JP6440167B2 - 空気浄化方法及び空気浄化装置 - Google Patents

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本発明は、空気浄化方法と湿式の空気浄化装置に関し、特に空気を浄化する水の凍結を防止する方法に関する。
下方から供給される空気と上方から散水される水とを接触させることで空気を浄化する空気浄化方法及び空気浄化装置が知られている。特許文献1にはこのような空気浄化方法及び空気浄化装置の一例が開示されている。空気浄化装置の空気取り入れ口から供給された空気は気液接触部の下方から気液接触部に供給される。気液接触部の上方には水を散水する散水手段が設けられている。下方から供給される空気は、気液接触部に付着した水と気液接触することで浄化され、送風機によって排出される。気液接触部から落下した水は貯水槽に貯留され、ポンプによって循環させられ、再び散水手段から散水される。
特開2011−38723号公報
特許文献1に開示された空気浄化方法及び空気浄化装置においては空気の浄化のために水が使用される。従って、空気浄化装置が低温の環境で使用される場合、水が凍結する可能性がある。
本発明は、低温の環境で使用されるときに、空気の浄化のために使用される水が凍結しにくい空気浄化方法及び空気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、空気浄化方法は、気液接触部に供給される空気を、貯水槽に貯留され気液接触部に散水される水と接触させることで、気液接触部で空気を浄化することと、気液接触部から落下した水を貯水槽に貯留することと、気液接触部で浄化された空気を排出するために送風機を駆動することと、水の温度が第1の温度以下であるときに、水の散水と送風機の駆動を続けながら、貯水槽に貯留されている水を加熱することと、を有する。
本発明の一態様によれば、空気浄化装置は、空気と水とが接触することで空気を浄化する気液接触部と、空気を気液接触部に供給する空気供給流路と、気液接触部で浄化された空気を排出する送風機と、気液接触部に水を散水する散水手段と、気液接触部から落下した水を貯留する貯水槽と、貯水槽に貯留されている水を加熱する加熱手段と、貯水槽の水温を測定する水温センサと、制御部と、を有する。制御部は、水温センサで測定された水の温度が第1の温度以下であるときに、水の散水と送風機の駆動を続けながら、貯水槽に貯留されている水を加熱するように、散水手段と、送風機と、加熱手段とを制御する。
本発明によれば、低温の環境で使用されるときに、空気の浄化のために使用される水が凍結しにくい気浄化方法及び空気浄化装置を提供することができる。
本発明の一態様によれば、空気浄化方法は、気液接触部に供給される空気を、貯水槽に貯留され気液接触部に散水される水と接触させることで、気液接触部で空気を浄化することと、気液接触部から落下した水を貯水槽に貯留することと、気液接触部で浄化された空気を排出するために送風機を駆動することと、水の温度が第1の温度以下であるときに、水の散水と送風機の駆動を続けながら、貯水槽に貯留されている水を加熱することと、を有する。そして、気液接触部に供給される空気の温度である気液接触部入口温度または送風機から排出される空気の温度である送風機出口温度が第1の温度より低い第3の温度以下であるときに、水の散水を続けながら送風機を停止し、またはの散水を続けながら送風機の送風量を低下させる。
本発明の一態様によれば、空気浄化装置は、空気と水とが接触することで空気を浄化する気液接触部と、空気を気液接触部に供給する空気供給流路と、気液接触部で浄化された空気を排出する送風機と、気液接触部に水を散水する散水手段と、気液接触部から落下した水を貯留する貯水槽と、貯水槽に貯留されている水を加熱する加熱手段と、貯水槽の水温を測定する水温センサと、制御部と、を有する。制御部は、水温センサで測定された水の温度が第1の温度以下であるときに、水の散水と送風機の駆動を続けながら、貯水槽に貯留されている水を加熱し、且つ気液接触部に供給される空気の温度である気液接触部入口温度または送風機から排出される空気の温度である送風機出口温度が第1の温度より低い第3の温度以下であるときに、水の散水を続けながら送風機を停止し、または水の散水を続けながら送風機の送風量を低下させるように、散水手段と、送風機と、加熱手段とを制御する。
