JP6443680B2 - インクボトル及びインクタンクとインクボトルとのセット - Google Patents

インクボトル及びインクタンクとインクボトルとのセット Download PDF

Info

Publication number
JP6443680B2
JP6443680B2 JP2015071666A JP2015071666A JP6443680B2 JP 6443680 B2 JP6443680 B2 JP 6443680B2 JP 2015071666 A JP2015071666 A JP 2015071666A JP 2015071666 A JP2015071666 A JP 2015071666A JP 6443680 B2 JP6443680 B2 JP 6443680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink bottle
light
bottle
bottle according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015071666A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016190402A (ja
Inventor
健太 林田
健太 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2015071666A priority Critical patent/JP6443680B2/ja
Priority to CN201620194421.7U priority patent/CN205498350U/zh
Publication of JP2016190402A publication Critical patent/JP2016190402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6443680B2 publication Critical patent/JP6443680B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、インクボトル及びインクタンクとインクボトルとのセットに関する。
インクタンクからチューブを介してインクジェットヘッドにインクを供給するインクジェット記録装置が提案されている(特許文献1)。前記インクタンクは、インク注入口を備える。前記インクジェット記録装置の利用者は、前記インク注入口から前記インクタンクにインクを補充可能である。補充用のインクは、前記インクが収容されたインクボトルとして市販されている。
特開2012−106363号公報
しかしながら、現状の市販のインクボトルは、半透明のプラスチック等により形成されているため、内部に収容された前記インクに光劣化が生じることがある。これを解決する手法として、前記インクボトルを遮光性材料で形成することが考えられるが、これでは、前記インクボトルに収容された前記インクの色を外部から確認できないため、別の色用のインクタンクに誤って前記インクを継ぎ足すおそれがある。
そこで、本発明は、内部に収容されるインクの光劣化を抑制可能で、かつ、前記インクの色を外部から視認可能なインクボトルを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のインクボトルは、
インクジェット記録装置用のインクタンクにインクを供給するためのインクボトルであって、
前記インクボトルは、
前記インクを収容する胴体部と、
前記胴体部に接続され、前記胴体部内に収容された前記インクを外部に導出させる導出部と、
を有し、
前記胴体部は、
底面と、
前記導出部と前記底面とを接続する接続部と、
を有し、
前記底面を介して、外部から前記胴体部内に収容された前記インクの色を視認可能であり、
前記接続部が、遮光されていることを特徴とする。
本発明のインクボトルは、底面を介して、外部から胴体部内に収容されたインクの色を視認可能であり、且つ、導出部と前記底面とを接続する接続部が遮光されていることで、内部に収容されるインクの光劣化を抑制可能である。
図1(A)及び(B)は、本発明のインクボトルの一例の構成を示す正面図及び斜視図である。 図2は、本発明のインクボトルの遮光部分を遮光する手段の一例を説明する図である。 図3は、本発明のインクボトルにおける目盛りの一例を説明する図である。 図4(A)及び(B)は、本発明のインクボトルにおける目盛りの別の例を説明する図である。 図5は、本発明のインクボトルにおける目盛りの更に別の例を説明する図である。 図6は、本発明のインクタンクの一例の構成を示す概略斜視図である。 図7は、図6に示すインクタンクへのインクの供給方法について説明する断面図である。 図8は、インクタンクへのインクの供給方法の別の例について説明する断面図である。 図9は、図6に示すインクタンクが用いられるインクジェット記録装置の一例の構成を示す概略斜視図である。 図10は、図9に示すインクジェット記録装置の内部構造を説明する模式図である。 図11は、本発明のインクボトルの別の例の構成を示す正面図である。 図12(A)〜(C)は、本発明のインクボトルの更に別の例を示す図である。
