JP3125845B2 - 自動検針システムにおける自動通報装置 - Google Patents

自動検針システムにおける自動通報装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信回線を介して情報
センタに接続されるとともに集合住宅の各戸に対応する
マイコン付きガスメータが複数接続され、各ガスメータ
によって検針したガス使用量を通信回線を介して情報セ
ンタに通報する自動検針システムにおける自動通報装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動検針システムとして
は、図16に示すように、電話回線DLを介して情報セ
ンタSに接続された1つの自動通報装置ATに1つのガ
スメータGを信号線Lによって接続したものが一般的で
ある。しかし、上述のように1つのガスメータのみが接
続されるようになされた自動通報装置では、集合住宅に
自動通報装置を設置する場合、各戸に設置されるガスメ
ータ毎に自動通報装置を設置しなければならなくなり、
その分自動通報装置や電話回線の数も増えるので設置費
用上好ましくない。
【0003】そこで、図17に示すように、1つの自動
通報装置ATに複数のガスメータG 1 〜Gn が信号線L
1 〜Ln を介して接続し、1つの電話回線DLで複数の
ガスメータG1 〜Gn の検針値を情報センタSに通報す
ることのできる自動検針システムを構成することが提案
されている。
【0004】この提案の自動検針システムの自動通報装
置ATは、情報センターの電話番号を自動ダイヤリング
すると、これに応じて電話回線を介して情報センタと接
続され、この回線接続の後、自動通報装置ATから情報
センタに通信の開始を通知する。自動通報装置ATから
通信の開始を受信した情報センタは自動通報装置に対し
て応答を送出し、この応答に応じて自動通報装置ATは
情報センタに対してガスメータG1 〜Gn から収集した
データを送信し、このデータを受信した情報センタは自
動通報装置ATに応答を送出することによって一連の通
報動作が完了する。通報動作を完了した自動通報装置A
Tは情報センタに回線を断する旨の連絡を行い、またこ
の連絡を受けた情報センタは自身も回線の断を自動通報
装置ATに連絡を行うことにより、接続されていた回線
の断を行う。
【0005】なお、情報センタでは、1つの自動通報装
置ATからIDを付されて通報されてくる電文を受信す
ると、電文に付されたIDにより顧客マスタを検索し、
またこの検索できたデータと同時に受信する各顧客先に
接続されたガスメータの器番データとにより複数の顧客
名、住所等をCRT画面上などに出力されるようになる
ので、1つの自動通報装置により複数の顧客のガスメー
タについて自動検針を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各ガスメー
タから自動通報装置に送られてくる電文には、各部屋に
対応したNo.がついている訳ではなく、自動通報装置は
端子No.を頼りに、どのガスメータと通信しなければな
らないかを判断するしかない。そこで、情報センタで
は、図18に示すように、集合住宅の部屋No.101 〜No.
110 とガスメータNo.1 〜No.10とを対応させて管理し、
かつ現場では自動通報装置の端子No.1〜No.10に接続し
たガスメータを集合住宅の部屋No.101 〜No.110 にそれ
ぞれ設置するように施工を行うようにする。
【0007】このため、自動通報装置の端子No.1 及びN
o.2 に部屋No.101 及びNo.102に設置するガスメータNo.
1 及びNo.2 を接続しなければならないところを、図1
9に示すように、間違えて部屋No.102 及びNo.101 に設
置するガスメータNo.2 及びNo.1 を接続してしまって
も、情報センタではこのような間違いを認識することが
できない。このようなガスメータNo.1 及びNo.2 の入替
え誤接続が生ずると、図20に示すように、情報センタ
からガスメータNo.1 に設定するため送信された設定デ
ータは、自動通報装置の端子No.1 から出力され、この
端子に実際に接続されたガスメータNo.2 に設定される
ようになる。このため、ガスメータからの応答はこのガ
スメータNo.2 から自動通報装置に行われる。このガス
メータNo.2 からの応答は、自動通報装置から情報セン
タにガスメータNo.1からのものとして送信され、以後ガ
スメータNo.2 がガスメータNo.1 すなわち部屋No.101
に設置したガスメータとして管理される。
【0008】そして、例えばボンベ残量が警告レベル以
下になって、図21に示すように、ガスメータNo.1 が
発呼すると、これを受けた自動通報装置は端子No.2 か
ら通信の開始信号を送信し、これに応じてガスメータN
o.1 が応答を返す。そして、このガスメータNo.1 から
の応答信号に応じて自動通報装置は、自動ダイヤリング
して情報センタとの回線接続を行い、ガスメータNo.1
からの応答信号をガスメータNo.2 からのものとして情
報センタに通報するので、ガスメータの正しい管理が行
えなくなるという問題がある。
【0009】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、指定された端子に実際に設置されたガスメータが
正しく接続されているかどうかをテストすることができ
るようにした自動検針システムにおける自動通報装置を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成された自動検針システムにおける自動通
