JP6939152B2 - タンク及び液体消費装置 - Google Patents

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Description

本発明は、注入口を通じて液体を補充可能なタンクと、当該タンクを備える液体消費装置に関する。
インクを補充可能なタンクと、当該タンクから供給されたインクを記録ヘッドのノズルから吐出して用紙に画像を記録する記録ヘッドとを有するプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。タンク内のインクが消費されると、使用者はタンクの注入口からボトルに貯留されたインクを補充可能である。
タンクには、インクを貯留する貯留室と、インクが流通する流路とを備えるものがある。貯留室に貯留されたインクは、流路を介して記録ヘッドへ供給される。
特開2012−51306号公報
仮に、流路において下向きの成分を有する部分がある場合、流路には、逆U字形状となる部分が生じる。すると、流路に液体と共にエアが進入してきた場合に、エアが逆U字形状の頂点部分に溜まるおそれがある。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、流路にエアが溜まることを低減することができるタンクを提供することにある。
(1) 本発明は、液体消費部を有する液体消費装置に据え置かれるタンクである。上記タンクは、液体を貯留する貯留室と、液体が流通する流路と、上記貯留室に液体を注入するための注入口と、上記貯留室及び上記流路を連通する流入口と、上記流入口より上方に位置しており、上記流路及び上記タンクの外部を連通しており、液体を上記液体消費部へ向けて流出する流出口と、を備える。上記流路は、上記流入口から上記流出口へ向けて、上向きの成分を有する方向、または、上向きの成分を有する方向及び水平方向へ延びている。
本構成によれば、流路において流入口から流出口へ向けて下向きの成分を有する部分がない。そのため、液体と共にエアが流路に進入してきた場合に、エアが流路内に溜まることを低減できる。
(2) 上記流路の角部は曲面を備える。
本構成によれば、エアが溜まりやすい流路の角部は曲面を備えている。そのため、液体と共にエアが流路に進入してきた場合に、エアが流路内に溜まることを低減できる。
(3) 上記流入口は、水平方向に沿った第1方向において、上記タンクの上記第1方向の中心よりも一端側に位置している。
本構成によれば、第1方向の一端が上端となり第1方向の他端が下端となるように、タンクが載置された場合、流入口がタンクの上部に位置する。そのため、当該場合において、貯留室に貯留された液体が流入口から流路へ進入することを低減することができる。
(4) 上記流入口は円形である。
本構成によれば、流入口が円形であるため、流入口において液体のメニスカスが維持されやすい。これにより、流路へエアが進入することが抑制される。
(5) 上記流入口の面積は、上記流路における液体が流れる方向と直交する断面積よりも小さい。
本構成によれば、流入口の面積が小さいため、流入口において液体のメニスカスが維持されやすい。これにより、流路へエアが進入することが抑制される。
(6) 上記タンクは、第1タンクと、上記第1タンクよりも水平方向に沿った第1方向の長さが短い第2タンクとを備える。上記第1タンクの上記流入口と上記第1タンクの上記流出口との間の上記第1方向の長さは、上記第2タンクの上記流入口と上記第2タンクの上記流出口との間の上記第1方向の長さよりも長い。上記第1タンクの上記流路の容積は、上記第2タンクの上記流路の容積と同じである。
プリンタにおいては、未使用時の初期状態の際に、タンクにインクが貯留されていない。よって、初期状態のプリンタを最初に使用する際には、使用者はタンクの注入口からボトルに貯留されたインクを補充する。また、プリンタを画像記録可能な状態とするために、タンクに補充されたインクを、流路を介して液体消費部まで供給することによって、貯留室と液体消費部との間をインクで満たす初期導入を実行する。
このとき、仮に、第1タンクの流路の容積と第2タンクの流路の容積とが異なると、以下の問題が生じる。つまり、初期導入が第1タンク及び第2タンクについて同時に実行される場合、第1タンク及び第2タンクのうち大きなタンクの貯留室と液体消費部との間がインクで満たされるまでの間に、第1タンク及び第2タンクのうち小さなタンクの貯留室と連通した液体消費部において、大きなタンクの流路の容積と小さなタンクの流路の容積との差分の量のインクが消費される。つまり、当該差分の量のインクが無駄に消費されてしまう。このインクの無駄を無くすために、第1タンク及び第2タンクの初期導入を順番に実行することが考えられる。しかし、この場合、初期導入に時間がかかってしまう。
本構成によれば、第1タンクの流入口と第1タンクの流出口との間の第1方向の長さが第2タンクの流入口と第2タンクの流出口との間の第1方向の長さよりも長いにもかかわらず、第1タンクの流路の容積と第2タンクの流路の容積とが同じである。そのため、初期導入が第1タンク及び第2タンクについて同時に実行された場合であっても、第2タンクに貯留された液体が無駄に消費されることを防止できる。
(7) 上記タンクは、1つの上記第1タンクと複数の上記第2タンクとを備えている。1つの上記第1タンクと複数の上記第2タンクとは上記第1方向に並んで配置されている。隣り合う上記第1タンクの上記流出口及び上記第2タンクの上記流出口の上記第1方向の間隔と、隣り合う2つの上記第2タンクの上記流出口の上記第1方向の間隔とは、同じである。
本構成によれば、隣り合う第1タンクの流出口及び第2タンクの流出口の第1方向の間隔と、隣り合う2つの第2タンクの流出口の第1方向の間隔とは、同じである。そのため、第1タンク及び第2タンクを液体消費装置に据え置いた状態で、液体消費装置から各タンクへ作用する力を均一にすることができる。
また、本構成によれば、第1タンクの流出口が第1タンクの第1方向の中央部よりも端部側に位置することになる。そのため、第1タンクの流入口と第1タンクの流出口との間の第1方向の長さは、第2タンクの流入口と第2タンクの流出口との間の第1方向の長さよりも長くなる。
(8) 本発明に係る液体消費装置は、上記タンクと、上記液体消費部と、上記タンクが接続されており、一端が上記流出口と連通され他端が上記液体消費部と連通された被接続部と、を備える。
本構成によれば、液体消費装置は被接続部を備えており、被接続部にタンクが接続されている。このような構成であることにより、液体消費装置をタンク以外と接続可能に構成することが可能である。タンク以外のものとして、例えば貯留された液体が消費されると新しいものと交換可能なカートリッジが挙げられる。
(9) 例えば、上記タンクは、上記タンクの筐体から突出しており、先端に上記流出口が形成されており、上記被接続部と接続される突出部を備える。
(10) 上記タンクは、第1タンクと、上記第1タンクよりも水平方向に沿った第1方向の長さが短い第2タンクとを備える。上記第1タンクと上記第2タンクとは上記第1方向に並んで配置されている。上記第2タンクは、上記第1方向において、上記第1タンクよりも上記液体消費部の近くに配置されている。
本構成によれば、タンクが上方となり液体消費部が下方となるように、液体消費装置が載置された場合に、タンクと液体消費装置との水頭差が大きくなるため、タンクセットから液体消費部へ液体が流出するリスクが高まる。よって、この場合、上記リスクを低減するために、タンクセットは(3)のように構成されることが好ましい。
本発明によれば、流路にエアが溜まることを低減することができる。
