JP6444008B2 - 熱可塑性樹脂組成物及びそれを含む成形品 - Google Patents

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Description

〔関連出願との相互引用〕
本出願は、2015年11月11日付けの韓国特許出願第10−2015−0157893号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として含まれる。
本発明は、熱可塑性樹脂組成物に関し、より詳細には、同等以上の衝撃強度、流動性及び耐熱性を有しながらも、耐化学性及び塗装性に優れた熱可塑性樹脂組成物及びそれを含む成形品に関する。
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(Acrylonitrile−Butadiene−Styrene、以下、ABSという)樹脂は、アクリロニトリルの剛性及び耐薬品性、ブタジエンとスチレンの加工性、機械的強度及び美麗な外観特性によって自動車用品、電気・電子製品及び事務用機器などに多様に使用されている。
このようなABS樹脂は、一般的に後加工工程を経る場合が多く、代表的な後加工工程としては塗装工程がある。前記塗装工程では、ABS樹脂上に塗料を適切にコーティングするために、シンナー(thinner)のような化学溶剤が使用される。しかし、このような化学溶剤を使用する場合、化学溶剤がABS樹脂を化学的に攻撃してしまい、ABS樹脂にクラックを誘発させるなどの問題が発生し、このように発生した微細なクラックは、結局、ピンホール(pinhole)及びムラなどの塗装の外観不良を誘発するという問題がある。
そこで、化学溶剤に対する耐化学性を強化するために、ゴムの含量の増大、ゴムの大きさの増大、アクリロニトリルの含量の増大、及び樹脂の分子量の増大などの方法が主に用いられているが、これは、結局、ABS樹脂の流動性を低下させ、これによる塗装前の成形品の残留応力の増加により、結局、塗装にピンホールが発生するなどの問題が依然として存在するため、ABS樹脂の耐化学性の増加及び塗装性の改善が切望されているのが現状である。
JP1995−030230B2
本発明は、熱可塑性樹脂組成物に関し、より詳細には、同等以上の衝撃強度、流動性及び耐熱性を有しながらも、耐化学性及び塗装性に優れた熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記熱可塑性樹脂組成物を含む成形品を提供することを目的とする。
本発明の上記目的及びその他の目的は、以下で説明する本発明によって全て達成することができる。
上記目的を達成するために、本発明は、(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物共重合体及び(b)芳香族ビニル化合物−ビニルシアン化合物共重合体を含むベース樹脂100重量部;及び(c)ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体0.05超〜11未満重量部;を含む熱可塑性樹脂組成物を提供する。
また、本発明は、前記熱可塑性樹脂組成物を含む成形品を提供する。
本発明によれば、同等以上の衝撃強度、流動性及び耐熱性を有しながらも、耐化学性及び塗装性に優れた熱可塑性樹脂組成物及びそれを含む成形品を提供する効果がある。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明者らは、熱可塑性樹脂組成物内にポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体を一定の含量で含む場合、熱可塑性樹脂組成物の耐化学性が増加することはもちろん、塗装性が改善されることを確認し、これに基づいて本発明を完成するようになった。
本発明による熱可塑性樹脂組成物を詳細に説明すると、次の通りである。
前記熱可塑性樹脂組成物は、(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物共重合体及び(b)芳香族ビニル化合物−ビニルシアン化合物共重合体を含むベース樹脂100重量部;及び(c)ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体0.05超〜11未満重量部;を含むことを特徴とする。
前記(a)の共役ジエン系化合物は、前記共重合に使用できるものであれば特に制限されないが、一例として、1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレン及びこれらの誘導体からなる群から選択された1種以上であってもよく、好ましくは、1,3−ブタジエンを使用することができ、この場合、機械的強度及び物性バランスに優れるという効果がある。
前記(a)の共役ジエン系化合物は、一例として、前記(a)共重合体に対して40〜80重量%、45〜65重量%、あるいは50〜60重量%含まれてもよく、この範囲内で、機械的物性が非常に優れるという効果がある。
前記(a)及び(b)の芳香族ビニル化合物は、一例として、それぞれ、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−エチルスチレン、p−エチルスチレン、ビニルトルエン及びこれらの誘導体からなる群から選択された1種以上であってもよく、好ましくは、スチレンまたはα−メチルスチレンを使用することができ、スチレンを使用する場合に衝撃強度、流動性及び耐化学性に優れるという効果があり、α−メチルスチレンを使用する場合に耐熱性に優れるという効果がある。
前記(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物共重合体に含まれる芳香族ビニル化合物は、一例として、前記(a)共重合体に対して10〜40重量%、20〜40重量%、あるいは20〜35重量%含まれてもよく、この範囲内で、流動性及び物性バランスに優れるという効果がある。
