JP6438779B2 - 人工爪原料組成物 - Google Patents

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本発明は、人工爪原料組成物に関する。
爪の表面を装飾する化粧剤として、合成樹脂を爪表面に塗布して形成する人工爪(ジェルネイル)が知られている。人工爪は、通常、ベース層、カラー層、及びトップ層の3層を含む。
人工爪のつけ方について説明する。まず、下準備として、ネイル用やすりで爪の表面に凹凸を設け、さらに、爪の表面をアルコールなどで拭き取る。次に、ネイル用の刷毛で、爪の表面に、適量のベース層用の人工爪原料組成物を塗布する。続いて、爪の表面に紫外線を照射し、人工爪原料組成物を硬化する。次いで、カラー層用の人工爪原料組成物及びトップ層用の人工爪原料組成物についても同様の作業を順次繰り返す。最後に、未硬化の人工爪原料組成物を拭き取る。
また、人工爪を爪から除去するときは、まず、下準備として人工爪の表面をネイル用やすりで削る。そして、アセトン等の除去剤(ネイルリムーバー)をしみこませたコットンを人工爪の上に置き、蒸発しないようにアルミホイル等で包み込んで15分程度放置する。これにより、アセトン等が人工爪に浸透し、人工爪の樹脂が膨潤する。最後に、膨潤した人工爪をウッドスティック等で剥がし取る。
人工爪には、硬度、光沢度、自爪との密着性、耐久性、人工爪を除去する際の剥離性等の性能が求められている。例えば、特許文献1には、(メタ)アクリロイル基を2個以上有する重量平均分子量が600〜50,000の化合物(A成分)、光ラジカル重合開始剤(C成分)、及び、ラジカル重合抑制剤(D成分)を含有する第1組成物、並びに、少なくとも(メタ)アクリロイル基を有する化合物、及び、光ラジカル重合開始剤を含有する第2組成物が開示されている。そして、特許文献1には、第1組成物を塗布した後に光を照射し、さらに第2組成物を塗布した後に光を照射して人工爪を形成すると記載されている。また、特許文献1に記載の方法によって形成した人工爪は、自爪への密着性が良好で、しかも、除去する際に指先や自爪への負担が小さいと記載されている。
人工爪の除去剤として一般的に用いられるアセトンは、健康上好ましくないことが知られている。特許文献2には、人工爪原料組成物の製造方法として、以下の方法が記載されている。まず、一分子中に2個以上のヒドロキシ基をもった化合物(5〜10%)、1分子中に1個のヒドロキシ基と1個以上のメタクリレート基をもった化合物(0.5〜3%)、及びフォトイニシエーター(1〜2%)を混合する。そして、これに一分子中に2基以上のイソシアネート基(CNO基)又はニトロ基(NO基)を有する化合物(15〜25%)を添加して3〜10分間攪拌する。続いて、1分子中に1個のヒドロキシ基(OH基)と1個以上のメタクリレート基をもった化合物(10〜20%)を加えて2〜5分間攪拌する。さらに、一分子中に2個以上のヒドロキシ基をもった化合物(10〜20%)を加えて攪拌する。最後に、ウレタンアクリレート(30〜50%)を添加して攪拌し、人工爪原料組成物を得る。また、特許文献2には、このようにして得られた人工爪原料組成物で人工爪を形成することにより、人工爪をアセトン等の有機溶媒を用いず、機械的に剥離することができると記載されている。
特開2011−229725号公報 特開2013−177362号公報
本発明の発明者らは、人体に対する毒性がアセトンよりも低いエタノールを用いて除去可能な人工爪原料組成物についての研究を行った。
本発明の目的は、エタノールを用いて除去可能であり、良好な硬度を有し、且つ、高い光沢度を有する人工爪を形成可能である人工爪原料組成物を提供することである。
本発明の人工爪原料組成物は、エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド共重合体(EO・PO共重合体)を有するウレタン変性メタクリレート(C成分)と、第1のメタクリレート(D成分)と、光重合開始剤(E成分)と、を含む。
本発明の人工爪原料組成物によれば、除去剤としてエタノールを用いて除去可能な人工爪を形成することができる。また、本発明によれば、良好な硬度を有する人工爪を形成することができる。さらに、本発明の人工爪原料組成物によれば、高い光沢度を有する人工爪を形成することができる。
自爪の表面に人工爪を形成した指の断面図である。
本発明の実施形態の人工爪原料組成物は、エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド共重合体(EO・PO共重合体)を有するウレタン変性メタクリレート(C成分)と、第1のメタクリレート(D成分)と、光重合開始剤(E成分)と、を含む。
上記の構成によれば、人工爪原料組成物で形成される人工爪の硬度を高めることができる。その結果、長期にわたって優れた耐久性を有する人工爪が得られる。また、上記の構成によれば、人工爪原料組成物で形成される人工爪の除去剤として、エタノールを用いることができる。そのため、人工爪を除去するときに、除去剤による人体への負担を軽減することができる。また、上記の構成によれば、優れた光沢度を有する人口爪を形成することができる。
本発明の実施形態の人工爪原料組成物に含まれるウレタン変性メタクリレート(C成分)は、好ましくは、EO・PO共重合体を有するウレタンプレポリマー(A成分)と、ヒドロキシ基を有する第2のメタクリレート(B成分)と、を含む原料から得られる。
上記の構成によれば、ウレタン変性メタクリレート(C成分)を容易に調製することができる。
本発明の実施形態の人工爪原料組成物において、ウレタンプレポリマー(A成分)は、好ましくは、EO・PO共重合体を有するポリエーテルポリオール(a1)と、脂環族イソシアネート(a2)と、鎖長剤(a3)と、ビスフェノールAポリオール(a4)と、を含む原料から得られる。
上記の構成によれば、人工爪原料組成物に含まれるウレタンプレポリマー(A成分)の原料がEO・PO共重合体を有するポリエーテルポリオール(a1)を含んでいるので、除去剤としてエタノールを用いて人工爪を除去するのが容易になる。また、上記の構成によれば、ウレタンプレポリマー(A成分)の原料が脂環族イソシアネート(a2)を含んでいるので、人工爪原料組成物により得られる人工爪が黄変するのを抑制することができると共に、ウレタン変性メタクリレート(C成分)の調製が容易となる。また、上記の構成によれば、ウレタンプレポリマー(A成分)の原料が鎖長剤(a3)を含んでいるので、人工爪原料組成物の硬度を高めることができる。さらに、上記の構成によれば、ウレタンプレポリマー(A成分)の原料がビスフェノールAポリオール(a4)を含んでいるので、人工爪原料組成物で形成される人工爪の硬度をさらに高めることができる。
