JP3992902B2 - ブレードラバーの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のウインドシールドガラス等の払拭面を拭うワイパブレドにおけるブレードラバーを2つ割り成形型により成形するブレードラバーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の払拭面を拭うワイパブレードとしては、ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、図4に示されるように該ブレードレバーに連結されるレバーヨーク51と、該レバーヨーク51に保持されて払拭面に押圧され、前記ワイパアームの往復揺動により払拭面上を往復摺動して払拭面を払拭するブレードラバー52とを備えたワイパブレード50が知られている。このブレードラバー52は、レバーヨーク51に保持される基端部52aと先端部52bからなり、該先端部52bに形成されているリップ52b1が払拭面を払拭する。前記ブレードラバー52は、2つ割り成形型により成形される。2つ割り成形型のパーティングラインは、図4に示すブレードラバー52の中心線53上に位置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記のブレードラバー52では、成形後の払拭面を払拭するリップ52b1にバリが発生し、払拭性能が悪化するという問題点があった。払拭性能を向上させるためには、このバリを除去すれば良いが、ブレードラバー52は長尺でありバリの除去に多大な作業工数を必要とし、高価なものとなる問題点があった。
【0004】
【発明の目的】
この発明は、払拭性能が向上し、且つ安価なものとなるブレードラバーの製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わるブレードラバーの製造方法は、ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、該ブレードレバーに連結される複数のレバーヨークと、該複数のレバーヨークに保持されて払拭面に押圧され、ワイパアームの往復揺動により払拭面上を往復摺動して払拭面を払拭するブレードラバーとを備えたワイパブレードにおけるブレードラバーを第1の成形型と第2の成形型からなる2つ割り成形型により成形するブレードラバーの製造方法であって、ブレードラバーは、断面形状が逆二等辺三角形の払拭面圧接部を有し、該払拭面圧接部の頂部が払拭面に圧接されるように形成され、2つ割り成形型のパーティングラインを、払拭面圧接部の二等辺を形成する2つの側壁のいずれか一方の側壁を通る位置に選択して頂部からオフセットされた位置となし、前記ブレードラバーを2つ割り成形型にて成形したことを特徴としている。
【0007】
この発明の請求項2に係わるブレードラバーの製造方法は、ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、該ブレードレバーに連結される複数のレバーヨークと、該複数のレバーヨークに保持されて払拭面に押圧され、ワイパアームの往復揺動により払拭面上を往復摺動して払拭面を払拭するブレードラバーとを備えたワイパブレードにおけるブレードラバーを第1の成形型と第2の成形型からなる2つ割り成形型により成形するブレードラバーの製造方法であって、ブレードラバーは、複数のレバーヨークに保持され、断面形状が矩形のブレードラバー本体と、断面形状が逆二等辺三角形に形成され、その頂部が払拭面に圧接される払拭面圧接部と、ブレードラバー本体と払拭面圧接部とを連結し、該ブレードラバー本体と払拭面圧接部の中央に位置する首部とを備え、2つ割り成形型のパーティングラインを、首部を通り、且つ払拭面圧接部の二等辺を形成する2つの側壁のいずれか一方の側壁を通る位置に選択して頂部からオフセットされた位置となして、ブレードラバーを2つ割り成形型にて成形したことを特徴としている。
【0008】
この発明の請求項3に係わるワイパブレードの製造方法は、払拭面に圧接される払拭面圧接部の頂部は、二等辺のなす角度が、60度乃至90度の角度範囲のうち
、いずれかの角度に選択されていることを特徴としている。
【0009】
この発明の請求項4に係わるワイパブレードの製造方法は、払拭面圧接部には、その逆二等辺三角形の底辺から両側方に突出する一対の突出片を持つ肩部が備えられていることを特徴としている。