図1は、複合機10の外観斜視図であって、(A)はカバー70が閉塞位置である状態、(B)はカバー70が開放位置である状態を示す。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、キャリッジ23及びタンクセット99の配置を示す平面図である。 図4(A)は、インクタンク100の前方斜視図であり、図4(B)は、インクタンク100の後方斜視図である。 図5(A)は、インクタンク100Bの前方斜視図であり、図5(B)は、インクタンク100Bの後方斜視図である。 図6は、インクタンク100の右側面図である。 図7(A)は、タンクセット99及び結束部材120の前方斜視図であり、図7(B)は、タンクセット99及び結束部材120の後方斜視図である。 図8(A)は、結束部材120の前方斜視図であり、図8(B)は、結束部材120の後方斜視図である。 図9(A)は、図4(B)のA−A断面を示す断面図であり、図9(B)は、図5(B)のB−B断面を示す断面図である。 図10は、図9(A)において一点鎖線で示された範囲の拡大図である。 図11は、図9(B)において一点鎖線で示された範囲の拡大図である。 図12は、連結部材200の前方斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。換言すれば、向きは方向の一成分である。さらに、複合機10及び複合機10に据え付けられたインクタンク100が使用可能に水平面に設置された姿勢(図1の姿勢であって、「使用姿勢」と表記することがある。)を基準として上下方向7が定義され、複合機10の開口13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、複合機10を前面から見て左右方向9(第1方向の一例)が定義される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9は、互いに直交している。本実施形態では、使用姿勢において、上下方向7が鉛直方向に相当し、前後方向8及び左右方向9が水平方向に相当する。
[複合機10の全体構成]
図1に示されるように、複合機10(液体消費装置の一例)は、概ね直方体形状である。複合機10は、インクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を下部に有している。プリンタ部11は、前壁14Aに開口13が形成された筐体14を有している。図2に示されるように、筐体14の内部には、給送部15と、給送トレイ20と、排出トレイ21と、搬送ローラ部54と、記録部24(液体消費部の一例)と、排出ローラ部55と、プラテン42と、タンクセット99と、結束部材120(図1及び図7参照)と、連結部材200(図12参照)とが配置されている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。
[給送トレイ20、排出トレイ21]
図1に示されるように、給送トレイ20は、開口13を通じて前後方向8に沿ってユーザによって複合機10に対して挿抜される。開口13は、複合機10の前壁14Aで且つ左右方向9の中央部に位置する。給送トレイ20は、積層された複数の用紙12を支持可能である。排出トレイ21は、給送トレイ20の上方に配置されている。排出トレイ21は、排出ローラ部55によって排出された用紙12を支持する。
[給送部15]
給送部15は、給送トレイ20に支持された用紙12を搬送経路65へ給送する。図2に示されるように、給送部15は、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備える。給送ローラ25は、給送アーム26の先端に回転可能に支持されている。給送ローラ25は、搬送モータ(不図示)から駆動伝達されて、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転する。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20に向かって回動付勢されている。
[搬送経路65]
図2に示されるように、搬送経路65は、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。搬送経路65は、給送トレイ20の後端部から後方に延びる経路である。搬送経路65は、プリンタ部11の後部において上方に延びつつ前方にUターンし、記録部24とプラテン42との間の空間を経て排出トレイ21に至る経路である。図2及び図3に示されるように、搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間における搬送経路65は、左右方向9における複合機10の概ね中央部に設けられており、且つ前後方向8に延びている。搬送経路65内における用紙12の搬送向き16は、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
[搬送ローラ部54]
図2に示されるように、搬送ローラ部54は、搬送経路65に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を有する。搬送ローラ60は、搬送モータによって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータから駆動伝達されて回転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて搬送向き16に搬送される。
[排出ローラ部55]
図2に示されるように、排出ローラ部55は、搬送経路65における搬送ローラ部54より搬送向き16の下流に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を有する。排出ローラ62は、搬送モータによって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータから駆動伝達されて回転する排出ローラ62及び拍車63に挟持されて搬送向き16に搬送される。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。記録部24は、搬送経路65を挟んでプラテン42と上下方向7に対向配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39とを備えている。
図3に示されるように、キャリッジ23は、前後方向8に離間する位置において各々が左右方向9に延設されたガイドレール43、44に支持されている。ガイドレール43、44は、プリンタ部11のフレームに支持されている。キャリッジ23は、ガイドレール44に設けられた公知のベルト機構に連結されている。ベルト機構は、キャリッジモータ(不図示)によって駆動される。ベルト機構に連結されたキャリッジ23は、キャリッジモータの駆動によって左右方向9に沿って往復移動する。キャリッジ23の移動範囲は、図3の一点鎖線で示されるように、搬送経路65より右方及び左方にまで及ぶ。
キャリッジ23からは、インクチューブ32が延出されている。インクチューブ32は、タンクセット99及び記録ヘッド39を接続するものである。インクチューブ32は、タンクセット99を構成する4つのインクタンク100B、100Y、100C、100M(これらを総称して、「インクタンク100」と表示することがある。)に貯留されたインク(液体の一例)を記録ヘッド39に供給する。詳細には、各色(ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー)のインクが流通する4本のインクチューブ32が、それぞれインクタンク100B、100Y、100C、100Mから延出され、これらが束ねられた状態でキャリッジ23と接続されている。各インクタンク100(インクタンク100B、100Y、100C、100M)は、タンクの一例である。インクタンク100Bは、第1タンクの一例である。インクタンク100Y、100C、100Mは、第2タンクの一例である。
図2に示されるように、キャリッジ23は、記録ヘッド39を搭載している。記録ヘッド39の下面には、複数のノズル40が配置されている。複数のノズル40の先端は、記録ヘッド39の下面から露出している。記録ヘッド39は、ノズル40からインクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ23が移動する過程において、プラテン42に向けて記録ヘッド39がインク滴を吐出する。これにより、プラテン42に支持されている用紙12に画像が記録される。また、これにより、インクタンク100に貯留されたインクが消費される。
