JP2962234B2 - 半導体デバイスの寄生MIM構造箇所解析法及びSi半導体デバイスの寄生MIM構造箇所解析法 - Google Patents

半導体デバイスの寄生MIM構造箇所解析法及びSi半導体デバイスの寄生MIM構造箇所解析法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路チツ
プ上の配線やビアやコンタクト等の配線系の欠陥を検査
するのに好適な半導体デバイスの寄生MIM(meta
l/insulator/metal、金属/絶縁膜/
金属)構造箇所解析法及びSi半導体デバイスの寄生M
IM構造箇所解析法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の対象となる半導体集積回路等の
半導体デバイスについての従来の欠陥検出・解析方法に
ついては、例えば特開平5−85817号(以下文献1
という)やNikawa,K.,C.Matsumot
o,and S.Inoue,”Verificati
on and Improvement of the
Optical Beam Induced Resi
stance Change (OBIRCH) Me
thod,”Proc.International
Symposium for testing and
Failure Analysis,pp.11−1
6(1994)(以下文献2という)(以上、従来技術
1)、Koyama,T.,Y.Mashiko,M.
Sekine,H.Koyama and K.Hor
ie,”New non−bias optical
beam induced current tech
nique for evaluation of A
l interconnects,”Proc.IRP
S,pp.228−233(1995)(以下文献3と
いう)やMashiko,Y.,T.Koyama,a
nd H.Koyama,Proc.6th Euro
pean Symp.Rel.Electron De
vices,Failure Phys.and An
alysis,pp.293−298(1995).
(以下文献4という)(以上、従来技術2)、に開示が
ある。
【0003】従来技術1、2は装置の構成としては共通
である。図7はこれらの文献に開示された半導体デバイ
スの検査装置の構成を示したものである。試料台111
には試料としての集積回路116が載置されている。レ
ーザビーム発生部113から出力されるレーザビーム1
19は顕微鏡部114に入射し、集積回路116のチツ
プ上に集東して照射される。試料台111には、定電圧
源115、電流変化検出部117およびテストパタン発
生部118が接続されている。テストパタン発生部11
8は、レーザビーム119の照射される集積回路116
をある特定の状態に設定するためのテストパタンを発生
する部分である。試料台111に接続されたこれらの各
部115、117、118は、集積回路116の該当す
るピンと電気的に接続されている。
【0004】顕微鏡部114、定電圧源115、電流変
化検出部117およびテストパタン発生部118は、シ
ステム全体を制御すると共に取得した信号の処理を行う
ためのシステム制御・信号処理部121に接続されてい
る。システム制御・信号処理部121は、所定の制御動
作や信号処理を行うようになっている。像表示部122
はCRTからなり、システム制御・信号処理部121に
接続されている。像表示部122には、取得した信号を
処理した結果としての像が表示されるようになってい
る。
【0005】この半導体デバイスの欠陥検出・解析方法
では、レーザビームを集積回路116の対象とする領域
に走査しながら照射している。そして、照射光による温
度上昇に起因した抵抗の増加(従来技術1)、熱起電力
の発生(従来技術2)を、電流変化検出部117を用い
て電流の変化として検出する。そして、例えばレーザビ
ーム119の走査と同期して対象とする配線の電流の変
化を照射位置ごとに輝度の変化あるいは輝度をカラーに
擬似的に置き換えた擬似カラーとして像表示部122に
表示するようにしている。これにより、配線中の0.1
μm以上のボイドを検出したり(文献2)、配線中の
