JP6448024B2 - ジャッキアップシステムの同調方法及び円筒型タンクの構築方法 - Google Patents

ジャッキアップシステムの同調方法及び円筒型タンクの構築方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6448024B2
JP6448024B2 JP2014234540A JP2014234540A JP6448024B2 JP 6448024 B2 JP6448024 B2 JP 6448024B2 JP 2014234540 A JP2014234540 A JP 2014234540A JP 2014234540 A JP2014234540 A JP 2014234540A JP 6448024 B2 JP6448024 B2 JP 6448024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jack
inner tank
devices
jackup
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014234540A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016097991A (ja
Inventor
寿一郎 山田
寿一郎 山田
成貴 加藤
成貴 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
IHI Plant Construction Co Ltd
Original Assignee
IHI Corp
IHI Plant Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp, IHI Plant Construction Co Ltd filed Critical IHI Corp
Priority to JP2014234540A priority Critical patent/JP6448024B2/ja
Priority to PH12015000390A priority patent/PH12015000390A1/en
Priority to TW104137835A priority patent/TWI598493B/zh
Publication of JP2016097991A publication Critical patent/JP2016097991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6448024B2 publication Critical patent/JP6448024B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ジャッキアップシステムの同調方法及び円筒型タンクの構築方法に関するものである。
内槽と外槽とを有する二重殻構造の円筒型タンクは、LNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)等の低温液体の貯蔵に用いられている。特許文献1には、金属製の内槽とコンクリート製の外槽とを有する円筒型タンクの構築方法が開示されている。この構築方法では、円筒型タンクの工期の短縮を図るため、内槽と外槽とを並行して施工する手法を採用している。
具体的には、円筒型タンクの外槽の底部上で該外槽の側壁を最下段のものから最上段のものへと順々に組み上げる間に、外槽の側壁にジャッキアップ装置を支持させ、ジャッキアップ装置による内槽側板の上昇と、上昇した内槽側板の下側への次の内槽側板の溶接と、を交互に繰り返して、内槽側板を最上段のものから最下段のものへと順々に取り付けることで、内槽と外槽を並行して施工している。
特開2012−149416号公報
ところで、上記従来技術においては、内槽屋根や外槽屋根を含むタンク屋根構造物、内槽側板を円筒型に組み合わせた内槽構造物等の円筒型の揚重物を複数のジャッキアップ装置により吊り上げている。複数のジャッキアップ装置は、揚重物の周りに間隔をあけて配置され、揚重物の高さレベルを例えばミリ単位で調整できるように同調制御される。この同調制御により、内槽側板のルートギャップを確保し、内槽側板の溶接作業を行っている。
しかしながら、上記揚重物は、大型で且つ完全な剛体ではないため、吊り上げた際に不可避の歪みが発生する。そうすると、複数のジャッキアップ装置のうち、一部のジャッキアップ装置の吊り荷重(ジャッキ反力)が増加し、また、一部のジャッキアップ装置の吊り荷重が減少してしまうことがある。一部のジャッキアップ装置の吊り荷重が過大になると、そのジャッキアップ装置を支える支持構造物(外槽の側壁等)にかかる負荷が許容値を超えてしまう虞がある。
