JP2016087850A - 液体消費装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンクの各注入口へのキャップの誤装着をユーザが容易に認識する手段を提供する。
【解決手段】複合機10は、インクが貯留される複数のインク室111、各インク室111にインクをそれぞれ注入するための複数の注入口112、及び各インク室111からインクをそれぞれ流出させる複数のインク流出路117B、117M、117C、117Yが形成されたインクタンク100と、弾性変形して各注入口112とそれぞれ嵌合して各注入口112を塞ぐ複数のキャップ113と、各キャップ113が各注入口112に対応する位置に各々配置された状態で、各キャップ113を連結する連結部材91とを具備している。連結部材91は、キャップ113より弾性変形し難い剛性のものであって、各キャップ113が各注入口112に対応する位置に合わせて移動可能に、各キャップ113と緩く嵌合されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、キャップにより注入口が塞がれるタンクを有する液体消費装置に関する。
従来より、インクを補充可能な大容量のタンクと、当該タンクから供給されたインクをノズルから吐出して記録用紙に画像を記録する記録ヘッドとを有するプリンタ(液体消費装置の一例)が知られている(例えば、特許文献1参照)。タンクはキャップによって注入口が開閉可能であり、キャップを取り除いた状態で注入口からタンク内へインクが補充可能である。
特開2013−226728号公報
ユーザがタンクへインクを補充するときに、注入口から取り外したキャップを机などの載置面に置くと、キャップが転げたり落下したりなどして、キャップが紛失されるおそれがある。このような問題に対して、2つのキャップを連結することにより、単独のキャップより紛失の可能性が低減されると考えられる。しかしながら、例えば、タンクが、色の異なる複数のインク貯留室を有しており、各注入口をそれぞれ塞ぐ2つのキャップを連結させると、ユーザが、これらキャップの位置を取り違えて、本来は対応しない注入口、すなわち別の色のインクを貯留する液体貯留室の注入口にキャップを取り付ける誤装着が生じるおそれがある。キャップが誤装着された結果、キャップに付着したインクが液体貯留室の異なる色のインクへ混入し、液体貯留室においてインクの混色が生じ得る。
他方、キャップは、注入口へ嵌合する作業を容易にすることや注入口の密閉性を考慮すると、ゴムやエラストマーのように弾性変形可能な素材から成型されることが望ましい。これらの素材は、成型体の寸法精度を高めることが難しため、複数の注入口のピッチに正確に対応させることができない。そのため、各キャップを連結する部材は、各キャップが各注入口に取り付けられた状態において、キャップ間のピッチが変化する程度に弾性変形可能であることが望ましい。しかし、キャップを連結する部材が弾性変形してキャップ間のピッチが変化すると、前述されたように対応しない注入口へもキャップが容易に取り付けられるので、キャップの誤装着が生じやすい。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のキャップを連結させた状態で、タンクの各注入口に各キャップを容易に取り付けることができる手段を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複数のキャップを連結させた状態で、タンクの各注入口へのキャップの誤装着を抑制する手段を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、タンクの各注入口へのキャップの誤装着をユーザが容易に認識する手段を提供することにある。
本発明に係る液体消費装置は、液体が貯留される複数の液体貯留室、上記各液体貯留室に液体をそれぞれ注入するための複数の注入口、及び上記各液体貯留室から液体をそれぞれ流出させる複数の液体流出路が形成されたタンクと、弾性変形して上記各注入口とそれぞれ嵌合して上記各注入口を塞ぐ複数のキャップと、上記各キャップが上記各注入口に対応する位置に各々配置された状態で、上記各キャップを連結する連結部材と、を具備する。上記連結部材は、上記キャップより弾性変形し難い剛性のものであって、上記各キャップが上記各注入口に対応する位置に合わせて移動可能に、上記各キャップと緩く嵌合されている。
各キャップが剛性の高い連結部材により連結されているので、各キャップ間のピッチが変化しない。また、連結部材に嵌合された各キャップは、各注入口に合わせて移動可能である。これにより、連結部材に嵌合された各キャップが各注入口へ容易に取り付けられる。
好ましくは、上記複数のキャップは、少なくとも第1キャップ、第2キャップ、及び第3キャップを含むものであり、上記連結部材は、上記第1キャップ、上記第2キャップ、及び上記第3キャップの順序で直線的に配列させて、上記第1キャップ、上記第2キャップ、及び上記第3キャップを連結するものであり、上記第1キャップと上記第2キャップとが離間する第1ピッチと、上記第2キャップと上記第3キャップとが離間する第2ピッチと、が異なる。
剛性の高い連結部材により、第1ピッチ及び第2ピッチが変動し難いので、第1キャップ、第2キャップ、及び第3キャップの誤装着が抑制される。
好ましくは、上記複数の液体貯留室は、黒色を含む互いに異なる4色の液体がそれぞれ貯留されるものであり、上記複数のキャップは、上記複数の液体貯留室に対応した4つであり、上記連結部材は、4つの上記キャップを直線的に配列させて連結するものであって、黒色に対応するキャップが当該キャップと隣り合うキャップと離間するピッチが、黒色以外の一のキャップが隣り合う黒色以外の他のキャップと離間するピッチより広い。
剛性の高い連結部材により、黒色に対応するキャップと隣り合う他のキャップとのピッチが変動し難いので、黒色に対応するキャップが、他の色の液体を貯留する液体貯留室の注入口に誤装着されることが抑制される。
好ましくは、本液体消費装置は、上記キャップへのアクセスを不能とする閉位置、及び上記キャップへのアクセスを可能とする開位置との間で上記タンクに対して移動可能なカバーを更に具備しており、上記カバーは、複数の上記キャップの一部のみが上記注入口に嵌合された不適合状態の上記連結部材により、上記開位置から上記閉位置への移動が阻害される。
カバーが開位置にされることにより、キャップへアクセスできる。タンクの注入口からキャップを取り外すことにより、タンク内へ液体を補充することができる。ユーザが連結部材を不適合状態としたままで、開位置から閉位置へ向けてカバーを移動させると、不適合状態の連結部材がカバーの移動を阻害する。これにより、ユーザは、キャップが誤装着されていることを認識できる。
本発明によれば、複数のキャップが剛性の高い連結部材に連結させているので、複数のキャップを連結させた状態で、タンクの各注入口に容易に各キャップを取り付けることができる。
また、本発明によれば、剛性の高い連結部材に連結された各キャップ間のピッチが変動し難いので、タンクの各注入口へのキャップの誤装着が抑制される。
また、本発明によれば、連結部材が不適合状態であればカバーが閉位置とならないので、キャップの誤装着をユーザが認識しやすい。