0.5μm以上のボイドを検出したり(文献3)、ビア
と配線間の50nm程度の寄生介在層を検出したり(文
献4)できる。
【0006】このような検出の行われる原理を簡単に説
明する。まず従来技術1の原理である。集積回路チップ
の配線の箇所にビームを照射した際の温度上昇による電
流の変化を△Iとする。配線とそれに直列な系の両端に
定電圧が印加されているものとすると、電流の変化△I
は次の(1)式で近似することができる。
【0007】 △I≒−(△R/R)I ・・・(1) ここでRはビームの照射がないときの配線とそれに直列
な系の合計の抵抗であり、△Rはビームの照射による配
線の抵抗の変化分である。また、Iはビームの照射が行
われないときの配線に流れる電流である。
【0008】抵抗Rは観測対象の配線とそれに直列な系
が決まれば一定なので、他の条件を一定にしておけば、
電流の変化△Iを観測することで、抵抗の変化△Rと電
流Iの積が求められる。更に電流Iを一定にすれば、配
線内の各場所での抵抗の変化△Rを判別することができ
る。これについて以下で詳述する。
【0009】これは、文献1、2において欠陥(ボイド
やSi析出)の検出法として開示されている。即ち、ビ
ームの条件や、被照射箇所の材質、形状等が同一であれ
ば、場所ごとの抵抗の変化△Rの違いは、それぞれの箇
所での熱伝導の違いによる。配線中にボイドやSi析出
等の欠陥があれば、熱伝導が異なってくる。この効果に
より抵抗の変化△Rの違いが観測されることが実験的に
も確認されている。配線中のボイドやSi析出は、集積
回路の信頼性を決定する要因として重要なものなので、
この効果は重要である。この方法で検出できるボイドの
大きさとしては最小で0.1μm程度であることが、文
献2に開示されている。この際0.1μm程度のボイド
の存在を検証するためにはSIM(走査型イオン顕微
鏡)を用いている。この方法はOBIRCH法(Opt
ical Beam Induced Resista
nce Change method)と呼ばれてい
る。
【0010】なお、ビームによる加熱を使用する方法と
して、レーザビームの加熱による熱電効果を利用したN
B−OBIC法(Non−Bias Optical
Beam Induced Current meth
od)と呼ばれる方法(従来技術2)も、配線系のボイ
ド等の異常検出に有効であることが示されている(文献
3)。この方法でOBIRCH法と異なる工程は、対象
となる集積回路に電圧を印加しなくともよいという点の
みであり、他は同じである。但し、OBIRCH法とは
異なり、以下で述ベる原理上NB−OBIC法は電流の
観測には用いることができない。NB−OBIC法の原
理は、配線系に欠陥がある場合にその近傍で熱伝能が異
なるために、あるいは欠陥がある場合には熱伝導状態が
異なるため温度勾配ができ、その結果熱起電力が発生
し、これが電流として検出されるものであると説明され
ている。この方法で検出できる最小のボイドは0.5μ
m程度であることが文献3に開示されている。この際
0.5μm程度のボイドの存在を検証するためにはSE
M(Scanning Electron Micro
scope、走査型電子顕微鏡)が用いられている。
【0011】また、若干の電圧(0.23V)を加える
ことで、この原理により、ビア下の50nm程度の厚さ
の寄生介在層が検出できることが文献4に開示されてい
る。この際、50nm程度の厚さの寄生介在層の存在を
検証するためにもSEM(走査型電子顕微鏡)が用いら
れている。
【0012】図8は以上説明した従来技術1および2に
より欠陥を検出する方法の基本的な概念を説明するため
の説明図である。
【0013】簡単のためにカバー絶縁膜、層間絶縁膜、
下地酸化膜等の絶縁膜とSi基板は省略してある。従来
技術1や2では配線102の底にあり層間絶縁膜201
の上にあるボイド508が検出できるがその大きさは
0.1μm程度以上であることは前述の通りである。
【0014】また、従来技術2を用いれば寄生介在層5
07が検出できるが、その厚さは50nm程度以上であ
ることも前述の通りである。その検出方法は以下の通り
である。半導体デバイスの第2層目金属配線102にレ
