JP2003070599A - 車両用シートクッション - Google Patents

車両用シートクッション

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JP2003070599A JP2001263535A JP2001263535A JP2003070599A JP 2003070599 A JP2003070599 A JP 2003070599A JP 2001263535 A JP2001263535 A JP 2001263535A JP 2001263535 A JP2001263535 A JP 2001263535A JP 2003070599 A JP2003070599 A JP 2003070599A
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Masanobu Sakano
雅信 坂野
Hidehiro Uno
秀広 宇野
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/42Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats
    • B60N2/427Seats or parts thereof displaced during a crash
    • B60N2/42709Seats or parts thereof displaced during a crash involving residual deformation or fracture of the structure
    • B60N2/42718Seats or parts thereof displaced during a crash involving residual deformation or fracture of the structure with anti-submarining systems

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な材料を用いて製品コストの低減が図
れ、かつ、リサイクル性の向上も図れながら、所定の部
位を確実かつ十分に補強することができるようにする。 【解決手段】 発泡性樹脂材料の発泡成形により所定形
状に形成されるシートクッションパッド6のサイドサポ
ート部5に、紙製のコルゲート積層体をその積層方向に
対し直交する方向で切断して多数の独立空間1c…を有
する略ハニカム立体構造に形成された紙製の部分補強部
材10を、多数の独立空間1c…が荷重作用方向に貫通
する姿勢に配してシートクッションパッド6の発泡成形
時に一体に固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートクッシ
ョンに関する。詳しくは、ポリウレタン等の発泡性樹脂
材料の発泡成形により所定形状に形成されるシートクッ
ションパッドの一部、例えばサイドサポート部における
サポート性及び車両側面からの衝突時の衝撃力に対する
耐応強度の増強が必要な箇所、あるいは、車両の衝突等
による衝撃発生時にシートに着座している着座者がシー
トベルトの下部から前方へ滑り出して前方に膨出展開し
ているエアバッグの下側にずり落ちる、いわゆる、サブ
マリン現象の防止対策としてシートクッションにおける
センターサポート部の下端部で前後方向中間部の増強必
要箇所等に、部分的に配置される補強部材をシートクッ
ションパッドの発泡成形時に一体に固定してなる車両用
シートクッションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用シートクッションにおい
て、上記のごとき増強必要箇所を部分的に補強するにあ
たり、従来では、その部位を形成する発泡性樹脂材料
(原液)としてシートクッションパッドの成形に用いる
発泡性樹脂材料よりも発泡硬度が大きい材料または廃材
を接着剤で固めたチップを原液に混入した発泡性樹脂材
料を用いて部分的な強度及び硬度アップを図る異硬度成
形手段や、ポリプルピレン等の別の硬質材料から成形さ
れた硬質成形体を用い、これを成形型内の増強必要箇所
に配置してシートクッションパッドの発泡成形時に一体
に固定する硬質成形体一体成形手段、あるいは、シート
