JP6438289B2 - 水道水貯留システムおよび水道水貯留システムの使用方法 - Google Patents

水道水貯留システムおよび水道水貯留システムの使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、水道管を通じて住居に供給される水道水を貯水する水道水貯留システムおよび水道水貯留システムの使用方法に関し、特に、断水時に貯留水を住居に備えられた水栓から取水可能な水道水貯留システムおよび水道水貯留システムの使用方法に関するものである。
我が国では、阪神大震災や東日本大震災の経験を踏まえ、万が一の災害に備えて、家庭での水の備蓄が推奨されている。
家庭での水の備蓄方法としては、例えば、PETボトルを用いて、ある程度まとまった量の飲用水を蓄えておく方法が一般的である。しかしながら、この方法では、PETボトルに蓄えられた飲用水の消費期限の管理や、飲用水の入れ替えや、備蓄水の買い替え等を伴うため煩雑であるという問題がある。
そこで、例えば特許文献1には、給水系管路に設けられる貯水槽を天井裏に設置し、非常時には、貯水槽の水道水を自然流下させることが提案されている。特許文献1のものによれば、日常生活で水道水を使用する度に、貯水槽内の水道水が新鮮な水道水と入れ替わることから、飲用水の消費期限の管理等の煩わしさをなくすことができる。しかしながら、特許文献1のものでは、(1)貯水槽の設置には落下防止のための特殊な工事を伴うこと、(2)万が一貯水槽が落下した場合の危険回避が難しいこと、(3)通常設置されている床下配管を利用できず、天井配管となるためコストが嵩むこと、(4)天井の耐荷重を考慮すると、貯水槽を大きくすることが困難であること等、種々の問題がある。
そこで、従来から、水道管を通じて水道水が供給される貯水槽を床下に設置し、断水時には、当該貯水槽に空気を供給して、空気圧によって特定の水栓から取水を行う方法が種々提案されている。
例えば、特許文献2には、通常時には、配水管を介して貯水槽と接続された各種水栓(トイレ、バス、洗面所、台所等)に給水圧によって水道水を供給する一方、断水時には、接続口が設けられた水栓(例えば洗面所)および非常取水栓(例えば台所)以外の水栓(トイレ、バス)を閉鎖し、接続口から空気を圧入して、貯水槽内に貯留されている水道水を非常取水栓に供給することが開示されている。
また、特許文献3には、貯水タンク(貯水槽)内に導入された水道水を給水栓(例えば台所)まで導く第一給水管と、一端が貯水タンクに接続され且つ他端が切替弁を介して第一給水管に接続される第二給水管とを備え、通常時には、第一および第二給水管を介して貯水タンクから給水栓へ給水圧によって水道水を供給する一方、断水時には、第一給水管と第二給水管との連通を遮断し、第二給水管から空気を圧入して、第一給水管を介して貯水タンクから給水栓へ空気圧によって水道水を供給することが提案されている。
特許4212580号公報 特許5506409号公報 特開2013−170401号公報
しかしながら、上記特許文献2のものでは、接続口が設けられた水栓および非常取水栓以外の水栓が開放されていると、空気を圧入しても取水することが困難になったり、非常取水栓以外の水栓から貴重な水が流出したりするおそれがある。そして、震災等における断水時に、接続口が設けられた水栓および非常取水栓以外の水栓が全て閉鎖されているか一々を確認して回れるかは疑問である。
また、上記特許文献3のものでは、居住者が一人であるような場合でも、同一人が空気の圧入と取水を行うことが可能であるという利点はあるものの、通常時における貯水槽内の水の入れ替えがスムーズに行われないおそれがある。すなわち、万一のために準備しておきたい水量で設定された貯水槽内の水を常に新鮮な水道水と入れ替えるには、ある程度まとまった量の水を使用する必要がある。しかしながら、特許文献3のものでは、1つの貯水槽からの水道水の供給箇所が1つの給水栓に限定されているため、水道水の使用量が少ない場合、十分に新鮮な水への置換が図られない場合も想定される。それ故、特許文献3のものにおいて、貯水槽内の水道水を常に新鮮な水道水と入れ替えるには、貯水槽の容量を置換から逆算した安全な容量まで小さくしなければならないという問題がある。