この解決策として、ジャッキアップ装置のそれぞれに吊り荷重を調整するイコライザを設ける方法が考えられる。イコライザは、ジャッキアップ装置の本体を支持する油圧式のドラム構造を有し、パスカルの原理によりジャッキアップ装置の高さレベルを変え、吊り荷重を設計値に近づけることができる。しかしながら、ジャッキアップ装置の高さレベルが変わると、今度は内槽側板のルートギャップが犠牲になるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、内槽側板のルートギャップを確保しつつ、複数のジャッキアップ装置の吊り荷重を均一化できるジャッキアップシステムの同調方法及び円筒型タンクの構築方法の提供を目的とする。
本願発明者らは、上記課題を解決するため鋭意実験を重ねた結果、イコライザを油連通路で接続してジャッキアップ装置の吊り荷重をイコライジングする特定の組み合わせが、内槽側板のルートギャップとジャッキアップ装置の吊り荷重の均一化の両者の要求を満たすものになることを見出し、本発明に想到した。
すなわち、上記課題を解決するために、本発明は、揚重物を複数のジャッキアップ装置により吊り上げるジャッキアップシステムの同調方法であって、前記揚重物の周りに前記ジャッキアップ装置を間隔をあけて複数配置し、前記ジャッキアップ装置のそれぞれに吊り荷重を調整する油圧式のイコライザを設け、前記揚重物の周方向で隣り合う前記ジャッキアップ装置を二つ一組とし、その組の前記イコライザ同士を油連通路で接続する、という手法を採用する。
また、本発明においては、内槽と外槽とを有する二重殻構造の円筒型タンクの構築方法であって、前記外槽に配置した複数のジャッキアップ装置によりタンク屋根構造物及び内槽構造物の少なくともいずれか一方を含む揚重物を吊り上げる吊り上げ工程を有し、前記吊り上げ工程の前に、前記揚重物の周りに前記ジャッキアップ装置を間隔をあけて複数配置し、前記ジャッキアップ装置のそれぞれに吊り荷重を調整する油圧式のイコライザを設け、前記揚重物の周方向で隣り合う前記ジャッキアップ装置を二つ一組とし、その組の前記イコライザ同士を油連通路で接続する、という手法を採用する。
本発明によれば、内槽側板のルートギャップを確保しつつ、複数のジャッキアップ装置の吊り荷重を均一化することができる。
本発明の実施形態における構築方法の第1工程を示す説明図である。 本発明の実施形態における構築方法の第2工程を示す説明図である。 本発明の実施形態における構築方法の第3工程を示す説明図である。 本発明の実施形態における構築方法の第4工程を示す説明図である。 本発明の実施形態における構築方法の第5工程を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるジャッキアップシステムを示す平面図である。 比較例としてのジャッキアップシステムを示す平面図である。 ジャッキアップシステムの同調方法の違いよる内槽側板のルートギャップとジャッキアップ装置の吊り荷重との関係を示すグラフである。
以下、本発明の円筒型タンクの構築方法について図面を参照して説明する。以下の説明では、円筒型タンクとして、LNGを貯蔵する地上式のPC(プレストレスコンクリート)二重殻貯槽を例示する。
図1に示すように、本手法では、先ず、略円板状の基礎版1(外槽の底部)の工事を行う。基礎版1の外周縁部には、PC壁2(外槽)を組み立てる基礎部3を凸設する。また、基礎部3の内側に沿って内槽アンカーストラップ4を設置する。また、基礎部3上に、PC壁2を打設する。PC壁2を打設する際には、足場5を設け、不図示の型枠を設置する。
次に、基礎版1上に底部ライナー6を敷設する。また、基礎版1の中央部に屋根架台7を組み立てる。また、PC壁2の基端部に内槽側板9を一枚ずつ取り込むための工事口8を形成する。また、PC壁2の基端部の内側に沿って、内槽側板組立用の門型架台10を複数設置する。門型架台10は、内槽側板9が複数組み合わされてなる円筒状の内槽が基礎版1上に最終的に下ろされるべき領域であるアニュラー領域Xを跨ぐように設置する。
次に、本手法では、次に、門型架台10上に内槽側板9を載置し、隣り合う内槽側板9同士を溶接し、全体で円筒状になるように周方向に繋ぎ合わせる(以下、内槽構造物53と称する場合がある)。また、内槽側板9の上端部にナックルプレート11を組み付ける。また、門型架台10の下のアニュラー領域Xにパーライトコンクリートブロックや構造用軽量コンクリートブロック等のアニュラー部13(図2参照)の構成部材12を仮置きする。また、屋根架台7上に内槽屋根14(タンク屋根構造物52)を組み立てる。また、内槽屋根14の外周縁部に、ナックルプレート11を介して内槽側板9を組み付ける。
