JP2003254693A - 空調設備の冷却塔 - Google Patents

空調設備の冷却塔

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JP2003254693A
JP2003254693A JP2002058259A JP2002058259A JP2003254693A JP 2003254693 A JP2003254693 A JP 2003254693A JP 2002058259 A JP2002058259 A JP 2002058259A JP 2002058259 A JP2002058259 A JP 2002058259A JP 2003254693 A JP2003254693 A JP 2003254693A
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JP
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water
cooling tower
outside air
sprinkling
temperature
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JP2002058259A
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English (en)
Inventor
Minoru Suzuki
実 鈴木
Yasuyuki Kanemichi
康之 金道
Takeshi Otaka
毅 尾高
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】散水された水の凍結を防止することができる空
調設備の冷却塔を提供する。 【解決手段】冷却塔10は、散水用ポンプ20が温度ス
イッチ30を介して外気温センサ28に接続されてお
り、外気温センサ28の検出値が所定値を超えないと、
散水ポンプ20が駆動できないようになっている。した
がって、外気温度の低い冬期には、散水ポンプ20が停
止し、散水が行われないので、散水された水が凍結する
おそれがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調設備の冷却塔に
係り、特に半導体製造工場の空調設備で使用される冷却
塔に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工場などの空調設備では、凝
縮器で使用する冷却水を密閉式の冷却塔で冷却してい
る。密閉式の冷却塔は、冷却水を外気に接触させずに冷
却する装置であり、冷却塔の内部には、冷却水(以下、
循環水と称す)が循環するコイルが設けられている。コ
イルの上方には、散水管が配設され、この散水管から散
水ポンプによって送水された水がコイルに散水される。
これにより、コイル内を流れる循環水が冷却される。
【0003】冷却塔の上部には、送風機が設けられる。
この送風機を駆動することによって冷却塔の側面から外
気が吸引される。この外気によって、散水管から散水さ
れた水が冷却される。
【0004】このような密閉式の冷却塔は、循環水が汚
れないというメリットがあり、年間を通して運転する半
導体製造工場などの空調設備に有利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
冷却塔は、季節ごとに冷却負荷が大きく変動することが
考慮されてないという問題があった。このため、冬期に
おいて冷却負荷が大きく低下すると、コイルの内外にお
ける熱交換量が減少し、コイルに付着した水が凍結する
おそれがあった。コイルに付着した水が凍結すると、コ
イルが損傷したり、熱交換率が低下するなどの不具合が
発生する。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、散水された水の凍結を防止することができ、且
つ、冷却効率の良い運転を行うことのできる空調設備の
冷却塔を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
前記目的を達成するために、冷却塔の内部に、循環水の
流れるコイルと、該コイルに散水する散水手段と、前記
冷却塔の内部に外気を送風する送風手段とを備えた冷却
塔において、前記外気の温度を検出する外気検出手段
と、該外気検出手段の検出値に応じて前記散水手段を制
御し、前記冷却塔の冷却負荷が前記散水手段の停止時の
冷凍能力以下となった際に前記散水手段を停止する制御
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、冷却負荷が散水手段停止
