JP6448384B2 - テレメータシステム及び通信装置 - Google Patents

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本発明は、メータにて計測された水道、ガスなどの使用量を電話回線等の通信網を利用して中央装置へ送信するテレメータシステム及び通信装置に関する。
従来、電話回線等の通信網を利用して、ガス、水道、電気等のメータを遠隔地から制御することにより、検針を行う自動検針システムが存在する。このような自動検針システムでは、例えば電話回線を介して、センタ側通信装置と、メータを接続可能な端末側網制御装置とが接続される。センタ側通信装置は、端末側網制御装置と通信することにより、端末側網制御装置に接続されたメータにより計測されたガス、水道、電気等の使用量に係るデータ(検針値)を取得することができる。また、端末側網制御装置は、ガス漏れ等の異常を検知した場合、警報を電話回線を通じてセンタ側網制御装置へ通知することが可能である。
特開平6−62132号公報
しかしながら、従来の端末側網制御装置は、内部で通信エラーが発生したとしても、どこまで手順が進んだのかを報知することができないという問題点を有していた。このため、現場の作業員は通信エラーの原因を特定することができず、原因を特定するためには、端末やシステムに精通した技術者が解析を行う必要があり、現場での復旧作業や製品の改善に時間を要していた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、通信処理で発生した異常に対する対処方法を提示することができるテレメータシステム及び通信装置を提供することを目的とする。
本願のテレメータシステムは、複数の通信手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する通信装置と、需要家に供給される供給物の使用量を計測し、計測した使用量に係るデータを前記通信装置へ出力するメータとを含み、前記通信装置が実行する通信処理により、前記メータから出力される使用量に係るデータを外部装置へ送信するテレメータシステムにおいて、前記通信装置は、前記通信処理に異常が発生した場合における通信手順毎の対処方法を、各通信手順を識別する識別子に対応付けて記憶してある対処方法テーブルと、実行した通信処理の履歴を記憶する履歴テーブルと、前記通信処理における異常の発生を検知する検知手段と、該検知手段にて異常の発生を検知した場合、前記履歴テーブルに記憶された履歴を参照し、前記異常を引き起こす要因となった通信手順を特定する特定手段と、特定した通信手順を識別する識別子に対応付けられて記憶されている対処方法を示す情報を前記対処方法テーブルから読み出す手段と、読み出した対処方法を示す情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
本願のテレメータシステムは、前記通信装置に着脱可能に接続され、情報を表示するための表示手段を備えた表示機器を更に含み、前記通信装置は、前記表示機器を接続する接続手段を更に備え、前記対処方法テーブルから読み出した対処方法を示す情報を前記接続手段に接続された表示機器に表示させるべく、前記出力手段は、前記表示機器に対して前記情報を出力するようにしてあることを特徴とする。
本願のテレメータシステムは、複数の通信手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する通信装置と、需要家に供給される供給物の使用量を計測し、計測した使用量に係るデータを前記通信装置へ出力するメータと、前記通信装置に着脱可能に接続され、情報を表示するための表示手段を備えた表示機器とを含み、前記通信装置が実行する通信処理により、前記メータから出力される使用量に係るデータを外部装置へ送信するテレメータシステムにおいて、前記通信装置は、実行した通信処理の履歴を記憶する履歴テーブルと、前記通信処理における異常の発生を検知する検知手段と、該検知手段にて異常の発生を検知した場合、前記履歴テーブルに記憶された履歴を参照し、前記異常を引き起こす要因となった通信手順を特定する特定手段と、特定した通信手順を識別する識別子を、自装置に接続された表示機器へ出力する手段とを備え、前記表示機器は、前記通信装置が実行する通信処理に異常が発生した場合における通信手順毎の対処方法を、各通信手順を識別する識別子に対応付けて記憶してある対処方法テーブルと、前記通信装置から送信される識別子を受信した場合、該識別子に対応付けられて記憶されている対処方法を示す情報を前記対処方法テーブルから読み出す手段とを備え、読み出した対処方法を示す情報を表示するようにしてあることを特徴とする。
本願のテレメータシステムは、前記表示機器は、前記通信装置に実行させるべき通信処理の実行指示を受付ける手段と、受付けた実行指示を前記通信装置へ出力する手段とを更に備え、前記通信装置は、前記表示機器から出力された実行指示を受付ける手段と、受付けた実行指示に基づき、実行指示対象の通信処理を規定する通信規約で定められた各通信手順を実行する都度、各通信手順の実行成否を判定する手段と、該手段による判定結果に係る情報を前記表示機器へ出力する手段とを更に備え、前記表示機器は、前記通信装置から出力される判定結果に係る情報を前記表示手段に表示するようにしてあることを特徴とする。
本願の通信装置は、複数の通信手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する通信手段と、需要家に供給される供給物の使用量を計測し、使用量に係るデータを出力するメータを接続するための接続手段とを備え、前記通信手段が実行する通信処理により、前記接続手段に接続されたメータからのデータを外部装置へ送信する通信装置において、前記通信処理に異常が発生した場合における通信手順毎の対処方法を、各通信手順を識別する識別子に対応付けて記憶してある対処方法テーブルと、実行した通信処理の履歴を記憶する履歴テーブルと、前記通信処理における異常の発生を検知する検知手段と、該検知手段にて異常の発生を検知した場合、前記履歴テーブルに記憶された履歴を参照し、前記異常を引き起こす要因となった通信手順を特定する手段と、特定した通信手順を識別する識別子に対応付けられて記憶されている対処方法を示す情報を前記対処方法テーブルから読み出す手段と、読み出した対処方法を示す情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
本願によれば、通信処理で発生した異常に対する対処方法を提示することができる。