図1は、複合機10の外観斜視図であって、(A)はカバー70が閉位置である状態、(B)はカバー70が開位置である状態を示す。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、キャリッジ23及びインクタンク100の配置を示す平面図である。 図4は、インクタンク100の前方斜視図である。 図5は、インクタンク100の後方斜視図である。 図6は、図4のVI−VIにおける断面斜視図である。 図7は、インクタンク100の断面図である。 図8は、図7のVIII−VIIIにおける断面図である。 図9(A)は、キャップ113、連結部材91、及び封止部材95の外観斜視図であり、図9(B)は、図9(A)からキャップ113を分解させた分解斜視図である。 図10は、キャップ113、連結部材91、及び封止部材95の分解斜視図である。 図11(A)は、図9(B)のXIA−XIAにおける断面図であり、図11(B)は、図9(A)のXIB−XIBにおける断面図であり、図11(C)は、図9(A)のXIC−XICにおける断面図である。 図12は、カバー70が開位置であり且つキャップ113が外された状態の複合機10の外観斜視図である。 図13は、インクタンク100の注入口112にキャップ113が取り付けられており、カバー70が閉位置の複合機10の拡大断面図である。 図14は、インクタンク100の注入口112にキャップ113が取り付けられており、カバー70が開位置の複合機10の拡大断面図である。 図15は、連結部材91が不適合状態であり且つカバー70が開位置の複合機10の外観斜視図である。 図16(A)は、複合機10の変形例を示す外観斜視図であり、図16(B)は、インクタンク100が収容された状態のB−B断面図であり、図16(C)は、インクタンク100が引き出された状態のB−B断面図であり、図16(D)は、連結部材91が不適合状態であることにより、カバー70の閉位置への移動が阻害された状態のB−B断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。換言すれば、向きは方向の一成分である。さらに、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態であって、「使用状態」と表記することがある。)若しくは姿勢(図1の姿勢であって、「使用姿勢」と表記することがある。)を基準として上下方向7が定義され、複合機10の開口13が設けられている側を手前側(前面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(前面)から見て左右方向9が定義される。上向き及び下向きは、各々が上下方向7の一成分であって、互いに逆向きである。左向き及び右向きは、各々が左右方向9の一成分であって、互いに逆向きである。前向き及び後ろ向きは、各々が前後方向8の一成分であって、互いに逆向きである。また、本実施形態では、上下方向7が鉛直方向に相当し、前後方向8及び左右方向9が水平方向に相当する。
[複合機10の全体構成]
複合機10は、図1に示されるように、概ね直方体に形成されている。複合機10は、下部にインクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を有している。プリンタ部11は、図2に示されるように、給送部15と、給送トレイ20と、排出トレイ21と、搬送ローラ部54と、記録部24と、排出ローラ部55と、プラテン42と、インクタンク100(タンクの一例)とを備えている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、液体消費装置の一例である。
プリンタ部11の筐体14の前壁14Aにおける開口13の上方には、操作パネル17が設けられている。操作パネル17は、その表面に入力ボタン17A及び液晶ディスプレイ17Bが設けられている。操作パネル17は、左右方向9に横長に構成されており、その表面が斜め上方を向いている。操作パネル17は後述されるインクタンク100よりも上方に配置されている。
[給送トレイ20、排出トレイ21]
給送トレイ20は、図1に示されるように、複合機10の前面で且つ左右方向9の中央部に形成された開口13を通じて前後方向8にユーザによって複合機10に対して挿抜される。給送トレイ20は、積層された複数の用紙12を支持可能である。排出トレイ21は、給送トレイ20の上方に配置されており、給送トレイ20と共に挿抜される。排出トレイ21は、排出ローラ部55によって記録部24とプラテン42との間から排出された用紙12を支持する。
[給送部15]
給送部15は、給送トレイ20に支持された用紙12を搬送経路65へ給送する。給送部15は、図2に示されるように、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端側に回転可能に支持されている。給送ローラ25は、搬送モータ(不図示)の逆転によって、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転する。以下、給送ローラ25、搬送ローラ60、及び排出ローラ62が、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転することを、「正回転」と表記する。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20側へ回動付勢されている。
[搬送経路65]
搬送経路65は、図2に示されるように、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。搬送経路65は、給送トレイ20の後端部からプリンタ部11の後方側に延びる経路である。搬送経路65は、プリンタ部11の後方側において下方から上方に延びつつUターンし、記録部24とプラテン42との間の空間を経て排出トレイ21に至る経路である。搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間における搬送経路65は、図2及び図3に示されるように、左右方向9における複合機10の概ね中央部に設けられており、且つ前後方向8に延びている。なお、搬送経路65内における用紙12の搬送向き16は、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
[搬送ローラ部54]
搬送ローラ部54は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の上流側に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を有する。搬送ローラ60は、搬送モータによって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータの正転によって正回転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて搬送向き16に搬送される。
[排出ローラ部55]
