JP6441252B2 - 熱レーザ刺激装置、熱レーザ刺激方法および記録媒体 - Google Patents

熱レーザ刺激装置、熱レーザ刺激方法および記録媒体 Download PDF

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Description

本開示は、熱レーザ刺激装置、熱レーザ刺激方法およびプログラムに関する。
超大規模集積(VLSI)で高いパフォーマンスを達成するための半導体産業における要求は、フォトリソグラフィの限界を押し広げてきた。フォトリソグラフィは、紫外光、すなわち短波長光を用いることで、精度よく生成された50nmほどの形状を持つ微細加工パターンの解像度とスループットとの両方を向上してきた。この顕著な微細化にもかかわらず、フォトリソグラフィの解像度はその限界に達したように思われ、新たなテクノロジーの開発が望まれている。積層構造半導体は、VLSI製造における重要なパラダイム・シフトを象徴する最も有望な新興のテクノロジーとして注目されている。積層構造半導体は、VLSIチップにおけるトランジスタ密度を増加させるために、フォトリソグラフィの更なる微細化の代わりに、多層積層を用いる。
また、半導体製造では、歩留りを向上しつつ製品の信頼性を向上する上で、欠陥検出が必要不可欠な工程である。歴史的には、欠陥検出技術は、半導体製造技術の進歩と並行して発展してきた。たとえば、ロックイン・サーモグラフィ(LIT)、透過型電子顕微鏡(TEM)、レーザ電圧イメージング(LVI)および光ビーム加熱抵抗変化(OBIRCH)のような技術は、半導体産業における確立した欠陥解析技術となっている。
特開2013−036953号公報 特開2010−197051号公報 特開2007−127499号公報 特開平10−050784号公報 特開2005−300250号公報
以下の実施形態では、テストオブジェクトにおける欠陥を検出することができる熱レーザ刺激装置、熱レーザ刺激方法およびプログラムが提供される。
一実施形態にかかる装置は、レーザビームを出力するレーザ光源と、前記レーザビームを変更し、前記変更されたレーザビームをテストオブジェクトへ照射する光学システムと、前記テストオブジェクトを前記変更されたレーザビームで照射する過程における信号の変化を検出する信号検出器と、前記信号検出器で検出された変化に基づいて欠陥検出を実行するコンピュータシステムとを備え、前記光学システムは、前記変更されたレーザビームが、ピーク強度が照射軸近傍に位置する第1強度成分と、ピーク強度が前記照射軸の周囲に位置する第2強度成分とを含む照射領域を生成するように、前記レーザビームを変更する。
図1は、一実施形態の概念を示す図である。 図2は、実施形態にかかる熱レーザ刺激装置の構成を示す図である。 図3Aは、実施形態の第1例にかかる変更レーザビームを示す図である。 図3Bは、実施形態の第2例にかかる変更レーザビームを示す図である。 図3Cは、実施形態の第3例にかかる変更レーザビームを示す図である。 図4は、実施形態にかかる熱源決定の例を説明するための図である。 図5Aは、実施形態にかかるレーザビーム照射の例を示すテーブルである。 図5Bは、実施形態にかかるテストオブジェクトにおける最浅(最も熱い)層での熱分布の計算結果を示すグラフである。 図6Aは、実施形態にかかる熱レーザ刺激装置によって実行される熱レーザ刺激方法のメインプロセスを示すフローチャートである。 図6Bは、図6AにおけるステップS102をより詳細に説明するためのフローチャートである。 図6Cは、図6BにおけるステップS112およびS115をより詳細に説明するためのフローチャートである。 図6Dは、図6CにおけるステップS121をより詳細に説明するためのフローチャートである。 図6Eは、図6DにおけるステップS135の内挿プロセスを説明するためのグラフである。 図7Aは、照射パラメータの4つのセットでの許容パワーを決定するためのステップS135の外挿プロセスを説明するためのグラフである。 図7Bは、照射パラメータの4つのセットについてステップS135で特定された許容パワーで照射した際の最浅層の温度の計算結果を示すグラフである。 図8は、実施形態にかかる図5Aにリストされた4つの異なる種類の照射について数値シミュレーションの精度推定を示す図である。 図9Aは、実施形態にかかる3つのドーナツ範囲の例を示す図である。 図9Bは、実施形態にかかる図9Aに示す3つのドーナツ範囲についてドーナツ照射の精度推定を示す図である。 図9Cは、実施形態にかかる異なるガウシアン・ドーナツ結合比の3つのドーナツ型ビームおよび固定ガウシアンおよびドーナツ範囲の例を示す図である。 図9Dは、実施形態にかかる図9Cに示す5つのビームの精度推定を示す図である。 図10は、実施形態にかかる光学システムの例を示す模式図である。 図10Bは、実施形態にかかるテストオブジェクトと変更レーザビー ムでテストオブジェクトを照射することで形成された照射領域とを示す模式平面図および模式側面図である。 図10Cは、実施形態にかかるテストオブジェクトの模式平面図であ る。 図11は、実施形態にかかる光学システムの他の例を示す模式図である。
本明細書で開示される主題は、添付の図面を参照してさらに完全に以下で説明されるが、図中の類似の符号は全体を通して類似の要素を示す。本発明の実施形態はすべてが示されているわけではなく、本明細書で開示される主題は多くの異なる形態で実施することができ、また本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。実際、本明細書で述べられる、本明細書で開示された主題の多くの変形例および他の実施形態が、本明細書で開示される主題に関係する分野の当業者の頭に浮かぶであろう。本発明で開示される詳細な実施形態は、テストオブジェクトの効果的な熱刺激を実行するための可能な設定の例示としての役割を果たす。