前記(b)芳香族ビニル化合物−ビニルシアン化合物共重合体に含まれる芳香族ビニル化合物は、一例として、前記(b)共重合体に対して10〜90重量%、50〜90重量%、あるいは60〜80重量%含まれてもよく、この範囲内で、機械的物性及び物性バランスに優れるという効果がある。
前記(a)及び(b)のビニルシアン化合物は、一例として、それぞれ、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリル及びこれらの誘導体からなる群から選択された1種以上であってもよい。
前記(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物共重合体に含まれるビニルシアン化合物は、一例として、前記(a)共重合体に対して1〜20重量%、5〜20重量%、あるいは5〜15重量%含まれてもよく、この範囲内で、耐化学性及び耐熱性に優れるという効果がある。
前記(b)芳香族ビニル化合物−ビニルシアン化合物共重合体に含まれるビニルシアン化合物は、一例として、前記(b)共重合体に対して10〜90重量%、10〜50重量%、あるいは20〜40重量%含まれてもよく、この範囲内で、機械的物性及び耐化学性に優れるという効果がある。
前記(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物共重合体は、一例として、乳化重合、塊状重合、溶液重合または懸濁重合されたものであってもよく、好ましくは乳化重合されたものであってもよく、この場合、反応の制御が容易であるため、望み通りの分子量分布が得られるという優れた効果がある。
前記(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物共重合体は、一例として、前記共役ジエン系化合物を含む共役ジエン系ゴム質重合体に芳香族ビニル化合物及びビニルシアン化合物がグラフト重合されたグラフト共重合体であってもよい。
前記共役ジエン系ゴム質重合体は、一例として、平均粒径が50〜500nm、好ましくは90〜400nm、より好ましくは100〜350nm、最も好ましくは100〜300nmであり、この範囲内で、機械的強度及び物性バランスに優れるという効果がある。
他の例として、前記共役ジエン系ゴム質重合体は、平均粒径が50〜150nmである共役ジエン系ゴム質重合体(s)と、平均粒径が150超〜500以下nmである共役ジエン系ゴム質重合体(b)との混合であってもよく、好ましくは、平均粒径が80〜150nmである共役ジエン系ゴム質重合体(s)と、平均粒径が150超〜400以下nmである共役ジエン系ゴム質重合体(b)との混合であり、より好ましくは、平均粒径が90〜150nmである共役ジエン系ゴム質重合体(s)と、平均粒径が200〜400nmである共役ジエン系ゴム質重合体(b)との混合であり、この範囲内で、特に耐熱性に優れるという効果がある。
前記共役ジエン系ゴム質重合体(s)と前記共役ジエン系ゴム質重合体(b)は、一例として、重量比(s:b)が1:0.5〜1:1.5、1:0.8〜1:1.2、1:0.8〜1:1、または1:0.8以上〜1未満であってもよく、この範囲内で、特に耐熱性に優れるという効果がある。
本記載において、平均粒径は、動的レーザー光散乱(Dynamic Laser Light Scattering)法でNicomp 370HPL機器(米国、Nicomp社)を用いて測定した。
前記(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物共重合体は、一例として、前記ベース樹脂に対して10〜50重量%、15〜35重量%、あるいは20重量%以上〜35重量%未満含まれてもよく、この範囲内で、衝撃強度及び流動性に優れるという効果がある。
前記(b)芳香族ビニル化合物−ビニルシアン化合物共重合体は、一例として、前記ベース樹脂に対して50〜90重量%、65〜85重量%、あるいは64重量%超〜80重量%以下含まれてもよく、この範囲内で、機械的物性及び物性バランスに優れるという効果がある。
前記(c)ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体は、一例として、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体であってもよく、この場合、化学溶剤が樹脂の内部に浸透することを遅延させることで、耐化学性に優れるという効果がある。
前記ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体は、一例として、下記化学式1又は2で表されてもよい。
Figure 0006444008
Figure 0006444008
前記化学式1及び2において、前記R1及びR2は、それぞれ独立に、水素、炭素数1〜30のアルキル基、炭素数5〜30のシクロアルキル基、炭素数6〜30のアリール基または炭素数6〜30のアルキルアリール基であり、前記x、y、z、l、m及びnは、それぞれ独立に、1〜200の整数である。
前記R1及びR2は、一例として、水素であってもよく、前記x、y、z、l、m及びnは、それぞれ独立に、1〜150、あるいは1〜100の整数であってもよい。
前記ポリエチレンオキシドは、一例として、前記ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体に対して10〜85重量%、10〜80重量%、20〜80重量%、30〜80重量%、45〜80重量%、60〜80重量%、または70〜80重量%含まれてもよく、この範囲内で、耐化学性及び塗装性に優れるという効果がある。
前記ポリプロピレンオキシドは、数平均分子量(Mn)が、一例として、1,000〜15,000g/mol、4,000〜13,000g/mol、5,000〜12,000g/mol、または8,000〜10,000g/molであり、この範囲内で、耐熱性、耐化学性及び塗装性に優れるという効果がある。