[プラテン42]
図2及び図3に示されるように、プラテン42は、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、搬送経路65を挟んで記録部24と上下方向7に対向配置されている。プラテン42は、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下方から支持する。
[カバー70]
図1に示されるように、筐体14の前壁14Aの右部に、開口22が形成されている。筐体14には、カバー70が、開口22を覆うようにして取り付けられている。カバー70は、開口22を閉塞する閉塞位置(図1(A)に示される位置)と、開口22を開放する開放位置(図1(B)に示される位置)との間を回動可能である。カバー70には、開口97が形成されている。筐体14の内部のうち開口22の後方に位置する部分には、空間が拡がっている。この空間に、タンクセット99が配置される。
[タンクセット99]
タンクセット99は、記録ヘッド39に供給されるインクを貯留するものである。図3に示されるように、タンクセット99は、キャリッジ23の移動範囲(記録部24の移動範囲)の右端部、及び当該右端部よりも右方に配置されている。タンクセット99は、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mを備える。
各インクタンク100には、異なる色のインクが貯留される。インクタンク100Bにはブラックインクが貯留され、インクタンク100Yにはイエローインクが貯留され、インクタンク100Cにはシアンインクが貯留され、インクタンク100Mにはマゼンタインクが貯留される。なお、タンクセット99が備えるインクタンク100の数は、4つに限定されない。また、インクの色は、上記の例に限定されない。各インクタンク100の構成については、後述される。
4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mは、左右方向9に沿って一列に並んで配置されている。4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mの中で、インクタンク100Bが最も右に配置されている。つまり、インクタンク100Y、100C、100Mは、左右方向9において、インクタンク100Bよりも記録部24の近くに配置されている。なお、インクタンク100の配置位置は、前記に限らない。
インクタンク100Bは、他のインクタンク100Y、100C、100Mよりもサイズ、特に左右方向9の長さが長い。インクタンク100Bは、他のインクタンク100Y、100C、100Mよりもインクの許容貯留量が多い。なお、インクタンク100の許容貯留量の大小関係は、前記に限らない。
図1に示されるように、タンクセット99は、筐体14の右前部において、筐体14の内部に据え置かれている。換言すれば、タンクセット99は、複合機10から容易に取り外すことができないように、複合機10に固定されている。なお、「容易に取り外すことができない」とは、例えば、使用者が通常の使用状態における複合機10の筐体14からタンクセット99を容易に取り外すことができないことを意味しており、熟練した修理者が複合機10の筐体14からタンクセット99を修理のために取り外すような場合を除く趣旨である。従って、使用者が通常の使用状態における複合機10の筐体14からタンクセット99を容易に取り外すことができなければよい。
[インクタンク100]
以下に、インクタンク100の構成が説明される。インクタンク100Y、100C、100Mは、同構成である。以下では、インクタンク100Y、100C、100Mのうちの1つをインクタンク100と称して、それ構成が説明される。
また、インクタンク100Bの構成は、インクタンク100Y、100C、100Mの構成と類似しているため、インクタンク100Y、100C、100Mの構成の説明の後で、インクタンク100Y、100C、100Mと異なる部分について、その構成が説明される。この場合、インクタンク100Bと、インクタンク100Y、100C、100Mとの構成において形状が多少異なっていたとしても同様な機能を有する構成には同一の符号が付されている。
また、インクタンク100Y、100C、100Mのインク流出路114の構成と、インクタンク100Bのインク流出路115の構成とは異なる。インク流出路114、115の構成については、後述する。
なお、以下の説明では、特に記載のない限り、複合機10及び複合機10に据え置かれたインクタンク100は使用姿勢である。
図4に示されるように、インクタンク100は、インクタンクの外形を形成する筐体140で構成されている。筐体140は、フレーム141と、2枚のフィルム142、143とを備える。
フレーム141は、全体として、左右方向9に沿った寸法が短く、上下方向7及び前後方向8それぞれに沿った寸法が左右方向9に沿った寸法よりも長い扁平の直方体形状である。また、前後方向8の寸法は、上下方向7の寸法よりも長い。
フレーム141は、インク室111内のインクがインクタンク100の外部から視認可能な程度の透光性を有する樹脂で形成されている。フレーム141は、例えば、ポリプロピレンで形成されている。フレーム141は、例えば、樹脂材料を射出成型することによって一体成型されている。フレーム141の剛性は、フィルム142、143の剛性よりも高い。
なお、フレーム141は、樹脂以外で構成されていてもよい。なお、フレーム141は、一体成型でなく、複数の部材が組み合わされた構成であってもよい。
図4に示されるように、フレーム141は、前壁101と、左壁103と、上壁104と、下壁105と、後壁110と、内壁107とを備える。
前壁101は、立壁102と傾斜壁106とで構成されている。立壁102は、上下方向7及び左右方向9に拡がっている。傾斜壁106は、立壁102の上端及び上壁104の前端を連結する壁である。傾斜壁106は、上下方向7及び前後方向8に対して傾斜している。
各インクタンク100における立壁102の前面102A及び傾斜壁106の前面106A、つまり各インクタンク100のフレーム141の前面は、カバー70の開口97、及び筐体14の開口22を介して、複合機10の外部に露出している。これにより、各インクタンク100のフレーム141の前面は、複合機10の前方から視認可能である。そのため、ユーザは、各インクタンク100に貯留されたインクの残量を確認可能である。
左壁103は、前壁101の左端から後方へ延びる壁である。左壁103の上端は、上壁104の前部と接続されている。左壁103の下端は、下壁105の前部と接続されている。
上壁104は、前壁101の上端(傾斜壁106の後端)から後方へ延びている。上壁104の前部は、左壁103の上端と接続されている。
下壁105は、前壁101の下端から後方へ延びる壁である。下壁105は、上壁104から下方に離れて形成されている。
内壁107は、前壁101、左壁103、上壁104、下壁105、及び後壁110に囲まれた空間に、複数配置されている。
図4(A)に示されるように、フレーム141の右面は開放されている。前壁101、下壁105、後壁110、上壁104、及び内壁107の右面にフィルム142が溶着されることによって、フレーム141の右面が封止されている。
図4(B)に示されるように、フレーム141の左面の後部は開放されている。下壁105、後壁110、上壁104、及び内壁107の左面にフィルム143が溶着されることによって、フレーム141の左面が封止されている。
図4及び図6に示されるように、上壁104には、凸部108が形成されている。図6に示されるように、下壁105には、凸部109が形成されている。
[インク室111]