さらに、給水中に溶存空気が水道水から分離して、貯留槽内に空気溜りが生じると、水道水の劣化が生じたり、水道水の貯留に用いることができる貯留槽の容積が空気溜りの分だけ減少したりするおそれがある。特許文献2のものでは、貯留槽に吸排気孔等を設ければ、貯留槽内に空気溜りが生じるのを抑えられるが、吸排気孔を設けた場合には、維持管理が煩雑になるという新たな問題が生じる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、水道水貯留システムおよび水道水貯留システムの使用方法において、非常時の取水栓以外の水栓からの意図しない水の流出を抑えつつ、貯留槽の大型化を実現するとともに、貯留槽内に空気溜りが生じるのを抑える技術を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る水道水貯留システムでは、貯留槽内の空気抜け性および水道水の置換性を高めるべく、勾配をつけて設置された貯留槽を複数の水栓器具と繋げるとともに、貯留槽からこれら複数の水栓器具への水道水の流れを一箇所で遮断することができるようにしている。
具体的には、本発明は、水道管につながる給水管から住居に供給される水道水を貯水する水道水貯留システムを対象としている。
そして、この水道水貯留システムは、上流側から下流側に向かって上り勾配となるように上記住居の床下に配置され、上記給水管がつながる貯留槽と、上記給水管に設けられ、水道水の逆流を防止する逆止弁と、上記貯留槽の上流端における下端部、または、当該下端部に接続された上記給水管における上記逆止弁の下流側に一方端が接続されるとともに、非常時の取水栓を兼ねる第1水栓器具の少なくとも1つに他方端が接続される第1供給管と、上記貯留槽の下流端における上端部に一方端が接続されるとともに、分岐管を介して上記第1水栓器具とは異なる複数の第2水栓器具に他方端が接続される主供給管と、上記主供給管における上記分岐管よりも上流側に設けられる切替弁と、上記切替弁を介して上記主供給管と接続されるとともに、空気圧入手段が接続される空気圧入口を有する第2供給管と、を備え、上記切替弁は、当該切替弁に対して上流側の主供給管と下流側の主供給管とを連通し、上記第2供給管を遮断する第1状態と、上記上流側の主供給管と上記下流側の主供給管との連通を遮断し、上記上流側の主供給管と上記第2供給管とを連通する第2状態とを切替えることを特徴とするものである。
なお、本発明において「住居」とは、戸建や集合住宅の住戸等を含むものである。
この構成によれば、通常時において、水道水は給水圧によって第1供給管を介して非常時の取水栓を兼ねる第1水栓器具に供給される。また、貯留槽内の水道水は、給水圧によって主供給管を通り、各分岐管を経由して、非常時の取水栓を兼ねない複数の第2水栓器具に供給される。このように、貯留槽内の水道水が複数の第2水栓器具に供給されることから、貯留槽内の水道水の使用量が増えるので、貯留槽を大容量化した場合にも、貯留槽内の水道水を新鮮な水道水と入れ替えることができる。
他方、断水時においては、切替弁が切り替えられることで、主供給管における切替弁よりも下流側への流体の流れが遮断される。換言すると、非常時の取水栓を兼ねない複数の第2水栓器具への流体の流れが遮断される。このような状態において、空気圧入口に接続した空気圧入手段によって圧入された空気は、主供給管における切替弁よりも上流側を通って貯留槽に至る。そうして、貯留槽から水道管への水道水の逆流を防止するための逆止弁が設けられていることから、貯留槽内の空気圧が上昇すると、貯留槽内の水道水は逆止弁の下流に接続された第1供給管を通って第1水栓器具に供給される。これにより、断水時の取水を確実に行うことができる。
また、切替弁が切り替えられることで、複数の第2水栓器具への流体の流れが遮断されるので、各第2水栓器具が開放されていても、第2水栓器具から空気が漏れたり、第2水栓器具から意図せず貴重な水が流出したりするのを抑えることができる。しかも、一箇所の切替弁を切り替えるという簡単な操作で、貴重な水の流出等を抑えつつ、第1水栓器具からの取水が可能となるので、一般ユーザーでも容易に作業を行うことができる。
さらに、上流側から下流側に向かって上り勾配となるように貯留槽が配置されていることから、給水中に溶存空気が水道水から分離しても、分離した空気は貯留槽の下流側に集まることになる。そうして、貯留槽の下流端における上端部に主供給管が接続されていることから、貯留槽の下流側に集まった空気は、給水中速やかに貯留槽から排出され、複数の第2水栓器具から常時排出されることになる。これにより、空気溜りによる貯留槽内の水道水の劣化を抑えることができるとともに、貯留槽の容積をほぼ100%水道水の貯留に用いることができる。
加えて、第1供給管は、貯留槽の上流端における下端部、または、当該下端部に接続された給水管における逆止弁の下流側に接続されていることから、貯留槽内に貯まった水道水をほぼ余すことなく取水することができる。
また、本発明は、上記水道水貯留システムの使用方法をも対象としている。そして、この水道水貯留システムの使用方法は、上記切替弁を操作して上記第2状態とし、上記空気圧入口に空気圧入手段を接続して、上記貯留槽を加圧することを特徴とするものである。