ーザビーム504が照射され、場合によっては破線で示
した矢印123方向に走査されるとする。配線102、
ビア103、配線101を通して電流112が流れてい
る場合、レーザビーム504の照射によって寄生介在層
507の温度が上昇し、その結果、寄生介在層507に
流れる電流がその温度特性によって増加する。従って電
流の変化△Iを検出することによって半導体デバイス上
にできた寄生介在層構造の箇所の検出を行うことができ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような従
来の半導体デバイスの異常検出・解析方法および装置に
ついては次のような問題があり、これが配線系の高感度
な解析ヘの適用の障害となっていた。
【0016】(1)従来技術を用いて検出できるボイド
の最小値は0.1μm程度であり、ビア下の介在層の最
小厚さは50nm程度であることは上述の通りである
が、現実の不具合品では10nm程度以下の薄い絶縁膜
がビアと配線の界面に出来、抵抗異常に結びつく現象
が、デバイス特性に影響を与え、問題となっている。
【0017】このような薄い膜はTEM(Transm
ission ElectronMicroscop
e、透過型電子顕微鏡)を用いないと明瞭な観察が出来
ない。また、電気的な異常と推定される多数のビアの中
でどのビア部にこのような薄い絶縁膜が存在するかを知
る方法がないため、電気的に観測できる範囲のほとんど
あるいは全部のビアに薄い絶縁膜が存在するような極端
な条件でサンプルが作成された場合しか、10nm程度
以下の薄い絶縁膜がビアと配線の界面に出来た箇所(寄
生MIM構造箇所)をTEMで解析することは出来なか
った。
【0018】(2)現在のSiデバイスは2層、3層は
めずらしくなく、4層以上の多層配線構造のデバイスも
登場している。このような多層配線構造では、通常上層
部の配線ほど幅が広く、チップ表面からの観測では下層
部の配線系の観測は困難度を増している。
【0019】(3)また、実装後の解析では、LOC
(Lead On Chip)パッケージの様にチップ
の表面の多くの部分がリードで覆われているような実装
形態では、チップ表面からはチップ全面の観測が非常に
困難である。さらに、フリップチップ形態の様にチップ
の表面が完全にセラミック基板等で覆われているような
実装形態では、チップ表面からの観測が非常に困難であ
る。
【0020】上記従来技術の問題点に鑑み、本発明の目
的は、配線系の高感度な解析が可能な半導体デバイスの
寄生MIM構造箇所解析法及びSi半導体デバイスの寄
生MIM構造箇所解析法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体デバイス
の寄生MIM構造箇所解析法は、照射工率1mW以上の
レーザビームを半導体デバイスの被観測領域にチップの
表面から照射し、レーザビームの照射による温度上昇に
伴って半導体デバイスチップ上の寄生金属/絶縁膜/金
属構造箇所である寄生MIM構造箇所に、その電流電圧
特性の温度依存性により現れる電流の増加を、半導体デ
バイスの所定の端子に現われる電流の増加として検出
し、被観測領域内の寄生MIM構造箇所を検出する。
【0022】即ち、本発明では、このように照射工率1
mW以上のレーザビームを使用することで、従来法では
困難であった10nm程度以下の絶縁物層を絶縁膜部と
してもつ寄生MIM構造部を検出することが可能となっ
た。
【0023】また、上述の半導体デバイスの寄生MIM
構造箇所解析法であって、検出した寄生MIM構造箇所
を研磨又は集束イオンビーム装置による加工により前処
理を施し、透過型電子顕微鏡用のサンプルを作成する段
階と、透過型電子顕微鏡で観測を行う段階とを有しても
よい。
【0024】即ち、本発明では、第1の工程で、照射エ
率1mW以上のレーザビームを照射し、その際の電流変
化を検出することで寄生MIM構造箇所を検出するよう
にし、第2の工程ではこの検出した箇所でTEMを使用
して寄生MIM構造箇所の構造解析等の解析をするよう
にしている。
【0025】また、上述の半導体デバイスの寄生MIM
構造箇所解析法であって、前記レーザビームは波長1.