図4に示されるように、筐体140は、その内部にインク室111を有する。インク室111は、インクタンク100の内部空間であり、インクが貯留される。インクタンク100Y、100C、100Mのインク室111は、貯留室の一例である。
インク室111は、前壁101、左壁103、上壁104、下壁105、後壁110、内壁107、フィルム142、及びフィルム143によって区画されている。
詳細には、インク室111は、前壁101の後面によって前側を区画されている。また、インク室111は、後壁110の前面によって後側を区画されている。また、インク室111は、上壁104の下面によって上側を区画されている。また、インク室111は、下壁105の上面によって下側を区画されている。また、インク室111は、フィルム142の左面によって右側を区画されている。また、インク室111は、左壁103の右面及びフィルム143の右面によって左側を区画されている。インク室111は、内壁107によって複数に分割されている。
本実施形態では、インク室111の右側はフィルム(フィルム142)で区画されており、インク室111の左側はフィルム(フィルム143)及び樹脂(左壁103)によって区画されている。しかし、インク室111の右側がフィルム及び樹脂で区画されており、インク室111の左側がフィルムで区画されていてもよい。また、インク室111の右側及び左側の各々がフィルム及び樹脂で区画されていてもよい。
図4及び図6に示されるように、筐体140は、大気連通路170を有する。大気連通路170は、インク室111とインクタンク100の外部とを連通するための連通路である。換言すると、大気連通路170は、インク室111を大気開放するための連通路である。
大気連通路170の一端は、開口144、145を介してインク室111と連通している。大気連通路170の他端は、上壁104に形成された大気開放口187と連通している。
図6に示されるように、大気連通路170の一端と他端との間には、半透膜183が大気連通路170を閉塞するように貼付されている。半透膜183は、インクの通過を遮断し且つ気体の通過を許容する微小な孔を有する多孔質膜である。
各インクタンク100の傾斜壁106には、インク室111にインクを注入するための供給口112が形成されている。供給口112は、傾斜壁106を厚み方向に貫通して、インク室111をインクタンク100の外部に連通させる。インクタンク100Y、100C、100Mに形成された供給口112は、注入口の一例である。
傾斜壁106及び供給口112は、カバー70を開放位置に位置させることによって、開口22を介して複合機10の外部に露出する。インクタンク100が使用姿勢にあるときに、供給口112を通じてインク室111にインクが注入される。
[インクタンク100B]
以下、図5を参照しつつ、インクタンク100Bの構成が説明される。図5に示されるように、インクタンク100Bは、インクタンク100Y、100C、100M(図4参照)よりも左右方向9に長い。
以下、インクタンク100Bについて、インクタンク100Y、100C、100Mと異なる部分について説明される。なお、インクタンク100Bにおいてインクタンク100Y、100C、100Mと同構成の部分については、図4と同じ参照符号が付された上で、その説明が省略される。また、インクタンク100Bにおける所定部分の構成と、インクタンク100Y、100C、100Mの当該所定部分に対応する部分の構成との相違点が、インクタンク100Bにおける所定部分の構成の方が左右方向9に長いという点のみである場合、インクタンク100Bにおける当該所定部分に対応する部分については、図4と同じ参照符号が付された上で、その説明が省略される。
図5に示されるように、インクタンク100Bは、左壁103(図4(B)参照)を備えておらず、右壁159を備えている。右壁159は、前壁101の右端から後方へ延びる壁である。右壁159の上端は、上壁104の前部と接続されている。右壁159の下端は、下壁105の前部と接続されている。
インクタンク100Bは、インクタンク100Y、100C、100Mと同様にインク室111を備える。インクタンク100Bのインク室111は、前壁101、右壁159、上壁104、下壁105、後壁110、内壁107、フィルム142、及びフィルム143によって区画されている。インクタンク100Bのインク室111は、貯留室の一例である。
インクタンク100Bは、インクタンク100Y、100C、100Mと同様に供給口112を備える。インクタンク100Bに形成された供給口112は、注入口の一例である。
[インク流出路114、115]
図4及び図9(A)に示されるように、インクタンク100Y、100C、100Mの筐体140は、インクが流通するインク流出路114(流路の一例)を備える。図5及び図9(B)に示されるように、インクタンク100Bの筐体140は、インクが流通するインク流出路115(流路の一例)を備える。インク流出路114、115は、インク室111に貯留されているインクをインクタンク100の外部へ流出するための連通路である。
以下、インク流出路114の構成が説明される。図6に示されるように、インク流出路114の一端は、下壁105と後壁110の境界に形成された開口150(流入口の一例)である。インク流出路114は、開口150を介してインク室111と連通している。図9(A)に示されるように、開口150は、インクタンク100Y、100C、100Mの左右方向9の中心よりも右側(一端側の一例)に形成されている。本実施形態において、開口150は、インクタンク100Y、100C、100Mの右端部に形成されている。図6に示されるように、開口150は、内壁107の一部である内壁155(壁の一例)によって全周が区画されている。開口150は、円形である。
インク流出路114の他端は、突出部157の先端に形成された開口156(流出口の一例)である。図4及び図6に示されるように、突出部157は、後壁110の後面110Aから後方へ向けて突出している。突出部157は、中空である。図4(B)及び図9(A)に示されるように、突出部157は、左右方向9において、インクタンク100Y、100C、100Mの各々の中央部に形成されている。つまり、開口156は、左右方向9において、インクタンク100Y、100C、100Mの中央部に形成されている。図6に示されるように、開口156は、開口150よりも上方に位置している。開口156は、インク流出路114とインクタンク100Y、100C、100Mの外部とを連通している。
図4(B)に示されるように、突出部160が、外壁110の後面110Aから後方へ向けて突出している。突出部160は、突出部157を周方向に覆っている。突出部160は、突出部157よりも後方まで突出している。
図4及び図9(A)に示されるように、インク流出路114は、第1流路171と第2流路172とで構成されている。
第1流路171は、後壁110と下壁105と内壁107とフィルム139とによって区画されている。後壁110は、第1流路171の後側を区画している。下壁105は、第1流路171の下側を区画している。内壁107は、第1流路171の前側、右側、及び上側を区画している。フィルム139は、フレーム141に溶着されることによって第1流路171の左側を区画している。つまり、インク流出路114の一部は、インクタンク100Y、100C、100Mの筐体140のフレーム141の壁によって区画されている。
第1流路171におけるインクが流れる方向と直交する断面は、四角形である。当該断面の面積は、開口150の面積よりも大きい。図10に示されるように、第1流路171の四角の頂点部分、つまり角部は、曲面を備えている。本実施形態において、角部は面取りされている。面取り部分は、図10において符号190で示されている。本実施形態では、角部は丸み面取りされているが、角部は他の面取り(例えば45度面取り)であってもよい。
図4及び図9(A)に示されるように、第1流路171の一端は、開口150を介してインク室111と連通している。第1流路171の他端は、開口153を介して第2流路172と連通している。