この構成によれば、断水時の取水を確実に行うことができる。
以上、説明したように本発明に係る水道水貯留システムおよび水道水貯留システムの使用方法によれば、非常時の取水栓以外の水栓からの意図しない水の流出を抑えつつ、貯留槽の大型化を実現するとともに、貯留槽内に空気溜りが生じるのを抑えることができる。
本発明の実施形態1に係る水道水貯留システムを示す概略図である。 水道水貯留システムの要部を模式的に示す図である。 三方切替弁を拡大して示す図であり、同図(a)は通常時の状態を示し、同図(b)は断水時の状態を示す。 水道水貯留システムにおける流体の流れを模式的に説明する図であり、同図(a)は通常時の状態を示し、同図(b)は断水時の状態を示す。 実施形態2に係る水道水貯留システムの要部を模式的に示す図である。 水道水貯留システムにおける流体の流れを模式的に説明する図であり、同図(a)は通常時の状態を示し、同図(b)は断水時の状態を示す。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
−水道水貯留システムの構成−
図1は、本実施形態に係る水道水貯留システム1を示す概略図であり、図2は、水道水貯留システム1の要部を模式的に示す図である。なお、図1および図2では、延長ホース20を図示省略している。この水道水貯留システム1は、水道管11を通じて戸建住宅(住居)2に供給される水道水を、震災等における断水時に備えて貯水するためのものである。より詳しくは、この水道水貯留システム1は、後述する三方切替弁7を切り替えることで、給水圧によって各種の水栓26,29,31,33から水道水が供給される通常モードと、空気圧によって非常時の取水栓(台所25の水栓26)から水道水を取水する取水モードと、を採ることが可能に構成されたものである。なお、図1では、床下の空間Sの高さを誇張して示している。
水道水貯留システム1は、貯留槽3と、逆止弁10と、ヘッダー14と、主供給管4と、第1および第2供給管5,6と、分岐管15と、三方切替弁7と、を備えている。この水道水貯留システム1では、水道管11から供給される水道水は、水道管11と貯留槽3とを繋ぐ給水管12を流れて、貯留槽3へ供給されるとともに、当該給水管12に接続される第1供給管5を通って台所25の水栓26に供給される。
貯留槽3は、水道管11を通じて供給される水道水を貯水するためのものであり、戸建住宅2の床下の空間Sに設置されている。貯留槽3は、直線状で且つ呼び径が50mm以上の1つのパイプ状部材で構成されている。より具体的には、戸建住宅の場合、床下の空間Sは350〜450mm程度であることが一般的であることから、呼び径が150mmのパイプ状部材や呼び径が200mmのパイプ状部材を好適に用いることができる。このように、貯留槽3を直線状のパイプ状部材で構成することで、曲線状のパイプ状部材で構成される場合に比して、貯留槽3内の水道水の置換性を高めることが可能となっている。
貯留槽3を構成するパイプ状部材は、ポリエチレン製であり、中空円柱状に形成されている。なお、貯留槽3の材質は、特に限定されるものではなく、ポリエチレンの他、硬質塩化ビニル、ポリプロピレン等の合成樹脂や、ステンレスを用いてもよい。
ここで、床下の空間Sには通常間仕切り壁(図示せず)が存在することから、本実施形態のように、貯留槽3を床下の空間Sに設置する場合、直線状の貯留槽3の長さは約2m(間仕切り壁の間隔)に制限されるが、貯留槽3として呼び径が50mm以上のパイプ状部材を用いることで、貯留槽3の長さが約2mに制限されても、十分な量の水道水を貯留することが可能となっている。例えば、貯留槽3として呼び径が100mm(内径が約100mm)のパイプ状部材を用いれば、貯留槽3の長さが約2mに制限されても、一般的に推奨される9(L)(=1人1日3(L)×3日)以上の水道水を容易に貯水することが可能となる。さらに、呼び径が150mm(内径が約150mm)のパイプ状部材を用いれば25(L)以上の水道水を、また、呼び径が200mm(内径が約200mm)のパイプ状部材を用いれば45(L)以上の水道水を貯水することが可能である。
そうして、この貯留槽3は、図1に示すように、上流側から下流側に向かって上り勾配となるように床下の空間Sに配置されている。なお、貯留槽3は、上流側から下流側に向かって上り勾配となるように配置されていればよく、その設置方法は特に制限されず、図1に示すような半埋設の他、例えば、地上置き、埋設等を採用することができる。