【0010】
【発明の作用】
この発明の請求項1乃至4に係わるブレードラバーの製造方法によれば、ブレードラバーは、断面形状が逆二等辺三角形の払拭面圧接部を有し、該払拭面圧接部の頂部が払拭面に圧接されるように形成され、2つ割り成形型のパーテイングラインを、前記払拭面圧接部の二等辺を形成する2つの側壁のいずれか一方の側壁を通る位置に選択して前記頂部からオフセットされた位置となし、前記ブレードラバーを2つ割り成形型にて成形した。それ故、払拭面に圧接され該払拭面を払拭する払拭面圧接部の頂部にバリが発生することはない。このため、払拭性能が良好なものとなる。
【0011】
【実施例】
図1ないし図3には、この発明に係わるブレードラバーの製造方法の一実施例が示されている。
【0012】
図示するワイパブレード1は、ブレードレバー2、第1のレバーヨーク3、第2のレバーヨーク4、第3のレバーヨーク5、第4のレバーヨーク6、ブレードラバー7から構成されており、ブレードラバー7には、ブレードラバー本体7a、首部7b、肩部7c、払拭面圧接部7dが備えられている。
【0013】
ブレードレバー2には、レバー本体2aのほぼ中央部にワイパアーム結合部2bが形成されている。ワイパアーム結合部2bは、ワイパアーム8の先端部に形成されたワイパブレード取付部8aに回動可能に結合される。
【0014】
ブレードレバー2の両端部には、第1、第2のレバーヨーク結合部2c、2dがそれぞれ形成されている。該ブレードレバー2の一端部に形成された第1のレバーヨーク結合部2cには、第1のレバーヨーク3のヨーク本体3aのほぼ中央部に形成されたブレードレバー取付部3bが回動可能に結合されている。また、ブレードレバー2の他端部に形成された第2のレバーヨーク結合部2dには、第2のレバーヨーク4のヨーク本体4aのほぼ中央部に形成されたブレードレバー取付部4bが回動可能に結合されている。
【0015】
第1のレバーヨーク3のヨーク本体3aの一端部には、第3のレバーヨーク結合部3cが形成されている。この第3のレバーヨーク結合部3cには、第3のレバーヨーク5のほぼ中央部に形成されたレバーヨーク取付部5bが回動可能に結合されている。また、第1のレバーヨーク3のヨーク本体3aの他端部には、第3のブレードラバー取付部3dが形成されている。
【0016】
第2のレバーヨーク4のヨーク本体4aの一端部には、第4のブレードラバー取付部4dが形成されている。また、ヨーク本体4aの他端部には、第4のレバーヨーク結合部4cが形成されている。この第4のレバーヨーク結合部4cには、第4のレバーヨーク6のヨーク本体6aのほぼ中央部に形成されたレバーヨーク取付部6bが回動可能に結合されている。
【0017】
第3のレバーヨーク5のヨーク本体5aのほぼ中央部には、レバーヨーク取付部5bが形成されている。また、ヨーク本体5aの一端部には、第1のブレードラバー取付部5cが形成されているとともに、ヨーク本体5aの他端部には、第2のブレードラバー取付部5dが形成されている。
【0018】
第4のレバーヨーク6のヨーク本体6aの一端部には、第5のブレードラバー取付部6cが形成されているとともに、ヨーク本体6aの他端部には、第6のブレードラバー取付部6dが形成されている。
【0019】
第1のブレードラバー取付部5cには、図2に示されるように、天板5c3と、この天板5c3より延設されていて対向配置された一対の側板5c4、5c5と、一対の側板5c4、5c5の端部から内側に向かってそれぞれ突出し対向するレバー溝挿入部5c6、5c7を備えたブレードラバー把持部5c2がC字状にして形成されている。一対のレバー溝挿入部5c6、5c7は隙間寸法L1をもって対向している。ブレードラバー把持部5c2は、レバー溝挿入部5c6、5c7がブレードラバー7のブレードラバー本体7aと肩部7cとの間に一対に形成された第1、第2のレバー溝7e、7fにそれぞれ挿入されることによってブレードラバー7を脱落不能に保持している。天板5c3の内面は、ワイパアーム8より押圧力が与えられることによって、ブレードラバー7のブレードラバー本体7aの天壁7a3に当接する。
【0020】