本発明の実施形態の人工爪原料組成物において、ウレタン変性メタクリレート(C成分)と第1のメタクリレート(D成分)との配合量の合計に対するEO・PO共重合体を有するポリエーテルポリオール(a1)の配合量は、好ましくは、20.8〜32.1質量%である。
上記の構成によれば、ポリエーテルポリオール(a1)の配合量が20.8質量%以上であるので、エタノールによる人工爪の除去が、より容易になる。また、上記の構成によれば、ポリエーテルポリオール(a1)の配合量が32.1質量%以下であるので、より優れた硬度を有する人工爪を形成することができる。
本発明の実施形態の人工爪原料組成物の第1のメタクリレート(D成分)は、好ましくは、イソボルニルメタクリレートを含む。
上記の構成によれば、第1のメタクリレート(D成分)がイソボルニルメタクリレートであるので、より優れた硬度を有する人工爪を形成することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、手又は足の指2の自爪3の表面に人工爪(ジェルネイル)1を形成した状態を示す断面図である。人工爪1は、指2の自爪3を装飾する合成樹脂である。人工爪1は、自爪3の上に紫外線(UV)硬化樹脂を塗布及び硬化して形成される。
人工爪1は、通常、ベース層、カラー層、及びトップ層の3層の樹脂層で構成されている。ベース層は、人工爪1のうち自爪3に接する部分を構成する。カラー層は、装飾が施され、人工爪1のデザインを決定する層である。トップ層は、最も外側に設けられ、人工爪1の耐久性を高めると共に人工爪1の光沢を高める機能を有する。なお、人工爪1は、ベース層、カラー層、及びトップ層のうちいずれかを省略した構成とすることも可能である。さらに、人工爪1は、ベース層、カラー層、及びトップ層の任意の層を複数層有していてもよい。また、本実施形態の人工爪原料組成物COMPは、人工爪1のトップ層の形成の用途に限定されず、人工爪1のベース層またはカラー層を形成する用途で使用されてもよい。
(人工爪原料組成物)
人工爪1を形成する人工爪原料組成物COMPは、ウレタン変性メタクリレート(C成分)と、第1のメタクリレート(D成分)と、光重合開始剤(E成分)と、を含む。
ウレタン変性メタクリレート(C成分)は、ウレタンプレポリマー(A成分)と第2のメタクリレート(B成分)を含む原料から得られる。
ウレタン変性メタクリレート(C成分)の原料であるウレタンプレポリマー(A成分)は、ポリエーテルポリオール(a1)、脂環族イソシアネート(a2)、鎖長剤(a3)、及びビスフェノールAポリオール(a4)を含む原料から得られる。
ウレタンプレポリマー(A成分)の原料であるポリエーテルポリオール(a1)は、エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド共重合体(EO・PO共重合体)を有する。ポリエーテルポリオール(a1)としては、例えば、商品名「アクトコールED−26」(EO/PO比(質量比)=40/60、三井化学株式会社製)、商品名「アクトコールED−28」(EO/PO比(質量比)=20/80、三井化学株式会社製)、商品名「アクトコールED−53」(EO/PO比(質量比)=10/90、三井化学株式会社製)、商品名「アクトコールED−36」(EO/PO比(質量比)=78/22、三井化学株式会社製)、商品名「アデカポリエーテルPR−3007」(EO/PO比(質量比)=70/30、株式会社ADEKA製)等を用いることができる。ポリエーテルポリオールのEO/PO比は、質量比で、10/90〜90/10であることが好ましい。ポリエーテルポリオール(a1)としては、1種類を用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。好ましいポリエーテルポリオール(a1)の含有量は、配合するポリエーテルポリオール(a1)の化合物の種類によっても異なるが、ウレタン変性メタクリレート(C成分)と第1のメタクリレート(D成分)との配合量の合計に対して、例えば、20.8〜32.1質量%である。
ウレタンプレポリマー(A成分)の原料である脂環族イソシアネート(a2)としては、例えば、3−イソシアナトメチル−3、5、5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(イソホロンジイソシアネート)(IPDI)、ジシクロヘキシルメタン−4、4’−ジイソシアネート(H12MDI)、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート(1,4−CHDI)、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート(1,3−CHDI)等が挙げられる。これらのうち、脂環族イソシアネート(a2)としては、IPDIを用いることが好ましい。脂環族イソシアネート(a2)としては、1種類を用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
ウレタンプレポリマー(A成分)が脂環族イソシアネート(a2)を原料としているので、人工爪原料組成物COMPにより形成される人工爪1が黄変するのを抑制することができる。また、ウレタンプレポリマー(A成分)が脂環族イソシアネート(a2)を原料としているので、ウレタンプレポリマー(A成分)の粘度が高くなりすぎるのが抑制され、結果として、ウレタン変性メタクリレート(C成分)を容易に調製することができる。
ウレタンプレポリマー(A成分)の原料として、脂環族イソシアネート(a2)以外のイソシアネート類(例えば、脂肪族イソシアネート等)を含んでいてもよい。ただし、ウレタンプレポリマー(A成分)の原料に含まれるイソシアネート類の中で脂環族イソシアネートが主成分であることが好ましい。具体的には、ウレタンプレポリマー(A成分)の原料に含まれるイソシアネート類の中で脂環族イソシアネート(a2)が占める割合は、イソシアネート類全体のモル数を100%として、例えば、67〜100モル%である。また、ウレタンプレポリマー(A成分)の原料組成物に含まれるイソシアネート類の配合量は、ウレタンプレポリマー(A成分)の原料組成物に対して、例えば35〜45質量%であることが好ましい。
ウレタンプレポリマー(A成分)の原料である鎖長剤(a3)としては、分子量が400以下であることが好ましい。また、鎖長剤(a3)としては、イソシアネート基と反応し得る水素原子を2個以上有するものであることが好ましい。鎖長剤(a3)としては、例えば、オクタンジオール(OD)、ネオペンチルグリコール(NPG)、エチレングリコール(EG)、1,4−ブタンジオール(14BG)、1,6−ヘキサンジオール(16HD)、3−メチル−1,5−ペンタンジオール(3MPD)、N−メチルジエタノールアミン(アミノアルコールMMA)、ブチルエチルプロパンジオール(BEPG)等が挙げられる。鎖長剤(a3)としては、1種類を用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。なお、ウレタン変性メタクリレート(C成分)を容易に調製することができる観点からは、鎖長剤(a3)としては、ネオペンチルグリコール(NPG)を用いることが好ましい。