本発明のインクボトルについて説明する。前述のとおり、本発明のインクボトルは、インクジェット記録装置用のインクタンクにインクを供給するためのインクボトルであって、前記インクボトルは、前記インクを収容する胴体部と、前記胴体部に接続され、前記胴体部内に収容された前記インクを外部に導出させる導出部と、を有し、前記胴体部は、底面と、前記導出部と前記底面とを接続する接続部と、を有し、前記底面を介して、外部から前記胴体部に収容された前記インクの色を視認可能であり、前記接続部が、遮光されていることを特徴とする。本発明のインクボトルによれば、後述のように、台等に接地された接地状態において、前記接続部は遮光されており、さらに、前記底面も遮光されることで、前記胴体部内に収容された前記インクの光劣化を抑制可能であり、且つ、前記インクタンクに前記インクを供給する状態において、前記底面を介して、外部から前記胴体部内に収容された前記インクの色を視認可能である。
図1に、本発明のインクボトルの一例の構成を示す。本例は、前記底面が、接地部を有する接地面であり、接地状態において、前記接地部が台等の他の部材と接触することで、前記底面が遮光されるインクボトルの一例である。図1(A)は、本例のインクボトル10の正面図であり、図1(B)は、本例のインクボトル10の斜視図である。図1(A)に示すように、このインクボトル10は、前記インクを収容する胴体部11と、胴体部11に接続され、胴体部11内に収容された前記インクを外部に導出させる導出部14とを有する。胴体部11は、底面12と、導出部14と底面12とを接続する接続部とを有する。図1に示すインクボトル10では、底面12は、接地部を有する接地面である。前記接地部とは、インクボトル10の販売時及び保存時等に、インクボトル10の接地する部分をいう。
図1に示すインクボトル10では、導出部14と底面12とが対向しているが、本発明のインクボトルは、図11に示すように、導出部14が斜め上方を向いた形状等であってもよい。また、図1に示すインクボトル10では、前記接続部が、底面12に接続された大径部11cと、大径部11cに接続された小径部11dとを有する。大径部11cの形状は、前記インクを収容可能であれば特に限定されず、例えば、図1に示すような円筒状の他、角筒状、楕円筒状等があげられる。導出部14も、前記インクを外部に導出可能であればいかなる形状であってもよく、例えば、大径部11cよりも径の小さい筒状等である。小径部11dは、大径部11cから導出部14に向かってテーパー状である。なお、本例において、大径部11c及び小径部11dにおける径の大小は、両者間の相対的な径の差を表わすものであり、大径部11cの径は、相対的に小径部11dの径よりも大きく、または、小径部11dの径は、相対的に大径部11cの径よりも小さいことを意味する。大径部11cの径とは、例えば、大径部11cの軸方向に対して垂直方向の断面の内部径であり、小径部11dの径とは、例えば、小径部11dの軸方向に対して垂直方向の断面の内部径である。また、大径部11cが角筒状等の非円筒状の場合、大径部11c及び小径部11dの径とは、例えば、それぞれ、前記垂直方向の断面において、中心点を通る両端点の距離ということができる。
図1(B)に示すように、インクボトル10では、底面12が透明である。図1(B)では、底面12全体を透明とした例を示しているが、底面12の一部が透明であってもよい。このように、底面12の一部又は全部を透明とすることで、底面12を介して、外部から胴体部11内に収容された前記インクの色を視認可能である。なお、本発明のインクボトルでは、底面を介して、外部から胴体部内に収容された前記インクの色を視認可能であればよく、底面の一部又は全部を透明とする以外の手段を用いてもよい。図1(B)では、底面12が平面である例を示しているが、底面12は、底面12を下にしてインクボトル10を接地可能であればその形状は特に限定されず、例えば、中央が窪んだ曲面等としてもよい。図1(B)に示すように、底面12が平面であれば、利用者が胴体部11内に収容された前記インクの色及び後述する目盛りを確認しやすい。
図1(A)及び(B)に示すように、インクボトル10では、大径部11c、小径部11d及び導出部14が、遮光されている。インクボトル10にインクを収容した後、インクボトル10の導出部14に遮光されたキャップ部15で蓋をすることで、前記インクの光劣化及びガス劣化を抑制可能である。図1に示すインクボトル10では、導出部14も遮光されているが、本発明のインクボトルは、少なくとも前記接続部(大径部11c及び小径部11d)が遮光されていれば、導出部14が遮光されていないものであってもよい。また、本発明のインクボトルにおいて、キャップ部15は、任意の構成部材であり、有しなくともよいが、有することが好ましい。キャップ部15は、インクボトル10の導出部14を閉塞可能であればいかなるものであってもよく、例えば、タブを引っ張ることで開口する蓋、導出部14を閉塞するようにかぶせるキャップ等があげられる。キャップ部15には、導出部14に形成された雄ネジ又は雌ネジと螺合する雌ネジ又は雄ネジが形成されていてもよい。また、キャップ部15の紛失を防止するために、キャップ部15とインクボトル10とを紐等でつないでおいてもよい。本例のインクボトル10では、接地状態、すなわち、底面12を下にして接地した姿勢において、キャップ部15により蓋がされた状態又はキャップ部15が外された状態において、底面12以外の全ての面が遮光されていることが好ましい。これにより、前記インクの光劣化及びガス劣化をさらに抑制可能である。なお、本発明において「遮光される」とは、胴体部11内に収容された前記インクの光劣化を抑制可能な程度に光が遮断されていればよく、必ずしも光が完全に遮断されることを意味するものではない。
