以下、図面を用いて本実施の形態に係る「ターミナル」としてのアースターミナル118について説明する。このアースターミナル118は、「ポンプ装置」としての車両用ウォッシャポンプ装置10(以下、ウォッシャポンプ10と称する)に搭載された雑音防止装置50に適用されている。以下、ウォッシャポンプ10について説明し、次いでアースターミナル118について説明する。
図7に示されるように、ウォッシャポンプ10は、遠心ポンプとして構成されている。また、ウォッシャポンプ10は、車両(自動車)のエンジンルーム(パワーユニット室)内に配設されたウォッシャタンク(図示省略)に、ウォッシャポンプ10の上下方向(図7の矢印A方向及び矢印B方向)を車両の上下方向と一致させた状態で組付けられている。さらに、図7に示されるように、ウォッシャポンプ10は、ポンプ本体12と、コネクタキャップ40と、雑音防止装置50と、を含んで構成されている。以下、各構成について説明する。
(ポンプ本体12について)
図8に示されるように、ポンプ本体12は、ハウジング14と、モータ30と、インペラ38と、を含んで構成されている。ハウジング14は、樹脂製とされると共に、上下方向を軸方向とした略円筒状に形成されている。また、ハウジング14は、モータ収容部16と、インレット20と、ポンプ室22と、アウトレット28と、を含んで構成されている。
モータ収容部16は、ハウジング14の上側部分(図8の矢印A方向側部分)を構成すると共に、上側へ開放された略有底円筒状に形成されている。このモータ収容部16の底壁部分は区画壁18とされており、後述するインレット20内とモータ収容部16内とが、この区画壁18によって区画されている。そして、モータ収容部16内にモータ30が同軸上に収容されており、モータ30の回転軸32が、区画壁18を貫通して区画壁18から下側へ突出されている。なお、回転軸32が貫通する区画壁18の軸孔部分にはシール部材が配置されてモータ収容部16内への洗浄液(液体)の浸入が防止されている。また、モータ30の上端部における外周部には、一対のモータ端子34,36(図7参照)が設けられている。このモータ端子34,36は、モータ30の軸線に対して点対称となる位置に配置されると共に、略矩形板状に形成されて、モータ30の上端部から上側へ(後述するコネクタキャップ40のハウジング14への組付け方向に沿って)突出されている。
インレット20は、モータ収容部16の下側に配置されている。このインレット20は、略円筒状に形成されると共に、ハウジング14の軸線AL1に対して直交する方向を軸方向として、ハウジング14の径方向外側へ延設(突出)されている。また、インレット20の内部空間は吸入孔20Aとされており、吸入孔20Aはモータ収容部16の下側まで延びている。そして、インレット20がウォッシャタンク内に挿入された状態で、ハウジング14がグロメット(図示省略)などを介してウォッシャタンクの組付孔に組付けられている。
ポンプ室22は、ハウジング14の下端部において、インレット20よりも下側に配置されている。また、ポンプ室22は、断面略円形状に形成されると共に、下側へ開放されている。そして、ハウジング14の下端部の開口部には、端部キャップ24が超音波溶着等により水密に固定されており、これにより、ポンプ室22が端部キャップ24によって閉塞されている。また、ポンプ室22とインレット20の吸入孔20Aとの間には、連通孔26が形成されている。この連通孔26は、モータ30の回転軸32と同軸上に配置されると共に、ポンプ室22内とインレット20内(吸入孔20A)とをポンプ室22の中心部において連通している。そして、前述したモータ30の回転軸32がインレット20内及び連通孔26を介してポンプ室22まで延びており、回転軸32の先端部がポンプ室22内に配置されている。
さらに、ポンプ室22内には、インペラ38が収容されており、インペラ38は、モータ30の回転軸32の先端部に一体回転可能に軸支されている。このインペラ38は、複数の羽根を有しており、羽根は回転軸32の径方向外側へ延びている。
アウトレット28は、略円筒形状に形成されると共に、ハウジング14の下端部からハウジング14の径方向外側へ延設(突出)されている。具体的には、アウトレット28は、ハウジング14からインレット20とは反対側へ突出され、平面視でインレット20の軸線AL2方向に配置されている。このアウトレット28の内部は、それぞれポンプ室22内と連通されている。そして、インペラ38が回転方向一方側へ回転されると、ウォッシャタンク内の洗浄液がアウトレット28へ圧送されるようになっている。
なお、アウトレット28は、ホース(図示省略)を介して、車両のフロントウィンドシールドガラス洗浄用のフロントノズルに接続されている。そして、インペラ38が回転すると、ポンプ室22内の洗浄液が、アウトレット28から吐出されて、フロントノズルに供給されるように構成されている。
(コネクタキャップ40について)