前記ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体は、一例として、数平均分子量(Mn)が1,500〜20,000g/mol、1,500〜18,000g/mol、あるいは1,500〜5,000g/molであってもよく、この範囲内で、耐熱性、耐化学性及び塗装性に優れるという効果がある。
本記載において、数平均分子量はGPC分析で測定することができる。
前記ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体は、一例として、前記熱可塑性樹脂組成物に対して0.05超〜11未満重量部、0.1〜10重量部、あるいは1〜5重量部含まれてもよく、この範囲内で、耐熱性、耐化学性及び塗装性に優れるという効果がある。
前記熱可塑性樹脂組成物は、一例として、耐化学性が300秒(sec)超、330秒以上、あるいは330〜600秒であってもよく、この範囲内で、化学溶剤に対する耐化学性に優れるため、塗装時にピンホールが発生しないという効果がある。
前記熱可塑性樹脂組成物は、一例として、塗装性試験(85℃のオーブンで乾燥)によるピンホール(pinhole)がないものであってもよい。
本発明の成形品は、前記熱可塑性樹脂組成物を含むことを特徴とする。
前記成形品は、一例として、射出成形品であってもよく、具体例として、自動車内装材又は外装材であってもよい。
以下、本発明の理解を助けるために好適な実施例を提示するが、以下の実施例は、本発明を例示するものに過ぎず、本発明の範疇及び技術思想の範囲内で様々な変更及び修正が可能であることは当業者にとって明らかであり、このような変更及び修正が添付の特許請求の範囲に属することも当然である。
実施例1
ブタジエンゴムの平均粒径が300nmであるABSグラフト共重合体(LG化学社製、製品名DP270)27重量%及びAMSAN共重合体(LG化学社製、製品名100UH)73重量%からなるベース樹脂100重量部と、ポリプロピレンオキシドの数平均分子量が1,750g/molであり、ポリエチレンオキシドの含量が80重量%であるポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体(1)1重量部とを押出機に投入し、250℃で溶融及び混練して、ペレット状の樹脂組成物を製造し、製造されたペレット状の樹脂組成物を射出して、物性を測定するための試片を作製した。
実施例2
前記実施例1において、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体(1)を2重量部投入した以外は、前記実施例1と同様の方法で行った。
実施例3
前記実施例1において、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体(1)を5重量部投入した以外は、前記実施例1と同様の方法で行った。
実施例4
前記実施例1において、ABSグラフト共重合体30重量%及びAMSAN共重合体70重量%からなるベース樹脂を使用した以外は、前記実施例1と同様の方法で行った。
実施例5
ABSグラフト共重合体(LG化学社製、製品名DP270)30重量%及びSAN共重合体(LG化学社製、製品名92HR)70重量%からなるベース樹脂100重量部と、ポリプロピレンオキシドの数平均分子量が1,750g/molであり、ポリエチレンオキシドの含量が80重量%であるポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体(1)1重量部とを押出機に投入し、250℃で溶融及び混練して、ペレット状の樹脂組成物を製造し、製造されたペレット状の樹脂組成物を射出して、物性を測定するための試片を作製した。
実施例6
前記実施例5において、ABSグラフト共重合体25重量%及びSAN共重合体75重量%からなるベース樹脂を使用した以外は、前記実施例5と同様の方法で行った。
実施例7
ブタジエンゴムの平均粒径が300nmであるABSグラフト共重合体(LG化学社製、製品名DP270)14重量%、ブタジエンゴムの平均粒径が100nmであるABSグラフト共重合体(LG化学社製)13重量%、及びAMSAN共重合体(LG化学社製、製品名100UH)73重量%からなるベース樹脂100重量部と、ポリプロピレンオキシドの数平均分子量が1,750g/molであり、ポリエチレンオキシドの含量が80重量%であるポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体(1)1重量部とを押出機に投入し、250℃で溶融及び混練して、ペレット状の樹脂組成物を製造し、製造されたペレット状の樹脂組成物を射出して、物性を測定するための試片を作製した。
実施例8
前記実施例1において、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体(1)を0.5重量部投入した以外は、前記実施例1と同様の方法で行った。
実施例9
ABSグラフト共重合体(LG化学社製、製品名DP270)27重量%、AMSAN共重合体(LG化学社製、製品名100UH)50重量%及びSAN共重合体(LG化学社製、製品名92HR)23重量%からなるベース樹脂100重量部と、ポリプロピレンオキシドの数平均分子量が1,750g/molであり、ポリエチレンオキシドの含量が80重量%であるポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体(1)0.5重量部とを押出機に投入し、250℃で溶融及び混練して、ペレット状の樹脂組成物を製造し、製造されたペレット状の樹脂組成物を射出して、物性を測定するための試片を作製した。
比較例1
前記実施例1において、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を投入しなかった以外は、前記実施例1と同様の方法で行った。
比較例2
前記実施例1において、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を0.01重量部投入した以外は、前記実施例1と同様の方法で行った。
比較例3
前記実施例1において、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を0.05重量部投入した以外は、前記実施例1と同様の方法で行った。
比較例4
前記実施例1において、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を11重量部投入した以外は、前記実施例1と同様の方法で行った。
比較例5
前記比較例1において、ABSグラフト共重合体27重量%の代わりに35重量%、AMSAN共重合体73重量%の代わりに65重量%を投入した以外は、前記比較例1と同様の方法で行った。
比較例6
前記実施例5において、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を投入しなかった以外は、前記実施例5と同様の方法で行った。
[試験例]
前記実施例1〜9及び比較例1〜6で収得した熱可塑性樹脂組成物の試片の物性を、下記の方法で測定し、その結果を、下記の表1に示す。
測定方法
*衝撃強度(Notched Izod Impact Strength、kJ/m 2 ):厚さ6.4mmの試片を用いて、標準測定ASTM D256に準拠して測定した。
*流動性(MI、g/10min):試片を用いて、標準測定ASTM D1238(220℃、10kgの条件)に準拠して測定した。
*熱変形温度(HDT、℃):厚さ6.35mmの試片を用いて、ASTM D648(18.6kgf/cm2の条件)に準拠して測定した。
*耐化学性:1.7%のストレイン(strain)を有する曲率ジグ(jig)に、長さ200mm、幅12.7mm、厚さ3.2mmの試片を固定し、シンナー(thinner)を200μl塗布した後、試片にクラックが発生する時間(sec、秒)を測定した。
*塗装性:長さ10cm、幅10cmの試片をイソプロピルアルコールで脱脂した後、ブラック塗料(KCC社製、製品名UT578(A))を噴射し、5分後、クリア塗料(KCC社製、製品名UT5015−A)を噴射した後、85℃のオーブンで30分間乾燥させた後、塗装面にピンホール(pinhole)が発生したか否かを観察した。ピンホールが発生しなかった場合を○、試片の角部位に1〜5個のピンホールが発生した場合を△、試片の角部位に6個以上のピンホールが発生した場合を×でそれぞれ示す。
Figure 0006444008
Figure 0006444008
前記表1に示したように、本発明によって製造された実施例1〜4の場合、衝撃強度、流動性及び熱変形温度のいずれも優れ、耐化学性に優れ、塗装にピンホールが発生していないことが確認できた。また、耐熱AMSAN共重合体ではなくSAN共重合体を含む実施例5及び6の場合にも、耐化学性が著しく改善され、塗装にピンホールが発生していないことが確認できた。
また、小粒径のABSグラフト共重合体を適用した実施例7の場合、熱変形温度に優れ、一般のSANとAMSAN樹脂を混用した実施例9は、少ない含量のトリブロック共重合体の量にもかかわらず、耐化学性、衝撃強度、流動性に優れることが確認できた。
反面、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を投入していない比較例1、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を微量投入した比較例2及び3の場合はいずれも、耐化学性が非常に劣悪であり、ピンホールが多数発生したことが確認できた。ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を過量投入した比較例4の場合、衝撃強度、熱変形温度、耐化学性及び塗装性がいずれも低下したことが確認できた。また、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を投入する代わりに、ゴムの含量を増大させた比較例5の場合にも、流動性及び熱変形温度が低下し、耐化学性が劣悪であり、ピンホールが多数発生したことが確認できた。
また、耐熱AMSAN共重合体ではなくSAN共重合体を含み、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を含んでいない比較例6の場合にも、全体的な物性が低下し、塗装性が非常に劣悪であることが確認できた。
<参考例>
参照例1
前記実施例1において、ポリプロピレンオキシドの数平均分子量が1,750g/molであり、ポリエチレンオキシドの含量が80重量%であるポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体の代わりに、ポリプロピレンオキシドの数平均分子量が850g/molであり、ポリエチレンオキシドの含量が10重量%であるポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体を同一の含量で投入した以外は、前記実施例1と同様の方法で行った結果、衝撃強度21.67kJ/m 2 、流動性7.4g/10min、熱変形温度100.0℃、耐化学性40秒、塗装性△の結果を示した。
参照例2
前記実施例1において、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体をポリエチレンオキシドの含量20%、数平均分子量3,440であるポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体(2)に変更して投入した以外は、前記実施例1と同様の方法で行った結果、衝撃強度21.87kJ/m 2 、流動性7.4g/10min、熱変形温度101.5℃、耐化学性45秒、塗装性×の結果を示した。
前記参照例1、2の結果から、ポリプロピレンオキシドの数平均分子量及びポリエチレンオキシドの含量が、本記載の熱可塑性樹脂組成物の物性にかなりの影響を及ぼすことが確認できた。