報装置は、図1の基本構成図に示すように、通信機能を
有する複数のガスメータ311 〜31n の検針値を1つ
の通信回線4で情報センタ1に通報できるようにした自
動検針システムであって、前記複数のガスメータが接続
されうる予め番号を付された複数の端子TA1 〜TAn
と、該複数の端子のうち前記ガスメータが接続されてい
る端子の番号に関する情報を設定する端子情報設定手段
308と、前記複数の端子に接続された前記複数のガス
メータの1つから端子の番号の若い順に発呼が入力され
る毎にインクリメントされ、該インクリメントされた計
数値が前記端子情報設定手段に設定された番号と一致し
ないとき一致するまで再度インクリメントされるカウン
タ301c−1と、前記端子情報設定手段に設定された
端子の番号と前記カウンタの計数値が一致したとき、前
記計数値と前記発呼を入力した端子の番号とを比較し、
両者の不一致により誤接続を検出する誤接続検出手段3
01a−1とを備えることを特徴としている。
【0011】前記自動通報装置は、前記誤接続検出手段
により検出した不一致となった前記端子の番号を格納す
る検査結果格納手段301c−2と、該検査結果格納手
段に格納した検査結果を表示する表示手段310とを更
に備えることを特徴としている。
【0012】
【0013】
【作用】以上の構成において、通信機能を有する複数の
ガスメータ311 〜31n の検針値を1つの通信回線4
で情報センタ1に通報できるようにした自動検針システ
ムの自動通報装置が端子情報設定手段308とカウンタ
301c−1と誤接続検出手段301a−1とを備え、
カウンタ301c−1が複数の端子に接続された複数の
ガスメータの1つから端子の番号の若い順に発呼が入力
される毎にインクリメントされ、このインクリメントさ
れた計数値が端子情報設定手段308に設定された番号
と一致しないとき一致するまで再度インクリメントさ
れ、誤接続検出手段301a−1が端子情報設定手段3
08に設定された端子の番号とカウンタ301c−1の
計数値が一致したとき、計数値と発呼を入力した端子の
番号とを比較し、両者の不一致により誤接続を検出する
ので、ガスメータの接続の正誤をガスメータから順番に
発呼させるだけで、ガスメータが飛び飛びに接続され、
ガスメータの接続されていない端子があっても自動的に
検出することができる。
【0014】しかも、自動通報装置は検査結果格納手段
301c−2と表示手段310とを更に備え、検査結果
格納手段301c−2が誤接続検出手段により検出した
不一致となった端子の番号を格納し、表示手段310が
格納手段301c−2に格納した検査結果を表示するの
で、ガスメータの接続の正誤をガスメータを設置する現
場で知ることができる。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明による自動通報装置を適用したガス
自動検針システムの概略構成を示す図である。同図に示
すように、例えばLPG販売業者とLPG消費先とに情
報センタ1と端末器31 〜3nとをそれぞれ設置し、こ
れらの間を電話回線2,4のような通信回線で結び、端
末から情報センタにガスの検針値を定期的に通報した
り、LPGボンベの残量が少なくなっていることを端末
から情報センタに通報したりする。
【0017】同図において、情報センタ1は、ホストコ
ンピュータ1aと送受信装置1bと加入者電話機1cと
からなり、電話回線2を介して図示しない最寄りの電話
交換局に接続されている。本発明にかかる自動通報装置
を組み込んだ端末器31 〜3nは全て同一の構成で、各
々は電話回線4を介して図示しない最寄りの電話交換局
に接続さている。上記情報センタ1はLPG販売業者の
例えばLPG配送所などに、各端末器31 〜3nはLP
G消費先にそれぞれ配置される。
【0018】図3は集合住宅などに設置される端末器の
1 〜3nのうちの1つを31 示し、この端末器31
図3に示すように1つの自動通報装置30とn個のガス
メータ311 〜31n を有する。この自動通報装置30
の端子L1 及びL2 には電話回線4(図2)が、端子T
1 及びT2 には加入者電話機(図示せず)が、そして端
子TA1 〜TAnには各々が各家庭に設置される複数の
マイコン付きガスメータ(以下単にガスメータという)
311 〜31n がそれぞれ接続されている。
【0019】情報センタ1においては、各端末器の自動
通報装置30とガスメータ311 〜31n の各々とに設
定するための設定データが、ホストコンピュータ1aの
図示しない操作コンソールのキー操作によって作成さ
れ、この設定データは、自動通報装置30とガスメータ
311 〜31n の設置時に、情報センタ1側から所定の
電文型式にして通信回線2,4を介して送られて自動通
報装置30とガスメータ311 〜31n 内に設定され
る。
【0020】自動通報装置30は、図3に示すように、
予め定めた制御プログラムに基づいて後述するフローチ
ャートに従って動作する中央処理ユニット(CPU)3
01a、制御プログラムを格納した読み出し専用のリー
ドオンリーメモリ(ROM)301b、各種のデータを
格納したランダムアクセスメモリ(RAM)301c、
各種の設定データが格納されバックアップ電源なしに記
憶内容を保持できる電気的に書き替え可能なプログラマ
ブルリードオンリーメモリ(PROM)301d、及び
年月日時分(実時間)データを発生してCPU301a
に供給する時計・カレンダ301eを内蔵したマイクロ
