JP3412125B2 - 自動通報システム - Google Patents

自動通報システム

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JP3412125B2 JP20467095A JP20467095A JP3412125B2 JP 3412125 B2 JP3412125 B2 JP 3412125B2 JP 20467095 A JP20467095 A JP 20467095A JP 20467095 A JP20467095 A JP 20467095A JP 3412125 B2 JP3412125 B2 JP 3412125B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス、水道、電気
などの検針データなどの情報を管理センターに自動的に
通報する自動通報方法、およびこれを用いた自動通報シ
ステムに係り、特に、通信回線として加入者電話機と共
用される電話回線を使用した自動通報システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の自動通報システムとして、
例えばLPG販売業者とLPG消費先とに管理センター
と自動通報端末とをそれぞれ設置し、これらの間を電話
回線のような通信回線で結び、自動通報端末から管理セ
ンターにガスの検針値を定期的に通報したり、LPGボ
ンベの残量が少なくなっていることを自動通報端末から
管理センターに任意時点で通報したりするようにしたも
のが、例えば特開昭64−24694号公報において提
案されている。
【0003】LPG販売業者の例えばLPG配送所など
に設置される管理センターは、ホストコンピュータ、送
受信装置、加入者電話機などからなり、電話回線を介し
て図示しない最寄りの電話交換局に接続されていた。L
PG消費先に設置される自動通報端末に組み込まれた自
動通報システムは、図6に示すように構成されていた。
【0004】図示自動通報システムは、加入者電話機A
と共用される電話回線Lと、通報先である管理センター
の電話番号などが書き込まれた記憶手段Bと、電話回線
Lが加入者電話機Aにより使用されていることを検出す
る検出手段Cと、定期的な検針値の通報や任意時点での
各種の情報の通報などの通報要因の発生に応じて記憶手
段Bに記憶さている通報先(管理センター)電話番号に
より自動ダイヤリング(則ち、自動通報端末が通報を要
求する際に実行する(自動)発呼)し、通報先(管理セ
ンター)からの応答信号の受信に応じて通報先(管理セ
ンター)との接続を確認してから通報内容を伝送する通
報手段Dと、常時は加入者電話機Aを電話回線Lに接続
し通報手段Dを電話回線Lから切り離しており、切換制
御信号の入力に応じて加入者電話機を電話回線から切離
しその代わりに通報手段Dを電話回線Lに接続する電話
回線切換手段Eと、通報要因の発生時に加入者電話機A
が電話回線Lを使用していないことの検出手段Cによる
検出に応じ、電話回線切換手段Eに対して切換制御信号
を出力する切換制御手段Fとを備えていた。
【0005】上記構成において、自動通報システムが加
入者電話機Aと電話回線Lを共用できるように、電話回
線切換手段Eが常時は加入者電話機Aを電話回線Lに接
続し通報手段Dを電話回線Lから切離しており、切換制
御信号の入力に応じて加入者電話機Aを電話回線Lから
切離し、その代わりに通報手段Dを電話回線Lに接続し
ていた。そして、通報手段Dが通報要因の発生に応じて
記憶手段B内の通報先(管理センター)電話番号により
自動ダイヤリング(則ち、自動通報端末が通報を要求す
る際に実行する(自動)発呼)し、通報先(管理センタ
ー)からの所定の応答信号の受信に応じて通報先(管理
センター)との接続を確認してから通報内容を伝送する
通信を実行していた。
【0006】このために検出手段Cが、通報要因の発生
時に加入者電話機Aが電話回線Lを使用していないこと
を検出し、この検出に応じて切換制御手段Fが電話回線
切換手段Eに対して切換制御信号を出力するようになっ
ていた。上述のように、通報要因の発生に応じて管理セ
ンターに対して通報を行う場合、電話回線を共用してい
る加入者電話機Aが使用されていないことを確認するた
め、加入者電話機Aの使用状況をチェックするようにな
っており、このための検出手段Cとしては、図7に示す
ような回路が使用されていた。
【0007】同図において、Gは電話回線Lを自動通報
システムと兼用する側(a接点側)と加入者電話機に専
用する側(b接点側)とに切り換える4つの連動スイッ
チSW1〜SW4からなる手動切換スイッチである。ス
イッチSW1およびSW2の固定接点には電話回線L
が、スイッチSW3およびSW4の固定接点には加入者
電話機Aがそれぞれ接続されていた。
【0008】スイッチSW1およびSW2のa接点は図
示しない通報手段Dに接続されるとともに、電話回線切
換手段Eおよび検出手段Cを介してスイッチSW3およ
びSW4のa接点に接続されていた。また、スイッチS
W1およびSW2のb接点はスイッチSW3およびSW
4のb接点と相互接続されていた。
【0009】電話回線切換手段Eは常閉のスイッチから
なり、切換制御手段Fからの切換制御信号の印加によっ
て開することによって、相互接続されているスイッチS
W1のa接点とスイッチSW3のa接点を分離し、加入
者電話機Aを電話回線Lから切り離していた。
【0010】検出手段Cは、スイッチSW2のa接点と
スイッチSW4のa接点との間に抵抗Rを介して接続さ
れた双方向発光ダイオードLEDと、バックアップ電源
Vccとアースとの間に接続されたフォトトランジスタ
PTとからなるフォトカプラPCからなる。このフォト
カプラPCを使用した検出手段Cの構成は、検出手段C
の後段に何らかのトラブルがあってショートが生じても
電話回線Lに影響を及ぼさないようにするために採用さ
れたものであった。
【0011】この検出手段Cは、加入者電話機Aが使用
されて加入者電話機がオフ−フック状態になると、スイ
ッチSW3およびSW4の固定接点間が導通し、電話回
線L、スイッチSW1のa接点、電話回線切換手段E、
スイッチSW3のa接点、加入者電話機A、スイッチS
W4のa接点、スイッチSW2のa接点および電話回線
Lを通じて電流が流れて、発光ダイオードLEDが発光
することによってフォトトランジスタPTがオンし、そ
の出力がHレベルからLレベルになっていた。
【0012】この検出手段Cの出力の変化により通報手
段Dは加入者電話機Aが使用中であると判断できる。加
入者電話機Aが使用されておらずフォトトランジスタP
TがオフしているときにはフォトトランジスタPTには
電流は流れないが、加入者電話機Aの使用中には、その
間オンしているフォトトランジスタPTを通じてバック
アップ電源Vccからの電流Iが流れるようになってい
た。
【0013】ところで、上述した自動通報システムを設