結論的に、本発明者らは、熱可塑性樹脂組成物の製造時に、ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体を一定の含量で含む場合、同等以上の衝撃強度、流動性及び耐熱性を有しながらも、塗装時に使用される化学溶剤に対する耐化学性に優れ、これによって、塗装時にピンホールが発生しないため、塗装性に優れた熱可塑性樹脂組成物及びそれを含む成形品を具現できることが確認できた。

Claims (9)

  1. (a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物グラフト三元共重合体及び(b)芳香族ビニル化合物−ビニルシアン化合物二元共重合体を含むベース樹脂100重量部と、
    (c)ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体1〜5重量部とを含むことを特徴とする、熱可塑性樹脂組成物であって、
    前記ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体は、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシド−ポリエチレンオキシドトリブロック共重合体または、ポリプロピレンオキシド−ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドトリブロック共重合体であり、
    前記ポリエチレンオキシド部分は、(c)ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体に関して70〜80重量%の量で含まれ、
    前記ポリプロピレンオキシド部分の数平均分子量(Mn)は、1,000〜1,750g/molであり、
    前記(c)ポリオレフィンオキシド系トリブロック共重合体の数平均分子量(Mn)は、1,500〜18,000g/molであり、
    前記熱可塑性樹脂組成物は、塗装性試験(85℃のオーブンで乾燥)後にピンホール(pinhole)を示さず、
    前記塗装性は、長さ10cm、幅10cmの前記熱可塑性樹脂組成物によって製造される試験片をイソプロピルアルコールで脱脂した後、ブラック塗料(KCC社製、製品名UT578(A))を噴射し、5分後、クリア塗料(KCC社製、製品名UT5015−A)を噴射した後、85℃のオーブンで30分間乾燥させた後、塗装面にピンホール(pinhole)が発生したか否かを観察することにより測定する。
  2. 前記(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物グラフト三元共重合体は、前記共役ジエン系化合物を含む共役ジエン系ゴム質重合体に芳香族ビニル化合物及びビニルシアン化合物がグラフト重合されたグラフト共重合体であることを特徴とする、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 前記(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物グラフト三元共重合体の共役ジエン系化合物は、1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレン及びこれらの誘導体からなる群から選択された1種以上であることを特徴とする、請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. 前記(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物グラフト三元共重合体及び(b)芳香族ビニル化合物−ビニルシアン化合物二元共重合体の芳香族ビニル化合物は、それぞれ、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−エチルスチレン、p−エチルスチレン、ビニルトルエン及びこれらの誘導体からなる群から選択された1種以上であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. 前記(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物グラフト三元共重合体及び(b)芳香族ビニル化合物−ビニルシアン化合物二元共重合体のビニルシアン化合物は、それぞれ、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリル及びこれらの誘導体からなる群から選択された1種以上であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  6. 前記(a)芳香族ビニル化合物−共役ジエン系化合物−ビニルシアン化合物グラフト三元共重合体は、前記ベース樹脂に対して10重量%〜50重量%含まれることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  7. 前記(b)芳香族ビニル化合物−ビニルシアン化合物二元共重合体は、前記ベース樹脂に対して50重量%〜90重量%含まれることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  8. 前記熱可塑性樹脂組成物は、耐化学性が300秒(sec)超であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
    前記耐化学性は、1.7%のストレイン(strain)を有する曲率ジグ(jig)に、長さ200mm、幅12.7mm、厚さ3.2mmの試片を固定し、シンナー(thinner)を200μl塗布した後、前記熱可塑性樹脂組成物によって製造される試験片にクラックが発生する時間(sec、秒)によって測定されるものである
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物を含むことを特徴とする、成形品。
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