第2のブレードラバー取付部5d、第3のブレードラバー取付部3d、第4のブレードラバー取付部4d、第5のブレードラバー取付部6cおよび第6のブレードラバー取付部6dは、それぞれ図2に示す第1のブレードラバー取付部5cと同様の構造を有している。つまり、天板と、この天板より延設されていて対向配置された一対の側板と、この一対の側板の端部から内側に向かってそれぞれ突出し対向するレバー溝挿入部を備えたブレードラバー把持部がC字状にして形成されている。一対のレバー溝挿入部は隙間寸法L1をもって対向している。ブレードラバー把持部は、レバー溝挿入部がブレードラバー7のブレードラバー本体7aと肩部7cとの間に一対に形成された第1、第2のレバー溝7e、7fにそれぞれ挿入されることによってブレードラバー7を脱落不能に保持している。天板の内面は、ワイパアーム8より押圧力が与えられることによって、ブレードラバー7のブレードラバー本体7aの天壁7a3に当接する。第2、第3、第4、5および第6のブレードラバー取付部5d、3d、4d、6cおよび6dの各天板の内面が、ブレードラバー本体7aの天壁7a3に押圧当接されることによって、長尺をなすブレードラバー本体7aに均一な押圧力が付与される。
【0021】
ブレードラバー7には、ブレードラバー本体7a、首部7b、肩部7c、払拭面圧接部7dが一体成形されている。
【0022】
ブレードラバー本体7aは、図2に示されるように、幅寸法L2で断面形状が矩形の板状に形成されている。このブレードラバー本体7aの両側縁部には、第1、第2のバーティブラ装着部7a1、7a2がそれぞれ対向して形成されている。第1、第2のバーティブラ装着部7a1、7a2には、ブレードラバー本体7aの長さよりも短くされた第1、第2のバーティブラ9、10がそれぞれ収容されている。第1、第2のバーティブラ9、10は、若干の弾性をもつため、第1、第2のバーティブラ装着部7a1、7a2にそれぞれ収容されることによって、ブレードラバー本体7aが払拭面55の湾曲状態に追従するように弾性反発力をブレードラバー本体7aに付与する。
【0023】
首部7bは、ブレードラバー本体7aと肩部7cとの間に配置されている。首部7bは、ブレードラバー本体7aの両側縁部に形成された対向する一対の第1、第2のレバー溝7e、7fにより形成されている。この首部7bは、ブレードラバー本体7aの幅寸法L2よりも小さい幅寸法L3にされ、第1、第2のレバー溝7e、7fの高さ寸法L4とほぼ同じ高さ寸法をもつ。また、首部7bの幅寸法L3は、前記隙間寸法L1よりもわずかに小さくされている。
【0024】
肩部7cは、ブレードラバー本体7aの下方に首部7bに連接して配置されている。この肩部7cは、ブレードラバー本体7aと同様の板状にされており、この肩部7cには、ブレードラバー本体7aの幅寸法L2とほぼ同じ幅寸法をもって側方にそれぞれ突出する一対の第1、第2の突出片7c1、7c2が形成されている。肩部7cの一対の第1、第2の突出片7c1、7c2は、払拭面圧接部7dの天部7d1の幅寸法L5よりも大きいブレードラバー本体7aと同じ幅寸法L2でもって形成されているため、払拭面圧接部7dによって跳ね除けられた水滴が上方に飛び散らないように跳ね返す機能をもつ。
【0025】
払拭面圧接部7dは、断面形状が、逆二等辺三角形にして形成されており、その上部に配置された天部7d1が肩部7cの下部に結合されている。払拭面圧接部7dは従来のようなリップをもたない。この払拭面圧接部7dは、図2に示されるように、二等辺を形成する第1、第2の側壁7d2、7d3の中央に配置された頂部7d4が払拭面55に圧接される。頂部7d4は、二等辺のなす角度が60度ないし90度の角度範囲のうち、いずれかの角度に選ばれている。
【0026】
第1、第2のレバー溝7e、7fは、肩部7cの上面とブレードラバー本体7aの下面との間に、ブレードラバー本体7aの長さ方向に沿って対向する溝状にして形成されており、それぞれが高さ寸法L4にされている。第1、第2のレバー溝7e、7fには、第3のレバーヨーク5のブレードラバー把持部5c2の一対のレバー溝挿入部5c6、5c7が挿入されている。同じく第1、第2のレバー溝7e、7fには、第3のレバーヨーク5のブレードラバー把持部の一対のレバー溝挿入部、第1のレバーヨーク3のブレードラバー把持部の一対のレバー溝挿入部、第2のレバーヨーク4のブレードラバー把持部の一対のレバー溝挿入部、第4のレバーヨーク6のブレードラバー把持部の一対のレバー溝挿入部、および第4のレバーヨーク6のブレードラバー把持部の一対のレバー溝挿入部がそれぞれ挿入されている。
【0027】