0μm以上のレーザビームであってもよい。
【0026】即ち、本発明では、このように波長1.0
μm以上のレーザを用いることで、Siチップ表面から
だけでなくチップ裏面からも寄生MIM構造箇所の検出
が可能になり、さらに1.2μm以上のレーザを用いる
ことで、0BIC(Optical Beam Ind
uced Current)現象の発生が問題になるよ
うなデバイスにたいしても寄生MIM構造箇所の検出が
容易になる。
【0027】また、上述の半導体デバイスの寄生MIM
構造箇所解析法であって、検出した寄生MIM構造箇所
を研磨又は集束イオンビーム装置による加工により前処
理を施し、透過型電子顕微鏡用のサンプルを作成する段
階と、透過型電子顕微鏡で観測を行う段階とを有しても
よい。
【0028】即ち、本発明では、第1の工程で、波長
1.0μm以上のレーザビームを照射し、その際の電流
変化を検出することで寄生MIM構造箇所を検出するよ
うにし、第2の工程ではこの検出した箇所でTEMを使
用して寄生MIM構造箇所の構造解析等の解析をするよ
うにしている。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0030】本発明の半導体デバイスの寄生MIM構造
箇所解析法の第1の実施の形態では、(イ)照射工率1
mW以上のレーザビームを半導体デバイスの被観測領域
にチップの表面から照射し、(ロ)このレーザビームの
照射に伴ってこの半導体デバイスチップ上の寄生MIM
(metal/insulator/metal、金属
/絶縁膜/金属)構造箇所に現れる電流の変化を、この
半導体デバイスの所定の端子に現われる電流の変化とし
て検出しその被観測領域内の寄生MIM構造箇所を検出
することにしている。
【0031】即ち、第1の実施の形態では照射工率1m
W以上のレーザビームを使用する。ここで、レーザビー
ムの照射工率とは試料に照射される工率をいう。
【0032】従来法では文献3、4に記載されている通
り、照射工率約0.7mWのHe−Neレーザ(波長:
633nm)を用いていた。ちなみに、このときのレー
ザ光源の出力の工率は、文献2にあるとおり2mWであ
る。従って、照射工率1mW以上のレーザビームとは、
従来の約1.5倍程度以上の工率である。この工率と検
出できる現象の間の明確な関係はまだ解明されていな
い。しかし、後の実施の形態で見るように従来法の10
倍の工率である7mWの実験により3nm程度の薄い絶
縁層を含む寄生MIM構造が観測できた。また、チップ
裏面からの観測では照射工率2.4mWでの実験により
3nm程度の薄い絶縁層を含む寄生MIM構造が観測で
きた。チップ裏面からの観測では配線ヘの照射量は約半
分になっていることから、このときの配線ヘの照射工率
は約1.2mWであったと推定できる。一方我々の現在
までの実験でも照射工率0.7mWの観測では、寄生M
IM構造が観測できた事例はない。これが第1の実施の
形態で照射工率1mW以上とする理由である。
【0033】なお寄生MIM構造箇所にレーザビームを
照射したことにより電流が増加する現象について、ここ
で説明しておく。この現象は光によるものでなく熱によ
るものであることは、実験により確認した。即ち、試料
表面に炭素膜を付着させた後、この現象が増強されるこ
とを実験により確認した。炭素膜の付着により光は遮蔽
されるが、レーザの熱ヘの変換効率は増す。このことか
ら、寄生MIM構造箇所での電流増加は熱によるもので
あるといえる。
【0034】また、次のような実験結果から寄生MIM
構造箇所での電流増加は従来技術1、2とは異なるとい
える寄生MIM構造箇所で第1の実施の形態による方法
で長時間観測を続けていると、電流増加が起こらなくな
ることがある。このような箇所の断面をFIB(Foc
used Ion Beam、集束イオンビーム)で試
料作成した後、TEMで観察すると寄生絶縁膜のごく一
部が破れているのが観測された。もし、従来技術1や2
による現象が起きているのなら、この程度のごく一部の
損傷で電流変化が起こらなくはならない。このことから
寄生MIM構造箇所での電流増加は第3の現象によるも
のであるといえる。
【0035】この第3の現象がいかなる現象であるかに
ついては、以下に示す実験により現象論的に明らかにな
った。寄生MIM構造を多数個含んだビアチェーンの抵
抗の温度係数(TCR)は、正常なビアチェーンとは異
なり負であることを実験的に確認した。即ち、温度が上
昇すると抵抗が低下する。この測定結果から寄生MIM
構造箇所のTCRは負であることがいえる。これが本発
明のもとになる物理現象である。
【0036】なお、検出感度を決める主な要因は、照射
レーザの工率と、電流変化検出器の感度であるが、文献
2、3、4に開示された事例では全て同じ型の電流変化
検出器(日本電子製のDOB−10)を用いているの
で、電流変化検出器の感度は一定であり、以下でも特に
必要がない場合は、検出器の感度については触れない。
【0037】第1の実施の形態では、このように照射工
率1mW以上のレーザビームを使用することで、従来法
では困難であった10nm程度以下の絶縁物層を絶縁膜
部としてもつ寄生MIM構造部を検出することが可能と
なった。
【0038】次に、本発明のSi半導体デバイスの寄生
MIM構造箇所解析法の第2の実施の形態が、第1の実
施の形態と異なる点は、使用レーザの波長を「1.0μ
m以上の波長のレーザを用いる」と規定した点とSiデ
バイスに限定した点である。請求項1では波長は特に規
定しなかったが、従来技術では633nmが用いられて
おり、後の実施例でも633nmが用いられた例を示
す。
【0039】波長を1.0μm以上と規定した理由と、
Siデバイスに限定した理由は関係しており、その理由
はふたつある。
【0040】(1)チップの表面からの観測が困難にな
っていることは上述した。チップの裏面から観測できれ
ば、この困難は取り除ける。チップの裏面から観測する
ためにはレーザビームがある程度Si基板を透過する必
要がある。Si基板として現在日本で最もよく使われて
いるP−基板について述ベる。基板厚625μmでの光
の透過率の波長依存性がJoseph,T.W.,A.
