JP2003251134A - アンモニア吸収装置、及びアンモニア吸収方法 - Google Patents

アンモニア吸収装置、及びアンモニア吸収方法

Info

Publication number
JP2003251134A
JP2003251134A JP2002061109A JP2002061109A JP2003251134A JP 2003251134 A JP2003251134 A JP 2003251134A JP 2002061109 A JP2002061109 A JP 2002061109A JP 2002061109 A JP2002061109 A JP 2002061109A JP 2003251134 A JP2003251134 A JP 2003251134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ammonia
water
ammonia water
cooling
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002061109A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyuki Kawai
治之 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Chemical Kk
Original Assignee
Chubu Chemical Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chubu Chemical Kk filed Critical Chubu Chemical Kk
Priority to JP2002061109A priority Critical patent/JP2003251134A/ja
Publication of JP2003251134A publication Critical patent/JP2003251134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 10.5モル%超の高濃度のアンモニア水を
生成することが可能なアンモニア吸収装置を提供する。 【解決手段】 本発明のアンモニア吸収装置1は、生成
されるアンモニア水の一部を循環させるアンモニア水循
環手段13と、該アンモニア水循環手段13により循環
させるアンモニア水を冷却する冷却手段20とを備える
と共に、冷却手段20には、アンモニアに対して耐腐蝕
性を有する材質からなる冷媒の蒸発器21が備えられて
おり、該蒸発器21内にアンモニア水を直接通水して冷
却することを特徴とする。また、本発明のアンモニア吸
収装置1には、循環させるアンモニア水のアンモニア濃
度を検知するアンモニア濃度検知手段14が備えられて
いることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンモニア含有ガ
スからアンモニアを吸収するアンモニア吸収装置、及び
該装置を用いたアンモニア吸収方法に係り、特に10.
5モル%超のアンモニア水を生成することが可能なアン
モニア吸収装置、及びアンモニア吸収方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】アンモニア含有ガスからアンモニアを分
離し、当該ガスの無害化を図るために、アンモニアを吸
収液中に吸収させるアンモニア吸収装置が知られてい
る。アンモニア水の濃度が10.5モル%(10質量
%)を超えると毒劇物取締法の対象となるので、従来、
かかる装置により生成されるアンモニア水の濃度は1
0.5モル%以下(通常5.25モル%以下)の低濃度
とされ、ほとんどの場合、中和及び希釈後、公共水域に
放流廃棄されている。
【0003】図2に基づいて、従来のアンモニア吸収装
置の一例について説明する。図2に示す従来のアンモニ
ア吸収装置100には、アンモニア含有ガスと吸収液と
を接触させる気液接触槽110と、該気液接触槽110
により生成されるアンモニア水を貯める受槽111とが
備えられており、受槽111内のアンモニア水は所定の
濃度になった後、取り出されると共に、気液接触槽11
0に補給水が補給されるようになっている。
【0004】ここで、アンモニアを吸収させる吸収液の
温度が低い程、吸収液中のアンモニアの平衡濃度が高く
なり、アンモニア吸収率が向上するが、アンモニアの溶
解熱により吸収液の温度が上昇する。そこで、受槽11
1に循環用配管112を連結し、生成されたアンモニア
水の一部を循環させると共に、熱交換器140を介し
て、循環させるアンモニア水と冷却水を熱交換させて、
アンモニア水を冷却水の温度近傍まで冷却することが行
われている。例えば、夏季では、冷却水の温度を30℃
程度に設定し、アンモニア水を35℃程度に冷却してい
る。アンモニアを吸収させる吸収液のアンモニア濃度が
低い程、アンモニア吸収率が向上するので、10.5モ
ル%以下(通常5.25モル%以下)の低濃度のアンモ
ニア水を生成する場合には、吸収液の温度を前述のごと
く35℃程度と比較的高く設定しても、高いアンモニア