本実施の形態に係るテレメータシステムの全体構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る端末側網制御装置の構成を説明するブロック図である。 実施の形態1に係るデータ設定器の構成を説明するブロック図である。 実施の形態1に係る端末側網制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 対処方法テーブルの一例を示す概念図である。 実施の形態2に係る端末側網制御装置の構成を説明するブロック図である。 実施の形態2に係るデータ設定器の構成を説明するブロック図である。 実施の形態2に係る端末側網制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るデータ設定器が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る端末側網制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 対処方法テーブルの他の例を示す概念図である。 実施の形態5に係る端末側網制御装置の構成を説明するブロック図である。 リレーの動作タイミングを説明する説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態に係るテレメータシステムの全体構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るテレメータシステムは、公衆電話網Nを介して接続されるセンタ側の装置と端末側の装置とを備える。センタ側の装置には、例えばホストコンピュータ11及びセンタ側網制御装置(C−NCU)12が含まれ、端末側の装置には、例えば端末側網制御装置21、並びに端末側網制御装置(T−NCU)21に接続される電話機22及びメータ23が含まれる。また、端末側網制御装置21には、必要に応じてデータ設定器24が着脱可能に接続される。
ここで、メータ23は、個人宅などの需要家毎に設置され、供給事業者から供給されるガス、水道、電気など供給物の使用量を計測し、計測結果(検針値)を出力する端末装置である。データ設定器24は、端末側網制御装置21に設定すべき情報、パラメータ等を端末側網制御装置21が有する記憶部211(図2を参照)に書き込んだり、記憶部211に記憶されている情報、パラメータ等を読み出して表示するための機器である。
端末側網制御装置21は、センタ側からの着呼を受けた場合、電話機22の使用状況に応じて回線制御を行う。例えば、センタ側からの着呼を受けた際に電話機22がオフフックとなった場合、電話機22を公衆電話網Nに接続することにより、発呼側と電話機22との間で通話を開始させる。一方、センタ側からの着呼を受けた場合、電話機22がオフフックとならなかった場合、端末側網制御装置21自身をオフフックの状態にして、センタ側と端末側網制御装置21との通信を開始させる。このとき、端末側網制御装置21は、メータ23が計測した検針値等の情報を取得し、公衆電話網Nを介してセンタ側網制御装置12へ送信することができる。
図2は実施の形態1に係る端末側網制御装置21の構成を説明するブロック図である。端末側網制御装置21は、例えば、制御部210、記憶部211、回線制御部212、FSKモデム213、DTMF信号送受信回路214、インタフェース回路215を備える。本実施の形態に係る端末側網制御装置21は、電話回線PLを通じて公衆電話網Nに接続される。
制御部210は、例えば、CPU、ROM、RAM、カウンタ、タイマなどを備え(不図示)、ROMに予め格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、機器全体の制御を行い、端末側網制御装置21を本発明に係る通信装置として機能させる。
記憶部211は、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリにより構成されている。記憶部211が有する記憶領域の一部は、通信エラー発生時の対処方法の情報が記憶されている対処方法テーブル211a、及び通信履歴を記憶する履歴テーブル211bとして使用される。
回線制御部212は、端末側網制御装置21に接続された電話機22がオフフックの状態であるか否かを検出するオフフック検知回路、オフフック検知回路の検知結果に基づき、電話機22または端末側網制御装置21自身を電話回線PLに接続する接続回路等を有する。
FSKモデム213は、データ信号と電話回線PLを通じて伝送される可聴周波数信号との間を相互に変調/復調する機能を有する。FSKモデム213は、電話回線PLを通じて可聴周波数信号を受信した場合、デジタル形式のデータ信号に変換して制御部210へ送出する。また、センタ側へ送信すべきデータ信号が制御部210から入力された場合、可聴周波数信号に変換して回線制御部212へ送出し、電話回線PLを通じてセンタ側へ送信する。
DTMF信号送受信回路214は、電話回線PLを通じて伝送されるDTMF信号を送受信するための回路である。
インタフェース回路215は、メータ23、データ設定器24等の各種機器を接続するための複数のポートを備える。インタフェース回路215は、ポートに接続された機器と制御部210との間のインタフェースを受け持ち、必要に応じて各種情報の受け渡しを行う。例えば、センタ側のホストコンピュータ11から送信される検針要求を公衆電話網Nを介して端末側網制御装置21が受信した場合、制御部210は、検針値の取得要求に係る制御信号をインタフェース回路215を通じて接続されたメータ23へ送信する。また、制御部210は、メータ23から送信される検針値に係るデータをインタフェース回路215を通じて受信する。
なお、図2に示した例では、1つのインタフェース回路215に対して、メータ23及びデータ設定器24の双方を接続する構成としたが、メータ23、データ設定器24等の複数の機器を個別に接続するために、複数のインタフェース回路を備えるものであってもよい。また、データ設定器24との接続は有線及び無線の何れであってもよく、有線接続の場合、例えば、RS−232、UART等の通信規格を採用することができ、無線接続の場合、例えば、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等の通信規格を採用することができる。
