JP6447355B2 - ブレードラバーの製造方法及びブレードラバー - Google Patents

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Description

本発明は、ブレードラバーの製造方法及びブレードラバーに関するものである。
従来、車両用ワイパ装置のワイパブレードは、レバー部材と、該レバー部材に把持される基部と下方に延びて払拭面を払拭する払拭部とを有する長尺状のブレードラバーとを備えている。
そして、例えば、特許文献1のブレードラバーでは、払拭部の下端部にポリエチレン(PE)を設けることで、払拭時の摩擦力を小さくする技術が開示されている。
特表2004−525032号公報
ところで、上記のように払拭部の下端部に樹脂部材が設けられたブレードラバーを、例えば押し出し成形等により成型する場合、その樹脂部材が硬化していく際に表面に微小な凹凸が生じてしまう。そして、払拭面に摺接される樹脂部材のエッジ部に凹凸があると、払拭時に水滴を均一に薄く塗り広げることができず、払拭性能が損なわれるという問題がある。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、払拭性能が良好なブレードラバーの製造方法及びブレードラバーを提供することにある。
上記課題を解決するブレードラバーの製造方法は、基部から下方に延びて払拭面を払拭する払拭部を有し、その払拭部の下端部に該払拭部の基部側の弾性部材よりも硬い樹脂部材が設けられた長尺状のブレードラバーの製造方法であって、前記弾性部材及び樹脂部材よりなるブレードラバー成型品を成型する成型工程と、前記ブレードラバー成型品の樹脂部材の側面を加圧することで平坦化する平坦化工程と、前記ブレードラバー成型品の樹脂部材の下端を切断する切断工程とを備え、前記平坦化工程で形成される平坦面と前記切断工程で形成される切断面とで払拭面に摺接されるエッジ部を形成する。
同方法によれば、成型工程にて、弾性部材及び樹脂部材よりなるブレードラバー成型品が成型され、平坦化工程にて、ブレードラバー成型品の樹脂部材の側面が加圧されることで平坦化され、切断工程にて、ブレードラバー成型品の樹脂部材の下端が切断される。そして、平坦化工程で形成される平坦面と切断工程で形成される切断面とで払拭面に摺接されるエッジ部が形成されるため、凹凸の少ないエッジ部とすることができ、そのブレードラバーによる払拭性能を良好とすることができる。
上記ブレードラバーの製造方法において、前記平坦化工程では、前記弾性部材と前記樹脂部材との接合部から離間した箇所の樹脂部材のみを加圧することが好ましい。
同方法によれば、平坦化工程にて、前記弾性部材と前記樹脂部材との接合部から離間した箇所の樹脂部材のみが加圧されるため、弾性部材と樹脂部材との接合部に外力が加わることが防止され、例えば弾性部材から樹脂部材が剥離してしまうことを抑えることができる。
上記ブレードラバーの製造方法において、前記平坦化工程では、前記ブレードラバー成型品の樹脂部材の側面を加圧することで該樹脂部材を薄肉化しながら該樹脂部材の側面を平坦化することが好ましい。
同方法によれば、平坦化工程にて、ブレードラバー成型品の樹脂部材の側面が加圧されることで該樹脂部材が薄肉化されながら該樹脂部材の側面が平坦化される。このようにすると、後の切断工程で切断する箇所の肉厚が薄くなるため、切断時の抵抗を小さくでき、例えば、カッター等の切断治具の撓みが抑えられ、切断面が蛇行してしまうことを抑えることができる。
上記ブレードラバーの製造方法において、前記平坦化工程では、ローラーで加圧することが好ましい。
同方法によれば、平坦化工程は、ローラーで加圧するため、ブレードラバー成型品を長手方向に移動させながら連続的に加圧する際にその移動方向に対する負荷を小さく抑えながら容易に加圧することができる。
上記ブレードラバーの製造方法において、前記成型工程では、一対の前記ブレードラバー成型品をそれらの樹脂部材が下端で連続して一体成形された形状で成型し、前記切断工程では、一対の繋がった樹脂部材を切断することで、同時に各樹脂部材に前記切断面を形成することが好ましい。
