JP2001094679A - 分散型回線切替方式 - Google Patents

分散型回線切替方式

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JP2001094679A
JP2001094679A JP26527699A JP26527699A JP2001094679A JP 2001094679 A JP2001094679 A JP 2001094679A JP 26527699 A JP26527699 A JP 26527699A JP 26527699 A JP26527699 A JP 26527699A JP 2001094679 A JP2001094679 A JP 2001094679A
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telephone
telephone network
call
terminal device
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JP26527699A
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Masasada Sato
昌貞 佐藤
Yoshio Wakabayashi
義雄 若林
Mari Okazaki
真理 岡崎
Masashi Fukaya
正志 深谷
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NTT Electronics Corp
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NTT Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、あくまで有線で、商用電源を
用いず、電話回線の切替えを実現する分散型回線切替方
式を提供することにある。 【解決手段】本発明は、電話回線を共同利用する複数の
端末装置301…30Nを直列に接続する分散型回線切
替方式において、センタ装置4から、はじめに電話番号
による選択を行い、次に識別番号により端末装置301
…30Nを選択する。これにより、センタ装置4から特
定の端末装置への接続が可能になる。また、端末装置3
01…30Nからセンタ装置4へ発信する場合、他の端
末装置が通信中でないことを確認して、通信を開始す
る。他の端末装置が通信中の場合は、その通信が終了す
るのを待って、通信を開始する。さらに、i番目の端末
装置との通信ができない場合、i−1番目の端末装置と
の通信を行ってみることにより故障個所の特定をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広く点在する無人
の施設を電話回線を利用して遠隔監視を行なう遠隔監視
システムの通信費用の低減と集中警報への対処を容易と
する分散型回線切替方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遠隔監視システムでは、無人の施
設に端末装置を設置し、異常を検出すると電話回線を介
して、あらかじめ定められた電話番号へ通報する。受信
側は電話機やファックスの場合とパソコンを利用したセ
ンタ装置とがある。この場合、施設毎に電話回線を引い
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】警報の発生する頻度
はもともと少なく、電話回線がほとんど遊んだ状態で、
基本料金だけはかかる。施設の数が多いと基本料だけで
も費用が嵩む。
【0004】地域的な停電や、集中豪雨などによる警
報が各施設で同時に発生すると、センタ装置側の回線が
混雑してしまう。ただし、通常のトラヒックは少ないの
で回線数を増やすことはできない。
【0005】施設の近くの民家の電話線を借用するこ
とも考えられるが、数軒で共用する施設の監視に特定の
民家の電話回線を借用するのは困難である。
【0006】無線により数箇所の施設の監視情報を集
約し、必要な電話回線を減らすことも考えられるが、気
候、車、高圧線等環境の変化に関わらず、安定した通信
を確保するまでにはなっていない。
【0007】回線切替器により複数の端末装置間で電
話回線を切替えて併用し、必要な電話回線数を減らすこ
とも考えられる。スター型の配線のため配線長が長くな
る。また、商用の100V電源を利用するため、停電時