排出ローラ部55は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の下流側に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を有する。排出ローラ62は、搬送モータによって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータの正転によって正回転する排出ローラ62及び拍車63に挟持されて搬送向き16に搬送される。
[記録部24]
記録部24は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。記録部24は、搬送経路65を挟んでプラテン42と上下方向7に対向配置されている。記録部24は、搬送経路65より上下方向7の上方で、且つ搬送経路65に対面して配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39とを備えている。
キャリッジ23は、図3に示されるように、前後方向8に離間する位置において各々が左右方向9に延設されたガイドレール43、44に支持されている。ガイドレール43、44は、プリンタ部11のフレームに支持されている。キャリッジ23は、ガイドレール44に設けられた公知のベルト機構に連結されている。ベルト機構は、キャリッジモータ(不図示)によって駆動される。ベルト機構に連結されたキャリッジ23は、キャリッジモータの駆動によって左右方向9に往復移動する。キャリッジ23の移動範囲は、図3の一点鎖線で示されるように、搬送経路65より左右方向9の右方及び左方にまで及ぶ。
キャリッジ23からは、インクタンク100及び記録ヘッド39を接続するインクチューブ32と、制御部(不図示)が実装された制御基板及び記録ヘッド39を電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル33とが延出されている。インクチューブ32は、インクタンク100に貯留されたインクを記録ヘッド39に供給する。より詳細には、各色(ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー)のインクが流通する4本のインクチューブ32B、32M、32C、32Y(これらを総称して、「インクチューブ32」と表記することがある。)がインクタンク100から延出され、これらが束ねられた状態でキャリッジ23に接続されている。フレキシブルフラットケーブル33は、制御部から出力される制御信号を記録ヘッド39に伝達する。
記録ヘッド39は、図2に示されるように、キャリッジ23に搭載されている。記録ヘッド39の下面には、複数のノズル40が形成されている。複数のノズル40の先端は、記録ヘッド39及び記録ヘッド39を搭載するキャリッジ23の下面から露出されている。以下、ノズル40の先端が露出された面を「ノズル面」と表記することがある。記録ヘッド39は、ノズル40からインクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ23が移動する過程において、プラテン42に支持されている用紙12に向けて記録ヘッド39がインク滴を吐出する。これにより、用紙12に画像が記録される。
[プラテン42]
プラテン42は、図2及び図3に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、上下方向7において記録部24に対向するようにして配置されており、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下側から支持する。
[インクタンク100]
インクタンク100は、図1に示されるように、筐体14の内部に収容されている。インクタンク100は、複合機10から容易に取り外すことができないように、複合機10に固定されている。
インクタンク100の前面は、筐体14の前壁14Aに形成された開口22を通じて、複合機10の外部に露出される。開口22は、左右方向9において、開口13と隣接している。筐体14には、開口22を覆う閉位置(図1(A)参照)と、開口22を露出させる開位置(図1(B)参照)との間を回動可能なカバー70が設けられている。カバー70は、上下方向7の下端側において左右方向9に延びる回動軸70A周りに回動可能に、筐体14によって支持されている。回動軸70Aは、カバー70が開口22を閉じているときに(図1(A)に示されている状態)、カバー70の上端71よりも下端72に近い位置に設けられている(図13参照)。
インクタンク100は、図4及び図5に示されるように、概ね直方体の外形を呈する。インクタンク100は、前壁101と、右壁102と、左壁103と、上壁104と、下壁105とを有する。各壁101〜105は、後述するインク室111内のインクがインクタンク100の外部から視認可能な程度の透光性を有している。前壁101は、下壁105から概ね上下方向7に延びる立壁101Aと、立壁101Aの上端に接続され且つ上下方向7及び前後方向8に対して傾斜された傾斜壁101Bとで構成されている。また、インク室111の底面を構成する下壁105の上面は、右方に下り傾斜している。一方、インクタンク100の後面は開放されている。右壁102、左壁103、上壁104、下壁105の後端面にフィルム106が溶着されることによって、インクタンク100の後面が封止される。フィルム106は、インクタンク100の後壁を構成する。
[インク室111]
インクタンク100の内部には、図5に示されるように、内部空間を区画する複数の隔壁107、108、109が設けられている。隔壁107、108、109は、各々が上下方向7及び前後方向8に延設されており、前壁101、上壁104、下壁105、及びフィルム106に接続されている。また、隔壁107〜109は、左右方向9に離間して設けられている。その結果、インクタンク100の内部空間は、左右方向9に隣接する4つのインク室111B、111M、111C、111Yに区画される。インク室111は、ノズル40から吐出されるインクを貯留する液体貯留室の一例である。
インク室111Bは、前壁101、右壁102、上壁104、下壁105、フィルム106、及び隔壁107によって画定される空間である。インク室111Mは、前壁101、上壁104、下壁105、フィルム106、及び隔壁107、108によって画定される空間である。インク室111Cは、前壁101、上壁104、下壁105、フィルム106、及び隔壁108、109によって画定される空間である。インク室111Yは、前壁101、左壁103、上壁104、下壁105、フィルム106、及び隔壁109によって画定される空間である。
以下、インク室111B、111M、111C、111Yを総称して、「インク室111」と表記することがある。また、各インク室111に対応して4つ設けられた構成要素には、末尾のアルファベット(B、M、C、Y)のみが異なる参照番号を付し、これらを総称する場合に当該アルファベットを省略して表記することがある。
各インク室111には、黒色を含む互いに異なる4色のインクがそれぞれ貯留される。具体的には、インク室111Bにはブラックインクが貯留され、インク室111Cにはシアンインクが貯留され、インク室111Mにはマゼンタインクが貯留され、インク室111Yにはイエローインクが貯留される。各色インクは、液体の一例である。但し、インク室111の数及びインクの色は上記の例に限定されない。インク室111は、左右方向9に沿って配置されている。また、4つのインク室111B、111M、111C、111Yの中で、インク室111Bが最も右側に配置され、インク室111Yが最も左側に配置されている。さらに、インク室111Bは、他のインク室111M、111C、111Yより容積が大きい。