図3は実施の形態1に係るデータ設定器24の構成を説明するブロック図である。データ設定器24は、制御部240、記憶部241、接続部242、操作部243、表示部244などを備える。データ設定器24は、端末側網制御装置21に常時接続されている必要はなく、端末側網制御装置21に対して何らかの情報、パラメータ等を設定する場合、端末側網制御装置21に何らかの異常があった場合等において接続されるものであればよい。
制御部240は、例えば、CPU、ROMなどを備え、ROMに予め格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、データ設定器24を本発明に係る表示機器として機能させる。
記憶部241は、例えば、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、接続先の端末側網制御装置21に設定させるべき情報、端末側網制御装置21から読み出した情報等を記憶する。
接続部242は、端末側網制御装置21のインタフェース回路215が備えるポートに接続するための接続手段である。接続部242は、接続先の端末側網制御装置21と制御部240との間のインタフェースを受け持ち、必要に応じて各種情報の受け渡しを行う。
操作部243は、ディップスイッチなどの各種スイッチ、キーボード等により構成されており、保守作業を行う作業員等による各種操作を受付ける。制御部240は、操作部243から入力される設定内容を基に各種制御を行い、必要に応じて設定内容を記憶部241に記憶させる。
表示部244は、例えば、液晶表示パネル等により構成されており、制御部240が記憶部241から読み出した情報、制御部240が接続部242を通じて取得した情報等の各種情報を表示する。
以下、本実施の形態に係る端末側網制御装置21の動作について説明する。
図4は実施の形態1に係る端末側網制御装置21が実行する処理の手順を示すフローチャートである。端末側網制御装置21の制御部210は、通信処理を開始するか否かを判断する(ステップS101)。メータ23から出力される検針値に係るデータをインタフェース回路215を通じて受信した場合、データ設定器24から出力される通信処理の実行指示をインタフェース回路215を通じて受付けた場合、自装置内でセンタ側へ通知すべきイベントが発生した場合、センタ側からの起動によりセンタ側と通信すべきイベントが発生した場合等において、制御部210は、通信処理を開始すると判断する。通信処理を開始しない場合(S101:NO)、制御部210は、通信処理が開始されるまで待機する。
通信処理を実行すると判断した場合(S101:YES)、制御部210は、複数の手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する。このような通信処理に係る手順は、記憶部211又は制御部210が備える内蔵のROMに予め記憶されているものとする。例えば、端末側網制御装置21から端末発呼を行う場合、制御部210は、以下のS0〜S12の手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する。
S0:待機状態
S1:発呼すべき要因の発生
S2:発呼すべき電話番号の設定
S3:発呼回数と閾値との比較
S4:電話回線PLの電圧を検知
S5:電話機22の接続状態を確認
S6:ダイヤルトーンの検知
S7:端末側網制御装置21をオフフック状態に切り替え
S8:規定時間内にセンタ側からのリンク信号を検出
S9:データ送信後、センタ側から応答信号を受信
S10:通信エラーの検出
S11:通信を正常終了
S12:待機状態へ移行
通信処理が開始された場合、制御部210は、手順番号をS0に設定し(ステップS102)、手順番号Snの手順を実行する(ステップS103)。
次いで、制御部210は、実行した手順番号Snの手順にてエラーが発生したか否かを判断する(ステップS104)。エラーが発生したと判断した場合(S104:YES)、制御部210は、エラーが発生した手順の手順番号を記憶部211内の履歴テーブル211bに記憶させる(ステップS105)。
実行した手順番号Snの手順にてエラーが発生していない場合(S104:NO)、制御部210は、通信処理を終了するか否かを判断する(ステップS106)。例えば、上述した例では、エラーが発生することなく手順番号S12の処理が終了した場合、制御部210は通信処理を終了すると判断する。通信処理を終了しないと判断した場合(S106:NO)、制御部210は、手順番号を更新するためにnを1だけインクリメントした上で(ステップS107)、処理をステップS103へ戻す。
ステップS105で手順番号を記憶した場合、又はステップS106で通信処理を終了すると判断した場合(S106:YES)、制御部210は、インタフェース回路215にデータ設定器24が接続されたか否かを判断する(ステップS108)。データ設定器24が接続されていない場合(S108:NO)、制御部210は、インタフェース回路215にデータ設定器24が接続されるまで待機する。
データ設定器24が接続されたと判断した場合(S108:YES)、制御部210は、エラーの発生要因となった手順に対応する対処方法を対処方法テーブル211aから読み出し(ステップS109)、インタフェース回路215を通じてデータ設定器24へ対処方法を出力する(ステップS110)。データ設定器24は、端末側網制御装置21から出力される対処方法を受信した場合、その対処方法に係る情報を表示部244に表示することにより、通信エラーに関する対処方法を作業員に報知することができる。なお、エラーの発生要因となった手順の手順番号が履歴テーブル211bに記憶されていない場合、すなわち通信処理が正常に終了した場合、ステップS109移行の処理は省略される。
図5は対処方法テーブル211aの一例を示す概念図である。対処方法テーブル211aは、通信処理にエラーが発生した場合の手順毎の対処方法を、該当する手順の手順番号に対応付けて記憶したテーブルである。例えば、上述した端末発呼の通信処理において、手順番号S1の手順でエラーが発生した場合、発呼事象そのものが存在しない可能性、端末発呼の設定内容に誤りがある可能性が存在するため、「発呼事象がありません。メータとの接続を確認し、メータから発呼させてください。または、端末発呼の設定内容が正しいか確認してください。」との対処方法が、手順番号S1に対応付けられて記憶されている。他の手順番号S2〜S10についても同様である。なお、対処方法テーブル211aには、必ずしも全ての手順について対処方法が記載されている必要はなく、対処方法が存在する手順についてのみ記載されていればよい。