空気浄化装置1は、空気と水とが接触することで空気を浄化する気液接触部2を有している。気液接触部2はマット状の繊維集合体から構成されている。これにより、本実施形態の空気浄化装置1は、圧力損失の上昇を抑えながら、空気に含まれる微粒子やガス状物質を高効率で除去することが可能となる。一方、繊維集合体は目が細かく比表面積が大きい。このため、繊維集合体に付着した水は熱が奪われやすく、空気浄化装置1内の水がより凍結しやすくなる。気液接触部を構成する繊維集合体は、合成樹脂がカール状に加工され、それら繊維の一部が互いに接着され、三次元の不織布状に形成されたものである。上方の散水手段3から散水される水が繊維集合体の表面に付着する。繊維集合体の表面で、気液接触部2の下方から上昇してくる空気との気液接触が行われる。この気液接触によって、気液接触部2に供給される空気が浄化される。
繊維集合体を構成する繊維の原材料としては、繊維に加工できる物質であればよく、例えば、全芳香族ポリアミド、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン等のポリ(ハロゲン化オレフィン);ポリアクリロニトリル、ポリメタクリロニトリル等のニトリル系モノマー;ポリ酢酸ビニル、ポリプロピオン酸ビニル、ポリビニルアルコール等のポリビニルエステルおよびその加水分解生成物;セルロース、アセチルセルロース、レーヨン等のセルロース類;ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィンが挙げられる。例えば、上述した繊維集合体としては、旭化成ホームプロダクツ株式会社のサランロック(登録商標)が挙げられる。サランロックは、素材自体が非常に高い難燃繊維であるサラン(登録商標)繊維を、スプリング状にカール加工して不織布状に加工し、サランラテックスで被覆結合した三次元不織布である。サランロックは、大きな空間と表面積を合わせ持ち、通気抵抗が小さく、濾過効率に優れ、しかも集塵容量が大きな構造を備えている点で好適に用いられる。
気液接触部2の下方には貯水槽4が設けられている。空気と気液接触した後、気液接触部2から落下した水は、貯水槽4に貯留される。貯水槽4の底面には排水配管26に接続された排水口27が設けられている。排水配管26上には排水弁28が設けられている。排水弁28を開けることによって貯水槽4に貯留されている水を空気浄化装置1の外部に排水することができる。貯水槽4の水を効率よく排水させるため、貯水槽4の底面には排水口27に向けて下向きの勾配29が設けられている。貯水槽4の上部にはオーバーブローライン30が接続している。オーバーブローライン30の他端は排水配管26に接続されている。貯水槽4の水位がオーバーフローラインの高さに達すると、貯水槽4の水はオーバーブローライン30及び排水配管26を通って、空気浄化装置1の外部に排出される。
貯水槽4の内部には貯水槽4の水を加熱する加熱手段5が設けられている。貯水槽4の水を加熱できる限り、あらゆるタイプの加熱手段を用いることができる。本実施形態では加熱手段5はプラグヒータであるが、貯水槽4を構成する筐体の内部または外側側面に電熱線を設けてもよい。あるいは、貯水槽4または後述する循環配管8から分岐して、再び貯水槽4または循環配管8に戻る配管を設け、当該配管上に外部熱源と熱交換する熱交換器を設けてもよい。例えば浄化された空気が比較的温度の高い室内空間に排出される場合、室内空間の空気を外部熱源として利用することができる。貯水槽4の内部にはキャピラリーサーモ6が配置されている。キャピラリーサーモ6は加熱手段5に近接配置された感熱管(図示せず)を有している。感熱管の内部には液体が封入されている。感熱管の一端は導管を介してダイアフラムに接続されている。ダイアフラムは加熱手段5の電気接点を開閉可能に変形することができる。貯水槽4の水位Lが低下し、加熱手段5が露出して過熱すると、感熱管の内部の液体が膨張し、ダイアフラムが変形して加熱手段5の電気接点を開く。これによって、加熱手段5の過熱が防止される。
