JP3148619B2 - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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JP3148619B2
JP3148619B2 JP03106696A JP3106696A JP3148619B2 JP 3148619 B2 JP3148619 B2 JP 3148619B2 JP 03106696 A JP03106696 A JP 03106696A JP 3106696 A JP3106696 A JP 3106696A JP 3148619 B2 JP3148619 B2 JP 3148619B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータ等の端
末機器が接続された端末装置を備えた端末側システムと
管理者であるセンター側システムとの間で電話回線を介
してデータ通信することにより、センター側システムに
おいて端末側の情報(例えば、ガスメータ等の検針情報
や非常ボタン等のセキュリティ情報)を収集するデータ
通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電話回線を利用した遠隔通信により複数
の端末機器のデータ、例えばガスメータの検針情報を読
み込んで管理者側(センター側システム)で収集する場
合、次のようなデータ通信システムが多く採用されてい
る。各戸のガスメータにそれぞれ伝送機能等を備えた端
末伝送装置を設け、さらに各戸の端末伝送装置からの信
号線を集線した集中検針盤を設ける。この集中検針盤
は、公衆電話網を介してセンター側システムに接続され
ている。そして、集中検針盤が各戸のガスメータの検針
情報を収集し、一括してセンター側システムに送信して
データ通信を行っている。なお、各端末伝送装置の電源
は、停電バックアップ機能を備えた集中検針盤から供給
されている。
【0003】しかし、この集中検針盤を設けたデータ通
信システムでは、複数の端末伝送装置と集中検針盤との
間に個別の配線工事が必要になる。そのため、既設の集
合住宅では上述したデータ通信システムの導入が難し
く、最近では集合住宅あるいはビル等で用いられる構内
交換機(PBX)を利用したデータ通信システムが多く
採用されている。
【0004】このPBXを利用してデータ通信を行う場
合、例えば内線に対してノーリンギング通信しようとす
ると回線電圧の変化やタイミングなどに制限があるた
め、PBXの仕様を変更しなければならず、費用がかか
るといった問題があった。
【0005】この問題を解決するデータ通信システム
が、特開平4−265054号公報に開示されている。
このデータ通信システムは、PBXに内線を介してサブ
センターが接続され、該サブセンターはPBXを介さず
に端末装置とセンター側システムとのデータ通信を行う
ようにしたものである。そして、各戸に配線された内線
に端末装置が接続され、該端末装置にガス等のメータお
よび宅内電話機が接続されている。
【0006】そして、センター側システムが端末側の検
針情報を得るためにデータ通信を行うときは、まずセン
ター側システムが外線を通じて直接サブセンターを呼び
出し、センター側システムとサブセンターとの間で回線
接続を行う。次に、センター側システムがサブセンター
に所望する端末装置特有の番号を送信する。サブセンタ
ーは、その番号を受信すると、その番号に応じ予め設定
された端末装置をPBXを介して呼び出し、回線接続を
行う。このようにして、サブセンターを介してセンター
側システムと端末装置との間で回線接続が行われ、セン
ター側システムと端末装置との間で双方向通信を可能と
する。そして、センター側システムによる通信制御によ
り端末装置に接続されたメータの検針情報をセンター側
システムで収集する。
【0007】ところで、PBXを利用したデータ通信シ
ステムでは、サブセンターと各戸の端末装置とはPBX
の内線で接続されているだけであるので端末装置への電
源供給をサブセンターから行うことはできず、電池ある
いは各戸のAC電源によって供給されている。
【0008】また、集合住宅等のデータ通信システムで
は、コスト面から検針メータをマイコンメータではなく
パルスメータとすることが多い。しかし、パルスメータ
は、接点端子を常時スキャンしておく必要があり、デー
タの読み込み時においては常に電源を供給しなければな
らないので、一般的によく使用されているリチウム電池
等では寿命が短く、マイコンメータのように電源を電池
とすることができない。そのため、パルスメータのよう
な電池の消耗量が大きくなってしまうメータを使用する