吸収率を確保することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公共水
域への放流は環境保護の観点からも好ましく、排水中の
窒素規制の強化により将来は不可能となることも予想さ
れるため、資源の有効活用の観点からも、市販のアンモ
ニア水(標準品はアンモニア濃度25質量%)の原料と
して再利用することが好ましい。また、従来は、生成す
るアンモニア水を10.5モル%以下(通常5.25モ
ル%以下)の低濃度としているが、かかる低濃度のアン
モニア水は輸送コストが非常に高くつくため、市販のア
ンモニア水の原料として再利用するには、より高濃度の
アンモニア水を生成することが好ましい。
【0006】アンモニアを吸収させる吸収液のアンモニ
ア濃度が低い程、アンモニア吸収率が向上することを述
べたが、生成するアンモニア水を10.5モル%超の高
濃度としても、従来と同等のアンモニア吸収率を確保す
るには、生成するアンモニア水の濃度を上昇させる程、
吸収液の温度を大幅に低下させる必要がある。具体的に
は、従来と同等のアンモニア吸収率を確保するには、少
なくともアンモニア分圧を従来と同等に設定する必要が
あるが、従来の運転例である吸収液のアンモニア濃度4
モル%、温度35℃を基準例とした場合、同じアンモニ
ア分圧になる吸収液の設定温度は、アンモニア濃度10
モル%では14.3℃、15モル%では5.3℃、20
モル%では−5.4℃となる。しかしながら、かかる低
温化は冷水塔からの冷却水との熱交換による従来の冷却
方式では実現し得ないことである。
【0007】そこで、本発明はかかる事情に鑑みてなさ
れたものであり、10.5モル%超の高濃度のアンモニ
ア水を生成することが可能なアンモニア吸収装置、及び
該装置を用いたアンモニア吸収方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するべく検討を行った結果、以下のアンモニア吸収装
置、及びアンモニア吸収方法を発明するに到った。本発
明のアンモニア吸収装置は、アンモニア含有ガスと吸収
液とを接触させ、アンモニアを吸収液中に吸収させる吸
収装置において、生成されるアンモニア水の一部を循環
させるアンモニア水循環手段と、該アンモニア水循環手
段により循環させるアンモニア水を冷却する冷却手段と
を備えると共に、前記冷却手段には、アンモニアに対し
て耐腐蝕性を有する材質からなる冷媒の蒸発器が備えら
れており、該蒸発器内にアンモニア水を直接通水して冷
却することを特徴とする。すなわち、本発明のアンモニ
ア吸収装置では、フロンガス等の冷媒を用い、蒸発器内
で蒸発させた冷媒にアンモニア水を直接接触させて冷却
する方式を採用している。以下、この冷却方式のことを
「直接冷却式」と称す。
【0009】ここで、フロンガス等の冷媒を用いて被冷
却流体を冷却する冷却方式としては、この直接冷却式の
他、フロンガス等の冷媒を用いて不凍液(ブライン)を
冷却した後、該不凍液を用いて、被冷却流体を冷却する
方式(以下、「間接冷却式」と称す。)が知られてい
る。間接冷却式では、不凍液の貯槽や、不凍液の循環手
段、不凍液とアンモニア水の熱交換を行う熱交換器等が
必要であるため、設備コストが増大する、装置全体が大
型化するなどの欠点を有する。これに対して、直接冷却
式では、このような設備が不要であるため、設備コスト
の削減、装置の小型化を図ることができる。しかしなが
ら、直接冷却式は本質的に以下に述べる欠点を有し、ア
ンモニア吸収装置では検討対象外と考えるべきものであ
った。
【0010】第1に、冷媒の蒸発器は、熱伝導性に優れ
ることから銅製のものが一般的であるため、銅に対して
腐蝕性を有するアンモニア水等の被冷却流体を蒸発器に
直接通水すると、蒸発器が腐蝕してしまう。第2に、直
接冷却式では、フロンガス等の冷媒と被冷却流体とを直
接接触させるため、間接冷却式に比較してもともと被冷
却流体が凍結しやすいことに加えて、生成するアンモニ
ア水を高濃度にする程、吸収液の設定温度を低下させる
必要があるため、アンモニア水が凍結する可能性が極め
て高くなると考えられる。
【0011】しかしながら、本発明者は、蒸発器を、ア
ンモニアに対して耐腐蝕性を有する材質、例えばステン
レス鋼により構成することにより、第1の問題を解決で
きることを見出した。また、本発明者がアンモニア水の
アンモニア濃度、凍結点、所定のアンモニア吸収率を保
つための吸収液の設定温度の関係について検討した結
果、よほど厳しいアンモニア吸収率を求めない限りは、
アンモニア水の濃度を増加させる程、吸収液の設定温度
よりもアンモニア水の凍結点の方がより大きく低下する
ため、設定温度と凍結点との間に所定の温度差を確保す
ることができ、生成するアンモニア水を10.5モル%
超の高濃度としても、アンモニア水が凍結する恐れはな
いことを見出した。なお、アンモニア水のアンモニア濃
度、凍結点、吸収液の設定温度の関係については、「発
明の実施の形態」の項において詳述する。
【0012】したがって、本発明のアンモニア吸収装置
によれば、何ら問題なく、10.5モル%超の高濃度の
アンモニア水を生成することができる。なお、本発明の
アンモニア吸収装置は、10.5モル%超の高濃度のア
ンモニア水を生成する場合に用いて好適なものである