以下の実施形態では、熱レーザ刺激およびテストオブジェクトに埋もれている欠陥の検出のための装置、方法およびプログラムが提示される。一般的なテストオブジェクトは、多層半導体や内部回路パターンを備える半導体装置であってもよいが、これらに限定されない。以下の実施形態は、テストオブジェクトのより効率的な熱刺激を達成するために、ドーナツ型熱源などの熱源を制御するための開示された方法を用いることで、従来の光加熱抵抗変化(OBIRCH)から顕著に進歩している。
各実施形態は、多層半導体や超大規模集積(VLSI)装置であってもよいが、これらに限定されないテストオブジェクトに埋もれている欠陥の効率的な熱レーザ刺激を実行するための方法に関する。開示する実施形態の1つで達成される効率的な熱刺激は、たとえばテストオブジェクト内の一部または複数の回路における何がしかの熱物性(たとえば電気抵抗率)または関連する物理値(たとえば電気抵抗)の変化を測定することによって、テストオブジェクトに埋もれている欠陥の検出、解析、および/または識別を可能にする。
テストオブジェクト内の欠陥を検出するために、多くの欠陥解析技術が開発されてきた。しかしながら、最も確立された欠陥解析技術は、その測定原理が多層デバイスに対して適切でないかもしくはあまり適していないため、平面(単層)デバイスのみに適用可能であった。たとえば、レーザ電圧イメージング(LVI)は、半導体へレーザビームを照射してその反射光を解析することで、特定の周波数で動作するトランジスタの物理的な位置を表示する。しかしながら、多層半導体の場合では、光が浅層で吸収され、深層に位置する欠陥をLVIで検出することができない。それに対し、光加熱抵抗変化(OBIRCH)は、外部照射によって直接刺激されないVLSIに深く埋もれている欠陥すらも熱拡散によって効果的に刺激できるため、VLSIに深く埋もれている欠陥を検出するための有望な技術である。
それでもなお、従来のOBIRCHを多層半導体のような複雑なテストオブジェクトに適用した場合には、2つの問題が発生する。1つ目は、欠陥の深さが増加するにつれて加熱による刺激が減少するため、深層での熱物性の顕著な熱誘導変化を生じさせることがより困難なことである。2つ目は、レーザパワーの増加、すなわち大きな熱生成比は、深い欠陥を効果的に刺激する可能性を向上させるが、同時に、レーザパワーの増加は、テストオブジェクト内の金属の融点を超える高い温度に起因してデバイスにダメージを与えかねない。
以下の実施形態では、許容温度以下を保つためにテストオブジェクト内の温度を下げつつ、VLSIのようなテストオブジェクトに深く埋もれている欠陥を十分に刺激することができる熱レーザ刺激装置、熱レーザ刺激方法およびプログラムを説明する。実施形態によれば、深く埋もれた欠陥を伴うテストオブジェクトの非破壊欠陥解析を実行することが可能となる。
図1は、一実施形態にかかる熱レーザ刺激の概念を示す図である。図1に示すように、本実施形態にかかる熱レーザ刺激では、ガウシアン強度プロファイルを持つレーザ光源2から出力されたレーザビームC0を波面が2つ以上の強度成分から成る変更レーザビームC3に変更するために光学システム3が用いられる。2つ以上の強度成分のうちの1つの強度成分C1は照射軸4近傍の強度を高め、他の強度成分C2は照射軸4の周囲の強度を高める。
強度成分C1はピーク強度がレーザビームC0のピーク強度よりも低いガウシアン強度プロファイルを持ち得、強度成分C2はピーク強度が強度成分C1の周囲にあるドーナツ形状の強度プロファイルを持ち得る。テストオブジェクト1の熱刺激にそのようなレーザビームC3を用いることで、テストオブジェクト1の深層を熱刺激しつつ、テストオブジェクト1における浅層のピーク温度(もしくは最大温度、Tmax)を低減することが可能となる。このピーク温度の低減は、テストオブジェクト1に深く埋没している欠陥の熱刺激をより高めるレーザ強度の増加を許容し、結果として、これら欠陥の測定精度を向上させる。
図2は、本実施形態にかかる熱レーザ刺激装置の構成を示す図である。図2に示すように、熱レーザ刺激装置100は、コンピュータシステム101と、ディスプレイ102と、信号生成器103と、環境制御システム104と、信号検出器105と、レーザ光源2と、光学システム3とを備える。
レーザ光源2は、レーザビームC0を出力する。光学システム3は、後述する方法に従ってレーザビームC0の強度パターンを変更し、2つの強度成分C1およびC2を持つ変更レーザビームC3をテストオブジェクト1へ入射する。また、光学システム3は、レーザビームC3でテストオブジェクト1の1つ以上の表面をスキャンする。
環境制御システム104は、熱レーザ刺激装置100内の環境温度、湿度および圧力を制御する。また、環境制御システム104は、テストオブジェクト1の初期温度および限界温度を制御する。
コンピュータシステム101は、熱レーザ刺激装置100を制御し、熱レーザ刺激条件を決定し、信号検出器105の出力信号から欠陥解析を実行する。
信号生成器103は、テストオブジェクト1における1つ以上の事前選択された回路内に信号を生成する。信号検出器105は、1つ以上の前提条件付き回路において生成された(刺激されていない)信号および/または刺激された信号を、テストオブジェクト1をスキャンした熱源として測定する。また、信号検出器105は、測定したデータをコンピュータシステム101へ出力する。
ディスプレイ102は、コンピュータシステム101によって実行された欠陥解析の条件および結果を出力する。
変更レーザビームC3は、照射軸4近傍の強度成分(以下、中央成分という)C1と、中央成分C1を囲む強度成分(以下、周囲成分という)C2とを備えるあらゆるパターン特性で構成され得る。2つの強度成分C1およびC2の中心軸は、照射軸4と同じ位置であるか、それに近接している。
図3A〜図3Cは、変更レーザビームC3の候補を示している。
図3Aは、第1例にかかる変更レーザビームC13を示す。このシンプルな変更レーザビームC13は、スポット状の成分C11とリング状の成分C12とを備える。スポット状の成分C11は中央成分C1に相当し、リング状の成分C12は周囲成分C2に相当する。スポット状の成分C11は、リング状の成分C12によって囲まれている。このような第1例によれば、スポット状の成分C11およびリング状の成分C12は、それぞれガウシアン強度プロファイルおよびドーナツ形状強度プロファイルと見なすことができる。