ときには、AC電源(一般家庭のACコンセントから供
給されるような電源)を使用する。さらに、停電時にも
データの読み込みができるように電池等の補助電源が併
用されており、停電したとき補助電源に切換わり、デー
タの読み込みが行えるようになっている。なお、パルス
メータへの電源の供給は通常、パルスメータが接続され
た端末装置から行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のデータ通信シス
テムにおいて、もし各戸の居住者が外出時にAC電源を
断接する電源遮断機(ブレーカー)をオフすると停電状
態となり、電源は電池に切換わる。例えば、学生が入居
する学生マンション等では留守にすることが多く、ブレ
ーカーをオフして外出することがある。このとき、パル
スメータの接続された端末装置は、停電状態となり、電
源を電池に切換える。したがって、学生等が夏休み等の
長期休暇にブレーカーをオフすると、長期間にわたり電
池が使用されることになる。そして、パルスメータの接
点がメーク接点でオンしたままの状態で停止している
と、電池が不必要に消耗されることが考えられる。
【0010】このように、従来では、端末装置において
電源がオフされたとき、一斉地域停電の場合とブレーカ
ーがオフされた場合との区別なく一律に停電としてこれ
を検出し、電源を電池に切換えている。そのため、居住
者がブレーカーをオフして外出したときは不在となり、
ガス等が使用されていないにもかかわらず電池によりパ
ルスメータの読み込みが継続されている。その結果、不
必要に電池を消耗させ、電池の寿命を短くしていた。し
かも、電池が消耗してしまい、検針しなければならない
ときに検針不能となり、正確に検針することができな
い。そこで、本発明は、上記に鑑み、本来の一斉地域停
電とブレーカーのオフによる停電とを判別することによ
り、電池の寿命を長くするとともに、確実にメータ等の
データの読み込みを行えるデータ通信システムの提供を
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、端末側システムに端末機器のデータ、例えばメー
タのデータあるいはセンサからの異常情報を読み込んで
センター側システムに電話回線を介して送信を行う1つ
または複数の端末装置を備え、該端末装置ではAC電源
等の主電源がオフしたとき補助電源に切換えられ、端末
装置の主電源のオフが停電によるか否かを検出する停電
検出手段と、停電であるとき端末機器のデータの読み込
みを継続し、停電でないとき読み込みを停止する制御手
段とを設ける。
【0012】ここで、停電による主電源のオフは一時的
なものであるので、電池等の補助電源に切換えて端末機
器のデータの読み込みを継続することにより、必要以上
の電池の消耗を防げ、データの読み込みを確実に行え
る。また、停電以外の不在時のブレーカーのオフ、端末
装置の故障等による主電源のオフは長時間にわたること
があり、しかもデータがなかったり不正確なデータであ
るので、データの読み込みを継続する必要はなくて停止
すればよく、不必要な電池の使用がなくなる。
【0013】具体的には集合住宅等におけるデータ通信
システムでは、端末側システムは、複数の端末装置を内
線を介して接続する構内交換機と、該構内交換機に内線
を介して接続されるとともにセンター側システムに電話
回線を介して接続されるサブセンターとを備え、停電検
出手段としてサブセンターに停電を検出する検出部を設
け、制御手段は、サブセンターにより停電が検出された
ときブレーカーのオフによる停電ではないので、サブセ
ンターから端末装置に端末機器のデータの読み込みを継
続する命令を出力する。
【0014】さらに、端末装置の主電源がオフしたとき
に端末装置が制御手段による端末機器のデータの読み込
みを継続する命令を一定時間内に受信するか否かを検出
する命令検出手段と、命令を受信しないとき端末発呼を
行って異常を知らせる送信手段とを設ける。また、制御
手段は、端末装置の主電源がオフしてもサブセンターに
より停電が検出されていないとき端末機器のデータの読
み込みを停止する。
【0015】すなわち、端末装置の主電源がオフしても
サブセンターにおいて停電が検出されない、つまりブレ
ーカーのオフ等による場合、命令検出手段によってこの
ことを判別できる。そして、このような場合、異常事態
が発生している可能性もあるので、報知するようになっ
ている。なお、端末装置では主電源がオフしたとき補助
電源に切換わるようになっているので、これを利用して
主電源のオフを認識できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第一の実施形態)本実施形態のデータ通信システムで