のバックアップに無停電電源装置を必要とする。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、あくまで有線で、商用電源を用いず、電話回線の切
替えを実現する分散型回線切替方式を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、センタ装置が接続された電話網に接続可能
な複数の端末装置で電話回線を切替えて共同利用する分
散型回線切替方式であって、電話網と直列に接続され、
電話回線が接続されるコネクタ、他の切替装置が接続さ
れるコネクタ、および端末装置が接続されるコネクタを
有する複数の切替装置と、前記複数の切替装置にそれぞ
れ対応して識別番号を保持させると共に、センタ装置か
らの電話番号信号に対応する電話網からの呼出信号に対
し全ループを形成すべき電話の呼出信号回数を保持させ
る保持手段と、センタ装置からの電話番号信号に対応す
る電話網からの呼出信号により、電話網を介した信号を
前記複数の切替装置で受信可能とする受信手段と、前記
複数の切替装置が保持する回数分電話の呼出信号をカウ
ントすると電話網との間で全ループを形成するループ形
成手段と、センタ装置からの識別番号信号を受信し、各
切替装置が保持する識別番号との一致を確認して、セン
タ装置との通信を確立すると共に、通信終了時、初期状
態に復旧する通信手段とを具備することを特徴とするも
のである。
【0010】また本発明は、前記分散型回線切替方式に
おいて、他の端末装置が通信中でないことを確かめて、
端末装置からセンタ装置へ発信を開始すると共に、複数
の端末装置が同時に発信しようとする場合、電話網に近
い端末装置から順次発信することを特徴とするものであ
る。
【0011】また本発明は、前記分散型回線切替方式に
おいて、切替装置の故障または断線が発生しても、障害
個所より電話網に近い端末装置は通信可能とすると共
に、障害個所を特定することを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、センタ装置が接続された電
話網に接続可能な複数の切替機能付端末装置で電話回線
を切替えて共同利用する分散型回線切替方式であって、
電話網と直列に接続され、電話回線が接続されるコネク
タ、および他の切替機能付端末装置が接続されるコネク
タを有する複数の切替機能付端末装置と、前記複数の切
替機能付端末装置にそれぞれ対応して識別番号を保持さ
せると共に、センタ装置からの電話番号信号に対応する
電話網からの呼出信号に対し全ループを形成すべき電話
の呼出信号回数を保持させる保持手段と、センタ装置か
らの電話番号信号に対応する電話網からの呼出信号によ
り、電話網を介した信号を前記複数の切替機能付端末装
置で受信可能とする受信手段と、前記複数の切替機能付
端末装置が保持する回数分電話の呼出信号をカウントす
ると電話網との間で全ループを形成するループ形成手段
と、センタ装置からの識別番号信号を受信し、各切替機
能付端末装置が保持する識別番号との一致を確認して、
センタ装置との通信を確立すると共に、通信終了時、初
期状態に復旧する通信手段とを具備することを特徴とす
るものである。
【0013】また本発明は、前記分散型回線切替方式に
おいて、他の切替機能付端末装置が通信中でないことを
確かめて、切替機能付端末装置からセンタ装置へ発信を
開始すると共に、複数の切替機能付端末装置が同時に発
信しようとする場合、電話網に近い切替機能付端末装置
から順次発信することを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記分散型回線切替方式に
おいて、切替機能付端末装置の故障または断線が発生し
ても、障害個所より電話網に近い切替機能付端末装置は
通信可能とすると共に、障害個所を特定することを特徴
とするものである。
【0015】本発明は、電話回線を共同利用する複数の
端末装置を直列に接続する分散型回線切替方式におい
て、センタ装置から、はじめに電話番号による選択を行
い、次に識別番号により端末装置を選択する。これによ
り、センタ装置から特定の端末装置への接続が可能にな
る。
【0016】また、端末装置からセンタ装置へ発信する
場合、他の端末装置が通信中でないことを確認して、通
信を開始する。他の端末装置が通信中の場合は、その通
信が終了するのを待って、通信を開始する。
【0017】さらに、i番目の端末装置との通信ができ
ない場合、i−1番目の端末装置との通信を行ってみる
