JPH05276279A - ホームバスシステム - Google Patents

ホームバスシステム

Info

Publication number
JPH05276279A
JPH05276279A JP7380592A JP7380592A JPH05276279A JP H05276279 A JPH05276279 A JP H05276279A JP 7380592 A JP7380592 A JP 7380592A JP 7380592 A JP7380592 A JP 7380592A JP H05276279 A JPH05276279 A JP H05276279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
home bus
bus system
line
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7380592A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuyuki Masui
井 哲 之 益
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7380592A priority Critical patent/JPH05276279A/ja
Publication of JPH05276279A publication Critical patent/JPH05276279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホームバスシステムの一端末として動作する
自動通報装置を停電時にシステム全体をバックアップせ
ず、装置本体だけをバックアップすることにより動作さ
せる。 【構成】 自動通報装置1は、停電検出部26により停
電を検出すると、バックアップ部27により電源を内蔵
の電池に切り替える。また、この時ライン電圧監視部2
3によりホームバスコントローラ2が機能しなくなるこ
とを検出すると、回線切り替え部11を起動させ、AC
100V通電中はコントローラ2を介して接続されてい
た電話回線8を自動通報装置1は直接取り込む。これに
よりホームバスシステム通信部24を介してコントロー
ラ2との通信により捕捉していた電話回線8を網制御部
13を起動させるだけで捕捉できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホームバスシステムの
一端末として機能し、センサ情報や給電情報などのセキ
ュリティ情報を検出すると、警備会社などの中央コント
ロールセンタに自動的に通報することのできる自動通報
装置を備えたホームバスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の自動通報装置を中心とした
ホームバスシステムの構成を示している。図3におい
て、101は自動通報装置、102はホームバスシステ
ムの主装置となるホームバスコントローラ、103は火
災・ガスもれなどの検出を行なうセキュリティ装置、1
04は電話機、105は停電時に電源を供給する停電ユ
ニット、106は留守番電話機(またはファクシミリ装
置)、107はテレコントローラ、108は留守番電話
機用(またはファクシミリ装置用)のアダプタ、109
はセンサ接続用のアダプタ、110は防犯センサなどの
各種センサ、111はホームバスである。112,11
3は電話回線であり、2回線がホームバスコントローラ
102に引き込まれている。
【0003】ホームバスコントローラ102は、ホーム
バス111を通じて各種端末との通話を行なうデータ通
信部121、主制御部122、電話回線の捕捉/開放の
制御を行なう網制御部123、ダイヤル信号送出部12
4、16Hzの呼び出し信号を検出する16Hz検出部
125、相手が応答したことを検出する極性反転検出部
126、ホームバスシステム上に接続された各種端末、
自動通報装置101や電話機104のアドレス/設定内
容を格納するデータ格納部127、データ格納部127
のバックアップを行なうバックアップ部128およびホ
ームバスコントローラ102自体並びにホームバス11
1を通じて各種端末に電源を供給する電源部129を備
えている。
【0004】自動通報装置101は、主制御部132、
ホームバスコントローラ102やセキュリティ装置10
3などと通信を行なうデータ通信部131、セキュリテ
ィ装置103からのセンサ情報の処理を行なうセンサ情
報入力部133、停電の検出を行なう停電検出部134
および通報先である警備会社の中央コントロールセンタ
と通信を行なうためのモデム部135を備えている。
【0005】次に上記従来例の動作について説明する。
セキュリティ装置103は、警戒/解除切替部141に
よって警戒モードに設定されていると、発報したセンサ
