置されている。
なお、本実施形態の水栓装置1においては、化粧台座28が支柱管部材30及び操作ハンドル36に対して別体に設けられた形態について説明するが、化粧台座28が支柱管部材30及び操作ハンドル36に対して一体に形成された形態であってもよい。
つぎに、図4及び図6〜図8に示すように、固定台座26の上面には、伝熱抵抗部として、その中心軸線A1を中心に周方向全周に亘って凹部(凹溝40)が形成されている。
そして、図6〜図8に示すように、固定台座26の凹部40を形成する内側壁42は、固定台座26をケーシング24の上端部に取り付けた状態で、ケーシング24の上端部の外周面に接触した状態となる接触部となる。
一方、図6〜図8に示すように、固定台座26の凹溝40を形成する外側壁44は、固定台座26をケーシング24の上端部に取り付けた状態で、化粧台座26の内部の天面を下側から支持する支持部となる。
これらの固定台座26の凹溝40の内側壁42と外側壁44との間に形成される凹溝40については、通湯路16内の熱湯の熱がケーシング24に伝達された後、ケーシング24の上端部から固定台座26の内側壁42に伝達された熱が、固定台座26の外側壁44に伝達されることを抑制する熱抵抗用の間隙S1として機能するようになっている。
つぎに、図6〜図8に示すように、内側壁42と外側壁44とを接続する凹溝40の底面における径方向の間隔d1は、全周に亘って等間隔で形成されている。
また、図8に示すように、内側壁42と外側壁44とを接続する凹溝40の底面には、上下方向に貫く複数の同一形状のスリット46が形成されている。そして、各スリット46同士は、周方向に等間隔d2を置いて形成されている。
これらのスリット46により、内側壁42と外側壁44とが直接的に接触することを回避することができるようになっている。よって、これらのスリット46は、ケーシング24の上端部から固定台座26の内側壁42に伝達された熱が、固定台座26の外側壁44に伝達されることを抑制する伝熱抵抗部として機能するようになっている。
なお、本実施形態の水栓装置1では、固定台座26の内側壁42と外側壁44との間の凹溝40の底面に複数のスリット46を設けた形態について説明するが、他の形態であってもよい。
すなわち、他の形態として、固定台座26の内側壁42と外側壁44との間の凹溝40の底面において、周方向のほぼ全周に亘ってほぼ円形状に形成した単一の熱抵抗用の貫通穴を設けてもよい。
つぎに、図6〜図8に示すように、固定台座26の外側壁44の外周面と化粧台座28の側壁の内周面との間には、熱逃がし用の間隙S2が形成されている。この熱逃がし用の間隙S2により、固定台座26と化粧台座28との接触面積を小さくすることができると共に、固定台座26の外側壁44に伝達した熱を外側に逃がすことができるようになっている。
よって、この熱逃がし用の間隙S2についても、ケーシング24の上端部から固定台座26の内側壁42に伝達された熱が、固定台座26の外側壁44から化粧台座28に伝達してしまうことを抑制する伝熱抵抗部として機能するようになっている。
つぎに、図7及び図8に示すように、止めねじ32は、固定台座26と化粧台座28とを固定する単一のねじ部材である。
この止めねじ32が化粧台座28の背面に外側から螺合されて固定台座26と化粧台座28とが固定された状態では、止めねじ32の先端(前端)のみが、固定台座26の外側壁44の後端面に局所的に当接した状態となっている。
ちなみに、図4〜図8に示すように、固定台座26及び伝達軸部材34のそれぞれは、ケーシング24を形成する材料(例えば、黄銅等)の熱伝導率よりも低い熱伝導率の材料(例えば、POM(ポリアセタール)樹脂、或いは、SUS304等のステンレス材料等)で形成されている。
これらにより、ケーシング24の上端部から固定台座26の内側壁42に伝達された熱が、化粧台座28に伝達してしまうことをさらにより効果的に抑制することができるようになっている。
また、通湯路16内の高温の湯が開閉弁22に接触して、その熱が伝達軸部材34を介して操作ハンドル36に伝達されたとしても、操作ハンドル36が高温になってしまうことを抑制することができるようになっている。
つぎに、図1〜図8を参照して、本発明の一実施形態による水栓装置1の作用について説明する。
まず、上述した本発明の一実施形態による水栓装置1によれば、固定台座26の内側壁42と外側壁44との間に形成された熱抵抗用の間隙S1を含む伝熱抵抗部を備えている。これにより、通湯路16からケーシング24を介して固定台座26の内側壁42に伝達された熱が外側壁44に伝達されることを抑制することができる。
したがって、ケーシング24から固定台座26の内側壁42に伝達された熱が、固定台座26から化粧台座28に伝達されることも抑制することができる。
よって、外観部分である化粧台座28の表面温度が高くなることを防ぐことができ、使用者が化粧台座28の表面に接触しても安全性を確保することができる。
つぎに、本実施形態による水栓装置1によれば、固定台座26の内側壁42と外側壁44との間に形成される凹溝40の接続面を貫くスリット46を含む伝熱抵抗部を備えている。これにより、固定台座26の内側壁42と外側壁44とを接続している凹溝40の接続面の面積を小さくすることができる。
したがって、通湯路16からケーシング24を介して固定台座26の内側壁42に伝達された熱が、化粧台座28に伝達してしまうことを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、伝熱抵抗部のスリット46が凹溝40の接続面において周方向に等間隔d2で複数形成されている。これにより、たとえ、固定台座26の内側壁42から外側壁44に熱が伝達されたとしても、ほぼ均等に伝達される。
したがって、通湯路16からケーシング24を介して固定台座26の内側壁42に伝達された熱は、たとえ、化粧台座28にも伝達されたとしても、ほぼ均等に伝達される。
よって、外観部分である化粧台座28の表面が局所的に高温になることを防ぐことができ、使用者の安全性を確保することができる。