ことにより故障個所の特定をする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態例を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の全体構成を示す構成説明図
である。101,102……10Nは分散型回線切替方
式を実装したN台の切替装置、201,202……20
NはN台の切替機能付端末装置、301,302……3
0NはN台の端末装置、4はセンタ装置、5は電話網で
ある。
【0020】すなわち、各端末装置301,302……
30Nにはそれぞれ対応して切替装置101,102…
…10Nが接続され、この各切替装置101,102…
…10Nは電話網5に直列に接続される。前記電話網5
には複数の切替機能付端末装置201,202……20
Nが直列に接続される。前記電話網5にはセンタ装置4
が接続されている。
【0021】いずれの場合も端末装置301から端末装
置30Nは電話1回線を共用する。
【0022】また、切替機能付端末装置201から切替
機能付端末装置20Nも電話1回線を共用する。
【0023】切替装置101,102……10Nは端末
装置301,302……30Nに対し、電話網と同じイ
ンタフェースを提供する。
【0024】切替装置101,102……10Nと端末
装置301,302……30Nの機能を一体化した装置
が切替機能付端末装置201,202……20Nであ
る。
【0025】切替装置101,102……10Nおよび
切替機能付端末装置201,202……20Nはあらか
じめ、自分の識別番号を保持している。
【0026】切替装置101,102……10Nおよび
切替機能付端末装置201,202……20Nはあらか
じめ、電話網からの電話の呼出信号の何回目に応答(オ
フフック)するかの数を保持している(応答呼出信号回
数)。この数は電話網から遠い装置ほど小さい値を保持
する。
【0027】センタ装置4から端末装置301,302
……30Nまたは切替機能付端末装置201,202…
…20Nへ発信する場合、はじめに電話番号を送出し、
次に識別番号を送出し、切替装置101,102……1
0Nまたは切替機能付端末装置201,202……20
Nを選択する。
【0028】端末装置301,302……30Nまたは
切替機能付端末装置201,202……20Nからセン
タ装置4へ発信する場合、他の装置が通信中でないこと
を確認して、通信を開始する。他の装置が通信中の場合
は、その通信が終了するのを待って、通信を開始する。
【0029】図1の切替装置101,102……10N
の構成を図2に示す。図2の構成要素は次の通りであ
り、11は電話回線と接続するためのコネクタ、12は
他の切替装置と接続するためのコネクタ、13は電話網
からの48V給電ないしその極性反転の検出回路、14
は通信中の電流を検出する回路、15はオフフック/オ
ンフックおよびダイヤルパルス発生を制御する回路、1
6は他の切替装置との接続を制御するリレー回路、17
は信号の送受信を行う回路、18は全体の制御部、19
は端末装置とのコネクタ、20は端末装置のオフフック
検出および電話の呼出信号発生を行う回路、21は端末
装置との接続を切り替えるリレー回路である。
【0030】図1の切替機能付端末装置201,202
……20Nの構成を図3に示す。図3の構成要素は次の
通りであり、11は電話回線と接続するためのコネク
タ、12は他の切替機能付端末装置と接続するためのコ
ネクタ、13は電話網からの48V給電ないしその極性
反転の検出回路、14は通信中の電流を検出する回路、
15はオフフック/オンフックおよびダイヤルパルス発
生を制御する回路、16は下位の切替機能付端末装置と
の接続を制御するリレー回路、17は信号の送受信を行
う回路、18は全体の制御部、22は監視回路、23は
監視する信号端子である。
【0031】以下、図2の切替装置101,102……
10Nの構成について、切替装置101,102……1
0Nの作用を、センタ装置4から端末装置301,30
2……30Nへの発信の場合と端末装置301,302
……30Nからセンタ装置4への発信の場合について述
べる。
【0032】図4はセンタ装置4から端末装置302へ
の発信の場合である。
【0033】(1)センタ装置4から電話網5に電話番
号をダイヤルして電話網5から電話の呼出信号がある
と、回路13は極性反転として検出し、制御部18へ通
知する。制御部18は信号送受信回路17を起動し、回