同方法によれば、成型工程にて、一対のブレードラバー成型品が、それらの樹脂部材が下端で連続して一体成形された形状で成型され、切断工程にて、一対の繋がった樹脂部材が切断されることで、同時に各樹脂部材に切断面が形成される。このようにすると、ブレードラバーを個別に製造する場合、即ち切断工程を個別に行う場合に比べて、ブレードラバーの製造が容易となる。
上記ブレードラバーの製造方法において、前記切断工程では、前記平坦化工程で薄肉化されることで樹脂部材に形成された凹部に嵌るガイド部材によって一対の前記ブレードラバー成型品を案内させて長手方向に移動させつつ、一対の繋がった樹脂部材を切断することが好ましい。
同方法によれば、切断工程にて、前記平坦化工程で薄肉化されることで樹脂部材に形成された凹部に嵌るガイド部材によって一対のブレードラバー成型品が案内されて長手方向に移動されつつ、一対の繋がった樹脂部材が切断される。このようにすると、樹脂部材の凹部に嵌るガイド部材によって一対のブレードラバー成型品が長手直交方向に移動しないように案内されて切断されるため、切断面が蛇行してしまうことを抑えることができる。
上記ブレードラバーの製造方法において、前記払拭部は、無負荷状態での長手方向と直交する断面形状が、幅方向と直交する垂下方向に対して傾斜して形成されることが好ましい。
同方法によれば、払拭部は、無負荷状態での長手方向と直交する断面形状が、幅方向と直交する垂下方向に対して傾斜して形成されるため、反転動作時を含む払拭動作時に、その傾斜方向が前記垂下方向までに維持される(即ち、往動作時と復動作時とで払拭部の払拭姿勢が垂下方向を越えて逆方向に傾斜しない)ようにすることができる。これにより、反転動作時に、払拭部が前記垂下方向を越えて逆方向に傾斜するとともに急激に上下動することが防止され、その際に発生する反転音を低減することができる。
上記課題を解決するブレードラバーは、上記ブレードラバーの製造方法によって製造され、前記平坦面と前記切断面とで払拭面に摺接されるエッジ部が形成される。
同構成によれば、払拭性能が良好なブレードラバーを提供することができる。
本発明のブレードラバーの製造方法及びブレードラバーによれば、払拭性能が良好となる。
(a)は、ワイパブレードの断面図。(b)は、フロントガラスに対して配置されたワイパブレードの断面図。 一実施形態におけるブレードラバーの製造方法を説明するための斜視図。 一実施形態における平坦化工程を説明するための模式断面図。 一実施形態における切断工程を説明するための斜視図。 別例における平坦化工程を説明するための模式断面図。 別例における平坦化工程を説明するための模式断面図。 別例における平坦化工程を説明するための模式断面図。 別例における切断工程を説明するための模式断面図。
以下、ブレードラバー及びその製造方法を図1〜図4に従って説明する。
図1(a),(b)に示すように、本実施形態のブレードラバーの製造方法で製造するブレードラバー10は、基部10aと基部10aから下方に延びて払拭面としてのフロントガラスGを払拭する払拭部10bとを有する。このブレードラバー10は、基部10aにおける長手方向中央部が図示しないホルダ部材に保持され、基部10aにおける長手方向中央部以外が軟質のラバーホルダ11に収容保持されてワイパブレードWを構成し、そのホルダ部材がワイパアームに連結されるものである。
ラバーホルダ11は、軟質の樹脂材よりなり、フロントガラスGにほぼ沿った幅方向(往復動作方向)と平行に一枚のバッキング12を内部に収容保持しつつ、その下方(車両に搭載された状態でフロントガラスG方向)にブレードラバー10の基部10aを把持すべく幅方向内側に突出する一対の把持部11aを有している。
そして、ブレードラバー10は、把持部11aに把持される基部10aと、該基部10aから下方に延びて前記幅方向(図1(b)中、左右方向)に沿ってフロントガラスGに摺接し該フロントガラスGを払拭するための払拭部10bとを有する。
基部10aの幅方向両側には一対の把持溝10cが長手方向に沿って凹設されている。そして、把持溝10cに把持部11aの先端部が嵌り込むことで、把持部11aに基部10aが把持される。
そして、図1(a)に示すように、払拭部10bは、無負荷状態での長手方向と直交する断面形状が、幅方向(フロントガラスGにほぼ沿った方向であって、図1(a)中、左右方向)と直交する垂下方向(図1(a)中、下方向)に対して傾斜して形成されている。この払拭部10bは、払拭始動時の始動方向(往動作方向)の反対側である復動作方向から更に復動作方向側の下方に向かって傾斜して延びている。