貯水槽4の内部には水温センサ7が設けられている。後述するように、水温センサ7で測定された貯水槽4の水温に応じて加熱手段5が起動または停止する。水温センサ7は循環配管8に設けられてもよい。
気液接触部2の上方には、気液接触部2に上方から水を散水する散水手段3が設けられている。散水手段3は本実施形態では散水ノズルである。散水ノズルは、多数の孔の開けられた配管であり、孔から水が吐出される。配管の形状は限定されず、気液接触部2に水が均一に散水されれば、直線状または同心円状の複数の管、らせん状の管など、任意の形状の管を選択できる。散水ノズルは、ジョロ、シャワー、スプリンクラー、スプレイタイプ等、公知の散水ノズルの中から適宜選択することができ、好ましくはスプレイタイプである。スプレイタイプは、散水される水が霧状で、粒径が細かい。そのため、充填塔の充填材を効率良く濡らすことができるだけでなく、スプレイから散水される霧状の水自体が空気と接触して空気を効率よく浄化することができる。スプレイタイプは一つのノズルから広範囲に水を散水することができるため、部品点数を少なくすることもできる。散水手段3は気液接触部2の斜め上方または側方から水を散水するものであってもよい。気液接触部2に散水できる限り、水が散水される方向、または散水手段3と気液接触部2の位置関係は限定されない。
散水手段3は循環配管8によって貯水槽4と接続されている。循環配管8は、散水手段3から気液接触部2、貯水槽4、循環配管8を通って散水手段3に戻る水の循環経路を形成する。循環配管8上には循環ポンプ9が設けられている。循環ポンプ9を駆動することで、気液接触部2に連続的に水が供給される。
散水手段3の上方には給水ノズル10が設けられている。給水ノズル10は給水配管11を介して、貯水槽4とは異なる外部水源に接続されている。貯水槽4に水がないとき、または貯水槽4の水位Lが低下したときに、給水ノズル10を通して空気浄化装置1の外部から水が供給される。給水ノズル10と給水配管11は気液接触部2の上方に散水するための流路12を構成する。給水配管11上には給水弁13が設けられている。給水弁13が開かれたときに外部水源から水が供給される。
空気浄化装置1は、空気を気液接触部2の下方から供給する空気供流路14を有している。空気供流路14の端部には空気取り込み口15が開口している。空気取り込み口15は空気浄化装置1の外部、通常は、浄化されるべき空気が存在する空間内に開口している。空気取り込み口15から空気供流路14に流入した空気は、気液接触部2の下方に導かれ、送風機19の駆動力によって上方に向きを変え、気液接触部2に流入する。空気供流路14は気液接触部2の側方から空気を供給するものであってもよく、空気の供給される方向は限定されない。空気供流路14には入口空気温度センサ16が設けられている。入口空気温度センサ16は気液接触部2に供給される空気の温度(以下、気液接触部入口温度という)を測定する。入口空気温度センサ16は空気取り込み口15の近傍または空気取り込み口15の外部に設けられてもよい。
気液接触部2の上方には、散水手段3からの噴霧水の飛散を防止するエリミネータ17が設けられている。エリミネータ17の上方にはデシカントロータ18が設けられている。気液接触によって空気に含まれる水分(湿分)はデシカントロータ18によって除去される。エリミネータ17は給水ノズル10の下方に配置されており、給水ノズル10から供給される水によって洗浄することができる。
