JP6444783B2 - 形状計測装置、加工装置及び形状計測装置の校正方法 - Google Patents

形状計測装置、加工装置及び形状計測装置の校正方法 Download PDF

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Description

本発明は、形状計測装置、加工装置及び形状計測装置の校正方法に関する。
3つの変位計を用いて逐次3点法により計測対象物の真直形状を求める方法が知られている。このような方法により真直形状を高精度に求めるためには、3つの変位計の取り付け位置のばらつきを校正する必要がある。
そこで、3つの変位計と3つの円板とを対向配置し、円板の所定回転位置における変位計の測定値と、円板の所定回転位置から180度回転した位置における変位計の測定値とに基づいて、変位計の相互位置を校正する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−286430号公報
しかしながら、特許文献1に係る方法では、円板の設置位置、回転角度等が高精度に校正されている必要がある。また、求められた位置ずれ量に基づいて変位計の位置調整を行うには、非常に煩雑な作業が必要になる可能性がある。特に、形状計測の分解能を上げて高精度な計測を行う場合には、より厳密に校正する必要があり、さらに煩雑な作業が必要になる可能性がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、変位計の取り付け位置の校正を容易に実行可能であり、計測対象物の表面形状を高精度に計測可能な形状計測装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、3つの変位計が一列に配設された検出器で計測対象物を走査し、前記計測対象物の表面形状を計測する形状計測装置であって、前記3つの変位計からそれぞれの測定値を取得する取得手段と、前記3つの変位計のうち中央の変位計による測定値と他の変位計による測定値との差異に基づいてギャップデータを求めるギャップ算出手段と、液体が蓄えられた液槽の液面から得られる前記ギャップデータから、前記3つの変位計の取り付け位置のオフセット量を求めるオフセット量取得手段と、前記検出器が前記計測対象物を走査して得られる前記ギャップデータを前記オフセット量を用いて補正し、前記変位計の位置ずれを校正する校正手段と、前記オフセット量を用いて補正された前記ギャップデータに基づいて前記計測対象物の表面形状を算出する形状算出手段と、を備える。
本発明の実施形態によれば、変位計の取り付け位置の校正を容易に実行可能であり、計測対象物の表面形状を高精度に計測可能な形状計測装置が提供される。
実施形態における加工装置を例示する図である。 実施形態における形状計測装置の構成を例示する図である。 実施形態におけるセンサヘッドの構成を例示する図である。 実施形態における形状計測を説明するための図である。 実施形態における変位センサの取り付け位置ばらつき及び変位センサが液槽の液面を測定する構成を例示する図である。 実施形態におけるオフセット量取得処理のフローチャートを例示する図である。 実施形態における液槽の液面から得られるギャップデータを例示する図である。 実施形態における形状計測処理のフローチャートを例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(加工装置の構成)
図1は、本実施形態に係る形状計測装置が搭載された加工装置200の構成を例示する図である。
加工装置200は、図1に示されるように、可動テーブル10、テーブル案内機構11、砥石ヘッド15、砥石16、案内レール18、制御装置20、表示装置40を有する。なお、以下の図面において、X方向は可動テーブル10の移動方向、Y方向はX方向に直交する砥石ヘッド15の移動方向、Z方向はX方向及びY方向に直交する高さ方向である。
可動テーブル10は、テーブル案内機構11によってX方向に移動可能に設けられており、加工対象及び計測対象となる物体12が載置される。テーブル案内機構11は、可動テーブル10をX方向に移動させる。
砥石ヘッド15は、下端部に砥石16が設けられており、X方向に移動可能且つZ方向に昇降可能に案内レール18に設けられている。案内レール18は、砥石ヘッド15をX方向及びZ方向に移動させる。砥石16は、円柱形状を有し、その中心軸がY方向に平行になるように砥石ヘッド15の下端部に回転可能に設けられている。砥石16は、砥石ヘッド15と共にX方向及びZ方向に移動し、回転して物体12の表面を研削する。