110の情報を有効とし、自動通報装置101に対して
この情報を伝送する。自動通報装置101は、データ通
信部131でこの情報を受信し、センサ情報入力部13
3からのセンサ情報の種類によって通報先電話番号・通
報形態(音声又はデータ)を決定し、主制御部132に
より、データ通信部131からホームバスコントローラ
102に対して自動通報するために電話回線を使用した
い旨の要求を出す。ホームバスコントローラ102は、
データ通信部121により電話機104、留守番電話機
106、テレコントローラ107などの端末機器が電話
回線を使用していないこと、および16Hz検出部12
5により16Hzの着信信号の着信がないことを確認
し、網制御部123を起動させて回線112または11
3を捕捉し、自動通報装置101に対して電話回線の使
用を許可する。これにより自動通報装置101は、通報
先電話番号をホームバスコントローラ102にデータで
伝送し、実際のダイヤル動作はホームバスコントローラ
102のダイヤル信号送出部124によって行なわれ
る。ダイヤル動作後、通報先が応答したことをホームバ
スコントローラ102の極性反転検出部126で認識
し、データ通信部121により自動通報装置101に伝
え、自動通報装置101ではモデム部135が起動し、
警備会社の中央コントロールセンタとの通信が開始され
る。停電時は、ホームバスコントローラ102の電源部
129の代わりに停電ユニット105がホームバスコン
トローラ102およびホームバス111を通じて各種端
末に電源を供給する。停電ユニット105の電源が消耗
された後は、ホームバスコントローラ102の網制御部
123が電話回線を捕捉したままの状態になり、電話機
104で発信しようとした時は、ホームバスコントロー
ラ102との通信による回線捕捉は行なわれず、オフフ
ックするだけで回線捕捉が行なわれる。
【0006】このようなホームバスシステムに接続され
た端末の中には、留守番電話機106やテレコントロー
ラ107などのように在宅/不在のモードを持ち、モー
ドによって動作の異なるものがある。また、セキュリテ
ィ装置103の防犯通報の警戒/解除モードは在宅/不
在のモードと関わりが強く、解除操作は第三者により容
易に行なわれないように暗証番号や専用の鍵によって操
作するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のホームバスシステムでは、いくつかの解決すべき問
題があった。
【0008】第1に、上記従来のホームバスシステムに
接続された自動通報装置では、通報動作に必要な初期設
定内容、ダイヤル信号送出機能、16Hz検出機能、極
性反転検出機能、網制御機能が主装置であるホームバス
コントローラにあるため、停電時も動作させるためには
ホームバスシステム全体をバックアップしなければなら
ず、そのための停電ユニットにおける電池の容量は、か
なり大きなものになり、また接続端末台数が多いため、
自動通報装置がいざ動作しようとしたときには、他の端
末に使用され電池の容量がなくなっていることもあり、
通報できない場合もあるという問題があった。
【0009】第2に、停電ユニットで使用する電池に
は、通常約3〜5年の寿命があるため、定期的に自動通
報装置の設置場所に点検に行き、交換の要/否を確認し
なければならないという問題があった。
【0010】第3に、停電時に確実に動作するにして
も、従来のホームバスシステムの構成では、電話回線上
に並列に端末機器が接続されており、電話回線使用中の
電話機などを強制的に切り離すことができず、自動通報
装置は電話回線が空くのを待たなければならないため、
緊急を要する通報動作が遅れてしまうという問題があっ
た。
【0011】第4に、上記従来のホームバスシステムに
接続された自動通報装置では、通報を受けた警備会社な
どでは通報内容の真偽を確認するため、自動通報装置の
設定されている場所に電話をかけ直してからその対応を
図らねばならないという問題があった。
【0012】第5に、警備会社などに通報する場合、防
犯通報の警戒モードを解く解除操作は第三者に容易に行
なわれないように特殊な操作が要求されているが、この
方法は必ずしも毎回防犯通報を警戒モードにするたびご
とに必要ではなく、在宅時に簡易的に警戒モードにし住
宅内だけの通知にする場合などは、むしろ簡単に解除操
作ができたほうが便利であり、特殊な操作は誤操作、誤
報を招くという問題があった。
【0013】第6に、上記従来のホームバスシステムに
接続された自動通報装置では、外出時には防犯通報を警
戒モードにするほか、留守番電話機やテレコントローラ
などの他の端末も不在モードにする必要があり、電話機
からの簡単な操作で全ての端末を不在モードにし、防犯
通報も警戒モードにし、帰宅時にも電話機からの同じ操
作で端末を在宅モード、防犯通報を解除モードにするシ
ステム連動が行なわれるが、これでは防犯の警戒モード
を解く解除操作が常に簡単な方法で行なわれてしまうと