図4のフローチャートに依れば、端末発呼の通信処理において、例えば手順番号S1の手順にてエラーが発生した場合、履歴テーブル211bにはエラーが発生した手順の手順番号としてS1が記憶される。端末側網制御装置21の制御部210は、履歴テーブル211bに記憶した手順番号S1に対応する上述の対処方法を対処方法テーブル211aから読み出してデータ設定器24へ出力する。この場合、手順番号S1の手順におけるエラーの対処方法として、「発呼事象がありません。メータとの接続を確認し、メータから発呼させてください。または、端末発呼の設定内容が正しいか確認してください。」との文字情報をデータ設定器24の表示部244に表示させることができる。作業員は、表示部244に表示された対処方法を確認することで、メータ23との接続の確認し、メータ23から発呼させる処理を実行させるか、又は端末発呼における設定内容を確認することにより、エラーを回避することができる。
以上のように、実施の形態1では、端末側網制御装置21が実行する通信処理においてエラーが発生した場合、エラーを引き起こす要因となった手順を特定し、その手順に対応する対処方法をデータ設定器24の表示部244に表示させることができるので、作業員が端末及びシステムに精通しておらず、特別な技術知識を有していない場合であっても、表示部244に表示された対処方法を参照することにより、現場にて適切な対応を施すことが可能となる。
なお、実施の形態1では、エラーが発生した手順の手順番号のみを履歴テーブル211bに記憶する構成としたが、実行した全ての手順の履歴を履歴テーブル211bに記憶する構成としてもよい。この場合、フラグを立てる等の処理を行い、エラーが発生した手順を特定できるようにしておくことが好ましい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、端末側網制御装置21が実行する通信処理においてエラーが発生した場合、端末側網制御装置21にて対処方法を特定する構成としたが、データ設定器24にて対処方法を特定する構成であってもよい。
実施の形態2では、端末側網制御装置21において発生したエラーの対処方法をデータ設定器24にて特定する構成について説明する。
図6は実施の形態2に係る端末側網制御装置21の構成を説明するブロック図である。端末側網制御装置21は、例えば、制御部210、記憶部211、回線制御部212、FSKモデム213、DTMF信号送受信回路214、インタフェース回路215を備える。実施の形態2に係る端末側網制御装置21は、記憶部211内に対処方法テーブル211aを有していない点で実施の形態1の端末側網制御装置21と相違する。なお、それ以外の構成については、実施の形態1のものと全く同様であるため、その説明を省略する。
図7は実施の形態2に係るデータ設定器24の構成を説明するブロック図である。データ設定器24は、制御部240、記憶部241、接続部242、操作部243、表示部244などを備える。データ設定器24は、端末側網制御装置21に対して何らかの情報、パラメータ等を設定する場合、端末側網制御装置21に何らかの異常があった場合等において接続される。
実施の形態2に係るデータ設定器24が備える記憶部241は、対処方法テーブル241aを有する。対処方法テーブル241aは、端末側網制御装置21が実行する通信処理においてエラーが発生した場合の手順毎の対処方法を、該当する手順の手順番号に対応付けて記憶したテーブルであり、図5に示すような対象方法が登録されているものとする。
なお、記憶部241が対処方法テーブル241aを有することを除けば、実施の形態2に係るデータ設定器24の構成は、実施の形態1のものと全く同様であるため、その説明を省略する。
以下、実施の形態2に係るテレメータシステムの動作について説明する。
図8は実施の形態2に係る端末側網制御装置21が実行する処理の手順を示すフローチャートである。端末側網制御装置21の制御部210は、通信処理を開始するか否かを判断する(ステップS201)。メータ23から出力される検針値に係るデータをインタフェース回路215を通じて受信した場合、データ設定器24から出力される通信処理の実行指示をインタフェース回路215を通じて受付けた場合、自装置内でセンタ側へ通知すべきイベントが発生した場合、センタ側からの起動によりセンタ側と通信すべきイベントが発生した場合等において、制御部210は、通信処理を開始すると判断する。通信処理を開始しない場合(S201:NO)、制御部210は、通信処理が開始されるまで待機する。
通信処理を実行すると判断した場合(S201:YES)、制御部210は、複数の手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する。このような通信処理に係る手順は、記憶部211又は制御部210が備える内蔵のROMに予め記憶されているものとする。例えば、端末側網制御装置21から端末発呼を行う場合、制御部210は、上述したS0〜S12の手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する。
通信処理が開始された場合、制御部210は、手順番号をS0に設定し(ステップS202)、手順番号Snの手順を実行する(ステップS203)。
次いで、制御部210は、実行した手順番号Snの手順にてエラーが発生したか否かを判断する(ステップS204)。エラーが発生したと判断した場合(S204:YES)、制御部210は、エラーが発生した手順の手順番号を記憶部211内の履歴テーブル211bに記憶させる(ステップS205)。
実行した手順番号Snの手順にてエラーが発生していない場合(S204:NO)、制御部210は、通信処理を終了するか否かを判断する(ステップS206)。例えば、上述した例では、エラーが発生することなく手順番号S12の処理が終了した場合、制御部210は通信処理を終了すると判断する。通信処理を終了しないと判断した場合(S206:NO)、制御部210は、手順番号を更新するためにnを1だけインクリメントした上で(ステップS207)、処理をステップS203へ戻す。
ステップS205で手順番号を記憶した場合、又はステップS206で通信処理を終了すると判断した場合(S206:YES)、制御部210は、インタフェース回路215にデータ設定器24が接続されたか否かを判断する(ステップS208)。データ設定器24が接続されていない場合(S208:NO)、制御部210は、インタフェース回路215にデータ設定器24が接続されるまで待機する。
データ設定器24が接続されたと判断した場合(S208:YES)、制御部210は、エラーの発生要因となった手順番号をインタフェース回路215を通じてデータ設定器24へ通知する(ステップS209)。なお、エラーの発生要因となった手順の手順番号が履歴テーブル211bに記憶されていない場合、すなわち通信処理が正常に終了した場合、ステップS209の処理は省略される。