の端末側システムは、図2に示すように、集合住宅、ビ
ル等に設置されるPBX1の内線2にサブセンター3を
設け、該サブセンター3にPBX1に接続される電話回
線4とは独立した外線5を接続し、直接公衆電話網6を
介してセンター側システム7に接続したものである。そ
して、内線2には複数の端末装置(端末NCU)8が接
続され、該端末NCU8にガス、水道等の使用量を検出
するパルスメータ9やガス漏れ等の異常を検出するセン
サ10等の端末機器および宅内電話機11が接続されて
いる。
【0017】前記サブセンター3には、図3に示すよう
に、それ自身の制御および管理を行うCPU20と、メ
モリ21と、外線5および内線2とのインターフェース
である通信用モデム22と、キーボード,ディスプレイ
等の入出力装置23と接続される入出力制御回路24
と、集合住宅等の共有のAC電源に接続されたAC電源
回路25および電池26が接続された電源切換回路27
とが設けられている。
【0018】前記CPU20は、前段に接続される通信
用モデム22から与えられるデータをメモリ21に蓄積
する機能と、通信用モデム22から与えられる信号に応
答してメモリ21にストアされたデータを読み出し、読
み出したデータを通信用モデム22を介して出力する機
能と、センター側システム7から通信要求があったとき
指定された端末NCU8とセンター側システム7とを接
続する機能と、端末NCU8から送信されたデータを解
析する機能と、解析されたデータに応じてセンター側シ
ステム7に発呼する機能とを有する。
【0019】前記電源切換回路27は、AC電源が停電
等によりオフしたときリレー等により入出力制御回路2
4に対する接続をAC電源回路25から電池26に切換
えるものであり、このとき入出力制御回路24を介して
CPU20へAC電源オフ信号を出力することによって
停電検出部としての機能を果たす。
【0020】前記端末NCU8は、図4に示すように、
それ自身の制御を司る主制御装置30と、ノーリンギン
グ信号を受信するノーリンギング受信回路31と、宅内
電話機11を内線2に対して接続したり切り離したりす
る接続切換回路32と、内線2とのインターフェースで
あるモデム33と、パルスメータ9やセンサ10からの
信号あるいは非常ボタン等のスイッチの接点信号を主制
御装置30に読み込むインターフェース(I/F)3
4,35と、パルスメータ9のデータの読み込み(検
針)状態を表示(例えば、LEDで表示する場合、検針
中にLEDを点灯し、検針停止中にLEDを消灯し、ガ
ス漏れ等の異常時に点滅させて表示)する表示回路36
と、AC電源アダプタ37に接続された定電圧回路38
および停電時の補助電源である電池39が接続された電
源切換回路40とが設けられている。なお、図4中、4
1はオンフック制御回路、42は選択信号送信回路であ
る。
【0021】前記電源切換回路40は、AC電源アダプ
タ37が接続された家庭内のAC電源がオフ、すなわち
停電、AC電源アダプタ37のコンセントが抜けたと
き、あるいはブレーカーが切られたときにリレー等によ
り電源を電池39に切換える。このとき主制御装置30
へAC電源オフ信号を出力する。
【0022】前記主制御装置30は、図5に示すよう
に、中央制御ユニットであるCPU43と、電源切換回
路40が接続されたタイマーカウンター44と、CPU
43に制御指令を行うプログラムが記憶されるメモリ4
5と、端末NCU8内部に保持すべき書き換えデータお
よび内部で発生する一時的なデータを保持するデータメ
モリ46と、外部とのインターフェースであるI/O4
7とからなる。
【0023】前記CPU43は、宅内電話機11のオフ
フックを検出する機能、サブセンター3からの発信であ
るとき宅内電話機11を切り離したままオフフックして
ノーリンギング通信する機能、リンガーを受信したとき
回線を宅内電話機11側に接続し、宅内電話機11にリ
ンガーを送出する機能、電源切換回路40よりAC電源
オフ信号が入力されたときAC電源がオフであるといっ
た電源の供給状態を監視する機能を備えている。
【0024】このシステムにおいては、さらに端末NC
U8のAC電源のオフが停電によるか否かを検出する停
電検出手段と、停電であるときパルスメータ9の検針を
継続し、停電でないとき検針を停止する制御手段とが設
けられている。また、端末NCU8のAC電源がオフし
たときに端末NCU8が制御手段による命令を一定時間
内に受信するか否かを検出する命令検出手段と、その命
令を受信しないとき端末発呼を行って異常を知らせる送
信手段とが設けられている。
【0025】前記停電検出手段は、サブセンター3にお
いて一斉地域停電のような場合に電源切換回路27から