制御装置20は、可動テーブル10及び砥石ヘッド15の位置を制御し、砥石16を回転させることで、物体12の表面を研削するように加工装置200の各部を制御する。
表示装置40は、例えば液晶ディスプレイ等である。表示装置40は、制御装置20によって制御され、例えば物体12の加工条件等が表示される。
(形状計測装置の構成)
図2は、加工装置200に搭載されている形状計測装置100の構成を例示する図である。図2に示されるように、形状計測装置100は、制御装置20、センサヘッド30、表示装置40を含む。
制御装置20は、上記したように、物体12の表面を研削するように加工装置200の各部を制御すると共に、センサヘッド30の各変位センサ31a,31b,31cから出力される測定値に基づいて、物体12の表面形状を求める。
制御装置20は、センサデータ取得部21、ギャップデータ算出部23、オフセット量取得部25、校正部27、形状算出部29を有する。制御装置20は、例えばCPU,ROM,RAM等を含み、CPUがRAMと協働してROMに記憶されている制御プログラムを実行することで各部の機能が実現される。
センサデータ取得部21は、取得手段の一例であり、センサヘッド30に設けられている各変位センサ31a,31b,31cからセンサデータを取得する。ギャップデータ算出部23は、ギャップ算出手段の一例であり、センサデータ取得部21が取得したセンサデータからギャップデータを算出する。オフセット量取得部25は、オフセット量取得手段の一例であり、ギャップデータから変位センサ31a,31b,31cの取り付け位置のオフセット量を取得する。校正部27は、算出されたオフセット量を用いてギャップデータを補正することで、変位センサ31a,31b,31cの位置ずれを校正する。形状算出部29は、形状算出手段の一例であり、校正部27によって校正されたギャップデータに基づいて物体12の表面形状を算出する。制御装置20の各部において実行される処理については後述する。
センサヘッド30は、検出器の一例であり、第1変位センサ31a、第2変位センサ31b、第3変位センサ31cを備え、加工装置200の砥石ヘッド15の下端に設けられている。図3は、実施形態に係るセンサヘッド30の構成を例示する図である。
センサヘッド30は、図3に示されるように、第1変位センサ31a、第2変位センサ31b、第3変位センサ31cがX方向に一列に配設されている。
第1変位センサ31a、第2変位センサ31b、第3変位センサ31cは、変位計の一例であり、例えば液面に影響を与えずに非接触で高精度に測定できるレーザ変位計である。また、光強度が高く、液面からの反射光が得られ易いため高精度な測定が可能になる正反射受光式レーザ変位計であることが好ましい。
第1変位センサ31a、第2変位センサ31b、第3変位センサ31cは、測定点が物体12の表面上においてX方向に平行な直線状に等間隔で並ぶように配設され、それぞれ物体12の表面上の測定点との間の距離を測定する。物体12が可動テーブル10に載せられてX方向に移動すると、センサヘッド30が物体12に対して相対移動し、各変位センサ31a,31b,31cが物体12の表面を走査して測定値を出力する。
表示装置40は、制御装置20により制御され、例えば形状算出部29によって求められた表面形状の計測結果等が表示される。
なお、本実施形態では、形状計測装置100と加工装置200とが、制御装置20及び表示装置40を共用する構成になっているが、形状計測装置100及び加工装置200のそれぞれに制御装置と表示装置とが設けられてもよい。また、可動テーブル10が物体12と共にX方向に移動する構成になっているが、センサヘッド30が物体12に対してX方向に移動する構成であってもよい。
(形状計測の基本原理)
次に、形状計測装置100において物体12の表面形状を求める方法について説明する。図4は、表面形状の計測方法について説明するための図である。
変位センサ31a,31b,31cは、図4に示されるように、間隔PでX方向に一列に配設され、それぞれ物体12表面のa点、b点、c点との距離を測定する。変位センサ31a,31b,31cによって求められる各変位センサ31a,31b,31cと物体12の表面との距離をそれぞれA,B,Cとすると、図4(A)に示されるZ方向におけるb点からa点とc点とを結ぶ直線との距離g(ギャップ)は、以下の式(1)により求められる。
Figure 0006444783

次に、物体12表面のb点における変位zの2階微分(dz/dx)は、b点の曲率(1/r)であり、図4(B)に示されるように、a点とb点とを結ぶ直線の傾き(dzab/dx)と、b点とc点とを結ぶ直線の傾き(dzbc/dx)とを用いて、以下の式(2)により表される。
Figure 0006444783