コンピュータ(MPU)301を有する。なお、時計・
カレンダ301eのカウンタの内容は、CPU301a
から供給されるデータにより書き替えられ、時計・カレ
ンダ301eが発生する年月日時分データの修正が行わ
れ得るようになっている。
【0021】MPU301の入出力パラレルポートに
は、データバスを介してモデム(変復調回路)302が
接続され、MPU301で処理可能な0〜Fを表す4ビ
ットパラレルデータと、電話回線4を通じて伝送される
信号との間の変換を行う。信号は例えば2つの周波数の
信号の組合せで0〜Fを表すFSK信号が使用され得
る。また、MPU301のn個の入出力シリアルポート
には、ガスメータ311 〜31n が接続されるようにな
っている。
【0022】MPU301の入力ポートには、電池電圧
低下検出回路303の出力が直接、16Hz検出回路3
04及びTEL検出回路305の出力がフォトカプラP
1及びPC2 を介してそれぞれ接続されている。電池
電圧低下検出回路303は例えば3Vのリチュウム電池
306の電圧が一定値以下に低下したことを検出して検
出信号を出力し、この検出信号をMPU301が入力ポ
ートを通じて読み込む。リチュウム電池306の電圧を
昇圧するDC−DCコンバータ306aの出力電圧は、
MPU301自身や他の部分の動作電源として各部に供
給されるが、常時供給する必要のない部分には、MPU
301の出力ポートからの制御信号によってオン・オフ
されるスイッチングトランジスタQ1 を介して供給され
るようになっている。なお、DC−DCコンバータ30
6aもMPU301の出力ポートからの制御信号によっ
てその動作がオン・オフ制御されるようになっている。
【0023】上記16Hz検出回路304の両方の入力
は、常時は図示のような状態にあってMPU301の制
御のもとで切り替えられる互いに連動する切替スイッチ
SW 1 及びSW2 を介して電話回線4が接続される端子
2 及びL1 に接続されるとともに、電話機が接続され
る端子T1 及びT2 の一方T2 に接続されている。そし
て、16Hz検出回路304は電話回線4を通じて外部
から入力される着信呼び出し中であることを示す16H
zの呼出し信号を検出して着信検出信号をフォトカプラ
PC1 を介して出力し、この検出信号はMPU301に
よって読み込まれる。
【0024】また、TEL検出回路305の一方の入力
は、一方の切替スイッチSW1 を介して電話回線4が接
続される一方の端子L1 に接続されるとともに、他方の
入力は電話機が接続される他方の端子T1 に接続されて
いる。そして、TEL検出回路305は加入者電話機が
使用中であることを検出して使用中検出信号をフォトカ
プラPC2 を介して出力し、この検出信号はMPU30
1によって読み込まれる。
【0025】また、MPU301の他の入力ポートに
は、自動通報装置30自身の情報センタ1及びガスメー
タ311 〜31n の1つに対する通信機能を検査するテ
ストを開始させる際や、自動通報装置30に対するガス
メータ311 〜31n の接続が誤っているかどうかを検
査する誤接続検査を終了させる際ににオン操作されるテ
ストスイッチ307a、MPU301の動作をリセット
して初期状態から開始させる際にオン操作されるリセッ
トスイッチ307b、情報センタ1からの送られてくる
データを設定データとして受信し、自身の設定データと
してRAM301cの所定のエリアに格納するとともに
ガスメータ用の設定データとしてガスメータ311 〜3
n の対応するものに格納させる際にオン操作されるデ
ータ設定スイッチ307cがそれぞれ接続されている。
【0026】更に、MPU301の別の入力ポートに
は、n個のガスメータ311 〜31nを接続するためM
PU301に設けたn個の入出力ポート(ガスメータ接
続用端子)のうちどの入出力ポートにガスメータが実際
に接続されているかを設定するためのn個の接点を有す
る端子情報設定手段としてのディップスイッチ308が
マルチプライヤ308aを介して接続されている。MP
U301の更に別の入力ポートには、MPU301の動
作を通常モード用の接点aの他に、ガスメータ311
31n との結線の異常及びガスメータ自身の異常を検査
する異常検査モード用の接点b、自動通報装置に対する
ガスメータの接続が誤っているかどうかを検査する誤接
続検査モード用の接点c、及びその他のモード用の接点
dを有し、これらのモードを選択して切り替えるモード
切替スイッチ312が接続されている。
【0027】このディップスイッチ308のn個の接点
は、そのオフ状態によって、ガスメータ311 〜31n
が接続されていないガスメータ接続用端子に関する情報
をMPU301に与える。この情報は、MPU301が
その動作を開始した初期に、ガスメータとの間の通信を
行ってガスメータ311 〜31n との結線の異常及びガ
スメータ自身の異常を検査する異常検査処理を行う際
や、自動通報装置に対するガスメータの接続が誤ってい
るかどうかを検査する誤接続検査処理を行う際に、ガス
メータが接続されていないガスメータ接続用端子につい
ての通信を行わないようにし、検査時間の短縮を図るた
めと、ガスメータが接続されるべきガスメータ接続用端
子にガスメータが正常に接続されているかどうかの判断
のためとに利用される。
【0028】そして、MPU301の出力ポートには、
フォトカプラPC3 を介してスイッチングトランジスタ
2 のベースが接続されており、スイッチングトランジ
スタQ2 がMPU301の制御のもとでフォトカプラP
3 を介してオン状態にされることにより、電話回線4