このため、第1、第2のレバー溝7e、7fにより形成された首部7bは、ブレードラバー本体7aに対して倒れず、払拭面55に対して直立するように保たれるから、第1、第2の側壁7d2、7d3の払拭面55に対する傾斜角度は、常時60度ないし45度の角度範囲のうち、いずれかの角度に保たれる。
【0028】
ブレードラバー7は、ワイパアーム8が払拭面55上を揺動することによって、ブレードレバー2、第1、第2、第3、第4のレバーヨーク3、4、5、6と一体的に払拭面55上を移動して、払拭面圧接部7dが払拭面55に押し付けられて払拭動する際、首部7bはブレードラバー本体7aに対して直立に保持されるので、払拭面圧接部7dが払拭面55に対し直立するように支持される。よって、払拭面圧接部7dの両側壁7d2、7d3が前記の角度を維持して、払拭面圧接部7dにより払拭面55上の雨水を跳ね飛ばす。このとき、肩部7cは、上面が、第1のレバーヨーク3の第3のブレードラバー取付部3d、第2のレバーヨーク4の第4のブレードラバー取付部4d、第3のレバーヨーク5の第1、第2のブレードラバー取付部5c、5d、第4のレバーヨーク6の第5、第6のブレードラバー取付部6c、6dに当接することによって、払拭面圧接部7dの倒れが防止される。
【0029】
このようなワイパブレード1においてブレードラバー7は、図3に示される2つ割り成形型60を用いて作成される。
【0030】
図示する2つ割り成形型60は、第1の成形型61と第2の成形型62からなる。
【0031】
第1の成形型61には、ブレードラバー本体7aの中央の位置Aと、払拭面圧接部7dの頂部7d4から側壁7d3に向かって若干オフセットされた位置Bとの図3中左側を成形するための第1の凹部61aをもつ。
【0032】
第2の成形型62には、前記位置Aと、位置Bとの図3中右方側を成形するための第2の凹部62aをもつ。従って、位置Bは、払拭面圧接部7dの頂部7d4から側壁7d3方向に若干オフセットされた位置としているので、第1の成形型61は無理抜きが行われる。
【0033】
第1の成形型61と、第2の成形型62とを用いて成形されるブレードラバー7は、そのパーティングラインPLが、ブレードラバー本体7aの中央の位置Aを通り且つ首部7bを通るが、払拭面圧接部7dの頂部7d4は通らず若干オフセットされた位置Bを通るようにされている。それ故、払拭面55に圧接され該払拭面55を払払する拭面圧接部7dの頂部7d4にパーティングラインPLが設けられていないから、成形後の頂部7d4にバリが発生することはない。
【0034】
本実施例において、位置Bは払拭面圧接部7dの頂部7d4から一方の側壁7d3に向かって若干オフセットされた位置としたが、頂部7d4から他方の側壁7d2に向かって若干オフセットされた位置としても良い。
【0035】
上記の成形によって作成されたブレードラバー2は、第1、第2、第3、第4のレバーヨーク3、4、5、6に取付けられ、ブレードレバー2がワイパアーム8に取付けられて車体に搭載される。
【0036】
ワイパが使用されることによって、ワイパアーム8が払拭面55上を往復で揺動すると、ワイパブレード1もワイパアーム8とともに払拭面55を移動し、ワイパアーム8に内蔵されているアームスプリングによってブレードラバー7の払拭面圧接部7dの頂部7d4が払拭面55に圧接されながら摺動する。頂部7d4は、バリが発生することはないので、払拭面55を良好に払拭することが出来る。また、ブレードラバー7は、払拭面圧接部7dが払拭面55に対して直立する状態で払拭面55上を移動し、払拭面圧接部7dにより雨水を跳ね飛ばす。払拭面圧接部7dにより跳ね飛ばされた雨水のうち、ブレードラバー本体7a側の上方に向けて飛び上がった雨水は、肩部7cの第1、第2の突出片7c1、7c2に衝突することによって、跳ね返されてブレードラバー本体7a側まで飛ぶことがない。払拭面55に撥水膜がコーティングされていて払拭面55上の雨水が水滴になっていたとしても、同様にして、払拭面圧接部7dにより雨水が跳ね飛ばされる。
【0037】