門型架台10の下では、アニュラー部13の保冷工事を行う。アニュラー部13の保冷工事は、底部冷熱抵抗緩和材の上にパーライトコンクリートブロック、構造用軽量コンクリートブロックを組み立て、その上にアニュラープレートを取り付けることにより行う。アニュラー部13は、組み立てられた内槽側板9を最終的に支持するものであり、アニュラープレートが厚く形成され、またその保冷構造もコンクリートブロック等の硬質なもので形成される。
アニュラー部13の保冷工事が完了したら、アニュラー部13よりもタンク内側に配置されていた脚部をアニュラー部13上に挿げ替える(図2参照)。このような挿げ替えによって、アニュラー部13よりもタンク内側には干渉物がなくなるため、基礎版1上の中央部の保冷工事を行うことができる。中央部の保冷工事では、図3に示すように、底部冷熱抵抗緩和材39の上に泡ガラス40を載置する。そして、その上に不図示のパーライトコンクリートブロックと不図示の内槽底板を順に重ねて敷設する。
図1に戻り、本手法では、上記保冷工事と並行して、PC壁2にジャッキアップ装置18をタンク周方向で複数設置する。先ず、基礎版1よりも上方であって、内外槽間15(PC壁2と内槽側板9との間)において、ナックルプレート11よりも上方のPC壁2に、吊側ジャッキ架台16(吊り点)をタンク周方向で複数設置する。吊側ジャッキ架台16は、所定高さのPC壁2からタンク内側に向けて略水平に凸設されるものである。この吊側ジャッキ架台16を例えばPC壁2に埋め込んだアンカープレート等に強固かつ着脱可能に締結固定する。
また、ナックルプレート11には、複数のジャッキアップ装置18に対応する複数のナックル補強材17を設置する。ナックル補強材17は、ナックルプレート11から内外槽間15に向けて突出するものである。また、このナックル補強材17は、被吊側の架台となるものである。ジャッキアップ装置18は、センターホールジャッキであり、ジャッキアップロッド19の下端部をナックル補強材17に取り付ける。また、ジャッキアップ装置18には、装置本体を支持するイコライザ101を装備させる。
このように複数のジャッキアップ装置18によるジャッキアップシステム100を設置したら、図2に示すように、屋根架台7を除去し、複数のジャッキアップ装置18によってナックルプレート11を吊り上げることで、内槽側板9及び内槽屋根14を含む揚重物51を上昇させる。ジャッキアップ装置18によりジャッキアップロッド19の1ストローク分(本実施形態では内槽側板9単体の上下幅に相当)だけ上昇させたら、そのジャッキアップにより内槽側板9の下部にできた空間に、次の内槽側板9を搬入する。
次の内槽側板9は、所定の溶接位置まで搬送し、門型架台10上で、環状に配置した複数の内槽側板9同士を溶接し、かつ上下に並ぶ内槽側板9同士を溶接することで、これら内槽側板9を一体の円筒状に形成する。このようにして、ジャッキアップ装置18による内槽側板9の上昇と、上昇した内槽側板9の下側への次の内槽側板9の取り付けとを、交互に繰り返す。
次に、図3に示すように、内槽屋根14上で外槽屋根22(タンク屋根構造物52)を組み立てる。外槽屋根22は、内槽屋根14と不図示の連結材で連結され、内槽屋根14と一体的に組み立てられる。また、PC壁2が組み上がったら、その頂部にジャッキアップ装置18を設置し、吊り点を変更する。そして、門型架台10上では、ジャッキアップ装置18による内槽側板9の上昇と、上昇した内槽側板9の下側への次の内槽側板9の取り付けとを、交互に繰り返し、内槽側板9を最上段のものから最下段のものまで順々に取り付ける。
次に、図4に示すように、内槽側板9の最下段までの取り付けが終了したら、門型架台10を撤去し、内槽側板9の最下段の下端部をアニュラー部13上に降ろし、基礎版1に設置された内槽アンカーストラップ4に取り付ける。これにより、内槽30が完成する。
また、内槽屋根14と共にジャッキアップした外槽屋根22は、不図示の連結材による内槽屋根14との連結を解除し、最上段まで組み立てられたPC壁2の上端部に据え付ける。また、PC壁2の内壁面に側ライナー2aを貼り付ける。また、PC壁2の外部に昇降階段23を設ける。また、外槽屋根22に屋根階段24を設ける。また、ポンプバレル25を搬入する。
その後、図5に示すように、ナックル補強材17を切除してジャッキアップ装置18を撤去する。その後、PC壁2の緊張工事を行う。そして、工事口8の閉鎖、ポンプバレル25の設置を経た後、水張りをして耐圧・気密試験を実施する。
最後に、内外槽間15に保冷材44を配置し、また、内槽屋根14の裏側にも保冷材44を配置して保冷工事を行い、その後、塗装工事、配管保冷工事を経て円筒型タンク50が構築される。
続いて、上述の円筒型タンク50の構築方法で用いるジャッキアップシステム100の同調方法について、図6〜図8を参照して詳しく説明する。