置する場合に、停電などに起因する電力障害対策とし
て、格別な電気配線を必要としないように補助電池をバ
ックアップ電源とすることが一般に行われていた。バッ
クアップ電源として補助電池を使用した場合に、以下に
述べる主要原因によって補助電池の消耗(則ち、補助電
池に蓄えられている電流容量の低下)が発生し、自動通
報システムが動作不能になって肝心のときに通報ができ
なくなる可能性があった。
【0014】補助電池の消耗(則ち、補助電池に蓄えら
れている電流容量の低下)の主要原因としては、長時間
にわたる停電(つまり、停電状態の累積時間が長い)、
過度のノーリンギング着呼(つまり、ノーリンギング着
呼回数の過多)、自動通報端末からの過度の発呼(つま
り、自動通報端末からの発呼回数の過多)、過度の電話
着発信(つまり、電話着発信回数の過多)、等が考えら
れる。
【0015】具体的には、自動通報端末に対して管理セ
ンターがノーリンギング通信を要求してノーリンギング
着呼を実行する場合、図8または図9に示すように、ノ
ーリンギングの検出は電話回線の電圧の変化で判定し、
電話回線の電圧が−48Vから48Vに変化したときを
電話の着信状態と判断して自動通報システムを起動する
とともに、電話回線の電圧に対する一定時間の監視を実
行していた。自動通報システムを起動することによっ
て、補助電池の電力が消費され補助電池の消耗が発生し
ていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の自動通
報システムでは、補助電池を含む自動通報システム自体
の設計においては十分な設計マージンが取られており、
通常、定期交換まで十分な補助電池の寿命が確保されて
いたので、これを主要原因とした補助電池の交換の発生
率は低いにも拘わらず、補助電池の寿命が設計値よりも
短く補助電池の交換を要求されたときにその要因の判断
ができるようになっていなかったために、加入者電話機
の実際の使用頻度或いは時間が設計条件よりも多い(つ
まり、過度の電話着発信(則ち、電話着発信回数の過
多))ことが主要原因である場合にも、前回交換した補
助電池に問題(例えば、補助電池の初期不良)があると
か、自動通報システム(または自動通報端末)自体にそ
の主要原因があるのではないかなどと誤って判断されて
クレームが生じてしまい、結果的に、商品のイメージを
大きく損なうことになってしまうという問題があった。
【0017】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、停電の間に、停電状態の累積時間
の情報、ノーリンギング着呼回数の情報、自動通報端末
からの発呼回数の情報、電話着発信回数の情報の中から
少なくとも1つを計数して自動通報情報を生成するとと
もに、自動通報情報を保持し、設定器または管理センタ
ーからの要求に応じて、保持されている自動通報情報の
通報を実行することにより、補助電池の寿命が設計値よ
りも短いとき、その要因を解析できるようにして、誤っ
た判断に基づく無用のクレームや無用の商品イメージダ
ウンを招くことを防止できるようにした自動通報システ
ムを提供することを目的とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態にかかる
自動通報システム10の基本構成を示す機能ブロック図
である。
【0019】本発明の実施の形態では、加入者通信端末
(12)としては加入者電話機(12a)を用い、加入
者電話機(12a)と共用される通信回線(13)とし
て電話回線(13)を用いている。また、本発明の実施
の形態における停電の間に実行可能な通報は、自動通報
端末(20)が検出した補助電池(11a)の電流容量
低下情報(20a)の通報、または管理センター(1
5)からのノーリンギング信号(15a)に応じた自動
通報情報(22)の通報の内の少なくとも1つである。
【0020】本発明の実施の形態における自動通報シス
テム(10)は、停電時のバックアップ電源(11)と
して使用する補助電池(11a)を有し、加入者通信端
末(12)と共用される通信回線(13)を介して検針
情報を設定器(14)または管理センター(15)に通
報する自動通報端末(20)を少なくとも1つ、装置し
て成る。
【0021】さらに、本発明の実施の形態における自動
通報システム(10)は、図1に示すように、停電の間
に、停電状態の累積時間の情報(22a)、ノーリンギ
ング着呼回数の情報(22b)、自動通報端末(20)
からの発呼回数の情報(22c)、電話着発信回数の情
報(22d)の中から少なくとも1つを計数して自動通
報情報(22)を生成するとともに、自動通報情報(2
2)を保持し、設定器(14)または管理センター(1
5)からの要求に応じて、保持されている自動通報情報
(22)の通報を実行する自動通報方法をできるよう
に、自動通報情報(22)を生成するための電池寿命原
因解明手段(30)を備えて成る。
【0022】また、補助電池(11a)は、図1に示す
ように、停電時に各自動通報端末(20)に電力を供給
できるように、各自動通報端末(20)の電源ラインに
接続されて成る。設定器(14)または管理センター
(15)は、図1に示すように、ノーリンギング着呼1
5b(ノーリンギング信号15a)を送信することによ
って実行することができるノーリンギング通信に基づく
通報、自動通報端末(20)からの発呼に基づく通報等
の情報伝送を実行できるように、通信回線(13)とし
ての電話回線(13)に接続されて成る。
【0023】加入者電話機(12a)は、通信回線(1
3)としての電話回線(13)を自動通報端末(20)
と共用できるように、切替スイッチを介して電話回線
(13)に接続されている。以下、図面に基づき本発明
の実施の形態にかかる電池寿命原因解明手段(30)の
構成を説明する。
【0024】各自動通報端末(20)毎に設けられてい
る電池寿命原因解明手段(30)は、図1に示すよう
に、自動通報情報(22)を生成できるように、停電時
間検出部(32)とノーリンギング着呼検出部(34)
と発呼検出部(36)と電話着発信検出部(38)とを
備えて成る。
【0025】停電時間検出部(32)は、停電の際に停
電状態を検出し、停電の間における停電状態の時間を積
算して、停電状態の累積時間情報(22a)を生成する
とともに、停電状態の累積時間情報(22a)を保持で
きるように、電池寿命原因解明手段(30)に装置され
て成る。
【0026】ノーリンギング着呼検出部(34)は、停
電の間において、自動通報端末(20)に対して管理セ
ンター(15)がノーリンギング通信を要求する際に生
成されるノーリンギング着呼(15b)を検出し、ノー
リンギング着呼(15b)の回数を積算し、ノーリンギ
ング着呼回数情報(22b)を生成するとともに、ノー
リンギング着呼回数情報(22b)を保持できるよう
に、電池寿命原因解明手段(30)に装置されて成る。
【0027】発呼検出部(36)は、停電の間におい