クッションパッドとは別成形された硬質成形体をシート
クッションパッドの成形後に該パッドの増強必要箇所に
形成されている凹部または孔内に装入して部分的に補強
する硬質成形体後付け手段などが採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の補強手段は、いずれの場合も部分補強部材
の構成材料が高価で製品(車両用シートクッション)の
コストアップを招きやすいという共通の問題を有してい
るだけでなく、異硬度成形手段や硬質成形体一体成形手
段の場合は、補強部材の材質によってシートクッション
パッドと一体固定化しにくくて所定の補強性能が発揮さ
れないとか、使用済のシートクッションパッドを破砕し
その構成材料である発泡性樹脂材料を資源リサイクルす
ることが品質的に難しくなるという問題がある。また、
硬質成形体後付け手段の場合は、製作工数が増えて製品
コストが一段と上昇するとともに、シートクッションパ
ッドと補強用硬質成形体との結合強度が小さいために、
大きな荷重がかかったとき、両者(シートクッションパ
ッドと硬質成形体)が結合部で分離して所定の補強性能
を十分に発揮させることができないという問題があっ
た。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、安価な材料を用いて製品コストの低減が図れ、しか
も、リサイクル性の向上も図れながら、所定の部位を確
実かつ十分に補強することができる車両用シートクッシ
ョンを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る車両用シートクッションは、発泡性樹
脂材料の発泡成形により所定形状に形成されるシートク
ッションパッドの一部に配置される部分補強部材を、該
シートクッションパッドの発泡成形時に一体に固定して
なる車両用シートクッションであって、上記部分補強部
材は、板状の紙製コルゲート体の複数枚が積み重ねられ
て接合一体化されたコルゲート積層体をその積層方向に
対し直交する方向で切断して多数の独立空間を有する略
ハニカム立体構造に形成されており、この略ハニカム立
体構造の紙製部分補強部材を、多数の独立空間が荷重作
用方向に貫通する姿勢に配してシートクッションパッド
に一体に固定していることを特徴とするものである。
【0006】上記構成の本発明によれば、材料的に安価
でリサイクル性に適した紙製の部分補強部材を使用する
ことにより、従来の異硬度成形手段や硬質成形体一体成
形手段あるいは後付け手段のいずれに比べても、製品全
体のコストダウン及び軽量化が図れるとともに、使用済
シートクッションパッドのリサイクル性の向上も図れ
る。その上、紙製の部分補強部材として、元々が一方向
に大きい圧縮強度を有する紙製コルゲート体の複数枚を
積み重ね接合一体化したコルゲート積層体を積層方向に
直交する方向で切断して略ハニカム立体構造に形成され
たものを用い、これを多数の独立空間が荷重作用方向に
貫通する姿勢に配してシートクッションパッドの発泡成
形時に一体固定することにより、補強部材自身の圧縮強
度を増強するだけでなく、シートクッションパッドとの
結合強度も大きくすることが可能となり、シートクッシ
ョンの所定の部位を確実かつ十分に補強することができ
る。
【0007】本発明に係る車両用シートクッションにお
ける略ハニカム立体構造の紙製部分補強部材として、請
求項2に記載のように、シートクッションパッドの発泡
成形時に補強部材の有する多数の独立空間内への発泡樹
脂材料の侵入を許容するように多数の独立空間両端側の
面が開放されているものを用いる場合は、発泡成形時に
発泡樹脂材料が補強部材の多数の独立空間内に侵入して
発泡硬化されることにより、紙製の補強部材自体の圧縮
強度及びシートクッションパッドとの結合強度を一層増
大することが可能で、所定の部位の補強効果を一段と高
めることができる。
【0008】また、本発明に係る車両用シートクッショ
ンにおける略ハニカム立体構造の紙製部分補強部材とし
て、請求項3に記載のように、シートクッションパッド
の発泡成形時に補強部材の有する多数の独立空間内への
発泡樹脂材料の侵入を阻止するように多数の独立空間両
端側の面が紙製面材により閉塞されているものを用いる
場合は、シートクッションパッドの成形に用いられる発
泡性樹脂材料の使用量を補強部材の体積相当分だけ減少
することが可能で、所定の部位を十分に補強しながら、