しかしながら、上述した変更レーザビームC3の概念は複数の形態を取ることが可能であり、ガウシアンとドーナツ形状の強度に限定されない。たとえば、図3Bは、第2例にかかる他の変更レーザビームC23を示す。変更レーザビームC23は、中央成分C1に相当するスポット状の成分C21と、周囲成分C2に相当する複数の同心リング成分C22で構成されている。スポット状の成分C21は、複数の同心リング成分C22によって囲まれている。これら複数の同心リング成分C22は、複数のドーナツ形状の強度を重ね合わせることで形成することができる。同様に、変更レーザビームC23は、エアリーディスクのように、ガウシアン状のプロファイルが複数の局所的な最大値で囲まれるその理論的限界近傍にレーザビームの焦点を合せることで形成することができる。
また、周囲成分C2は、軸対象である必要はない。たとえば、図3Cは、第3例にかかるさらに他の変更レーザビームC33を示す。変更レーザビームC33は、中央成分C1に相当する中央ガウシアン成分C31と、周囲成分C2に相当する周囲ガウシアン成分C32とを備える。中央ガウシアン成分C31は、重心(もしくは加重算術平均)が中央ガウシアン成分C31のそれと一致する周囲ガウシアン成分C32によって囲まれている。図3Cでは、4つのガウシアン成分C32が周囲成分C2を構成しているが、周囲成分C2は、2またはそれ以上のガウシアン成分C32で構成することができる。
変更レーザビームC3の特性は、たとえば後述する照射パラメータを用いて制御することができる。照射パラメータは、ガウス分布(C1)のレーザ強度P、ドーナツ形状分布(C2)のレーザ強度P、ガウス分布の特性範囲w、および、ドーナツ形状分布(C2)の特性範囲wが含まれ得る。
照射パラメータは、式(1)に導入される。本実施形態によれば、テストオブジェクト1に対する変更レーザビームC3の照射によって、テストオブジェクト1内に式(1)で表される3次元熱生成プロファイルが生成される。この熱生成プロファイルは、式(1)の代わりに光学計算または近似関数を用いた計算結果であってもよい。
式(1)において、x,yおよびzは、デカルト座標(−yは深さ方向、xおよびzはチップの2次元平面上)であり、αは式(2)で定義される減衰係数である。
式(2)において、κは消衰係数であり、λは波長である。ここで、式(1)は2つの特徴を有している。1つ目は、減衰係数で特徴付けられる指数関数的減衰が式(1)に示されるように、入射レーザビーム(すなわち、変更レーザビームC3)がテストオブジェクト1の深さに沿って指数関数的に吸収されることである。2つ目は、入射軸が(x,z)=(0,0)に位置していることである。
式(1)に従う3次元熱生成プロファイルSを生成する変更レーザビームC3でのテストオブジェクト1の照射は、単一の(従来型の)ガウシアン照射と比較して、テストオブジェクト1内の最大温度を低減し得る。
図4は、ガウシアン強度プロファイルを持つレーザビーム(以下、ガウシアンレーザビームという)と、ドーナツ形状の強度プロファイルを持つレーザビーム(以下、ドーナツ形状レーザビームという)と、実施形態にかかる変更レーザビームとでテストオブジェクト1を照射したそれぞれの場合の熱生成プロファイルを示す。図4における横軸および縦軸は、それぞれ半径r(ここで、r=x+z)および単位面積当たりに生成された熱q(無次元値)である。また、ガウシアン強度プロファイルの強度Pは10[u]であり、ドーナツ形状強度プロファイルの強度Pは90[u]であるとともに、ガウシアン強度プロファイルの特性範囲wおよびドーナツ形状強度プロファイルの特性範囲wは、w=w=0.5である。なお、“u”は、パワーの単位である。ここで、パワーを除き、提示されたこれらの物理量は正規化されている(無次元値)。一貫性のある正規化は、物理的に意味のある結果を提示するように行なわれる。
図4において、ラインG1は、ガウシアンレーザビームでテストオブジェクト1を照射した第1ケースにおける熱生成プロファイルを示し、ラインD1は、ドーナツ形状レーザビームでテストオブジェクト1を照射した第2ケースの熱生成プロファイルを示し、ラインM1は、変更レーザビームC3でテストオブジェクト1を照射した第3ケースの熱生成プロファイルを示している。
図4に示唆されるように、第1ケースでは生成熱が照射軸(ここではr=0)に集中し、第2ケースでは生成熱が照射軸の周囲に集中しているのに対し、第3ケースでは、生成熱が照射軸からその周囲の領域に分散している。これは、テストオブジェクト1内の温度を容認(許容)温度以下に維持させるためにテストオブジェクト1内の温度を低減しつつ、変更レーザビームC3がテストオブジェクト1に深く埋もれた欠陥を十分に刺激できることを示している。
図5Aは、照射レーザビームのバリエーションを示し、図5Bは、テストオブジェクト1における最浅(最熱)層、すなわちy=0における温度分布の図5Aに示す各バリエーションについての計算結果を示す。図5Aに示すように、本説明では、4つのバリエーションが例示されている。第1のバリエーション(ガウシアン)は、ガウシアン成分Pが100[u]でドーナツ成分Pが0[u]のガウシアンレーザビームを示している。第2のバリエーション(ケースA)は、ガウシアン成分Pが15[u]でドーナツ成分Pが85[u]の変更レーザビーム(変更レーザビームC3の1つのバリエーション)を示している。第3のバリエーション(ケースB)は、ガウシアン成分Pが10[u]でドーナツ成分Pが90[u]の変更レーザビーム(変更レーザビームC3の他のバリエーション)を示している。第4のバリエーション(ドーナツ)は、ガウシアン成分Pが0[u]でドーナツ成分Pが100[u]のドーナツ形状レーザビームを示している。
それぞれのバリエーションでのテストオブジェクト1内の最大温度は、テストオブジェクト1内の最浅(最熱)層、すなわちy=0で予期することができる。図5Bでは、温度が許容温度、すなわちT=T/Tpermで正規化されている。なお、Tは2次元温度であり、Tpermはテストオブジェクト1内の許容温度である。バリエーション(ガウシアン、ケースA、ケースBおよびドーナツ)に対する数値計算は、100[u]の正味出力、すなわちP+P=100[u]で実行された。