式(2)に、以下の式(3),(4)を代入し、さらに式(1)を用いると、式(5)で表されるように、変位zの2階微分である曲率をギャップg及びセンサ間の距離Pから求められることが分かる。
Figure 0006444783
Figure 0006444783
Figure 0006444783

センサ間の距離Pは予め定められているため、各変位センサ31a,31b,31cによるセンサデータから式(1)に基づいてギャップgを求め、式(5)により求められる曲率を積分ピッチで2階積分することで、任意のx点における変位zを求めることができる。積分ピッチは、例えば走査時におけるX方向の各変位センサ31a,31b,31cのデータ取得間隔等である。
ここで、3つの変位センサ31a,31b,31cを、例えば数十nmレベルの範囲内で厳密に一直線上に並ぶように高さを調整してセンサヘッド30に取り付けるのは非常に難しい。したがって、変位センサ31a,31b,31cは、図5に示されるように、センサヘッド30への取り付け位置にZ方向における僅かなばらつきを有する。なお、図5では、説明のために取り付け位置のばらつきが拡大して示されている。
図5に示される例では、第2変位センサ31bの取り付け位置と、第1変位センサ31aの取り付け位置と第3変位センサ31cの取り付け位置とを結ぶ直線とが、Z方向においてgだけオフセットしている。
このように変位センサ31a,31b,31cの取り付け位置にばらつきがあると、測定値に基づいて式(1)により求められるギャップgがオフセット量gを含む値となり、物体12の表面形状にいわゆる放物線形状誤差が生じる。
そこで、本実施形態に係る形状計測装置100では、図5に示されるように、液体51が蓄えられた液槽50の液面52の測定値から、変位センサ31a,31b,31cのオフセット量gを求め、表面形状の計測時にオフセット量gを用いた校正を行う。
(オフセット量取得処理)
図6は、実施形態におけるオフセット量取得処理のフローチャートを例示する図である。
オフセット量取得処理では、まずステップS101にて、センサヘッド30と液面52とが対向するように可動テーブル10に液槽50を載置し、各変位センサ31a,31b,31cによる液面52の測定を開始する。
図5に示されるように、液槽50は、除振装置60に設置され、液体51の液面52と変位センサ31a,31b,31cとが対向するように可動テーブル10に載置される。
液槽50は、例えば上側が開放された有底円筒状、箱型状等の容器であり、液体51が蓄えられている。液槽50は、変位センサ31a,31b,31cが同時に液体51の液面52を測定可能な大きさであれば、どのような形状及び大きさであってもよい。
なお、液槽50は、液体51の液面52が水平に保たれ、且つ振動が生じ難いように、除振装置60に設置された状態で可動テーブル10に載置されることが好ましい。
液体51は、例えば水、アルコール、油等であるが、これらに限られるものではない。液体51は、変位センサ31a,31b,31cが高精度に測定できるように、光反射率が高いことが好ましい。また、液体51は、例えば振動等の影響による液面52の揺れが早く収まり、液面52が水平に維持され易くなる程度の粘性を有することが好ましい。また、液体51は、複数の液体によって形成される多層液であってもよい。
センサヘッド30は、可動テーブル10に液槽50が載置された状態で、各変位センサ31a,31b,31cの測定点が液槽50の液面52に位置するように移動する。なお、センサヘッド30は、液槽50の側壁付近では表面張力によって液面52が水平にならないため、変位センサ31a,31b,31cの測定点が液面52の端部に位置しないように移動する。オフセット量取得処理は、センサヘッド30が液面52との対向位置で停止した状態で実行される。
ここで、変位センサ31a,31b,31cによる水平な液面52の測定値から式(1)により求められるギャップgは、変位センサ31a,31b,31cのオフセット量gに等しい。
図7は、液槽50の液面52から得られたギャップデータの時間推移を例示する図である。
図7に示される例では、例えば液槽50設置時の振動により液面52が波立って揺れ動く影響を受けて、ギャップgが測定開始直後に大きく変動している。ギャップgは、時間の経過と共に揺れが収まって液面52が水平状態に近付くにつれて、振幅が徐々に小さくなり一定値に収束していく。
このように、ギャップデータ算出部23によって求められるギャップgは、液面52の時間変動の影響を受けるため、オフセット量gを高精度に求めるためには、液面52が水平に近付いた静水面の状態で求めたギャップgをオフセット量gとして取得する必要がある。そこで、オフセット量取得処理では、以下の処理によりオフセット量gを取得する。