[注入口112]
インクタンク100の傾斜壁101Bには、各インク室111にインクを注入するための注入口112B、112M、112C、112Yが左右方向9に一列に並んで設けられている。図12に示されるように、注入口112Bが注入口112Bと隣り合う注入口112Mと離間するピッチは、注入口112M,112C間のピッチ、及び注入口112C,112Y間のピッチより広い。
注入口112は、傾斜壁101Bを厚み方向に貫通して、対応するインク室111をインクタンク100の外部に連通させる。傾斜壁101Bは、その内面がインク室111に面し、外面がインクタンク100の外部に面している。したがって、注入口112は、インク室111とインクタンク100の外部とを直接連通させる。注入口112とインク室111との間には、注入口よりも断面積が小さく、且つ屈曲しているような流路は存在しない。
傾斜壁101B及び傾斜壁101Bに設けられた注入口112に取り付けられたキャップ113は、図1(B)に示されるように、カバー70を開位置に位置させることによって、開口22を通じて複合機10の外部に露出される。本実施形態において、注入口112を通じてインク室111にインクが注入される際のインクタンク100の姿勢(注入姿勢)は、複合機10が使用姿勢にあるときのインクタンク100の姿勢と一致する。複合機10が使用姿勢にあるときに、注入口112を通じてインク室111にインクが注入される。
注入口112は、インクタンク100の傾斜壁101Bに形成されているので、筐体14の外側且つ斜め上方を向いている。換言すると、注入口112を含む仮想平面は傾斜壁101Bに沿っており、上下方向7及び前後方向8に対して傾斜しており、且つ、仮想平面に直交して注入口112からインクタンク100の外方へ向く向きは斜め上方である。
インクタンク100の各注入口112には、各注入口112を閉塞させるためのキャップ体が設けられている。キャップ体は、注入口112に対して着脱可能なキャップ113B、113M、113C、113Yと、各キャップ113が各注入口112に対応する位置に配置された状態で各キャップ113を連結する連結部材91とを有する。図13及び図14に示されるように、注入口112に取り付けられたキャップ113は、注入口112の周縁に密着して注入口112を閉塞させる。一方、図12に示されるように、注入口112から取り外されたキャップ113は、注入口112を開放する。キャップ113は、カバー70を開位置に位置させた状態で、注入口112に対して着脱される。キャップ113を注入口112から取り外すことによって、インク室111にインクが注入可能となる。
[インク流出路及び大気連通孔]
図4及び図5に示されるように、インク室111B〜111Yのそれぞれには、インク流出路117B、117M、117C、117Y(液体流出路の一例)が接続されている。インク流出路117B、117M、117C、117Yは、対応するインク室111に貯留されたインクをインクタンク100の外部に流出させる流路である。インク流出路117B、117M、117C、117Yは、インクタンク100に形成されている。インク流出路117B、117M、117C、117Yの一端は対応するインク室111に接続されており、インク流出路117B、117M、117C、117Yの他端に対応するインクチューブ32が接続される。これにより、インク室111に貯留されたインクは、対応するインク流出路117B、117M、117C、117Y及びインクチューブ32を経由して記録ヘッド39に供給される。
また、インク室111B〜111Yそれぞれには、大気連通孔132B、132M、132C、132Yが設けられている。大気連通孔132B、132M、132C、132Yは、対応するインク室111を大気に連通させる。これにより、各インク室111の内部圧力が大気圧に維持される。その結果、インク室111の内部圧力の上昇によるインクの過剰供給、或いはインク室111の内部圧力の減少によるインクの逆流等が抑制される。大気連通孔132B、132M、132C、132Yには、インク漏れを抑制するための半透膜133B、133M、133C、133Yが貼付される。
[隔壁135]
インク室111の内部には、図6に示されるように、前後方向8及び左右方向9に広がる隔壁135B、135M、135C、135Yが設けられている。本実施形態の隔壁135は、概ね水平方向に延設されているが、隔壁135の向きはこれに限定されない。例えば、隔壁135は、前後方向8の後ろ向きに下り傾斜していてもよい。
隔壁135Bは、立壁101A、右壁102、フィルム106、及び隔壁107に接続されている。隔壁135Mは、立壁101A、フィルム106、及び隔壁107、108に接続されている。隔壁135Cは、立壁101A、フィルム106、及び隔壁108、109に接続されている。隔壁135Yは、立壁101A、左壁103、フィルム106、及び隔壁109に接続されている。隔壁135は、インク室111の内部において注入口112より下方に設けられている。隔壁135は、対応するインク室111の一部を上下方向7に隔てている。隔壁135は、上壁104及び下壁105から離間しており、隔壁135の上下方向7の上方及び下方には空間が存在する。隔壁135B、135M、135C、135Yの形状は概ね共通するので、以下、図7及び図8を参照して、隔壁135Mについて詳しく説明する。
隔壁135Mは、図7に示されるように、交差領域に少なくとも設けられている。一例として、交差領域とは、注入口112Mを通り且つ傾斜壁101Bに直交する仮想線(図7の破線)と交差する領域と定義できる。他の例として、交差領域とは、注入口112Mを通り且つ注入口112Mの貫通方向に延びる仮想線と交差する領域と定義できる。さらに他の例として、交差領域とは、注入口112Mを通じてインク室111Mに進入して位置決めされたインクボトル136の供給口137から流出されるインクの流出方向と交差する領域と定義できる。隔壁135Mは、注入口112Mを通じてインク室111Mに流入するインクが通過する領域に設けられる。換言すれば、注入口112Mを通じてインク室111Mに注入されたインクの大部分は、隔壁135Mにぶつかる。
また、隔壁135Mは、図8に示されるように、交差領域より前後方向8の前方側(すなわち、水平方向における注入口112Mに近い側)の全域に設けられている。換言すれば、隔壁135は、交差領域より前方側において立壁101A及び隔壁107、108に隙間なく接続するように連続的に延びている。隔壁135Mは、交差領域より前方側の全域においてインク室111Mを上下方向7に隔てている。隔壁135Mは、交差領域より前後方向8の後方側(すなわち、水平方向における注入口112から遠い側)にも延びている。しかしながら、交差領域より後方側の隔壁135Mは、その一部が開口されている。隔壁135Mに設けられた開口の面積(図8の例では、左右方向9の開口幅)は、注入口112Mから遠ざかるほど大きくなっている。開口の形状は、隔壁135Mに沿って注入口112Mから遠ざかる向き(すなわち、前後方向8の後向き)に対して対称である。本実施形態における開口の形状は、頂点を前方に向けた二等辺三角形である。