て、管理センター(15)に対して自動通報端末(2
0)が通報を要求する際に生成される発呼を検出し、発
呼の回数を積算して、発呼回数情報(22c)を生成す
るとともに、発呼回数情報(22c)を保持できるよう
に、電池寿命原因解明手段(30)に装置されて成る。
【0028】電話着発信検出部(38)は、停電の間に
おいて、電話回線(13a)が加入者電話機(12a)
により使用されて着信状態または発信状態にあることを
検出し、電話着信回数と電話発信回数とを積算して、電
話着発信回数情報(22d)を生成するとともに、電話
着発信回数情報(22d)を保持できるように、電池寿
命原因解明手段(30)に装置されて成る。
【0029】次に、図面に基づき発明の実施の形態の作
用を説明する。図3は設定器(14)または管理センタ
ー(15)からの要求によって実行されるノーリンギン
グ通信のシーケンス・ダイアグラムである。図4は本発
明の実施の形態にかかる、停電の間に実行可能な電流容
量低下情報(20a)の通報のフローチャートである。
図5は本発明の実施の形態にかかる電池寿命原因解明手
段(30)における自動通報情報(22)の保持の動作
のフローチャートである。
【0030】本発明の実施の形態における自動通報方
法、およびこれを用いた自動通報システムは、停電時の
バックアップ電源(11)として使用する補助電池(1
1a)を有し、加入者通信端末(12)と共用される通
信回線(13)を介して検針情報を設定器(14)また
は管理センター(15)に通報する自動通報端末(2
0)を少なくとも1つ、装置して成り、停電の間に、停
電状態の累積時間情報(22a)、ノーリンギング着呼
回数情報(22b)、自動通報端末(20)からの発呼
回数の情報(22c)、電話着発信回数の情報(22
d)の中から少なくとも1つを計数して自動通報情報
(22)を生成するとともに、自動通報情報(22)を
保持し、設定器(14)または管理センター(15)か
らの要求に応じて、保持されている自動通報情報(2
2)の通報を実行することができる。
【0031】ここで、加入者通信端末(12)として加
入者電話機(12a)を用い、加入者電話機(12a)
と共用される通信回線(13)として電話回線(13)
を用いることができる。また、停電の間に実行可能な通
報は、自動通報端末(20)が検出した補助電池(11
a)の電流容量低下情報(20a)の通報、または管理
センター(15)からのノーリンギング信号(15a)
に応じた自動通報情報(22)の通報の内の少なくとも
1つである。
【0032】これにより、設定器(14)または管理セ
ンター(15)からの要求に応じて、停電の間に生成さ
れた自動通報情報(22)の通報を実行することによ
り、補助電池の電圧の早期低下が加入者電話機の使用が
予定よりも多かったことによるか、或いはその他の原因
によるかを判断する上で有効に利用できる。
【0033】つまり、補助電池(11a)の寿命が設計
値よりも短いとき、その要因を解析できるようになり、
誤った判断に基づく無用のクレームや無用の商品イメー
ジダウンを招くことを防止できるようになる 次に、図3に基づいて、停電の間のノーリンギング通信
の動作の説明をする。
【0034】停電状態における自動通報システムの累積
時間の情報(22a)、ノーリンギング着呼回数の情報
(22b)、自動通報端末(20)からの発呼回数の情
報(22c)、電話着発信回数の情報(22d)の中か
ら少なくとも1つの情報を得るために、ノーリンギング
信号(15a)であるノーリンギング着呼(15b)
が、設定器(14)または管理センター(15)から要
求されたとき、自動通報システム10がそれに応答する
ことによって、ノーリンギング通信か開始される(図3
における[通信開始]〜[応答])。
【0035】自動通報システム(10)は、停電状態に
おける累積時間の情報(22a)、ノーリンギング着呼
回数の情報(22b)、自動通報端末(20)からの発
呼回数の情報(22c)、電話着発信回数の情報(22
d)の中から少なくとも1つの情報を、設定器(14)
または管理センター(15)からの要求に応じて、送信
する(図3における[停電状態要求]〜[停電状態応
答])。
【0036】設定器(14)または管理センター(1
5)への送信が修了すると、通信回線(13)(具体的
には、電話回線13a)を切断する旨の通信を実行する
(図3における[回線切断連絡]〜[回線切断連
絡])。通信回線(13)(電話回線13a)を切断す
る旨の通信が修了すると、通信回線(13)(電話回線
13a)の切断が実行されて、ノーリンギング通信が修
了する(図3における[電話回線解放])。
【0037】これにより、設定器(14)または管理セ
ンター(15)からの要求に応じて、停電の間に生成さ
れた自動通報情報(22)のノーリンギング通信を実行
することが可能となり、補助電池の電圧の早期低下が加
入者電話機の使用が予定よりも多かったことによるか、
或いはその他の原因によるかを判断する上で有効に利用
できる。
【0038】つまり、補助電池(11a)の寿命が設計
値よりも短いとき、その要因を解析できるようになり、
誤った判断に基づく無用のクレームや無用の商品イメー
ジダウンを招くことを防止できるようになる 次に、図4のフローチャートを用いて、停電の間に実行
可能な電流容量低下情報(20a)の通報の動作を説明
する。
【0039】自動通報システム(10)(または自動通
報端末(20))に発呼要求が発生したとき(ステップ
S1)、先ず初めに、停電状態か否かの判定が実行され
る(ステップS2)。停電状態でないときは、自動通報
システム(10)(または自動通報端末(20))にお
ける通常時の発呼に基づく検針情報等の通信が実行され
る(ステップS2のN→ステップS3のY→ステップS
5)。
【0040】また、停電状態のときは、自動通報システ
ム(10)(または自動通報端末(20))における電
流容量低下情報(20a)を通報するための通信が実行
される(ステップS2のY→ステップS3のN→ステッ
プS4)。これにより、設定器(14)または管理セン
ター(15)からの要求に応じて、停電の間に電流容量
低下情報(20a)を通報することが可能となり、補助
電池の電圧の早期低下が加入者電話機の使用が予定より
も多かったことによるか、或いはその他の原因によるか
を判断する上で有効に利用できる。
【0041】つまり、補助電池(11a)の寿命が設計
値よりも短いとき、その要因を解析できるようになり、
誤った判断に基づく無用のクレームや無用の商品イメー
ジダウンを招くことを防止できるようになる 更に詳しく本発明の実施の形態の作用について説明す
る。
【0042】各自動通報端末(20)に装置された電池
寿命原因解明手段(30)は、停電時間検出部(32)
とノーリンギング着呼検出部(34)と発呼検出部(3
6)と電話着発信検出部(38)とを備えて成り、自動
通報情報(22)を生成することができる。
【0043】停電時間検出部(32)は、停電の際に停