第1流路171は、図10に示されるように、3つの水平流路171A、171B、171Cと、2つの鉛直流路171D、171Eとで構成されている。水平流路171A、171B、171Cは、左右方向9(水平方向)に延びている。鉛直流路171D、171Eは、上下方向7(上向きの成分を有する方向)に延びている。第1流路171は、水平流路171A、鉛直流路171D、水平流路171B、鉛直流路171E、及び水平流路171Cの順序で、開口150から開口153へ延びている。第1流路171は、後方から見て概ねS字形状の流路である。
図4に示されるように、第2流路172は、突出部157の内部空間である。第2流路172におけるインクが流れる方向と直交する断面は、円形である。第2流路172は、前後方向8(水平方向)に延びている。第2流路172の前端は、開口153を介して第1流路171と流通している。第2流路172の後端は、開口156を介してインクタンク100Y、100C、100Mの外部と連通している。
インクタンク100Y、100C、100Mが筐体14の内部に据え置かれた状態において、突出部157は、連結部材200のインクニードル223(図12参照)と図示しないチューブを介して接続されている。
以上より、インク流出路114は、開口150から開口156へ向けて、上向きの成分を有する方向及び水平方向へ延びている。換言すると、インク流出路114は、開口150から開口156へ向けて、下向きの成分を有することなく延びている。
以下、インク流出路115の構成が説明される。なお、以下のインク流出路115の説明では、インク流出路114の構成と異なる部分について説明される。一方、インク流出路114の構成と同構成の部分についてのインク流出路115の説明は、省略または簡略される。この場合、インク流出路115とインク流出路114との構成において形状が多少異なっていたとしても同様な機能を有する構成には、同一の符号が付されている。
インク流出路115は、その一端が開口150(流入口の一例)を介してインク室111と連通しており、その他端が突出部157の先端に形成された開口156(流出口の一例)を介してインクタンク100Bの外部と連通している。開口150は、インクタンク100Bの左右方向9の中心よりも右側(一端側の一例)に形成されている。本実施形態において、開口150は、インクタンク100Bの右端部に形成されている。インクタンク100Bの開口150は、インクタンク100Y、100C、100Mの開口150と同様に、内壁155(壁の一例)によって全周が区画されており、円形である。
インクタンク100Bの突出部157は、後壁110の後面110Aから後方へ向けて突出している。図5(B)及び図9(B)に示されるように、インクタンク100Bの突出部157は、左右方向9において、インクタンク100Bの中央部よりも左側(換言すると中央部に対して開口150の反対)に形成されている。つまり、開口156は、左右方向9において、インクタンク100Bの中央部よりも左側に形成されている。また、上述したように、本実施形態において、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mの中で、インクタンク100Bが最も右に配置されている。これにより、本実施形態では、図7(B)に示されるように、隣り合うインクタンク100Bの開口156とインクタンク100Yの開口156との左右方向9の間隔L1は、隣り合う2つのインクタンク100Y、100Cの左右方向9の間隔L2、及び隣り合う2つのインクタンク100C、100Mの左右方向9の間隔L2と等しい。
図5及び図9(B)に示されるように、インク流出路115は、第1流路181と第2流路182とで構成されている。
第1流路181は、後壁110と下壁105と内壁107とフィルム139とによって区画されている。第1流路181におけるインクが流れる方向と直交する断面は、四角形である。当該断面の面積は、開口150の面積よりも大きい。第1流路181の四角の頂点部分、つまり角部は、曲面を備えている。本実施形態において、角部は面取りされている。面取り部分は、図11において符号190で示されている。本実施形態では、角部は丸み面取りされているが、角部は他の面取り(例えば45度面取り)であってもよい。
第1流路181は、図11に示されるように、2つの水平流路181A、181Bと、1つの鉛直流路181Cとで構成されている。水平流路181A、181Bは、左右方向9に延びている。鉛直流路171Cは、上下方向7に延びている。第1流路171は、水平流路171A、鉛直流路171C、及び水平流路171Bの順序で、開口150から開口153へ延びている。第1流路171は、後方から見て概ね横向きのU字形状の流路である。
第2流路182は、第2流路172と同構成である。インクタンク100Bが筐体14の内部に据え置かれた状態において、突出部157は、連結部材200のインクニードル223(図12参照)と図示しないチューブを介して接続されている。
以上より、インク流出路115は、インク流出路114と同様に、開口150から開口156へ向けて、上向きの成分を有する方向及び水平方向へ延びている。換言すると、インク流出路115は、開口150から開口156へ向けて、下向きを成分を有することなく延びている。
インク流出路115の容積は、インク流出路114の容積と等しい。以下に詳述する。第1流路181におけるインクが流れる方向と直交する断面積は、第1流路171におけるインクが流れる方向と直交する断面積と同じである。また、第2流路182におけるインクが流れる方向と直交する断面積は、第2流路172におけるインクが流れる方向と直交する断面積と同じである。また、上述したように、インクタンク100Bは、他のインクタンク100Y、100C、100Mよりも左右方向9の長さが長い(図9参照)。よって、図9に示されるように、第1流路181の水平流路181Aの左右方向9の長さは、第1流路171の水平流路171A、171B、171Cの各々の左右方向9の長さよりも長い。しかし、第1流路171には、図10に示されるように、水平流路が3つ(水平流路171A、171B、171C)あるのに対して、第2流路182には、図11に示されるように、水平流路が2つ(水平流路181A、181B)しかない。また、第1流路171には、図10に示されるように、鉛直流路が2つ(鉛直流路171D、171E)あるのに対して、第1流路181には、図11に示されるように、鉛直流路が1つ(鉛直流路181C)しかない。これにより、インクタンク100Bの左右方向9の長さが、他のインクタンク100Y、100C、100Mの左右方向9の長さより長いにもかかわらず、インク流出路115の容積をインク流出路114の容積と等しくすることが可能である。なお、上記の「等しい」とは、完全に同一であることのみならず、ほぼ等しいことを含む概念である。
[結束部材120]
図7に示されるように、結束部材120は、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mを、左右方向9に沿って一列に並んだ状態で保持するものである。
図8に示されるように、結束部材120は、前壁71と、右壁72と、左壁73と、上壁74と、下壁75と、仕切り壁92とを備える。
前壁71は、立壁76と傾斜壁77とで構成されている。立壁76は、上下方向7及び左右方向9に拡がっている。傾斜壁77は、立壁76の上端及び上壁74の前端を連結する壁である。傾斜壁77は、上下方向7及び前後方向8に対して傾斜している。
右壁72は、前壁71の右端から後方へ延びる壁である。左壁73は、前壁71の左端から後方へ延びる壁である。上壁74は、前壁71の上端(詳細には傾斜壁77の上端)から後方へ延びる壁である。上壁74の右端は、右壁72の上端と接続されている。上壁74の左端は、左壁73の上端と接続されている。下壁75は、前壁71の下端から後方へ延びる壁である。下壁75の右端は、右壁72の下端と接続されている。下壁75の左端は、左壁73の下端と接続されている。