[カバー70]
図1、12に示されるように、カバー70は、筐体14の前壁14Aに形成された開口22を開閉可能に設けられている。カバー70は、複合機10が載置される載置面6(図13,14参照)に沿った方向、具体的には、左右方向9に沿って延びる回動軸70A周りに回動する。カバー70は、開口22に対応した大きさの外形であり、開口22側が開口する箱形状である。カバー70は、図1(A),13に示される閉位置において、インクタンク100の前壁101の立壁101A及び傾斜壁101Bを覆う。カバー70が閉位置に位置されることによって、複合機10の外部からキャップ113へのアクセスが不能となる。カバー70は、図1(B),14に示される開位置において、インクタンク100の前壁101の立壁101A及び傾斜壁101Bを筐体14の外部へ露出させる。カバー70が開位置に位置されることによって、複合機10の外部からキャップ113へのアクセスが可能となる。ここで、アクセスとは、キャップ113の着脱動作のためにユーザがキャップ体に触れることや、インクのインク室111への補充動作のためにインクボトル136が注入口112に挿入されることである。図13,14に示されるように、カバー70は、閉位置において筐体14の前壁14Aの一部をなす外面70Bと、インクタンク100と対向する内面70Cと、を有する。カバー70の上端71側には、内面70Cから筐体14側へ突出する係合部73が設けられている。係合部73は、図13に示されるように、筐体14の開口22の上端付近に形成された被係合部83と係合することにより、カバー70を閉位置に保持する。
図13に示されるように、閉位置のカバー70において上下方向7及び左右方向9の中央には、窓74が形成されている。窓74は、カバー70の外面70B側と内面70C側との間において光が透過可能なものである。例えば、窓74は、開口に可視光が透過可能な透明な素材が嵌め込まれることによって構成されている。窓74は、上下方向7においてインクタンク100の前壁101の立壁101Aの下端より上側と傾斜壁101Bの上端より下側とを、筐体14の前壁14A側から視認可能な大きさであり、かつ左右方向9において前壁101の左端及び右端以外を視認可能な大きさである。
なお、窓74は開口のみから構成されてもよいが、その場合は、窓74の大きさは、カバー70が閉位置にあるときに、窓74を介してインクタンク100の注入口112を塞ぐキャップ113へアクセスが不可能な大きさであることが好ましい。例えば、窓74が開口のみから構成されている場合には、窓74は、上下方向7においてインクタンク100の前壁101の立壁101Aの下端より上側と立壁101Aの上端より下側とを、筐体14の前壁14A側から視認可能な大きさであることが好ましい。
[キャップ113]
図13,14に示されるように、キャップ113は、インクタンク100の注入口112に着脱可能である。キャップ113は、4つのキャップ113B、113M、113C、113Yを有する。4つのキャップ113B、113M、113C、113Yは、インクタンク100の4つのインク室111B,111M,112C,112Yに設けられた4つの注入口112B,112M,112C,112Yに対応して設けられている。各キャップ113B、113M、113C、113Yは、対応するインク室111に貯留されるインクの色に着色されている。具体的には、キャップ113Bはブラックに着色されており、キャップ113Mはマゼンタに着色されており、キャップ113Cはシアンに着色されており、キャップ113Yはイエローに着色されている。なお、各キャップ113B、113M、113C、113Yの一部が、対応するインク室111に貯留されるインクの色に着色されていてもよい。各キャップ113B、113M、113C、113Yの形状は同一なので、以下、キャップ113と総称して詳細な構成が説明される。
キャップ113は、ゴムやエラストマーのように弾性変形可能な素材から成形されている。図9(B)及び図11(A)に示されるように、キャップ113は、概ね円盤形状の円盤部141(基部の一例)の中央から凸部142(嵌合部の一例)及び凸部143(封止部の一例)が相反する向きにそれぞれ突出された外形である。円盤部141の裏面141Bは、注入口112の周縁部分に当接可能である。円盤部141の直径は、注入口112の内径よりも長い。
凸部142は、円盤部141の表面141Aの中央から表面141Aと直交する方向に沿って突出されている。凸部142は、円柱形状の基端部145と、円柱形状であり且つ基端部145よりも長い直径の先端部146(端部の一例)とを備えている。先端部146の直径は、円盤部141の直径よりも短い。後述するように、凸部142は、連結部材91と嵌合する。
凸部143は、円盤部141の裏面141Bの中央から裏面141Bと直交する方向に沿って突出されている。凸部143は、概ね円筒形状である。凸部143の外径は、注入口112の内径より若干大きい。凸部143は、外径が縮径するように弾性変形しつつ注入口112へ挿入される。凸部143が注入口112へ挿入された状態において、凸部143の外面143Aは、注入口112の内面と圧接して、注入口112を液密に封止する。凸部143の先端の中央には裏面141Bへ向かって凹部144が形成されている。凹部144によって、凸部143の外面143Aが径方向内側へ倒れ込みやすくなり、凸部143が注入口112へ挿入しやすくなる。以上より、各キャップ113は、弾性変形して各注入口112とそれぞれ嵌合して各注入口112を塞ぐ。
[連結部材91]
図9(A)に示されるように、連結部材91は、4つのキャップ113を直線的に配列させて連結するものである。連結部材91は、ABSやポリカーボネート(PC)などの合成樹脂のように、キャップ113を構成する素材(ゴムやエラストマー)より弾性変形し難い剛性の素材から成形されている。
図10に示されるように、連結部材91は、概ね薄板形状である。連結部材91は、上面91Aから下面91Bに亘って貫通された4つの孔92を有する。4つの孔92は、長手方向に間隔を空けて設けられている。
各孔92は、各注入口112B、112M、112C、112Yに対応する位置に設けられている。4つの孔92は、注入口112Bに対応する孔92B、注入口112Mに対応する孔92M、注入口112Cに対応する孔92C、及び注入口112Yに対応する孔92Yよりなる。
連結部材91には、各孔92と連続した空間93が形成されている。空間93は、4つの孔92の各々に対応して4箇所に形成されている。空間93は、長手方向に間隔を空けて形成されている。空間93は、連結部材91の短手方向に沿って延びている。空間93の上記短手方向の一端は、孔92と繋がっており、空間93の上記短手方向の他端は、連結部材91の側面91Cと繋がっている。空間93は、孔92と連続し且つ連結部材91の周縁に開口されている。
連結部材の下面91Bの周縁に、10個の凹部94が間隔を空けて形成されている。下面91Bの周縁のうち長手方向に沿った部分に、各4個の凹部94が形成されており、下面91Bの周縁のうち短手方向に沿った部分に、各1個の凹部94が形成されている。