貯留槽3の円筒部3aの上流端(図1および図2の右側)における下端部(より詳しくは最も低い位置)には、流入孔としての上流側貫通孔3bが形成されている。この上流側貫通孔3bには、貯留槽3と水道管11とを繋ぐ給水管12が接続されている。この給水管12には、貯留槽3から水道管11への水道水の逆流を防止するための逆止弁10が設けられており、一旦貯留槽3に供給された水道水は、後述の如く空気圧が作用しても上流側へ逆流しないようになっている。
一方、貯留槽3の円筒部3aの下流端(図1および図2の左側)における上端部(より詳しくは最も高い位置)には、流出孔としての下流側貫通孔3cが形成されている。この下流側貫通孔3cには、主供給管4が接続されている。このように、下流側貫通孔3cを貯留槽3の上端部に形成したことと、貯留槽3を上流側から下流側に向かって上り勾配となるように配置したこととが相俟って、通常時には基本的に、貯留槽3内に存する空気を全て主供給管4に排出することが可能となっている。
第1供給管5は、上流端(一方端)が給水管12における逆止弁10の下流側(貯留槽3と逆止弁10との間)に接続されている一方、下流端(他方端)が、非常時の取水栓を兼ねる台所25の水栓(第1水栓器具)26に接続されている。なお、給水管12を、貯留槽3における上流側貫通孔3b以外の位置に接続して、第1供給管5を上流側貫通孔3bに接続するようにしてもよい。
この第1供給管5には、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管、アルミ金属三層管、軟質銅管等の可撓管が用いられている。もっとも、第1供給管5の管種は、特に制限されず、可撓管に限らず、塩ビ管、ステンレス管、金属管であってもよい。なお、第1供給管5は、台所25のシンク下の収納庫27の奥に通常設けられるパイプスペースに収められている。また、台所25が設置される床には、蓋17aを開けることで開口される床下点検口17が設けられている。
一方、主供給管4は、上述の如く上流端(一方端)が貯留槽3の下流側貫通孔3cに接続されている一方、下流端(他方端)がヘッダー14に接続されている。そうして、ヘッダー14に形成された複数の分岐部には、複数の分岐管15が接続されている。これら複数の分岐管15は、トイレ28の水栓29やバス30の水栓31や洗面所32の水栓33等(以下、トイレ28の水栓29等ともいう)といった、非常時の取水栓を兼ねない第2水栓器具に接続されている。すなわち、主供給管4は、ヘッダー14および分岐管15を介して、複数の第2水栓器具に接続されている。そうして、この主供給管4におけるヘッダー14(分岐管15)よりも上流側には、三方切替弁(切替弁)7が設けられている。なお、主供給管4には、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管、アルミ金属三層管、軟質銅管等の可撓管が用いられている。もっとも、主供給管4の管種は、特に制限されず、可撓管に限らず、塩ビ管、ステンレス管、金属管であってもよい。
図3は、三方切替弁7を拡大して示す図であり、同図(a)は通常時の状態を示し、同図(b)は断水時の状態を示す。図3に示すように、主供給管4は、台所25が設置される床に設けられた床下点検口17の近傍を通っていて、固定部材24を介して床下点検口17脇の根太や大引き等への壁掛け、または、床上転がしや主に視認性を高める目的で設置された台に横置きで固定されている。三方切替弁7は、床下の空間Sにおける、床下点検口17から容易に操作可能な位置に設けられている。なお、以下では、主供給管4のうち、三方切替弁7よりも上流側(三方切替弁7と貯留槽3との間の部分)を上流側主供給管4aともいい、三方切替弁7よりも下流側(三方切替弁7とヘッダー14との間の部分)を下流側主供給管4bともいう。
この三方切替弁7は、下方に開口する第1出口8aと図3の左側に開口する第2出口8bと図3の右側に開口する第3出口8cとを有する弁本体8と、この弁本体8内に内蔵された、L字状の管路9aを有するボール体9と、を備えている。三方切替弁7は、ボール体9と連結されたハンドル(図示せず)の回転に伴ってボール体9が弁本体8内で回転することで、図3(a)に示すように第1出口8aと第2出口8bとが連通する状態と、図3(b)に示すように第1出口8aと第3出口8cとが連通する状態と、を採るようになっている。
図3に示すように、上流側主供給管4aは、その下流端が第1出口8aに接続されている。また、下流側主供給管4bは、その上流端が第2出口8bに接続されている。それ故、三方切替弁7が図3(a)に示す状態を採ると、上流側主供給管4aと下流側主供給管4bとが連通することから、貯留槽3内の水道水を、主供給管4を介して、トイレ28の水栓29等へ供給することが可能となる。