結束部材120は、インクタンク100を保持した状態(図7に示される状態)でプリンタ部11の筐体14(図1参照)に固定されるとともに支持される。
図8(B)に示されるように、前壁71と、右壁72と、左壁73と、上壁74と、下壁75とによって、結束部材120の内部空間127が形成される。図7に示されるように、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mが、後方から内部空間127へ向けて挿入される。これにより、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mの前部が、内部空間127を占める。
図8(B)に示されるように、内部空間127は、仕切り壁92によって、インクタンク100の数(4つ)に分けられている。本実施形態では、内部空間127は、仕切り壁92によって、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mの各々に対応する4つの内部空間127B、127Y、127C、127Mに分けられている。
上壁74の後部に複数の開口79が形成されている。各開口79は、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mに対応している。つまり、本実施形態において、開口79は4つ形成されている。開口79は、インクタンク100が内部空間127へ挿入された状態において、インクタンク100の凸部108(図4〜図6参照)と対応する位置に形成されている。
下壁75の後部に複数の開口80が形成されている。各開口80は、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mに対応している。つまり、本実施形態において、開口80は4つ形成されている。開口80は、インクタンク100が内部空間127へ挿入された状態において、インクタンク100の凸部109(図6参照)と対応する位置に形成されている。
インクタンク100が内部空間127へ挿入される過程において、凸部108は、上壁74の内部空間127側の面74Aと当接して押圧されて下方へ撓む。また、凸部109は、下壁75の内部空間127側の面75Aと当接して押圧されて上方へ撓む。更にインクタンク100が挿入されると、凸部108は開口79に挿入された状態となり、凸部109は開口80に挿入された状態となる。これにより、凸部108、109の撓みは解消される。当該状態において、凸部108は、開口79と係合している。また、当該状態において、凸部109は、開口80と係合している。これにより、インクタンク100は、結束部材120内において位置決めされる。
以上のように、結束部材120は、図7に示されるように、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mを、左右方向9に沿って一列に並んだ状態で保持する。なお、インクタンク100の配置順序は、右から順にインクタンク100B、インクタンク100Y、インクタンク100C、及びインクタンク100Mである。結束部材120は、インクタンク100を保持した状態において、インクタンク100の前部を覆っている。
図8(A)に示されるように、結束部材120の前壁71の立壁76には、複数の開口81が形成されている。各開口81は、左右方向9に間隔を空けて形成されている。各開口81は、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mに対応している。つまり、本実施形態において、開口81は4つ形成されている。
図7(A)に示されるように、結束部材120が各インクタンク100を保持した状態において、各インクタンク100の前壁101の立壁102が、開口81を介して結束部材120の外部に露出可能である。また、図1(A)に示されるように、結束部材120が各インクタンク100を保持した状態、且つカバー70が閉塞位置の状態において、各インクタンク100の立壁102が、結束部材120の開口81及びカバー70の開口97を介してプリンタ部11の外部に露出可能である。これにより、ユーザは、外部から各インクタンク100に貯留されたインク残量を確認できる。
図8に示されるように、結束部材120の前壁71の傾斜壁77には、複数の開口82が形成されている。各開口82は、左右方向9に間隔を空けて形成されている。各開口82は、4つのインクタンク100B、100Y、100C、100Mに対応している。つまり、本実施形態において、開口82は4つ形成されている。
図7(A)に示されるように、結束部材120が各インクタンク100を保持した状態において、各インクタンク100の供給口112が、開口82を介して結束部材120の外部に露出可能である。
図7に示されるように、結束部材120には、各インクタンク100の供給口112に対応して、キャップ113が取り付けられている。本実施形態において、キャップ113は、4つ取り付けられている。キャップ113は、ゴムやエラストマーのように弾性変形可能な素材によって成型されている。これにより、キャップ113は、結束部材120に取り付けられた状態を維持しつつ、供給口112に着脱可能である。
図示されていないが、キャップ113の先端部が供給口112の周縁を区画する壁面に密着することによって、キャップ113は供給口112を液密に封止する。一方、図7(A)に示されるように、キャップ113の先端部が供給口112から離間することによって供給口112は、開放される。これにより、供給口112を通じてインク室111にインクを注入することが可能となる。
[連結部材200]
図12に示されるように、連結部材200は、4つのインクタンク100が装着されるものである。連結部材200は、4つのインクタンク100を、前後方向8の後方から、左右方向9に沿って一列に並んだ状態で保持する。連結部材200は、支持本体201及び連結部202を備える。支持本体201の後方から連結部202が組み合わされることによって、連結部材200が構成されている。
支持本体201は、嵌合などの公知の手段によってプリンタ部11の筐体14に固定され、支持されている。
支持本体201の上面には、前後方向8に沿って延びる4つの溝210が形成されている。溝210の前端は、前方へ開口している。各溝210は、結束部材120に一体に保持された4つのインクタンク100が、連結部材200に装着されるときに、左右方向9の位置決めを行いつつ、前後方向8にスライド可能とするガイドとして機能する。
支持本体201の溝210の上方には、前方へ向かって突出するロッド217がそれぞれ設けられている。各ロッド217の前端に、各インクタンク100の後壁110がそれぞれ当接することによって、各インクタンク100の後方の位置が決定される。
連結部202は、連結板221、ガイド筒222、インクニードル223、インク流路224、及びジョイント225を有する。連結板221は、支持本体201に対してネジ(不図示)によって固定されている。
ガイド筒222は、連結板221から前方へ突出する円筒形状である。ガイド筒222は、溝210の上方に位置する。ガイド筒222は、各溝210に対応して4つが左右方向9へ並んで配置されている。ガイド筒222は、その内部空間に、インクタンク100の突出部160を収容可能である。ガイド筒222は、インクニードル223が突出部157に挿入されるときに、突出部160を収容することによって、インクニードル223と突出部157との位置決めを行う。
ガイド筒222の内部空間には、ガイド筒222と同軸線となるインクニードル223が配置されている。インクニードル223は、連結板221から前方へ延びる管である。インクニードル223の一端である前端(先端)がインクタンク100の突出部157に挿入されて、突出部157と接続される。これにより、インクニードル223の前端は、開口156と連通される。その結果、インクニードル223の内部空間とインクタンク100のインク室111とが連通する。インクニードル223は、被接続部の一例である。