が、10.5モル%以下の低濃度のアンモニア水を生成
する場合に用いても、アンモニア吸収率の向上が図れる
等の利点があり、好適なものである。
【0013】また、一般に、流入するアンモニア含有ガ
スの量やアンモニア濃度は常に変動し、生成されるアン
モニア水の濃度が変動するため、生成されるアンモニア
水の凍結点が変動する。したがって、循環させるアンモ
ニア水のアンモニア濃度が変動しても、常に、アンモニ
ア水が凍結点以下の温度にならないように、アンモニア
濃度をモニタリングすることが好ましい。アンモニア濃
度は手分析により求めても良いが、アンモニア水循環手
段により循環させるアンモニア水のアンモニア濃度を検
知するアンモニア濃度検知手段をさらに備える構成と
し、これによって、循環させるアンモニア水のアンモニ
ア濃度を自動的にモニタリングし、この結果に基づい
て、循環させるアンモニア水の凍結点を求め、冷却温度
を制御することが好ましい。
【0014】また、本発明のアンモニア吸収装置は、ア
ンモニア含有ガスと吸収液とを接触させた後に生成され
る排ガス中のアンモニアを吸収する泡鐘段をさらに備え
たものであることが好ましい。泡鐘段としては、特願2
002−048339号に記載のものを例示することが
できる。かかる構成とすることにより、吸収装置と泡鐘
段の2段階でアンモニアを吸収させることができるの
で、アンモニア水の冷却温度を大きく低下させなくて
も、高濃度のアンモニア水を生成することが可能にな
り、省エネルギー化を図ることができる。
【0015】本発明のアンモニア吸収方法は、アンモニ
ア含有ガスと吸収液とを接触させ、アンモニアを吸収液
中に吸収させるアンモニア吸収方法において、生成され
たアンモニア水の一部を循環させ、循環させるアンモニ
ア水を蒸発させた冷媒に直接接触させて冷却することを
特徴とする。また、本発明のアンモニア吸収方法におい
て、循環させるアンモニア水のアンモニア濃度を検知す
ると共に、得られた結果に基づいて、アンモニア水の冷
却温度を制御することことが好ましい。以上の本発明の
アンモニア吸収方法によれば、本発明のアンモニア吸収
装置と同様の効果を得ることができ、何ら問題なく、1
0.5モル%超のアンモニア水を生成することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。 [アンモニア濃度、凍結点、吸収液の設定温度の関係]
はじめに、アンモニア水のアンモニア濃度、凍結点、吸
収液の設定温度の関係について説明する。
【0017】10.5モル%以下の低濃度のアンモニア
水を生成する場合の標準的な夏季の運転例では、循環さ
せるアンモニア水のアンモニア濃度を5モル%程度、吸
収液の冷却温度を35℃程度に設定している。そこで、
本発明者は、アンモニア濃度4モル%、吸収液の冷却温
度35℃を基準例1として検討を行った。すなわち、ア
ンモニア濃度を上昇させた時に、この基準例1と同じア
ンモニア吸収率を実現するために必要な吸収液の設定温
度の検討を行った。基準例1と同じアンモニア吸収率を
実現するためには、少なくとも吸収液のアンモニア分圧
が基準例1と略等しくなるようにすれば良い。本発明者
が検討した結果、基準例1でのアンモニア分圧は8.0
kPaであることが判明したので、アンモニア濃度を1
0〜30モル%の範囲の種々の値に設定した時に、アン
モニア分圧が8.0kPaに略等しくなる温度を吸収液
の設定温度として求めた。検討結果を表1に示す。
【0018】なお、これらの関係については、JOHN H.P
ERRY編 Chemical Engineers’ Handbook p.3-68 Table
3-22 “Partial Pressures of NH3 over Aqueous Solu
tions of NH3”に基づいて求めた。また、水溶液のアン
モニア分圧は0℃までしか知られていないので、0℃以
下のデータについては、上記データから活量係数を求
め、化学工学協会編 化学工学便覧 p.384記載の関係
式からアンモニア分圧を算出した。
【0019】さらに、各アンモニア濃度の凍結点を、冷
凍空調便覧の図2・58から求めた。また、冷凍機械責
任者試験(弘文社)p.129によれば、直接冷却式では、
凍結を防止するために、冷却温度を凍結点より少なくと
も5〜6℃高く設定する必要があるとされている。ま
た、冷凍機メーカーの取扱説明書によれば、冷却温度は
凍結点より7℃高く設定する必要があるとされている。
そこで、設定温度と凍結点との温度差から下記基準に基
づいて凍結可能性について評価した。 判定基準 ○:設定温度と凍結点との差が7℃以上であり、凍結可
能性がない。 ×:設定温度と凍結点との差が7℃未満であり、凍結可
能性がある。
【0020】
【表1】
【0021】表1に示す検討結果から、基準例1と同じ
アンモニア吸収率を確保しつつ、アンモニア濃度を1
0.5〜25モル%とするには、吸収液の設定温度を−
16.2〜14.4℃とする必要があることが判明し
た。また、この条件では、アンモニア濃度を10.5〜
25モル%としても、吸収液の設定温度は凍結点より2
6.9〜31.8℃高く、凍結可能性がないことが判明
した。
【0022】また、アンモニア吸収率としては上記条件
で十分であるが、本発明者はより厳しい条件(より高い