前述の遮光される部分(以下、「遮光部分」と言う。)を遮光する手段は、特に限定されない。前記遮光部分は、例えば、遮光性材料で形成することで遮光にできる。この場合、インクボトル10は、例えば、射出成型等の従来公知の手法により遮光性材料で形成した前記接続部及び導出部14に、透明性材料で形成した底面12を取り付けることで製造できる。また、前記遮光部分は、例えば、図2に示すように、前記接続部及び導出部14の外側表面を遮光性材料11b及び14bで被覆することでも遮光にできる。この場合、インクボトル10は、例えば、射出成型等の従来公知の手法により底面12を形成する透明性材料で一体成型したボトルの前記接続部及び導出部14を、遮光性材料11b及び14bで被覆することで製造できる。なお、図示していないが、前記接続部及び導出部の内側表面を遮光性材料で被覆することでも、前記接続部及び導出部を遮光にできる。これらの場合において、底面12を形成する透明性材料を用いて一体成型したボトルを遮光性材料で被覆するのではなく、前記接続部及び導出部を、底面12とは別の材料を用いて、別個に成型し、それらを遮光性材料で被覆してもよい。前記遮光性材料及び前記透明性材料としては、合成樹脂が好ましく、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ABS樹脂、ポリエチレンナフタレート、非晶性ポリエステル、塩化ビニル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエステル、ポリフェニルエーテル、ポリウレタン等から遮光性のあるもの、透明なもの等を任意に選択できるが、汎用性、加工容易性、価格等の観点から、遮光性材料としては、PP、PEが、透明性材料としては、PETがより好ましい。
インクボトル10には、前記インクタンクにインクを供給する状態において、外部から、前記底面を介して視認可能な箇所に目盛りが付されていることが好ましい。目盛りが付されていることで、前記インクタンクに供給したインクの量を把握可能となり、満杯以上に前記インクタンクにインクを供給してインクを漏洩させることを防止可能である。前記インクタンクにインクを供給する状態については、後述する。
前記目盛りは、例えば、目盛り線をして形成できる。前記目盛り線は、例えば、インクボトル10の大径部11cの内側表面にスリット(溝)として形成できる。また、図3に示すように、インクボトル10の大径部11cを被覆する遮光性材料11bの内側となる面に目盛り線を付すことで目盛り13を形成してもよい。さらに、目盛り13は、例えば、図4(A)及び(B)に示すように、凹部又は凸部として形成してもよく、図5に示すように、インクボトル10内部に配置された網状部材により形成してもよい。これらの場合には、インクタンクに供給されたインクが所定体積になるごとのインクの液面に対応させて、複数の凹部、凸部又は網状部材を形成又は配置することが好ましい。また、前記網状部材は、後述する前記インクタンクにインクを供給する状態において、インクボトル10内のインクの液面と平行となるように配置されていることが好ましい。なお、図5では、実際にはインクボトル10内部の網状部材は視認できないが、透視的に図示したものである。また、図4(A)に示すように、目盛り13を凹部として形成する場合には、当該凹部において泡が生じるのを抑制するために、当該凹部に複数の突起を形成しておくことが好ましい。なお、本発明において、インクボトル10に収容される前記インクは、水性インクであることが好ましいが、例えば、油性インク等の非水性インクであってもよい。また、前記インクは、着色剤を含んでもよいし、含まなくてもよい。前記着色剤を含む場合、前記着色剤は、顔料であってもよいし、染料であってもよい。また、前記着色剤を含まない場合、前記インクは、前記着色剤を凝集させる凝集剤を含む処理液であってもよい。