一方、第3出口8cには、逆止弁22が設けられた第2供給管6が接続されている。換言すると、第2供給管6は、三方切替弁7を介して主供給管4と接続されている。逆止弁22は、第2供給管6から水道水が流出するのを防止するためのものである。第2供給管6における三方切替弁7と接続された側とは反対側の開口部16には、十分な長さを有する延長ホース20が接続されている。延長ホース20の先端部には、例えば自転車タイヤ用の空気入れ(空気圧入手段)19を接続可能なバルブ接続口21が設けられている。これにより、三方切替弁7を図3(b)に示す状態とし、空気入れ19のバルブ(例えば米式バルブ)をバルブ接続口21に接続し、例えば居住者の人力によって空気入れ19を駆動すれば、上流側主供給管4aに空気を送ることが可能となっている。このため、本実施形態では、第2供給管6の開口部16が、本発明で言うところの「空気圧入手段が接続される空気圧入口」に相当する。
なお、本実施形態では、逆止弁22を設けていることから、断水状態からの復旧後、仮に三方切替弁7を図3(a)に示す状態に戻すのを失念した場合でも、開口部16から水道水が流出するのを抑えることができる。
−通常モード−
次に、水道水貯留システム1が通常時に採る通常モードについて説明する。なお、通常時とは、水道管11を通じて戸建住宅2に水道水が正常に供給されている状態を意味する。また、図4ではヘッダー14や逆止弁22や洗面所32の水栓33を、図4(a)では延長ホース20を図示省略している。
先ず、通常時には水道管11から水道水が供給されていることから、図4(a)に示すように、水道水は、給水管12内を流れ逆止弁10を通過した後、第1供給管5に至り、給水圧によって第1供給管5中を流れて台所25の水栓26に供給される。
また、貯留槽3に貯まった水道水は給水圧によって下流側貫通孔3cから流出する。このとき、上流側から下流側に向かって上り勾配となるように貯留槽3が配置されていることから、給水中に溶存空気が水道水から分離しても、分離した空気は貯留槽3の下流側に集まり、給水中速やかに下流側貫通孔3cから排出される。それ故、貯留槽3には、吸排気孔が形成されていない。
そうして、下流側貫通孔3cから流出した水道水は、図4(a)に示すように、上流側主供給管4aを通って三方切替弁7に至る。通常モードでは、図3(a)に示すように、上流側主供給管4aと下流側主供給管4bとが連通していることから、上流側主供給管4aを通って三方切替弁7に至った水道水は、下流側主供給管4bへと流れる。下流側主供給管4bを流下した水道水は、ヘッダー14に至りそこで分流し、分岐管15を流下してトイレ28の水栓29やバス30の水栓31等に供給される。そうして、これらの水栓29,31が使用される度に、水道水から分離した溶存空気はこれらの水栓29,31から常時排出されることになる。
このように、本実施形態では、貯留槽3内の水道水がトイレ28の水栓29等に供給されることから、貯留槽3内の水道水の使用量が増えるので、貯留槽3を大容量化した場合にも、これらの水栓が使用される度に、貯留槽3内の水道水を新鮮な水道水と入れ替えることができる。加えて、給水中に溶存空気が水道水から分離しても、分離した空気はトイレ28の水栓29等から常時排出されるので、空気溜りによる貯留槽3内の水道水の劣化を抑えることができるとともに、貯留槽3の容積をほぼ100%水道水の貯留に用いることができる。
−取水モード−
次に、水道水貯留システム1が震災等における断水時に採る取水モードについて説明する。断水時には、水道管11から第1供給管5や貯留槽3に水道水が供給されないため、そのままでは、台所25の水栓26やトイレ28の水栓29等に水道水が供給されることはない。このため、取水モードでは、居住者が、自転車タイヤ用の空気入れ19等を用いて貯留槽3内に貯まった水道水に空気圧を作用させることで、非常時の取水栓を兼ねる台所25の水栓26から水道水を取水することができるようにしている。
ここで、トイレ28は通常、水面の上下変動によるボールの変位で弁を開閉するボールタップによって給水を行うため、断水後に一度でも使用されると末端解放状態となるが、専門業者ではない居住者がトイレ28のタンクを確認した上、必要に応じて止水栓を閉めることは期待し難い。また、震災等の非常時に、分岐管15に接続されたすべての水栓器具が閉鎖されているか一々を確認して回れるかは疑問である。そうして、トイレ28等の止水栓が開放されていると、空気を圧入しても取水することが困難になったり、貴重な水が流出したりするおそれがある。