図5Bにおいて、ラインG2は、テストオブジェクト1が第1バリエーションのレーザビームで照射された際の最大温度を示し、ラインM2は、テストオブジェクト1が第2バリエーションのレーザビームで照射された場合の最大温度を示し、ラインM3は、テストオブジェクト1が第3バリエーションのレーザビームで照射された場合の最大温度を示し、ラインD2は、テストオブジェクト1が第4バリエーションのレーザビームで照射された場合の最大温度を示している。
図5Bは、第1バリエーションのレーザビームと比較して第2から第4バリエーションのレーザビームの方がテストオブジェクト1の表面の最大温度を大幅に低減されるという有利な効果を示している。また、この正味出力に対し、第1バリエーションのレーザビームの最大温度は許容温度(T>Tperm)を超えた。これに対し、第2から第4バリエーションのレーザビーム、すなわちドーナツ成分を含む照射レーザビームに対しては、最大温度は許容温度以下である(T≦Tperm)。それゆえ、ドーナツ成分を適用した場合により冷たい表面となった。上述したように、最大温度の低減は、レーザパワーの更なる上昇を許容する。これは、欠陥解析テストにおける正確さが向上した改良熱レーザ刺激へと通じる。
図6A〜図6Dは、本実施形態にかかる熱レーザ刺激方法のフローチャートである。図6Aは、本実施形態にかかる熱レーザ刺激装置によって実行される熱レーザ刺激方法のメインプロセスを示すフローチャートである。
図6Aに示すように、ステップS101では、コンピュータシステム101は、テストオブジェクト1の熱刺激の前に、電気的方法にて欠陥の深さXを見積もる。たとえば、信号生成器103によって定電圧が各層に印加され、そして、ある層に1つまたは複数の欠陥が存在している場合には、信号検出器105で検出された電流が欠陥の無い層の電流に対して著しく異なる。すなわち、欠陥のある層については、電流検出において特異が存在する。同様に、信号生成器103から定電流を与えることで、信号検出器105は、電圧の特異を検出することができる。検出された特異から、層番号およびテストオブジェクトの構造の設計図、たとえば与えられた層厚の情報に基づいて、欠陥Xの深さ(ターゲット深さ)を見積もることができる。ステップS102では、コンピュータシステム101は、欠陥の熱刺激を向上させるために、照射パラメータT(γ,w,w)を改良する。ステップS103では、コンピュータシステム101が改良後のパラメータを、熱レーザ刺激装置100のレーザ光源2、光学システム3および環境制御システム104にセットする。ステップS104では、コンピュータシステム101は、信号検出器105で検出された刺激された信号の集合を解析する。
図6AのステップS102は、図6Bに示すフローチャートでより詳細に説明される。ステップS102は、実施形態にかかる熱レーザ刺激方法の増強(または最適化)をもたらす照射パラメータの改善である。図6Bに示すように、ステップS111では、コンピュータシステム101は、照射パラメータの初期セットを導入する。これらの照射パラメータの初期セットは、レーザ光源2および光学システム3の技術的境界内で任意に設定されてよい。
ステップS112では、コンピュータシステム101は、精度推定ξを照射パラメータの初期セットとして取得する。ステップS113では、コンピュータシステム101は、照射パラメータの初期セットとしての精度推定ξが十分であるか否か、すなわち、精度推定ξが目標精度ξobjを下回っているか否かを決定する。目標精度ξobjは、通常、開示する熱刺激装置などの非侵襲検出方法後の欠陥の解析に使用される最終的な破壊方法の解像度に依存する。精度推定ξが目標精度ξobj以内の場合(ステップS113;YES)、コンピュータシステム101は、初期推定ξがテストオブジェクトの欠陥を検出するのに十分であるため、本動作を終了する。
精度推定ξが目標精度ξobjの範囲内でない場合(ステップS113;NO)、コンピュータシステム101は、照射パラメータの新たなセットをテストするために、ステップS114へ進む。ステップS114では、コンピュータシステム101は、照射パラメータの新たなセットを導入する。ステップS114の実行が初めてである場合、このパラメータの新たなセットは、レーザ光源2および光学システム3の技術的境界内で、かつ、照射パラメータの初期のセットとは異なる値で任意に選択される。ステップS114の実行が初めてではない場合、パラメータ(γ,w ,w )の新たなセットは、ステップS118で実行された方法に基づいて決定される。ステップS114を実行後、コンピュータシステム101は、ステップS115を実行することによって、新たな精度推定ξを取得する。
ステップS116では、コンピュータシステム101は、初期の精度推定ξと新たな精度推定ξとの差σを取得する。ステップS117では、コンピュータシステム101は、1または2の条件をチェックする。第1に、ξがξ未満であるか否か。第2に、差σが所定の値σminより小さいか否か。一方または両方の条件が満たされる場合(ステップS117;YES)、コンピュータシステム101は、精度推定ξが十分である、もしくは、更なる改善ができないという理由で、本動作を終了する。
また、ここで、ステップS116の実行が初めてである場合、ξはステップS112で出力された初期の精度推定と一致するのに対し、ステップS116の実行が2回目である場合、ξはステップS119で決定された先の値ξと一致する。
さらに、たとえば共役勾配法(CGM)や最急降下法(SDM)や遺伝的アルゴリズム(GA)といった利用できるあらゆる方法を容易に利用できるため、様々な傾き(および/またはヤコビアン)が決定されるステップS118の詳細については省略する。