図12に、本発明のインクボトルの別の例の構成を示す。本例は、さらに、遮光用カバーを有し、前記遮光用カバーは、接地部を有し、前記接続部が、透光性材料で形成されており、前記接続部の外側表面が、前記遮光用カバーで被覆されているインクボトルの一例である。図12(A)〜(C)に示すように、本例のインクボトル10は、透明性材料で一体成型されており、底面12が曲面である略円筒状の胴体部11及び円筒状の導出部14により構成されている。また、遮光用カバーは、インクボトル10の胴体部11と略同じ径を有し、軸方向の長さが胴体部11の軸方向の長さよりも長い有底筒状の胴体部11aと、中央にインクボトル10の導出部14と略同じ径の孔の空いた蓋部11fとを有する。図12(A)及び(B)に示すように、インクボトル10は、遮光用カバーの胴体部11aに挿入され、インクボトル10の胴体部11の外側表面と、遮光用カバーの胴体部11aの内側表面とが接着されている。これにより、インクボトル10は、遮光用カバーの胴体部11aの中で宙に浮いた状態(具体的には、インクボトル10の底面12が台等に接地していない状態)となり、接地状態において、遮光用カバーの底面11eが台等に接地している。この状態で、インクボトル10の導出部14が孔から露出されるように遮光用カバーの蓋部11fが、胴体部11aに接着されている。図12(c)に示すように、遮光用カバーの底面11eは、図1に示すインクボトル10の底面と同様に透明である。図12(C)では、遮光用カバーの底面11e全体を透明とした例を示したが、底面11eの一部が透明であってもよい。このように、遮光用カバーの底面11eの一部又は全部を透明とすることで、遮光用カバーの底面11e及びインクボトル10の底面12を介して、外部からインクボトル10の胴体部11内に収容された前記インクの色を視認可能である。遮光用カバーは、前述の遮光性材料及び透明性材料を用いて形成可能である。遮光用カバーは、底面11eが無くても自立可能な場合には、底面11eの無い無底筒状としてもよい。本例における導出部14及びキャップ部は、図1に示すインクボトル10の場合と同様であるため、説明を省略する。
つぎに、本発明のインクタンクについて説明する。前記インクタンクは、インクジェット記録装置にインクを供給可能であればいかなるものであってもよい。図6に、前記インクタンクの一例の構成を示す。図6に示すとおり、このインクタンク20は、フィルム25が筐体の開口した後部に溶着されることで構成されており、インク室21と、大気連通室22とを含む。インクタンク20は、例えば、外部からインク室21内部のインクを視認可能な透明樹脂等を用いて、射出成型等の従来公知の方法で成型可能である。インク室21及び大気連通室22は、3つの仕切り壁26により、分室21Bk及び22Bk、21M及び22M、21C及び22C、並びに、21Y及び22Yに区分けされている。インク分室21Bk及び大気連通分室22Bkは、隔壁27で隔てられているが、隔壁27には切欠きが設けられており、これにより両者は連通している。インク分室21M及び大気連通分室22M、インク分室21C及び大気連通分室22C、並びに、インク分室21Y及び大気連通分室22Yについても同様である。
インク分室21Bkは、インク注入口23Bkを有する。インク分室21Bkには、インク注入口23Bkからブラックインクを注入可能である。図1には表れていないが、インク分室21M、21C及び21Yも、それぞれ、インク注入口23M、23C及び23Yを有している(図9参照)。インク分室21M、21C及び21Yには、それぞれ、インク注入口23M、23C及び23Yからマゼンタインク、シアンインク及びイエローインクを注入可能である。インク注入口23Bk、23M、23C及び23Yは、使用時(インクジェット記録装置への搭載時)には、キャップ(図示せず)によって閉塞されることが好ましい。インク分室21Bk、21M、21C及び21Yは、それぞれ、その下部においてインク流路の一端に接続されている。各インク流路の他端は、それぞれ、インク導出口24Bk、24M、24C及び24Yに接続しており、インク導出口24Bk、24M、24C及び24Yから、ブラック、マゼンタ、シアン及びイエローインクを、インクタンク20外部へと導出可能である。インク導出口24Bk、24M、24C及び24Yには、それぞれ、インクジェット記録装置のインクジェットヘッド(インク吐出手段)に連結されるインクチューブ(図7参照)が接続されている。図6に示すインクタンク20では、使用頻度の高いブラックインク用のインク分室21Bkを他のインク分室よりも大きくしている。ただし、本発明は、これに限定されない。インクタンク20においては、ブラックインク用のインク分室21Bk以外のインク分室を他のインク分室よりも大きくしてもよいし、4つのインク分室全てを同じ大きさとしてもよい。
大気連通分室22Bk、22M、22C及び22Yには、それぞれ、インクタンク20外部と連通する大気連通口221Bk、221M、221C及び221Yが設けられている。これにより、インク分室21Bk、21M、21C及び21Yの圧力が大気圧に維持される。その結果、インク分室21Bk、21M、21C及び21Yが高圧になることによるインクの過剰供給、及び、インク分室21Bk、21M、21C及び21Yが低圧になることによりインクの逆流等が抑制される。大気連通口221Bk、221M、221C及び221Yには、それぞれ、インク漏れの抑制を目的に、気体を透過し、かつ、液体を透過しない半透膜を貼り付けることが好ましい。図6に示すインクタンク20では、インク分室及び大気連通分室の数を、それぞれ4つとしている。ただし、本発明は、これに限定されない。インクタンク20において、インク分室及び大気連通分室の数は、それぞれいくつであってもよい。
