JPH06183318A - ワイパブレード - Google Patents

ワイパブレード

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Publication number
JPH06183318A
JPH06183318A JP4353838A JP35383892A JPH06183318A JP H06183318 A JPH06183318 A JP H06183318A JP 4353838 A JP4353838 A JP 4353838A JP 35383892 A JP35383892 A JP 35383892A JP H06183318 A JPH06183318 A JP H06183318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper blade
water
wiping
water absorbing
window glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4353838A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Uchiki
博 内木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP4353838A priority Critical patent/JPH06183318A/ja
Publication of JPH06183318A publication Critical patent/JPH06183318A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦界面に積極的に水を導入して摩擦抵抗を
低減でき、不使用時に凍結する可能性を少なくできるワ
イパブレードを提供すること。 【構成】 ウインドゥガラス(12)の表面を払拭する
ワイパブレード(10)である。ワイパブレード(1
0)は、払拭部(14)と、払拭部の両側に設けられた
吸水部(16)とを備え、左の吸水部(16)の左の側
面と右の吸水部(16)の右の側面とをを撥水処理して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、電車その他の
車両のウインドゥガラスを払拭するワイパのワイパブレ
ードに関する。
【0002】
【従来の技術】ワイパブレードの払拭部に吸水ゴムを配
置して吸水部とし、ワイパブレードとウインドゥガラス
との摩擦界面に積極的に水を導入するようにしたワイパ
が提案されている(実開昭63-47969号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ワイパによれば、
ウインドゥガラスを払拭する際の摩擦抵抗を吸水部が保
持する水によって低減できる。反面、冬期の特にワイパ
の不使用時に前記水が凍結し、ワイパブレードがウイン
ドゥガラスに固着したり、固着しないまでも、ワイパブ
レードの反転不良が発生したりするおそれがある。
【0004】本発明の目的は、摩擦界面に積極的に水を
導入して摩擦抵抗を低減でき、不使用時に凍結する可能
性を少なくできるワイパブレードを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウインドゥガ
ラスの表面を払拭するワイパブレードであって、払拭部
と、該払拭部の両側に設けられた吸水部とを備え、該吸
水部の側面を撥水処理している。
【0006】
【作用および効果】ワイパブレードの使用時、吸水部が
積極的に水を導入し、ワイパブレードとウインドゥガラ
スとの摩擦界面を前記水によって潤滑する。
【0007】ワイパブレードの不使用時、吸水部の側面
の撥水効果により側面の水が除却されるため、側面の凍
結が防止される。仮に、吸水部が吸水した状態で凍結し
ても、ウインドゥガラスと接触する凍結面積が極端に小
さいため、ワイパブレードの固着の可能性は少なくな
る。
【0008】ワイパブレードの使用時には、吸水部が払
拭部の両側にあることから、ワイパブレードがその揺動
中心の回りをいずれの方向へ揺動しても、吸水部がウイ
ンドゥガラスを滑りながら払拭するパターンを繰り返す
こととなり、ワイパブレードとウインドゥガラスとの間
に常に水が介在した状態を維持できる。これにより、ワ
イパブレードとウインドゥガラスとの間の摩擦が低減す
る。また、ワイパブレードの不使用時には、凍結による
ワイパブレードの固着の可能性が少なくなる。このよう
に、払拭性能の向上と良好な作動性との両立を図ること
ができる。
【0009】
【実施例】ワイパブレード10は、図1に示すように、
ウインドゥガラス12の表面を払拭するものであり、払
拭部14と、払拭部14の両側に設けられた吸水部16
とを備える。払拭部14と吸水部16とは、紙面に垂直
な方向、すなわちワイパブレードの長手方向へ所定長さ
連続している。吸水部16の側面17には撥水処理をす
る。
【0010】図示の実施例では、ワイパブレード10は
ゴムによって一体に成形されたもので、さらに、被保持
部18と、ネック部20と、ショルダ部22とを備え
る。被保持部18は、ワイパブレード10の長手方向へ
間隔をおいた複数の保持具24によって保持され、保持
具24と、保持具24間にわたって配置されたバッキン
グプレート26とを経て加わるワイパアーム(図示せ
ず)の押付け力を払拭部14に伝える。ネック部20
は、ワイパブレード10が反転するとき、ショルダ部2
2と払拭部14とを揺動させるべく、小さな均一厚みの
ものとして形成されている。また、ショルダ部22は、
ネック部20の揺動に追従して払拭部14を確実に揺動
させるべく、断面形状がほぼ角錐状の大きな剛性のもの
として形成されている。払拭部14は、ウインドゥガラ
ス12の曲率に追従すべく、柔軟性と適度な剛性を備え
るものでショルダ部22から伸びており、均一厚みを有
する。
【0011】吸水部16は払拭部14の両側に、すなわ
ち、ワイパブレード10の長手方向に直交する断面であ
る図1において払拭部14の左右側に設けられる。図示
の実施例では、払拭部14の左側の吸水部16と右側の
吸水部16とは、それぞれ独立なものとして形成され、
払拭部14の端面15がウインドゥガラス12の表面に
接している。