いう問題があった。
【0014】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、第1の目的は、停電時も自動通報装置本
体で必要な容量の電池を内蔵することにより、ある一定
時間は確実に動作する自動通報装置を備えたホームバス
システムを提供することである。
【0015】本発明の第2の目的は、設置場所での点検
作業なしに交換時期を通報先に確認できる自動通報装置
を備えたホームバスシステムを提供することである。
【0016】本発明の第3の目的は、停電時にも強制的
に電話回線使用中の端末機器を切り離し、直ちに通報動
作が行なえる自動通報装置を備えたホームバスシステム
を提供することである。
【0017】本発明の第4の目的は、自動通報装置の通
報動作に引き続き、新たに通報先から電話をかけ直さな
くても、ホームバスシステムに接続された任意の電話器
で通話することができる自動通報装置を備えたホームバ
スシステムを提供することである。
【0018】本発明の第5の目的は、防犯通報の解除操
作が運用に応じて使い分けができ、防犯通報に関する誤
操作、誤報を低減することができる自動通報装置を備え
たホームバスシステムを提供することである。
【0019】本発明の第6の目的は、システム連動が行
なえ、しかも防犯通報の解除操作が第三者に容易に行な
われないようにした自動通報装置を備えたホームバスシ
ステムを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するために、自動通報装置に、ホームバスシス
テムのライン電圧監視部と、停電検出部と、バックアッ
プ部と、電話回線を通じて直接自動通報するための手段
とを設け、停電時にも動作するようにしたものである。
【0021】本発明は、上記第2の目的を達成するため
に、自動通報装置に、電池電圧測定部と、タイマーカウ
ント部とを設け、自動的にバックアップ用電池の寿命を
検出するようにしたものである。
【0022】本発明は、上記第3の目的を達成するため
に、自動通報装置に、回線切り替え部と、16Hz検出
部と、端末使用検出部と、信号送出部とを設け、使用中
の電話回線を強制的にその使用を中断させ、空き状態に
させて自動通報動作ができるようにしたものである。
【0023】本発明は、上記第4の目的を達成するため
に、自動通報装置に、回線捕捉タイマー部を設け、自動
通報動作完了後も回線を一定時間捕捉するようにしたも
のである。
【0024】本発明は、上記第5の目的を達成するため
に、自動通報装置に、モード切り替え部と、オンライン
モード設置部と、テンキー部とを設け、防犯通報の解除
操作を簡単な操作と特定の人のみできる操作の2通りに
使い分けるようにしたものである。
【0025】本発明は、上記第6の目的を達成するため
に、自動通報装置に、モード切り替えの外部入力部を設
け、外出時に玄関の外から防犯通報の警戒/解除モード
を切り替えられるようにしたものである。
【0026】
【作用】したがって、本発明の上記第1の構成によれ
ば、停電時に内蔵の電池によって動作し、さらにホーム
バスシステムが正常に機能しなくなると、ホームバスコ
ントローラとの通信による自動通報動作をやめ、内蔵の
回路により網制御、ダイヤル送出、相手応答検出を行な
って自身による直接自動通報動作に切り替えることによ
り、停電時に自動通報装置が本体に必要な容量の電池だ
けで、動作することができる。
【0027】本発明の上記第2の構成によれば、停電
後、復旧してからの時間をカウントし、一定時間後に電
池の電圧を測定し、充電が正常の行なわれたか否かによ
り、特殊な操作なしに電池の寿命が認識でき、自動通報
することができる。
【0028】本発明の上記第3の構成によれば、停電時
にも電話回線の接続を切り替えることにより、他の端末
機器が回線を使用しているのを止めさせる旨の信号を送
出し、強制的に回線から切り離すことができ、優先して
回線を使用し自動通報することができる。
【0029】本発明の上記第4の構成によれば、自動通
報動作時、警備会社との通信終了後も一定時間回線の捕
捉を接続し、この間に電話機を呼び出すことにより、呼
び出された電話機をオフフックすれば、警備会社と通話
することができる。
【0030】本発明の上記第5の構成によれば、防犯発
報情報を電話回線を介して外部に自動通報させるときの
みオンラインモードにし、そのモード解除はテンキーに
よる暗証番号入力などの特殊な方法とし、通常自動通報
させないときは、簡単な操作で警戒/解除モードが切り
替えられることにより誤報を低減することができる。
【0031】本発明の第6の構成によれば、防犯通報の
警戒/解除モード切り替えを玄関の外から行なえるよう
にすることにより、この時にホームバスシステムの不在
/在宅モードを連動して切り替え、またホームバスシス
テムの不在/在宅モードを切り替えても防犯通報の警戒