連結板221の後面には、インク流路224が形成されている。インク流路224は、各インクニードル223に対応して独立した流路として構成されている。連結板221の後面に形成された溝の開口面(後面)が不図示のフィルムによって封止されることによって、インク流路224が形成されている。各インク流路224は、各インクニードル223の後端部の開口と連続している。また、各インク流路224は、連結板221の上部に形成された各ジョイント225とそれぞれ連続している。各ジョイント225には、インクチューブ32がそれぞれ連結される。
以上より、インクニードル223の他端である後端(基端)は、インク流路224、ジョイント225、及びインクチューブ32を介して、記録部24と連通している。これにより、インクタンク100のインク室111に貯留されたインクは、インク流出路114、インクニードル223、インク流路224、ジョイント225、及びインクチューブ32を介して、記録部24へ向けて流出する。
[上記実施形態の作用効果]
上記実施形態によれば、インク流出路114、115において開口150から開口156へ向けて下向きの成分を有する部分がない。そのため、インクと共にエアがインク流出路114、115に進入してきた場合に、エアがインク流出路114、115内に溜まることを低減できる。
また、上記実施形態によれば、エアが溜まりやすいインク流出路114、115の角部は曲面を備えている。そのため、インクと共にエアがインク流出路114、115に進入してきた場合に、エアがインク流出路114、115内に溜まることを低減できる。
また、上記実施形態によれば、使用姿勢における右端が上端となり使用姿勢における左端が下端となるように、インクタンク100が載置された場合、開口150がインクタンク100の上部に位置する。そのため、当該場合において、インク室111に貯留されたインクが開口150からインク流出路114、115へ進入することを低減することができる。
また、上記実施形態によれば、開口150が円形であるため、開口150においてインクのメニスカスが維持されやすい。これにより、インク流出路114、115へエアが進入することが抑制される。
また、上記実施形態によれば、開口150の面積が小さいため、開口150においてインクのメニスカスが維持されやすい。これにより、インク流出路114、115へエアが進入することが抑制される。
また、複合機10においては、未使用時の初期状態の際に、インクタンク100にインクが貯留されていない。よって、初期状態の複合機10を最初に使用する際には、使用者はインクタンク100の供給口112からボトルに貯留されたインクを補充する。また、複合機10を画像記録可能な状態とするために、インクタンク100に補充されたインクを、インク流出路114、115を介して記録部24まで供給することによって、インク室111と記録部24との間をインクで満たす初期導入を実行する。
このとき、仮に、インクタンク100Bのインク流出路115の容積とインクタンク100Y、100C、100Mのインク流出路114の容積とが異なると、以下の問題が生じる。つまり、初期導入がインクタンク100B及びインクタンク100Y、100C、100Mについて同時に実行される場合、インクタンク100B及びインクタンク100Y、100C、100Mのうち大きなインクタンク100Bのインク室111と記録部24との間がインクで満たされるまでの間に、インクタンク100B及びインクタンク100Y、100C、100Mのうち小さなインクタンク100Y、100C、100Mのインク室111と連通した記録部24において、インク流出路115の容積とインク流出路114の容積との差分の量のインクが消費される。つまり、当該差分の量のインクが無駄に消費されてしまう。このインクの無駄を無くすために、インクタンク100B及びインクタンク100Y、100C、100Mの初期導入を順番に実行することが考えられる。しかし、この場合、初期導入に時間がかかってしまう。
本実施形態によれば、インクタンク100Bの開口150とインクタンク100Bの開口156との間の左右方向9の長さがインクタンク100Y、100C、100Mの開口150とインクタンク100Y、100C、100Mの開口156との間の左右方向9の長さよりも長いにもかかわらず、インクタンク100Bのインク流出路115の容積とインクタンク100Y、100C、100Mのインク流出路114の容積とが同じである。そのため、初期導入時において、各インクタンク100B、100Y、100C、100Mに貯留されたインクが共通のポンプによって記録部24へ吸引された場合に、各インクタンク100B、100Y、100C、100Mのインクの使用量を均一且つ最小にできる。つまり、初期導入がインクタンク100B及びインクタンク100Y、100C、100Mについて同時に実行された場合であっても、インクタンク100Y、100C、100Mに貯留されたインクが無駄に消費されることを防止できる。
また、上記実施形態によれば、隣り合うインクタンク100Bの開口156及びインクタンク100Yの開口156の左右方向9の間隔L1と、隣り合う2つのインクタンク100Y、100C、100Mの開口156の左右方向9の間隔L2とは、同じである。そのため、インクタンク100B及びインクタンク100Y、100C、100Mを複合機10に据え置いた状態で、複合機10から各インクタンク100へ作用する力を均一にすることができる。
また、本実施形態によれば、インクタンク100Bの開口156がインクタンク100Bの左右方向9の中央部よりも端部側に位置することになる。そのため、インクタンク100Bの開口150とインクタンク100Bの開口156との間の左右方向9の長さは、インクタンク100Y、100C、100Mの開口150とインクタンク100Y、100C、100Mの開口156との間の左右方向9の長さよりも長くなる。
また、上記実施形態によれば、複合機10はインクニードル223を備えており、インクニードル223にインクタンク100が図示しないチューブを介して接続されている。このような構成であることにより、複合機10をインクタンク100以外と接続可能に構成することが可能である。インクタンク100以外のものとして、例えば貯留されたインクが消費されると新しいものと交換可能なカートリッジが挙げられる。
また、上記実施形態によれば、インクタンク100が上方となり記録部24が下方となるように、複合機10が載置された場合に、インクタンク100と複合機10との水頭差が大きくなるため、タンクセット99から記録部24へインクが流出するリスクが高まる。しかし、上記実施形態のように、開口150がインクタンク100の左右方向9の中心よりも右側に位置するように構成されているため、上記リスクを低減できる。
[変形例]
上記実施形態では、インク流出路114、115は、開口150から開口156へ向けて、上向きの成分を有する方向及び水平方向へ延びていた。しかし、インク流出路114、115は、開口150から開口156へ向けて、水平方向へ延びることなく上向きの成分を有する方向にのみ延びていてもよい。具体的には、インク流出路114は、開口150から開口156へ向けて、上方または斜め上方の少なくとも一方の方向へ延びていてもよい。
上記実施形態では、インク流出路114の第1流路171及びインク流出路115の第1流路181は、水平方向としての左右方向9及び上下方向7に延びていた。しかし、水平方向とは、左右方向9に限らない。例えば、インク流出路114、115は、水平方向として前後方向8に延びていてもよい。もちろん、インク流出路114、115は、水平方向として前後方向8及び左右方向9の双方に延びていてもよい。
上記実施形態では、インク流出路114、115は、開口150から開口153へ向けて、下向きの成分を有することなく延びていた。しかし、インク流出路114、115は、開口150から開口153へ向けて、下向きの成分を有する向きへ延びる部分を有していてもよい。