電状態を検出し、停電の間における停電状態の時間を積
算して、停電状態の累積時間の情報(22a)を生成す
るとともに、停電状態の累積時間情報(22a)を保持
することができる。ノーリンギング着呼検出部(34)
は、停電の間において、自動通報端末(20)に対して
管理センター(15)がノーリンギング通信を要求する
際に生成されるノーリンギング着呼(15b)を検出
し、ノーリンギング着呼(15b)の回数を積算し、ノ
ーリンギング着呼回数の情報(22b)を生成するとと
もに、ノーリンギング着呼回数情報(22b)を保持す
ることができる。
【0044】発呼検出部(36)は、停電の間におい
て、管理センター(15)に対して自動通報端末(2
0)が通報を要求する際に生成される発呼を検出し、発
呼の回数を積算して、発呼回数の情報(22c)を生成
するとともに、発呼回数情報(22c)を保持すること
ができる。
【0045】電話着発信検出部(38)は、停電の間に
おいて、電話回線(13)が加入者電話機(12a)に
より使用されて着信状態または発信状態にあることを検
出し、電話着信回数と電話発信回数とを積算して、電話
着発信回数の情報(22d)を生成するとともに、電話
着発信回数情報(22d)を保持することができる。
【0046】これにより、電池寿命原因解明手段(3
0)は、停電の間に、停電状態の累積時間の情報(22
a)、ノーリンギング着呼回数の情報(22b)、自動
通報端末(20)からの発呼回数の情報(22c)、電
話着発信回数の情報(22d)の中から少なくとも1つ
を計数して自動通報情報(22)を生成するとともに、
自動通報情報(22)を保持することができる。
【0047】また、電池寿命原因解明手段(30)は、
設定器(14)または管理センター(15)からの要求
に応じて、保持されている自動通報情報(22)の通報
を実行することができる。つまり、設定器(14)また
は管理センター(15)からの要求に応じて通報された
自動通報情報(22)を利用することにより、補助電池
の電圧の早期低下が加入者電話機の使用が予定よりも多
かったことによるか、或いはその他の原因によるかを判
断することができる。
【0048】次に、図5のフローチャートを用いて、電
池寿命原因解明手段30における自動通報情報22の保
持の動作を説明する。通常運転中(ステップS10〜ス
テップS11)に、停電時間検出部(32)が停電状態
を検出すると(ステップS13のY)、停電時間検出部
(32)は、停電の間における停電状態の時間を積算し
て、停電状態の累積時間の情報(22a)を生成すると
ともに、停電状態の累積時間情報(22a)を保持する
(ステップS13→ステップS14→ステップS1
5)。
【0049】また、通常運転中(ステップS10〜ステ
ップS11)に、停電時間検出部(32)が停電状態を
検出しないときは、停電状態でないと判定して、通常運
転を続行する(ステップS11→ステップS13のN→
ステップS12→ステップS11)。
【0050】これにより、停電時間検出部(32)は、
停電の間に、停電状態の累積時間の情報(22a)を計
数して自動通報情報(22)を生成するとともに、自動
通報情報(22)を保持することができる。つまり、設
定器(14)または管理センター(15)からの要求に
応じて通報された自動通報情報(22)を利用すること
により、補助電池の電圧の早期低下が加入者電話機の使
用が予定よりも多かったことによるか、或いはその他の
原因によるかを判断することができる。
【0051】ノーリンギング信号(15a)であるノー
リンギング着呼(15b)によるノーリンギング通信の
要求が発生した場合(ステップS16のY)、ノーリン
ギング着呼検出部(34)が、停電の間において自動通
報端末(20)に対して管理センター(15)がノーリ
ンギング通信を要求する際に生成されるノーリンギング
着呼(15b)を検出し、ノーリンギング着呼(15
b)の回数を積算し、ノーリンギング着呼回数の情報
(22b)を生成するとともに、ノーリンギング着呼回
数情報(22b)を保持する(ステップS16のY→ス
テップS17)。
【0052】ノーリンギング通信の要求が発生ていない
場合(ステップS16のN)は、ステップS18を実行
する。これにより、ノーリンギング着呼検出部(34)
は、停電の間に、ノーリンギング着呼回数の情報(22
b)を計数して自動通報情報(22)を生成するととも
に、自動通報情報(22)を保持することができる。
【0053】つまり、設定器(14)または管理センタ
ー(15)からの要求に応じて通報された自動通報情報
(22)を利用することにより、補助電池の電圧の早期
低下が加入者電話機の使用が予定よりも多かったことに
よるか、或いはその他の原因によるかを判断することが
できる。
【0054】管理センター(15)に対して自動通報端
末(20)が通報を要求した場合(ステップS18の
Y)、発呼検出部(36)が、停電の間において、管理
センター(15)に対して自動通報端末(20)が通報
を要求する際に生成される発呼を検出し、発呼の回数を
積算して、発呼回数の情報(22c)を生成するととも
に、発呼回数情報(22c)を保持する(ステップS1
8のY→ステップS19)。
【0055】管理センター(15)に対して自動通報端
末(20)が通報を要求していない場合(ステップS1
8のN)は、ステップS20を実行する。これにより、
発呼検出部(36)は、停電の間に、発呼回数の情報
(22c)を計数して自動通報情報(22)を生成する
とともに、自動通報情報(22)を保持することができ
る。
【0056】つまり、設定器(14)または管理センタ
ー(15)からの要求に応じて通報された自動通報情報
(22)を利用することにより、補助電池の電圧の早期
低下が加入者電話機の使用が予定よりも多かったことに
よるか、或いはその他の原因によるかを判断することが
できる。
【0057】停電の間において電話回線(13)が加入
者電話機(12a)により使用されて着信状態または発
信状態が発生した場合(ステップS20のY)、電話着
発信検出部(38)が、停電の間において、電話回線
(13)が加入者電話機(12a)により使用されて着
信状態または発信状態にあることを検出し、電話着信回
数と電話発信回数とを積算して、電話着発信回数の情報
(22d)を生成するとともに、電話着発信回数情報
(22d)を保持する(ステップS20のY→ステップ
S21)。
【0058】停電の間において電話回線(13)が加入
者電話機(12a)により使用されて着信状態または発
信状態が発生していない場合(ステップS20のN)
は、ステップS13に戻る。きる。
【0059】これにより、電話着発信検出部(38)
は、停電の間に、電話着発信回数の情報(22d)を計
数して自動通報情報(22)を生成するとともに、自動
通報情報(22)を保持することができる。つまり、設
定器(14)または管理センター(15)からの要求に