ウレタンプレポリマー(A成分)の原料であるビスフェノールAポリオール(a4)は、例えば、商品名「ニューボールBPE−40」(三洋化成工業株式会社製)、商品名「ニューボールBPE−60」(三洋化成工業株式会社製)、商品名「ニューボールBPE−100」(三洋化成工業株式会社製)、商品名「URIC AC−006」(伊藤製油株式会社製)、商品名「アデカポリエーテルBPX−11」(株式会社ADEKA製)等が挙げられる。ビスフェノールAポリオール(a4)としては、1種類を用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
ウレタン変性メタクリレート(C成分)の原料である第2のメタクリレート(B成分)は、ヒドロキシ基(OH基)を有する。第2のメタクリレート(B成分)としては、例えば、ヒドロキシエチルメタクリレート(メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEMA))、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート、ヒドロキシフェニルメタクリレート等が挙げられる。第2のメタクリレート(B成分)としては、1種類を用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。HEMAとしては、例えば、商品名「ライトエステルHO−250(N)」(共栄社化学株式会社製)等を用いることができる。なお、A成分のウレタンプレポリマーの末端イソシアネート基に対して、B成分のヒドロキシル基が例えば1.03当量以上となるように、第2のメタクリレート(B成分)の含有量を調整することが好ましい。
第1のメタクリレート(D成分)としては、例えば、イソボルニル基を含有するメタクリレート化合物、ポリエチレングリコールメタクリレート化合物等が挙げられる。イソボルニル基を含有するメタクリレート化合物としては、例えば、イソボニルメタクリレート等が挙げられる。ポリエチレングリコールメタクリレート化合物としては、例えば、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)等が挙げられる。これらのうち、HEMA及びポリエチレングリコールモノメタクリレートは、末端にヒドロキシ基を有する。イソボニルメタクリレートとしては、例えば、商品名「ライトエステルIB−X」(共栄社化学株式会社製)を用いることができる。HEMAとしては、例えば、商品名「ライトエステルHO−250(N)」(共栄社化学株式会社製)等を用いることができる。ポリエチレングリコールモノメタクリレートとしては、例えば、商品名「ブレンマーPE−350」(日油株式会社製)、商品名「ブレンマーPE−90」(同社製)等を用いることができる。第1のメタクリレート(D成分)として、第2のメタクリレート(B成分)と同一のメタクリレートを選択してもよく、異なる種類のメタクリレートを選択してもよい。また、第1のメタクリレート(D成分)として、1種類のメタクリレートを用いてもよく、2種類以上のメタクリレートを併用してもよい。第1のメタクリレート(D成分)の含有量は、ウレタン変性メタクリレート(C成分)と第1のメタクリレート(D成分)の合計を100質量%として、例えば、16〜46質量%である。
優れた硬度を有する人工爪1を形成する観点からは、人工爪原料組成物COMPに含まれる第1のメタクリレート(D成分)としては、少なくとも、イソボルニルメタクリレートを選択することが好ましい。また、人工爪原料組成物COMPに含まれる第1のメタクリレート(D成分)として、イソボルニルメタクリレートと、末端にヒドロキシ基を有するメタクリレートとを併用してもよい。第1のメタクリレート(D成分)として、イソボルニルメタクリレートと、末端にヒドロキシ基を有するメタクリレートとを併用する場合、感作性(アレルギー性)を示さないポリエチレングリコールモノメタクリレートを選択することが好ましい。
光重合開始剤(E成分)としては、例えば、アルキルフェノン系光重合開始剤、アシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤、チタノセン系光重合開始剤、オキシムエステル光重合開始剤等を用いることができる。
アルキルフェノン系光重合開始剤としては、例えば、ベンジルジメチルケタール(BDK)化合物、α−ヒドロキシアルキルフェノン化合物、α−アミノアルキルフェノン化合物等が挙げられる。
ベンジルジメチルケタール(BDK)化合物としては、例えば、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(例えば、商品名「IRGACURE 651」(BASF社製))等が挙げられる。
α−ヒドロキシアルキルフェノン化合物としては、例えば、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(例えば、商品名「IRGACURE 184」(BASF社製))、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(例えば、商品名「DAROCUR 1173」(BASF社製))、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン(例えば、商品名「IRGACURE 2959」(BASF社製))、2−ヒロドキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン(例えば、商品名「IRGACURE 127」(BASF社製))、フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル(例えば、商品名「IRGACURE MBF」(BASF社製))等が挙げられる。
α−アミノアルキルフェノン化合物としては、例えば、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン(例えば、商品名「IRGACURE 907」(BASF社製))、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1(例えば、商品名「IRGACURE 369」(BASF社製))、2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン(例えば、商品名「IRGACURE 379EG」(BASF社製))等が挙げられる。
アシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤としては、例えば、モノアシルフォスフィンオキサイド(MAPO)化合物、ビスアシルフォスフィンオキサイド(BAPO)化合物等が挙げられる。
モノアシルフォスフィンオキサイド(MAPO)化合物としては、例えば、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド(例えば、商品名「LUCIRIN TPO」(BASF社製))等が挙げられる。
ビスアシルフォスフィンオキサイド(BAPO)化合物としては、例えば、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド(例えば、商品名「IRGACURE 819」(BASF社製))等が挙げられる。
チタノセン系光重合開始剤としては、例えば、ビス(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム(例えば、商品名「IRGACURE 784」(BASF社製))等が挙げられる。
オキシムエステル光重合開始剤としては、例えば、1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)](例えば、商品名「IRGACURE OXE 01」(BASF社製))、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(0−アセチルオキシム)(例えば、商品名「IRGACURE OXE 02」(BASF社製))等が挙げられる。
光重合開始剤としては、これらのうち1種類を用いても、2種類以上を併用してもよい。光重合開始剤(E成分)の含有量は、人工爪原料組成物COMP全体を100質量%として、例えば、1〜10質量%である。
人工爪原料組成物COMPには、本発明の目的を阻害しない範囲で、例えば、油脂、高級アルコール、高級脂肪酸、シリコーン油、その他の油性成分、シリカ、シランカップリング剤、界面活性剤類、香料類、エタノールや酢酸エチル等の溶剤類、重合禁止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、防カビ剤等を添加剤として配合することができる。
上記説明した組成の人工爪原料組成物COMPにより形成された人工爪1は、エタノールにより除去することができる。また、人工爪原料組成物COMPにより形成された人工爪1は、鉛筆硬度でHB以上の硬度を有する。さらに、人工爪原料組成物COMPにより形成された人工爪1は、高い光沢度を有する。人工爪原料組成物COMPにより形成された人工爪1が優れた硬度及び光沢度を有するので、本実施形態の人工爪原料組成物COMPは、トップ層用人工爪原料組成物として好適に使用することができる。
なお、本発明の人工爪原料組成物COMPを、ベース層用人工爪原料組成物またはカラー層用人工爪原料組成物としても使用することができる。人工爪原料組成物COMPをカラー層用人工爪原料組成物として使用する場合、人工爪原料組成物COMPは、EO・PO共重合体を有するウレタン変性メタクリレート(C成分)、第1のメタクリレート(D成分)及び光重合開始剤(E成分)に加え、二酸化チタン、べんがら等の金属酸化物系顔料、群青、紺青等の金属錯塩系顔料、カーボンブラック、その他の無機顔料や染料のレーキ顔料、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、縮合多環系顔料、その他の有機顔料、さらには被覆マイカ等のパール顔料、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム細片、その他のラメ素材、各種貝殻粉末、ブロンズ粉、その他の粉末等を必要に応じて含んでいる。また、カラー層用の人工爪原料組成物は、着色顔料に加え、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン等の体質顔料(白色顔料)等を含んでいてもよい。
(人工爪原料組成物の製造方法)
次に、人工爪原料組成物の製造方法の一実施形態について説明する。
−ウレタン変性メタクリレートの調製−
まず、攪拌機、温度計、及びコンデンサーをセットした3つ口セパラブルフラスコを準備する。そして、フラスコ中に、ポリエーテルポリオール(a1)及び脂環族イソシアネート(a2)を投入し、所定時間フラスコ内を攪拌する。このときの反応温度は、例えば、80〜100℃である。また、反応時間は、例えば、1〜3時間である。
次に、フラスコ中に、さらに、鎖長剤(a3)及びビスフェノールAポリオール(a4)を投入し、所定時間、フラスコ内を攪拌する。このときの反応温度は、例えば、80〜100℃である。また、反応時間は、例えば、1〜3時間である。これにより、ウレタン化反応が進行し、ウレタンプレポリマー(A成分)が得られる。所定時間が経過した後、フラスコを50〜70℃程度まで冷却する。
次いで、フラスコ中に、さらにメタクリレート(B成分)を投入して、所定時間、フラスコ内を攪拌する。このときの反応温度は、例えば、70〜90℃である。また、反応時間は、例えば、2〜4時間である。これにより、ウレタン変性メタクリレート(C成分)が得られる。
−人工爪原料組成物の調製−
続いて、フラスコ中に、さらにメタクリレート(D成分)及び光重合開始剤(E成分)を投入し、ウレタン変性メタクリレート(C成分)、メタクリレート(D成分)及び光重合開始剤(E成分)を攪拌して混合する。このときの雰囲気温度は、例えば、20〜40℃である。また、混合する時間は、例えば、10〜60分間である。これにより、人工爪原料組成物が得られる。
(人工爪形成方法)
本実施形態の人工爪1は、以下のように形成することができる。
はじめに、自爪3と人工爪1との密着性を高めるために、自爪3の下処理として、ネイル用やすりで自爪3の表面に凹凸を設ける。そして、自爪3に付着した水分及び油分を、エタノール等で拭き取って除去する。
次に、自爪3の表面に、ネイル用刷毛を用いて、ベース層用人工爪原料組成物を適量塗布する。そして、塗布した人工爪原料組成物に対して紫外線を照射し、人工爪原料組成物を硬化させる。照射する紫外線の光源としては、例えば、市販のジェルネイル専用UVランプを用いる。なお、ここで照射する光は紫外線に限定されず、人工爪原料組成物を硬化可能であれば、例えば、可視光線照射LEDランプから照射される可視光であってもよい。これにより、人工爪1のベース層が形成される。