そこで、取水モードでは、先ず、三方切替弁7を図3(b)に示す状態に切り替えて、主供給管4における三方切替弁7よりも下流側への流体の流れを遮断するようにしている。このように、上流側主供給管4aと下流側主供給管4bとが遮断されることから、例えばトイレ28の止水栓が開放されていても、取水が困難になったり、貴重な水が流出したりするのを抑えることができる。しかも、通常モードから取水モードに切り替える際に操作すべき三方切替弁7が、台所25の床下点検口17から容易に操作可能な位置に設けられていることから、当該三方切替弁7の切り替えを容易に行うことができる。
そうして、床下点検口17を通じて床下の空間Sから延長ホース20を引き出し、空気入れ19のバルブをバルブ接続口21に接続し、人力によって空気入れ19を駆動して、図4(b)の破線矢印で示すように、第2供給管6の開口部16(以下、空気圧入口16ともいう)から第2供給管6に空気を圧入する。このように、予め空気圧入口16に延長ホース20を接続していることで、空気入れ19のホースが短い場合でも、床下の空間Sで空気入れ19のバルブをバルブ接続口21に接続する煩雑さを解消することができる。なお、取水に必要な空気圧は0.2(MPa)程度あればよく、自転車タイヤ用の空気入れ19に限らず、例えば自動車タイヤ用の空気入れやエアコンプレッサー等を用いてもよい。また、空気の入れ損ないを防止するため、いわゆる米式バルブで構成されるバルブ接続口21内の内蔵逆止弁は外しておくことが好ましい。さらに、空気入れ19のホースは、特に限定しないが、例えば異物(機械油等)の混入が外面から目視チェックできるように、透明のものが好ましい。
圧入された空気は、主供給管4における三方切替弁7よりも下流側への流体の流れが遮断されていることから、トイレ28の止水栓等が開いていても空気漏れすることなく、上流側主供給管4aを通って貯留槽3に供給される。このようにして、貯留槽3に空気を供給し続けることによって、貯留槽3内の内圧が上がり、空気圧によって貯留槽3内の水道水が貯留槽3外に排出される。ここで、給水管12における第1供給管5の上流には逆止弁10が設けられていることから、貯留槽3内の水道水は第1供給管5のみに供給される。
そうして、貯留槽3内の内圧が上がった状態にて、台所25の水栓26を開けば、空気圧によって第1供給管5を上昇して供給される水道水を取水することができる。なお、本実施形態においては、上流側貫通孔3bを貯留槽3の下端部に設けていることから、貯留槽3内に貯まった水道水をほぼ余すことなく取水することができる。
以上のように、本実施形態の水道水貯留システム1では、三方切替弁7や空気圧入口16を、断水時に非常時の取水栓となる台所25の水栓26の近傍に集中して設けていることから、同一人が三方切替弁7の操作や、空気入れ19による空気の圧入や、台所25の水栓26からの取水を円滑に行うことができる。
なお、本実施形態の水道水貯留システム1は、非常にシンプルな構成を採用していることから、水道メータ横の主バルブを閉めて水道管11からの水道水の供給を止めることで、いつでも容易に取水練習を行うことができるという利点も有している。
また、本実施形態の水道水貯留システム1では、取水モードになっていると三方切替弁7よりも下流側へは水道水が供給されないことから、断水状態からの復旧後、仮に三方切替弁7を通常モードに戻すのを失念した場合でも、トイレ28やバス30や洗面所32において水が流れないことで、三方切替弁7が通常モードに戻されていないことを、家人に容易に認識させることができる。
−作業手順−
次に、上記のように構成された水道水貯留システム1を、震災等の断水時に実際に使用するための作業手順について説明する。
先ず、(1)戸建住宅2内の水栓26,29,31,33を数カ所開けて水道水の供給の有無を調べることで、断水か否かを確認する。
次に、(2)非常時の取水栓に選定した水栓(本実施形態では台所25の水栓26)の最寄りの床下点検口17の蓋17aを開く。
次いで、(3)三方切替弁7を見つけた後、三方切替弁7を通常モードから取水モードへ切り替える。
次いで、(4)空気圧入口16に接続されている延長ホース20を、床下点検口17を通じて床下の空間Sから引っ張り出し、床上にて延長ホース20の先端のバルブ接続口21に空気入れ19のバルブを接続する。
その後、(5)非常時の取水栓である台所25の水栓26を開く。
次いで、(6)空気入れ19を駆動して、主供給管4に空気を送り込むことで、その上流にある貯留槽3内を加圧する。
次いで、(7)台所25の水栓26から吐出された貯留水を例えば非常飲料水として活用する。
(実施形態2)
本実施形態は、貯留槽3が2つのパイプ状部材で構成されている点が、上記実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点について説明する。なお、図6ではヘッダー14や逆止弁22や洗面所32の水栓33を、図5および図6(a)では延長ホース20を図示省略している。