応じて通報された自動通報情報(22)を利用すること
により、補助電池の電圧の早期低下が加入者電話機の使
用が予定よりも多かったことによるか、或いはその他の
原因によるかを判断することができる。
【0060】以上説明したように本発明の実施の形態に
よれば、設定器(14)または管理センター(15)
は、受け取った自動通報情報(22)に基づいて、加入
者電話機(12a)の実際の使用頻度或いは時間が設計
条件よりも多い(つまり、過度の電話着発信(則ち、電
話着発信回数の過多))ことが主要原因であることを発
見し易くなり、前回交換した補助電池(11a)に問題
(例えば、補助電池(11a)の初期不良)があると
か、自動通報システム(10)(または自動通報端末
(20))自体にその主要原因があるのではないかなど
と誤って判断されることが少なくなり、無用なクレーム
を防ぐことができ、結果的に、商品のイメージを損なう
ことが少なくできる。
【0061】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本実施例では、自動通報システム10を適用し
たガス自動検針システムについて説明する。
【0062】本実施例のガス自動検針システムは、例え
ばLPG販売業者とLPG消費先とに管理センター15
と自動通報端末20とをそれぞれ設置し、これらの間を
電話回線13aのような通信回線13で結び、端末から
管理センター15にガスの検針値を定期的に通報した
り、LPGボンベの残量が少なくなっていることを自動
通報端末20から管理センター15に通報したりするも
のである。
【0063】管理センター15は、ホストコンピュータ
と送受信装置とからなり、電話回線13aを介して図示
しない最寄りの電話交換局に接続されている。本実施例
にかかる自動通報システムを組み込んだ自動通報端末2
0は全て同一の構成で、各々は電話回線13aを介して
図示しない最寄りの電話交換局に接続さている。上記管
理センター15はLPG販売業者の例えばLPG配送所
などに、各自動通報端末20はLPG消費先にそれぞれ
配置される。
【0064】図3は集合住宅などに設置される自動通報
端末20を示し、この自動通報端末20は図3に示すよ
うに1つの自動通報システム10と複数個のガスメータ
20b,…,20bを有する。この自動通報システム1
0の端子L[1]及びL[2]には電話回線13aが、
端子T[1]及びT[2]には加入者電話機12a(図
示せず)が、そして端子TA[1]〜TA[n]には各
々が各家庭に設置される複数のマイコン付きガスメータ
(以下単にガスメータという)20b,…,20bがそ
れぞれ接続されている。
【0065】管理センター15においては、各端末器の
自動通報システム10とガスメータ20b,…,20b
の各々とに設定するための設定データが、前記ホストコ
ンピュータの操作コンソール(図示せず)のキー操作に
よって作成され、この設定データは、自動通報システム
10とガスメータ20b,…,20bの設置時に、管理
センター15の側から所定の電文型式にして通信回線1
3,13aを介して送られて自動通報システム10とガ
スメータ20b,…,20b内に設定されている。
【0066】本実施例のガス自動検針システム(自動通
報システム)10は、図2に示すように、予め定めた制
御プログラムに基づいて動作する中央処理ユニット(C
PU)301a、制御プログラムを格納した読み出し専
用のリードオンリーメモリ(ROM)301b、各種の
データを格納したランダムアクセスメモリ(RAM)3
01c、各種の設定データが格納されバックアップ電源
なしに記憶内容を保持できる電気的に書き替え可能なプ
ログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)301
d、及び年月日時分(実時間)データを発生してCPU
301aに供給する時計・カレンダ301eを内蔵した
マイクロコンピュータ(MPU)301を有する。な
お、時計・カレンダ301eのカウンタの内容は、CP
U301aから供給されるデータにより書き替えられ、
時計・カレンダ301eが発生する年月日時分データの
修正が行われ得るようになっている。
【0067】MPU301の入出力パラレルポートに
は、データバスを介してモデム(FSK通信方式の変復
調回路)302が接続され、MPU301で処理可能な
0〜Fを表す4ビットパラレルデータと、電話回線13
aを通じて伝送される信号との間の変換を行う。信号は
例えば2つの周波数の信号の組合せでマーク、スペース
を表すFSK信号が使用され得る。また、MPU301
の複数個の入出力シリアルポートには、ガスメータ20
b,…,20bが接続されるようになっている。
【0068】停電時間検出部32とノーリンギング着呼
検出部34と発呼検出部36と電話着発信検出部38か
ら成る電池寿命原因解明手段30は、自動通報端末20
に装置されたMPU301の機能を用いて実現すること
ができる。以下の説明では、電池寿命原因解明手段30
(則ち、停電時間検出部32、ノーリンギング着呼検出
部34、発呼検出部36、電話着発信検出部38)の動
作の説明を、MPU301のの動作の説明に代えて行
う。
【0069】MPU301の入力ポートには、停電時間
検出部32の出力、電池電圧低下検出回路303の出力
が直接、16Hz検出回路304及びTEL検出回路3
05の出力がフォトカプラPC[1]及びPC[2]を
介してそれぞれ接続されている。
【0070】図2に示すように、AC100V電源に接
続されたトランス71と整流回路72と直流安定化回路
73によって、直流電源Vccが生成される。停電時間
検出部32は、AC100V電源に接続されたトランス
71の出力側の電圧が一定値以下に低下したことを検出
して検出信号を出力し、この検出信号をMPU301が
入力ポートを通じて読み込む。
【0071】電池電圧低下検出回路303は、例えば3
Vのリチウム電池(則ち、補助電池11a)306の電
圧が一定値以下に低下したことを検出して検出信号を出
力し、この検出信号をMPU301が入力ポートを通じ
て読み込む。リチウム電池(則ち、補助電池11a)3
06の電圧を昇圧するDC−DCコンバータ306aの
出力電圧は、MPU301自身や他の部分の動作電源と
して各部に供給されるが、常時供給する必要のない部分
には、MPU301の出力ポートからの制御信号によっ
てオン・オフされるスイッチングトランジスタQ[1]
を介して供給されるようになっている。なお、DC−D
Cコンバータ306aもMPU301の出力ポートから
の制御信号によってその動作がオン・オフ制御されるよ
うになっている。
【0072】上記16Hz検出回路304の両方の入力
は、常時は図示のような状態にあって手動で切り替え可
能な自動切替スイッチ311SW[1]及びSW[2]
を介して電話回線13aが接続される端子L[2]及び
L[1]に接続されるとともに、加入者電話機12aが
接続される端子T[1]及びT[2]の一方T[2]に
接続されている。
【0073】そして、16Hz検出回路304は電話回
線13aを通じて外部から入力される着信呼び出し中で
あることを示す16Hzの呼出し信号(例えば、ノーリ
ンギング着呼15bの信号、電話着発信の信号)を検出
して着信検出信号をフォトカプラPC[1]を介して出
力し、この検出信号はMPU301によって読み込まれ
る。なお、自動切替スイッチ311は、MPU301の
制御のもとで切り替えられる互いに連動する切替スイッ
チであってもよい。。
【0074】そして、16Hz検出回路304は電話回
線13aを通じて外部から入力される着信呼び出し中で
あることを示す16Hzの呼出し信号(例えば、ノーリ
ンギング着呼15bの信号、電話着発信の信号)を検出
して着信検出信号をフォトカプラPC[1]を介して出
力し、この検出信号はMPU301によって読み込まれ
る。
【0075】自動切替スイッチ311は、図示のような
状態において、電話回線13aに加入者電話機12aと
ともに16Hz検出回路304及びTEL検出回路30
5或いは全波整流器309を接続し、図示と反対の状態
において、電話回線13aに加入者電話機12aのみを
接続するようになっている。よって、自動切替スイッチ
311が図示の状態にあるとき、自動切替スイッチ31
1SW[1]及びSW[2]が図示の状態から反対側に
切り替えられると、加入者電話機12aとともに16H
z検出回路304及びTEL検出回路305が電話回線
13aから切り離され、その代わりに全波整流器309
のみが接続されるようになって、モデム302を介して
管理センター15とのデータの授受が可能になる。
【0076】また、TEL検出回路305の一方の入力
は、一方の自動切替スイッチ311SW[1]を介して
電話回線13aが接続される一方の端子L[1]に接続
されるとともに、他方の入力は加入者電話機12aが接
続される他方の端子T[1]に接続されている。そし
て、TEL検出回路305は加入者電話機12aが使用
中であることを検出して使用中検出信号をフォトカプラ
PC[2]を介して出力し、この検出信号はMPU30
1によって読み込まれる。また、MPU301の他の入
力ポートには、自動通報システム10自身の管理センタ
ー15及びガスメータ20b,…,20bの1つに対す
る通信機能を検査するテストを開始させる際や、自動通
報システム10に対するガスメータ20b,…,20b
の接続が誤っているかどうかを検査する誤接続検査を終
了させる際ににオン操作されるテストスイッチ307
a、MPU301の動作をリセットして初期状態から開
始させる際にオン操作されるリセットスイッチ307
b、管理センター15からの送られてくるデータを設定
データとして受信し、自身の設定データとしてRAM3
01cの所定のエリアに格納するとともにガスメータ2
0b,…,20bの用の設定データとしてガスメータ2
0b,…,20bの対応するものに格納させる際にオン
操作されるデータ設定スイッチ307cがそれぞれ接続
されている。
【0077】更に、MPU301の別の入力ポートに
は、複数個のガスメータ20b,…,20bを接続する
ためMPU301に設けた複数個の入出力ポート(ガス
メータ20b,…,20bの接続用端子)のうちどの入
出力ポートにガスメータ20b,…,20bが実際に接
続されているかを設定するための複数個の接点を有する
端子情報設定手段としてのディップスイッチ308がマ
ルチプライヤ308aを介して接続されている。
【0078】MPU301の更に別の入力ポートには、
MPU301の動作を通常モード用の接点aの他に、ガ
スメータ20b,…,20bとの結線の異常及びガスメ
ータ20b,…,20b自身の異常を検査する異常検査
モード用の接点b、自動通報システムに対するガスメー
タ20b,…,20bの接続が誤っているかどうかを検
査する誤接続検査モード用の接点c、及びその他のモー
ド用の接点dを有し、これらのモードを選択して切り替
えるモード切替スイッチ(図示せず)が接続されてい
る。
【0079】このディップスイッチ308の複数個の接
点(図示せず)は、そのオフ状態によって、ガスメータ
20b,…,20bが接続されていないガスメータ20
b,…,20bの接続用端子に関する情報をMPU30
1に与える。この情報は、MPU301がその動作を開
始した初期に、ガスメータ20b,…,20bとの間の
通信を行ってガスメータ20b,…,20bとの結線の
異常及びガスメータ20b,…,20b自身の異常を検
査する異常検査処理を行う際や、自動通報システム10
に対するガスメータ20b,…,20bの接続が誤って
いるかどうかを検査する誤接続検査処理を行う際に、ガ
スメータ20b,…,20bが接続されていないガスメ
ータ20b,…,20bの接続用端子についての通信を
行わないようにし、検査時間の短縮を図るためと、ガス
メータ20b,…,20bが接続されるべきガスメータ
20b,…,20bの接続用端子にガスメータ20b,
…,20bが正常に接続されているかどうかの判断のた
めとに利用される。
【0080】そして、MPU301の出力ポートには、
フォトカプラPC[3]を介してスイッチングトランジ
スタQ[2]のベースが接続されており、スイッチング
トランジスタQ[2]がMPU301の制御のもとでフ
ォトカプラPC[3]を介してオン状態にされることに
より、電話回線13aを全波整流器309、トランジス
タQ[2]を介して結合トランスTの一次巻線L1に接
続する。結合トランスTの一次巻線L1は電話回線13
aに対して擬似負荷として働き、この二次巻線L2には
モデム302の入出力が接続されている。
【0081】また、MPU301の出力ポートには、互
いに連動する自動切替スイッチ311SW[1]及びS
W[2]の制御入力が接続されており、これらの自動切
替スイッチ311SW[1]及びSW[2]はガスメー
タ20b,…,20bにおける発呼事象の発生によって
自動通報システム10が管理センター15に通報しなけ
ればならないとき、或いは、管理センター15からの情
報を受信するときに、MPU301の出力ポートから出
力される制御信号により図示の状態と反対側に切り替え
られる。
【0082】なお、MPU301の他の出力ポートには
2桁の数字表示器(図示せず)を接続してもよい。この
数字表示器(図示せず)は、上記リセットスイッチ30
7cのオン操作や電源投入に応じてMPU301がその
動作を開始した初期に行われるガスメータ20b,…,
20bとの結線の異常及びガスメータ20b,…,20
b自身の異常の検査の結果、異常が発生したガスメータ
20b,…,20bがある場合に、そのガスメータ20
b,…,20bの接続されているガスメータ20b,
…,20bの接続用端子のNo.を順番に表示するため
などに使用される。この表示器310に表示された情報
は、自動通報システム10の設置場所において、異常の
あるガスメータ20b,…,20bを確認するために利
用でき、管理センター15の側から確認する必要をなく
するので、設置時に管理センター15の側の人がかかわ
って一々現場の人に異常なガスメータ20b,…,20
bを知らせる面倒をなくすることができるものである。
【0083】上記MPU301が予め定めたプログラム
に従って行う機能には、ガス検針機能、電池電圧低下検
出機能、時計及びカレンダ機能、伝送制御機能などの他
に設定データ設定機能、異常検査機能、誤接続検査機
能、電流容量低下の検出とその情報20aの生成および
保持機能、自動通報の検出とその情報22の生成および
保持機能、停電状態の累積時間の検出とその情報22a
の生成および保持機能、ノーリンギング着呼回数の検出
とその情報22bの生成および保持機能、発呼回数の検
出とその情報22cの生成および保持機能、電話着発信
回数の検出とその情報22dなどがある。
【0084】上記設定データ設定機能は、自動通報シス
テム10及びガスメータ20b,…,20bが動作する
ために必要な設定データを、自動通報システム10中の
MPU301内のPROM301dとガスメータ20
b,…,20bの各々に格納するための機能である。設
定データとしては、顧客コード(ID)、通報先(管理
センター15)電話番号、加入者電話機12aの方式
(ダイヤル式、プッシュボタン式の別)、現在日付、現
在時刻、通報時刻などの項目の自動通報システム10に
設定される通報用設定データと、残量管理警告レベル、
残量管理カウンタ値、メータ制御コード値などの項目の
各ガスメータ20b,…,20bに設定されるメータ用
設定データとからなっている。管理センター15の側で
は顧客コード(ID)に基づいて自動通報システムとガ
スメータ20b,…,20bを管理することになる。
【0085】また、管理センター15の側から自動通報
システム10に、自動通報システム10から管理センタ
ー15の側に送る電文型式のフォーマット(図示せず)
にはガスメータ20b,…,20bの器番を書き込むメ
ータ種類格納部(以下器番部という)がある。
【0086】この器番はガスメータ20b,…,20b
の大きさなどの種類に応じて予めガスメータ20b,
…,20bのマイコン内のメモリに記憶されているコー
ド番号であって、管理センター15の側でガスメータ2
0b,…,20bの種類を知りたいときなどに利用され
る。
【0087】そして、管理センター15の側から自動通
報システム側に通報用設定データを送るときにはの電文
型式(下り電文)を器番部「00」及びガスメータ20
b,…,20bの側に設定する場合には、器番部「n」
(ガスメータ20b,…,20b接続用端子No.)と
して自動通報システムに送る。その応答としてガスメー
タ20b,…,20bから管理センター15の側に情報
を送るときには、ガスメータ20b,…,20bの側は
器番部を「αα」(αα:ガスメータ20b,…,20
bの種類に応じてガスメータ20b,…,20bのマイ
コンが保有しているコード番号)として自動通報システ
ムに送り、これに応じて自動通報システムが図5(b)
の電文型式(上り電文)にして管理センター15の側に
送る。
【0088】また、ガスメータ20b,…,20bより
管理センター15の側に異常情報を送るときには「α
α」で自動通報システムへ、センタには「n」で送る。
次に、センタ側は自動通報システムから電文を受信し、
受信したデータのIDに対応する顧客マスタの自動通報
システムを検索し、受信した器番「n」よりサブ顧客マ
スタファイルを検索し、検索した器番に対応するより顧
客名、ガスメータ20b,…,20bの使用者、住所、
電話番号などがホストコンピュータのCRT画面に表示
される。
【0089】次に、上述した設定データを設定するとき
の通信シーケンスを説明する。まず管理センター15の
側又は自動通報システムが設置された加入者電話機12
a側から電話をかけて相互間を電話回線12aによって
接続する。その後管理センター15の側のオペレータと
自動通報システムを設置した現場の作業者間でこれから
設定データの設定作業に入ることの意思の疎通を図り、
これに続いて現場作業者が設定スイッチ307cをオン
操作してから管理センター15の側から自動通報システ
ムに対して通信を開始する。
【0090】この通信開始信号を受信した自動通報シス
テムは応答信号を管理センター15の側に送信する。そ
して、管理センター15の側は応答信号があると、電文
型式のIDデータを自動通報システムに送出し、自動通
報システムは受信後に応答信号を管理センター15の側
に送出する。
【0091】次に、管理センター15の側は自動通報シ
ステムに接続されているガスメータ20b,…,20b
のためのメータ用設定データを自動通報システムを介し
てガスメータ20b,…,20bに送出し、このメータ
用設定データを受けたガスメータ20b,…,20bの
側は応答データを自動通報システムを介して管理センタ
ー15の側に送出する。
【0092】ここでメータ用設定データというのは設定
データであり、ガスメータ20b,…,20bの内の図
示しないMPU内のメモリに格納される。そして、管理
センター15の側は、最後のNo.25の設定データの
送出に対する応答データを受信すると、次のガスメータ
20b,…,20bに対しても同様の通信シーケンスを
繰り返し行い、最後のガスメータ20b,…,20bに
対する送信が終了したところで自動通報システムと電話
回線を開放する。なお、通報用設定データが繰り返し送
られるが、自動通報システムにおいてはこの通報用設定
データが受信される毎にそれ以前の設定データにオーバ
ライトされる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動通報シ
ステムによれば、停電の間に、停電状態の累積時間の情
報、ノーリンギング着呼回数の情報、自動通報端末らの
発呼回数の情報、電話着発信回数の情報の中から少なく
とも1つを計数して自動通報情報を生成するとともに、
自動通報情報を保持し、設定器または管理センターから
の要求に応じて、保持されている自動通報情報の通報を
実行することが可能となる。
【0094】また、設定器または管理センターからの要
求に応じて通報された自動通報情報を利用して、補助電
池の電圧の早期低下が加入者電話機の使用が予定よりも
多かったことによるか、或いはその他の原因によるかを
判断することができるようになる。
【0095】これにより、加入者電話機の実際の使用頻
度或いは時間が設計条件よりも多い(つまり、過度の電
話着発信(則ち、電話着発信回数の過多))ことが主要
原因であることを発見し易くなり、前回交換した補助電
池に問題(例えば、補助電池の初期不良)があるとか、
自動通報システム(または自動通報端末)自体にその主
要原因があるのではないかなどと誤って判断されること
が少なくなり、無用なクレームを防ぐことができ、結果
的に、商品のイメージを損なうことが少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動通報システム