図6BのステップS112およびS115を、図6Cに示すフローチャートを用いてより詳細に説明する。ステップS112およびS115は、本実施形態にかかる熱レーザ刺激方法の精度推定プロセスである。図6Cに示すように、ステップS121では、コンピュータシステム101は、許容レーザパワーPpermを決定する。ステップS122では、コンピュータシステム101は、許容レーザパワーに対する温度場Tを決定する。ステップS123では、コンピュータシステム101は、目標深さXでの最大温度Tmaxを決定し、そして、コンピュータシステム101は、最大温度Tmaxとノイズηとから(信号検出器105で検出し得る)信号を推定する。ステップS124では、コンピュータシステム101は、対応する照射パラメータとその許容レーザパワーPpermとに対する精度推定を取得する。
図6CのステップS121を、図6Dに示すフローチャートを用いてより詳細に説明する。ステップS121は、本実施形態にかかる熱レーザ刺激方法のための許容温度推定プロセスである。図6Dに示すように、ステップS131では、コンピュータシステム101は、レーザ光源2の技術的制約の範囲内において2つのレーザパワー値PおよびPを決定する。
ステップS132では、コンピュータシステム101は、レーザパワーPおよびPについて、熱源S(γ,w,w)およびS(γ,w,w)をそれぞれ決定する。しかしながら、図3A〜図3Cに示したように、熱源Sは複数の形状を取り得、また、熱源Sは複数の方法またはそれらの組み合わせで推定することができる。たとえば、周期的な誘電体構造における散乱や回折といった光現象を解く計算電磁気学方法は、テストオブジェクトにおける光吸収に直接的に由来する熱源Sの推定に使用することができる。
ステップS133では、コンピュータシステム101は、レーザパワーPおよびPに対する温度場TおよびTをそれぞれ決定する。温度場TおよびTは、方法の多様性によって決定することができる。本実施形態によれば、Tは、温度Tが以下の式(3)によって統制される熱拡散式に基づく数値計算によって決定される。
式(3)において、λ、λおよびλはデカルト座標系での熱伝導率であり、ρは密度であり、cは所定の熱容量であり、tは時間である。式(3)は、極小制御ボリュームdx×dy×dzにおけるTの統制式と一致する。
熱物性λ,λ,λ(波長であるλとは異なる)、ρおよびcは、極小量内でのローカル特性である。複合VLSIテストオブジェクトでは、数値計算を簡易にするために、バルク熱物性をたとえば熱抵抗回路を用いて決定することができる。同様の原理が式(2)における減衰係数αに適用される。
本実施形態では式(3)を用いているが、温度場の決定には複数の方法を用いることができる。たとえば、モンテカルロ法および/またはボルツマン輸送方程式に基づく統計的分析は、テストオブジェクト内でのフォノン分散の予測および温度場Tの推定を求めることができる。
ステップS134では、コンピュータシステム101は、温度場TおよびTについて、最大温度Tmax1およびTmax2をそれぞれ決定する。ステップS135では、図6Eに示すように、コンピュータシステム101は、レーザパワーPおよびPと最大温度Tmax1およびTmax2とを用い、外挿法(または内挿法)によって、許容レーザパワーPperm、すなわちテストオブジェクト1内にダメージを与えない最大パワーを決定する。
図7Aおよび図7Bは、ステップS135の外挿プロセス、および、照射パラメータの4つのセットに対する許容パワーの計算結果を示す。図7Aでは、照射パワーP(P=P+P)と最大温度Tmaxとの関係が、ガウシアンレーザビーム(第1バリエーション)、ドーナツレーザビーム(第4バリエーション)およびケースAおよびBの2つの変更レーザビーム(第2および第3バリエーション)について示されている。ラインG11はガウシアンレーザビームについての関係を示し、ラインD11はドーナツレーザビームについての関係を示し、ラインM11およびM12はケースAおよびBの2つの変更レーザビームについての関係をそれぞれ示している。
ケースAおよびBは、トータル照射パワーP(図5Aのテーブル参照)の85%および90%のドーナツ成分からそれぞれ構成される。また、ここで、図7Aにおける最大温度は、テストオブジェクト1内の最大温度が許容温度未満を意味するTmax<1となるように、許容温度Tpermで正規化されている。ここで、照射パワーPと最大温度Tmaxとの関係は線形である。それゆえ、図7Aに示すように、外挿法(または内挿法)は、許容レーザパワーPpermを推定させることができる。
図7Bは、照射パラメータの4つのセットについての外挿許容パワーに対する最浅層の温度の計算結果を示す。図7Bにおいて、ラインG21はガウシアンレーザビームについての外挿許容パワーPperm=82.9[u]の結果を示し、ラインD21はドーナツレーザビームについての外挿許容パワーPperm=200.5[u]の結果を示し、ラインM21およびM22はケースAおよびBの2つの変更レーザビームについての外挿許容パワーPperm=177.5[u]およびPperm=188.2[u]の結果をそれぞれ示している。図7Bに示すように、計算結果は、ドーナツ成分の寄与が増加するにつれてPpermの値が増加するとともに、Ppermの使用は最大温度を許容温度(すなわち、T=1.0)に適合させる。
高い許容温度Ppermは、テストオブジェクト1内の加熱による刺激を増加させる。図8は、実際には、テストオブジェクト1が周囲成分C2を持つ変更レーザビームC3で照射されたときに深層でのより良い測定精度ξが達成されることを示している。
図8において、横軸は深さであり、縦軸は無次元の精度推定ξである。なお、ξは許容精度で正規化されている。ラインG31はガウシアンレーザビームについての測定精度ξと深さとの関係を示し、ラインD31はドーナツレーザビームについての測定精度ξと深さとの関係を示し、ラインM31およびM32はケースAおよびBの2つの変更レーザビームについての測定精度ξと深さとの関係をそれぞれ示している。
ドーナツ形状レーザビームはより高い許容レーザパワーを有するため、ドーナツ形状レーザビームに起因した精度の改善は、ガウシアンレーザビームで照射した場合よりもテストオブジェクト1により多くのエネルギーを入力できることから予測される。しかしながら、図8は、浅層でドーナツ形状レーザビームが測定精度を悪化させることも示している。そのような悪化は、図4に示す強度プロファイルで示唆されているように、ドーナツ形状レーザビームが浅層においてガウシアンが対応する範囲よりもより広い範囲を熱刺激するためであると予測される。これらの困難を解決するために、本実施形態では、ガウシアンレーザビーム(中央成分C1)とドーナツ形状レーザビーム(周囲成分C2)との上述した式(1)に基づく組み合わせを提示する。
第1に、図9Aおよび図9Bに示すように、増加した特性範囲wを持つドーナツ形状レーザビームは、テストオブジェクト1の深層における欠陥の測定精度を向上する。たとえば、深層での精度向上にとって、w=2.5のドーナツ特性範囲は、w=0.5およびw=1.0のドーナツ特性範囲よりも良好である。
第2に、図9Cおよび図9Dに示すように、配合率γをガウシアン成分とした場合(γ=1は完全にガウシアンであり、γ=0は完全にドーナツ形状である)、浅層の精度が改善され得る。それゆえ、図9Dにおけるγ=0.02に対応する照射強度のような適切な照射は、浅層に対して良好な精度、すなわち許容値ξperm以下を保ちつつ、深層の精度測定を著しく向上する。以下では、本実施形態にかかるガウシアン照射とドーナツ形状照射との調節可能な組み合わせのための複数の光学装置および方法を提案する。
図10Aは、本実施形態にかかる熱レーザ刺激装置100における光学システム3の配置を示す。光学システム3は、レーザ光源2Gおよび2Dを含むレーザ光源2から出力されたレーザビームを操作するために用いられる。光学システム3は、NDフィルタ11Gおよび11Dと、偏光板12Gおよび12Dと、波面変換器13と、ビーム拡大器40Gおよび40Dと、ビームスプリッタ51と、カメラ41と、ビーム集光器52と、光学素子53と、スキャナ54と、レンズ10と、回路基板30と、スタンド80とを備える。
図2に示すコンピュータシステム101は、光学システム3のいくつかの要素を制御するとともに、信号検出器105を用いてテストオブジェクト1から測定された電気信号変化を記録するために用いられる。
光学システム3では、レーザ光源2Gおよび2Dは、それぞれ独立のガウシアン強度プロファイルを持つレーザビームC10およびC20を出力する。レーザビームC10およびC20の強度は、それぞれNDフィルタ11Gおよび11Dで調整することができる。レーザビームC10およびC20は、たとえば水平基準線に対して45度傾いている所望の直線偏光状態を保証するために、それぞれ偏光板12Gおよび12Dを通過することもできる。レーザ光源2Gおよび2Dからの出力直後のレーザビームC10およびC20の直線偏光状態がそれぞれ既知の場合には、偏光板12Gおよび/または12Dを省略することができる。
NDフィルタ11Gと偏光板12Gとを通過したレーザビームC10は、ビーム拡大器40Gに入射する。ビーム拡大器40Gは、凹レンズ41Gと凸レンズ42Gとアクチュエータ43Gとを備える。レーザビームC10は、凹レンズ41Gによって拡径され、そして、拡径されたレーザビームC10は、凸レンズ42Gで平行光化される。アクチュエータ43Gは、レーザビームC10のガウシアン強度プロファイルの範囲wを制御するために、焦点の変更も可能な凸レンズ42Gの位置を調節する。その後、レーザビームC10は、ビームスプリッタ51に入射する。
一方、レーザ光源2Dは、波面変換器13によって強度がドーナツ形状の強度プロファイルに変更されたレーザビームC20を出力する。
NDフィルタ11Dと偏光板12Dとを通過したレーザビームC20は、ビーム拡大器40Dに入射する。ビーム拡大器40Dは、凹レンズ41D、凸レンズ42Dおよびアクチュエータ43Dを備える。レーザビームC20は、凹レンズ41Dで拡径され、そして、拡径されたレーザビームC20は、凸レンズ42Dで平行光化される。アクチュエータ43Dは、レーザビームC20のドーナツ形状強度プロファイルの範囲wを制御するために、焦点の偏光も可能な凸レンズ42Dの位置を調節する。その後、レーザビームC20は、ビームスプリッタ51に入射する。
ビームスプリッタ51は、偏光子または種々のミラーまたはプリズムであってよい。ビームスプリッタ51は、レーザビームC10およびC20を合波することで変更レーザビームC3を生成し、変更レーザビームC3をテストオブジェクト1へ出射する。また、ビームスプリッタ51は、たとえば式(1)におけるPおよびPと範囲wおよびwからなるIおよびIであるレーザビーム強度の調節を管理するために、ビームC10およびC20の強度プロファイルをカメラ41へ出力もする。同様に、ビームスプリッタ51は、レーザビームC10を調節するために除外されてもよいし、または、ビームスプリッタ51は、レーザビームC20を調節するために固定ミラーに変更されてもよい。
ビームスプリッタ51から出射された変更レーザビームC3は、ビーム集光器52を通過することで、テストオブジェクト1に集光される。ビーム集光器52は、1つ以上の凹レンズおよび/または1つ以上の凸レンズおよび/または1つ以上の対物レンズのいずれかもしくはその組み合わせであってよい。
そして、変更レーザビームC3は、テストオブジェクト1における照射領域のスキャンに使用される光学素子53を通過する。光学素子53は、平板、ミラー、レンズ、または、レーザビームC3をスキャンするために用いることが可能なその他の素子であってよい。光学素子53は、ピエゾ素子および/またはサーボモータおよび/またはステッパミラーおよび/またはリニアモータで構成されるスキャナ54によって操作される。
そして、変更レーザビームC3は、レンズ10を介してテストオブジェクト1に集光される。レンズ10は、光学システム3の開口数を変更するために、固浸レンズ(SIL)または何らかの派生物であってよい。そして、レーザビームC3の直径は、以下の式(4)にしたがって変更されてよい。