貯留槽3は、図5に示すように、直線状で且つ呼び径が50mm以上の2つのパイプ状部材である上流側貯留槽13および下流側貯留槽23で構成されている。このように、上流側および下流側貯留槽13,23を直線状のパイプ状部材で構成することで、曲線状のパイプ状部材で構成される場合に比して、上流側および下流側貯留槽13,23内の水道水の置換性を高めることが可能となっている。そうして、これら上流側および下流側貯留槽13,23は、当該上流側および下流側貯留槽13,23の呼び径以下の連結管18によって直列に連結されている。
ここで、上述の如く床下の空間Sには通常間仕切り壁が存在することから、上記実施形態1のように、直線状の貯留槽3の長さは約2mに制限されるが、本実施形態では、間仕切り壁を貫通するように連結管18を配管することで、間仕切り壁が存在する場合にも2つの直線状の上流側および下流側貯留槽13,23を直列に連結することができる。これにより、床下の空間Sに間仕切り壁が存在する場合でも、大容量の貯留槽3を実現することが可能となる。
そうして、これら上流側および下流側貯留槽13,23は、図5に示すように、上流側から下流側に向かって上り勾配となるように配置されている。より詳しくは、上流側および下流側貯留槽13,23はそれぞれ上流側から下流側に向かって上り勾配となるように配置されているとともに、下流側貯留槽23の上流端における下端部が、上流側貯留槽13の下流側における下端部よりも高くなるように配置されている。
上流側貯留槽13の円筒部13aの上流端(図5の右側)における下端部(より詳しくは最も低い位置)には、流入孔としての上流側貫通孔13bが形成されている一方、円筒部13aの下流端(図5の左側)における上端部(より詳しくは最も高い位置)には、流出孔としての下流側貫通孔13cが形成されている。上流側貯留槽13と水道管11とを繋ぐ給水管12は、上流側貫通孔13bに接続されている。
一方、下流側貯留槽23の円筒部23aの上流端における下端部(より詳しくは最も低い位置)には、流入孔としての上流側貫通孔23bが形成されている一方、円筒部23aの下流端における上端部(より詳しくは最も高い位置)には、流出孔としての下流側貫通孔23cが形成されている。主供給管4は下流側貫通孔23cに接続されている。
そうして、これら相隣り合う上流側および下流側貯留槽13,23は、上流側貯留槽13の下流端における上端部と、下流側貯留槽23の上流端における下端部とが、連結管18によって接続されている。より詳しくは、連結管18は、その上流端が上流側貯留槽13の下流側貫通孔13cに接続されているとともに、その下流端が下流側貯留槽23の上流側貫通孔23bに接続されている。
−通常モード−
このように構成された水道水貯留システム1では、図6(a)に示すように、上流側貯留槽13に貯まった水道水は給水圧によって下流側貫通孔13cから流出する。このとき、上流側から下流側に向かって上り勾配となるように上流側貯留槽13が配置されていることから、給水中に溶存空気が水道水から分離しても、分離した空気は上流側貯留槽13の下流側に集まり、給水中に速やかに下流側貫通孔13cから排出される。
下流側貫通孔13cから流出した水道水は、連結管18を通って上流側貫通孔23bから下流側貯留槽23に流入する。このとき、上流側から下流側に向かって上り勾配となるように下流側貯留槽23が配置されていることから、上流側貫通孔23bから流入した空気は下流側貯留槽23の下流側に集まり、給水中速やかに下流側貫通孔23cから主供給管4に排出される。これにより、貯留槽3を大容量化しつつ、空気溜りによる貯留槽3内の水道水の劣化を抑えることができるとともに、貯留槽3の容積をほぼ100%水道水の貯留に用いることができる。
−取水モード−
空気入れ19を駆動して、図6(b)の破線矢印で示すように、空気圧入口16から第2供給管6に空気を圧入すると、圧入された空気は上流側主供給管4aを通って下流側貯留槽23に供給される。このようにして、下流側貯留槽23に空気を供給し続けることによって、下流側貯留槽23内の内圧が上がり、空気圧によって下流側貯留槽23内の水道水が上流側貫通孔23bから排出される。すると、水道水が連結管18を通って上流側貯留槽13に流入し、上流側貯留槽13の内圧が上がり、上流側貯留槽13内の水道水が第1供給管5に供給される。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神または主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記各実施形態では、主供給管4や給水管12と貯留槽3とを別体としたが、これに限らず、例えば、給水管12を拡径させて一体の貯留槽3としてもよい。