アンモニア吸収率を得る条件)を検討するべく、さら
に、循環させるアンモニア水のアンモニア濃度を2モル
%、吸収液の温度を35℃に設定する場合を基準例2と
して同様の検討を行った。検討結果を表2に示す。表2
に示すように、基準例2でのアンモニア分圧は4.0k
Paであり、基準例2と同じアンモニア吸収率を確保し
つつ、アンモニア濃度を10.5〜25モル%とするに
は、吸収液の設定温度を−28.7〜1.1℃とする必
要があり、基準例1と同じアンモニア吸収率を得る場合
に比較して、吸収液の設定温度を著しく下げる必要があ
ることが判明した。しかしながら、このように厳しい条
件でアンモニア濃度を10.5〜25モル%としても、
吸収液の設定温度は凍結点より13.6〜19.3℃高
く、凍結可能性がないことが判明した。
【0023】
【表2】
【0024】本発明者は、さらに、より厳しい条件とし
て、循環させるアンモニア水のアンモニア濃度を1モル
%、吸収液の温度を35℃に設定する場合を基準例3と
して同様の検討を行った。検討結果を表3に示す。表3
に示すように、基準例3でのアンモニア分圧は2.0k
Paであり、基準例3と同じアンモニア吸収率を確保し
つつ、アンモニア濃度を10.5〜25モル%とするに
は、吸収液の設定温度を−40.3〜−10.9℃とす
る必要がある。また、このように極めて厳しい条件で
は、アンモニア濃度25モル%では、吸収液の設定温度
が凍結点より7.7℃高く、凍結可能性がないが、アン
モニア濃度10.5〜20モル%では、吸収液の設定温
度と凍結点との差が1.6〜5.2℃であり、凍結可能
性があることが判明した。
【0025】
【表3】
【0026】したがって、基準例3のような、よほど厳
しいアンモニア吸収率を求めない限りは、アンモニア水
の濃度を増加させる程、アンモニア水の凍結点が大きく
低下するため、凍結可能性が低くなることが判明した。
その結果、十分なアンモニア吸収率を確保しつつ、アン
モニア水を直接冷却式で冷却し、生成するアンモニア水
を10.5モル%超としても、アンモニア水が凍結する
恐れはないことが判明した。
【0027】[アンモニア吸収装置の一実施形態]次
に、図1に基づいて、本発明に係る一実施形態のアンモ
ニア吸収装置について説明する。本実施形態では充填槽
式の吸収装置を例として説明する。本実施形態のアンモ
ニア吸収装置1は、アンモニア含有ガスと吸収液とを接
触させる充填槽(気液接触槽)10と、該充填槽10に
より生成されるアンモニア水を貯める受槽11とを主体
として構成されており、受槽11内のアンモニア水は所
定の濃度になった後、取り出されると共に、充填槽10
に補給水が補給されるようになっている。また、受槽1
1には循環用配管(アンモニア水循環手段)13が連結
されており、ポンプ12により、生成されたアンモニア
水の一部が循環され、充填槽10に供給されるようにな
っている。すなわち、本実施形態では、補給水と循環さ
せるアンモニア水の双方が吸収液として機能する。
【0028】また、循環用配管13には、循環用配管1
3内を流れるアンモニア水を冷却するための冷却手段2
0が接続されている。この冷却手段20は、フロンガス
等の冷媒を用いた冷却ユニットにより構成されている。
この冷却ユニットには、フロンガス等の冷媒を蒸発させ
る蒸発器21と、蒸発させた冷媒を圧縮させる圧縮器2
5と、圧縮器25により圧縮した冷媒を空冷式で冷却す
る冷却器26とが備えられており、冷却器26により冷
却された冷媒が蒸発器21に再度供給されるようになっ
ている。図1において、符号24は、冷媒を循環させる
循環用配管を示している。なお、圧縮器25により圧縮
した冷媒を冷却する冷却器としては、空冷式の他、水冷
式のものを採用しても良い。
【0029】また、本実施形態では、蒸発器21内に、
循環させるアンモニア水を直接通水し、蒸発させた冷媒
にアンモニア水を直接接触させて冷却する直接冷却式を
採用している。そして、かかる方式によれば、例えば、
5℃程度のアンモニア水を0℃程度に冷却することがで
きる。なお、理論的には、従来と同等のアンモニア吸収
率とし、吸収液の温度を0℃に設定すれば、15〜20
モル%の高濃度のアンモニア水を生成することができる
(表1参照)。
【0030】また、本実施形態では、蒸発器21の腐蝕
を防止するために、蒸発器21は、アンモニアに対して
耐腐蝕性を有する材質、例えばステンレス鋼により構成
されている。
【0031】また、本実施形態において、循環させるア
ンモニア水のアンモニア濃度が変動しても、常に、アン
モニア水が凍結点以下の温度にならないように制御する
ために、アンモニア濃度をモニタリングすることが好ま
しい。アンモニア濃度は手分析により求めても良いが、
受槽11と冷却手段20との間に、循環用配管13内を
流れるアンモニア水のアンモニア濃度を検知するアンモ
ニア濃度検知手段14を備える構成とし、これによっ
て、循環させるアンモニア水のアンモニア濃度を自動的
にモニタリングすることが好ましい。ここで、アンモニ
ア濃度検知手段14としては、振動式密度計等を例示す
ることができる。また、冷却手段20には、蒸発器21
の出口温度を検知する温度検知器23が備えられている
ことが好ましい。そして、アンモニア濃度検知手段14