式(4)では、φはテストオブジェクト1の浅層への変更レーザビームC3の入射によって形成される照射領域の直径であり、λは変更レーザビームC3の波長であり、NAは光学システム3の開口数である。式(4)は、浅層の理想エアリーディスク強度分布にしたがって立てられた式である。変更レーザビームC3の波長は、テストオブジェクト1の基板25における吸収を低減するために、通常では赤外領域である。また、光学システム3におけるNAおよびλは、図6Aに記述された後述するプロセスで例示するように、測定の精度を最大化する値に従って選択されるとよい。
また、図10Aに示すように、テストオブジェクト1は回路基板30に搭載され、テストオブジェクト1の周辺の異なるピンは回路基板30に接続される。回路基板30は、テストオブジェクト1における1つのパスまたはテストオブジェクト1における複数のパスに沿って定電圧または可変の電位差を印加するために用いられる。これらのパスは、各欠陥の深さを検出するために、テストオブジェクト1における個々の層を含んでもよい。回路基板30は、ステージ50に固定される。ステージ50は、光学システム3におけるテストオブジェクト1の空間的位置を制御するために用いられる。空間的位置は、3つのデカルト座標のうちのいくつかを制御され得る。また、ステージ50は、測定精度に潜在的に影響を与え得る外部振動から光学システム3を分離するために、減衰機構を備えたスタンド80に搭載される。
図10Bは、テストオブジェクト1と変更レーザビームC3でテストオブジェクト1の多層領域26を照射することで形成された照射領域Z10としての典型的な多層フラッシュメモリチップとの模式平面図および模式側面図である。本実施形態では、典型的な多層フラッシュメモリ構造がテストオブジェクト1の一般的な例として使用されるが、種々の平面または多層半導体装置を本実施形態で解析することが可能である。オブジェクトは、周期構造も予め決められた構造特性も備える必要はない。
図10Cは、テストオブジェクト1の模式平面図である。図10Bに示すテストオブジェクト1の側面図に対応する、テストオブジェクト1の浅層26aにおける照射領域Z10の強度についても、図10Cに示されている。
本実施形態は、主として深層26bにおける欠陥の検出を対象としているが、浅層26aにおける欠陥の検出も可能である。赤外照射は回路層27における異なる材料によって高吸収されるため、レーザビームC3は、通常、変更レーザビームC3の波長λに対して半透明である単一の材料で構成された基板層25を介する方が好ましい。
図11は、本実施形態にかかる熱レーザ刺激装置100における光学システム3の他の配置を示す。図11において、図10Aに示す構成と同一の構成については、同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。
図11に示すように、光学システム300は、レーザ光源2から出力されたレーザビームを操作するために用いられる。光学システム300は、NDフィルタ11と、偏光板12と、ビーム拡大器40と、ビームスプリッタ55と、可調ミラー60Gと、アクチュエータ61と、波面変換器13と、固定ミラー60Dと、ビームスプリッタ51と、カメラ41と、ビーム集光器52と、固定ミラー62と、可調ミラー63と、スキャナ64と、レンズ10と、回路基板30と、ステージ50と、スタンド80とを備える。
光学システム300では、レーザ光源2は、ガウシアン強度プロファイルのレーザビームC30を出力する。レーザビームC30は、レーザビームC30の強度と直線偏光とをそれぞれ制御するために、NDフィルタ11および偏光板12を通過し得る。レーザ光源2からの出力直後のレーザビームC30の強度または直線偏光状態が既知である場合には、光学素子11および12を省略することができる。望ましい直線偏光状態の方向は、水平方向に対してθ(θはたとえば45°)傾いている。
偏光板11を通過したレーザビームC30は、ビーム拡大器40に入射する。ビーム拡大器40は、凹レンズ41および凸レンズ42を備え、レーザビームC30の直径を拡大する。
拡径されたレーザビームC30は、2つのレーザビームに分離される。一方のレーザビームは、ガウシアンレーザビームC1であり、可調ミラー60Gによる反射を経てビームスプリッタ51に導入される。他方のレーザビームは、波面変換器13を通過することで、ドーナツ形状レーザビーム(周囲成分C2に相当)に変換される。波面変換器13は、アキシコンミラー/レンズを備え、ガウシアンレーザビームをドーナツ形状レーザビームに変換する。波面変換器13から出力されたドーナツ形状レーザビーム(C2)は、固定ミラー60Dによる反射を経てビームスプリッタ51に入射する。
ビームスプリッタ51は、レーザビーム(C1およびC2)を合波することで、変更レーザビームC3を生成し、変更レーザビームC3をテストオブジェクト1へ出射する。
ビームスプリッタ51から出力された変更レーザビームC3は、ビーム集光器52を通過することで、テストオブジェクト1に集光される。
その後、変更レーザビームC3は、固定ミラー62で反射され、そして、テストオブジェクト1の照射領域をスキャンするために用いられる可調ミラー63を通過する。可調ミラー63は、ピエゾ素子および/またはサーボモータおよび/またはステッパミラーおよび/またはリニアモータを備え得るスキャナ64によって操作される。そして、変更レーザビームC3は、レンズ10を介してテストオブジェクト1に集光される。
いくつかの実施形態について記述したが、これらの実施形態は例としての提示にすぎず、本発明の範囲を制限することを意図したものではない。実際には、ここに記述された新規な実施形態は、種々の形態で具現化され得、また、ここに記述された実施形態の態様における多様な省略、置換および変更は、本発明の主旨から逸脱することなく可能である。付随のクレームおよびその等価物は、そのような態様または変更を本発明の範囲および主旨に含まれるものとして包含することを意図している。