/解除モードは切り替わらないようにし、防犯の機能を
損なわずにシステムを連動させることができる。
【0032】
【実施例】図1は請求項1から4に関する本発明の第1
の実施例の構成を示すものである。図1において、1は
一般加入電話回線を介してセンサ情報や給電情報を、契
約を行なった警備会社などに自動的に通報する自動通報
装置である。2はホームバスシステムの主装置となるホ
ームバスコントローラ、3は電話機、4は停電時にホー
スバスシステム全体の電源をバックアップする停電ユニ
ット、5は留守番電話機、6はテレコントローラ、7は
これら各端末およびホームバスコントローラ2が接続さ
れたホームバス、8は自動通報装置1を介してホースバ
スコントローラ2に接続された1本目の電話回線、9は
ホームバスコントローラ2に直接接続された2本目の電
話回線である。
【0033】自動通報装置1において、11は回線切り
替え部、12は網制御部、13は回線捕捉タイマー部、
14はモデム部、15はダイヤル機能部、16は極性反
転検出部、17は16Hz検出部、18は端末使用検出
部、19は開放信号送出部、20は主制御部、21はデ
ータ格納部、22はセンサ接続部、23はライン電圧監
視部、24はホームバスシステム通信部、25は電源
部、26は停電検出部、27はバックアップ部、28は
電池電圧測定部、29はタイマーカウント部である。
【0034】次に、上記第1の実施例の動作について説
明する。上記第1の実施例において、自動通報装置1
は、電源部25にAC100V通電中は、センサ接続部
22でセンサ発報を検知すると、主制御部20の指示で
ホースバスシステム通信部24を起動させ、ホームバス
コントローラ2に対して自動通報するために電話回線8
または9を使用したい旨の要求を行なう。この要求を受
信したホースバスコントローラ2は、電話回線8または
9のいずれかが空いていることを確認し、自動通報装置
1に対して電話回線の使用を許可する。これにより自動
通報装置1は、網制御部12によりホームバス7に引き
込まれた電話回線8(またはホームバスコントローラ2
を経由してホームバス7に引き込まれた電話回線9)を
捕捉し、ダイヤル機能部15を起動させ、通報先である
警備会社の電話番号をデータ格納部21から取り出して
ダイヤルし、極性反転検出部16により警備会社が応答
したことを検出すると、モデム部14を起動させて警備
会社と通信を行なう。通信完了後、通報要因がセンサ情
報などの緊急を要する場合に限り、回線捕捉タイマー部
13が起動し、一定時間は回線捕捉が継続される。この
間に主制御部20はホームバスシステム通信部24を介
して着呼コマンドを送出し、電話機3のリンガー音を鳴
らす。この時、電話機3をオフフックすれば、ホームバ
スコントローラ2により警備会社との通信相手が自動通
報装置1から電話機3へと切り替わる。
【0035】ところで、自動通報装置1が、停電検出部
26により停電を検出すると、主制御部20の指示でバ
ックアップ部27を起動させ、電源をAC100Vから
内蔵の電池に切り替える。この時、主制御部20は、ホ
ースバス7に停電情報を通報するが、停電ユニット4に
よりホームバスシステム全体がバックアップされている
ことをライン電圧監視部23で検知した場合は、AC1
00V通電中と同様に、上記のごとくホームバスコント
ローラ2との通信により電話回線8または9を捕捉して
通報動作を行なう。ところが、停電ユニット4が設置さ
れていない場合や停電ユニット4の容量がなくなった場
合は、ライン電圧監視部23によりホースバス7の電圧
降下が検出され、この時点でホームバスコントローラ2
との通信は行なえなくなる。そこで主制御部20は、回
線切り替え部11を起動させて電話回線8を自動通報装
置1に直接引き込む。回線切り替え部11は、通常は電
話回線8を中継してホームバスコントローラ2に引き込
んでいるだけで、直接ホームバスコントローラ2に引き
込まれているのと何ら変わらないが、停電時などでホー
ムバスコントローラ2が機能しなくなると、直接電話回
線8を網制御部12に引き込み、自動通報装置1を経由
して電話機3が電話回線4に接続されることになる。こ
れにより停電情報の通報動作は、16Hz検出部17で
検出し、電話機3が回線を捕捉していないことを端末使
用検出部18で検出し、電話回線8が空いているのを確
認した上で行なわれる。また、16Hz検出部17で1
6Hzの呼び出し信号の着信を検出した時は、網制御部
12が起動し、いったん電話回線8を捕捉した上で、開
放信号送出部19から開放を促す信号を送出した後、電
話回線8を開放する。端末使用検出部18で電話機3が
回線を捕捉していることを検出した時も、開放信号送出
部19から開放を促す信号を送出した後、回線切り替え
部11により電話機3が電話回線8から切り離される。
このように、電話回線8が使用されている時も、強制的
に空き状態にすることにより通報動作を行なうことがで
きる。