の測定結果に基づいて、循環させるアンモニア水の凍結
点を求め、冷却手段20に備えられた蒸発器21の出口
温度を制御することが好ましい。
【0032】例えば、冷却手段20のオンオフにより、
蒸発器21の出口温度を制御することができる。具体的
には、蒸発器21の出口温度が凍結する恐れのある温度
に到達すれば、冷却手段20を停止して凍結を防止し、
冷却手段20を停止した後、蒸発器21の出口温度があ
る温度より高くなれば、冷却手段20を再始動すれば良
い。また、蒸発器21の出口温度は、蒸発器21内の冷
媒量を制御することによっても制御可能である。また、
蒸発器21の出口温度の調節は手動で行っても良いし、
アンモニア濃度検知手段14の測定結果に基づいて、自
動的に調節する手段を備える構成としても良い。なお、
アンモニア濃度検知手段14、温度検知器23の設置個
数や設置箇所については適宜設計することが可能であ
る。
【0033】ところで、吸収装置1へのアンモニア含有
ガスの流入は一般に間欠的であり、その量も常に一定と
は限らないが、吸収装置1へのアンモニア含有ガスの流
入頻度や流入量が大きく変動する場合には、以下のよう
な不都合がある。例えば、吸収装置1へのアンモニア含
有ガスの流入がある時間停止すると、吸収装置1への入
熱がなくなるため、吸収装置1内のアンモニア水の温度
が低下するが、ある程度まで低下すると、アンモニア水
の凍結を防止するために、冷却手段20を停止する必要
がある。逆に、吸収装置1へのアンモニア含有ガスの流
入が開始され、吸収装置1内のアンモニア水の温度があ
る温度以上になると、冷却手段20を再始動させる必要
がある。したがって、吸収装置1へのアンモニア含有ガ
スの流入頻度や流入量が大きく変動する場合には、冷却
手段20に備えられた圧縮器25が頻繁に始動、停止を
繰り返すことになり、圧縮器25の寿命が短くなるた
め、好ましくない。
【0034】そこで、圧縮器25の劣化を防止するため
に、直接冷却式の冷却手段20には、停止後一定時間経
過しなければ再始動しないように再始動制御回路が設け
られていることが一般的である。したがって、冷却手段
20が停止した後、吸収装置1へのアンモニア含有ガス
の流入が開始され、吸収装置1内のアンモニア水の温度
が上昇したとしても、再始動制御回路によって、冷却手
段20の作動が停止されたままとなり、アンモニア含有
ガスの流入量によっては、吸収装置1内のアンモニア水
の温度の許容範囲を超えてしまう恐れがある。
【0035】そこで、吸収装置1へのアンモニア含有ガ
スの流入頻度や流入量が変動しても、吸収装置1内のア
ンモニア水の温度が著しく変化しないように設計するこ
とが好ましい。すなわち、本発明のアンモニア吸収装置
1において、受槽11中の液量Wが下記式(a)を満た
すように構成されていることが好ましい。
【0036】
【数1】 (但し、式(1)中において、Fは吸収装置に流入する
アンモニア含有ガスの標準的な流量(kg/min)、Cは吸
収装置に流入するアンモニア含有ガスの標準的な濃度
(wt fraction)、qはアンモニアが吸収液に吸収され
る時の溶解熱(kJ/kg)、tは冷却手段停止後再始動ま
での制限時間(min)、Tは受槽に許容される温度上昇
(℃)、Cpはアンモニア水の比熱(kJ/kg・℃)を示
す。) 上記式(a)を満たすように、受槽11中の液量Wを設
計することにより、吸収装置1へのアンモニア含有ガス
の流入頻度や流入量がよほど大きく変動しない限りは、
受槽11の温度上昇を許容される範囲内に抑えることが
でき、安定して運転を行うことができる。
【0037】また、充填槽10の上方には、アンモニア
含有ガスと吸収液とを接触させた後に生成される排ガス
中のアンモニアを吸収する泡鐘段(図示略)が備えられ
ていることが好ましい。かかる構成とすることにより、
吸収装置1と泡鐘段の2段階でアンモニアを吸収させる
ことができるので、アンモニア水の冷却温度を大きく低
下させなくても、高濃度のアンモニア水を生成すること
が可能になり、省エネルギー化を図ることができる。
【0038】本実施形態のアンモニア吸収装置1は以上
のように構成され、本実施形態のアンモニア吸収装置1
では、循環させるアンモニア水を直接冷却式で冷却する
方式を採用しているが、蒸発器21を、アンモニアに対
して耐腐蝕性を有する材質、例えばステンレス鋼により
構成しているので、蒸発器21が腐蝕する恐れはない。
また、よほど厳しいアンモニア吸収率を求めない限り
は、アンモニア水の濃度を増加させる程、アンモニア水
の凍結点が大きく低下するため、十分なアンモニア吸収
率を確保しつつ、アンモニア水を直接冷却式で冷却し、
生成するアンモニア水を10.5モル%超の高濃度とし
ても、アンモニア水が凍結する恐れはない。
【0039】したがって、本実施形態のアンモニア吸収
装置1及び該装置を用いたアンモニア吸収方法によれ
ば、何ら問題なく、10.5モル%超の高濃度のアンモ
ニア水を生成することができる。また、本実施形態のア
ンモニア吸収装置1及びアンモニア吸収方法では、直接
冷却式を採用しているので、間接冷却式を採用する場合
と異なり、設備コストの削減、装置の小型化を図ること
ができる。なお、本実施形態のアンモニア吸収装置1及
びアンモニア吸収方法は、10.5モル%超の高濃度の