ベース層の形成と同様に、カラー層用人工爪原料組成物及びトップ層用人工爪原料組成物についても、各々、人工爪原料組成物の塗布、紫外線照射、及び未硬化人工爪原料組成物のふき取りの作業を繰り返す。最後に、未硬化の人工爪原料組成物を拭き取る。これにより、人工爪1が形成される。
(人工爪除去方法)
通常、人工爪1の形成からおよそ3週間程度経過すると自爪3の伸長等によって人工爪1と自爪3とのバランスが悪くなったり、人工爪1が劣化したりするので、人工爪1を除去する。人工爪1を除去する方法について、以下、説明する。
まず、人工爪1の表面をネイル用やすりでこすって傷付ける。その後、エタノールに浸したコットンを人工爪1の上に乗せ、さらに、エタノールの揮発を防ぐために、コットンをアルミホイル等で包む。そして、この状態で適当な時間(例えば、10〜15分程度)放置する。これにより、人工爪1は膨潤し、自爪3から部分的に剥がれる。さらに、自爪3上に残った人工爪1を、ウッドスティック等の棒状器具等を用いて、自爪3から剥離する。
以上説明したように、本実施形態の人工爪原料組成物COMPがEO・PO共重合体を有するウレタン変性メタクリレート(C成分)と、第1のメタクリレート(D成分)と、光重合開始剤(E成分)と、を含むので、人工爪原料組成物COMPで形成された人工爪1は、エタノールによって除去することができる。
以下、作製した人工爪原料組成物、及び人工爪原料組成物を硬化して得られた樹脂フィルムについて説明する。ここでは、まずウレタン変性メタクリレートを合成した後、これをメタクリレート及び光重合開始剤と混合することにより、人工爪原料組成物を調製した。
<ウレタン変性メタクリレートの合成>
ウレタン変性メタクリレートとして、以下に説明するウレタン変性メタクリレートUA(1)、UA(2)及びUA(4)並びにウレタン変性アクリレートUA(3)を合成した。ウレタン変性メタクリレートの合成にあたり、はじめにウレタンプレポリマーを合成し、得られたウレタンプレポリマーとメタクリレートとを反応させることにより、ウレタン変性メタクリレートを得た。ウレタン変性(メタ)アクリレートUA(1)〜UA(4)の各々の合成について、以下、説明する。
(ウレタン変性メタクリレートUA(1))
はじめに、ウレタン変性メタクリレートUA(1)の合成について説明する。ウレタン変性メタクリレートUA(1)の合成に用いた材料については、表1にも示す。
まず、攪拌機、温度計、及びコンデンサーをセットした3つ口セパラブルフラスコ(容量:1L)を準備した。また、触媒溶液として、ジオクチルスズジラウリレート(DOTDL)(東京ファインケミカル社製、商品名「エンビライザー OL−1」)をメチルエチルケトン(MEK)に溶解した10%DOTDL−MEK溶液を調製した。
次に、フラスコ中に、385質量部のポリエーテルポリオール(三井化学株式会社製、商品名「アクトコールED−36」、EO:80%、PO:20%、水酸基価=35.6mgKOH/g、平均分子量=3152)、185質量部のジシクロヘキシルメタン−4、4’−ジイソシアネート(H12MDI)(住化バイエルウレタン社製、商品名「デスモジュールW」)、157質量部の3−イソシアナトメチル−3、5、5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(IPDI)(住化バイエルウレタン社製、商品名「デスモジュールI」)、及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は90℃であり、反応時間は2時間であった。
次いで、フラスコ中に、さらに、65質量部の2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール(NPG)(BASF社製、商品名「Neol Neopentylglycol flakes」)、81質量部のビスフェノールAのエチレンオキシド付加物(三洋化成工業株式会社製、商品名「ニューポールBPE−40」、水酸基価=273mgKOH/g、平均分子量=411)、及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は90℃であり、反応時間は2時間であった。2時間経過した後、フラスコを60℃まで冷却した。これにより、ウレタンプレポリマーが得られた。
続いて、フラスコ中に、さらに128質量部の2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(共栄社化学株式会社製、商品名「ライトエステルHO−250(N)」)、0.50質量部の4−メトキシフェノール(メトキノン)(精工化学株式会社製、商品名「メトキノン」)及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は80℃であり、反応時間は3時間であった。これにより、EO・PO共重合体を有するウレタン変性メタクリレートUA(1)が得られた。
Figure 0006438779
(ウレタン変性メタクリレートUA(2))
次に、ウレタン変性メタクリレートUA(2)の合成について説明する。ウレタン変性メタクリレートUA(2)の合成に用いた材料については、表2にも示す。
まず、ウレタン変性メタクリレートUA(1)の合成と同様に3つ口セパラブルフラスコ(容量:1L)を準備した。また、触媒溶液として、10%DOTDL−MEK溶液を調製した。
次に、フラスコ中に、396質量部のポリエーテルポリオール、322質量部のIPDI、及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は90℃であり、反応時間は2時間であった。
次いで、フラスコ中に、さらに、66質量部のNPG、83質量部のビスフェノールAのエチレンオキシド付加物、及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は90℃であり、反応時間は2時間であった。2時間経過した後、フラスコを60℃まで冷却した。これにより、ウレタンプレポリマーが得られた。
続いて、フラスコ中に、さらに131質量部のHEMA、0.50質量部のメトキノン及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は80℃であり、反応時間は3時間であった。これにより、EO・PO共重合体を有するウレタン変性メタクリレートUA(2)が得られた。なお、ウレタン変性メタクリレートUA(2)は、脂環族イソシアネートとしてIPDIの1種類だけが配合されている点で、ウレタン変性メタクリレートUA(1)と相違している。
Figure 0006438779
(ウレタン変性アクリレートUA(3))
次に、ウレタン変性アクリレートUA(3)の合成について説明する。ウレタン変性アクリレートUA(3)の合成に用いた材料については、表3にも示す。