を全波整流器309、トランジスタQ2 を介して結合ト
ランスTの一次巻線L1に接続する。結合トランスTの
二次巻線L2は電話回線4に対して擬似負荷として働
き、この二次巻線L2にはモデム302の入出力が接続
されている。
【0029】また、MPU301の出力ポートには、互
いに連動する切替スイッチSW1 及びSW2 の制御入力
が接続されており、これらの切替スイッチSW1 及びS
2はガスメータ311 〜31n における発呼事象の発
生によって自動通報装置30が情報センタに通報しなけ
ればならないとき、或いは、情報センタからの情報を受
信するときに、MPU301の出力ポートから出力され
る制御信号により図示の状態と反対側に切り替えられ
る。
【0030】更に、MPU301の他の出力ポートには
2桁の数字表示器310が接続されている。この数字表
示器310は、上記リセットスイッチ307cのオン操
作や電源投入に応じてMPU301がその動作を開始し
た初期に行われるガスメータとの結線の異常及びガスメ
ータ自身の異常の検査の結果、異常が発生したガスメー
タがある場合に、そのガスメータの接続されているガス
メータ接続用端子のNo.を順番に表示するためなどに使
用される。この表示器310に表示された情報は、自動
通報装置30の設置場所において、異常のあるガスメー
タを確認するために利用でき、情報センタ側から確認す
る必要をなくするので、設置時に情報センタ側の人がか
かわって一々現場の人に異常ガスメータを知らせる面倒
をなくすることができる。
【0031】なお、311は手動切替スイッチであり、
図示のような状態において、電話回線4に加入者電話機
とともに16Hz検出回路304及びTEL検出回路3
05或いは全波整流器309を接続し、図示と反対の状
態において、電話回線4に加入者電話機のみを接続する
ようになっている。よって、手動切替スイッチ311が
図示の状態にあるとき、切替スイッチSW1 及びSW2
が図示の状態から反対側に切り替えられると、加入者電
話機とともに16Hz検出回路304及びTEL検出回
路305が電話回線4から切り離され、その代わりに全
波整流器309のみが接続されるようになって、モデム
302を介して情報センタとのデータの授受が可能にな
る。
【0032】上記MPU301が予め定めたプログラム
に従って行う機能には、ガス検針機能、電池電圧低下検
出機能、時計及びカレンダ機能、伝送制御機能などの他
に設定データ設定機能、異常検査機能及び誤接続検査機
能などがある。
【0033】上記設定データ設定機能は、自動通報装置
30及びガスメータ311 〜31nが動作するために必
要な設定データを、自動通報装置30中のMPU301
内のPROM301dとガスメータ311 〜31n の各
々に格納するための機能である。設定データとしては、
図4に示すように、顧客コード(ID)、通報先(情報
センタ)電話番号、電話機の方式(ダイヤル式、プッシ
ュボタン式の別)、現在日付、現在時刻、通報時刻など
のNo.1 〜No.18及びNo.26の項目の自動通報装置3に設
定される通報用設定データと、残量管理警告レベル、残
量管理カウンタ値、メータ制御コード値などのNo.19〜N
o.25の項目の各ガスメータ311 〜31n に設定される
メータ用設定データとからなっている。情報センタ側で
は顧客コード(ID)に基づいて自動通報装置とガスメ
ータを管理することになる。
【0034】また、情報センタ側から自動通報装置に、
自動通報装置から情報センタ側に送る電文型式のフォー
マットは図5に示す形式にされ、電文型式のフォーマッ
トにはガスメータの器番を書き込むメータ種類格納部
(以下器番部という)がある。この器番はガスメータの
大きさなどの種類に応じて予めガスメータのマイコン内
のメモリに記憶されているコード番号であって、情報セ
ンタ側でガスメータの種類を知りたいときなどに利用さ
れる。
【0035】そして、情報センタ側から自動通報装置側
に通報用設定データを送るときには図5(a)の電文型
式(下り電文)を図6に示すように器番部「00」及び
ガスメータ側に設定する場合には、器番部「n」(ガス
メータ接続用端子No.)として自動通報装置に送る。そ
の応答としてガスメータから情報センタ側に情報を送る
ときにはガスメータ側は器番部を「αα」(αα:ガス
メータの種類に応じてガスメータのマイコンが保有して
いるコード番号)として自動通報装置に送り、これに応
じて自動通報装置が図5(b)の電文型式(上り電文)
にして情報センタ側に送る。また、ガスメータより情報
センタ側に異常情報を送るときには「αα」で自動通報
装置へ、センタには「n」で送る。
【0036】次に、センタ側は自動通報装置から電文を
受信し、受信したデータのIDに対応する顧客マスタの
自動通報装置を検索し、受信した器番「n」よりサブ顧
客マスタファイルを検索し、検索した器番に対応するよ
り顧客名、ガスメータ使用者、住所、電話番号などがホ
ストコンピュータのCRT画面に表示される。
【0037】次に、上述した設定データを設定するとき
の通信シーケンスを図7を用いて説明する。同図におい
て、まず情報センタ側又は自動通報装置が設置された加
入者電話機側から電話をかけて相互間を電話回線によっ
て接続する。その後情報センタ側のオペレータと自動通
報装置を設置した現場の作業者間でこれから設定データ
の設定作業に入ることの意思の疎通を図り、これに続い
て現場作業者が設定スイッチ307cをオン操作してか
ら情報センタ側から自動通報装置に対して通信を開始す
る。この通信開始信号を受信した自動通報装置は応答信