図6に示すフローチャートにおいて、ステップS102では、センサデータ取得部21が、変位センサ31a,31b,31cからそれぞれの液面52の測定値を取得する。次にステップS103にて、ギャップデータ算出部23が、センサデータ取得部21によって取得された測定値を用いて、ギャップデータとして式(1)に基づいてギャップgを算出する。センサデータの取得及びギャップgの算出は、例えば一定のサンプリング周期Tsで行われる。サンプリング周期Tsは、液体51の固有振動周期の1/2以下であることが必要条件で、1/10以下であることがより好ましい。
ステップS104では、オフセット量取得部25が、図7に示されるように、1サンプリング周期Tsでのギャップgの変化量Δg(=g(n)−g(n−1))を求める。次にステップS105では、オフセット量取得部25が、ギャップgの変化量Δgと、予め設定されている閾値THとを比較する。
ギャップgの変化量Δgが閾値THより大きい場合(ステップS105:YES)には、液面52が揺れ動いており静水面に近い状態になっていないと判断し、ステップS102からステップS104の処理を繰り返し実行する。
ギャップgの変化量Δgが閾値TH以下の場合(ステップS105:NO)には、液面52に生じている波が一定以下に収束し、液面52が静水面に近付いたものと判断し、ステップS106に進む。
ステップS106では、ギャップデータ算出部23が、上記したサンプリング周期Tsで、液体51の固有振動周期の整数倍の時間におけるギャップデータの時系列データを取得する。次にステップS107にて、オフセット量取得部25が、前述ギャップ時系列データの平均値を算出し、算出した平均値をオフセット量gとして取得し、処理を終了する。
ギャップgの変化量Δgが閾値TH以下になった場合でも、液面52には微小な振動が残っており、サンプリングのタイミングによってはギャップgが僅かに変動する場合がある。そこで、ステップS106、S107において、複数のギャップ時系列データg(n)を取得して平均値を算出し、これをオフセット量gとすることで、液面52に残る微小な振動の影響を受けず、高精度にオフセット量gを求めることが可能になる。
上記したオフセット量取得処理により、例えば振動等による液面52の揺れ等の影響を低減して、変位センサ31a,31b,31cのオフセット量gを高精度に求めることが可能になる。このようにオフセット量取得部25によって求められたオフセット量gを用いてギャップデータを校正することで、計測対象物である物体12の表面形状を高精度に計測することが可能になる。
なお、上記したオフセット量取得処理は、例えば形状計測装置100が物体12の表面形状の計測を実行する度に実行されてもよく、形状計測装置100の起動時や、オフセット量算出処理後に設定された時間の経過後等に適宜実行されてもよい。
(形状計測処理)
図8は、実施形態における形状計測処理のフローチャートを例示する図である。
図8に示されるように、物体12の表面形状を計測する場合には、まずステップS201にて、計測対象物である物体12が可動テーブル10に載置されている状態で、センサヘッド30が物体12の表面を走査する。次にステップS202にて、センサデータ取得部21が、センサヘッド30と共に物体12の表面を走査する各変位センサ31a,31b,31cから、設定されているサンプリング周期Tsでセンサデータを取得する。続いてステップS203にて、ギャップデータ算出部23が、センサデータ取得部21によって取得されたセンサデータから、式(1)に基づいてギャップgを算出し、走査範囲の複数の測定点におけるギャップgを含むギャップデータを得る。
ステップS204では、校正部27が、オフセット量算出処理において求められたオフセット量gを用いてギャップデータを補正する。具体的には、ギャップデータに含まれるギャップgの各値からオフセット量gを減算する。
次にステップS205では、形状算出部29が、校正部27によってオフセット量gで校正されたギャップデータから式(5)によって2階微分値を算出し、この値を積分ピッチで2階積分することでZ変位を求め、Z,Xの散布図から物体12の真直形状を算出する。オフセット量gでギャップデータを補正することで、変位センサ31a,31b,31cの取り付け位置ばらつきを校正し、物体12の表面形状を高精度に計測することが可能になる。また、形状算出部29によって算出された物体12の表面形状が、表示装置40に表示される。