上述したように、本手法は、PC壁2に配置した複数のジャッキアップ装置18によりタンク屋根構造物52及び内槽構造物53の少なくともいずれか一方を含む揚重物51(図1〜図4参照)を吊り上げる吊り上げ工程を有する。本手法では、この吊り上げ工程の前に、複数のジャッキアップ装置18の吊り荷重を同調させる図6に示すジャッキアップシステム100を形成する。なお、揚重物51は、タンク屋根構造物52単体、内槽構造物53単体であってもよい。
先ず、図6に示すように、揚重物51の周りにジャッキアップ装置18を間隔をあけて複数配置する。本実施形態のジャッキアップシステム100では、ジャッキアップ装置18を30台(#1〜#30)使用し、PC壁2にジャッキアップ装置18を等間隔で配置する。
また、ジャッキアップ装置18のそれぞれに吊り荷重を調整する油圧式のイコライザ101を設置する。イコライザ101は、油ドラムを備え、ジャッキアップ装置18の装置本体の高さレベル、吊り荷重を調整するものである。
次に、揚重物51の周方向で隣り合うジャッキアップ装置18を二つ一組とし、その組のイコライザ101同士を油連通路102で接続する。例えば、#2と#3のジャッキアップ装置18に設けられたイコライザ101同士を油連通路102で接続すると共に、#4と#5のジャッキアップ装置18に設けられたイコライザ101同士を油連通路102で接続する。本実施形態では、ジャッキアップ装置18の組が、15組でき、それぞれの組でイコライザ101同士を油連通路102で接続し、15組のイコライジングを行う。
油連通路102で接続されたジャッキアップ装置18の組では、例えば、一方のジャッキアップ装置18の吊り荷重が増加し、ジャッキアップ装置18が押し下げられると、そのジャッキアップ装置18を支持するイコライザ101の油が油連通路102を介して他方のイコライザ101に移動し、パスカルの原理により他方のジャッキアップ装置18を押し上げる。これにより、一方のジャッキアップ装置18の吊り荷重が減少し、他方のジャッキアップ装置18の吊り荷重が増加することで、吊り荷重がバランスする。
次に、図7に示す比較例との比較により、ジャッキアップシステム100の効果を明らかにする。
図7に示す比較例のジャッキアップシステム200では、ジャッキアップ装置18を1つ飛ばしで5つ一組とし、その組のイコライザ201同士を油連通路202で接続している。また、5つ一組としたジャッキアップ装置18のうち左右2つずつを、隣の組とオーバーラップさせている。例えば、#4と#6のジャッキアップ装置18は、隣の組の#3と#5のジャッキアップ装置18とオーバーラップ(1つ飛ばし配置)されている。
図8は、ジャッキアップシステム100,200の同調方法の違いよる内槽側板のルートギャップとジャッキアップ装置18の吊り荷重との関係を示すグラフである。
なお、図8において、「5イコ」とは、図7に示すジャッキアップシステム200を示し、「2イコ」とは、図6に示すジャッキアップシステム100を示す。また、「ルートギャップ計測値」とは、内槽側板9のルートギャップの計測値を示し、「荷重」とは、ジャッキアップ装置18の吊り荷重を示す。また、横軸は、#1〜#30のジャッキアップ装置18のジャッキ位置を示し、左側縦軸は内槽側板9のルートギャップを、右側縦軸はジャッキアップ装置18の吊り荷重を示す。
図8に示すように、ジャッキアップ装置18を5つ一組にしてイコライジングした場合、吊り荷重が大きく変動していることが分かる。この例では、#18〜#26のジャッキアップ装置18の吊り荷重のバラツキが大きく、#18のジャッキアップ装置18の位置における内槽側板9のルートギャップが特に大きくなっている。このように、図8に示すジャッキアップシステム200では、内槽側板9のルートギャップが犠牲になっている。
一方、周方向で隣り合うジャッキアップ装置18を2つ一組にしてイコライジングした場合、図8に示すように、吊り荷重の変動が小さくなることが分かる。この例では、#1〜#30までジャッキアップ装置18の吊り荷重に若干のバラツキがあるものの、設計した吊り荷重(設計荷重)にほぼ追従しており、設計値に近づいている。また、ジャッキアップシステム100の内槽側板9のルートギャップの最大値は、図8に示すジャッキアップシステム200の3分の1程度に抑えられている。
このように、図6に示すジャッキアップシステム100によれば、イコライジングによっても内槽側板9のルートギャップが犠牲にならず、内槽側板9のルートギャップとジャッキアップ装置18の吊り荷重の均一化の両者の要求を満たすものになる。