【0036】次に、停電後、電源部25にAC100V
の給電が再開されると、主制御部20によりタイマーカ
ウント部29が起動され、ある一定時間(通常10〜1
5時間)の計測が行なわれ、この一定時間経過後、電池
電圧測定部28が動作する。この電池電圧測定部28
は、実際に自動通報装置1が動作するときに消費する電
流とほぼ同等の電流が流れるような負荷をバックアップ
部27の電池に接続し、その時の電池の電圧を測定する
ことにより充電が正常に行なわれたか否かを判定する。
充電が正常に行なわれなかったと判定した場合、自動通
報装置1は電池の交換を意図する電池異常の情報を中央
コントロールセンタに通報する。
【0037】このように、上記第1の実施例によれば、
自動通報装置1が通報動作を行なうと、通信完了後も回
線捕捉タイマー部13が働き、一定時間回線捕捉を継続
するため、この時、呼び出された電話機3をオフフック
すれば、通報先と通話することができ、通報内容の真偽
を通話という手段によって確認することができる。
【0038】また、停電時はバックアップ部27に内蔵
された電池で動作し、ホームバスコントローラ2が動作
しなくても、回線切り替え部11により回線8の接続を
切り替えることにより、自動通報装置1が単独で動作で
き、自動通報することができる。さらにこの時、電話機
3が回線8を使用していても、これを強制的に切り離す
ことができ、自動通報装置1が他の端末に優先して回線
を使用できるという利点を有する。
【0039】さらに、自動通報装置1は、電池の寿命を
充電電圧を測定することにより自動的に認識し、通報す
ることができるので、警備会社で電池交換の時期を知る
ことができるという利点を有する。
【0040】図2は請求項5および6に関する本発明に
第2の実施例の構成を示すものであり、上記第1の実施
例における自動通報装置1に機能を追加したものであ
る。自動通報装置1において、31は防犯の警戒/解除
モードの切り替えを行なうモード切り替え部であり、防
犯センサを4回路に分け、それぞれ個々にモード切り替
えが行なえるように構成されている。32は防犯通報の
発報情報を電話回線8または9を通じて警備会社に通報
するモードにするオンラインモード設定部であり、33
はオンラインモードを解くための暗証番号の入力を行な
うテンキー部である。34は自動通報装置1に直接接続
されたマグネットスイッチやパッシブセンサなどの防犯
センサである。35はオンラインモードをカードリーダ
ー36などの外部入力により解くための外部入力部であ
る。留守番電話機5およびテレコントローラ6は、在宅
モードと不在モードの2つの動作モードを持つ。
【0041】次に上記の第2の実施例の動作について説
明する。モード切り替え部31のスイッチを押すたびご
とに警戒/解除モードが交互に切り替わる。これにより
警戒モードにされた防犯回路の防犯センサ34が発報す
ると、自動通報装置1から警報音が出力される。この状
態では、警備会社には自動通報されず住宅内での通報に
なる。モード切り替え部31により警戒モードにした防
犯回路を選択した後、オンラインモード部32によりオ
ンラインモードに設定すると、第1の実施例のようにこ
の情報が警備会社の中央コントロールセンタに通報され
る。その後モード切り替え部31のスイッチを押下して
も警戒/解除モードは切り替えられず、オンラインモー
ド設定前の状態を継続する。この時、警戒モードにされ
た防犯回路の防犯センサ34が発報すると、自動通報装
置1から警報音が出力され、警備会社への自動通報が行
なわれることになる。
【0042】カードリーダー36は玄関に外に設置さ
れ、外出時に操作し、外部入力部35によりオンライン
モードに設定される。またカードリーダー36からの入
力により、ホームバスシステム通信部24を介して留守
番電話機5およびテレコントローラ6に対し外出の情報
が伝えられ、この二つの端末は不在モードに設定され
る。
【0043】このように上記第2の実施例によれば、モ
ード切り替え部31により簡単に防犯通報の警戒/解除
モードの切り替えが行なえるので、在宅時の用心のため
に防犯通報を警戒モードにするときには、モード切り替
え部31を使えば、もし窓や戸を開けてしまって防犯セ
ンサ34を発報させても、その家内だけの報知に留ま
る。また、就寝時に防犯通報を警戒モードにするときに
は、オンラインモード部32によりオンラインモードに
設定すれば、侵入者により防犯センサ34が発報したと
き、警備会社に自動通報でき、またこのオンラインモー
ドを解くには、テンキー部33から暗証番号を入力する
必要があるので、暗証番号を知っている居住者しか行な
えないという利点を有する。さらに外出時はオンライン
モード設定部32を使わず、カードリーダー36を使え
ば、オンラインモードになると同時に他の端末も不在モ
ードにすることができ、端末ごとにモード設定する必要
がないという利点を有する。
【0044】