さらに、本実施形態による水栓装置1によれば、固定台座26の外側壁44の外周面と化粧台座28の内周面との間に熱逃がし用のさらなる間隙S2が形成されている。これにより、固定台座26と化粧台座28との接触面積をより小さくすることができる。
したがって、ケーシング24から固定台座26の内側壁42に伝達された熱が、化粧台座28に伝達してしまうことをより効果的に抑制することができる。
つぎに、本実施形態による水栓装置1によれば、固定台座26と化粧台座28とが単一の止めねじ32により固定された状態では、止めねじ32が化粧台座28の一部に螺合されて、止めねじ32の先端のみが固定台座26の外側に対して局所的に当接した状態にすることができる。
したがって、例えば、固定台座26の全周や化粧台座28の全周に対してねじ等で固定した場合に比べて、固定台座26と化粧台座28との接触面積を小さくすることができる。
よって、固定台座26から化粧台座28への熱伝導について効果的に抑制することができる。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、固定台座26がケーシング24を形成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率の材料で形成されている。
したがって、ケーシング24から固定台座26に伝達された熱が、化粧台座28に伝達してしまうことをさらにより効果的に抑制することができる。
さらに、本実施形態による水栓装置1によれば、伝達軸部材34が、ケーシング24を形成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率の材料で形成されている。
したがって、高温の湯が開閉弁に接触して、その熱が伝達軸部材34を介して操作ハンドル36に伝達されたとしても、操作ハンドル36が高温になってしまうことを抑制することができる。
1 水栓装置
2 スパウト(吐水部)
2a 吐水口
2b スパウト内の流路
4 湯流量調整操作装置
6 水流量調整操作装置
8 通湯管部材
10 通水管部材
12 分岐管部材
14 給湯源
16 通湯路
18 給水源
20 通水路
22 開閉弁
24 ケーシング(保持部)
26 固定台座(内側台座部)
28 化粧台座(外側台座部)
30 支柱管部材
32 止めねじ(単一のねじ部材)
34 伝達軸部材(伝達軸部)
36 操作ハンドル(操作部)
38 螺合部
40 凹溝(伝熱抵抗部、凹部)
42 固定台座の内側壁(内側台座部の接触部)
44 固定台座の外側壁(内側台座部の支持部)
46 スリット(伝熱抵抗部)
A1 湯流量調整操作装置の上下方向の中心軸線
B1 浴槽
C デッキ面
d1 間隔
d2 間隔
S1 熱抵抗用の間隙(伝熱抵抗部)
S2 熱逃がし用の間隙(伝熱抵抗部)

Claims (7)

  1. 湯、水、又は混合湯水を吐止水する水栓装置であって、
    湯、水、又は混合湯水を吐水可能な吐水部と、
    給水源から上記吐水部まで延びる通水路と、
    給湯源から上記吐水部まで延びる通湯路と、
    この通湯路を開閉する開閉弁と、
    上記通湯路の外側に設けられて上記開閉弁を収容して開閉可能に保持する保持部と、
    上記開閉弁に接続されて上記開閉弁の開閉操作を可能にする操作部と、
    上記保持部と上記操作部との間に設けられて、上記保持部を所定位置に固定可能にする内側台座部と、
    上記操作部に対して一体又は別体に設けられて、上記内側台座部を覆うように取り付けられた外側台座部と、を有し、
    上記内側台座部は、上記保持部の外側に接触可能な接触部と、上記外側台座部が取り付けられた状態で上記外側台座部を支持可能な支持部と、を備え、
    上記内側台座部及び上記外側台座部のそれぞれには、上記通湯路から上記保持部を介して伝達される熱を抑制する伝熱抵抗部が設けられており、
    上記伝熱抵抗部は、上記接触部と上記支持部との間に形成された熱抵抗用の間隙を含むことを特徴とする水栓装置。
  2. 上記接触部は、ほぼ円環状に形成されており、上記支持部は、上記接触部の周囲を取り囲むように形成されており、
    上記熱抵抗用の間隙は、上記接触部と上記支持部とを接続する接続面を含む凹部により形成されており、
    上記伝熱抵抗部は、上記凹部の接続面を貫くように形成されたスリットを含む請求項1記載の水栓装置。
  3. 上記接触部の外周面と上記支持部の内周面との間隔は、全周に亘って等間隔で形成されており、
    上記スリットは、上記凹部の接続面において周方向に等間隔で複数形成されている請求項2記載の水栓装置。
  4. 上記伝熱抵抗部は、さらに、上記支持部の外周面と上記外側台座部の内周面との間に形成された熱逃がし用のさらなる間隙を含む請求項1乃至3の何れか1項に記載の水栓装置。
  5. さらに、上記内側台座部と上記外側台座部とを固定する単一のねじ部材を有し、この単一のねじ部材は、上記外側台座部の一部に螺合された状態で、その先端のみが上記内側台座部の外側に当接可能である請求項1乃至4の何れか1項に記載の水栓装置。
  6. 上記内側台座部は、上記保持部を形成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率の材料で形成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の水栓装置。
  7. さらに、上記開閉弁と上記操作部とを接続するように設けられて上記操作部の操作力を上記開閉弁に伝達する伝達軸部を有し、この伝達軸部は、上記保持部を形成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率の材料で形成されている請求項1乃至6の何れか1項に記載の水栓装置。
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