1…テストオブジェクト、2,2D,2G…レーザ光源、3,300…光学システム、4…照射軸、10,52…レンズ、11,11D,11G…NDフィルタ、12D,12G…偏光板、25…基板層、26…多層領域、26a…浅層、26b…深層、27…回路層、30…回路基板、40,40D,40G…ビーム拡大器、13…波面変換器、41,41D,41G…凹レンズ、42,42D,42G…凸レンズ、43D,43G,61…アクチュエータ、54,64…スキャナ、50…ステージ、51,55…ビームスプリッタ、53…光学素子、60D,62…固定ミラー、60G,63…可調ミラー、80…スタンド、100…熱レーザ刺激装置、101…コンピュータシステム、102…ディスプレイ、103…信号生成器、104…環境制御システム、105…信号検出器、C0,C10,C20,C30…レーザビーム、C1…強度成分(中央成分)、C2…強度成分(周囲成分)、C11,C21…ガウシアン成分、C12…リング成分、C22…複数の同心リング成分、C31…中央ガウシアン成分、C32…周囲ガウシアン成分、C3,C13,C23,C33…変更レーザビーム、Z10…照射領域

Claims (18)

  1. レーザビームを出力するレーザ光源と、
    レーザビームを変更し、前記変更されたレーザビームをテストオブジェクトへ導く光学システムと、
    前記テストオブジェクトを前記変更されたレーザビームで照射する過程で生じた信号の変化を検出する信号検出器と、
    前記信号検出器で検出された前記変化に基づいて欠陥解析を実行するコンピュータシステムと、
    を備え、
    前記光学システムは、ピーク強度が照射軸近傍にある第1強度成分とピーク強度が前記照射軸周囲にある第2強度成分とを含む照射領域を前記変更されたレーザビームが生成するように、前記レーザビームを変更する
    熱レーザ刺激装置。
  2. 前記第1強度成分は、ガウシアン強度プロファイルを持ち、
    前記第2強度成分は、重心が前記照射軸と一致するドーナツ形状の強度プロファイルを持つ
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1強度成分は、ガウシアン強度プロファイルを持ち、
    前記第2強度成分は、それぞれドーナツ形状の強度プロファイルを持ち、かつ、それぞれの重心が前記照射軸と一致する複数の第3強度成分を含む
    請求項1に記載の装置。
  4. 前記第1強度成分は、ガウシアン強度プロファイルを持ち、
    前記第2強度成分は、それぞれガウシアン強度プロファイルを持ち、かつ、重心が前記照射軸と一致する複数の第3強度成分を含む
    請求項1に記載の装置。
  5. 前記コンピュータシステムは、前記信号検出器で検出された前記変化の見積りに基づいて、前記レーザビームの強度、前記第1および第2強度成分の比、前記第1強度成分の分布範囲、および、前記第2強度成分の分布範囲のうち少なくとも1つを最適化する請求項1に記載の装置。
  6. 前記レーザ光源は、第1レーザビームを出力する第1レーザ光源と、第2レーザビームを出力する第2レーザ光源とを含み、
    前記光学システムは、前記第1レーザビームを前記第1強度成分へ変換し、前記第2レーザビームを前記第2強度成分へ変換し、前記第1強度成分と前記第2強度成分とを合波することで前記変更されたレーザビームを生成する
    請求項1に記載の装置。
  7. 前記光学システムは、前記変更されたレーザビームのサイズを制御する請求項1に記載の装置。
  8. 前記光学システムは、前記変更されたレーザビームの強度を変更する請求項1に記載の装置。
  9. 前記テストオブジェクト周囲の環境温度、湿度および圧力を制御する環境制御システムをさらに備える請求項1に記載の装置。
  10. 前記信号検出器は、前記テストオブジェクトの熱物性に依存して変化する前記信号の前記変化を検出する請求項1に記載の装置。
  11. 前記信号検出器は、前記テストオブジェクトが所定位置で前記変更されたレーザビームで照射されたときの前記信号の大きさと、前記所定位置と同じ位置で前記変更されたレーザビームで照射される前および/または後の前記信号の大きさとの差を前記変化として検出する請求項1に記載の装置。
  12. 前記信号検出器は、前記テストオブジェクトが前記変更されたレーザビームで照射された領域またはその周辺の領域において熱刺激されたときに前記テストオブジェクトから検出された信号の大きさと、前記テストオブジェクトにおける熱刺激された他の領域から検出された信号の大きさとの差を前記変化として検出する請求項1に記載の装置。
  13. 前記テストオブジェクトに入力する第1信号を生成する信号生成器をさらに備え、
    前記テストオブジェクトは、前記第1信号の入力に応じて第2信号を生成し、
    前記信号検出器は、前記第2信号を検出することで前記変化を検出する
    請求項1に記載の装置。
  14. 前記第1信号は、電圧信号または電流信号である請求項13に記載の装置。
  15. 前記コンピュータシステムは、前記信号検出器で検出された前記変化に基づいて、欠陥の深さを決定する請求項1に記載の装置。
  16. 前記コンピュータシステムは、前記信号検出器で検出された前記変化に基づいて、欠陥の位置を決定する請求項1に記載の装置。
  17. テストオブジェクトをレーザビームで照射し、
    前記テストオブジェクトを前記レーザビームで照射する過程における信号の変化を検出し、
    前記検出された信号の変化に基づいて欠陥解析を実行する
    ことを含み、
    前記レーザビームは、ピーク強度が照射軸近傍にある第1強度成分と、ピーク強度が前記照射軸周囲にある第2強度成分とを含む
    レーザ刺激方法。
  18. 熱刺激のためのプログラムを備えるコンピュータが読み取り可能な持続性のある記録媒体であって、
    前記プログラムは、
    レーザビームを出力し、
    テストオブジェクトを前記レーザビームで照射する過程における信号の変化を検出し、
    前記検出された信号の変化に基づいて欠陥解析を実行する
    命令を含み、
    前記レーザビームは、ピーク強度が照射軸近傍にある第1強度成分と、ピーク強度が前記照射軸周囲にある第2強度成分とを含む
    記録媒体。
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