図9は実施の形態2に係るデータ設定器24が実行する処理の手順を示すフローチャートである。データ設定器24が端末側網制御装置21のインタフェース回路215に接続された場合、データ設定器24の制御部240は、端末側網制御装置21から通知される手順番号を接続部242を通じて受信したか否かを判断する(ステップS210)。受信していない場合(S210:NO)、制御部240は、端末側網制御装置21から通知される手順番号を受信するまで待機する。
制御部240は、端末側網制御装置21から通知される手順番号を受信したと判断した場合(S210:YES)、当該手順番号に対応する対処方法を記憶部241内の対処方法テーブル241aから読み出す(ステップS211)。
次いで、制御部240は、対処方法テーブル241aから読み出した対処方法に係る情報を表示部244に表示させる(ステップS212)。
以上のように、実施の形態2では、端末側網制御装置21が実行する通信処理においてエラーが発生した場合、エラーを引き起こす要因となった手順を特定し、その手順の手順番号をデータ設定器24に通知する。データ設定器24は、端末側網制御装置21から通信される手順番号を受信した場合、当該手順番号に対応付けられている対処方法を対処方法テーブル241aから読み出し、表示部244に表示させることができる。よって、作業員が端末及びシステムに精通しておらず、特別な技術知識を有していない場合であっても、表示部244に表示された対処方法を参照することにより、現場にて適切な対応を施すことが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、データ設定器24から端末側網制御装置21に対して通信処理(端末発呼)の実行指示を与え、端末側網制御装置21にて各手順毎に実行の成否を判定し、その判定結果をデータ設定器24を通じて報知する構成について説明する。
なお、テレメータシステムの全体構成、端末側網制御装置21及びデータ設定器24の内部構成は実施の形態1と同様であるため、その説明を省略することとする。
図10は実施の形態3に係る端末側網制御装置21が実行する処理の手順を示すフローチャートである。端末側網制御装置21の制御部210は、インタフェース回路215に接続されたデータ設定器24から、端末発呼の実行指示を受付けたか否かを判断する(ステップS301)。端末発呼の実行指示を受け付けていない場合(S301:NO)、制御部210は、端末発呼の実行指示を受付けるまで待機する。
端末発呼の実行指示を受付けたと判断した場合(S301:YES)、制御部210は、複数の手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する。このような通信処理に係る手順は、記憶部211又は制御部210が備える内蔵のROMに予め記憶されているものとする。端末側網制御装置21から端末発呼を行う場合、制御部210は、例えば、上述したS0〜S12の手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する。
端末発呼が開始された場合、制御部210は、手順番号をS0に設定し(ステップS302)、手順番号Snの手順を実行する(ステップS303)。
次いで、制御部210は、実行した手順番号Snの手順にてエラーが発生したか否かを判断する(ステップS304)。実行した手順番号Snの手順にてエラーが発生していない場合(S304:NO)、手順番号Snの手順の正常通過を、インタフェース回路215を通じてデータ設定器24に通知する(ステップS305)。端末側網制御装置21からの通知を受信したデータ設定器24は、手順番号Snの手順が正常に実行できた旨を表示部244に表示する。
次いで、端末側網制御装置21の制御部210は、端末発呼に係る通信処理を終了するか否かを判断する(ステップS306)。端末発呼では、エラーが発生することなく手順番号S12の処理が終了した場合、制御部210は端末発呼を終了すると判断し(S306:YES)、本フローチャートによる処理を終了する。
端末発呼を終了しないと判断した場合(S306:NO)、制御部210は、手順番号を更新するためにnを1だけインクリメントした上で(ステップS307)、処理をステップS303へ戻す。
ステップS304でエラーが発生したと判断した場合(S304:YES)、制御部210は、エラーの発生要因となった手順に対応する対処方法を対処方法テーブル211aから読み出し(ステップS308)、インタフェース回路215を通じてデータ設定器24へ対処方法を出力する(ステップS309)。このとき、制御部210は、エラーが発生した手順の手順番号を記憶部211内の履歴テーブル211bに記憶させてもよい。データ設定器24へ対処方法を出力した場合、制御部210は、本フローチャートによる処理を終了する。
データ設定器24は、端末側網制御装置21から出力される対処方法を受信した場合、その対処方法に係る情報を表示部244に表示することにより、通信エラーに関する対処方法を作業員に報知することができる。
以上のように、実施の形態3では、データ設定器24から強制的に端末発呼の実行指示を与えることにより、端末側網制御装置21における端末発呼処理における各手順の実行状況を表示部244にて逐次的に確認することが可能となる。
なお、実施の形態3では、端末側網制御装置21でエラーが発生した場合、当該エラーの対処方法を端末側網制御装置21において特定し、特定した対処方法をデータ設定器24へ出力して表示させる構成としたが、実施の形態2と同様に、エラーの発生要因となった手順の手順番号のみを端末側網制御装置21において特定し、特定した手順番号をデータ設定器24へ出力することにより、該当する対処方法の読み出し及び表示をデータ設定器24に実行させる構成であってもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4では、センタ側から通信処理(センタ起動)の実行指示を与え、端末側網制御装置21にて各手順毎に実行の成否を判定し、その判定結果をデータ設定器24を通じて報知する構成について説明する。
なお、テレメータシステムの全体構成、端末側網制御装置21及びデータ設定器24の内部構成は実施の形態1と同様であるため、その説明を省略することとする。
センタ側からセンタ起動の実行指示が与えられた場合、端末側網制御装置21の制御部210は、例えば、以下のS0〜S8の手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する。
S0:待機状態
S1:電話回線PLの極性反転を検出
S2:NRS信号(ノーリンギング呼出信号)の検出
S3:NRS信号と設定値との比較
S4:規定時間内にセンタ側からのリンク信号を検出
S5:センタ側からの電文を受信
S6:通信エラーの検出
S7:通信を正常終了
S8:待機状態へ移行
端末側網制御装置21の制御部210は、図4又は図10と同様の手順により、エラーを検出した場合、エラーを引き起こす要因となった手順の手順番号を特定し、特定した手順番号に対応付けられている対処方法を対処方法テーブル211aから読み出す。
図11は対処方法テーブル211aの他の例を示す概念図である。対処方法テーブル211aは、通信処理にエラーが発生した場合の手順毎の対処方法を、該当する手順の手順番号に対応付けて記憶したテーブルである。例えば、センタ起動の通信処理において、手順番号S1の手順でエラーが発生した場合、センタからの起動信号が検出できていない可能性が存在するため、「センタからの起動信号が検出できません。電話回線の電圧が48V程度ありますか?…」との対処方法が、手順番号S1に対応付けられて記憶されている。他の手順番号S2〜S6についても同様である。なお、対処方法テーブル211aには、必ずしも全ての手順について対処方法が記載されている必要はなく、対処方法が存在する手順についてのみ記載されていればよい。
端末側網制御装置21において、例えば手順番号S1の手順の実行時にエラーを検出した場合、このエラーに対する対処方法として、「センタからの起動信号が検出できません。電話回線の電圧が48V程度ありますか?…」との文字情報をデータ設定器24の表示部244に表示させることができる。作業員は、表示部244に表示された対処方法を確認することで、電話回線の電圧を計測したり、電話回線の電圧が極性反転する動きを確認することでエラーの発生原因を解明することができ、エラーを回避することができる。
なお、実施の形態4では、端末側網制御装置21でエラーが発生した場合、当該エラーの対処方法を端末側網制御装置21において特定し、特定した対処方法をデータ設定器24へ出力して表示させる構成としたが、実施の形態2と同様に、エラーの発生要因となった手順の手順番号のみを端末側網制御装置21において特定し、特定した手順番号をデータ設定器24へ出力することにより、該当する対処方法の読み出し及び表示をデータ設定器24に実行させる構成であってもよい。
(実施の形態5)
実施の形態5では、端末側網制御装置21にて発生した通信エラーに関して、通信エラーの発生要因となった手順を音により報知する構成について説明する。
図12は実施の形態5に係る端末側網制御装置21の構成を説明するブロック図である。端末側網制御装置21は、実施の形態1で説明した構成に加え、電話機監視回路216、リレー217、及びリレー駆動回路218を備える。なお、電話機監視回路216、リレー217、及びリレー駆動回路218は、回線制御部212に内蔵されるものであってもよい。
電話機監視回路216は、端末側網制御装置21に接続された電話機22がオンフックの状態からオフフックの状態に遷移したこと、及びオフフックの状態からオンフックの状態に遷移したことを検出するための回路である。電話機監視回路216は、電話機22のオンフック又はオフフックの状態を検出した場合、その旨を制御部210に通知する。
リレー217は、制御部210を通じてリレー駆動回路218により駆動制御され、電話回線PLに対して電話機22を接続した状態と、電話回線PLから電話機22を切り離した状態とを切り替える。本実施の形態では、リレー217を駆動させた際に「カチッ」といった動作音が鳴るように構成されており、この動作音により異常が発生した際の手順を作業員に報知する構成としている。
図13はリレー217の動作タイミングを説明する説明図である。本実施の形態では、判別区間、異常時エラーコード上位桁区間、及び異常時エラーコード下位桁区間の3つの区間で、リレー217を規定回数だけ動作させることによって、通信処理の各手順の成否、及び異常が発生した場合にはその手順に対応付けられたエラーコードを動作音により報知するようにしている。図9に示した例では、判別区間において、リレー217を時間間隔t1で最大6回動作させることを示している。例えば、正常時にはt1×2の時間間隔でリレー217を2回動作させ、端末発呼異常及びセンタ起動異常の場合、t1の時間間隔でリレー217をそれぞれ3回及び5回動作させることを示している。
異常時エラーコード上位桁区間、及び異常時エラーコード下位桁区間の前には、t1×3の空き時間が設けられている。また、異常時エラーコード上位桁区間では、リレー217を時間間隔t1で最大3回動作させることを示し、異常時エラーコード下位桁区間では、リレー217を時間間隔t1で最大5回動作させることを示している。
作業員は、リレー217からの動作音を聞くことにより、端末側網制御装置21の通信処理において異常が発生したか否か、及び異常を引き起こす要因となった手順を判別することができる。例えば、最初の判別区間において連続的に3回だけリレー217からの動作音が聞こえ、次の区間で連続的に2回、更に次の区間で2回だけリレー217からの動作音が聞こえた場合、作業員は、端末発呼において「11011000」のエラーコードが割り当てられた手順で異常が発生したことを判別することができる。また、最初の判別区間において連続的に5回だけリレー217からの動作音が聞こえ、次の区間で連続的に3回、更に次の区間で1回だけリレー217からの動作音が聞こえた場合、作業員は、センタ起動において「11110000」のエラーコードが割り当てられた手順で異常が発生したことを判別することができる。
以上のように、実施の形態5では、電話機22を電話回線PLに接続、又は電話回線PLから切り離すために端末側網制御装置21が備えるリレー217を利用して動作音を鳴らすことにより、通信処理の成否、異常が発生した場合には手順を特定するための情報を作業員に対して報知することができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では、説明のために、ホストコンピュータ11とセンタ側網制御装置12とを個別の装置として記載したが、ホストコンピュータ11がセンタ側網制御装置12の機能を有するものであってもよい。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