線との信号送受信を可能とする。
【0034】(2)制御部18は、あらかじめ登録され
た応答呼出信号回数分の電話の呼出信号を検出すると、
制御回路15へ信号を送り、オフフックさせ、電話網5
との間で全ループを形成する。機器が正常な場合、電話
網5から最も遠い切替装置10Nが最初にオフフックす
るので、すべての切替装置101,102……10Nが
センタ装置4からの識別番号信号を受信できる状態にな
る。
【0035】(3)センタ装置4は呼出音の停止等によ
り、相手が応答したことを検知し、識別番号信号を送出
する。
【0036】(4)信号送受信回路17は、センタ装置
4からの識別番号信号を取り込み制御部18へ送る。制
御部18はあらかじめ登録された自分の識別番号と比較
する。
【0037】(5)制御部18は自分の識別番号と比較
してセンタ装置4からの識別番号信号が異なる番号の場
合は、信号送受信回路17を停止し、以後何もしない。
【0038】(6)制御部18は自分の識別番号と比較
してセンタ装置4からの識別番号信号が同一番号の場合
は、制御回路15へ信号を送り、オフフックさせると共
にリレー回路16を切断状態にして下位の切替装置を切
離す。
【0039】(7)その後、制御部18は、信号送受信
回路17を停止させるとともに回路20を起動し、端末
装置302へ呼出信号を送出する。
【0040】(8)端末装置302のオフフックを回路
20経由で制御部18が認識すると、リレー回路21を
接続状態にし(端末接続)、制御回路15をオンフック
状態にして端末装置302からセンタ装置4へ応答す
る。この結果、センタ装置4と端末装置302の通信が
可能となる。
【0041】(9)(2)で、オフフックした切替装置
101,102……10Nが(6)と異なる場合、
(6)のリレー回路16の切断により検出回路13で4
8V切断を検出し、制御部18は制御回路15を制御し
てオンフックに戻す。
【0042】(10)端末装置302をオンフックすると
通信電流切断を検出回路14が検出し、通信の終了を制
御部18に通知すると、制御部18は復旧処理し、リレ
ー回路21を切断状態(端末切断)にし、リレー回路1
6を接続状態(下位接続)に戻す。
【0043】切替装置10iが故障した場合または切替
装置10i−1と切替装置10i間の線路が断線した場
合、切替装置10i−1が保持している応答呼出信号回
数を検出して、上記接続動作に入る。この結果、切替装
置101から切替装置10i−1に接続された端末装置
301……30i−1との通信は可能である。また、切
替装置101,102,103と順次アクセスするか逆
順にアクセスすることにより、異常が発生した線路また
は切替装置を特定することができる。
【0044】電力を多く消費するのは信号の送受信のた
め増幅機能が必要な信号送受信回路17と呼出信号を生
成する回路20であるが、動作するのは接続時のみと短
時間であり、電力の消費量は少なく、電池でも十分賄え
る。
【0045】図5は端末装置302からセンタ装置4へ
の発信の場合である。
【0046】(1)制御部18は端末装置302でのオ
フフックを回路20からの信号で検知すると、以下の発
信可能かどうかの確認を行う。
【0047】(2)検出回路13が48Vを検出し(上
位が通信中でない)かつ検出回路14が通信中でないこ
とを検出し(下位が通信中でない)、発信可能なことを
確認する。
【0048】(3)そうでない場合は、この条件が満た
されるまで待つ。ただし、その間に回路20からのオフ
フック信号が無くなった場合は待機状態を終了する。
【0049】(4)制御部18は発信可能なことを確認
すると、リレー回路16を切断状態(下位切断)にする
と共にリレー回路21を接続状態(端末接続)にする。
これにより端末装置302は電話網5と接続された状態
になる。端末装置302と電話網5が接続状態になるこ
とにより、電話網5はループを検出してダイヤルトーン
信号を端末装置302に送る。端末装置302はダイヤ
ルトーン信号を受けてダイヤルすることにより電話網5
を介して呼出信号がセンタ装置4に送られる。センタ装
置4は呼出信号を受けてオフフックし、応答信号を端末
装置302に送ることにより、端末装置302とセンタ
装置4の通信が可能となる。
【0050】(5)端末装置302をオンフックすると
通信電流切断を検出回路14が検出し、通信の終了を制
御部18に通知すると、制御部18は復旧処理し、リレ
ー回路21を切断状態(端末切断)にし、リレー回路1