各孔92には、キャップ113が嵌合される。孔92Bには、キャップ113Bが嵌合され、孔92Mには、キャップ113Mが嵌合され、孔92Cには、キャップ113Cが嵌合され、孔92Yには、キャップ113Yが嵌合される。図11(B)に示されるように、各孔92には、キャップ113の基端部145が嵌合される。基端部145は、連結部材91の側面91Cから空間93を介し
て孔92に挿入されることによって、孔92と嵌合される。
図11(C)に示されるように、空間93の幅R1は、基端部145の直径R2よりも短い。したがって、基端部145は、直径が縮径するように弾性変形しつつ側面91Cから空間93を介して孔92に挿入される。また、空間93の幅R1は、孔92の内径R3よりも短い。
孔92の内径R3は、基端部145の直径R2よりも若干長い。したがって、孔92に挿入された基端部145は、内径R3と直径R2との長さの差分だけ移動することが可能である。つまり、孔92は、各キャップ113と緩く嵌合するためのものである。
孔92とキャップ113とが緩く嵌合されていることにより、以下の効果が奏される。つまり、仮に、キャップ113が注入口112へ挿入される際にキャップ113の位置が注入口112からずれていたとしても、キャップ113は注入口112に対応する位置に合わせて移動することができる。
4つのキャップ113が連結部材91によって連結された状態で、4つの注入口112へ挿入される場合、4つのキャップ113の全てが完璧に位置合わせされていることは希である。そのため、4つのキャップ113が連結部材91によって連結された構成では、孔92とキャップ113とが緩く嵌合されていることは、特に効果的である。
図9(B)及び図10に示されるように、孔92Bが当該孔92Bと隣り合う孔92Mと離間するピッチは、孔92M,92C間のピッチ、及び孔92C,92Y間のピッチより広い。これにより、各孔92に各キャップ113が嵌合された状態において、黒色に対応するキャップ113Bが当該キャップ113Bと隣り合うキャップと離間するピッチが、黒色以外の一のキャップが隣り合う黒色以外の他のキャップと離間するピッチより広くなる。本実施形態では、図9(A)に示されるように、キャップ113Bが当該キャップ113Bと隣り合うキャップ113Mと離間するピッチは、キャップ113M,113C間のピッチ、及びキャップ113C,113Y間のピッチより広い。
[封止部材95]
本実施形態において、複合機10は、封止部材95を備える。封止部材95には、連結部材91が取り付けられる。封止部材95は、平面視で矩形状であり且つ周縁部以外が開口された矩形部材96と、当該矩形部材96の上側を覆う薄板形状の被覆部材97とを備えている。
矩形部材96の上方から、連結部材91が挿入される。矩形部材96の内面96Aの下端部には、内側へ突出された複数の凸部98が形成されている。各凸部98は、連結部材91の各凹部94に対応する位置に形成されている。これにより、挿入された連結部材91の凹部94は、凸部98と嵌合する。その結果、挿入された連結部材91は、矩形部材96に支持された状態となり、矩形部材96の下端を通過して下方へ落下するおそれがなくなる。
被覆部材97は、矩形部材96の上方から矩形部材96の開口に挿入されることによって、矩形部材96と嵌合可能である。被覆部材97は、連結部材91が矩形部材96に支持された状態において、矩形部材96の上方から矩形部材96に嵌められる。これにより、連結部材91は、矩形部材96の上端を通過して矩形部材96から外れるおそれがなくなる。
平面視において、矩形部材96の開口の形状と、連結部材91の外形とは略同一である。これにより、連結部材91が矩形部材96に支持された状態において、連結部材91の側面91Cは、矩形部材96の内面96Aと当接している。その結果、連結部材91の空間93が連結部材91の周縁において開口する箇所が、矩形部材96の内面96Aによって塞がれている。
[キャップ113の注入口112への着脱]
図1(A)及び図13に示されるように、複合機10が使用状態にあるとき、インクタンク100の注入口112はキャップ113により封止されており、筐体14の前壁14Aの開口22は、閉位置のカバー70により閉じられている。複合機10が使用状態にあるとき、前壁14Aは複合機10が載置されている載置面6と交わる方向へ延びている。
インクタンク100の各インク室111においてインクが消費されると、図1(B)に示されるように、ユーザは、カバー70を閉位置から開位置へ回動する。これにより、複合機10は、筐体14の前壁14Aの開口22を通じてキャップ113へアクセスが可能な状態となる。
ユーザは、カバー70を開位置まで回動した後、キャップ体を把持して引っ張る。これにより、各キャップ113が各注入口112から引き抜かれる。各キャップ113は連結部材91によって連結されているため、4つのキャップ113B、113M、113C、113Yの全てが、各注入口112B、112M、112C、112Yから引き抜かれる(図12参照)。
ユーザは、図7に示されるように、注入口112にインクボトル136の供給口137を挿入して、インク室111へインクを補充する。インクの補充を終えた後、ユーザは、キャップ体を把持して、各注入口112へ各キャップ113を挿入する。詳細には、4つのキャップ113B、113M、113C、113Yの全てが、各注入口112B、112M、112C、112Yへ一斉に挿入される。
互いに連結された複数のキャップ113が対応する複数の注入口112へ挿入されるため、4つのキャップ113の少なくとも1つの位置が対応する注入口112の位置と合わない可能性がある。しかし、キャップ113と注入口112との位置が合わない場合であっても、キャップ113は連結部材91と緩く嵌合しているため、キャップ113は連結部材91との嵌合を維持しつつ、注入口112へ挿入可能な位置へ移動することができる。各注入口112に各キャップ113が挿入されることにより、各注入口112は液密に封止される。その後、ユーザは、カバー70を開位置から閉位置へ回動する。
4つのキャップ113が注入口112へ挿入される際、連結部材91が不適合状態となるおそれがある。ここで、不適合状態とは、4つのキャップ113の一部のみが注入口112に嵌合され、注入口112に嵌合されたキャップ113以外のキャップ113が注入口112に嵌合されていない状態である。
例えば、ユーザが、キャップ113の注入口112への挿入の際に、キャップ体を左右方向9において逆向きに把持した上で、4つのキャップ113のうちの一部のみを注入口112へ挿入するおそれがある。具体的には、ユーザは、キャップ113Bが最も左側となり且つキャップ113Yが最も右側となるようにキャップ体を把持した上で、キャップ113Bを注入口112Bへ挿入するおそれがある。この場合、キャップ113M、113C、113Yは、注入口112Bよりも右方に位置しており、何れの注入口112へも挿入されていない状態である。また、この場合、図15に示されるように、注入口112M、112C、112Yには、何れのキャップ113も挿入されていない。以上のような挿入は可能であり、当該挿入が実行されたときの連結部材91の状態が不適合状態である。仮に、連結部材91が不適合状態となった場合、当該不適合状態の連結部材91により、カバー70の開位置から閉位置への移動が阻害される。