又、この払拭部10bの下端部には、該払拭部10bの基部10a側の弾性部材13よりも硬度の硬い樹脂部材14が結合(接合)されている。尚、この例の弾性部材13は、基部10aに加えて払拭部10bの大部分であって下端部(樹脂部材14)以外を構成するものであり、本実施形態では熱可塑性エラストマーからなる。又、樹脂部材14は、超高分子ポリエチレン(UHMW)からなる。
樹脂部材14は、払拭部10bの延びる方向に対する側面であって前記往動作方向(始動方向)側の側面が後述する平坦化工程で加圧されて形成された平坦面14aとされ、払拭部10bの延びる方向の先端である下端が後述する切断工程で切断されて形成された切断面14bとされている。そして、それら互いに隣接した平坦面14aと切断面14bとでフロントガラスGに摺接されるエッジ部14cが形成されている。
次に、ブレードラバー10の製造方法について説明する。
本実施形態のブレードラバー10の製造方法は、「成型工程」と「平坦化工程」と「切断工程」とを備える。
図2に示すように、まず「成型工程」では、弾性部材13及び樹脂部材14よりなるブレードラバー成型品20を、押し出し成形装置21を用いて押し出し成形により成型する。この際、本実施形態では、後に一対のブレードラバー10となる一対のブレードラバー成型品20を、それらの樹脂部材14が下端で連続して一体成形された(前記切断面14bを境に)対称形状で成型する。尚、この成型工程直後の段階では、樹脂部材14同士が切断面14bとなる部分で繋がっているとともに、樹脂部材14が硬化していく際に表面(側面)に微小な凹凸が生じている等、最終的な樹脂部材14の形状となっていないが、樹脂部材14として記載する。又、図2では、後に切断して切断面14bとなる部分を二点鎖線で図示し、符号を付している。又、本実施形態では、予め成形された一対の繋がった樹脂部材14に対して弾性部材13を押し出し成形にて一体成形してそれらの結合を行うようにしている。
次に、図2及び図3に示すように、「平坦化工程」では、ブレードラバー成型品20における樹脂部材14の側面(前記成型工程で生じた凹凸(例えば、長手方向の歪みやうねり等)を有する側面)を加圧することで平坦化し、平坦面14aを形成する。又、図2に示すように、この「平坦化工程」では、加圧することで平坦面14aを形成すると同時に、樹脂部材14における平坦面14aと対応した部位を他の部位に比べて薄肉化(薄肉部を形成)する。本実施形態の「平坦化工程」は、一対のローラー22で両側面を挟んで加圧することで行い、樹脂部材14の長手方向に連続した平坦面14aが形成される。又、本実施形態の「平坦化工程」は、弾性部材13と樹脂部材14との接合部(境目)から離間した箇所の樹脂部材14のみを加圧することで行う。尚、この際、本実施形態では、一対の繋がった樹脂部材14の切断する(切断面14bとなる)部分を中心に対称に加圧して同時に各樹脂部材14の平坦面14aを形成する。また、樹脂部材14の平坦化された両側面の平坦面14aは、互いに平行な面(対向する平坦面14a間の肉厚が一定)となるように加圧される。
次に、図2及び図4に示すように、「切断工程」では、ブレードラバー成型品20の樹脂部材14の下端(払拭部10bの延びる方向の先端であって下端となる部分)を切断し、切断面14bを形成する。この際、本実施形態では、一対の繋がった樹脂部材14においてそれぞれ下端となる部分を切断して、同時に各樹脂部材14の下端に切断面14bを形成する。これにより、平坦化工程で形成される平坦面14aと切断工程で形成される切断面14bとでフロントガラスGに摺接されるエッジ部14c(平坦面14aと切断面14bとの境界部位)が形成されて、2つのブレードラバー10が製造される。
次に、上記のように構成されたブレードラバー10(ワイパブレードW)の作用について説明する。
まず、ワイパブレードWが停止位置(フロントガラスGの下辺に略沿った位置)にある状態から始動され往動作が開始されると、払拭部10bは前記垂下方向に対して更に倒れ、基部10aは若干沈み込んだ状態となり、その状態でエッジ部14cがフロントガラスGに摺接して該フロントガラスGが払拭される。