6を接続状態(下位接続)に戻す。
【0051】端末装置302からの発信の場合、電力を
消費する信号送受信回路17と端末装置のオフフック検
出および電話の呼出信号発生を行う回路20は関与しな
いため、電流の消費量は少なく、電池でも十分賄える。
【0052】次に、図3の切替機能付端末装置201,
202……20Nの作用を、センタ装置4から切替機能
付端末装置201,202……20Nへの発信の場合と
切替機能付端末装置201,202……20Nからセン
タ装置4への発信の場合について述べる。
【0053】図6はセンタ装置4から切替機能付端末装
置202への発信の場合である。
【0054】(1)センタ装置4から電話網5に電話番
号をダイヤルして電話網5から電話番号呼出信号がある
と、検出回路13は極性反転として検出し、制御部18
へ通知する。制御部18は信号送受信回路17を起動
し、回線との信号送受信を可能とする。
【0055】(2)制御部18は、あらかじめ登録され
た応答呼出信号回数分の電話の呼出信号を検出すると、
制御回路15へ信号を送り、オフフックさせ、電話網5
との間で全ループを形成する。機器が正常な場合、電話
網5から最も遠い下位の切替機能付端末装置20Nが最
初にオフフックするので、すべての切替機能付端末装置
201,202……20Nがセンタ装置4からの識別番
号信号を受信できる状態になる。
【0056】(3)センタ装置4は呼出音の停止等によ
り、相手が応答したことを検知し、識別番号信号を送出
する。
【0057】(4)信号送受信回路17は、センタ装置
4からの識別番号信号を取り込み制御部18へ送る。制
御部18はあらかじめ登録された自分の識別番号と比較
する。
【0058】(5)制御部18は自分の識別番号と比較
してセンタ装置4からの識別番号信号が異なる番号の場
合は、信号送受信回路17を停止し、以後何もしない。
【0059】(6)制御部18は自分の識別番号と比較
してセンタ装置4からの識別番号信号が同一番号の場合
は、制御回路15へ信号を送り、オフフックさせると共
にリレー回路16を切断状態(下位切断)にする。この
結果、切替機能付端末装置202がセンタ装置4へ応答
信号を送り、センタ装置4と切替機能付端末装置202
の通信が可能となる。
【0060】(7)(2)で、オフフックした切替機能
付端末装置201,202……20Nが(6)と異なる
場合、(6)のリレー回路16の切断により検出回路1
3で48V切断を検出し、制御部18は制御回路15を
制御してオンフックに戻す。
【0061】(8)通信を終了する場合、制御部18は
復旧処理し、制御回路15へ信号を送り、オンフックさ
せると共に、リレー回路16を接続状態(下位切断)に
戻し、信号送受信回路17を停止する。
【0062】切替機能付端末装置20iが故障した場合
または切替機能付端末装置20i−1と切替機能付端末
装置20i間の線路が断線した場合、切替機能付端末装
置20i−1が保持している応答呼出信号回数分の電話
の呼出信号回数を検出して、上記接続動作に入る。この
結果、切替機能付端末装置201から切替機能付端末装
置20i−1は通信が可能である。また、切替機能付端
末装置201から順次切替機能付端末装置202,20
3とアクセスすることにより、異常が発生した線路また
は端末装置を特定することができる。
【0063】電力を多く消費するのは信号の送受信のた
め増幅機能が必要な信号送受信回路17のみであり、動
作するのは通信中のみと短時間であり、電力の消費量は
少なく、電池でも十分賄える。
【0064】図7は切替機能付端末装置202からセン
タ装置4への発信の場合である。
【0065】(1)切替機能付端末装置202から発信
する場合、以下の発信可能かどうかの確認を開始する。
【0066】(2)検出回路13が48Vを検出し(上
位が通信中でない)かつ検出回路14が通信中でないこ
とを検出し(下位が通信中でない)、発信可能なことを
確認する。
【0067】(3)そうでない場合は、この条件が満た
されるまで待つ。
【0068】(4)制御部18は発信可能なことを確認
すると、制御回路15へ信号を送り、オフフックさせる
と共にリレー回路16を切断状態(下位切断)にする。
【0069】(5)制御部18は信号送受信回路17を
起動し、電話網5からのループ検出によるダイヤルトー
ン信号を検出すると、センタ装置4の電話番号を送出す
る。
【0070】(6)端末装置が一定時間内にダイヤルト
ーン信号を検出できない場合は、上位の端末装置が発信