L.Berry and B.Bossman,”In
frared Laser Microscopy o
f Structures on Heavily D
oped Silicon,”Proc.Intern
ational Symposiumfor test
ing and Failure Analysis,
pp.1−7(1992)(文献5)に開示されてい
る。それによると、その透過率は波長が1.0μm以下
ではほぼゼロであるが、波長が長くなるにつれて透過率
が増し、1.1μmで約43%、1.2μm付近が最高
で約56%、1.3μmで約55%、1.3μm以上
1.7μmまでは少しずつ減少するものの50%以上は
保っている。従って、チップ裏面からの観測を行うとい
う点からは1.0μm以上の波長が必要であり、1.1
〜1.7μm付近が適している。
【0041】(2)本発明および上記の従来技術の対象
になっている現象以外にレーザビームにより電流変化を
起こす現象として、OBIC(Optical Bea
mInduced Current)現象が知られてい
る。BIC現象はレーザビームによりSi中に励起さ
れた電子・正孔対が外部端子から電流として検出される
現象である。観測中にBIC現象がおきると寄生MI
M構造に起因する電流変化との分離が困難な場合が起
き、寄生MIM構造の検出が困難になるため、OBIC
現象が起きるようなデバイスの場合にはOBIC現象が
起きない様な方策が必要である。その方策としては、
BIC現象が起きない波長のレーザを用いればよい。
【0042】なお、「OBIC現象が起きるようなデバ
イス」とは、どのようなデバイスかを、簡単に説明して
おく。OBIC現象はレーザビームが照射された箇所に
電界が存在し、その箇所と外部で電流変化を検出してい
る端子との間に電流が流れる経路があれば、現れる。T
EG(Test Element Group,試験専
用構造)を除くと、このような場合は普通に起きる。従
って、通常のデバイスではBIC現象が起きない様な
方策が必要である。
【0043】OBIC現象を起こす波長の制限は、Si
真性半導体ではSiのバンドギャツプエネルギー1.1
2eVであり、通常のSi半導体デバイスに使われてい
るドナー、アクセプター間のエネルギー差という意味で
はAs,B間の1.03eVである。なお、ここで用い
たエネルギー値はSze,S.M.,Physicso
f Semiconductor Devices(F
irst ed.),John Wiley & So
ns,p.30(1969)(文献6)に開示されてい
る値であり、300Kでの値である。この値から、1.
03eVに対応する波長である1.20μm以上の波長
のレーザを用いれば、BIC現象の発生は抑えられ
る。実験的には、1.3μmの波長のレーザダイオード
を用いてBIC現象がほとんど現れないことが、Ni
kawa,K.and S.Inoue,”New L
aser Beam Heating Methods
Applicable to Fault Local
ization andDefect Detecti
on in VLSI Devices,”Proc.