そして、ワイパブレードWが反転位置に到達し反転して復動作を開始すると、払拭部10bは前記垂下方向に近づくように若干起き上がり、基部10aは若干上昇した状態となるも、往動作時の払拭部10bの傾斜方向は維持されながらエッジ部14cがフロントガラスGに摺接して該フロントガラスGが払拭される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)「成型工程」にて、弾性部材13及び樹脂部材14よりなるブレードラバー成型品20が成型され、「平坦化工程」にて、ブレードラバー成型品20の樹脂部材14の側面が加圧されることで平坦化され、「切断工程」にて、ブレードラバー成型品20の樹脂部材14の下端が切断される。そして、「平坦化工程」で形成される平坦面14aと「切断工程」で形成される切断面14bとでフロントガラスGに摺接されるエッジ部14cが形成されるため、凹凸の少ないエッジ部14cとすることができ、そのブレードラバー10による払拭性能を良好とすることができる。
(2)「平坦化工程」にて、弾性部材13と樹脂部材14との接合部から離間した箇所の樹脂部材14のみが加圧されるため、弾性部材13と樹脂部材14との接合部に外力が加わることが防止され、例えば弾性部材13から樹脂部材14が剥離してしまうことを抑えることができる。
(3)「平坦化工程」にて、樹脂部材14が薄肉化され、後の「切断工程」で切断する箇所の肉厚が薄くなるため、切断時の抵抗を小さくでき、例えば、カッター等の切断治具を樹脂部材14の長手方向に沿って相対移動させて切断する際の切断治具の撓みが抑えられ、切断面14bが蛇行してしまう(波を打つ)ことを抑えることができる。よって、より凹凸の少ないエッジ部14cとすることができ、そのブレードラバー10による払拭性能をより良好とすることができる。
(4)「平坦化工程」は、ローラー22で加圧するため、ブレードラバー成型品20を長手方向に移動させながら連続的に加圧する際にその移動方向に対する負荷を小さく抑えながら容易に加圧することができる。
(5)「成型工程」にて、一対のブレードラバー成型品20が、それらの樹脂部材14が下端で連続して一体成形された形状で成型され、「切断工程」にて、一対の繋がった樹脂部材14が切断されることで、同時に各樹脂部材14に切断面14bが形成される。このようにすると、ブレードラバー10を個別に製造する場合、即ち「切断工程」を個別に行う場合に比べて、ブレードラバー10の製造が容易となる。
(6)払拭部10bは、無負荷状態での長手方向と直交する断面形状が、幅方向と直交する垂下方向に対して傾斜して形成されるため、反転動作時を含む払拭動作時に、その傾斜方向が前記垂下方向までに維持される(即ち、往動作時と復動作時とで払拭部10bの払拭姿勢が垂下方向を越えて逆方向に傾斜しない)ようにすることができる。これにより、反転動作時に、払拭部10bが前記垂下方向を越えて逆方向に傾斜するとともに急激に上下動することが防止され、その際に発生する反転音を低減することができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、「平坦化工程」は、ローラー22で樹脂部材14の側面を加圧して平坦面14aを形成するとしたが、これに限定されず、他の方法で加圧して平坦面14aを形成するようにしてもよい。
例えば、図5に示すように、一対のダイス31間を通すことで樹脂部材14の側面を加圧して平坦面14aを形成してもよい。尚、この際、一対のダイス31間を複数回往復させて通して平坦面14aを形成してもよい。
又、例えば、図6に示すように、一対のプレス32を可動させて樹脂部材14の側面を加圧して平坦面14aを形成してもよい。
又、勿論、片方(図5中、下側)のダイス31と片方(図3中、上側)のローラー22で挟んで樹脂部材14の側面を加圧する等、上記したような装置や方法を組み合わせて平坦面14aを形成してもよい。
・上記実施形態では、「平坦化工程」では、樹脂部材14の側面を加圧することで該樹脂部材14を薄肉化しながら該樹脂部材14の側面を平坦化するとしたが、薄肉化せずに、樹脂部材14が硬化していく際に表面に生じた微小な凹凸を平坦化するだけの工程としてもよい。
・上記実施形態では、「平坦化工程」は、弾性部材13と樹脂部材14との接合部から離間した箇所の樹脂部材14のみを加圧するとしたが、これに限定されず、弾性部材13と樹脂部材14との接合部を含んだ範囲(樹脂部材14全体と弾性部材13の一部)を加圧して、樹脂部材14に平坦面を形成してもよい。