AC電源オフ信号が出力されるので、これに基づいて停
電であると判別する。また、端末NCU8は電源の供給
状態を監視する機能を有しているので、これを利用して
端末NCU8においてAC電源のオフを検知したとき、
サブセンター3が停電していなければ停電以外の原因に
よりAC電源がオフしたと判別する。
【0026】前記制御手段は、サブセンター3におい
て、停電検出手段により停電であることが検出されると
端末NCU8からの発呼を規制する発呼規制要求コマン
ド、およびパルスメータ9の検針を継続する検針継続要
求コンマンドを端末NCU8に送信する機能、AC電源
のオフが停電以外の原因によるとき端末NCU8との回
線を保留する回線保留要求コマンドを端末NCU8に送
信して、端末NCU8とセンター側システム7との間に
通信路を形成する機能、センター側システム7からの検
針停止要求コマンドを端末NCU8に送信してパルスメ
ータ9の検針を停止させる機能を有する。
【0027】前記命令検出手段は、端末NCU8におい
て、電源切換回路40からAC電源オフ信号が出力され
たときタイマーカウンター44を起動し、一定時間内に
サブセンター3からの検針継続要求コマンドを受信した
か否かを検出するものであり、一定時間内に受信したと
きは停電であると判断できる。これによって、特別に停
電を検出するための装置を設けなくてもAC電源のオフ
が停電によるか否かを検出することが可能となる。
【0028】なお、命令検出手段における一定時間は、
全戸の端末NCU8へのコマンド送信等の動作を終了す
るまでの時間に設定されている。例えば、1シーケンス
当たりの接続時間および通信時間(T)は20秒程度で
あるので、50戸の戸数の集合住宅では約16分で終了
する。したがって、一定時間は、集合住宅の検針戸数
(K)の規模に応じて全ての端末NCU8との通信を終
えるのに必要なK×Tの積で表される値より大に設定す
ることが望ましい。
【0029】前記送信手段は、AC電源オフの原因が停
電以外であると判断されたとき、端末NCU8からサブ
センター3を呼び出して回線接続を行い、サブセンター
3およびセンター側システム7に電源異常信号を送出す
るものである。
【0030】上記構成において、端末NCU8のAC電
源がオフしたときの動作を図1に基づいて説明する。い
ずれかの端末NCU8においてAC電源がオフになる
と、電源切換回路40は、電源を定電圧回路38から電
池39に切換えるとともにCPU43へAC電源がオフ
であることを伝える。そして、CPU43がAC電源の
オフを認識すると、タイマーカウンター44の計時を開
始する。
【0031】このとき、停電の場合にはサブセンター3
においてもAC電源がオフになり、電源切換回路27
は、供給電源をAC電源回路25から電池26に切換え
るとともにAC電源がオフであることをCPU20に伝
える。そして、CPU20がAC電源のオフを認識す
る。すなわち、端末側システム全体が停電になったと判
断する。そして、端末NCU8に停電であることを伝え
るために、図6に示すように、PBX1に対してダイヤ
ルし、ノーリンギング通信で各端末NCU8を順に呼び
出して回線を接続する。端末NCU8からのACK(応
答信号)を受信して回線接続が終了すると、サブセンタ
ー3は制御手段により端末NCU8に対して発呼規制要
求コマンドおよび検針継続要求コマンドを送るデータ通
信を行う。各端末NCU8では、これらのコマンドを受
信すると、発呼が規制され、さらにパルスメータ9の検
針を継続して行う。これらが完了すると、サブセンター
3から端末NCU8へ終了コマンドが送信されて通信を
終了し、端末NCU8ではオンフック状態になる。この
動作は、各戸の端末NCU8に対して繰り返し行われ
る。
【0032】ここで、命令検出手段によりサブセンター
3からのコマンドを受信するか否かを検出して、一定時
間経過してもコマンドを受信できないと、AC電源のオ
フは停電以外の原因によると考えられる。ただし、停電
時に宅内電話機11が使用中であると、サブセンター3
が端末NCU8にコマンドを送信しようとしても回線が
接続できず、一定時間経過してもコマンドを送信するこ
とができない。したがって、端末NCU8は、一定時間
内にサブセンター3からのコマンドを受信できなくな
り、AC電源がオフした原因が停電であることを認識で
きない。また、端末NCU8が接続されているブレーカ
ーがオフされたときは、サブセンター3では端末NCU
8のAC電源のオフは認識されないので、当然タイマー
カウンター44の計時中にサブセンター3からコマンド
を受信することはない。
【0033】このような一定時間経過しても端末NCU
8がサブセンター3からコマンドを受信できない場合、