Int.Rel.Phys.Symp.,pp.346
−354(1996)(文献7)に開示されている。
【0044】第2の実施の形態では、このように波長
1.0μm以上のレーザを用いることで、Siチップ表
面からだけでなくチップ裏面からも寄生MIM構造箇所
の検出が可能になり、さらに1.2μm以上のレーザを
用いることで、BIC現象の発生が問題になるような
デバイスにたいしても寄生MIM構造箇所の検出が容易
になる。
【0045】次に、検出した寄生MIM構造箇所をダイ
サー及び集束イオンビーム装置等により前処理し、透過
型電子顕微鏡用のサンプルを作成する段階と、透過型電
子顕微鏡で観測を行う段階の本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0046】まず、本発明の半導体デバイスの寄生MI
M構造箇所解析法の第3の実施の形態では、(イ)照射
工率1mW以上のレーザビームを半導体デバイスの被観
測領域にチップの表面から照射し、このレーザビームの
照射に伴ってこの半導体デバイスチップ上の寄生MIM
構造箇所に現れる電流の変化を、この半導体デバイスの
所定の端子に現われる電流の変化として検出し、その被
観測領域内の寄生MIM構造箇所を検出する第1の工程
と、(ロ)この第1の工程で検出した寄生MIM構造箇
所をFIB等による前処理の後、TEMで観測を行う第
2の工程とを、半導体デバイスの寄生MIM構造箇所解
析法に使用することにしている。
【0047】即ち、第3の実施の形態では、第1の工程
で第1の実施の形態と同様に、照射エ率1mW以上のレ
ーザビームを照射し、その際の電流変化を検出すること
で寄生MIM構造箇所を検出するようにし、第2の工程
ではこの検出した箇所でTEMを使用して寄生MIM構
造箇所の構造解析等の解析をするようにしている。
【0048】次に、本発明のSi半導体デバイスの寄生
MIM構造箇所解析法の第4の実施の形態では、(イ)
波長1.0μm以上のレーザビームをSi半導体デバイ
スの被観測領域にチップの表面または裏面から照射し、
このレーザビームの照射に伴ってこの半導体デバイスチ
ップ上の寄生MIM構造箇所に現れる電流の変化を、こ
の半導体デバイスの所定の端子に現われる電流の変化と
して検出し、その被観測領域内の寄生MIM構造箇所を
検出する第1の工程と、(ロ)この第1の工程で検出し
た寄生MIM構造箇所をFIB等による前処理の後、T
EMで観測を行う第2の工程とを、半導体デバイスの寄
生MIM構造箇所解析法に使用することにしている。
【0049】即ち、第4の実施の形態では、第1の工程
で第2の実施の形態と同様に、波長1.0μm以上のレ
ーザビームを照射し、その際の電流変化を検出すること
で寄生MIM構造箇所を検出するようにし、第2の工程
ではこの検出した箇所でTEMを使用して寄生MIM構
造箇所の構造解析等の解析をするようにしている。
【0050】図1は以上説明した本発明の半導体デバイ
スの寄生MIM構造箇所解析法の第1の実施の形態の基
本概念を示したものである。簡単のためにカバー絶縁
膜、層間絶縁膜、下地酸化膜等の絶縁膜とSi基板は省
略してある。半導体デバイスの第2層目金属配線102
にレーザビーム104が照射され、場合によっては破線
で示した矢印123方向に走査されるとする。なお、走
査法等装置構成は従来法と同じである。配線102、ビ
ア103、配線101を通して電流112が流れている
場合、レーザビーム104の照射によって寄生絶縁膜1
07の温度が上昇し、その結果、寄生絶縁膜107に流
れる電流がその温度特性によって増加する。従って電流
の変化△Iを検出することによって半導体デバイス上に
できた寄生絶縁膜構造の箇所の検出を行うことができ
る。
【0051】図2は、本発明のSi半導体デバイスの寄
生MIM構造箇所解析法の第2の実施の形態の基本概念
を示したものである。図1と同じものには同じ番号を付
けてあり、これらの説明は適宜省略する。チップを大き
く配線系109とSi基板110に分けて示す。また、
レーザビームを照射した箇所を拡大した図も示す。この
部分はレーザビームを除けば図1と同じである。レーザ
ビーム108は波長1.0μm以上であり、前述のよう
にチップの表面からだけでなく、チップの裏面からも透
過する。その他検出原理は第1の実施の形態の場合と同
じである。
【0052】図3は、本発明の半導体デバイスの寄生M
IM構造箇所解析法の第3の実施の形態の工程を示した
ものである。Sl0lでは、照射主率1mW以上のレー
ザビーム照射と電流変化検出により寄生MIM構造箇所
を検出する。Sl02では、検出された寄生MIM構造
箇所をFIB等で前処理しTEM観測用のサンプルを作
成する。最後にSl03で、TEM観察により寄生MI
M構造箇所の構造解析を行うとともに、必要に応じTE
Mに付属したEDX(Energy Dispersi
ve X−ray analuzer)による元素分析
やEELS(Electron Energy Los
s Spectroscopy)による元素分析や、状
態解析も行い、絶縁物の素性を解析する。
【0053】図4は、本発明のSi半導体デバイスの寄
生MIM構造箇所解析法の第4の実施の形態の工程を示
したものである。第3の実施の形態での照射工率1mW
以上のレーザを用いるかわりに波長1.0μm以上のレ
ーザを用いる点を除けば、第3の実施の形態と同じであ
る。波長1.0μm以上のレーザを用いるメリツトは第
2の実施の形態で述ベた通りである。
【0054】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0055】(第1の実施例)図5を用いて本発明の第
1の実施例を説明する。
【0056】図1と同じものは同じ番号で示してあり、
適宜説明を省略する。この実施例では2層配線のTEG
が用いられた。このようなTEGは半導体デバイスの開
発や試作、場合によっては量産の段階での製造プロセス
条件の最適化を行うために用いられる。
【0057】TEGを種々製造プロセスの条件を振り作
成したところ、配線系の抵抗が異常に高いものが見つか
った。これをサンプルとした。このサンプルはビア約2
000個の前後を第1層目配線と第2層目配線で交互に
直列につないだ構造になっている。その内の一箇所を示
したのが図5の配線およびビア部である。ビアの寸法は
約0.6μmφである。
【0058】定電圧源105に4.4Vを印加したとこ
ろ、101μAの電流が流れた。この状態で、照射工率
約7mWのレーザビームを、このビアチェーン全体が観
測できる約300μm□の領域に走査しながら512X
512画素の各点での電流変化を輝度変化として表示し
たところ、一箇所明るい箇所、即ち、レーザ照射により
電流が増加した箇所、が見られた。次に、その箇所を含
んだ30μm□の領域を同様に観測したところ、一箇所
のビアを中心に明るい箇所が見られた。
【0059】次に、この箇所の断面をFIBで出し、そ
の場観察したが、特に異常は見つからなかつた。次に、
TEMでの断面観察用に試料をダイサーとFIBで加工
した。この際、Nikawa,K.,”Focused
Ion Beam Applications to
Failure Analysis of SiDe
vice Chip,”IEICE Trans.on
Fundamentals of Electron
ics,Communications and Co
mputer Sciences,vol.E77−
A,no.1,pp.174−179(1994)(以
下文献8)に開示された方法を用いた。このようにして
加工された試料の断面をTEMで観察したところ、ビア
と第1層目配線の間に約3nm程度の薄い寄生層307
があるのが確認できた。TEM付属のEDXによる元素
分析から、この部分には酸素が多く、絶縁膜であると推
定された。
【0060】(第2の実施例)図6を用いて本発明の第
2の実施例を説明する。
【0061】図1と同じものは同じ番号で示してあり、
適宜説明を省略する。この実施例では3層配線構造のL
SIが用いられた。実施例1とは異なり、このデバイス
は3層目の配線403の幅が広く1層目、2層目の配線
の多くの部分は3層目配線に覆われてチップ表面からは
見通しがきかない。このため、表面からのレーザビーム
照射は行わず、裏面から照射することとした。
【0062】裏面からの観測のためレーザは波長1.3
μmのレーザダイオードを使用した試料ヘの照射工率は
2.4mWであるが、Si基板内で約50%減衰するた
め、配線部に照射される工率は約1.2mWと推定でき
る。
【0063】サンプルは、プラスチックパッケージの裏
面をグラインダーで薄くした後、サンドペーパでチップ
裏面を露出し、その後研磨機で鏡面研磨を行った。その
後は、実施例1と同じ手順で観測を行ったところ、ビア
部で明るい箇所が見つかった。その後、チップの表面側
も露出した後、実施例1と同じ手順で、今度は直接TE
Mによる断面観察を行ったところ、実施例1と同じ様な
寄生層407がビアと第1層配線との間に観察された。
これもEDXによる解析を行ったところ、酸素が多く検
出され、絶縁層であると推定された。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1又は請求項
3記載の本発明によれば、半導体デバイスまたはSi半