時の冷凍能力以下となる外気温度になった際に散水手段
を停止するようにした。したがって、外気温度が低い時
期は散水手段が停止しているので、散水された水の凍結
を防止できる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、散水手段
で散水する水を加熱手段で加熱するようにしたので、散
水用の水の凍結を防止できる。したがって、外気温度が
上昇した際に、散水手段ですぐに散水を開始することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る空調設備の冷却塔の好ましい実施の形態について詳
説する。
【0011】図1は、本発明に係る空調設備の概略構造
を示す模式図である。
【0012】同図に示すように、冷却塔10の内部に
は、コイル12が配置される。コイル12は、銅管、鋼
管、またはステンレス管などから成り、複数段にわたっ
て水平方向に配列される。コイル12同士の隙間には、
熱交換率を上げるために充填材(不図示)が設けられ
る。また、コイル12は、冷却塔10の外部において、
冷凍機15の凝縮器16と循環用ポンプ14に接続され
る。この循環用ポンプ14を駆動することによってコイ
ル12と凝縮器16との間に循環水が流れる。循環水
は、コイル12で冷却されて凝縮器16に供給され、冷
凍機15の冷熱源として利用される。冷凍機15は、空
調機17の冷却コイル19に接続され、この冷却コイル
19に、冷却した冷媒を供給するように構成される。こ
れにより、ファン23によってケーシング21内に吸引
されたエアが、冷却コイル19で冷却され、不図示の被
空調室に給気される。符号25はエアフィルタであり、
このエアフィルタ25によってエアの除塵が行われる。
【0013】冷却塔10のコイル12の上方には、散水
管18が設けられる。散水管18は、散水ポンプ(散水
手段に相当)20を介して、冷却塔10の下部の水槽部
10Aに接続されており、散水ポンプ20を駆動するこ
とによって、水槽部10Aの水が散水管18に送水され
る。散水管18には、多数の小孔が形成されており、散
水管18に送水された水は、この小孔から均一に噴霧さ
れる。噴霧された水は、コイル12に付着し、コイル1
2内を流れる循環水と熱交換する。これにより、コイル
12内を流れる水が冷却される。なお、冷却塔10の規
模が大きい場合は、散水管18の代わりに散水槽(不図
示)を設け、この散水槽から散水するようにしてもよ
い。
【0014】水槽部10Aには、水の温度を検出する水
温センサ22と、水を加熱するヒータ(加熱手段に相
当)24が設けられる。ヒータ24は、水温センサ22
の検出値に応じて制御され、例えば水温センサ22の検
出値が5℃になった際に加熱を開始し、水の凍結を防止
する。また、水温センサ22の検出値が上昇して11℃
になった際に、ヒータ24を停止する。
【0015】冷却塔10の上部には、多翼型や軸流型な
どの送風機26が、上方に向けて送風するように配置さ
れる。また、冷却塔10の側壁には、外気を吸引するた
めのルーバ(不図示)が設けられる。したがって、送風
機26を駆動することによって、冷却塔10の側面から
外気が吸引され、上方に向けて送風される。これによ
り、散水管18から散水された水が冷却され、この水の
温度上昇を防止できる。また、散水を停止した場合に
は、冷却塔10に外気を吸引することによって、コイル
12を空冷することができる。
【0016】送風機26と散水ポンプ20は、温度指示
スイッチ32に接続され、この温度指示スイッチ32に
よって回転数が制御される。例えば、循環水の温度が設
定値よりも高い場合は、散水ポンプ20や送風機26の
回転数を増加させることによって、散水量や送風量を増
加させ、コイル12を流れる冷却水の温度を低下させ
る。
【0017】冷却塔10の外部には、外気温度を検出す
る外気温センサ28が設けられる。外気温センサ28
は、温度スイッチ30を介して散水ポンプ20に接続さ
れる。温度スイッチ30は、外気温センサ28の検出値
が所定値を超えるまで散水ポンプ20を起動できないよ
うにするインターロックとして作用する。したがって、
散水ポンプ20は、外気温センサ28の検出値が所定値
を超えた際にのみ駆動し、検出値が所定値よりも小さく
なると停止する。すなわち、外気温度が所定値よりも大
きい場合は散水と外気の送風が行われ、外気温度が所定
値よりも小さい場合は、散水が停止されて外気の送風の
みが行われる。以下に、上述した所定値について説明す
る。
【0018】図2は、外気温度に対する冷却塔10の冷
凍能力と冷却負荷を示している。同図において、実線
は、送風機26と散水ポンプ20を両方駆動して得られ
る冷凍能力の最大値を示しており、二点鎖線は、散水ポ