まず、ウレタン変性メタクリレートUA(1)の合成と同様に3つ口セパラブルフラスコ(容量:1L)を準備した。また、触媒溶液として、10%DOTDL−MEK溶液を調製した。
次に、フラスコ中に、398質量部のポリエーテルポリオール、329質量部のIPDI、及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は90℃であり、反応時間は2時間であった。
次いで、フラスコ中に、さらに、68質量部のNPG、85質量部のビスフェノールAのエチレンオキシド付加物、及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は90℃であり、反応時間は2時間であった。2時間経過した後、フラスコを60℃まで冷却した。これにより、ウレタンプレポリマーが得られた。
続いて、フラスコ中に、さらに120質量部の2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)(共栄社化学株式会社製、商品名「ライトエステルHOA(N)」)、0.50質量部のメトキノン及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は80℃であり、反応時間は3時間であった。ここでは、本発明の(B成分)のメタクリレートの代わりにアクリレートを用いたので、これにより、EO・PO共重合体を有するウレタン変性アクリレートUA(3)が得られた。
Figure 0006438779
(ウレタン変性メタクリレートUA(4))
次に、ウレタン変性メタクリレートUA(4)の合成について説明する。ウレタン変性メタクリレートUA(4)の合成に用いた材料については、表4にも示す。
まず、ウレタン変性メタクリレートUA(1)の合成と同様に3つ口セパラブルフラスコ(容量:1L)を準備した。また、触媒溶液として、10%DOTDL−MEK溶液を調製した。
次に、フラスコ中に、394質量部のポリエーテルポリオール(旭硝子株式会社製、商品名「エクセノール3020」、EO:0%、PO:100%、水酸基価=35.mgKOH/g、平均分子量=3125)、323質量部のIPDI、及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は90℃であり、反応時間は2時間であった。なお、ここで使用したポリエーテルポリオールは、エチレンオキシド(EO)の構造を有しない。ポリエーテルポリオール以外の物質は、ウレタン変性メタクリレートUA(2)の合成で用いたものと同一の物質である(以下同様。)。
次いで、フラスコ中に、さらに、67質量部のNPG、84質量部のビスフェノールAのエチレンオキシド付加物、及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は90℃であり、反応時間は2時間であった。2時間経過した後、フラスコを60℃まで冷却した。これにより、ウレタンプレポリマーが得られた。
続いて、フラスコ中に、さらに132質量部のHEMA、0.50質量部のメトキノン及び0.05質量部の10%DOTDL−MEK溶液を投入し、フラスコ内を攪拌して反応を進行させた。このときの反応温度は80℃であり、反応時間は3時間であった。これにより、ウレタン変性メタクリレートUA(4)が得られた。なお、使用したポリエーテルポリオールがEO・PO共重合体を有しないので、得られたウレタン変性メタクリレートUA(4)も、EO・PO共重合体を有しないものであった。
Figure 0006438779
<人工爪原料組成物の調製>
得られたウレタン変性(メタ)アクリレートUA(1)〜UA(4)を用いて、以下説明する実施例1〜実施例14及び比較例1〜比較例6にかかる人工爪原料組成物を調製した。実施例1〜実施例14及び比較例1〜比較例6において、使用した化合物の商品名及びメーカーを、以下の表5に示す。実施例1〜実施例8の組成については、表6にも示す。実施例9〜実施例14の組成については、表7にも示す。比較例1〜比較例6の組成については、表8にも示す。
(実施例1)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(1)を20.0質量部、イソボルニルメタクリレート(共栄社化学株式会社製、商品名「ライトエステルIB−X」)を13.0質量部、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−ホスフィンオキサイド(BASF社製、商品名「LUCIRIN TPO」)を0.26質量部、及びメチルベンゾイルホルメイト(BASF社製、商品名「IRGACURE MBF」)を0.60質量部、三つ口フラスコに投入した。そして、各材料を、遮光した状態で30分間、25℃の雰囲気下において攪拌し、得られた樹脂組成物を実施例1とした。
(実施例2)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(1)の20.0質量部に対するイソボルニルメタクリレートの配合量を各々10.0質量部、4.0質量部、及び17.0質量部としたことを除いて実施例1と同一の樹脂組成物を作製し、実施例2〜実施例4とした。
(実施例5)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(1)の20.0質量部に対して配合するメタクリレートとして、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)を8.5質量部配合したことを除いて実施例1と同一の樹脂組成物を作製し、実施例5とした。
(実施例6)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(1)の20.0質量部に対して配合する光重合開始剤として、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−ホスフィンオキサイドのみを0.86質量部配合したことを除いて実施例2と同一の樹脂組成物を作製し、実施例6とした。
(実施例7)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(1)の20.0質量部に対して配合するメタクリレートとして、イソボルニルメタクリレートの5.0質量部及びHEMAの5.0質量部を共に配合したことを除いて実施例6と同一の樹脂組成物を作製し、実施例7とした。
(実施例8)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(1)の20.0質量部に対して配合するイソボルニルメタクリレート配合量を2.5質量部、及びHEMAの配合量を7.5質量部としたことを除いて実施例7と同一の樹脂組成物を作製し、実施例8とした。