号を情報センタ側に送信する。そして、情報センタ側は
応答信号があると、図5(a)の電文型式のIDデータ
を自動通報装置に送出し、自動通報装置は受信後に応答
信号を情報センタ側に送出する。このとき、情報センタ
側から自動通報装置に送出される通報用設定データは顧
客コード(ID)が付加された図4に示すNo.1〜No.1
8及びNo.26であり、自動通報装置はこれらのデータ
をPROM301dの所定エリアに記憶する。
【0038】次に、情報センタ側は自動通報装置に接続
されているガスメータ311 のためのメータ用設定デー
タを自動通報装置を介してガスメータに送出し、このメ
ータ用設定データを受けたガスメータ側は応答データを
自動通報装置を介して情報センタ側に送出する。ここで
メータ用設定データというのは図4のNo.19〜No.25
の設定データであり、ガスメータ内の図示しないMPU
内のメモリに格納される。そして、情報センタ側は、最
後のNo.25の設定データの送出に対する応答データを
受信すると、次のガスメータ312 に対しても同様の通
信シーケンスを繰り返し行い、最後のガスメータに対す
る送信が終了したところで自動通報装置と電話回線を開
放する。なお、通報用設定データが繰り返し送られる
が、自動通報装置においてはこの通報用設定データが受
信される毎にそれ以前の設定データにオーバライトされ
る。
【0039】図7の通信シーケンスを参照して説明した
設定データ設定時の自動通報装置の動作の詳細を、CP
U301aが予め定めた制御プログラムに従って行う処
理を示す図8のフローチャートを参照して以下説明す
る。
【0040】通常待機状態にあるMPU301のCPU
301aは、任意の入力ポートに信号の入力があり、こ
れが情報センタからの電話呼出しであるときには、情報
センタからの受信処理を開始する。そして、その最初の
ステップS1において通信開始信号の受信を待ち、通信
開始信号を受信するとステップS2に進んで情報センタ
への応答信号を送出する。その後ステップS3に進んで
通報用設定データの受信を待ち、通報用設定データを受
信するとステップS4に進んでこの受信した通報用設定
データをPROM301d内の所定のエリアに格納す
る。続くステップS5で情報センタへの応答信号を送出
してからステップS6に進み、ここでステップS4で受
信して格納したデータが通報用設定データの最後のもの
であるかどうかを判定し、このステップS6の判定がΝ
Oのときには上記する4に戻って次のものを受信する。
このステップS4〜S6の実行によりPROM301d
に格納される通報用設定データは、図4について上述し
たNo.1 〜No.18、No.26の項目のデータであり、図5の
(a)の電文型式で伝送されてくる。
【0041】その後ステップS7に進み、ここでメータ
用設定データの受信を待ち、メータ用設定データを受信
するとステップS8に進んでこの受信したメータ用設定
データをRAM301c内の所定のエリアに一時格納す
る。続くステップS9で一時格納した受信データ中の器
番を抽出し、この抽出した器番に対応する端子にメータ
用設定データを送出する。なお、最初に伝送されてくる
電文中の器番部にはガスメータが接続されている一番若
い端子No.、例えば「01」がセットされている。その
後ステップS10に進んでガスメータからの応答信号を
待つ。
【0042】そしてガスメータからの応答信号を受信す
るとステップS11に進んで応答信号を情報センタに送
出する。この器番データの送出は、図5の(b)の電文
型式で伝送されてくる。その後ステップS12に進み、
ここで応答信号中の器番が最後のものであるかどうかを
判定する。このステップS12の判定がΝOのときには
ステップS1に戻ってその後のガスメータのデータ設定
のための通信開始を待つ。また、ステップS12の判定
がYESのときには接続されていた電話回線を断するた
めの回線接続断処理を行ってからステップS14に進ん
でスタンバイ状態にする。
【0043】上記MPU301が予め定めたプログラム
に従って行うテスト機能には、自動通報装置30自身の
情報センタ1及びガスメータ311 〜31n の1つに対
する通信機能を検査する機能と、自動通報装置とガスメ
ータとの間の結線の異常とガスメータ自身の異常とを検
査する機能と、自動通報装置に対するガスメータの接続
の誤りの有無を検査する機能とがある。
【0044】第1の検査機能はテストスイッチ307a
をオン操作することにより開始し、自動通報装置30自
身の情報センタ1及びガスメータ311 〜31n の1つ
に対する通信機能を検査する。そして、このテスト機能
のときの通信シーケンスを図9を用いて説明する。同図
において、自動通報装置30においてテストスイッチ3
07aをオン操作すると、自動通報装置30は特定の1
つのガスメータに対してデータ要求を行い、これに対し
てガスメータが行うデータ応答を受信すると、通報用設
定データとして格納している通報先電話番号を自動ダイ
ヤリングして情報センタを呼び出し、情報センタとの電
話回線の接続を行う。
【0045】その後、自動通報装置30は、通信の開始
を示す通信開始信号を情報センタに伝送し、これに対す
る応答を待つ。そして、自動通報装置30は通信開始信
号に対する応答を受信すると、次にデータを送信し、こ
のデータの送信に対する応答を受信したところで、電話
回線の断を行う旨の連絡を行う。これに対して情報セン
タからの電話回線の断を行う旨の連絡を自動通報装置3
0が受けたところで、一連の通信シーケンスを終了した
として電話回線の断を行う。