なお、イコライジングの他の組み合わせ(例えばジャッキアップ装置18を3つ一組や4つ一組にした場合、またそれらをオーバーラップさせた場合等)を実験・検証したが、いずれも内槽側板9のルートギャップとジャッキアップ装置18の吊り荷重の均一化の両者の要求を満たすものではなかった。このことから、揚重物51の周方向で隣り合うジャッキアップ装置18を二つ一組とし、その組のイコライザ101同士を油連通路102で接続するジャッキアップシステム100の同調方法がベストであることが判明した。
このように、上述の本実施形態によれば、揚重物51を複数のジャッキアップ装置18により吊り上げるジャッキアップシステム100の同調方法であって、揚重物51の周りにジャッキアップ装置18を間隔をあけて複数配置し、ジャッキアップ装置18のそれぞれに吊り荷重を調整する油圧式のイコライザ101を設け、揚重物51の周方向で隣り合うジャッキアップ装置18を二つ一組とし、その組のイコライザ101同士を油連通路102で接続する、という手法を採用することによって、内槽側板9のルートギャップを確保しつつ、複数のジャッキアップ装置18の吊り荷重を均一化することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
2 PC壁(外槽)
9 内槽側板
14 内槽屋根
18 ジャッキアップ装置
22 外槽屋根
30 内槽
50 円筒型タンク
51 揚重物
52 タンク屋根構造物
53 内槽構造物
100 ジャッキアップシステム
101 イコライザ
102 油連通路

Claims (2)

  1. 揚重物を複数のジャッキアップ装置により吊り上げるジャッキアップシステムの同調方法であって、
    前記揚重物の周りに前記ジャッキアップ装置を等間隔で偶数台配置し、
    前記ジャッキアップ装置のそれぞれに吊り荷重を調整する油圧式のイコライザを設け、
    前記揚重物の周方向で隣り合う前記ジャッキアップ装置を二つ一組とし、その組の前記イコライザ同士を油連通路で接続する、ことを特徴とするジャッキアップシステムの同調方法。
  2. 内槽と外槽とを有する二重殻構造の円筒型タンクの構築方法であって、
    前記外槽に配置した複数のジャッキアップ装置によりタンク屋根構造物及び内槽構造物の少なくともいずれか一方を含む揚重物を吊り上げる吊り上げ工程を有し、
    前記吊り上げ工程の前に、
    前記揚重物の周りに前記ジャッキアップ装置を等間隔で偶数台配置し、
    前記ジャッキアップ装置のそれぞれに吊り荷重を調整する油圧式のイコライザを設け、
    前記揚重物の周方向で隣り合う前記ジャッキアップ装置を二つ一組とし、その組の前記イコライザ同士を油連通路で接続する、ことを特徴とする円筒型タンクの構築方法。
JP2014234540A 2014-11-19 2014-11-19 ジャッキアップシステムの同調方法及び円筒型タンクの構築方法 Expired - Fee Related JP6448024B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014234540A JP6448024B2 (ja) 2014-11-19 2014-11-19 ジャッキアップシステムの同調方法及び円筒型タンクの構築方法
PH12015000390A PH12015000390A1 (en) 2014-11-19 2015-11-16 Synchronization method for jack-up system and construction method for cylindrical tank
TW104137835A TWI598493B (zh) 2014-11-19 2015-11-17 舉升系統之同步方法及圓筒型槽之建構方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014234540A JP6448024B2 (ja) 2014-11-19 2014-11-19 ジャッキアップシステムの同調方法及び円筒型タンクの構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016097991A JP2016097991A (ja) 2016-05-30
JP6448024B2 true JP6448024B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=56076107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014234540A Expired - Fee Related JP6448024B2 (ja) 2014-11-19 2014-11-19 ジャッキアップシステムの同調方法及び円筒型タンクの構築方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6448024B2 (ja)