ンプ20を停止して送風機26を駆動して得られる冷凍
能力の最大値を示している。また、一点鎖線は、冷却負
荷を示している。
【0019】図2に示すように、冷却負荷は通常、外気
温度の上昇とともに増加する。この冷却負荷が最も大き
い時を基準として、冷却塔10の冷凍能力が設定されて
いる。すなわち、外気温度の最も高い時期において、冷
凍能力が冷却負荷よりも若干大きくなるように、散水ポ
ンプ20や送風機26の仕様が選択されている。
【0020】送風機26と散水ポンプ20を両方駆動し
た際の冷凍能力は、外気温度が低下するにつれて徐々に
増加している。同様に、散水ポンプ20を停止した際の
冷凍能力も、外気温度が低下するにつれて増加してい
る。一方、冷却負荷は、外気温度が低下するにつれて減
少し、外気温度が所定値(例えば5℃)となった際、散
水ポンプ20の停止時の冷凍能力以下となる。したがっ
て、外気温度が所定値よりも低くなった際は、散水ポン
プ20を停止しても、冷却負荷に対応することができ
る。
【0021】そこで、本実施の形態の冷却塔10では、
図1の外気温センサ28によって外気温度を検出し、こ
の検出値が所定値より低くなった際には、散水ポンプ2
0を停止するようにした。したがって、外気温度が所定
値よりも低くなった際には、散水ポンプ20を停止して
散水を中断しているので、散水された水が凍結すること
がない。また、外気温度が所定値よりも低くなった際
に、散水ポンプ20を停止するので、ランニングコスト
を減少させることができる。なお、散水ポンプ20を停
止する外気温度は、安全性を考慮し、所定値よりも若干
小さい値(例えば3℃)にするとよい。また、散水ポン
プ20を再び駆動する外気温度は、それよりも若干大き
い温度(例えば4℃)にするとよい。
【0022】また、冷却塔10では、水槽部10Aの水
の温度を水温センサ22で検出し、この検出値に応じて
ヒータ24を駆動した。したがって、水槽部10Aの水
が凍結することを防止でき、外気温度が上昇して所定値
を超えた際に、散水ポンプ20を駆動してすぐに散水を
開始することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る空調設
備の冷却塔によれば、外気の温度を検出して散水手段を
制御し、冷却負荷が散水手段停止時の冷凍能力以下とな
った際に、散水手段を停止するようにしたので、外気温
度が低下した際の散水の凍結を防止することができる。
また、本発明によれば、散水手段で散水する水を加熱手
段で加熱するようにしたので、外気温度が所定値を超え
た際に散水手段ですぐに散水を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される空調設備の概略構造を示す
模式図
【図2】外気運転と熱量との関係を示す図
【符号の説明】
10…冷却塔、12…コイル、14…循環用ポンプ、1
5…冷凍機、16…凝縮器、17…空調機、18…散水
管、19…冷却コイル、20…散水ポンプ、21…ケー
シング、22…水温センサ、23…ファン、24…ヒー
タ、25…エアフィルタ、26…送風機、28…外気温
センサ、30…温度スイッチ、32…温度指示スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾高 毅 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却塔の内部に、循環水の流れるコイル
    と、該コイルに散水する散水手段と、前記冷却塔の内部
    に外気を送風する送風手段とを備えた空調設備の冷却塔
    において、 前記外気の温度を検出する温度検出手段と、 該温度検出手段の検出値に応じて前記散水手段を制御
    し、前記冷却塔の冷却負荷が前記散水手段の停止時の冷
    凍能力以下となった際に前記散水手段を停止する制御手
    段と、を備えたことを特徴とする空調設備の冷却塔。
  2. 【請求項2】前記散水手段で散水する水の温度を検出す
    る水温検出手段と、 該水温検出手段で検出した水の温度に応じて該水を加熱
    する加熱手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の空調設備の冷却塔。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010151385A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Thermotec:Kk 冷却装置および被冷却媒体の冷却方法
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