気液接触部2、エリミネータ17及びデシカントロータ18の上方には、気液接触部2で浄化された空気を排出する送風機19が設けられている。送風機19はモータ20で駆動される。送風機19の出口は送風ダクト21と連結されている。送風ダクト21は空気浄化装置1の外部に開口している。気液接触部2で浄化された空気はエリミネータ17を通り、デシカントロータ18によって水分を除去され、送風機19、送風ダクト21を通って、空気排出口22から空気浄化装置1の外部に排出される。送風ダクト21には出口空気温度センサ23が設けられている。出口空気温度センサ23は送風機19から排出される空気の温度(以下、送風機出口温度という)を測定する。出口空気温度センサ23は空気排出口22の近傍または空気排出口22の外部に設けられてもよい。送風機は空気浄化装置1自身が備える代わりに、空気浄化装置1の外部に設けられていてもよい。例えば、全館換気システムの場合、全館換気システムが備える送風機を空気浄化装置1で浄化された空気を送風するために用いることができる。
空気浄化装置1は制御部24を有している。制御部24はモータ20、循環ポンプ9、加熱手段5、給水弁13、排水弁28、水温センサ7、入口空気温度センサ16、出口空気温度センサ23と接続されている。制御部24は水温センサ7、入口空気温度センサ16及び出口空気温度センサ23で測定された水温及び空気温度に基づいて、モータ20、循環ポンプ9、加熱手段5、給水弁13、排水弁28を制御する。
以上説明した気液接触部2、送風機19、モータ20、送風ダクト21、エリミネータ17、デシカントロータ18、散水手段3、空気供流路14、貯水槽4、循環配管8、循環ポンプ9、制御部24などの構成要素は筐体25に収容されている。筐体25には空気供流路14に接続された空気取り込み口15と、送風ダクト21に接続された空気排出口22が設けられている。
次に、図2を参照して、図1に示す空気浄化装置1の制御方法または空気浄化方法を説明する。本実施形態の空気浄化方法は加熱手段5、送風機19、循環ポンプ9、排水弁28の状態によって、表1に示す4つの段階(第1〜第4段階)を有している。第1段階は通常の運転状態である。第1段階では加熱手段5が停止しており、貯水槽4の水は加熱されない。送風機19は駆動されている。排水弁28は閉じており、貯水槽4に水が貯留されている。循環ポンプ9は駆動されている。第2段階では加熱手段5が起動され、貯水槽4の水が加熱される。第3段階では送風機19が停止する。加熱手段5は貯水槽4の水温に応じて、稼働と停止を繰り返す。第4段階では循環ポンプ9が停止する。排水弁28が開かれ、貯水槽4の水が排水される。加熱手段5は停止される。本実施形態では、第1〜第4段階を選択するために、貯水槽4の水温、気液接触部入口温度、送風機出口温度が用いられる。これらの水温及び温度の条件が厳しくない場合、すなわち空気浄化装置1の内部水が凍結する可能性が低い場合は第1段階が適用される。水温及び温度の条件が厳しくなるにつれ、すなわち空気浄化装置1の内部水が凍結する可能性が高まるにつれ、第2段階、第3段階、第4段階がこの順番で適用される。
Figure 0006440167
詳細は以下に説明するが、第1〜第4段階は、所定の条件が満足されたときに他の段階に移行する。移行の条件を表2に示す。
Figure 0006440167
(第1段階)空気浄化装置1は通常、第1段階で稼働される。貯水槽4に水が貯留されていない場合、または貯水槽4の水位Lが低い場合は、外部水源から水が供給され、貯水槽4が水張りされる。貯水槽4の水位Lが通常の値に達すると循環ポンプ9が起動され、散水が開始される。これとともに送風機19が起動され、空気の浄化が開始される(ステップS1)。具体的には、気液接触部2の下方から供給される空気が、貯水槽4に貯留され気液接触部2の上方から散水される水と接触することで、気液接触部2で空気が浄化される。気液接触部2から落下した水は貯水槽4に貯留され、循環配管8と流路12によって気液接触部2に循環される。送風機19が駆動され、気液接触部2で浄化された空気が排出される。
(第1段階⇒第2段階)
制御部24は、水温センサ7から貯水槽4の水温を、入口空気温度センサ16から気液接触部入口温度を、出口空気温度センサ23から送風機出口温度を受け取る。貯水槽4の水温が第1の温度T1以下であるとき、制御部24は加熱手段5を起動する(ステップS2,S3)。第1の温度T1は、0℃≦T1≦10℃であることが好ましく、本実施形態では2℃に設定されている。空気浄化装置1は第2段階に移行する。この結果、水の散水(循環ポンプ9の運転)と送風機19の駆動が続けられながら、貯水槽4に貯留されている水が加熱される。貯水槽4の水温が0〜10℃程度であるときは、貯水槽4の水が直ちに凍結する可能性は低いが、加熱手段5で貯水槽4の水を加熱することで、貯水槽4の水が凍結する可能性をさらに低くすることができる。図示は省略するが、貯水槽4の水温が第1の温度T1を上回るときは、加熱手段5は起動されず、制御部24は再びステップS2に戻り、貯水槽4の水温を監視する。以上のステップS1〜S3では、空気浄化手段入口温度と送風機出口温度は使用されない。
(第2段階⇒第1段階)
加熱手段5が稼働しているとき、制御部24は、水温センサ7から貯水槽4の水温を、入口空気温度センサ16から気液接触部入口温度を、出口空気温度センサ23から送風機出口温度を受け取る。貯水槽4の水温が第1の温度T1より高い第2の温度T2以上であるときに、水の加熱を停止する(ステップS4,S5)。第2の温度T2は、1℃≦T2≦15℃であることが好ましく、本実施形態では7℃に設定されている。空気浄化装置1は第1段階に戻る。加熱手段5で貯水槽4の水温が第2の温度T2以上に上昇したことで、貯水槽4の水が凍結する可能性が低下している。このため、加熱手段5を停止することで、貯水槽4を加熱するためのエネルギーを節約することができる。空気浄化装置1は第1段階に戻る。制御部24は再びステップS2に戻り、貯水槽4の水温を監視する。制御部24は水温センサ7から貯水槽4の水温を定期的に受け取り、貯水槽4の水温が第1の温度T1以下であるときは、再び加熱手段5を起動する。図示は省略するが、貯水槽4の水温が第2の温度T2を下回るときは、加熱手段5は起動されたままである。
(第2段階⇒第3段階)
加熱手段5が稼働しているとき、気液接触部入口温度または送風機出口温度が第1の温度T1より低い第3の温度T3以下であるとき、制御部24は、水の散水を続けながら、つまり循環ポンプ9の運転を続けながら送風機19を停止する(ステップS6,S7)。第3の温度T3は、−10℃≦T3<10℃であることが好ましく、本実施形態では−4℃に設定されている。空気浄化装置1は第3段階に移行する。送風機19が運転を継続すると、低温の空気流が水の熱エネルギーを奪い、水温が低下する可能性がある。このため、気液接触部入口温度と送風機出口温度のいずれかが第3の温度T3以下となったときに送風機19が停止される。気液接触部入口温度と送風機出口温度のいずれかだけを送風機19の停止の判定に使用してもよいが、その場合好ましくは入口温度を判定に使用するのがよい。ステップS6では水温の代わりに空気温度を用いている。空気温度を用いることでより安全側の判定が可能となる。
(第1段階⇒第3段階)
図面には示していないが、第1段階から第3段階に直接移行することも可能である。すなわち、貯水槽4の水温が第1の温度T1を上まわっているが(第2段階に移行する条件が満たされていない)、気液接触部入口温度または送風機出口温度が第3の温度T3以下であるとき(第3段階に移行する条件が満たされている)、制御部24は、送風機19を停止する。水の散水は続けられ、加熱手段5は停止している。気液接触部入口温度または送風機出口温度が低い場合、貯水槽4の水温が第1の温度T1を上まわっていても、水が凍結する可能性がある。貯水槽4の水温に拘らず、空気温度だけで送風機19の停止の要否を判断することで、水が凍結する可能性をさらに低減させることができる。
気液接触部入口温度または送風機出口温度が第3の温度T3以下になったとき、送風機19の送風量を連続的または段階的に低下させることもできる。例えば、
気温−4℃以上⇒ 出力100%
気温−5℃⇒ 出力75%
気温−6℃⇒ 出力50%
気温−7℃⇒ 出力25%
気温−8℃⇒ 出力0%
という制御も可能である。
(第3段階における制御)
制御部24は循環ポンプを運転させながら、一定時間おきに給水弁13を開き、給水配管11を介して外部水源の水を給水ノズル10から注入させる(ステップS8,9)。注水は数十秒から数十分間ごとに、数秒から数十秒間、間欠的に行われる。もしくは、連続的に注水を行っても良い。これによって、給水配管11と給水ノズル10の内部水の凍結する可能性が低下する。後述するように第4段階では貯水槽4の水が排水されるため、第4段階にある空気浄化装置1の運転を再開するためには外部水源の水を注水する必要がある。あらかじめ給水配管11と給水ノズル10に通水しておくことで、空気浄化装置1の運転を速やかに再開することができる。
送風機19が停止し貯水槽4の水温が一定の温度以上となった場合、加熱手段5が稼働していると、貯水槽4の水温が上昇し続ける。このため、第3段階では、加熱手段5は、貯水槽4の水温が温度T30以上で停止する。温度T30より低い温度T31以下になると再び起動する。温度T30は、2℃≦T30<20℃であることが好ましく、本実施形態では10℃に設定されている。温度T31は、1℃≦T31<15℃であることが好ましく、本実施形態では5℃に設定されている。
(第3段階⇒第2段階)
気液接触部入口温度または送風機出口温度が、第3の温度T3より高い温度T40またはそれ以上であるときに、送風機19を一時的に駆動する(ステップS10,S11)。温度T40は第4の温度T4を上回る温度であり、本実施形態では0℃に設定されている。第4の温度T4は、−10℃<T4≦10℃であることが好ましく、本実施形態では−2℃に設定されている。ステップS7において、送風機19の送風量を連続的または段階的に低下させた場合は、送風機19の送風量を連続的または段階的に増加させてもよい。上記の条件を満たさない場合は、ステップS8に戻る。
送風機19が駆動されてから一定時間経過したときに、気液接触部入口温度または送風機出口温度が第4の温度T4以下である場合、制御部24は送風機19を停止し、再度第3段階へ戻る(ステップS12,S7)。気液接触部入口温度及び送風機出口温度が共に第4の温度T4を上回る場合、貯水槽4の水が凍結する可能性が低くなっている。送風機19の運転が継続されまたは再開され、空気浄化装置1は第2段階に戻り、空気浄化が再開される(ステップS13)。送風機19が停止している間は空気浄化装置1の内部を空気がほとんど流通しないため、空気浄化装置1の内部で空気温度がばらついている可能性がある。上述のように送風機19を一定時間駆動することで空気浄化装置1の内部の空気が撹拌され、空気温度のばらつきが低減される。このため、空気浄化装置内部の空気温度の測定の信頼性を高めることができる。
他の実施形態ではステップS10,S11を省略することもできる。空気浄化装置1の内部における空気温度のばらつきが少ない場合、制御部24は、給水弁13を所定時間開いて閉じた後、第2段階に戻るかどうかの判定をただちに行うことができる。具体的には、気液接触部入口温度及び送風機出口温度が共に第4の温度T4を上回る場合、送風機19を起動し、空気浄化装置1は第2段階に戻ることができる(ステップS13)。空気浄化装置1の内部における空気温度のばらつきが少ないため、制御部24は気液接触部入口温度と送風機出口温度のいずれかだけを評価指標として選択することができる。選択された空気温度が第4の温度T4を上回る場合、制御部24は送風機19を起動し、第2段階に戻ることができる(ステップS13)。
(第3段階⇒第4段階)