シートクッション全体のコストダウン及び軽量化を促進
することができる。
【0009】さらに、本発明に係る車両用シートクッシ
ョンにおいて、略ハニカム立体構造の紙製の部分補強部
材を配置し一体固定する部位、すなわち、補強対象部位
としては、請求項4に記載のように、背凭れ用シートク
ッションパッドにおける両サイドサポート部の少なくと
も一方であっても、請求項5に記載のように、座部用シ
ートクッションパッドにおけるセンターサポート部の下
端部で前後方向の中間部であることが望ましい。前者の
場合は、運転者等の乗員に対するサポート性能の向上及
び車両側面からの衝突時の衝撃力に対する耐応強度の増
強対策に有効であり、また、後者の場合は、車両の衝突
等による衝撃発生時にシートに着座している乗員がシー
トベルトの下部から前方へ滑り出して前方に膨出展開し
ているエアバッグの下側にずり落ちる、いわゆる、サブ
マリン現象の防止対策に有効である。なお、これら以外
にも、部分的な補強が必要な部位に、その必要とされる
強度に応じて、上記した両端面開放式または両端面閉塞
式の補強部材を選択使用して一体固定することにより、
所定の部位を適正に部分補強することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る車両用シー
トクッションにおける第1の部分補強部材を示す斜視
図、図2は第2の部分補強部材を示す斜視図であり、こ
れら第1の部分補強部材10及び第2の部分補強部材2
0は共に、図3に示すように、コルゲート加工された紙
材1aと平坦な紙材1bとを貼り合わせた、一般にダン
ボールと呼ばれる紙製コルゲート体1の複数枚が積み重
ねられて接着剤等により接合一体化されたコルゲート積
層体2をその積層方向に対し直交する方向で適当幅dに
切断することにより、多数の独立空間1c…を有する略
ハニカム立体構造に形成されているものを基本形態とす
る。
【0011】上記のような基本形態を有する略ハニカム
立体構造の紙製部分補強部材10及び20は、多数の独
立空間1c…が貫通する矢印x方向の荷重に対する耐応
強度(圧縮強度)が平坦な紙材1bの紙面に直交する矢
印y方向の荷重に対する耐応強度(圧縮強度)よりも5
〜10倍程度大きい特性を有している点で共通し、第1
の部分補強部材10は、多数の独立空間1c…の貫通方
向の両端側の面が開放されたままであり、第2の部分補
強部材20は、多数の独立空間1c…の貫通方向の両端
側の面が厚手の紙製面材3,3により閉塞されている。
【0012】次に、上記第1の紙製部分補強部材10ま
たは第2の部分補強部材20を用いて所定の部位を補強
してなる車両用シートクッションについて説明する。
【0013】図4は、ポリウレタン等の発泡性樹脂材料
の発泡成形によりセンターサポート部4とその幅方向両
側に位置するサイドサポート部5,5が一連一体に形成
される背凭れ用シートクッションパッド6における一方
のサイドサポート部5(運転者席の場合は右側、助手席
の場合は左側)を第1の紙製部分補強部材10または第
2の部分補強部材20により補強してなる車両用シート
クッションAを示し、いずれの補強部材10または20
を使用する場合も、多数の独立空間1c…が荷重作用方
向(矢印x1,X2)に貫通する姿勢で成形型内にセッ
トしてシートクッションパッド6の発泡成形時に該パッ
ド6に一体に固定化している。
【0014】この車両用シートクッションAの場合にお
いて、第1の紙製部分補強部材10を使用する時は、発
泡成形時に発泡樹脂材料が補強部材10の多数の独立空
間1c…内にも侵入して発泡硬化されることになり、こ
れによって、第1の紙製補強部材10自体の圧縮強度及
びシートクッションパッド6との結合強度が一層増大さ
れるために、サイドサポート部5の補強効果は非常に高
く、サポート性及び車両側面からの衝突時の衝撃力に対
する耐応性に優れた効果を発揮させることができる。一
方、第2の紙製部分補強部材20を使用する時は、多数
の独立空間1c…内への発泡性樹脂の侵入を阻止するこ
とで、該補強部材20の体積相当分だけ発泡性樹脂材料
の使用量を減少することが可能で、サイドサポート部5
を十分に補強しながら、シートクッションA全体のコス
トダウン及び軽量化を促進することができる。
【0015】図5は、ポリウレタン等の発泡性樹脂材料
の発泡成形により所定形状に形成される座部用シートク