導体デバイスに定電圧を印加し所定の工率以上のレーザ
ビームを試料としての半導体デバイスまたはSi半導体
デバイスに照射して任意の端子間に流れる電流の変化を
検出することで寄生MIM構造が存在する箇所が検出で
き、所定の波長以上の波長のレーザビームを照射するこ
とで、チップ裏面からも、これが可能になるという効果
がある。
【0065】また、請求項2または請求項4記載の本発
明によれば、このようにして検出された寄生MIM構造
の箇所の構造解析や元素分析、状態解析もが可能にな
り、従来からの課題であった、ごく薄い絶縁層に起因す
るデバイスの特性異常の原因解明が迅速に行えるように
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体デバイスの寄生MIM構造箇所
解析法の第1の実施の形態の基本的な概念を示す説明図
である。
【図2】本発明のSi半導体デバイスの寄生MIM構造
箇所解析法の第2の実施の形態の基本的な概念を示す説
明図である。
【図3】本発明の半導体デバイスの寄生MIM構造箇所
解析法の第3の実施の形態の基本的な工程を示す説明図
である。
【図4】本発明のSi半導体デバイスの寄生MIM構造
箇所解析法の第4の実施の形態の基本的な工程を示す説
明図である。
【図5】本発明の第1の実施例を説明するための説明図
である。
【図6】本発明の第2の実施例を説明するための説明図
である。
【図7】従来提案されていた半導体デバイスの欠陥検出
装置の構成を表わしたブロック図である。
【図8】従来技術1および2により欠陥を検出する方法
の基本的な概念を説明するための説明図である。
【符号の説明】
101 第1層目金属配線 102 第2層目金属配線 103 ビア 104 レーザビーム(工率1mW以上) 105、115 定電圧源 106 電流変化検出器 107、307、407 寄生絶縁膜 108 レーザビーム(波長1.0μm以上) 109 配線系 110 Si基板 111 試料台 112 電流 113 レーザビーム発生部 114 顕微鏡部 116 試料(集積回路) 117 電流変化検出部 118 テストパタン発生部 119 レーザビーム 121 システム制御・信号処理部 122 像・波形表示部 123 走査 201 層間絶縁膜 304 レーザビーム(工率約7mW) 308 レーザビーム(波長1.3μm、工率2.4
mW) 403 第3層目金属配線 504 レーザビーム(工率約0.7mW、波長63
3nm) 507 寄生介在層 508 ボイド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射工率1mW以上のレーザビームを半
    導体デバイスの被観測領域にチップの表面から照射し、 前記レーザビームの照射による温度上昇に伴って、前記
    半導体デバイスチップ上の寄生金属/絶縁膜/金属構造
    箇所である寄生MIM構造箇所に、その電流電圧特性の
    温度依存性により現れる電流の増加を、前記半導体デバ
    イスの所定の端子に現われる電流の増加として検出し、
    前記被観測領域内の前記寄生MIM構造箇所を検出する
    ことを特徴とする半導体デバイスの寄生MIM構造箇所
    解析法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体デバイスの寄生M
    IM構造箇所解析法であって、 前記検出した寄生MIM構造箇所を研磨又は集束イオン
    ビーム装置による加工により前処理を施し、透過型電子
    顕微鏡用のサンプルを作成する段階と、 前記透過型電子顕微鏡で観測を行う段階とを有すること
    を特徴とする半導体デバイスの寄生MIM構造箇所解析
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体デバイスの寄生M
    IM構造箇所解析法であって、 前記レーザビームは 波長1.0μm以上のレーザビーム
    であることを特徴とする半導体デバイスの寄生MIM構
    造箇所解析法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体デバイスの寄生M
    IM構造箇所解析法であって、 前記検出した寄生MIM構造箇所を研磨又は集束イオン
    ビーム装置による加工により前処理を施し、透過型電子
    顕微鏡用のサンプルを作成する段階と、 前記透過型電子顕微鏡で観測を行う段階とを有すること
    を特徴とする半導体デバイスの寄生MIM構造箇所解析
    法。
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