・上記実施形態では、製造するブレードラバー10の払拭部10bは、無負荷状態での長手方向と直交する断面形状が、幅方向と直交する垂下方向に対して傾斜して形成されるものとしたが、これに限定されず、無負荷状態で垂下方向に傾斜せずに延びるものとしてもよい。
・上記実施形態では特に言及していないが、「切断工程」は、凹凸が形成されないように切断できれば、例えば、外周が刃とされた丸刃のカッターを用いて行ってもよいし、超音波カッターを用いて行ってもよい。
・上記実施形態では特に言及していないが、「切断工程」では、「平坦化工程」で薄肉化される(薄肉部が形成される)ことで樹脂部材に長手方向に沿って連続して形成された凹部に嵌るガイド部材によって一対のブレードラバー成型品を案内させて長手方向に移動させつつ、一対の繋がった樹脂部材を切断するようにしてもよい。
例えば、図7及び図8に示すように、「平坦化工程」及び「切断工程」を行ってもよい。まず、図7に示すように、この例の「平坦化工程」では、上記実施形態とほぼ同様に一対のローラー22、41にて樹脂部材14の両側面を挟んで加圧することで、樹脂部材14を薄肉化しながら樹脂部材14の側面を平坦化し、長手方向に連続して平坦面14aを形成する。この例で用いる一方(図7中、下側)のローラー41は、その幅が他方のローラー22の幅よりも狭く形成されている。又、前記一方のローラー41の幅方向両端には、徐々に径が小さくなるようにテーパ部41aが形成されている。又、前記一方のローラー41は、フロントガラスGに摺接されるエッジ部14c(図1参照)となる側とは反対側の樹脂部材14の側面(図7中、下側の側面)に対応して配置されて用いられる。これにより、上記一対のローラー22,41を用いて「平坦化工程」が行われると、樹脂部材14の前記エッジ部14cと対応しない側の側面(図7中、下側の側面)には、反対側の側面よりも深い凹部42が形成される。又、凹部42は、ブレードラバー成型品20の長手方向から見て開口側が広い略台形形状とされる。
そして、図8に示すように、「切断工程」では、前記凹部42に嵌るガイド部材51によって一対のブレードラバー成型品20を案内させて(図8中、特に長手直交方向における左右方向(樹脂部材14の肉厚方向と直交する方向)の移動を規制して)長手方向に移動させつつ一対の繋がった樹脂部材14を切断して、同時に各樹脂部材14の下端に切断面14bを形成する。尚、この例では、凹部42に嵌るガイド部材51は、「平坦化工程」で用いた前記一方のローラー41と同様のものであって、前記テーパ部41aと同様のテーパ部51aを有している。又、この例では、前記他方のローラー22と同様の補助ガイド部材52を用いて、ガイド部材51とで樹脂部材14を挟むようにしてブレードラバー成型品20の長手直交方向の移動を規制している。又、この例の「切断工程」では、先端に向かうほど幅(ブレードラバー成型品20の長手方向に沿った幅)が狭くなるカッター53を用いており、該カッター53は、その基端側が、前記エッジ部14c(図1参照)となる側(図8中、上側)に配置されて樹脂部材14を切断する。
このようにすると、上記実施形態の効果と同様の効果を得ることができるとともに、樹脂部材14の凹部42に嵌るガイド部材51によって一対のブレードラバー成型品20が長手直交方向における左右方向に移動しないように案内されて切断されるため、切断面14bが蛇行してしまう(波を打つ)ことを抑えることができる。
又、この例では、一方のローラー41の幅を他方のローラー22の幅よりも狭く形成して、一方のローラー41側に深い凹部42を形成したため、凹部42内にガイド部材51を深く嵌り込ませることができ、一対のブレードラバー成型品20がガイド部材51による案内から外れてしまう(脱線する)ことが抑えられる。
又、この例では、カッター53は、撓み難い基端側がエッジ部14c(図1参照)となる側(図8中、上側)に配置されて樹脂部材14を切断するため、逆に配置した場合に比べて、切断面14bにおけるエッジ部14cと対応した側が蛇行してしまう(波を打つ)ことをより抑えることができる。