ッションパッド6’におけるセンターサポート部4’の
下端部で前後方向の中間部を第1の紙製部分補強部材1
0または第2の部分補強部材20により補強してなる車
両用シートクッションBを示し、いずれの補強部材10
または20を使用する場合も、多数の独立空間1c…が
車両衝突や急ブレーキをかけたときの荷重作用方向(矢
印x3,X4)に貫通する姿勢で成形型内にセットして
シートクッションパッド6’の発泡成形時に該パッド
6’に一体に固定化している。
【0016】この車両用シートクッションBの場合で
も、第1の紙製部分補強部材10を使用する時は、発泡
成形時に発泡樹脂材料が補強部材10の多数の独立空間
1c…内にも侵入して発泡硬化されることになり、これ
によって、第1の紙製補強部材10自体の圧縮強度及び
シートクッションパッド6’との結合強度が一層増大さ
れるために、センターサポート部4’の下端中間部の補
強効果は非常に高くなる。その結果、車両衝突や急ブレ
ーキをかけたときの衝撃発生に伴い乗員Cの荷重が図5
の矢印x3,x4の方向に作用した際、補強部材10を
車体フレーム側に固定の硬質部材7の斜面7aに当接さ
れた姿勢を強力に保ってシートクッションパッド6’の
前端部及び乗員Cの膝から大腿部を上方に押し上げて着
座姿勢を維持し、乗員Cがシートベルト(図示省略)の
下部から前方へ滑り出して前方に膨出展開しているエア
バッグ本体の下側にずり落ちる、いわゆる、サブマリン
現象の発生を確実に防止する機能を発揮させることがで
きる。一方、第2の紙製部分補強部材20を使用する時
は、多数の独立空間1c…内への発泡性樹脂の侵入を阻
止することで、該補強部材20の体積相当分だけ発泡性
樹脂材料の使用量を減少することが可能で、センターサ
ポート部4’を十分に補強しながら、シートクッション
B全体のコストダウン及び軽量化を促進することができ
る。
【0017】図6は、ポリウレタン等の発泡性樹脂材料
の発泡成形により所定形状に形成される前部シートの背
凭れ用クッションパッド6におけるセンターサポート部
4で着座した乗員の腰椎部に対応する箇所に第1の紙製
部分補強部材10または第2の部分補強部材20をシー
トクッションパッド6の発泡成形時に一体に固定化した
ものであり、この車両用シートクッションAの場合は、
乗員、特に運転者の着座姿勢において最も大きな圧縮荷
重が働く腰椎部に対応するシートクッションパッド6部
分を補強することで、運転者の腰椎部を安定よく支持し
て正しい運転姿勢を維持することができる。
【0018】図7及び図8は、ポリウレタン等の発泡性
樹脂材料の発泡成形により所定形状に形成される座部用
シートクッションパッド6’におけるサイドサポート部
5’の外周寄り部位及びこのサイドサポート部5’とリ
アサポート部8’とが一体に連なる屈曲部位にそれぞれ
第1の紙製部分補強部材10,10を湾曲状態及び屈曲
状態に配置し、かつ、第1の紙製部分補強部材10,1
0をシートクッションパッド6’の発泡成形時に一体に
固定化したものであり、この車両用シートクッションB
の場合は、車両の曲線走行時に乗員が左右方向や傾斜方
向に振られることに伴って大きな圧縮荷重等が働く部位
のシートクッションパッド6’部分を補強することで、
乗員の着座姿勢を安定よくサポートすることができる。
【0019】なお、上記各実施の形態で記述したような
部位以外であっても部分的な補強が必要な部位に、その
必要とされる強度に応じて上記第1の紙製補強部材10
または第2の紙製補強部材20を選択使用してシートク
ッションパッド6または6’と一体固定することによ
り、それら必要部位を適正強度に部分補強することがで
きる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、冒記し
た従来の異硬度成形手段や硬質成形体一体成形手段ある
いは後付け手段等の部分補強手段に比べて、材料的に安
価でリサイクル性に適した紙製の部分補強部材を使用す
ることにより、車両用シートクッション(製品)全体の
コストダウン及び軽量化を図ることができるとともに、
使用済シートクッションパッドのリサイクル性の向上も
図ることができる。しかも、元々が一方向に大きい圧縮
強度を有する紙製コルゲート体の複数枚を積み重ね接合
一体化したコルゲート積層体を積層方向に直交する方向
で切断して略ハニカム立体構造に形成されてなる部分補
強部材を用い、これを多数の独立空間が荷重作用方向に
貫通する姿勢に配してシートクッションパッドの発泡成
形時に一体固定することで、補強部材自身の圧縮強度並
びにシートクッションパッドとの結合強度を増大するこ
とが可能となり、シートクッションの所定部位の圧縮強
度を確実かつ十分に増強することができるという効果を
奏する。
【0021】特に、請求項2に記載の構成を持つ部分補
強部材を使用することによって、紙製の補強部材自体の
圧縮強度及びシートクッションパッドとの結合強度を一
層増大して所定の部位の補強効果を一段と高めることが
でき、また、請求項3に記載の構成を持つ部分補強部材
を使用することによって、シートクッションパッドの成
形に用いられる発泡性樹脂材料の使用量を減少して所定
の部位を十分に補強しながら、シートクッション全体の
コストダウン及び軽量化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートクッションにおける
第1の部分補強部材を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る車両用シートクッションにおける
第2の部分補強部材を示す斜視図である。
【図3】第1及び第2の部分補強部材の製作工程及びそ
れらの共通する基本形態を説明するための斜視図であ
る。
【図4】部分補強が施された車両用背凭れシートクッシ
ョンの一例を示す横断面図である。
【図5】部分補強が施された車両用座部シートクッショ
ンの一例を示す縦断面図である。
【図6】部分補強が施された車両用背凭れシートクッシ
ョンの他の例を示す縦断面図である。
【図7】部分補強が施された車両用座部シートクッショ
ンの他の例を示す半縦断面図である。
【図8】図7の平面図である。
【符号の説明】
1 紙製コルゲート体 2 コルゲート積層体 3 紙製面材 4,4’ センターサポート部 5 サイドサポート部 6,6’ シートクッションパッド 10 第1の部分補強部材 20 第2の部分補強部材 A,B 車両用シートクッション

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡性樹脂材料の発泡成形により所定形
    状に形成されるシートクッションパッドの一部に配置さ
    れる部分補強部材を、該シートクッションパッドの発泡
    成形時に一体に固定してなる車両用シートクッションで
    あって、 上記部分補強部材は、板状の紙製コルゲート体の複数枚
    が積み重ねられて接合一体化されたコルゲート積層体を
    その積層方向に対し直交する方向で切断して多数の独立
    空間を有する略ハニカム立体構造に形成されており、 この略ハニカム立体構造の紙製部分補強部材を、多数の
    独立空間が荷重作用方向に貫通する姿勢に配してシート
    クッションパッドに一体に固定していることを特徴とす
    る車両用シートクッション。
  2. 【請求項2】 上記略ハニカム立体構造の紙製部分補強
    部材は、シートクッションパッドの発泡成形時にその多
    数の独立空間内への発泡性樹脂材料の侵入を許容するよ
    うに多数の独立空間両端側の面が開放されている請求項
    1に記載の車両用シートクッション。
  3. 【請求項3】 上記略ハニカム立体構造の紙製部分補強
    部材は、シートクッションパッドの発泡成形時にその多
    数の独立空間内への発泡性樹脂材料の侵入を阻止するよ
    うに多数の独立空間両端側の面が紙製面材により閉塞さ
    れている請求項1に記載の車両用シートクッション。
  4. 【請求項4】 上記略ハニカム立体構造の紙製部分補強
    部材を配置し一体固定する部位が、背凭れ用シートクッ
    ションパッドにおける両サイドサポート部の少なくとも
    一方である請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用
    シートクッション。
  5. 【請求項5】 上記略ハニカム立体構造の紙製部分補強
    部材を配置し一体固定する部位が、座部用シートクッシ
    ョンパッドにおけるセンターサポート部の下端部で前後
    方向の中間部である請求項1ないし3のいずれかに記載
    の車両用シートクッション。
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