以下に詳述する。連結部材91が不適合状態のときに、ユーザが、カバー70を開位置から閉位置へ回動しようとしたとする。不適合状態の連結部材91におけるキャップ113M、113C、113Yが取り付けられた部分は、図15に示されるように、カバー70が占める領域より右方へ突出している。換言すると、不適合状態の連結部材91の一部は、カバー70の右端を占める側壁69より右方へ突出している。よって、連結部材91は、カバー70が開位置から閉位置へ到達する前に、カバー70を構成する側壁69と接触する。このとき、連結部材91が、インクタンク100の前壁101の立壁101A(図14参照)とカバー70の側壁69との間に介在することになる。以上のように、カバー70が閉位置へ回動することが不適合状態の連結部材91によって阻害される。
なお、不適合状態は、上記の例に限らない。例えば、以下のような挿入も不適合状態である。ユーザは、キャップ113Bが最も左側となり且つキャップ113Yが最も右側となるようにキャップ体を把持した上で、キャップ113Mを注入口112Yへ挿入し、キャップ113Cを注入口112Cへ挿入し、キャップ113Yを注入口112Mへ挿入する。この場合、キャップ113Bは、注入口112Yよりも左方に位置しており、何れの注入口112へも挿入されていない。
なお、ユーザは、キャップ113の注入口112への挿入の際に、キャップ体を左右方向9において逆向きに把持した上で、4つのキャップ113の全てを注入口112へ挿入することはできない。
以下に詳述する。キャップ体が左右方向9において逆向きに把持された場合、キャップ113は、右からキャップ113Y、113C、113M、113Bの順序となる。仮に、この状態でキャップ113が注入口112へ挿入可能であるとすると、キャップ113Yが注入口112Bへ挿入され、キャップ113Cが注入口112Mへ挿入され、キャップ113Mが注入口112Cへ挿入され、キャップ113Bが注入口112Yへ挿入されることになる。しかし、上述したように、注入口112Bが当該注入口112Bと隣り合う注入口112Mと離間するピッチは、注入口112M,112C間のピッチ、及び注入口112C,112Y間のピッチより広く、キャップ113Bが当該キャップ113Bと隣り合うキャップ113Mと離間するピッチは、キャップ113M,113C間のピッチ、及びキャップ113C,113Y間のピッチより広い。そのため、上記のような挿入を行おうとしても、4つのキャップ113と4つの注入口112の位置を完全に合わせることができない。よって、上記のような挿入は不可能である。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、各キャップ113が剛性の高い連結部材91により連結されているので、各キャップ113間のピッチが変化しない。また、連結部材91に嵌合された各キャップ113は、各注入口112に合わせて移動可能である。これにより、連結部材91に嵌合された各キャップ113が各注入口112へ容易に取り付けられる。
また、本実施形態によれば、剛性の高い連結部材91により、黒色に対応するキャップ113と隣り合う他のキャップ113とのピッチが変動し難いので、黒色に対応するキャップ113が、他の色の液体を貯留するインク室111の注入口112に誤装着されることが抑制される。
また、本実施形態によれば、各キャップ113は対応するインク室111に貯留されるインクの色に着色されているため、インク室111に貯留されているインクの色を外部から容易に認識することができる。
また、本実施形態によれば、カバー70が開位置にされることにより、キャップ113へアクセスできる。インクタンク100の注入口112からキャップ113を取り外すことにより、インクタンク100内へインクを補充することができる。ユーザが連結部材91を不適合状態としたままで、開位置から閉位置へ向けてカバー70を移動させると、不適合状態の連結部材91がカバー70の移動を阻害する。これにより、ユーザは、キャップ113が誤装着されていることを認識できる。
また、本実施形態によれば、不適合状態の連結部材91の少なくとも一部が、閉位置のカバー70が占める領域より外方へ突出しているため、不適合状態の連結部材91がカバー70の移動を阻害していることを容易に認識することができる。
また、本実施形態によれば、連結部材91がキャップ113と緩く連結するための複数の孔92を有しているため、緩く嵌合するための構成を簡易に実現できる。
また、本実施形態によれば、複合機10が封止部材95を備えているため、連結部材91に取り付けられたキャップ113が空間93を介して連結部材91から外れることを防止できる。
[変形例1]
前述された実施形態では、不適合状態の連結部材91は、図15に示されるように、カバー70が占める領域より右方へ突出していた。しかし、不適合状態における連結部材91は、右方以外へ突出していてもよい。例えば、不適合状態における連結部材91は、カバー70が占める領域より左方へ突出していてもよい。
[変形例2]
前述された実施形態では、インクタンク100の内部空間は、4つのインク室111B、111M、111C、111Yに区画されており、キャップ113は、各インク室111B、111M、111C、111Yに対応する4つのキャップ113B、113M、113C、113Yを備えていた。しかし、インクタンク100の内部空間は、4つに限らず複数に区画されていればよく、それに対応して、キャップ113は、2つ以上設けられていればよい。
好ましくは、インクタンク100の内部空間は、少なくとも3つ以上に区画されていればよく、それに対応して、キャップ113は、少なくとも第1キャップ、第2キャップ、及び第3キャップを含むものであればよい。
このような構成として、例えば、前述された実施形態から、インク室111B及びキャップ113Bが省かれた構成がある。当該構成の場合、インク室111は、3つのインク室111Y、111C、111Mの3つに区画されている。キャップ113は、キャップ113Y(本発明の第1キャップの一例)、キャップ113C(本発明の第2キャップの一例)、及びキャップ113M(本発明の第3キャップの一例)で構成されている。連結部材91は、キャップ113Y、113C、113Mの順序で直線的に配列させて、キャップ113Y、113C、113Mを連結するものである。このような構成の場合、キャップ113Yとキャップ113Cとが離間する第1ピッチと、キャップ113Cとキャップ113Mとが離間する第2ピッチとが異なっていることが好ましい。第1ピッチと第2ピッチとが異なっていることにより、前述された実施形態と同様、キャップ体が左右方向9において逆向きに把持された場合に、連結部材91が不適合状態となることが防止される。
変形例2によれば、剛性の高い連結部材91により、第1ピッチ及び第2ピッチが変動し難いので、キャップ113Y、キャップ113C、及びキャップ113Mの誤装着が抑制される。
[変形例3]
カバー70は、回動以外によって閉位置と開位置とに移動してもよい。例えば、図16に示されるような構成が採用されてもよい。図16に示される構成では、回動軸70A周りに回動するカバー70に代えて、カバー75が採用される。
カバー75は、筐体14の一部である後部カバー75Aと、後部カバー75Aの前方に設けられた前部カバー75Bとを備えている。前部カバー75Bは、前部カバー75Bの下方から延びる延出部76を備えている。延出部76は、後部カバー75Aに対して前後方向8に移動可能に支持されている。前部カバー85Bは、前後方向8に移動することによって後部カバー75Aに対して着脱可能である。前部カバー75Bは、後部カバー75Aに装着された装着位置(図16(A),(B)に示される位置)と、後部カバー75Aから脱抜された脱抜位置(図16(C)に示される位置)とに移動可能である。
インクタンク100の注入口112は、インクタンク100の上壁104の前端部に設けられている。注入口112は、装着位置の前部カバー75Bと対向している。これにより、注入口112と注入口112に装着されたキャップ113及び連結部材91とは、図16(A),(B)に示されるように、装着位置の前部カバー75Bによって覆われている。前部カバー75Bが装着位置から脱抜位置に移動されると、注入口112、キャップ113、及び連結部材91は、図16(C)に示されるように、複合機10の外部に露出された状態となる。この状態において、注入口112に対してキャップ113及び連結部材91を取り付けること又は取り外すことが可能である。
図16(D)に示されるように、連結部材91が不適合状態において、カバー75Bを脱抜位置から装着位置へ移動させようとすると、カバー75Bが連結部材91に当接して、カバー75Bが装着位置へ移動されることが阻害される。
なお、図16(D)では前部カバー75Bが前後方向8に移動することでキャップ113を露出させるが、前部カバー75Bが後部カバー75Aに対して分離するように構成されていてもよい。
[変形例4]
前述された実施形態では、各キャップ113は孔92と緩く嵌合されていたが、必ずしも全てのキャップ113が孔92と緩く嵌合されている必要はなく、一部のキャップ113が孔92と緩く嵌合されており、残りのキャップ113が孔92と固く嵌合されていてもよい。例えば、キャップ113M、113C、113Yが挿入される孔92の内径は、キャップ113M、113C、113Yの基端部145の直径よりも若干長く、キャップ113Bが挿入される孔92の内径は、キャップ113Bの基端部145の直径と同一または当該直径よりも若干短くてもよい。つまり、キャップ113M、113C、113Yが孔92と緩く嵌合されており、キャップ113Bが孔92と固く嵌合されていてもよい。
[変形例5]
前述された実施形態では、筐体14の前壁14Aの右側に開口22が形成され、開口22の後方にインクタンク100が配置されているが、前壁14Aの左側に開口22が形成され、その開口22の後方にインクタンク100が配置されてもよい。また、筐体14の前壁14Aに代えて、右側壁又は左側壁に開口22が形成され、インクタンク100の注入口112に複合機10の右方又は左方からアクセス可能であってもよい。
[変形例6]
前述された実施形態では、インクを液体の一例として説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、インクに代えて、印刷時にインクに先立って記録用紙に吐出される前処理液、或いは記録ヘッド39のノズル40の乾燥を防止するために記録ヘッド39のノズル40近傍に噴霧される水等を液体としてもよい。
10 複合機(液体消費装置)
70 カバー
91 連結部材
92 孔
93 空間
95 封止部材
100 インクタンク(タンク)
111 インク室(液体貯留室)
112 注入口
113 キャップ

Claims (13)

  1. 液体が貯留される複数の液体貯留室、上記各液体貯留室に液体をそれぞれ注入するための複数の注入口、及び上記各液体貯留室から液体をそれぞれ流出させる複数の液体流出路が形成されたタンクと、
    弾性変形して上記各注入口とそれぞれ嵌合して上記各注入口を塞ぐ複数のキャップと、
    上記各キャップが上記各注入口に対応する位置に各々配置された状態で、上記各キャップを連結する連結部材と、を具備しており、
    上記連結部材は、上記キャップより弾性変形し難い剛性のものであって、上記各キャップが上記各注入口に対応する位置に合わせて移動可能に、上記各キャップと緩く嵌合されている液体消費装置。
  2. 上記複数のキャップは、少なくとも第1キャップ、第2キャップ、及び第3キャップを含むものであり、
    上記連結部材は、上記第1キャップ、上記第2キャップ、及び上記第3キャップの順序で直線的に配列させて、上記第1キャップ、上記第2キャップ、及び上記第3キャップを連結するものであり、
    上記第1キャップと上記第2キャップとが離間する第1ピッチと、上記第2キャップと上記第3キャップとが離間する第2ピッチと、が異なる請求項1に記載の液体消費装置。
  3. 上記複数の液体貯留室は、黒色を含む互いに異なる4色の液体がそれぞれ貯留されるものであり、
    上記複数のキャップは、上記複数の液体貯留室に対応した4つであり、
    上記連結部材は、4つの上記キャップを直線的に配列させて連結するものであって、黒色に対応するキャップが当該キャップと隣り合うキャップと離間するピッチが、黒色以外の一のキャップが隣り合う黒色以外の他のキャップと離間するピッチより広い請求項1に記載の液体消費装置。
  4. 上記各キャップの少なくとも一部は、対応する上記液体貯留室に貯留される液体の色に着色されている請求項3に記載の液体消費装置。
  5. 上記キャップへのアクセスを不能とする閉位置、及び上記キャップへのアクセスを可能とする開位置との間で上記タンクに対して移動可能なカバーを更に具備しており、
    上記カバーは、複数の上記キャップの一部のみが上記注入口に嵌合された不適合状態の上記連結部材により、上記開位置から上記閉位置への移動が阻害される請求項2から4のいずれかに記載の液体消費装置。
  6. 上記不適合状態の上記連結部材の少なくとも一部は、上記閉位置の上記カバーが占める領域より外方へ突出している請求項5に記載の液体消費装置。
  7. 上記連結部材は、上記各キャップと緩く嵌合するための複数の孔を有する請求項1から6のいずれかに記載の液体消費装置。
  8. 上記連結部材は、上記各キャップを上記孔と連続して当該連結部材の周縁に開口する空間を有しており、
    上記連結部材の空間が上記連結部材の周縁において開口する箇所を塞ぐ封止部材を更に具備する請求項7に記載の液体消費装置。
  9. 上記キャップは、上記注入口の径よりも大きい基部と、上記基部から突出して上記注入口を封止するための封止部と、上記基部における上記封止部とは反対側から突出し、上記連結部材と嵌合する嵌合部とを有する請求項7または8に記載の液体消費装置。
  10. 上記嵌合部は、上記基部から突出する基端部と、上記基端部よりも大径の端部とを有する請求項9に記載の液体消費装置。
  11. 上記基端部は、上記孔よりも小径である請求項10に記載の液体消費装置。
  12. 上記端部は、上記基部よりも小径である請求項10または11に記載の液体消費装置。
  13. 上記孔は、上記連結部材の周縁に開口する空間よりも大径である請求項8に記載の液体消費装置。

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