端末NCU8は、サブセンター3に対して、AC電源が
オフした原因が停電によるものなのか、ブレーカーをオ
フしたといった端末NCU8単独の原因によるものなの
かを確認しなければならない。
【0034】そこで、図7に示すように、端末NCU8
がPBX1に対してダイヤルし、サブセンター3を呼び
出して回線接続を行う。サブセンター3で停電が認識さ
れているときは、端末NCU8に対して検針継続要求コ
マンドを送るデータ通信を行う。その結果、端末NCU
8は停電であることを認識し、検針を継続する。この動
作が完了すると、サブセンター3から端末NCU8へ終
了コマンドを送信して動作が終了する。
【0035】また、サブセンター3で停電が認識されて
いないとき、図8に示すように、サブセンター3は、端
末NCU8に回線保留コマンドを送り、回線を保留す
る。このとき、端末NCU8は、ブレーカーのオフによ
ってAC電源がオフになったことを認識する。サブセン
ター3は、センター側システム7にダイヤルして、さら
にセンター側システム7からACKを受信して回線が接
続されると、サブセンター3からセンター側システム7
へ電源異常信号を送信する。センター側システム7で
は、この電源異常信号を受信すると端末NCU8にサブ
センター3を介して検針停止要求コマンドを送るデータ
通信を行う。端末NCU8は、この検針停止要求コマン
ドを受信すると検針を停止し、表示回路36の検針中は
点灯しているLEDを消灯し、検針が停止していること
を表示する。そして、これらの動作が完了すると、セン
ター側システム7から終了コマンドを送信して動作を終
了する。それとともに、端末NCU8から回線開放要求
コマンドをサブセンター3を介してセンター側システム
7に送信することによりすべての回線を開放する。この
ように、ブレーカーがオフされAC電源がオフになった
と認識されると、居住者が外出時にブレーカーをオフし
たものであるとし、不在であると判断し、不必要な検針
を停止する。
【0036】また、検針の復帰については、居住者が帰
宅するとブレーカーをオンするので、これによって端末
NCU8にAC電源が供給され、自動的に検針が実行さ
れる。
【0037】以上のように、端末NCU8に供給される
AC電源がオフしたとき停電であるか否かを検出し、停
電でないときパルスメータ9の検針を停止し、停電のと
き検針を継続することにより、停電でないときは居住者
が不在と判断し、検針が停止されるので、不必要な電池
の消耗を防ぎ電池の寿命を延ばすことができる。そのた
め、停電時における検針を電池寿命が長くなった分だけ
長い間継続できる。そして、AC電源のオフが停電によ
る場合、居住者は在宅している可能性が高く、メータの
検針を継続する必要性があり、検針を継続することによ
って正確なデータが得られる。
【0038】しかも、センター側システム7またはサブ
センター3による端末NCU8の検針情報の収集時間が
決まっている場合、そのとき検針が行われていないと検
針情報を収集するためのデータ通信ができなくなるが、
停電中でも電池から安定した電源が供給されるので検針
が継続され、定時にデータ通信を行うことができる。し
たがって、停電にかかわらず正確な検針が行える。
【0039】さらに、センター側システム7では、居住
者の不在情報が得られるので、端末NCU8からガス漏
れ等の異常が伝えられたとき、迅速な対処を行うことが
でき、安全性が高まる。すなわち、センター側システム
7に異常が伝えられたとき、遠隔操作によってガス栓等
を閉めるだけでなく、人員を派遣して異常を解除する等
を行うことができるので、安全性が保てる。
【0040】なお、端末NCUの故障によってAC電源
がオフになっても、検針は停止されるので、信頼性のな
いデータが読み込まれることを防止でき、正確な検針を
実行できる。
【0041】(第二の実施形態)本実施形態のデータ通
信システムの構成は、図9に示すように、パルスメータ
9やセンサ10および宅内電話機11を接続した端末N
CU8が複数集まった端末側システム50とセンター側
システム7とが公衆電話網6を介して接続されて構成さ
れている。そして、停電検出手段として、端末側システ
ム50に公衆電話網6を介してセンター側システム7と
接続される停電検出装置51が設けられている。また、
センター側システム7において、停電であるときパルス
メータ9の検針を継続し、停電でないとき検針を停止す
る制御手段の機能を司る。なお、その他の構成は第一の
実施形態と同じである。
【0042】前記停電検出装置51は、停電時にAC電
源から電池に切換えられるようになっており、端末側シ
ステムにおける一斉地域停電を検出できる。さらに、A
C電源がオフしたとき発呼してセンター側システム7に