PH (1) PH12015000390A1 (ja)
TW (1) TWI598493B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113003468A (zh) * 2021-02-09 2021-06-22 云南建投安装股份有限公司 大型煤气柜安装方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3556480A (en) * 1967-03-03 1971-01-19 Byggforbattring Ab Arrangement for effecting uniform load distrubution on climbing jacks
JPS6169696A (ja) * 1985-07-06 1986-04-10 清水建設株式会社 昇降ジヤツキ群の複合釣合装置
JP2669451B2 (ja) * 1993-10-18 1997-10-27 鹿島建設株式会社 建物躯体のプッシュアップ装置
JP3238585B2 (ja) * 1994-12-16 2001-12-17 大阪瓦斯株式会社 管推進架台
JP2000096828A (ja) * 1998-09-22 2000-04-04 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 昇降装置
JP2005214368A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Takenaka Komuten Co Ltd 油圧回路
JP5580564B2 (ja) * 2009-09-25 2014-08-27 株式会社大林組 ジャッキ式吊り上げ時の弛み取り方法
JP5732262B2 (ja) * 2011-01-18 2015-06-10 株式会社Ihi 円筒型タンクの構築方法

Also Published As

Publication number Publication date
PH12015000390A1 (en) 2017-05-29
JP2016097991A (ja) 2016-05-30
TWI598493B (zh) 2017-09-11
TW201632701A (zh) 2016-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6127453B2 (ja) 円筒型タンクの構築方法
JP5732527B2 (ja) 円筒型タンクの構築方法
JP5732262B2 (ja) 円筒型タンクの構築方法
JP6127459B2 (ja) 円筒型タンクの構築方法
JP6202729B2 (ja) 円筒型タンクの構築方法
JP2016098515A (ja) 円筒型タンクの構築方法
JP6448024B2 (ja) ジャッキアップシステムの同調方法及び円筒型タンクの構築方法
JP6018865B2 (ja) 円筒型タンクの構築方法
WO2014208660A1 (ja) 円筒型タンクの構築方法
JP2018059300A (ja) タンクの構築方法
WO2014208672A1 (ja) 円筒型タンクの構築方法
JP6319869B2 (ja) 円筒型タンクの構築方法
JP6106538B2 (ja) 円筒型タンクの構築方法
TWI502119B (zh) 圓筒型儲槽之構築方法
TWI498470B (zh) 圓筒型儲槽之構築方法
JP6756558B2 (ja) タンクの構築方法
JP2018127860A (ja) タンクの構築方法
JP7051360B2 (ja) タンクの構築方法
TWI620861B (zh) 圓筒型槽之建構方法
JP2019082106A (ja) 円筒型タンクの構築方法
JP2019070295A (ja) タンクの構築方法
JP2016104955A (ja) 円筒型タンクの構築方法
PH12015000395A1 (en) Contruction method for cylindrical tank
JP2020084607A (ja) タンクの構築方法
JP2018053430A (ja) 頂部サポート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180727

TRDD Decision of grant or rejection written
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6448024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees