JP6437753B2 - クッションパッド - Google Patents

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Description

本発明はクッションパッドに関し、特にホールド性を向上させつつぐらつき感を抑制できるクッションパッドに関するものである。
車両や船舶、航空機等の乗物に装備される座席などに用いられるクッションパッドでは、着座者が横方向のぐらつき感を覚えることがある。例えば、車両に取り付けられるクッションパッドでは、車両が緩いカーブを走行したり車線を変更したりするときの低周波数帯(例えば1Hz程度)の振動入力により、クッションパッドが変形して、横滑りやロール軸回りの横揺れ等のぐらつき感が生じることがある。ぐらつき感は、操縦安定性に影響を与える要因である。このぐらつき感を抑制するために、低周波数帯の振動に対するtanδを所定範囲に設定する技術がある(特許文献1)。
特開2012−45104号公報
しかしながら、上述した従来の技術に対して、さらにホールド性(拘束性)を向上させたいという要求がある。
本発明は上述した要求に応えるためになされたものであり、ホールド性を向上させつつぐらつき感を抑制できるクッションパッドを提供することを目的としている。
課題を解決するための手段および発明の効果
この目的を達成するために請求項1記載のクッションパッドによれば、着座者が着座する着座面およびその反対側の底面を有するサポート部は、厚さ方向に複数層が積層されると共に、着座面を含む着座層と底面を含む底面層とを備える尻下部を備えている。サポート部に対して、着座面に着座した着座者から見た左右方向の両側にサイドサポート部が配置される。そのサイドサポート部は、上面がサポート部へ向かって下降傾斜して、着座者の臀部を側方から支持する。尻下部は、着座者の臀部を支持すると共に、着座面側から底面側へ向かって各層の硬さが次第に大きくなるように設定される。硬さは、尻下部の各層を用いてJISK6400−2:2012に規定されるD法に準拠して測定される25%硬さである。尻下部を着座面側から底面側へ向かって各層の硬さが次第に大きくなるように設定することで、ソフト感に優れると共にホールド性を向上できる効果がある。尻下部によって臀部を包み込むように支持するので、ぐらつき感を抑制できる効果がある。
尻下部のうちサポート部の厚さ方向の中央である厚さ中央より底面側に配置される層は、少なくとも1層の上面が、サイドサポート部よりも左右方向の内側において、左右方向外側を着座面側へ向かって屈曲させている。尻下部は着座面側から底面側へ向かって各層の硬さが次第に大きくなるように設定されるので、底面側に配置される層の上面の左右方向外側を着座面側へ向かって屈曲させることで、臀部の左右のホールド性を向上できる効果がある。
請求項2記載のクッションパッドによれば、着座層の硬さに対する底面層の硬さは、1.1倍以上2倍以下に設定されている。これにより、請求項1の効果に加え、底面層によって臀部の沈み込みを抑制できると共に座り心地が悪化することを防止できる効果がある。
請求項3記載のクッションパッドによれば、着座面に着座した着座者から見た左右方向外側の上面を着座面側へ向かって屈曲させた層は、左右方向外側の端部が着座面に現れている。これにより、着座面に座圧が加わると、端部が着座面に現れている層は、端部から上下方向へ圧縮されつつ左右方向へ曲げ変形される。その結果、請求項1又は2の効果に加え、ぐらつき感の抑制効果を向上できる効果がある。
請求項4記載のクッションパッドによれば、尻下部のうちサポート部の厚さ方向の中央である厚さ中央より底面側に配置される層は、少なくとも1層が、着座面に着座した着座者から見た前後方向前側を着座面側へ向かって屈曲させている。尻下部は着座面側から底面側へ向かって各層の硬さが次第に大きくなるように設定されるので、底面側に配置される層の前後方向前側を着座面側へ向かって屈曲させることで、尻下部の前後方向前側の硬さを大きくできる。その結果、請求項1から3のいずれかの効果に加え、臀部の前方のホールド性を向上できる効果がある。
請求項5記載のクッションパッドによれば、サイドサポート部は成形型により尻下部の内のいずれかの層と一体に成形される。そのため、請求項1から4のいずれかの効果に加え、尻下部にサイドサポート部を接着してクッションパッドを製造する場合と比較して、サイドサポート部を設ける作業工数を削減できる効果がある。
請求項6記載のクッションパッドによれば、着座面に着座した着座者から見た前後方向前側へ向けて尻下部に腿下部が延設され、腿下部により着座者の上腿が支持される。腿下部は、厚さ方向に複数層が積層されると共に、着座面から底面へ向かって各層の硬さが次第に大きくなるように設定されている。よって、請求項1から5のいずれかの効果に加え、腿下部のソフト感を向上できると共に、上腿のぐらつき感を抑制できる効果がある。
請求項7のクッションパッドによれば、サポート部は、着座面に連成される前面が着座者の下腿に対面し、前面側から後方側へ向かって次第に硬さが大きくなるように設定されている。これにより、請求項1から6のいずれかの効果に加え、サポート部の前面のソフト感を向上できる効果がある。
本発明の第1実施の形態におけるクッションパッドの平面図である。 図1のII−II線におけるクッションパッドの左右方向断面図である。 第2実施の形態におけるクッションパッドの左右方向断面図である。 第3実施の形態におけるクッションパッドの左右方向断面図である。 図4のV−V線におけるクッションパッドの前後方向断面図である。 第4実施の形態におけるクッションパッドの左右方向断面図である。 第5実施の形態におけるクッションパッドの左右方向断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施の形態におけるクッションパッド1の平面図である。本実施の形態では、振動を伴う車両(特に自動車)に搭載されるクッションパッド1について説明する。なお、図1の矢印U−D,L−R,F−Bは、クッションパッド1が搭載された車両(図示せず)の上下方向、左右方向、前後方向をそれぞれ示している(図2から図7において同じ)。
図1に示すようにクッションパッド1は、着座者(図示せず)の臀部および上腿裏側を支持するサポート部2と、サポート部2の左右方向(矢印L−R方向)両側に配置されるサイドサポート部5とを備えている。サイドサポート部5は、上腿および臀部の側部を支持する部位である。サポート部2は、後方(矢印B方向)に、車体フレーム(図示せず)に係合するフレーム係合部6が設けられている。
サポート部2とサイドサポート部5との境界部分には、前後方向(矢印F−B方向)に延びる一対の縦溝7が形成される。サポート部2は、左右方向に延びる横溝9により、臀部を支持する尻下部3及び上腿裏側を支持する腿下部4に区画される。尻下部3とフレーム係合部6との境界部分には、左右方向(矢印L−R方向)に延びる横溝8が凹設される。また、腿下部4は横溝8,9と平行な溝部10が凹設されている。一対の縦溝7は横溝8,9,10の両端がそれぞれ接続されている。縦溝7及び横溝8,9,10は、ファブリックや合成皮革または皮革等の表皮(図示せず)をクッションパッド1に引張固定するための部位である。
次に図2を参照してクッションパッド1(尻下部3)の構造について説明する、図2は図1のII−II線におけるクッションパッド1の左右方向断面図である。クッションパッド1は、尻下部3が、マット状に裁断された軟質ポリウレタンフォーム(発泡合成樹脂材料の一種)を貼り合せた成形体により形成されている。尻下部3は、着座者が着座する着座面11及びその反対側の底面12を有する成形体であり、断面が略矩形状に形成されている。尻下部3は、着座面11を含む着座層21と、着座層11の下に配置される第1コア層22と、第1コア層22の下に配置される第2コア層23と、底面12を含む層であって第2コア層23の下に配置される底面層24とを備え、それらが互いに接着され上下方向(矢印U−D方向)に積層されている。
着座層21、第1コア層22、第2コア層23及び底面層24は、いずれも左右方向(矢印L−R方向)に亘って平らに配置されている。着座層21の両側に縦溝7の間隔をあけてサイドサポート部5が配置され、サイドサポート部5は第1コア層22の上面に接着される。着座層21及び第1コア層22は、尻下部3の厚さ方向(矢印U−D方向)の中央である厚さ中央13より着座面11側に配置され、第2コア層23及び底面層24は、厚さ中央13より底面12側に配置される。本実施の形態では、各層の厚さは約25mmに設定されている。
尻下部3は、着座層21、第1コア層22、第2コア層23及び底面層24の順に、各層の硬さが大きくなるように積層されている。また、底面層24の硬さは、着座層21の硬さに対して1.1倍以上2倍以下、好ましくは1.3倍以上2倍以下に設定されている。
ここで、各層の硬さは25%硬さによって表される。25%硬さは、JIS K6400−2(2012年版)に規定されるD法に準拠して測定される。この試験方法によれば、支持板(図示せず)の上に各層を平らにした状態で置き、直径200mmの平らな円盤である加圧板(図示せず)により各層の中心を予備圧縮した後、初期厚さの25±1%まで加圧する。初期厚さの25±1%の厚さに各層を加圧した状態で20±1秒間保持した後の力が、その層の25%硬さである。
なお、着座層21、第1コア層22、第2コア層23及び底面層24は、それぞれ前後方向(矢印F−B方向)及び左右方向(矢印L−R方向)に亘って硬さが略同一にされている。そのため、各層の中心を加圧板で圧縮して測定される各層の中心の硬さは、その層の硬さの代表値である。
以上のように、尻下部3は着座面11側から底面12側へ向かって各層の硬さが次第に大きくなるように設定されているので、ソフト感に優れると共にホールド性を向上できる。着座層21や第1コア層22等で着座者の臀部を包むようにしながら、第2コア層23や底面層24で臀部をしっかりと支持するので、ホールド性を向上させつつぐらつき感を抑制できる。
また、着座層21の硬さに対する底面層24の硬さは、1.1倍以上2倍以下に設定されているので、底面層24によって臀部の沈み込みを抑制できると共に、底面層24が硬くなりすぎて座り心地が悪化することを防止できる。特に、着座層21の硬さに対する底面層24の硬さが1.3倍以上2倍以下に設定されると、臀部の落ち込み感を抑制できるので好適である。
次に図3を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、積層された第1コア層22、第2コア層23及び底面層24がいずれも平らに配置される場合について説明した。これに対し第2実施の形態では、第1コア層42、第2コア層43及び底面層44が、着座者Hから見た左右方向(矢印L−R方向)外側の両端を着座面11側へ向かって屈曲させる場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図3は第2実施の形態におけるクッションパッド31の左右方向断面図である。
図3に示すようにクッションパッド31は、着座者Hの臀部(左右の坐骨結節部T1,T2)を支持する尻下部33を備えている。尻下部33は、マット状に裁断された軟質ポリウレタンフォームを貼り合せた成形体により形成されている。尻下部33は、着座層41と、着座層41の下に配置される第1コア層42と、第1コア層42の下に配置される第2コア層43と、第2コア層43の下に配置される底面層44とを備え、それらが互いに接着され上下方向(矢印U−D方向)に積層されている。尻下部33は、着座層41、第1コア層42、第2コア層43及び底面層44の順に、各層の硬さ(前記JISK6400−2による25%硬さ)が大きくなるように設定されている。
着座層41は、着座面11側へ向かって傾斜する傾斜面41aが、下面の左右方向(矢印L−R方向)両端に形成されている。第1コア層42は、着座面11側へ向かって屈曲される第1屈曲部42aが左右方向(矢印L−R方向)両端に形成され、第1屈曲部42aが、着座層41の傾斜面41aに沿って積層される。第2コア層43は、着座面11側へ向かって屈曲される第2屈曲部43aが左右方向(矢印L−R方向)両端に形成され、第2屈曲部43aが、第1コア層42の第1屈曲部42aに沿って積層される。底面層44は、着座面11側へ向かって屈曲される第3屈曲部44aが左右方向(矢印L−R方向)両端に形成され、第3屈曲部44aが、第2コア層43の第2屈曲部43aに沿って積層される。
本実施の形態では、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aは、水平面に対して約45°の角度で屈曲されている。また、第2コア層43及び底面層44は、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aを除き、厚さ中央13より底面側12に配置されている。
着座層41、第1コア層42、第2コア層43及び底面層44は、この順に、左右方向(矢印L−R方向)の長さが大きくなるように設定されている。また、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aは、この順に、左右方向(矢印L−R方向)両端の水平方向における張り出し長さが大きくなるように設定されている。サイドサポート部35は、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aの左右方向(矢印L−R方向)端面に接着され、前後方向(矢印F−B方向)に延設される。また、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aは、尻下部33に着座する着座者Hの左右の坐骨結節部T1,T2の位置より左右方向(矢印L−R方向)外側に配置されている。
この第2実施の形態におけるクッションパッド31によれば、着座層41、第1コア層42、第2コア層43及び底面層44の順に、各層の硬さが大きくなるように積層され、尻下部33が形成されている。そのため、軟らかな着座層41や第1コア層42等が変形して着座者Hの臀部にフィットし、それらより硬い第2コア層43や底面層44が包み込むように着座層41や第1コア層42等(臀部)を支持するので、ホールド性を向上できる。よって、ホールド性を向上させつつぐらつき感を抑制できる。
また、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aは着座面11側へ向かって屈曲されるので、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aによって着座者H(臀部)の左右をサポートできる。よって、ホールド性をさらに向上できる。
特に、厚さ中央13より底面12側に配置される第2コア層43及び底面層44は、厚さ中央13より着座面11側に配置される着座層41及び第1コア層42より、硬さが大きく設定される。その硬さの大きい第2コア層43及び底面層44に第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aが設けられているので、ホールド性を確保できる。
また、着座層41、第1コア層42、第2コア層43及び底面層44は、この順に、左右方向(矢印L−R方向)の長さが大きくなるように設定されるので、第2コア層43や底面層44と比較して硬さの小さい着座層41や第1コア層42を、座圧が加わったときに左右方向へはみ出し難くできる。なお、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aは、この順に、左右方向(矢印L−R方向)両側への張り出し量が大きくなるように設定されている。そのため、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aの左右方向(矢印L−R方向)両側への張り出し量が同一に設定される場合と比較して、硬さの大きい第3屈曲部44a等によって、硬さの小さい着座層41や第1コア層42等の左右方向の変形を抑制できる。その結果、ぐらつき感の抑制効果を向上できる。
さらに、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aは、尻下部33に着座する着座者Hの左右の坐骨結節部T1,T2の位置より左右方向(矢印L−R方向)外側に配置されている。通常、着座面11に着座した着座者Hの坐骨結節部T1,T2は最も座圧が高くなるが、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aは着座面11に着座した着座者Hの左右の坐骨結節部T1,T2より左右方向外側に位置するので、着座者Hの臀部のうち最も座圧が高くなる部分の座圧を軽減できる。さらに、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aによって左右の坐骨結節部T1,T2を左右方向外側から拘束できるので、臀部のホールド性を向上させて、ぐらつき感を抑制しつつ座り心地を良好にできる。
次に図4を参照して第3実施の形態について説明する。第2実施の形態では、第1屈曲部42a、第2屈曲部43a及び第3屈曲部44aの左右方向端部が、尻下部33の左右方向の側面に現れる場合について説明した。これに対し第3実施の形態では、第1屈曲部62a、第2屈曲部63a及び第3屈曲部64aの左右方向端部が、尻下部53の着座面11に現れる場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4は第3実施の形態におけるクッションパッド51の左右方向断面図である。
図4に示すようにクッションパッド51は、着座者Hの臀部(左右の坐骨結節部T1,T2)を支持する尻下部53を備えている。尻下部53は、マット状に裁断した軟質ポリウレタンフォームを貼り合せた成形体により形成されている。尻下部53は、着座層61と、着座層61の下に配置される第1コア層62と、第1コア層62の下に配置される第2コア層63と、第2コア層63の下に配置される底面層64とを備え、それらが互いに接着され上下方向(矢印U−D方向)に積層されている。尻下部53は、着座層61、第1コア層62、第2コア層63及び底面層64の順に、各層の硬さ(前記JISK6400−2による25%硬さ)が大きくなるように設定されている。
着座層61は、着座面11側へ向かって傾斜する傾斜面61aが、下面の左右方向(矢印L−R方向)両端に形成されている。第1コア層62は、着座面11側へ向かって屈曲される第1屈曲部62aが左右方向(矢印L−R方向)両端に形成され、第1屈曲部62aが、着座層61の傾斜面61aに沿って積層される。第2コア層63は、着座面11側へ向かって屈曲される第2屈曲部63aが左右方向(矢印L−R方向)両端に形成され、第2屈曲部63aが、第1コア層62の第1屈曲部62aに沿って積層される。底面層64は、着座面11側へ向かって屈曲される第3屈曲部64aが左右方向(矢印L−R方向)両端に形成され、第3屈曲部64aが、第2コア層63の第2屈曲部63aに沿って積層される。本実施の形態では、第1屈曲部62a、第2屈曲部63a及び第3屈曲部64aは、水平面に対して約75°の角度で屈曲されている。
着座面11側へ屈曲した第1屈曲部62a、第2屈曲部63a及び第3屈曲部64aは、着座面11に端部が現れている。第2コア層63及び底面層64は、第2屈曲部63a及び第3屈曲部64aを除き、厚さ中央13より底面側12に配置されている。着座面11側に屈曲した第3屈曲部64aの裏面に、サイドサポート部55の基部55aが接着され、サイドサポート部55が前後方向(矢印F−B方向)に延設される。
この第3実施の形態におけるクッションパッド51によれば、着座層61、第1コア層62、第2コア層63及び底面層64は、この順に、左右方向(矢印L−R方向)の長さが大きくなるように設定されているので、第1及び第2実施の形態と同様に、ホールド性を向上させつつぐらつき感を抑制できる。
また、第1屈曲部62a、第2屈曲部63a及び第3屈曲部64aは着座面11側へ向かって屈曲されるので、第1屈曲部62a、第2屈曲部63a及び第3屈曲部64aによって着座者H(臀部)の左右をサポートできる。また、第1屈曲部62a、第2屈曲部63a及び第3屈曲部64aは、尻下部53に着座する着座者Hの左右の坐骨結節部T1,T2の位置より左右方向(矢印L−R方向)外側に配置されているので、第2実施の形態と同様に、ぐらつき感を抑制しつつ座り心地を良好にできる。
特に、第2屈曲部63a及び第3屈曲部64aを除いて厚さ中央13よりも底面12側に位置する第2コア層63及び底面層64は、第2屈曲部63a及び第3屈曲部64aの左右方向(矢印L−R方向)端部が着座面11に現れているので、着座面11に座圧が加わると、第1屈曲部62a、第2屈曲部63a及び第3屈曲部64aは、端部(着座面11に現れた部分)から上下方向(矢印U−D方向)へ圧縮されつつ左右方向(矢印L−R方向)へ曲げ変形される。第1屈曲部62a及び第2屈曲部63aの硬さが、左右方向外側に位置する第3屈曲部64aに対して小さく設定されているので、ぐらつき感の抑制効果を向上できる。
次に図5を参照して、クッションパッド51の前後方向の断面構造について説明する。図5は図4のV−V線におけるクッションパッド51の前後方向断面図である。図5に示すようにクッションパッド51は、尻下部53の前方に、着座者の上腿を支持する腿下部54を備えている。腿下部54は、マット状に裁断された軟質ポリウレタンフォームを貼り合せた成形体により形成されている。腿下部54は、着座面11を含む着座層71と、着座層71の下に配置される第1コア層72と、第1コア層72の下に配置される第2コア層73と、底面12を含む層であって第2コア層73の下に配置される底面層74とを備え、それらが互いに接着され上下方向(矢印U−D方向)に積層されている。着座層71、第1コア層72、第2コア層73及び底面層74は、この順に、各層の硬さが大きくなるように積層されている。
また、着座層71、第1コア層72、第2コア層73及び底面層74は、前方(矢印F方向)側がそれぞれ下方(矢印D方向)へ向かって屈曲される着座曲げ層71a、第1曲げ層72a、第2曲げ層73a及び底曲げ層74aを備えている。着座曲げ層71a、第1曲げ層72a、第2曲げ層73a及び底曲げ層74aも同様に、この順に、各層の硬さが大きくなるように積層される。腿下部54の着座層71、第1コア層72及び第2コア層73は、それぞれ尻下部53の着座層61、第1コア層62及び第2コア層63の端面の前方(矢印F方向)側に配置されている。
尻下部53の第2コア層63は、後方(矢印B方向)斜め上方へ向けて屈曲される第2後傾斜層63bと、前方(矢印F方向)斜め上方へ向けて屈曲される第2前傾斜層63cとを備えている。第2後傾斜層63bはフレーム係合部56に連成される部位である。フレーム係合部56は、車体フレーム(図示せず)に係合される係合凹部56aが形成される。底面層64は、後方(矢印B方向)斜め上方へ向けて屈曲される第3後傾斜層64bと、前方(矢印F方向)斜め上方へ向けて屈曲される第3前傾斜層64cとを備えている。
第3前傾斜層64c、底面層74及び底曲げ層74aは、車体フレーム(図示せず)が係合される係合凹部54aを形成する。係合凹部54aに車体フレーム(図示せず)が係合されてクッションパッド51が車体に取り付けられると、着座者の下腿(図示せず)と車体フレームとの間に、着座曲げ層71a、第1曲げ層72a、第2曲げ層73a及び底曲げ層74aが介設される。
このクッションパッド51によれば、尻下部53が着座層61、第1コア層62、第2コア層63及び底面層64の積層により形成され、腿下部54が着座層71、第1コア層72、第2コア層73及び底面層74の積層により形成される。それらを繋ぎ合わせてクッションパッド51が形成されるので、尻下部53の硬さと腿下部54の硬さとを異ならせる等、クッションパッド51の(特に前後方向の)硬さ分布の設計を容易にできる。
腿下部54は、着座層71の硬さが、第1コア層72、第2コア層73及び底面層74と比較して小さく設定されているので、着座層71のソフト感を確保できる。ここで、クッションパッド51が車体に搭載される場合、腿下部54の硬さを尻下部53の硬さに合わせると、腿下部54が硬くなり易いので、特に小柄な人はペダル(図示せず)を操作し難くなるという問題がある。しかし、クッションパッド51によれば、着座層71のソフト感を確保できるので、ペダルの操作性が悪化することを抑制できる。
また、着座者の下腿に対面するクッションパッド51の前面71bは、曲げ着座層71a等の積層により形成されているので、後方(矢印B方向)から前面71b側へ向かって次第に硬さを小さくできる。その結果、前面71bのソフト感を確保できる。
また、車体フレーム(図示せず)が係合される係合凹部54aは、硬さの大きい第3前傾斜層64c及び底面層74により形成され、それらの上面が、第2前傾斜部63c及び第2コア層73により覆われる。ここで、車体の正面から強い衝撃を受けた場合(正面衝突など)、着座者が着座面11に食い込むように沈みこんでしまう現象(所謂サブマリン現象)が生じることがある。この現象が生じると、着座者はシートベルトによる拘束やエアバッグによる衝撃緩衝を得られなくなるという問題がある。しかし、第3前傾斜層64c、底面層74、第2前傾斜部63c及び第2コア層73の硬さは着座層61,71の硬さに比べて大きいので、通常時のソフト感は確保する一方、事故等が生じたときは第3前傾斜層64c等によりサブマリン現象を生じ難くすることができる。
また尻下部53は、前方(矢印F方向)斜め上方へ向けて屈曲される第3前傾斜層64c及び第2前傾斜層63cを備え、それらの硬さは着座層61の硬さより大きく設定されている。その結果、着座層61によりソフト感を生じさせることができると共に、減速時等に生じるぐらつき感を抑制できる。
さらに尻下部53は、後方(矢印B方向)斜め上方へ向けて屈曲される第3後傾斜層64b及び第2後傾斜層63bを備え、それらの硬さは着座層61の硬さより大きく設定されている。その結果、着座層61によりソフト感を生じさせることができると共に、臀部の沈み込みを抑制できる。
次に図6を参照して第4実施の形態について説明する。第1実施の形態から第3実施の形態では、サイドサポート部5,35,55が尻下部3,33,53に接着される場合について説明した。これに対し第4実施の形態では、サイドサポート部85が、尻下部83を構成する層の一部と、成形型によって一体に成形される場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図6は第4実施の形態におけるクッションパッド81の左右方向断面図である。
図6に示すようにクッションパッド81は、着座者Hの臀部(左右の坐骨結節部T1,T2)を支持する尻下部83を備えている。尻下部83は、軟質ポリウレタンフォームを貼り合せた成形体により形成されている。尻下部83は、着座層91と、着座層91の下に配置される第1コア層92と、第1コア層92の下に配置される第2コア層93と、第2コア層93の下に配置される底面層94とを備え、それらが互いに接着され上下方向(矢印U−D方向)に積層されている。尻下部83は、着座層91、第1コア層92、第2コア層93及び底面層94の順に、各層の硬さ(前記JISK6400−2による25%硬さ)が大きくなるように設定されている。
着座層91は、着座面11側へ向かって湾曲する湾曲面91aが、下面の左右方向(矢印L−R方向)両端に形成されている。第1コア層92は、着座面11側へ向かって屈曲される第1屈曲部92aが左右方向(矢印L−R方向)両端に形成され、第1屈曲部92aが、着座層91の湾曲面91aに沿って積層される。第2コア層93は、着座面11側へ向かって屈曲される第2屈曲部93aが左右方向(矢印L−R方向)両端に形成され、第2屈曲部93aが、第1コア層92の第1屈曲部92aに沿って積層される。第2コア層93は、左右方向(矢印L−R方向)両端にサイドサポート部85が一体に成形されている。
このクッションパッド81によれば、サイドサポート部85及び第2コア層93は、成形型(図示せず)を用いて軟質ポリウレタンフォームにより一体に成形される。そのため、複数の層を積層して尻下部を成形し、その尻下部にサイドサポート部を接着してクッションパッドを製造する場合と比較して、サイドサポート部85を設ける作業工数を削減できる。
次に図7を参照して第5実施の形態について説明する。第1実施の形態から第4実施の形態では、着座層21,41,61,91、第1コア層22,42,62,92、第2コア層23,43,63,93及び底面層24,44,64,94がそれぞれ単一素材(軟質ポリウレタンフォーム)の場合について説明した。これに対し第5実施の形態では、軟質ポリウレタンフォームに比べて硬さの大きいインサート材120が、部分的に第3コア層114及び底面層115(軟質ポリウレタンフォーム)に埋設される場合について説明する。なお、第1実施の形態で説明したものと同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図7は第5実施の形態におけるクッションパッド101の左右方向断面図である。クッションパッド101は、着座者Hの臀部(左右の坐骨結節部T1,T2)を支持する尻下部103を備えている。尻下部103は、マット状に裁断した軟質ポリウレタンフォームを貼り合せた成形体により形成されている。尻下部103は、着座層111と、着座層111の下に配置される第1コア層112と、第1コア層112の下に配置される第2コア層113と、第2コア層113の下に配置される第3コア層114と、第3コア層114の下に配置される底面層115とを備え、それらが互いに接着され上下方向(矢印U−D方向)に積層されている。着座層111の左右方向(矢印L−R方向)両側にサイドサポート部105が配置され、サイドサポート部105は第1コア層112に接着されている。
第3コア層114及び底面層115は、左右方向(矢印L−R方向)両側にインサート材120が埋設されている。本実施の形態では、インサート材120は軟質ポリウレタンフォームよりも硬さの大きな硬質ポリウレタンにより形成されている。インサート材120は、断面が略台形状に形成される長尺状の部材であり、長手方向をクッションパッド101の前後方向(矢印F−B方向)へ向けて配置されている。インサート材120は、左右方向(矢印L−R方向)両側へ向かうにつれて底面12から上昇傾斜する斜面121と、斜面121の上端に連絡する天面122とを備えている。斜面121は、第3コア層114及び底面層115に接し、天面122は、第3コア層114と第2コア層113との境界部に位置する。インサート材120は、着座者Hの左右の坐骨結節部T1,T2を通る鉛直線が、斜面121と交差するように配置される。
尻下部103は、着座層111、第1コア層112、第2コア層113、第3コア層114及び底面層115の順に、各層の硬さ(前記JISK6400−2による25%硬さ)が大きくなるように設定されている。なお、第3コア層114及び底面層115の硬さは、それらに埋設されたインサート材120の面積(水平方向の断面積)に対応させて重み付けした平均硬さである。具体的には、第3コア層114、底面層115及びインサート材120の25%硬さ(JISK6400−2のD法による)を個別に測定し、埋設されたインサート材120の面積(水平方向の断面積)を考慮して算出した平均硬さである。
このクッションパッド101によれば、平均硬さを用いて各層の硬さを評価することによって、尻下部103を形成する層にインサート材120を埋設して硬さを設計することができる。その結果、クッションパッド101の設計の自由度を向上できる。また、着座者Hの左右の坐骨結節部T1,T2を通る鉛直線が、斜面121と交差するようにインサート材120が配置されるので、左右から臀部をホールドできると共に、臀部の落ち込み感を軽減できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記実施の形態で挙げた形状は一例であり、他の形状を採用することは当然可能である。
上記各実施の形態では、車両(自動車)に搭載されるクッションパッド1,31,51,81,101について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。クッションパッド1,31,51,81,101を自動車以外の他の車両(例えば鉄道車両)や船舶、航空機等の乗物に装備されるクッション材に適用したり、家具等のクッション材に適用したりすることは当然可能である。
上記各実施の形態では、表面に凹設された縦溝7及び横溝8,9,10を利用して表皮(図示せず)を引張固定するクッションパッド1,31,51,81,101について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、表面に接着剤を塗布して表皮を接着(装着)するクッションパッドに適用することは当然可能である。
上記各実施の形態では、積層された尻下部3,33,53,83,103等の各層を互いに接着する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、嵌め合い構造にする等、層間の摩擦力を利用して積層し、一体化することは当然可能である。この場合には、積層体を表皮で覆うことによって層間で分離することを防止できる。
また、上記各実施の形態では、尻下部3,33,53,83,103及び腿下部54を4層または5層の積層構造とする場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、積層体の層数を適宜設定することは当然可能である。
上記各実施の形態では、尻下部3,33,53,83,103及び腿下部54が、裁断された軟質ポリウレタンフォームにより形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、他の材質を採用することは当然可能である。他の材質としては、例えば、成形型を用いて成形された軟質ポリウレタンフォーム(モールドウレタン)、成形型を用いて成形された軟質ポリウレタンフォームを切断して形成されるスラブウレタン、軟質ポリウレタンフォームの製造工程で生じる端材等を粉砕して形成されたチップウレタン、3次元的に絡み合う複数の合成樹脂製繊維で構成される立体網状体、固綿等の繊維体、ウレタンゴムや熱可塑性エラストマー等の合成樹脂製の弾性体が挙げられる。これらを適宜の形状にしたものを積層することで、所定の硬さ分布を得ることができる。また、密度の設計も容易にできる。
上記第4実施の形態では、成形型(図示せず)を用いてサイドサポート部85が第2コア層93と一体に成形される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、第1コア層92や底面層94等の任意の層とサイドサポート部85とを一体に成形することは当然可能である。なお、クッションパッド81は、着座面11側から底面12側へ向かって次第に各層の硬さが大きくなるように設定されているので、サイドサポート部85の剛性を確保するためには、厚さ中央13より底面12側に配置される層(第2コア層93や底面層94)と一体に形成することが望ましい。
上記第5実施の形態では、硬質ポリウレタン製のインサート材120を埋設する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、他の材質を採用することは当然可能である。インサート材の他の材質としては、例えば、配合等を調整して硬さを大きくした軟質ポリウレタンフォーム、発泡ポリスチレン等の発泡合成樹脂、フェルトや固綿等を圧縮して硬さを大きくした繊維体などが挙げられる。
1,31,51,81,101 クッションパッド
2 サポート部
3,33,53,83,103 尻下部(サポート部)
5,35,55,85,105 サイドサポート部
11 着座面
12 底面
13 厚さ中央
21,41,61,91,111 着座層
24,44,64,94,115 底面層
54 腿下部(サポート部)
71b 前面
H 着座者

Claims (7)

  1. 着座者が着座する着座面およびその反対側の底面を有するサポート部と、
    前記サポート部に対して、前記着座面に着座した前記着座者から見た左右方向の両側に配置されるサイドサポート部とを備え、
    前記サイドサポート部は、上面が前記サポート部へ向かって下降傾斜して、前記着座者の臀部を側方から支持し、
    前記サポート部は、厚さ方向に複数層が積層されると共に、前記着座面を含む着座層と前記底面を含む底面層とを備える尻下部を備え、
    前記尻下部は、前記着座者の臀部を支持すると共に、前記着座面側から前記底面側へ向かって各層の硬さが次第に大きくなるように設定されており、
    前記硬さは、前記尻下部の各層を用いてJISK6400−2:2012に規定されるD法に準拠して測定される25%硬さであり、
    前記尻下部のうち前記サポート部の厚さ方向の中央である厚さ中央より前記底面側に配置される層は、少なくとも1層の上面が、前記サイドサポート部よりも前記左右方向の内側において、前記左右方向外側を前記着座面側へ向かって屈曲させていることを特徴とするクッションパッド。
  2. 前記着座層の硬さに対する前記底面層の硬さは、1.1倍以上2倍以下に設定されていることを特徴とする請求項1記載のクッションパッド。
  3. 前記左右方向外側の上面を前記着座面側へ向かって屈曲させた層は、前記左右方向外側の端部が前記着座面に現れていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクッションパッド。
  4. 前記尻下部のうち前記サポート部の厚さ方向の中央である厚さ中央より前記底面側に配置される層は、少なくとも1層が、前記着座面に着座した前記着座者から見た前後方向前側を前記着座面側へ向かって屈曲させていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のクッションパッド。
  5. 記サイドサポート部は、成形型により前記尻下部の内のいずれかの層と一体に成形されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のクッションパッド。
  6. 前記着座面に着座した前記着座者から見た前後方向前側へ向けて前記尻下部に延設されると共に、厚さ方向に複数層が積層される腿下部を備え、
    前記腿下部は、前記着座者の上腿を支持すると共に、前記着座面から前記底面へ向かって各層の硬さが次第に大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のクッションパッド。
  7. 前記サポート部は、前記着座面に連成されると共に前記着座者の下腿に対面する前面を備え、
    前記前面側から後方側へ向かって次第に硬さが大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のクッションパッド。
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