気液接触部入口温度が第3の温度T3より低い第5の温度T5以下であるとき、または水温が第1の温度T1より低い第6の温度T6以下であるときに、制御部24は水の散水を停止するとともに、貯水槽4に貯留されている水を排水する(ステップS14,S15)。第5の温度T5は、−30℃≦T5≦5℃であることが好ましく、本実施形態では−10℃に設定されている。第6の温度T6は、0℃≦T6<10℃であることが好ましく、本実施形態では1℃に設定されている。空気浄化装置1は第4段階に移行する。これらのいずれかの条件が満たされた場合、貯水槽4、循環配管8、散水手段3に存在する水が凍結する可能性がさらに高まる。このため、制御部24は排水弁28を開いて貯水槽4の水を排水するとともに、循環ポンプ9を停止して循環配管8、散水手段3に残存する水の量を減らす。これによって、機器内の凍結を防止し、空気浄化装置1の運転を容易に再開することができる。貯水槽4の水が排水されているため、加熱手段5も停止する。本実施形態では、制御部24は気液接触部入口温度と水温の双方を監視し、いずれかが所定の温度以下であるときに貯水槽4の排水など(ステップS15)を実行する。しかし、制御部24は気液接触部入口温度と水温のいずれかだけを評価指標として選択し、選択された評価指標が上述の温度以下であるときに貯水槽4の排水など(ステップS15)を実行することもできる。
(第2段階⇒第4段階)
第2段階から第4段階に直接移行することも可能である。すなわち、気液接触部入口温度または送風機出口温度が第3の温度T3より高く、かつ、水温が第1の温度T1より低い第6の温度T6以下であるときに、制御部24は送風機19を停止し、水の散水を停止し、貯水槽4に貯留されている水を排水する。図2においては、ステップS6からステップS14に移行することになる。空気温度がT3より高い場合は第3段階に移行することはないが(ステップS6)、水温が極めて低い場合(ステップS14)、水が凍結する可能性が高い。第3段階を経由することなく第2段階から第4段階に移行することで、空気温度が高く水温が低い場合に水が凍結する可能性を低減させるだけでなく、空気浄化装置1の再起動が容易となる。
(第4段階⇒第2段階)
気液接触部入口温度及び送風機出口温度が第3の温度T3及び第5の温度T5より高い第7の温度T7以上であり、かつ水温が第6の温度T6より高い第8の温度T8以上であるときに、貯水槽4に水張を行うと共に、送風機19の駆動と水の散水を開始する(ステップS16,S1)。この際、加熱手段5は起動しなくてもよいが、起動することが望ましい。つまり、上記の条件が満たされたとき、空気浄化装置1は第1段階よりも第2段階に戻る方が望ましい(図2では便宜上、空気浄化装置1は第1段階に戻るように図示されている)。第7の温度T7は、−10℃<T7≦10℃であることが好ましく、本実施形態では0℃に設定されている。第8の温度T8は、0℃≦T8≦15℃であることが好ましく、本実施形態では2℃に設定されている。図示は省略するが、気液接触部入口温度若しくは送風機出口温度が第7の温度T7未満、または水温が第8の温度T8未満であるときは第4段階が継続され、その後も制御部24は定期的に気液接触部入口温度と送風機出口温度と水温を監視する。本実施形態では、制御部24は気液接触部入口温度と送風機出口温度と水温を監視し、これらの全てが所定の温度以上となったときに第2段階に移行する。しかし、制御部24は気液接触部入口温度と送風機出口温度と水温のいずれか1つまたは2つだけを評価指標として選択し、選択された評価指標が上述の温度以上となったときに第2段階に移行することもできる。
1 空気浄化装置
2 気液接触部
4 貯水槽
5 加熱手段
7 水温センサ
8 循環配管
9 循環ポンプ
10 給水ノズル
11 給水配管
12 流路
13 給水弁
14 空気供流路
16 入口空気温度センサ
19 送風機
23 出口空気温度センサ
24 制御部
25 筐体
26 排水配管
28 排水弁

Claims (8)