本願のテレメータシステムは、複数の手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する通信装置(21)と、需要家に供給される供給物の使用量を計測し、計測した使用量に係るデータを前記通信装置(21)へ出力するメータ(23)とを含み、前記通信装置(21)が実行する通信処理により、前記メータ(23)から出力される使用量に係るデータを外部装置(11)へ送信するテレメータシステムにおいて、前記通信装置(21)は、前記通信処理に異常が発生した場合における手順毎の対処方法を、各手順を識別する識別子に対応付けて記憶してある対処方法テーブル(211a)と、実行した通信処理の履歴を記憶する履歴テーブル(211b)と、前記通信処理における異常の発生を検知する検知手段(210)と、該検知手段(210)にて異常の発生を検知した場合、前記履歴テーブル(211b)に記憶された履歴を参照し、前記異常を引き起こす要因となった手順を特定する特定手段(210)と、特定した手順を識別する識別子に対応付けられて記憶されている対処方法を示す情報を前記対処方法テーブル(211a)から読み出す手段(210)と、読み出した対処方法を示す情報を出力する出力手段(215)とを備えることを特徴とする。
本願では、通信装置が実行する通信処理において異常が発生した場合、異常を引き起こす要因となった手順を特定し、その手順に対応する対処方法を出力することができるので、作業員自身が端末及びシステムに精通しておらず、特別な技術知識を有していない場合であっても、通信装置から出力される対処方法を参照することにより、現場にて適切な対応を施すことが可能となる。
本願のテレメータシステムは、前記通信装置(21)に着脱可能に接続され、情報を表示するための表示手段(244)を備えた表示機器(24)を更に含み、前記通信装置(21)は、前記表示機器(24)を接続する接続手段(215)を更に備え、前記対処方法テーブル(211a)から読み出した対処方法を示す情報を前記接続手段(215)に接続された表示機器(24)に表示させるべく、前記出力手段(215)は、前記表示機器(24)に対して前記情報を出力するようにしてあることを特徴とする。
本願では、通信装置が実行する通信処理において異常が発生した場合、異常を引き起こす要因となった手順を特定し、その手順に対応する対処方法を表示機器に表示させることができるので、作業員自身が端末及びシステムに精通しておらず、特別な技術知識を有していない場合であっても、表示機器に表示される対処方法を参照することにより、現場にて適切な対応を施すことが可能となる。
本願のテレメータシステムは、複数の手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する通信装置(21)と、需要家に供給される供給物の使用量を計測し、計測した使用量に係るデータを前記通信装置(21)へ出力するメータ(23)と、前記通信装置(21)に着脱可能に接続され、情報を表示するための表示手段(244)を備えた表示機器(24)とを含み、前記通信装置(21)が実行する通信処理により、前記メータ(23)から出力される使用量に係るデータを外部装置(11)へ送信するテレメータシステムにおいて、前記通信装置(21)は、実行した通信処理の履歴を記憶する履歴テーブル(211b)と、前記通信処理における異常の発生を検知する検知手段(210)と、該検知手段(210)にて異常の発生を検知した場合、前記履歴テーブルに記憶された履歴を参照し、前記異常を引き起こす要因となった手順を特定する特定手段(210)と、特定した手順を識別する識別子を、自装置に接続された表示機器へ出力する手段(215)とを備え、前記表示機器(24)は、前記通信装置(21)が実行する通信処理に異常が発生した場合における手順毎の対処方法を、各手順を識別する識別子に対応付けて記憶してある対処方法テーブル(241a)と、前記通信装置から送信される識別子を受信した場合、該識別子に対応付けられて記憶されている対処方法を示す情報を前記対処方法テーブル(241a)から読み出す手段(240)とを備え、読み出した対処方法を示す情報を表示するようにしてあることを特徴とする。
本願では、通信装置が実行する通信処理において異常が発生した場合、異常を引き起こす要因となった手順を特定し、特定した手順の識別子を表示機器へ出力することにより、その手順に対応する対処方法を表示機器に表示させることができるので、作業員自身が端末及びシステムに精通しておらず、特別な技術知識を有していない場合であっても、通信装置から出力される対処方法を参照することにより、現場にて適切な対応を施すことが可能となる。
本願のテレメータシステムは、前記表示機器(24)は、前記通信装置(21)に実行させるべき通信処理の実行指示を受付ける手段(243)と、受付けた実行指示を前記通信装置(21)へ出力する手段(242)とを更に備え、前記通信装置(21)は、前記表示機器(24)から出力された実行指示を受付ける手段(215)と、受付けた実行指示に基づき、実行指示対象の通信処理を規定する通信規約で定められた各手順を実行する都度、各手順の実行成否を判定する手段(210)と、該手段(210)による判定結果に係る情報を前記表示機器(24)へ出力する手段(215)とを更に備え、前記表示機器(24)は、前記通信装置(21)から出力される判定結果に係る情報を前記表示手段(244)に表示するようにしてあることを特徴とする。
本願では、通信装置が実行すべき通信処理の実行指示を与えることにより、手順毎の実行成否に係る情報が得られるので、異常発生の真の原因を突き止めることが可能となる。
本願の通信装置は、複数の手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する通信手段(213)と、需要家に供給される供給物の使用量を計測し、使用量に係るデータを出力するメータ(23)を接続するための接続手段(215)とを備え、前記通信手段(213)が実行する通信処理により、前記接続手段(215)に接続されたメータ(23)からのデータを外部装置(11)へ送信する通信装置(21)において、前記通信処理に異常が発生した場合における手順毎の対処方法を、各手順を識別する識別子に対応付けて記憶してある対処方法テーブル(211a)と、実行した通信処理の履歴を記憶する履歴テーブル(211b)と、前記通信処理における異常の発生を検知する検知手段(210)と、該検知手段(210)にて異常の発生を検知した場合、前記履歴テーブル(211b)に記憶された履歴を参照し、前記異常を引き起こす要因となった手順を特定する手段(210)と、特定した手順を識別する識別子に対応付けられて記憶されている対処方法を示す情報を前記対処方法テーブル(211a)から読み出す手段(210)と、読み出した対処方法を示す情報を出力する出力手段(215)とを備えることを特徴とする。