アンモニア水を生成する場合に用いて好適なものである
が、10.5モル%以下の低濃度のアンモニア水を生成
する場合に用いても好適なものである。
【0040】また、本実施形態では、アンモニア濃度検
知手段14、温度検知器23を備える構成としているの
で、アンモニア水のアンモニア濃度が変動しても、アン
モニア水が凍結点以下の温度にならないように制御する
ことができ、アンモニア水の凍結を防止すると共に、所
望の濃度のアンモニア水を安定して生成することができ
る。
【0041】なお、本実施形態では、充填槽式の吸収装
置について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、気泡槽式、段塔式等、アンモニア含有ガスと
水とを接触させ、アンモニアを水中に吸収させる吸収装
置であれば、いかなる構造の吸収装置にも適用可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、10.5モル%超の高濃度のアンモニア水を生成
すること可能なアンモニア吸収装置、及びアンモニア吸
収方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る一実施形態のアンモニ
ア吸収装置の構造を示す図である。
【図2】 図2は、従来のアンモニア吸収装置の一構成
例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンモニア吸収装置 10 充填槽 11 受槽 12 ポンプ 13 循環用配管(アンモニア水循環手段) 14 アンモニア濃度検知手段 20 冷却手段 21 蒸発器 23 温度検知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D002 AA13 BA02 CA02 CA07 DA35 FA10 GA02 GA03 GB08 GB11 HA03 4D020 AA10 BA23 BC06 CB08 CB22 CC10 CC14 DA01 DA02 DB06 DB07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンモニア含有ガスと吸収液とを接触さ
    せ、アンモニアを吸収液中に吸収させる吸収装置におい
    て、 生成されるアンモニア水の一部を循環させるアンモニア
    水循環手段と、該アンモニア水循環手段により循環させ
    るアンモニア水を冷却する冷却手段とを備えると共に、 前記冷却手段には、アンモニアに対して耐腐蝕性を有す
    る材質からなる冷媒の蒸発器が備えられており、該蒸発
    器内にアンモニア水を直接通水して冷却することを特徴
    とするアンモニア吸収装置。
  2. 【請求項2】 前記アンモニア水循環手段により循環さ
    せるアンモニア水のアンモニア濃度を検知するアンモニ
    ア濃度検知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のアンモニア吸収装置。
  3. 【請求項3】 アンモニア含有ガスと吸収液とを接触さ
    せた後に生成される排ガス中のアンモニアを吸収する泡
    鐘段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載のアンモニア吸収装置。
  4. 【請求項4】 10.5モル%超のアンモニア水を生成
    することを特徴とする請求項1から請求項3までのいず
    れか1項に記載のアンモニア吸収装置。
  5. 【請求項5】 アンモニア含有ガスと吸収液とを接触さ
    せると共に、アンモニアを吸収液中に吸収させるアンモ
    ニア吸収方法において、 生成されたアンモニア水の一部を循環させ、循環させる
    アンモニア水を蒸発させた冷媒に直接接触させて冷却す
    ることを特徴とするアンモニア吸収方法。
  6. 【請求項6】 循環させるアンモニア水のアンモニア濃
    度を検知すると共に、得られた結果に基づいて、アンモ
    ニア水の冷却温度を制御することを特徴とする請求項5
    に記載のアンモニア吸収方法。
  7. 【請求項7】 10.5モル%超のアンモニア水を生成
    することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のア
    ンモニア吸収方法。
JP2002061109A 2002-03-06 2002-03-06 アンモニア吸収装置、及びアンモニア吸収方法 Pending JP2003251134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061109A JP2003251134A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 アンモニア吸収装置、及びアンモニア吸収方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061109A JP2003251134A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 アンモニア吸収装置、及びアンモニア吸収方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003251134A true JP2003251134A (ja) 2003-09-09