(実施例9)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(1)の20.0質量部に対して配合するメタクリレートとして、HEMAのみを10.0質量部配合したことを除いて実施例6と同一の樹脂組成物を作製し、実施例9とした。
(実施例10)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(1)の20.0質量部に対して配合するHEMAの配合量を7.5質量部としたことを除いて実施例9と同一の樹脂組成物を作製し、実施例10とした。
(実施例11)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(2)を20.0質量部、イソボルニルメタクリレートを8.5質量部、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−ホスフィンオキサイドを0.26質量部、及びメチルベンゾイルホルメイトを0.60質量部、三つ口フラスコに投入し、実施例1と同様の手順により樹脂組成物を作製した。得られた樹脂組成物を実施例11とした。
(実施例12)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(2)の20.0質量部に対するイソボルニルメタクリレートの配合量を10.0質量部としたことを除いて実施例11と同一の樹脂組成物を作製し、実施例12とした。
(実施例13)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(2)の20.0質量部に対して配合する光重合開始剤として、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−ホスフィンオキサイドのみを0.86質量部配合したことを除いて実施例12と同一の樹脂組成物を作製し、実施例13とした。
(実施例14)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(2)の20.0質量部に対して配合するメタクリレートとして、イソボルニルメタクリレートの5.0質量部及びHEMAの5.0質量部を共に配合したことを除いて実施例13と同一の樹脂組成物を作製し、実施例14とした。
(比較例1)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(1)の20.0質量部に対して、イソボルニルメタクリレートの代わりに2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)を8.5質量部配合したことを除いて実施例1と同一の樹脂組成物を作製し、比較例1とした。
(比較例2)
ウレタン変性メタクリレートUA(1)の代わりにウレタン変性アクリレートUA(3)を用いたことを除いて実施例5と同一の樹脂組成物を作製し、比較例2とした。
(比較例3)
上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(2)の20.0質量部に対して、イソボルニルメタクリレートの代わりにイソボルニルアクリレート(共栄社化学株式会社製、商品名「ライトアクリレートIB−XA」)を8.5質量部配合したことを除いて実施例11と同一の樹脂組成物を作製し、比較例3とした。
(比較例4)
上記調製したウレタン変性アクリレートUA(3)の20.0質量部に対して、HEMAの代わりにイソボルニルアクリレートを8.5質量部配合したことを除いて比較例2と同一の樹脂組成物を作製し、比較例4とした。
(比較例5)
上記調製したウレタン変性アクリレートUA(3)の20.0質量部に対して、HEMAの代わりにHEAを6.5質量部配合したことを除いて比較例2と同一の樹脂組成物を作製し、比較例5とした。
(比較例6)
ウレタン変性メタクリレートUA(2)の代わりに上記調製したウレタン変性メタクリレートUA(4)を用いたことを除いて実施例11と同一の樹脂組成物を作製し、比較例6とした。
Figure 0006438779
Figure 0006438779
Figure 0006438779
Figure 0006438779
<人工爪原料組成物の硬化(樹脂フィルムの形成)>
上記得られた実施例1〜実施例14及び比較例1〜比較例6の人工爪原料組成物の各々を、バーコーターを用いて、ポリプロピレンシート(商品名「PPクラフトシートPS-10クリアーライン」(アクリルサンデー株式会社製))及び離型紙(商品名「TC12TPD」(リンテック株式会社製))に塗布した。塗布した人工爪原料組成物の厚さは、350μmである。そして、UVライトを120秒間照射して実施例1〜実施例14及び比較例1〜比較例6の人工爪原料組成物を硬化し、樹脂フィルムF1〜F20を得た。ここでは、UVライトを照射する照射装置として、株式会社ルーティア社製の36W出力の装置を用いた。実施例1〜実施例14及び比較例1〜比較例6の人工爪原料組成物を硬化後、樹脂フィルムF1〜F20の表面に残る未硬化の樹脂組成物を、イソプロピルアルコールを含ませた脱脂綿で拭き取った。なお、実施例1〜実施例14及び比較例1〜比較例6と、樹脂フィルムF1〜F20との対応関係については、表6〜表8に示す。
また、市販品の人工爪原料組成物(商品名:「ベラフォーマ JL−00 トップクリア」、販売元:株式会社ジューク)を用いて、樹脂フィルムF21を作製した。樹脂フィルムF21の作製手順は、樹脂フィルムF1〜F20と同一である。
(鉛筆硬度)
JIS−K−5600に準じて、ポリプロピレンシート上の樹脂フィルムF1〜F21の鉛筆硬度を測定した。鉛筆としては、三菱鉛筆株式会社製のユニ(商品名)を用いた。用いた鉛筆の硬度は、硬いほうから順に、H、F、HB、B、2B、3B、4B、5B、及び6Bである。なお、鉛筆硬度がHBよりも大きい(すなわち、鉛筆硬度がH,FまたはHBであると評価された)場合に、人工爪原料組成物で人工爪を形成したときに実用的な耐久性が得られると判断した。鉛筆硬度の評価結果を、上記表6〜表8に示す。
(アセトン膨潤率)
樹脂フィルムF21をポリプロピレンシートから剥離した後、20mm×20mmのフィルム片を切り出し、25℃のアセトンに10分間浸漬し、浸漬前後での樹脂フィルムの線膨潤率を測定した。得られた線膨潤率の値を、アセトン膨潤率として評価した。樹脂フィルムF21のアセトン膨潤率は118%であった。
(エタノール膨張率)