【0012】撥水処理は、吸水部16の大気に触れる側
の側面、すなわち、左側の吸水部16の左の側面と、右
側の吸水部16の右の側面とには少なくとも施す。さら
に、ショルダ部22の払拭部14との結合部分にも及ぶ
ように、撥水処理することもできる。撥水処理は、ワイ
パブレード10の長手方向へ全長にわたって行う。
【0013】図2に示す実施例のワイパブレード30の
基本的な構成は図1に示したものと同じであるので、同
じ構成のものには同じ符号をつけてある。この実施例で
は、払拭部34は、一連の吸水部36が払拭部34の左
側から端面35を越え、右側まで伸びるように形成され
ている。
【0014】ワイパブレードの吸水部を除く部分は、イ
ソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレン
ゴム、エチレンプロピレンゴム、ニトリルゴム等のゴム
によって成形できる。また、吸水部は、ポリビニルアル
コール系、ポリアクリル酸塩系、ポリアルキレンオキサ
イド系等の高吸水性物質を前記ゴムに分散配合させるこ
とにより得ることができる。しかし特に好ましいのは、
ポリアルキレンオキサイドジイソシアナート付加物と無
水けい酸系ホワイトカーボンとの混合物を、前記ゴムに
加硫剤、充填剤等の配合剤を加えたものと共に混合した
のち、水を添加し、反応、高粘度化して成形材料を得る
ことである。後者によれば、分散性がよく、機械的強度
を確保できるため、配合成分の脱落による払拭不良や摩
耗の発生を抑えることができる。いずれの方法であれ、
吸水部の厚みは、必要最小限に抑えるようにする。
【0015】前記方法により得られた材料を、図3のb
に示すように、押出し成形して成形材料40を得る。成
形材料40は、吸水部42を中央の上下に配置したもの
で、これら吸水部42の中央を通る垂直仮想面に関し
て、対称形状となっている。押出し成形した成形材料4
0を、上型44と下型46との間に置き、プレス成形す
る。その結果、図4に示すワイパブレード対50が得ら
れ、このワイパブレード対50を中央の垂直面Cに沿っ
て切断することにより、払拭部14とこの両側の吸水部
16とを備える2つのワイパブレード10が得られる。
【0016】図4に示したワイパブレード対50を押出
し成形によって得ることも可能であるが、まず図3の成
形材料40を予備成形し、その後、プレス成形するよう
にすれば、ワイパブレードの長手方向の形状を変えるこ
とができるため、設計的自由度を高めることができる。
【0017】成形したワイパブレードの吸水部の側面に
撥水処理するには、フッ素、4フッ化炭素、6フッ化プ
ロピレン等をプラズマ重合法その他の方法によってゴム
表面の炭素原子に結合させる。
【0018】成形したワイパブレード10は、図5に示
すように、保持具24を介してそれ自体公知のヨーク6
0に取り付け、さらに、別のヨーク62をワイパブレー
ド10の端部の保持具24とヨーク60とに取り付け、
ヨーク64を2つのヨーク62に取り付ける。ヨーク6
4は、電動機によって駆動されるワイパアーム(図示せ
ず)に連結される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイパブレードの実施例の長手方
向に直交する面で切断した断面図である。
【図2】本発明に係るワイパブレードの別の実施例の長
手方向に直交する面で切断した断面図である。
【図3】ワイパブレードを成形する方法を示す模式図
で、aは上型を、bは成形材料を、cは下型を示す。
【図4】図3に示した方法で成形されたワイパブレード
対を示す断面図である。
【図5】ワイパブレードの使用状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10、30 ワイパブレード 12 ウインドゥガラス 14、34 払拭部 16、36 吸水部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドゥガラスの表面を払拭するワイ
    パブレードであって、払拭部と、該払拭部の両側に設け
    られた吸水部とを備え、該吸水部の側面を撥水処理し
    た、ワイパブレード。
JP4353838A 1992-12-16 1992-12-16 ワイパブレード Pending JPH06183318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4353838A JPH06183318A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 ワイパブレード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4353838A JPH06183318A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 ワイパブレード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06183318A true JPH06183318A (ja) 1994-07-05

Family

ID=18433562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4353838A Pending JPH06183318A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 ワイパブレード

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JP (1) JPH06183318A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016020199A (ja) * 2014-06-20 2016-02-04 アスモ株式会社 ブレードラバーの製造方法及びブレードラバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016020199A (ja) * 2014-06-20 2016-02-04 アスモ株式会社 ブレードラバーの製造方法及びブレードラバー

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