Family

ID=28670201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002061109A Pending JP2003251134A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 アンモニア吸収装置、及びアンモニア吸収方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003251134A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100393392C (zh) * 2006-08-26 2008-06-11 浙江江山化工股份有限公司 氨合成驰放气等压回收塔
KR100851493B1 (ko) 2007-06-04 2008-08-08 주식회사 포스코 암모니아수를 이용한 이산화탄소 흡수 방법
CN101935056A (zh) * 2010-09-19 2011-01-05 昆明理工大学 一种氨合成的氨分离工艺
JP2013059274A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Honda Motor Co Ltd バイオマスの糖化前処理におけるアンモニア処理方法
WO2016086505A1 (zh) * 2014-12-02 2016-06-09 北京空间飞行器总体设计部 有毒气体解毒装置
JP2016189957A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 オルガノ株式会社 空気浄化方法及び空気浄化装置
CN108332458A (zh) * 2018-03-26 2018-07-27 河南开祥精细化工有限公司 氨制冷系统的氨气回收装置
CN109200767A (zh) * 2018-10-24 2019-01-15 东莞埃欧热能技术有限公司 一种氨气吸收装置
CN110917827A (zh) * 2019-12-25 2020-03-27 海宁蓝光环保科技有限公司 一种低温等离子体含氨气空气治理装置及使用方法
CN111841258A (zh) * 2020-08-18 2020-10-30 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔的补水系统及方法
CN111841260A (zh) * 2020-08-18 2020-10-30 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔的氨水回收智能控制系统及方法
CN111841257A (zh) * 2020-08-18 2020-10-30 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔综合控制系统及方法
CN111841259A (zh) * 2020-08-18 2020-10-30 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔循环吸收过程的控制系统及方法
CN111841256A (zh) * 2020-08-18 2020-10-30 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔内氨水温度的控制系统及方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100393392C (zh) * 2006-08-26 2008-06-11 浙江江山化工股份有限公司 氨合成驰放气等压回收塔
KR100851493B1 (ko) 2007-06-04 2008-08-08 주식회사 포스코 암모니아수를 이용한 이산화탄소 흡수 방법
CN101935056A (zh) * 2010-09-19 2011-01-05 昆明理工大学 一种氨合成的氨分离工艺
JP2013059274A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Honda Motor Co Ltd バイオマスの糖化前処理におけるアンモニア処理方法
WO2016086505A1 (zh) * 2014-12-02 2016-06-09 北京空间飞行器总体设计部 有毒气体解毒装置
JP2016189957A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 オルガノ株式会社 空気浄化方法及び空気浄化装置
CN108332458A (zh) * 2018-03-26 2018-07-27 河南开祥精细化工有限公司 氨制冷系统的氨气回收装置
CN109200767B (zh) * 2018-10-24 2024-06-11 东莞埃欧热能技术有限公司 一种氨气吸收装置
CN109200767A (zh) * 2018-10-24 2019-01-15 东莞埃欧热能技术有限公司 一种氨气吸收装置