停電であることを伝える機能も有している。そして、端
末NCU8の共有電源の電源オフを検出できるように設
置されている。
【0043】上記構成において、通常時は端末側システ
ム50に設けられた端末NCU8に電話回線を接続し
て、センター側システム7により交換機を含む公衆電話
網6から送出された呼出信号と呼出信号の休止期間に挿
入された電文形式の発信者番号信号の検出により発信者
番号を得て、予め登録された発信者番号と比較し、セン
ター側システム7であると、端末NUC8から後方に接
続された宅内電話機11に呼出信号を送出することなく
着信し、センター側システム7と通信する。また、セン
ター側システム7でない場合は、電話回線を宅内電話機
11に接続する。
【0044】しかし、端末NCU8のAC電源がオフし
たときには、第一の実施形態と同様に電源を電池39に
切換えるとともにタイマーカウンター44の計時を開始
する。このとき、停電の場合には停電検出装置51にお
いてもAC電源がオフになり、電源を電池に切換えると
ともにセンター側システム7に発呼して停電であること
を伝える。これにより、センター側システム7におい
て、端末側システム50が停電状態であることが認識さ
れる。端末側システム50が停電状態であることを認識
したセンター側システムは、端末NCU8に停電である
ことを伝えるためダイヤルし、ノーリンギング通信で各
端末NCU8を順に呼び出して回線を接続する。そし
て、端末NCU8からのACK(応答信号)を受信して
回線接続が終了すると、センター側システム7は端末N
CU8に向かって、発呼を規制し検針を継続する命令を
送信する。この命令を受信した端末NCU8は、発呼が
規制され、パルスメータ9の検針を継続する。この動作
は、各戸の端末NCU8に対して繰り返し行われる。
【0045】一方、AC電源のオフを認識した端末NC
U8において、一定時間経過してもセンター側システム
7から検針の継続等の命令を受信できない場合、端末N
CU8は、センター側システム7に対して発呼する。そ
して、センター側システム7は、この発呼による通信が
行われたとき停電を認識していると、端末NCU8に対
して検針を継続する命令を送信する。その結果、端末N
CU8は停電であることを認識し、検針を継続する。
【0046】また、端末NCU8からの発呼に対して、
センター側システム7で停電が認識されていないとき、
端末NCU8の電源のブレーカーのオフによってAC電
源がオフになったことを認識し、センター側システム7
から端末NCU8に検針の停止を命令する。この命令を
受信し端末NCU8は、検針の停止を行う。なお、検針
の復帰については、第一の実施形態同様であり、AC電
源の復旧により自動的に検針が実行される。
【0047】このように、停電であるとき端末NCU8
でのパルスメータ9のデータの検針を継続し、停電でな
いとき検針を停止できるので、電池の消耗を防止でき、
正確なデータ通信を行うことができる。また、端末NC
U8の設置場所が集合住宅でない場合でも、停電検出装
置を設置することにより上記効果を達成できる。なお、
停電検出装置を各端末NCU8に設置してもよい。ま
た、端末側システムに端末NCUが1つしかない場合に
も対応できる。
【0048】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、複数の端末NCUの内、特別にAC電源を切ること
のないもの(例えば、集合住宅であると管理人室の端末
NCU)を決め、その端末NCUだけは電源を切れない
ようにしておく。そして、全ての端末NCUは、AC電
源がオフしたときセンター側システムに停電情報を送る
機能を有する。そして、特別な端末NCUのAC電源が
オフしたときには、センター側システムに向けて優先的
に発呼させて、停電情報を送る。これにより、センター
側システムでは停電であることを認識する。また、セン
ター側システムでは、この停電の認識がなされていない
とき、他の端末NCUから停電情報が送られるとその端
末NCUの部屋のブレーカーがオフされたと認識し、検
針を停止するようにする。すなわち、センター側システ
ムに、停電検出手段および制御手段を設けることにな
る。
【0049】さらに、主電源はAC電源以外にDC電源
でもよい。また、補助電源は電池以外の非常発電装置で
もよく、この場合検針を停止することにより不必要な電
力消費をなくすことができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、端末装置の主電源のオフが停電によるか否かを
検出する停電検出手段と、停電であるとき端末機器のデ
ータの読み込みを継続し、停電でないとき読み込みを停
止する制御手段とが設けられているので、主電源のオフ