つぎに、図7を用いて、インクタンク20にインクボトル10からインクを供給する状態について説明する。図7は、図6に示すインクタンク20のインク導出口24Bk、24M、24C及び24Yを含む部分での断面図である。図7に示すように、インク注入口23Bkに、ブラックインクを収容するインクボトル10の上部開口を挿入することで、インクタンク20にブラックインクを供給可能である。図示しないが、同様にして、インク注入口23M、23C及び23Yに、マゼンタインク、シアンインク及びイエローインクを収容するインクボトル10の上部開口を挿入することで、インクタンク20にマゼンタインク、シアンインク及びイエローインクを供給可能である。ここで、インクボトル10に目盛り13が目盛り線として付されている場合には、前記目盛り線が、外部から、前記底面を介して視認可能な上側に来るように、インクボトル10に目印をつけておくことが好ましい。なお、図4(A)及び(B)に示すように、インクボトル10に、凹部又は凸部として目盛り13を付しておけば、目印を付さずとも、目盛り13を上側とするように誘導できる。目盛り13は、インクタンク20にインクを供給する状態におけるインクボトル10の角度に応じたものとされていることが好ましい。また、インクボトル10に付された目盛り13は、インクタンク20に付された目盛り203に対応したものであることが好ましい。これにより、利用者は、インクボトル10内部の目盛りを観察し、例えば、1目盛り分のインクが供給されたことを視認してインクボトル10をインクタンク20から取り外してインクの注入を止めれば、インクタンク20の目盛りにして1目盛り分のインクが注入されたことをインクタンク20側の目盛りを観察することで認識可能である。なお、図7には、わかりやすさを考慮して図6では図示を省略したインク導出口24Bk、24M、24C及び24Yに接続された4本のインクチューブ241Bk、241M、241C及び241Yを図示している。
図6及び図7には、インク注入口23Bkに、インクボトル10の導出部14が斜めに挿入されるインクタンク20を示しているが、インクタンク20は、図8に示すように、インクボトル10の導出部14が垂直にインク注入口23Bkに挿入される形状であってもよい。
図9に、図6に示すインクタンク20が用いられるインクジェット記録装置の一例の構成を示す。図9に示すように、このインクジェット記録装置100は、略直方体状の筐体101を有している。筐体101には、給紙トレイ102、排紙トレイ103及び操作パネル104が配置されている。操作パネル104には、入力ボタン104A及び液晶ディスプレイ104Bが設けられている。また、筐体101には、開口105が設けられており、図6に示すインクタンク20が、開口105を通じてインクジェット記録装置100の内部に収容されている。前述のとおり、インクタンク20のインク注入口23Bk、23M、23C及び23Yは、インクジェット記録装置100内部に収容されるときには、キャップ(図示せず)で蓋をされていることが好ましい。筐体101には、開口105を塞ぐ箱形状のカバー106が設けられている。
つぎに、図10を用いて、図9に示すインクジェット記録装置100の内部構造について説明する。図10に示すように、インクジェット記録装置100は、その内部に、インクタンク20、給紙トレイ102、給紙機構102A〜102C、搬送機構107A及び107B、記録機構108A及び108B、プラテン109、並びに、排紙機構110A及び110Bを備えている。給紙トレイ102は、積層された複数の記録媒体(例えば、記録用紙)Pを支持可能である。
前記給紙機構は、給紙ローラ102A、給紙アーム102B及び軸102Cを備えている。給紙ローラ102Aは、給紙アーム102Bの先端側に回転可能に支持されている。給紙アーム102Bは、筐体101に支持された軸102Cに回動可能に支持されている。給紙アーム102Bは、自重又はバネ等による弾性力によって給紙トレイ102側へ回動付勢されている。搬送モータ(図示せず)の駆動により回転した給紙ローラ102Aは、記録用紙Pを搬送方向Xに搬送する。
インクジェット記録装置100内部には、所定間隔で対向する外側ガイド部材111A及び内側ガイド部材111Bによって、搬送経路111が形成されている。給紙ローラ102Aによって搬送された記録用紙Pは、搬送経路111により、搬送機構107A及び107Bへと搬送される。
前記搬送機構は、互いに対向する搬送ローラ107A及びピンチローラ107Bを有する。搬送ローラ107Aは、搬送モータ(図示せず)の駆動によって回転する。ピンチローラ107Bは、搬送ローラ107Aの回転に伴って回転する。前記搬送機構へと搬送された記録用紙Pは、回転する搬送ローラ107A及びピンチローラ107Bに挟持されて記録機構108A及び108Bへと搬送される。
前記記録機構は、キャリッジ108Aと、インクジェットヘッド(インク吐出手段)108Bとを備えている。キャリッジ108Aは、記録用紙Pの搬送方向と垂直方向に延設された2本のガイドレール(図示せず)に支持されている。前記2本のガイドレールは、筐体101に支持されている。キャリッジ108Aは、前記2本のガイドレールに設けられた公知のベルト機構(図示せず)に連結されている。このベルト機構は、キャリッジモータ(図示せず)によって駆動される。前記ベルト機構に連結されたキャリッジ108Aは、前記キャリッジモータの駆動によって、記録用紙Pの搬送方向と垂直方向に往復移動する。