CN110917827A (zh) * 2019-12-25 2020-03-27 海宁蓝光环保科技有限公司 一种低温等离子体含氨气空气治理装置及使用方法
CN111841260A (zh) * 2020-08-18 2020-10-30 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔的氨水回收智能控制系统及方法
CN111841257A (zh) * 2020-08-18 2020-10-30 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔综合控制系统及方法
CN111841259A (zh) * 2020-08-18 2020-10-30 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔循环吸收过程的控制系统及方法
CN111841256A (zh) * 2020-08-18 2020-10-30 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔内氨水温度的控制系统及方法
CN111841258B (zh) * 2020-08-18 2024-03-08 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔的补水系统及方法
CN111841256B (zh) * 2020-08-18 2024-03-08 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔内氨水温度的控制系统及方法
CN111841259B (zh) * 2020-08-18 2024-03-08 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔循环吸收过程的控制系统及方法
CN111841260B (zh) * 2020-08-18 2024-03-08 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔的氨水回收智能控制系统及方法
CN111841258A (zh) * 2020-08-18 2020-10-30 中冶北方(大连)工程技术有限公司 一种氨水吸收塔的补水系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003251134A (ja) アンモニア吸収装置、及びアンモニア吸収方法
US20130283832A1 (en) Refrigeration system with purge using enrivonmentally-suitable chiller refrigerant
JP3078837B2 (ja) 蒸気吸収剤組成物
JP5681549B2 (ja) 冷凍サイクル方法
CN105980794A (zh) 冷冻装置以及冷冻装置的控制方法
US10495363B2 (en) Control device and control method for bleed device
US7891202B1 (en) Absorption system
JP3407658B2 (ja) 水和物の製造方法および装置
JPWO2010013590A1 (ja) ヒートポンプシステム
JP2010126026A (ja) 車両用空調装置
RU2004133026A (ru) Устройство охлаждения и очистки для механического транспортного средства
JP2008267667A (ja) 吸収式冷温水機用吸収液および吸収式冷温水機
KR100775517B1 (ko) 냉매의 수분과 불소 제거가 가능한 반도체 제조 장비용열교환시스템
KR101637117B1 (ko) 이산화탄소 하이드레이트 지역냉방시스템
JP2008032273A (ja) 冷媒回路及びそれを用いた給湯システム
JPS6114282A (ja) 吸収冷凍機用媒体
JP2008298307A (ja) 冷凍サイクル
WO2023208954A1 (en) Gas leak detector
JP2009123360A (ja) 水タンク、ならびにそれを用いた冷却装置、燃料電池発電システムおよび自動車
JPH0617757B2 (ja) 低温度冷水製造装置の凍結検出方法
JP3195086B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP2003284944A (ja) 冷却装置
Islam et al. Design and Fabrication of a Vapor Absorption Refrigeration System for Vehicle Cabin Cooling Utilizing Exhaust heat
JP2024110436A (ja) 蓄冷材凍結装置および蓄冷材利用方法
KR20220074259A (ko) 해수를 이용한 선박용 수냉식 냉난방 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070710