【0046】上記MPU301が予め定めたプログラム
に従って行う検査機能のうちの第2の検査機能、すなわ
ち、自動通報装置30とガスメータ311 〜31n との
間の結線の異常とガスメータ自身の異常とを検査する機
能と、第3の検査機能、すなわち、自動通報装置30に
対するガスメータ311 〜31n の接続が正しく行われ
ているかどうかを検査する機能とは、モード切替スイッ
チ312が異常検査モード用の接点b及び誤接続検査モ
ード用の接点cにそれぞれ切り替えられているとき、電
源投入によってMPU301の動作を開始させることに
より、或いは、MPU301の動作をリセットして初期
状態から開始させるリセットスイッチ307bをオン操
作することにより自動的に開始する。
【0047】そして、動作を開始したMPU301は図
10に示すフローチャートの処理を行う。すなわち、M
PU301が電源投入により、或いは、リセットスイッ
チ307bのオン操作により動作を開始すると、その最
初のステップS21において初期化を行ってからステッ
プS22に進み、ここでモード切替スイッチ312が通
常モード用の接点aにあるか否かを判定し、この判定が
YESのときにはステップS23に進んでスタンバイ状
態になる。このスタンバイ状態では外部からの要求に応
じて動作を開始する。
【0048】上記ステップS22の判定がΝOのときに
はステップS24に進んでモード切替スイッチ312が
誤接続検査モード用の接点cにあるか否かを判定し、こ
の判定がYESのときにはステップS25に進んで図1
1について後述する誤接続検査処理を行ってからステッ
プS26に進み、ここで図13について後述する結果表
示処理を行ってからステップS23に進む。また、上記
ステップS24の判定がΝOのときにはステップS27
に進み、ここでモード切替スイッチ312が異常検査モ
ード用の接点bにあるか否かを判定し、この判定がYE
SのときにはステップS28に進んでガスメータとの結
線の異常及びガスメータ自身の異常について図14につ
いて後述する異常検査処理を行ってからステップS29
に進み、ここで図15について後述する結果表示処理を
行ってからステップS23に進む。また、ステップS2
7の判定がΝOのときにはステップS30に進んでスタ
ンバイ処理を行う。
【0049】図11のフローチャート中のステップS2
5の誤接続検査処理では、その最初のステップS25a
においてRAM301c内の所定エリアに形成したxカ
ウンタの内容(計数値)を0にしてからステップS25
bに進んでガスメータ311〜31n からの発呼を待
つ。この誤接続検査処理中のガスメータ311 〜31n
からの発呼は、図12の通信プロトコルに示すように、
自動通報装置30のガスメータ用接続端子No.1 〜No.10
に接続されているガスメータ311 〜31n においてN
o.の若い順に人為的に行われるものである。何れかのガ
スメータからの発呼があり、ステップS25bの判定が
YESになると、ステップS25cに進んでxカウンタ
の内容(計数値)をインクリメント(+1)する。その
後ステップS25dに進んで端子No.xのディップスイ
ッチの端子がオンしているかどうかを判定し、この判定
がΝOのときにはステップS25cに戻ってxカウンタ
の内容(計数値)を再度インクリメント(+1)する。
【0050】この動作をステップS25dの判定がYE
Sになるまで繰り返し、ステップS25dの判定がYE
SになるとステップS25eに進んで発呼は端子No.x
に接続されたガスメータからのものであるかどうか、す
なわち、発呼を入力した端子No(端子の番号)がxに等
しいか否かを判定する。このステップS25eの判定が
ΝOのときにはステップS25fに進んで発呼のあった
ガスメータが正しい端子No.のものに接続されておらず
エラーがあるとしてその端子No.xをRAM301c内
の所定エリアに記憶してからステップS25gに進む。
また、上記ステップS25eの判定がYESのときには
ステップS25gに進んでテストスイッチ307aがオ
ン操作されたか否かを判定する。
【0051】なお、モード切替スイッチ312が誤接続
検査モード用の接点cにあるときのテストスイッチ30
7aは、誤接続検査モードにおける動作を終了させるた
めのスイッチとして働くが、このステップS25gの判
定がΝOのときには上記ステップS25bに戻って上述
の動作を繰り返し、ステップS25gの判定がYESの
ときには図10のフローチャートに戻る。
【0052】図13のフローチャート中のステップS2
6の結果表示処理では、その最初のステップS26aに
おいてRAM301c内の所定エリアにエラーとしての
端子No.xが記憶されているかどうかを判定し、この判
定がΝOのとき、すなわち、誤接続のある端子No.に関
する情報がないときには、ステップS26bに進んで表
示器310に正常表示を行う。そして、続くステップS
26cにおいて所定時間のタイマを起動してスタートさ
せ、続くステップS26dにおいてタイマが所定時間を
計時してタイムオーバとなるのを待つ。所定時間が経過
してステップS26dの判定がYESとなるとステップ
S26eに進んで表示器310の表示を消灯させてから
図10のフローチャートに戻る。
【0053】上記ステップS26a判定がYESのと
き、すなわち、RAM301cの所定のエリアに誤接続
のある端子のNo.に関する情報があるときにはステップ
S26fに進み、ここで表示器310に異常表示を行わ
せる。その後ステップ26gに進み、ここで誤接続のあ
る端子のNo.を順次表示させる。そして、最後の誤接続