また、キャリッジ108Aからは、インクタンク20及びインクジェットヘッド108Bを接続する4本のインクチューブ(図7参照)と、制御基板(図示せず)及びインクジェットヘッド108Bを電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル(図示せず)とが延出されている。前記4本のインクチューブは、インクタンク20のインク導出口24Bk、24M、24C及び24Yに接続され、インクタンク20に収容されたブラック、マゼンタ、シアン及びイエローインクをインクジェットヘッド108Bに供給する。前記フレキシブルフラットケーブルは、前記制御基板から出力される制御信号をインクジェットヘッド108Bに伝達する。
インクジェットヘッド108Bは、図10に示すように、キャリッジ108Aに搭載されている。インクジェットヘッド108Bの下面には、複数のノズル108Cが形成されている。複数のノズル108Cの先端は、キャリッジ108A及びインクジェットヘッド108Bの下面から露出されている。インクジェットヘッド108Bは、インクタンク20から前記インクチューブを介してインクジェットヘッド108Bに供給されたインクを吐出する力を付与するためのアクチュエータ(図示せず)を有している。前記アクチュエータは、圧電素子方式、サーマルインク方式、静電吸引方式等、いかなる方式であってもよい。キャリッジ108Aが記録用紙Pの搬送方向と垂直方向に往復移動する過程において、インクジェットヘッド108Bは、複数のノズル108Cからインクを微小なインク滴として吐出する。これにより、記録用紙Pに画像が記録される。プラテン109は、前記記録機構と対向するように配置されており、前記搬送機構から搬送された記録用紙Pを支持する。
前記排紙機構は、互いに対向する排紙ローラ110B及び拍車110Aを有する。排紙ローラ110Bは、搬送モータ(図示せず)によって駆動される。拍車110Aは、排紙ローラ110Bの回転に伴って回転する。記録後の記録用紙Pは、回転する排紙ローラ110B及び拍車110Aに挟持されて、排紙トレイ103へと搬送される。
以上のように、本発明のインクボトルは、内部に収容されるインクの光劣化を抑制可能で、かつ、外部から前記インクの色を視認可能なものである。本発明のインクボトルの用途は、特に限定されず、各種のインクジェット記録装置に広く適用可能である。
10 インクボトル
11 インクボトルの胴体部
11a 遮光用カバーの胴体部
11b、14b 遮光性材料
11c 大径部
11d 小径部
11e 遮光用カバーの底面
11f 遮光用カバーの蓋部
12 インクボトルの底面
13 目盛り
14 導出部
20 インクタンク
21(21Bk、21M、21C、21Y) インク室(インク分室)
22(22Bk、22M、22C、22Y) 大気連通室(大気連通分室)
23(23Bk、23M、23C、23Y) インク注入口
24(24Bk、24M、24C、24Y) インク導出口
25 フィルム
26 仕切り壁
27 隔壁
100 インクジェット記録装置
221Bk、221M、221C、221Y 大気連通口

Claims (17)

  1. インクジェット記録装置用のインクタンクにインクを供給するためのインクボトルであって、
    前記インクボトルは、
    前記インクを収容する胴体部と、
    前記胴体部に接続され、前記胴体部内に収容された前記インクを外部に導出させる導出部と、
    を有し、
    前記胴体部は、
    底面と、
    前記導出部と前記底面とを接続する接続部と、
    を有し、
    前記底面を介して、外部から前記胴体部内に収容された前記インクの色を視認可能であり、
    前記接続部が、遮光されており、
    さらに、遮光用カバーを有し、
    前記遮光用カバーは、接地部を有し、
    前記接続部が、透明性材料で形成されており、
    前記接続部の外側表面が、前記遮光用カバーで被覆されていることを特徴とするインクボトル。
  2. インクジェット記録装置用のインクタンクにインクを供給するためのインクボトルであって、
    前記インクボトルは、
    前記インクを収容する胴体部と、
    前記胴体部に接続され、前記胴体部内に収容された前記インクを外部に導出させる導出部と、
    を有し、
    前記胴体部は、
    底面と、
    前記導出部と前記底面とを接続する接続部と、
    を有し、
    前記底面を介して、外部から前記胴体部内に収容された前記インクの色を視認可能であり、
    前記接続部が、遮光されており、
    前記インクタンクにインクを供給する状態において、
    外部から、前記底面を介して視認可能な箇所に、目盛りが付されていることを特徴とするインクボトル。
  3. 前記底面が、接地部を有する接地面であり、前記底面の一部又は全部が、透明である、請求項記載のインクボトル。
  4. 前記目盛りが、前記インクタンクにインクを供給する状態における前記インクボトルの角度に応じたものとされている、請求項2又は3記載のインクボトル。
  5. 前記目盛りが、目盛り線として形成されている、請求項2〜4のいずれか一項に記載のインクボトル。
  6. 前記目盛りが、凹部又は凸部として形成されている、請求項2〜4のいずれか一項に記載のインクボトル。
  7. 前記目盛りが、前記インクボトル内部に配置された網状部材により形成されている、請求項2〜4のいずれか一項に記載のインクボトル。
  8. 前記網状部材が、前記インクタンクにインクを供給する状態において、前記インクボトル内のインクの液面と平行となるように配置されている、請求項記載のインクボトル。
  9. 前記目盛りが、前記インクタンクに付された目盛りと対応したものである、請求項2〜8のいずれか一項に記載のインクボトル。
  10. 前記接続部が、遮光性材料で形成されている、請求項2〜9のいずれか一項に記載のインクボトル。
  11. 前記接続部が、遮光性材料で被覆されている、請求項2〜9のいずれか一項に記載のインクボトル。
  12. 前記底面が、平面である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のインクボトル。
  13. 前記胴体部は、
    前記底面と、
    前記底面に接続された大径部と、
    前記大径部と接続された小径部と、
    を有し、
    前記小径部は、前記大径部から前記導出部に向かってテーパー状であり、
    前記大径部及び前記小径部が、遮光されている、請求項1〜12のいずれか一項に記載のインクボトル。
  14. さらに、前記導出部が、遮光されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載のインクボトル。
  15. さらに、前記導出部に着脱可能なキャップ部を有する、請求項1〜14のいずれか一項に記載のインクボトル。
  16. さらに、前記キャップ部が、遮光されている、請求項15記載のインクボトル。
  17. インクジェット記録装置用のインクタンクと、
    前記インクタンクにインクを供給するインクボトルとのセットであって、
    前記インクボトルが、請求項1〜16のいずれか一項に記載のインクボトルであることを特徴とするセット。
JP2015071666A 2015-03-31 2015-03-31 インクボトル及びインクタンクとインクボトルとのセット Active JP6443680B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015071666A JP6443680B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 インクボトル及びインクタンクとインクボトルとのセット
CN201620194421.7U CN205498350U (zh) 2015-03-31 2016-03-14 墨水瓶以及墨水箱与墨水瓶的套件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015071666A JP6443680B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 インクボトル及びインクタンクとインクボトルとのセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016190402A JP2016190402A (ja) 2016-11-10
JP6443680B2 true JP6443680B2 (ja) 2018-12-26

Family

ID=56728344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015071666A Active JP6443680B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 インクボトル及びインクタンクとインクボトルとのセット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6443680B2 (ja)
CN (1) CN205498350U (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN207291315U (zh) 2016-06-10 2018-05-01 精工爱普生株式会社 墨水补充容器和墨水补充系统
CN111775566B (zh) 2016-06-10 2022-05-13 精工爱普生株式会社 墨水补充容器和墨水补充系统
US10350901B2 (en) 2016-06-10 2019-07-16 Seiko Epson Corporation Ink bottle
CN107487083B (zh) 2016-06-10 2020-09-22 精工爱普生株式会社 墨水补充容器
EP3663092B1 (en) 2016-06-10 2022-08-24 Seiko Epson Corporation Use of an ink refill container