樹脂フィルムF1〜F21をポリプロピレンシートから剥離した後、20mm×20mmのフィルム片を切り出し、25℃のエタノールに10分間浸漬し、浸漬前後での樹脂フィルムF1〜F21の線膨潤率を測定した。得られた線膨潤率の値を、エタノール膨潤率として評価した。そして、エタノール膨潤率が115%以上であれば、エタノールによって人工爪の除去が可能であると判断した。なお、この判断基準の値は、上記説明した樹脂フィルムF21のアセトン膨潤率の値に基づいている。
(光沢度)
離型紙の上に形成した樹脂フィルムF1〜F21について、JIS−Z−8741に準じて、PG−IIM光沢度計(日本電色工業株式会社製)を用いて、鏡面光沢度Gs(20°)の測定を行った。そして、樹脂フィルムの鏡面光沢度Gs(20°)が70%以上であれば、良好な光沢度を有すると判断した。
樹脂フィルムF1〜F21の鉛筆硬度、エタノール膨潤率、及び光沢度の結果を、上記の表6〜表8に示す。なお、鉛筆硬度の評価において「<6B」とは、樹脂フィルムが鉛筆硬度「6B」よりも柔らかいことを示す。
(試験評価)
表6〜表8を参照して、メタクリレート(D成分)を含む実施例1〜実施例14により得られた樹脂フィルムF1〜F14と、D成分の代わりにアクリレートを含む比較例1、比較例4及び比較例5により得られた樹脂フィルムF15、F18及びF19と、を比較すると、樹脂フィルムF15、F18及びF19は、樹脂フィルムF1〜F14と比較して鉛筆硬度が低いことが分かる。
また、表6〜表8を参照して、C成分の原料としてメタクリレート(B成分)を含む実施例1〜実施例14により得られた樹脂フィルムF1〜F14と、C成分の原料としてB成分の代わりにアクリレートを含む比較例2、比較例4及び比較例5により得られた樹脂フィルムF16、F18,F19とを比較すると、樹脂フィルムF16、F18,F19は、樹脂フィルムF1〜F14と比較して鉛筆硬度が低いことが分かる。
表6を参照して、ウレタン変性メタクリレート(C成分)とメタクリレート(D成分)との合計100質量部に対する、ポリエーテルポリオール(a1)の配合量が20.8〜32.1質量%である実施例1〜実施例14による樹脂フィルムF1〜F14は、鉛筆硬度がHB以上であり、エタノール膨潤率が115%以上であり、且つ、光沢度が70%以上の良好な値であることが確認された。
以上のことから、人工爪原料組成物がB成分としてメタクリレートを用い、さらに、D成分としてメタクリレートを含むことにより、優れた硬度の人工爪を形成できることが分かる。
表7及び表8を参照して、PO・EO共重合体を含むポリエーテルポリオール(a1)の代わりにエチレンオキサイド(EO)を含まないポリエーテルポリオールを用いた比較例6による樹脂フィルムF20は、人工爪原料組成物に求められる光沢度の基準(70%)を満たさないことが分かる。
表8を参照して、メタクリレート(D成分)の代わりにアクリレートを含む比較例1及び比較例3〜比較例5により得られた樹脂フィルムF15及びF17〜F19は、人工爪原料組成物に求められる光沢度の基準(70%)を満たさないことが分かる。
表6及び表7を参照して、メタクリレート(D成分)としてイソボルニルメタクリレートを含まない(D成分としてHEMAのみを含む)実施例5、実施例9及び実施例10により得られた樹脂フィルムF5,F9、F10を見ると、これらは、メタクリレート(D成分)としてイソボルニルメタクリレートを含む実施例1、実施例2、実施例6〜実施例8により得られた樹脂フィルムF1、F2,F6〜F8と比較して、硬度が低いことが分かる。したがって、より優れた硬度を得る点から、メタクリレート(D成分)としてイソボルニルメタクリレートを含むことが好ましいことが分かる。
表6〜表8を参照し、実施例1〜実施例14により形成された樹脂フィルムF1〜F14と、市販品を用いて形成された樹脂フィルムF21とを比較して、アセトン膨張率及びエタノール膨張率を評価する。市販品の人工爪原料組成物による樹脂フィルムF21のアセトン膨張率が118%であり、市販品の人工爪原料組成物による人工爪はアセトンで除去可能であることから、所定の液体による膨張率が115%以上であれば、当該液体によって人工爪を除去可能であると考えられる。樹脂フィルムF1〜F14のエタノール膨潤率が115%以上であるので、実施例1〜実施例14の人工爪原料組成物で形成された人工爪は、エタノールによる除去が可能であると考えられる。
一方、樹脂フィルムF1〜F14のエタノール膨潤率が115%以上であるのに対し、樹脂フィルムF21のエタノール膨潤率は102%であった。このことから、市販品の人工爪原料組成物を用いて形成した人工爪は、エタノールによる除去ができないと考えられる。
以上を総合すると、市販品の人工爪原料組成物で形成された人工爪ではエタノールの除去が困難であるのに対し、本発明の構成の人工爪原料組成物で形成された人工爪は、エタノールで除去可能であることに加え、優れた硬度及び光沢度を得ることができることがわかる。
以上、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明は、人工爪原料組成物について利用可能である。
1 人工爪

Claims (5)

  1. エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド共重合体(EO・PO共重合体)を有するウレタン変性メタクリレート(C成分)と、
    第1のメタクリレート(D成分)と、
    光重合開始剤(E成分)と、
    を含む、人工爪原料組成物。
  2. 請求項1に記載の人工爪原料組成物において、
    前記ウレタン変性メタクリレート(C成分)は、
    EO・PO共重合体を有するウレタンプレポリマー(A成分)と、
    ヒドロキシ基を有する第2のメタクリレート(B成分)と、
    を含む原料から得られる、人工爪原料組成物。
  3. 請求項2に記載の人工爪原料組成物において、
    前記ウレタンプレポリマー(A成分)は、
    EO・PO共重合体を有するポリエーテルポリオール(a1)と、
    脂環族イソシアネート(a2)と、
    鎖長剤(a3)と、
    ビスフェノールAポリオール(a4)と、
    を含む原料から得られる、人工爪原料組成物。
  4. 請求項3に記載の人工爪原料組成物において、
    前記ウレタン変性メタクリレート(C成分)と前記第1のメタクリレート(D成分)との配合量の合計に対する、前記ポリエーテルポリオール(a1)の配合量が20.8〜32.1質量%である、人工爪原料組成物。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の人工爪原料組成物において、
    前記第1のメタクリレート(D成分)はイソボルニルメタクリレートを含む、人工爪原料組成物。
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