上記実施形態では、突出部157、160は、後壁110の後面110Aから後方へ向けて突出していたが、突出部157、160の突出向きは後方に限らない。例えば、突出部157、160は、下壁105の下面から下方へ向けて突出していてもよい。この場合、インク流出路114の第2流路172及びインク流出路114の第2流路182は、上下方向7に沿って延びている。
上記実施形態では、インク流出路114、115の全経路が、開口156の上端よりも下方に位置していたが、インク流出路114、115の一部経路が、開口156の上端よりも上方に位置していてもよい。例えば、インク流出路114、115は、開口150から開口156へ向けて、一旦開口156の上端よりも上方へ延びてから、開口156へ到達するように下方へ延びていてもよい。
上記実施形態では、インク流出路114の第1流路171の角部、及びインク流出路115の第1流路181の角部は面取りされていたが、当該角部は面取りされていなくてもよい。また、インク流出路114、115に複数存在する当該角部のうち、それらの一部のみが面取りされていてもよい。
上記実施形態では、開口150は、インクタンク100の右端部に形成されていたが、当該右端部以外、例えばインクタンク100の左右方向9の中央部や左端部に形成されていてもよい。
上記実施形態では、インクタンク100Y、100C、100Mの開口156は、インクタンク100Y、100C、100Mの左右方向9の中央部に形成されていた。また、インクタンク100Bの開口156は、左右方向9において、インクタンク100Bの中央部に対して開口150の反対に形成されていた。しかし、開口156の位置は、前述した位置に限らない。例えば、上記実施形態とは逆に、インクタンク100Y、100C、100Mの開口156が、インクタンク100Y、100C、100Mの中央部に対して開口150の反対に位置し、インクタンク100Bの開口156が、インクタンク100Bの左右方向9の中央部に位置していてもよい。
上記実施形態では、インク流出路114、115は、筐体140のフレーム141の壁とフィルム139とによって区画されていた。つまり、インク流出路114、115の一部が、筐体140のフレーム141の壁によって区画されていた。しかし、インク流出路114、115の全部が、筐体140のフレーム141の壁によって区画されていてもよい。
上記実施形態では、開口150は、その全周が内壁107によって区画されていた。しかし、例えば、開口150の周の一部のみが内壁107によって区画され、開口の150の周の残りがフィルムによって区画されていてもよい。
上記実施形態では、開口150は、円形であったが、円形以外の形状であってもよい。
上記実施形態では、インク流出路114の第1流路171及びインク流出路115の第1流路181において、インクが流れる方向と直交する断面は四角形であった。しかし、当該断面は、四角形以外、例えば円形であってもよい。また、インク流出路114の第2流路172及びインク流出路115の第2流路182において、インクが流れる方向と直交する断面は円形であった。しかし、当該断面は、円形以外、例えば四角形であってもよい。
上記実施形態では、インク流出路114の第1流路171及びインク流出路115の第1流路181において、インクが流れる方向と直交する断面の面積は、開口150の面積よりも大きかった。しかし、当該断面の面積は、開口150の面積以下であってもよい。
タンクセット99が備える複数のインクタンク100は、左右方向9以外、例えば前後方向8に並んで配置されていてもよい。また、タンクセット99が備える複数のインクタンク100は、並んで配置されていなくてもよい。
上記実施形態では、隣り合うインクタンク100Bの開口156とインクタンク100Yの開口156との左右方向9の間隔L1は、隣り合う2つのインクタンク100Y、100Cの左右方向9の間隔L2、及び隣り合う2つのインクタンク100C、100Mの左右方向9の間隔L2と等しかった。しかし、間隔L1と間隔L2とは異なる長さであってもよい。また、隣り合う2つのインクタンク100Y、100Cの左右方向9の間隔は、隣り合う2つのインクタンク100C、100Mの左右方向9の間隔と異なる長さであってもよい。
上記実施形態では、インクタンク100がインクニードル223と接続されることによって、インクタンク100と記録部24との間でインクの流通が可能となっていたが、このような構成に限らない。例えば、インクタンク100が、突出部157、160を備えておらず、インクチューブ32が開口153に直接挿入されていてもよい。
上記実施形態では、インクを液体の一例として説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、インクに代えて、印刷時にインクに先立って記録用紙に吐出される前処理液、或いは記録ヘッド39のノズル40の乾燥を防止するために記録ヘッド39のノズル40近傍に噴霧される水等が、液体の一例であってもよい。
100・・・インクタンク(タンク)
111・・・インク室(貯留室)
112・・・供給口(注入口)
114・・・インク流出路(流路)
115・・・インク流出路(流路)
150・・・開口(流入口)
156・・・開口(流出口)

Claims (9)

  1. 液体消費部を有する液体消費装置に据え置かれるタンクであって、
    上記タンクは、
    前壁と後壁との間において液体を貯留する貯留室と、
    液体が流通する流路と、
    上記貯留室に液体を注入するための注入口と、
    上記貯留室及び上記流路を連通する流入口と、
    上記流入口より上方に位置しており、上記流路及び上記タンクの外部を連通しており、液体を上記液体消費部へ向けて流出する流出口と、を備え、
    上記流路は、上記流入口から上記流出口へ向けて、上向きの成分を有する方向、または、上向きの成分を有する方向及び水平方向へ延びており、
    上記タンクは、第1タンクと、当該第1タンクよりも上下方向および前後方向に直交する左右方向に沿った長さが短い第2タンクとを備え、
    上記第1タンクの上記流入口と上記第1タンクの上記流出口との間の上記左右方向の長さは、上記第2タンクの上記流入口と上記第2タンクの上記流出口との間の上記左右方向の長さよりも長く、
    上記第1タンクの上記流路の容積は、上記第2タンクの上記流路の容積と同じであるタンク。
  2. 上記流路の角部は曲面を備える請求項1に記載のタンク。
  3. 上記流入口は、上記左右方向において、上記タンクの上記左右方向の中心よりも一端側に位置している請求項1または2に記載のタンク。
  4. 上記流入口は円形である請求項1から3のいずれかに記載のタンク。
  5. 上記流入口の面積は、上記流路における液体が流れる方向と直交する断面積よりも小さい請求項1から4のいずれかに記載のタンク。
  6. 上記タンクは、1つの上記第1タンクと複数の上記第2タンクとを備えており、
    1つの上記第1タンクと複数の上記第2タンクとは上記左右方向に並んで配置されており、
    隣り合う上記第1タンクの上記流出口及び上記第2タンクの上記流出口の上記左右方向の間隔と、隣り合う2つの上記第2タンクの上記流出口の上記左右方向の間隔とは、同じである請求項1から5のいずれかに記載のタンク。
  7. 請求項1からのいずれかに記載のタンクと、
    上記液体消費部と、
    上記タンクが接続されており、一端が上記流出口と連通され他端が上記液体消費部と連通された被接続部と、を備える液体消費装置。
  8. 上記タンクは、上記タンクの筐体から突出しており、先端に上記流出口が形成されており、上記被接続部と接続される突出部を備える請求項7に記載の液体消費装置。
  9. 記第1タンクと上記第2タンクとは上記左右方向に並んで配置されており、
    上記第2タンクは、上記左右方向において、上記第1タンクよりも上記液体消費部の近くに配置されている請求項7または8に記載の液体消費装置。
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