また、上記各実施形態では、非常時の取水栓を兼ねる第1水栓器具として台所25の水栓26を採用したが、これに限らず、例えば図1の場合と異なり洗面所32が1階に備えられており且つ洗面所32にも床下点検口がある場合には、第1水栓器具として洗面所32の水栓33を採用してもよい。また、例えば第1水栓器具として台所25および洗面所32の2つの水栓26,33を採用してもよい。この場合は、台所25の床下点検口17と洗面所32の床下点検口の両方の近傍に三方切替弁7を設けてもよいし、主に使用を想定している側の床下点検口の近傍に三方切替弁7を設けてもよい。
さらに、上記各実施形態では、戸建住宅2の1階にある台所25の水栓26を取水栓に選定したが、空気入れ19の能力を満たす範囲で、例えば2階や3階などの上層階に、取水栓を設置してもよい。
また、上記各実施形態では、戸建住宅2に本発明を適用したが、これに限らず、例えば集合住宅の住戸に本発明を適用してもよい。
さらに、上記実施形態2では、2つの貯留槽13,23を直列に連結したが、これに限らず、3つ以上の貯留槽を直列に連結してもよい。
また、上記実施形態2では、上流側および下流側貯留槽13,23を直列に連結したが、本発明では貯留槽を並列に連結することを否定するわけではないので、複数の貯留槽13,23を並列に連結してもよいし、直列と並列との組み合わせ形態で複数の貯留槽を連結してもよい。
さらに、上記各実施形態では、主供給管4を流れる水道水をヘッダー14を用いて分流させたが、これに限らず、例えばチーズを用いて主供給管4を流れる水道水を分流させてもよい。
また、上記各実施形態では、切替弁として三方切替弁7を用いたが、切替弁が切り替えられることで、主供給管4における切替弁よりも下流側への流体の流れが遮断されるのであれば、これに限らず、その他の切替弁を用いてもよい。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、非常時の取水栓以外の水栓からの意図しない水の流出を抑えつつ、貯留槽の大型化を実現するとともに、貯留槽内に空気溜りが生じるのを抑えることができるので、水道水貯留システムおよび水道水貯留システムの使用方法に適用して極めて有益である。
1 水道水貯留システム
2 戸建住宅(住居)
3 貯留槽
4 主供給管
5 第1供給管
6 第2供給管
7 三方切替弁(切替弁)
10 逆止弁
12 給水管
13 上流側貯留槽
15 分岐管
16 空気圧入口
17 床下点検口
18 連結管
19 空気入れ(空気圧入手段)
20 延長ホース
21 バルブ接続口
23 下流側貯留槽
26 水栓(第1水栓器具)
29 水栓(第2水栓器具)
31 水栓(第2水栓器具)
33 水栓(第2水栓器具)

Claims (2)

  1. 水道管につながる給水管から住居に供給される水道水を貯水する水道水貯留システムであって、
    上流側から下流側に向かって上り勾配となるように上記住居の床下に配置され、上記給水管がつながる貯留槽と、
    上記給水管に設けられ、水道水の逆流を防止する逆止弁と、
    上記貯留槽の上流端における下端部、または、当該下端部に接続された上記給水管における上記逆止弁の下流側に一方端が接続されるとともに、非常時の取水栓を兼ねる第1水栓器具の少なくとも1つに他方端が接続される第1供給管と、
    上記貯留槽の下流端における上端部に一方端が接続されるとともに、分岐管を介して上記第1水栓器具とは異なる複数の第2水栓器具に他方端が接続される主供給管と、
    上記主供給管における上記分岐管よりも上流側に設けられる切替弁と、
    上記切替弁を介して上記主供給管と接続されるとともに、空気圧入手段が接続される空気圧入口を有する第2供給管と、を備え、
    上記切替弁は、当該切替弁に対して上流側の主供給管と下流側の主供給管とを連通し、上記第2供給管を遮断する第1状態と、上記上流側の主供給管と上記下流側の主供給管との連通を遮断し、上記上流側の主供給管と上記第2供給管とを連通する第2状態とを切替えることを特徴とする水道水貯留システム。
  2. 上記請求項1に記載の水道水貯留システムの使用方法であって、
    上記切替弁を操作して上記第2状態とし、
    上記空気圧入口に空気圧入手段を接続して、上記貯留槽を加圧することを特徴とする水道水貯留システムの使用方法。
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