【発明の効果】本発明は上記各実施例から明らかなよう
に、以下に示す効果を有する。
【0045】第1に、AC100V通電中と停電時とで
自動通報動作を変えることにより、停電時にホームバス
システム全体をバックアップしなくても、自動通報装置
本体に必要な容量の電池で動作することができる。
【0046】第2に、バックアップ電池が、ある一定時
間充電されるごとに充電電圧を測定しているので、電池
の寿命情報が通報でき、設定現場に行かなくても通報先
で自動的に電池の交換時期が分かる。
【0047】第3に、回線接続を切り替えることによ
り、停電時も他の回線接続端末に優先して回線を使用で
きるので、緊急要因が発生すれば、回線が使用されてい
ても即時に通報できる。
【0048】第4に、自動通報動作に続けて、回線を一
旦切断することなく電話機で通報先と通話ができるの
で、通常、通報を受けた警備会社で行なわれる電話をか
け直して通報の真偽の確認することが不要になる。
【0049】第5に、警戒モードにおける防犯発報時の
動作を、住宅内だけの報知と警備会社への報知(通報動
作)と明確に区別できるので、誤操作による通報の多い
防犯発報を軽減することができる。
【0050】第6に、警戒モードへの設定を就寝時と外
出時とを区別することができるので、外出時のみの警戒
設定とホームバスシステム上の他の端末の不在モード設
定を連動して行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるホームバスシス
テムの概略ブロック図
【図2】本発明の第2の実施例におけるホームバスシス
テムの要部概略ブロック図
【図3】従来のホームバスシステムの概略ブロック図
【符号の説明】
1 自動通報装置 2 ホームバスコントローラ 3 電話機 4 停電ユニット 5 留守番電話機 6 テレコントローラ 7 ホームバス 8,9 電話回線 11 回線切り替え部 12 網制御部 13 回線捕捉タイマー部 14 モデム部 15 ダイヤル機能部 16 極性反転検出部 17 16Hz検出部 18 端末使用検出部 19 開放信号送出部 20 主制御部 21 データ格納部 22 センサ接続部 23 ライン電圧監視部 24 ホームバスシステム通信部 25 電源部 26 停電検出部 27 バックアップ部 28 電池電圧測定部 29 タイマーカウント部 31 モード切り替え部 32 オンラインモード設定部 33 テンキー部 34 防犯センサ 35 外部入力部 36 カードリーダー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホームバスシステムの一端末として接続
    され、電話回線を介してセキュリティ情報を中央コント
    ロールセンタに自動通報するための自動通報装置を備
    え、前記自動通報装置が、ホームバスシステムの主装置
    や他の端末とホームバスを介して通信を行なう通信部
    と、ホームバスのライン電圧を監視するライン電圧監視
    部と、停電を検出する停電検出部と、停電時のための電
    池を有するバックアップ部と、電話回線を通じて直接自
    動通報するための手段とを備えたホームバスシステム。
  2. 【請求項2】 自動通報装置が、停電発生後、商用電源
    が復旧してからの一定時間を計測するタイマーカウント
    部と、復旧後のバックアップ部の電池電圧を測定する電
    池電圧測定部とを備えた請求項1記載のホームバスシス
    テム。
  3. 【請求項3】 自動通報装置が、ライン電圧監視部によ
    りホームバスシステムの異常を検出したときに電話回線
    の接続を切り替える回線切り替え部と、16Hzの着信
    信号を検出する16Hz検出部と、他の端末の電話回線
    の使用状態を検出する端末使用検出部と、電話回線を捕
    捉している端末に開放を促す信号を送出する信号送出部
    とを備えた請求項1または2記載のホームバスシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 自動通報装置が、自動通報して中央コン
    トロールセンタとの通信完了後もある一定時間、回線捕
    捉を継続する回線捕捉タイマー部を備えた請求項1から
    3のいずれかに記載のホームバスシステム。
  5. 【請求項5】 自動通報装置が、防犯センサの発報情報
    の有効/無効を判断する警戒/解除モードの切り替えを
    行なうモード切り替え部と、受信した防犯情報を電話回
    線を介して中央コントロールセンタに通報するモードに
    設定するオンラインモード設定部と、このオンラインモ
    ードを解くための暗証番号の入力を行なうテンキー部と
    を備えた請求項1から4のいずれかに記載のホームバス
    システム。
  6. 【請求項6】 自動通報装置が、警戒/解除モードの切
    り替えを行なうモード切り替えのための外部入力部を備