そして、ワイパアーム8が予め定められた位置で反転する際に、払拭面圧接部7dが往動、復動のいずれの移動方向でもブレードラバー本体7aに対する傾斜角度が反対になるように切換わることがないので、ブレードラバー7は、反転音が発生することなく静粛な方向反転を行なうものとなる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の請求項1、2、3、4に係わるブレードラバーの製造方法によれば、ブレードラバーは、断面形状が逆二等辺三角形の払拭面圧接部を有し、該払拭面圧接部の頂部が払拭面に圧接されるように形成され、2つ割り成形型のパーティングラインを、前記払拭面圧接部の二等辺を形成する2つの側壁のいずれか一方の側壁を通る位置に選択して前記頂部からオフセットされた位置となし、前記ブレードラバーを2つ割り成形型にて成形した。それ故、払拭面に圧接され該払拭面を払拭する払拭面圧接部の頂部にバリが発生することはない。このため、払拭性能が良好なものとなり、スムース且つ確実な払拭動作を行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパブレードの一実施例の正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1に示したワイパブレードにおけるブレードラバーの製造方法を示す断面図である。
【図4】 従来のワイパブレードの断面図である。
【符号の説明】
1 ワイパブレード
2 ブレードレバー
3 (レバーヨーク)第1のレバーヨーク
4 (レバーヨーク)第2のレバーヨーク
5 (レバーヨーク)第3のレバーヨーク
6 (レバーヨーク)第4のレバーヨーク
7 ブレードラバー
7a ブレードラバー本体
7b 首部
7c 肩部
7c1 (突出片)第1の突出片
7c2 (突出片)第2の突出片
7d 払拭面圧接部
7d2 側壁
7d3 側壁
7d4 頂部
8 ワイパアーム
55 払拭面
60 2つ割り成形型
61 第1の成形型
62 第2の成形型
PL パーティングライン
Claims (4)
- ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、該ブレードレバーに連結される複数のレバーヨークと、該複数のレバーヨークに保持されて払拭面に押圧され、前記ワイパアームの往復揺動により払拭面上を往復摺動して払拭面を払拭するブレードラバーとを備えたワイパブレードにおける前記ブレードラバーを第1の成形型と第2の成形型からなる2つ割り成形型により成形するブレードラバーの製造方法であって、
前記ブレードラバーは、断面形状が逆二等辺三角形の払拭面圧接部を有し、該払拭面圧接部の頂部が払拭面に圧接されるように形成され、
前記2つ割り成形型のパーティングラインを、前記払拭面圧接部の二等辺を形成する2つの側壁のいずれか一方の側壁を通る位置に選択して前記頂部からオフセットされた位置となし、前記ブレードラバーを2つ割り成形型にて成形したことを特徴とするブレードラバーの製造方法。 - ワイパアームに回動可能に結合されるブレードレバーと、該ブレードレバーに連結される複数のレバーヨークと、該複数のレバーヨークに保持されて払拭面に押圧され、前記ワイパアームの往復揺動により払拭面上を往復摺動して払拭面を払拭するブレードラバーとを備えたワイパブレードにおける前記ブレードラバーを第1の成形型と第2の成形型からなる2つ割り成形型により成形するブレードラバーの製造方法であって、
前記ブレードラバーは、前記複数のレバーヨークに保持され、断面形状が矩形のブレードラバー本体と、断面形状が逆二等辺三角形に形成され、その頂部が払拭面に圧接される払拭面圧接部と、前記ブレードラバー本体と前記払拭面圧接部とを連結し、該ブレードラバー本体と前記払拭面圧接部の中央に位置する首部とを備え、
前記2つ割り成形型のパーテイングラインを、前記首部を通り、且つ前記払拭面圧接部の二等辺を形成する2つの側壁のいずれか一方の側壁を通る位置に選択して前記頂部からオフセットされた位置となして、前記ブレードラバーを2つ割り成形型にて成形したことを特徴とするブレードラバーの製造方法。 - 払拭面に圧接される払拭面圧接部の頂部は、二等辺のなす角度が、60度乃至90度の角度範囲のうち、いずれかの角度に選択されていることを
特徴とする請求項1または2に記載のブレードラバーの製造方法。 - 払拭面圧接部には、その逆二等辺三角形の底辺から両側方に突出する一対の突出片を持つ肩部が備えられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のブレードラバーの製造方法。
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