以上で説明したように、本実施形態に係る形状計測装置100によれば、液槽50に蓄えられている液体51の液面52を用いることで、変位センサ31a,31b,31cのオフセット量gを高精度に求めることができる。また、このように高精度に求められたオフセット量gを用いて計測対象物である物体12のギャップデータを補正することで、変位センサ31a,31b,31cの取り付け位置ばらつきを容易且つ高精度に校正し、物体12の表面形状を精度良く計測することが可能になる。
また、本実施形態に係る形状計測装置100が搭載された加工装置200は、物体12の表面を研削した後、物体12を可動テーブル10に載せたまま形状計測装置100によって実行される表面形状計測結果に基づいて、補正加工等を行うことができる。したがって、物体12の加工を効率良く、高精度に行うことができる。
以上、実施形態に係る形状計測装置、加工装置及び形状計測装置の校正方法について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
例えば、形状計測装置100は、本実施形態とは異なる構成で物体12の研削等の加工を行う加工装置に搭載されてもよい。
12 物体(計測対象物)
20 制御装置
21 センサデータ取得部(取得手段)
23 ギャップデータ算出部(ギャップ算出手段)
25 オフセット量取得部(オフセット量取得手段)
27 校正部(校正手段)
29 形状算出部(形状算出手段)
30 センサヘッド(検出器)
31a 第1変位センサ(変位計)
31b 第2変位センサ(変位計)
31c 第3変位センサ(変位計)
50 液槽
51 液体
52 液面
100 形状計測装置
200 加工装置

Claims (7)

  1. 3つの変位計が一列に配設された検出器で計測対象物を走査し、前記計測対象物の表面形状を計測する形状計測装置であって、
    前記3つの変位計からそれぞれの測定値を取得する取得手段と、
    前記3つの変位計のうち中央の変位計による測定値と他の変位計による測定値との差異に基づいてギャップデータを求めるギャップ算出手段と、
    液体が蓄えられた液槽の液面から得られる前記ギャップデータから、前記3つの変位計の取り付け位置のオフセット量を求めるオフセット量取得手段と、
    前記検出器が前記計測対象物を走査して得られる前記ギャップデータを前記オフセット量を用いて補正し、前記変位計の位置ずれを校正する校正手段と、
    前記オフセット量を用いて補正された前記ギャップデータに基づいて前記計測対象物の表面形状を算出する形状算出手段と、を備える
    ことを特徴とする形状計測装置。
  2. オフセット量取得手段は、
    前記3つの変位計で液体が蓄えられた液槽の液面を走査せずに測定し、前記3つの変位計の測定値から得られる前記ギャップデータから、前記3つの変位計の取り付け位置の前記オフセット量を求める
    ことを特徴とする請求項1に記載の形状計測装置。
  3. 前記オフセット量取得手段は、前記液面から得られる前記ギャップデータの変化率が予め設定された値以下になった状態で、前記ギャップデータを前記オフセット量として取得する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の形状計測装置。
  4. 前記取得手段は、前記3つの変位計からそれぞれの測定値を取得するサンプリング周期が、前記液体の固有振動周期の1/2以下である
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の形状計測装置。
  5. 前記液槽は、除振装置に載置されていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の形状計測装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の形状計測装置を備えることを特徴とする加工装置。
  7. 3つの変位計が一列に配設された検出器で計測対象物を走査し、前記計測対象物の表面形状を計測する形状計測装置の校正方法であって、
    前記3つの変位計からそれぞれの測定値を取得する取得ステップと、
    前記3つの変位計のうち中央の変位計による測定値と他の変位計による測定値との差異に基づいてギャップデータを求めるギャップ算出ステップと、
    液体が蓄えられた液槽の液面から得られる前記ギャップデータから、前記3つの変位計の取り付け位置のオフセット量を求めるオフセット量取得ステップと、
    前記検出器が前記計測対象物を走査して得られる前記ギャップデータを前記オフセット量を用いて補正し、前記変位計の位置ずれを校正する校正ステップと、を備える
    ことを特徴とする形状計測装置の校正方法。
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