の基本構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる自動通報システム
の電気回路図である。
【図3】設定器または管理センターからの要求によって
実行されるノーリンギング通信のシーケンス・ダイアグ
ラムである。
【図4】本発明の実施の形態にかかる、停電の間に実行
可能な電流容量低下情報の通報のフローチャートであ
る。
【図5】本発明の実施の形態にかかる電池寿命原因解明
手段における自動通報情報の保持の動作のフローチャー
トである。
【図6】従来の自動通報システムの一例の概略構成を示
すブロック図である。
【図7】図6中の一部の具体的な構成例を示す回路図で
ある。
【図8】従来の自動通報システムの電話使用時(発信
時)および電話呼び出し時(着信時)における動作を説
明するための図である。
【図9】従来の自動通報システムにおいて、電話使用時
(発信時)および電話呼び出し時(着信時)に電話回線
に印加される電圧の変化を説明するための図である。
【符号の説明】
10 自動通報システム 11 バックアップ電源 11a 補助電池 12 加入者通信端末 12a 加入者電話機 13 通信回線 13a 電話回線 14 設定器 15 管理センター 15a ノーリンギング信号 15b ノーリンギング着呼 20 自動通報端末 20a 電流容量低下情報 22 自動通報情報 22a 停電状態の累積時間情報 22b ノーリンギング着呼回数情報 22c 発呼回数情報 22d 電話着発信回数情報 30 電池寿命原因解明手段 32 停電時間検出部 34 ノーリンギング着呼検出部 36 発呼検出部 38 電話着発信検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−203061(JP,A) 特開 平2−63254(JP,A) 特開 平4−299642(JP,A) 実開 平7−16454(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】停電時のバックアップ電源として使用する
    補助電池を有し加入者通信端末と共用される通信回線を
    介して検針情報を設定器または管理センターに通報する
    自動通報端末を少なくとも1つ、装置して成る自動通報
    システムにおいて、前記各自動通報端末は、前記自動通報情報を生成するた
    めの電池寿命原因解明手段を備えて成り、 前記電池寿命原因解明手段は、停電時間検出部とノーリ
    ンギング着呼検出部と発呼検出部と電話着発信検出部と
    を備えて成り、 前記停電時間検出部は、停電の際に停電状態を検出し、
    停電の間における当該停電状態の時間を積算して、前記
    停電状態の累積時間の情報を生成するとともに、当該停
    電状態の累積時間情報を自動通報情報として保持し、 前記ノーリンギング着呼検出部は、停電の間において、
    前記自動通報端末に対して前記管理センターがノーリン
    ギング通信を要求する際に生成されるノーリンギング着
    呼を検出し、当該ノーリンギング着呼の回数を積算し、
    ノーリンギング着呼回数の情報を生成するとともに、当
    該ノーリンギング着呼回数情報を自動通報情報として保
    持し、 前記発呼検出部は、停電の間において、前記管理センタ
    ーに対して前記自動通報端末が前記通報を要求する際に
    生成される発呼を検出し、当該発呼の回数を積算して、
    前記発呼回数の情報を生成するとともに、当該発呼回数
    情報を保持し、 前記電話着発信検出部は、停電の間において、前記電話
    回線が加入者電話機により使用されて着信状態または発
    信状態にあることを検出し、当該電話着信回数と当該電
    話発信回数とを積算して、前記電話着発信回数の情報を
    生成するとともに、当該電話着発信回数情報を自動通報
    情報として保持し、 前記設定器または前記管理センターからの要求に応じ
    て、当該保持されている自動通報情報の前記通報を実行
    することを特徴とする自動通報システム
  2. 【請求項2】停電時のバックアップ電源として使用する
    補助電池を有し加入者通信端末と共用される通信回線を
    介して検針情報を設定器または管理センターに通報する
    自動通報端末を少なくとも1つ、装置して成る自動通報
    システムにおいて、前記各自動通報端末は、前記自動通報情報を生成するた
    めの電池寿命原因解明手段を備えて成り、 前記電池寿命原因解明手段は、停電時間検出部とノーリ
    ンギング着呼検出部と発呼検出部と電話着発信検出部と
    を備えて成り、 前記停電時間検出部は、停電の際に停電状態を検出し、
    停電の間における当該停電状態の時間を積算して、前記
    停電状態の累積時間の情報を生成するとともに、当該停
    電状態の累積時間情報を自動通報情報として保持し、 前記ノーリンギング着呼検出部は、停電の間において、
    前記自動通報端末に対して前記管理センターがノーリン
    ギング通信を要求する際に生成されるノーリンギング着
    呼を検出し、当該ノーリンギング着呼の回数を積算し、
    ノーリンギング着呼回数の情報を生成するとともに、当
    該ノーリンギング着呼回数情報を自動通報情報として保
    持し、 前記発呼検出部は、停電の間において、前記管理センタ
    ーに対して前記自動通報端末が前記通報を要求する際に
    生成される発呼を検出し、当該発呼の回数を積算して、
    前記発呼回数の情報を生成するとともに、当該発呼回数
    情報を保持し、 前記電話着発信検出部は、停電の間において、前記電話
    回線が加入者電話機により使用されて着信状態または発
    信状態にあることを検出し、当該電話着信回数と当該電
    話発信回数とを積算して、前記電話着発信回数の情報を
    生成するとともに、当該電話着発信回数情報を自動通報
    情報として保持し、 前記設定器または前記管理センターからの要求に応じ
    て、当該保持されている自動通報情報の前記通報を実行
    し、前記停電の間に、前記自動通報端末が検出した前記
    補助電池の電流容量低下情報の前記通報、または前記管
    理センターからのノーリンギング信号に応じた前記自動
    通報情報の前記通報の内の少なくとも1つが実行可能で
    あることを特徴とする自動通報システム
  3. 【請求項3】前記加入者通信端末として加入者電話機を
    用い、当該加入者電話機と共用され る前記通信回線とし
    て電話回線を用いることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の自動通報システム。
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