CN107487084B (zh) 2016-06-10 2020-08-14 精工爱普生株式会社 墨水补充容器
JP7030409B2 (ja) * 2016-11-14 2022-03-07 キヤノン株式会社 インクタンク、インクボトルおよびインクジェット記録装置
JP6907559B2 (ja) 2017-01-26 2021-07-21 セイコーエプソン株式会社 インクボトル
JP6950199B2 (ja) 2017-02-28 2021-10-13 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
JP6950329B2 (ja) 2017-07-28 2021-10-13 ブラザー工業株式会社 インクジェットプリンタ
JP7247606B2 (ja) * 2019-01-30 2023-03-29 セイコーエプソン株式会社 インク補給容器
WO2021131471A1 (ja) 2019-12-26 2021-07-01 ローランドディー.ジー.株式会社 インクジェットプリンタ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09109407A (ja) * 1995-10-18 1997-04-28 Kao Corp インク補充装置
US5903293A (en) * 1996-05-20 1999-05-11 Graphic Controls Corporation Ink-jet bottle and valve system
JP3587626B2 (ja) * 1996-08-23 2004-11-10 ゼネラル株式会社 液体封入具及びこれを含む液体再充填装置
JP3513377B2 (ja) * 1996-12-05 2004-03-31 キヤノン株式会社 液体収容容器への液体充填方法、該充填方法を実施するための充填ユニットと該充填方法により製造された液体収容容器、及び液体吐出記録装置
JP4674739B2 (ja) * 2001-06-06 2011-04-20 ポーラ化成工業株式会社 液体噴出容器
EP2496491B1 (en) * 2009-11-05 2017-05-31 The Procter and Gamble Company Packaged product for protecting light-sensitive liquid composition
JP5716567B2 (ja) * 2011-06-23 2015-05-13 セイコーエプソン株式会社 プログラム、および制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN205498350U (zh) 2016-08-24
JP2016190402A (ja) 2016-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6443680B2 (ja) インクボトル及びインクタンクとインクボトルとのセット
US11235580B2 (en) Liquid storing tank having a first chamber and a second chamber below the first chamber
TWM494702U (zh) 液體噴射裝置
JP6780237B2 (ja) 液体収容体
US10766264B2 (en) Tank arrangeable in liquid consuming apparatus
JP6834483B2 (ja) 液体消費装置
JP2018122515A (ja) 画像記録装置
JP2018122513A (ja) 画像記録装置
JP7047540B2 (ja) システム
JP6358106B2 (ja) 液体消費装置
US20180281431A1 (en) Liquid Consumption Device
JP6969196B2 (ja) 液体消費装置
CN107031193B (zh) 液体收容体以及液体喷射装置
JP7077612B2 (ja) 液体排出装置
JP2016087850A (ja) 液体消費装置
JP6682846B2 (ja) 記録装置
JP6347202B2 (ja) 液体消費装置
JP7013856B2 (ja) 液体排出装置
US11123992B2 (en) System including first and second tanks with respective first and second reservoirs
JP7031372B2 (ja) 液体消費装置
JP7013946B2 (ja) 液体消費装置
US20180281442A1 (en) Tank and liquid consuming apparatus
JP2016087846A (ja) タンク、及びタンクとボトルのセット
JP2020049859A (ja) 液体消費装置
JP2019025805A (ja) 画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6443680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150