により端末装置において主電源から補助電源に切り換わ
っていても、居住者が不在であると判断するとデータの
読み込みを停止して、補助電源の負担を減らすことがで
きる。特に補助電源に電池を使用しているとき、不必要
な電池の消耗を防ぎ、電池の寿命を延ばすことができ
る。
【0051】また、複数の端末装置を内線を介して接続
する構内交換機と、該構内交換機に内線を介して接続さ
れるとともにセンター側システムに電話回線を介して接
続されるサブセンターとを備え、停電検出手段として、
サブセンターに停電を検出する検出部を設け、サブセン
ターにより停電が検出されたときサブセンターから端末
装置に端末機器のデータの読み込みを継続する命令を出
力する検出手段を設けているので、集中住宅におけるデ
ータ通信システムとして有用であり、1つのサブセンタ
ーで多くの端末装置を管理でき、設備投資を低くでき
る。
【0052】さらに、端末装置の主電源がオフしたとき
に端末装置が制御手段によって出力される端末機器のデ
ータの読み込みを継続する命令を一定時間内に受信する
か否かを検出する命令検出手段が設けられているので、
停電を検出するための装置を別に設けなくても停電が検
出できシステムの簡素化が図れる。また、端末装置が命
令を受信しないとき端末発呼を行って異常を知らせる送
信手段が設けられているので、端末装置以外で異常が認
識でき、安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態のデータ通信システムの端末N
CUにおけるAC電源オフ時の動作を示すフローチャー
【図2】同じくデータ通信システム全体の構成を示す図
【図3】サブセンターの構成を示すブロック図
【図4】端末NCUの構成を示すブロック図
【図5】主制御装置の構成を示すブロック図
【図6】サブセンターで停電を検出したときの動作説明
【図7】端末NCUからサブセンターに停電であるか否
かを問い合わたときの動作説明図
【図8】検針停止時の動作説明図
【図9】第二の実施形態のデータ通信システム全体の構
成を示す図
【符号の説明】
1 PBX 3 サブセンター 7 センター側システム 8 端末装置(端末NCU) 9 パルスメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04Q 3/58 101 - 107

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末側システムは、端末機器のデータを
    読み込んでセンター側システムに電話回線を介して送信
    を行う1つまたは複数の端末装置を備え、該端末装置で
    は主電源がオフしたとき補助電源に切換えられるデータ
    通信システムにおいて、前記端末装置の主電源のオフが
    停電によるか否かを検出する停電検出手段と、停電であ
    るとき前記端末機器のデータの読み込みを継続し、停電
    でないとき読み込みを停止する制御手段とが設けられた
    ことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 端末側システムは、複数の端末装置を内
    線を介して接続する構内交換機と、該構内交換機に内線
    を介して接続されるとともにセンター側システムに電話
    回線を介して接続されるサブセンターとを備えたことを
    特徴とする請求項1記載のデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 停電検出手段として、サブセンターに停
    電を検出する検出部が設けられ、制御手段は、前記サブ
    センターにより停電が検出されたときサブセンターから
    端末装置に端末機器のデータの読み込みを継続する命令
    を出力することを特徴とする請求項2記載のデータ通信
    システム。
  4. 【請求項4】 端末装置の主電源がオフしたときに前記
    端末装置が制御手段によって出力される端末機器のデー
    タの読み込みを継続する命令を一定時間内に受信するか
    否かを検出する命令検出手段と、前記端末装置が前記命
    令を受信しないとき端末発呼を行って異常を知らせる送
    信手段とが設けられたことを特徴とする請求項2記載の
    データ通信システム。
  5. 【請求項5】 制御手段は、端末装置の主電源がオフし
    てもサブセンターにより停電が検出されないとき端末機
    器のデータの読み込みを停止することを特徴とする請求
    項3または4記載のデータ通信システム。
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