  1. 気液接触部に供給される空気を、貯水槽に貯留され前記気液接触部に散水される水と接触させることで、前記気液接触部で前記空気を浄化することと、
    前記気液接触部から落下した前記水を前記貯水槽に貯留することと、
    前記気液接触部で浄化された前記空気を排出するために送風機を駆動することと、
    前記水の温度が第1の温度以下であるときに、前記水の散水と前記送風機の駆動を続けながら、前記貯水槽に貯留されている前記水を加熱することと、を有し、
    前記気液接触部に供給される前記空気の温度である気液接触部入口温度または前記送風機から排出される前記空気の温度である送風機出口温度が前記第1の温度より低い第3の温度以下であるときに、前記水の散水を続けながら前記送風機を停止し、または前記水の散水を続けながら前記送風機の送風量を低下させる、空気浄化方法。
  2. 前記水の温度が前記第1の温度より高い第2の温度以上であるときに、前記水の加熱を停止する、請求項1に記載の空気浄化方法。
  3. 前記気液接触部入口温度または前記送風機出口温度が前記第3の温度以下であるときに、前記貯水槽とは異なる外部水源から前記気液接触部の上方に散水するための流路に通水する、請求項1または2に記載の空気浄化方法。
  4. 前記気液接触部入口温度または前記送風機出口温度が前記第3の温度より高い第4の温度以上であるときに、前記送風機を駆動し、または前記送風機の前記送風量を増加させる、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気浄化方法。
  5. 前記気液接触部入口温度または前記送風機出口温度が前記第3の温度より高い第4の温度を上回るときに前記送風機を一定時間駆動し、前記一定時間経過したときの前記気液接触部入口温度または前記送風機出口温度が前記第4の温度未満である場合、前記送風機を停止する、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気浄化方法。
  6. 前記気液接触部入口温度が前記第3の温度より低い第5の温度以下であるとき、または前記水の温度が前記第1の温度より低い第6の温度以下であるときに、前記水の散水を停止するとともに、前記貯水槽に貯留されている前記水を排水する、請求項からのいずれか1項に記載の空気浄化方法。
  7. 前記気液接触部入口温度及び前記送風機出口温度が前記第3の温度及び前記第5の温度より高い第7の温度以上であり、かつ前記水の温度が前記第6の温度より高い第8の温度以上のときに、前記送風機の駆動と前記水の散水を開始する、請求項に記載の空気浄化方法。
  8. 空気と水とが接触することで前記空気を浄化する気液接触部と、
    前記空気を前記気液接触部に供給する空気供給流路と、
    前記気液接触部で浄化された前記空気を排出する送風機と、
    前記気液接触部に前記水を散水する散水手段と、
    前記気液接触部から落下した前記水を貯留する貯水槽と、
    前記貯水槽に貯留されている前記水を加熱する加熱手段と、
    前記貯水槽の水温を測定する水温センサと、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記水温センサで測定された前記水の温度が第1の温度以下であるときに、前記水の散水と前記送風機の駆動を続けながら、前記貯水槽に貯留されている前記水を加熱し、且つ前記気液接触部に供給される前記空気の温度である気液接触部入口温度または前記送風機から排出される前記空気の温度である送風機出口温度が前記第1の温度より低い第3の温度以下であるときに、前記水の散水を続けながら前記送風機を停止し、または前記水の散水を続けながら前記送風機の送風量を低下させるように、前記散水手段と、前記送風機と、前記加熱手段とを制御する、空気浄化装置。
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