状態に入ったと判断し、制御回路15へ信号を送り、オ
ンフックさせ、リレー回路16を接続状態に戻し、信号
送受信回路17を停止する。
【0071】(7)センタ装置4の電話番号の送出は、
電話回線がダイヤル回線の場合は制御回路15により、
プッシュ回線の場合は信号送受信回路17により行う。
【0072】(8)センタ装置4は呼出信号を受けオフ
フックし、応答信号を切替機能付端末装置202に送
る。切替機能付端末装置202はセンタ装置4からの応
答信号を確認した後、センタ装置4との通信が可能とな
る。
【0073】(9)通信を終了する場合、制御部18は
復旧処理し、信号送受信回路17を停止させ、制御回路
15のオンフックを行うと共にリレー回路16を接続状
態(下位接続)に戻す。
【0074】電力を多く消費するのは信号の送受信のた
め増幅機能が必要な信号送受信回路17のみであり、動
作するのは通信中のみと短時間であり、電力の消費量は
少なく、電池でも十分賄える。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば以下の
効果が得られる。
【0076】(1)電話回線に複数の端末装置を直列に
接続し、直線的に並ぶ施設を効率的に接続することがで
きる。
【0077】(2)発信側のセンタ装置から電話番号、
識別番号を送出することにより特定の端末装置との通信
が可能になり、複数の端末装置間で電話回線を共用する
ことが可能である。
【0078】(3)各端末装置から一斉に通報がなされ
た場合でも、電話回線に近い端末装置から順次通報し、
センタ装置側での回線競合を減少できる。
【0079】(4)センタ装置から端末装置へのアクセ
スを遠くからないし近くから順次アクセスすることによ
り、遠隔地から故障個所の特定が可能で保守が容易であ
る。
【0080】(5)商用電源を使わないため、停電時の
バックアップ用無停電電源装置が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態例の全体構成を示す構
成説明図である。
【図2】本発明の実施形態例に係る切替装置を示す構成
説明図である。
【図3】本発明の実施形態例に係る切替機能付端末装置
を示す構成説明図である。
【図4】本発明の実施形態例に係るセンタ装置から端末
装置への発信の場合の動作説明図である。
【図5】本発明の実施形態例に係る端末装置からセンタ
装置への発信の場合の動作説明図である。
【図6】本発明の実施形態例に係るセンタ装置から切替
機能付端末装置への発信の場合の動作説明図である。
【図7】本発明の実施形態例に係る切替機能付端末装置
からセンタ装置への発信の場合の動作説明図である。
【符号の説明】
1 切替装置 2 切替機能付端末装置 3 端末装置 4 センタ装置 5 電話網 11 電話回線と接続するためのコネクタ 12 他の切替装置と接続するためのコネクタ 13 電話網からの48V給電ないしその極性反転の検
出回路 14 通信中の電流を検出する回路 15 オフフック/オンフックおよびダイヤルパルス発
生を制御する回路 16 他の切替装置との接続を制御するリレー回路 17 信号の送受信を行う回路 18 全体の制御部 19 端末装置とのコネクタ 20 端末装置のオフフック検出および電話の呼出信号
発生を行う回路 21 端末装置との接続を切り替えるリレー回路 22 監視回路 23 監視する信号端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 真理 東京都渋谷区桜丘町20番1号 エヌティテ ィエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 深谷 正志 東京都渋谷区桜丘町20番1号 エヌティテ ィエレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 5K101 KK12 LL01 MM07 PP03 QQ04 QQ07 RR22 RR24 UU05 VV04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ装置が接続された電話網に接続可
    能な複数の端末装置で電話回線を切替えて共同利用する
    分散型回線切替方式であって、 電話網と直列に接続され、電話回線が接続されるコネク
    タ、他の切替装置が接続されるコネクタ、および端末装
    置が接続されるコネクタを有する複数の切替装置と、 前記複数の切替装置にそれぞれ対応して識別番号を保持