本願では、通信装置が実行する通信処理において異常が発生した場合、異常を引き起こす要因となった手順を特定し、その手順に対応する対処方法を出力することができるので、作業員自身が端末及びシステムに精通しておらず、特別な技術知識を有していない場合であっても、通信装置から出力される対処方法を参照することにより、現場にて適切な対応を施すことが可能となる。
11 ホストコンピュータ
12 センタ側網制御装置
21 端末側網制御装置
22 電話機
23 メータ
24 データ設定器
210 制御部
211 記憶部
211a,241a 対処方法テーブル
211b 履歴テーブル
212 回線制御部
213 FSKモデム
214 DTMF信号送受信回路
215 インタフェース回路
216 電話機監視回路
217 リレー
218 リレー駆動回路
240 制御部
241 記憶部
242 接続部
243 操作部
244 表示部

Claims (5)

  1. 複数の通信手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する通信装置と、需要家に供給される供給物の使用量を計測し、計測した使用量に係るデータを前記通信装置へ出力するメータとを含み、前記通信装置が実行する通信処理により、前記メータから出力される使用量に係るデータを外部装置へ送信するテレメータシステムにおいて、
    前記通信装置は、
    前記通信処理に異常が発生した場合における通信手順毎の対処方法を、各通信手順を識別する識別子に対応付けて記憶してある対処方法テーブルと、
    実行した通信処理の履歴を記憶する履歴テーブルと、
    前記通信処理における異常の発生を検知する検知手段と、
    該検知手段にて異常の発生を検知した場合、前記履歴テーブルに記憶された履歴を参照し、前記異常を引き起こす要因となった通信手順を特定する特定手段と、
    特定した通信手順を識別する識別子に対応付けられて記憶されている対処方法を示す情報を前記対処方法テーブルから読み出す手段と、
    読み出した対処方法を示す情報を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とするテレメータシステム。
  2. 前記通信装置に着脱可能に接続され、情報を表示するための表示手段を備えた表示機器を更に含み、
    前記通信装置は、
    前記表示機器を接続する接続手段
    を更に備え、
    前記対処方法テーブルから読み出した対処方法を示す情報を前記接続手段に接続された表示機器に表示させるべく、前記出力手段は、前記表示機器に対して前記情報を出力するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載のテレメータシステム。
  3. 複数の通信手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する通信装置と、需要家に供給される供給物の使用量を計測し、計測した使用量に係るデータを前記通信装置へ出力するメータと、前記通信装置に着脱可能に接続され、情報を表示するための表示手段を備えた表示機器とを含み、前記通信装置が実行する通信処理により、前記メータから出力される使用量に係るデータを外部装置へ送信するテレメータシステムにおいて、
    前記通信装置は、
    実行した通信処理の履歴を記憶する履歴テーブルと、
    前記通信処理における異常の発生を検知する検知手段と、
    該検知手段にて異常の発生を検知した場合、前記履歴テーブルに記憶された履歴を参照し、前記異常を引き起こす要因となった通信手順を特定する特定手段と、
    特定した通信手順を識別する識別子を、自装置に接続された表示機器へ出力する手段と
    を備え、
    前記表示機器は、
    前記通信装置が実行する通信処理に異常が発生した場合における通信手順毎の対処方法を、各通信手順を識別する識別子に対応付けて記憶してある対処方法テーブルと、
    前記通信装置から送信される識別子を受信した場合、該識別子に対応付けられて記憶されている対処方法を示す情報を前記対処方法テーブルから読み出す手段と
    を備え、
    読み出した対処方法を示す情報を表示するようにしてある
    ことを特徴とするテレメータシステム。
  4. 前記表示機器は、
    前記通信装置に実行させるべき通信処理の実行指示を受付ける手段と、
    受付けた実行指示を前記通信装置へ出力する手段と
    を更に備え、
    前記通信装置は、
    前記表示機器から出力された実行指示を受付ける手段と、
    受付けた実行指示に基づき、実行指示対象の通信処理を規定する通信規約で定められた各通信手順を実行する都度、各通信手順の実行成否を判定する手段と、
    該手段による判定結果に係る情報を前記表示機器へ出力する手段と
    を更に備え、
    前記表示機器は、
    前記通信装置から出力される判定結果に係る情報を前記表示手段に表示するようにしてあることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のテレメータシステム。
  5. 複数の通信手順からなる通信規約に従って通信処理を実行する通信手段と、需要家に供給される供給物の使用量を計測し、使用量に係るデータを出力するメータを接続するための接続手段とを備え、前記通信手段が実行する通信処理により、前記接続手段に接続されたメータからのデータを外部装置へ送信する通信装置において、
    前記通信処理に異常が発生した場合における通信手順毎の対処方法を、各通信手順を識別する識別子に対応付けて記憶してある対処方法テーブルと、
    実行した通信処理の履歴を記憶する履歴テーブルと、
    前記通信処理における異常の発生を検知する検知手段と、
    該検知手段にて異常の発生を検知した場合、前記履歴テーブルに記憶された履歴を参照し、前記異常を引き起こす要因となった通信手順を特定する手段と、
    特定した通信手順を識別する識別子に対応付けられて記憶されている対処方法を示す情報を前記対処方法テーブルから読み出す手段と、
    読み出した対処方法を示す情報を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
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