    えた請求項1から5のいずれかに記載のホームバスシス
    テム。
JP7380592A 1992-03-30 1992-03-30 ホームバスシステム Pending JPH05276279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7380592A JPH05276279A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ホームバスシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7380592A JPH05276279A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ホームバスシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05276279A true JPH05276279A (ja) 1993-10-22

Family

ID=13528755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7380592A Pending JPH05276279A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ホームバスシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05276279A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119101A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Taiwan Secom Co Ltd 統合式セキュリティコンソール
JP2013158158A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Saxa Inc 電力情報通知装置およびシステム
JP2015153304A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 沖電気工業株式会社 自動取引装置、及び、バッテリユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119101A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Taiwan Secom Co Ltd 統合式セキュリティコンソール
JP2013158158A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Saxa Inc 電力情報通知装置およびシステム
JP2015153304A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 沖電気工業株式会社 自動取引装置、及び、バッテリユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05276279A (ja) ホームバスシステム
JP3857375B2 (ja) 通信システム及び通信システムに使用する受信装置
JP3118591B2 (ja) 電話回線を使用した非常自動通報装置
KR970000460B1 (ko) 무인 감지 자동 통보 장치 및 그 제어방법
JP3369787B2 (ja) 非常電話機システム
KR102332090B1 (ko) 비상 시 자동-텔링 시스템 및 방법
JP2003283688A (ja) 緊急監視通報装置
JP3148619B2 (ja) データ通信システム
JP2578722Y2 (ja) 機械警備装置
JP2748802B2 (ja) ダイヤルイン処理回路
JP3124902B2 (ja) 端末網制御装置
JPS63182950A (ja) 監視装置
JP3561458B2 (ja) 端末網制御装置
JPH0638521Y2 (ja) 非常通報装置
JPH07123165A (ja) 監視制御装置
JP3107647B2 (ja) 異常通報装置
JPH08241487A (ja) 警報機能付電話機および警報用アダプタ
KR870000228B1 (ko) 전화 자동 경보기기
JPH0498964A (ja) 自動通報装置の回線異常検出装置
JPS61234648A (ja) 電話の保留、話中、送受器のはずれ等による、通信の送受信不能防止方法及び装置
JPH07221860A (ja) 自動通報システム
JPS58175352A (ja) 自動通報方式
KR19990040410A (ko) 비상용 무인 호출 장치
JPS59215164A (ja) 非常通報アダプタ
JPS63214899A (ja) 警報装置