のある端子のNo.を表示させてからステップS26hに
進み、ここでリセットスイッチ307bのオン操作があ
るか否かを判定する。このステップS26hの判定がΝ
Oのときには上記ステップS26fに戻り、ステップS
26f〜S26hの処理が繰り返される。
【0054】上記ステップS26f〜S26hの処理が
繰り返されている間、表示器310には誤接続のある端
子のNo.が一定時間間隔で繰り返し表示され続けるの
で、この表示を作業者が見ながら表示されているガスメ
ータ接続用端子のNo.に接続されているガスメータをチ
ェックし、誤接続を解消するための作業を行うことがで
きる。そして、誤接続解消作業を終了して、作業者がリ
セットスイッチ307bをオン操作すると、次のステッ
プS26hの判定がYESになり、MPU301のスタ
ートからの動作を開始するようになる。このとき、再度
誤接続検査を実行するので、作業者が行った誤接続解消
のための作業の結果を表示器310の表示により確認す
ることができる。
【0055】図14のフローチャート中のステップS2
8異常検査処理では、その最初のステップS28aにお
いてガスメータ接続用端子のNo.1 に対応するディップ
スイッチの接点がオンしているか否かをディップスイッ
チ308が接続されている入力ポートの状態を読み込む
ことによって判定する。このステップS28bの判定が
ΝOのときには、No.1 のガスメータ接続用端子にガス
メータが接続されていないと判断し、このガスメータ接
続用端子を通じての通信を行わずにステップS28cに
進む。これに対し、ステップS28aの判定がYESの
ときには、No.1のガスメータ接続用端子にガスメータが
接続されていると判断し、ステップS28bに進んでこ
のNo.1 のガスメータ接続用端子に接続されたガスメー
タとの通信を実行し、その結果、通信が正常に行われな
いなどの異常があるときにはそのガスメータ接続用端子
のNo.をRAM301cの所定のエリアに記憶してから
ステップS28cに進む。
【0056】上記ステップS28cにおいてはガスメー
タ接続用端子のNo.2 に対応するディップスイッチの接
点がオンしているか否かをディップスイッチ308が接
続されている入力ポートの状態を読み込むことによって
判定し、この判定もΝOのときには順次No.3、 No.4……
に対応するディップスイッチ308の接点について同様
の判定を行う。また、ステップS28cの判定がYES
のときにはステップS28dに進んでNo.2 のガスメー
タ接続用端子に接続されたガスメータとの通信を実行
し、その結果、通信が正常に行われないなどの異常があ
るときにはそのガスメータ接続用端子のNo.をRAM3
01cの所定のエリアに記憶してから次に進む。
【0057】そして、ステップS28eにおいて最後の
No.n に対応するディップスイッチの接点がオンしてい
るか否かを判定し、この判定がΝOのときには図10の
ステップS29に進み、YESのときにはステップS2
8fに進んでNo.n のガスメータ接続用端子に接続され
たガスメータとの通信を実行し、その結果、通信が正常
に行われないなどの異常があるときにはそのガスメータ
接続用端子のNo.をRAM301cの所定のエリアに記
憶してから図10のステップS29に進む。
【0058】上記ステップS29の結果表示処理におい
ては、図15に示すフローチャートの処理を行う。すな
わち、その最初のステップS29aにおいてRAM30
1cの所定のエリアに異常のあるガスメータ接続用端子
のNo.に関する情報があるか否かを判定する。このステ
ップS29aの判定がΝOのとき、すなわち、異常のあ
るNo.情報がないときには、ステップS29bに進んで
表示器310に正常表示を行う。そして、続くステップ
S29cにおいて所定時間のタイマを起動してスタート
させ、続くステップS29dにおいてタイマが所定時間
を計時してタイムオーバとなるのを待つ。所定時間が経
過してステップS29dの判定がYESとなるとステッ
プS29eに進んで表示器310の表示を消灯させてか
ら図10のフローチャートのステップS23に進む。
【0059】上記ステップS29a判定がYESのと
き、すなわち、RAM301cの所定のエリアに異常の
あるガスメータ接続用端子のNo.に関する情報があると
きにはステップS29fに進み、ここで表示器310に
異常表示を行わせる。その後ステップ29gに進み、こ
こで異常のあるガスメータが接続されているガスメータ
接続用端子のNo.を順次表示させる。そして、最後の異
常のあるガスメータが接続されているガスメータ接続用
端子のNo.を表示させてからステップS29hに進み、
ここでリセットスイッチ307bのオン操作があるか否
かを判定する。このステップS29hの判定がΝOのと
きには上記ステップS29fに戻り、ステップS29f
〜S29hの処理が繰り返される。
【0060】上記ステップS29f〜S29hの処理が
繰り返されている間、表示器310には異常のあるガス
メータが接続されているガスメータ接続用端子のNo.が
一定時間間隔で繰り返し表示され続けるので、この表示
を作業者が見ながら表示されているガスメータ接続用端
子のNo.に接続されているガスメータをチェックし、異
常を解消するための作業を行うことができる。そして、
異常解消作業を終了して、作業者がリセットスイッチ3
07bをオン操作すると、次のステップS29hの判定
がYESになり、MPU301のスタートからの動作を
開始するようになる。このとき、再度異常検査を実行す
るので、作業者が行った異常解消のための作業の結果を