尚、この例では、ガイド部材51を、前記ローラー41と同様のものとしたが、樹脂部材14の凹部42に嵌って一対のブレードラバー成型品20が長手直交方向における左右方向に移動しないように案内することができれば、例えば回転しないガイド部材とする等、他の構成に変更してもよい。
・上記実施形態では、「成型工程」で樹脂部材14が連続して一体成形された一対のブレードラバー成型品20を成型するとしたが、これに限定されず、1つのブレードラバー成型品20を成型してもよい。尚、この場合は、ブレードラバー成型品20の樹脂部材14の下端に予め切断除去するための切断除去部を形成しておき、「切断工程」で該切断除去部を切断除去して切断面を形成する。
・上記実施形態では、弾性部材13は、熱可塑性エラストマーからなり、樹脂部材14は、超高分子ポリエチレン(UHMW)からなるとしたが、それらに限定されず、他の材料からなるものに変更してもよい。例えば、樹脂部材14は、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)からなるものに変更してもよい。
10…ブレードラバー、10a…基部、10b…払拭部、13…弾性部材、14…樹脂部材、14a…平坦面、14b…切断面、14c…エッジ部、20…ブレードラバー成型品、22,41…ローラー、42…凹部、51…ガイド部材、G…フロントガラス(払拭面)。

Claims (8)

  1. 基部から下方に延びて払拭面を払拭する払拭部を有し、その払拭部の下端部に該払拭部の基部側の弾性部材よりも硬い樹脂部材が設けられた長尺状のブレードラバーの製造方法であって、
    前記弾性部材及び樹脂部材よりなるブレードラバー成型品を成型する成型工程と、
    前記ブレードラバー成型品の樹脂部材の側面を加圧することで平坦化する平坦化工程と、
    前記ブレードラバー成型品の樹脂部材の下端を切断する切断工程と
    を備え、前記平坦化工程で形成される平坦面と前記切断工程で形成される切断面とで払拭面に摺接されるエッジ部を形成することを特徴とするブレードラバーの製造方法。
  2. 請求項1に記載のブレードラバーの製造方法において、
    前記平坦化工程では、前記弾性部材と前記樹脂部材との接合部から離間した箇所の樹脂部材のみを加圧することを特徴とするブレードラバーの製造方法。
  3. 請求項2に記載のブレードラバーの製造方法において、
    前記平坦化工程では、前記ブレードラバー成型品の樹脂部材の側面を加圧することで該樹脂部材を薄肉化しながら該樹脂部材の側面を平坦化することを特徴とするブレードラバーの製造方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のブレードラバーの製造方法において、
    前記平坦化工程では、ローラーで加圧することを特徴とするブレードラバーの製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のブレードラバーの製造方法において、
    前記成型工程では、一対の前記ブレードラバー成型品をそれらの樹脂部材が下端で連続して一体成形された形状で成型し、
    前記切断工程では、一対の繋がった樹脂部材を切断することで、同時に各樹脂部材に前記切断面を形成することを特徴とするブレードラバーの製造方法。
  6. 請求項3に従属する請求項5に記載のブレードラバーの製造方法において、
    前記切断工程では、前記平坦化工程で薄肉化されることで樹脂部材に形成された凹部に嵌るガイド部材によって一対の前記ブレードラバー成型品を案内させて長手方向に移動させつつ、一対の繋がった樹脂部材を切断することを特徴とするブレードラバーの製造方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のブレードラバーの製造方法において、
    前記払拭部は、無負荷状態での長手方向と直交する断面形状が、幅方向と直交する垂下方向に対して傾斜して形成されたことを特徴とするブレードラバーの製造方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のブレードラバーの製造方法によって製造され、前記平坦面と前記切断面とで払拭面に摺接されるエッジ部が形成されたことを特徴とするブレードラバー。
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