    させると共に、センタ装置からの電話番号信号に対応す
    る電話網からの呼出信号に対し全ループを形成すべき電
    話の呼出信号回数を保持させる保持手段と、 センタ装置からの電話番号信号に対応する電話網からの
    呼出信号により、電話網を介した信号を前記複数の切替
    装置で受信可能とする受信手段と、 前記複数の切替装置が保持する回数分電話の呼出信号を
    カウントすると電話網との間で全ループを形成するルー
    プ形成手段と、 センタ装置からの識別番号信号を受信し、各切替装置が
    保持する識別番号との一致を確認して、センタ装置との
    通信を確立すると共に、通信終了時、初期状態に復旧す
    る通信手段とを具備することを特徴とする分散型回線切
    替方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分散型回線切替方式にお
    いて、 他の端末装置が通信中でないことを確かめて、端末装置
    からセンタ装置へ発信を開始すると共に、複数の端末装
    置が同時に発信しようとする場合、電話網に近い端末装
    置から順次発信することを特徴とする分散型回線切替方
    式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の分散型回線切替方式にお
    いて、 切替装置の故障または断線が発生しても、障害個所より
    電話網に近い端末装置は通信可能とすると共に、障害個
    所を特定することを特徴とする分散型回線切替方式。
  4. 【請求項4】 センタ装置が接続された電話網に接続可
    能な複数の切替機能付端末装置で電話回線を切替えて共
    同利用する分散型回線切替方式であって、 電話網と直列に接続され、電話回線が接続されるコネク
    タ、および他の切替機能付端末装置が接続されるコネク
    タを有する複数の切替機能付端末装置と、 前記複数の切替機能付端末装置にそれぞれ対応して識別
    番号を保持させると共に、センタ装置からの電話番号信
    号に対応する電話網からの呼出信号に対し全ループを形
    成すべき電話の呼出信号回数を保持させる保持手段と、 センタ装置からの電話番号信号に対応する電話網からの
    呼出信号により、電話網を介した信号を前記複数の切替
    機能付端末装置で受信可能とする受信手段と、前記複数
    の切替機能付端末装置が保持する回数分電話の呼出信号
    をカウントすると電話網との間で全ループを形成するル
    ープ形成手段と、 センタ装置からの識別番号信号を受信し、各切替機能付
    端末装置が保持する識別番号との一致を確認して、セン
    タ装置との通信を確立すると共に、通信終了時、初期状
    態に復旧する通信手段とを具備することを特徴とする分
    散型回線切替方式。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の分散型回線切替方式にお
    いて、 他の切替機能付端末装置が通信中でないことを確かめ
    て、切替機能付端末装置からセンタ装置へ発信を開始す
    ると共に、複数の切替機能付端末装置が同時に発信しよ
    うとする場合、電話網に近い切替機能付端末装置から順
    次発信することを特徴とする分散型回線切替方式。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の分散型回線切替方式にお
    いて、 切替機能付端末装置の故障または断線が発生しても、障
    害個所より電話網に近い切替機能付端末装置は通信可能
    とすると共に、障害個所を特定することを特徴とする分
    散型回線切替方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6474480B1 (ja) * 2017-11-10 2019-02-27 アイテック阪急阪神株式会社 監視システム

Cited By (2)

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JP6474480B1 (ja) * 2017-11-10 2019-02-27 アイテック阪急阪神株式会社 監視システム
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