表示器310の表示により確認することができる。
【0061】
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
数のガスメータの1つから端子の番号の若い順に発呼が
入力される毎にインクリメントされ、このインクリメン
トされた計数値が設定された番号と一致しないとき一致
するまで再度インクリメントされ、この計数値と設定さ
れた端子の番号とが一致したとき、計数値と発呼を入力
した端子の番号とを比較し、両者の不一致により誤接続
を、ガスメータを順番に発呼させるだけで、ガスメータ
が飛び飛びに接続され、ガスメータの接続されていない
端子があっても自動的にかつ確実に検出することができ
るので、この検出によってガスメータの誤接続を直して
信頼性の高いものとすることができる。
【0063】しかも、検出した不一致となった端子の番
号を格納して検査結果を表示し、ガスメータの接続の正
誤をガスメータを設置する現場で知ることができるの
で、この表示を利用して作業者がガスメータの誤接続の
手直しを簡単に行うことができる。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動通報装置の基本構成を示すブ
ロック図である。
【図2】自動検針システムの全体構成の簡略構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明による自動通報装置の一実施例の回路構
成を示す図である。
【図4】図3の装置において、情報センタから送出され
る設定データの一例を示す図である。
【図5】情報センタと自動通報装置との間の通信におけ
る電文型式のフォーマットを示す図である。
【図6】図5の電文型式を使用して情報センタが行うガ
スメータの器番情報の収集の仕方を示す図である。
【図7】情報センタから送出される設定データにより自
動通報装置及びガスメータに設定データを設定する際に
情報センタ−自動通報装置−ガスメータ間で行う通信の
プロトコルを示す図である。
【図8】図3の自動通報装置のCPUが行う情報センタ
からの受信処理を示すフローチャートである。
【図9】図3の自動通報装置が有するテスト機能により
情報センタ−自動通報装置−ガスメータ間で行う通信の
プロトコルを示す図である。
【図10】図3の自動通報装置のCPUが電源投入時に
行う処理を示すフローチャートである。
【図11】図10中の一部分の詳細を示すフローチャー
トである。
【図12】ガスメータの発呼時のプロトコルを示す図で
ある。
【図13】図10中の他の一部分の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図14】図10中の更に他の一部分の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図15】図10中の別の一部分の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図16】従来の自動検針システムにおける自動通報装
置の一例を示す図である。
【図17】従来の自動検針システムにおける自動通報装
置の他の例を示す図である。
【図18】自動通報装置へのガスメータの正しい接続の
仕方を示す図である。
【図19】自動通報装置へのガスメータの誤った接続の
仕方を示す図である。
【図20】図18の正しい接続の場合の情報センタ−自
動通報装置−ガスメータ間で行う通信のプロトコルを示
す図である。
【図21】図19の間違った接続の場合の情報センタ−
自動通報装置−ガスメータ間で行う通信のプロトコルを
示す図である。
【符号の説明】
1 情報センタ 4 通信回線(電話回線) 30 自動通報装置 311 〜31n 複数のガスメータ 301a−1 誤接続検出手段(CPU) 301c−1 発呼計数手段(RAM) 301c−2 検査結果格納手段(RAM) 307 テストスイッチ 308 端子情報設定手段(ディップスイッチ) 310 表示手段(数字表示器) TA1 〜TAn 複数の端子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機能を有する複数のガスメータの検
    針値を1つの通信回線で情報センタに通報できるように
    した自動検針システムであって、 前記複数のガスメータが接続されうる予め番号を付され
    た複数の端子と、該複数の端子のうち前記ガスメータが接続されている端
    子の番号に関する情報を設定する端子情報設定手段と、 前記複数の端子に接続された前記複数のガスメータの1
    つから端子の番号の若い順に発呼が入力される毎にイン
    クリメントされ、該インクリメントされた計数値が前記
    端子情報設定手段に設定された番号と一致しないとき一
    致するまで再度インクリメントされるカウンタと、 前記端子情報設定手段に設定された端子の番号と前記カ
    ウンタの計数値が一致したとき、前記計数値と前記発呼
    を入力した端子の番号とを比較し、 両者の不一致により
    誤接続を検出する誤接続検出手段とを備えることを特徴
    とする自動通報装置。
  2. 【請求項2】 前記誤接続検出手段により検出した不一
    致となった前記端子の番号を格納する検査結果格納手段
    と、 該検査結果格納手段に格納した検査結果を表示する表示
    手段とを更に備えることを特徴とする請求項1記載の自
    動通報装置。
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