図7に示されるように、コネクタキャップ40は、下側へ開放された略有底円筒形状に形成されて、ハウジング14の上側においてハウジング14と同軸上に配置されている。そして、コネクタキャップ40の下端部が、ハウジング14におけるモータ収容部16の開口部内に嵌入されて、超音波溶着等によってコネクタキャップ40がハウジング14に水密に固定されている。これにより、モータ収容部16の開口部がコネクタキャップ40によって閉塞されている。
図9(A)に示されるように、コネクタキャップ40には、後述する雑音防止装置50を固定するための一対の固定爪42が一体に形成されている。この固定爪42は、コネクタキャップ40の上壁から下側へ延びており、固定爪42の先端部には、固定フック42Aが形成されている。
図7に示されるように、コネクタキャップ40には、コネクタ部40Aが一体に形成されており、コネクタ部40Aは、略矩形筒状に形成されてコネクタキャップ40の上壁から上側へ突出されている。具体的には、コネクタ部40Aは、側面視で上側へ向かうに従い、インレット20とは反対側へ傾斜されている。
また、コネクタキャップ40には、一対の給電ターミナル44,46が一体に設けられており、給電ターミナル44,46は、導電性を有する金属の板材により構成されると共に、略長尺状に形成されている。この給電ターミナル44,46の一端部はコネクタ部40A内に配置されている。また、給電ターミナル44,46は、それぞれ所定の形状に屈曲されており、給電ターミナル44,46の他端部がコネクタキャップ40の上壁から下方側へ突出されている。そして、給電ターミナル44,46の他端部が、後述する雑音防止装置50を介してモータ30のモータ端子34,36に接続されている。これにより、コネクタ部40Aに車両側のハーネスの外部コネクタ(図示省略)が接続されることで、モータ30に電流が供給されるようになっている。
(雑音防止装置50について)
図7に示されるように、雑音防止装置50は、モータ30とコネクタキャップ40との間に配置されて、モータ30のモータ端子34,36と、コネクタ部40Aの給電ターミナル44,46と、の間を電気的に接続するように構成されている。これにより、モータ30の駆動時におけるノイズの発生を雑音防止装置50によって抑制するようになっている。
図3に示されるように、雑音防止装置50は、モータ30の駆動時に生じるノイズを吸収する3つのコンデンサ(それぞれラジアルリード型の第1コンデンサ70、第2コンデンサ80及び第3コンデンサ90であり、本発明の「電気素子」に対応している)と、一対のチョークコイル(第1チョークコイル100及び第2チョークコイル102)と、を有している。また、雑音防止装置50は、一対の給電側中継ターミナル110,112と、一対のモータ側中継ターミナル114,116と、「ターミナル」としてのアースターミナル118と、を有している。そして、これら雑音防止装置50を構成する部品が、ホルダ52(広義には、「保持部材」として把握される要素である)によって保持されている。以下、初めに、雑音防止装置50を構成する部品の電気的接続関係について説明し、次いで、各部品について説明する。
図4に示されるように、雑音防止装置50では、第1チョークコイル100の一端が、給電側中継ターミナル110によって給電ターミナル44に接続されており、第2チョークコイル102の一端が、給電側中継ターミナル112によって給電ターミナル46に接続されている。
また、第1チョークコイル100の他端は、モータ側中継ターミナル114によってモータ30のモータ端子34及び第1コンデンサ70の一端に接続されている。一方、第2チョークコイル102の他端は、モータ側中継ターミナル116によってモータ30のモータ端子36及び第2コンデンサ80の一端に接続されている。こうして、第1チョークコイル100と第2チョークコイル102とがモータ30に対して正極側及び負極側にそれぞれ直列に接続されている。また、第1コンデンサ70の他端及び第2コンデンサ80の他端が、アースターミナル118によってグランド接地されている。また、第3コンデンサ90は、給電側中継ターミナル110,112に接続されてモータ30と並列に接続されている。
図2に示されるように、ホルダ52は樹脂製とされている。また、ホルダ52は略円板状のベース部54を有しており、ベース部54は、上下方向を板厚方向として配置されると共に、ハウジング14及びコネクタキャップ40と同軸上に配置されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、平面視でベース部54の軸線(すなわち、ハウジング14の軸線AL1)を中心にしてインレット20の軸線AL2を時計回りに45度回転させた線を第1基準線L1と称し、ベース部54の軸線AL1を通過して第1基準線L1に対して直交する線を第2基準線L2と称する。また、第1基準線L1に沿う方向を第1方向と称し、第1方向一方側(本発明の直交方向一方側)を矢印C方向側とし、第1方向他方側(本発明の直交方向他方側)を矢印D方向側とする。また、第2基準線L2に沿う方向を第2方向と称し、第2方向一方側を矢印E方向側とし、第2方向他方側を矢印F方向側とする。
ベース部54の外周部には、一対の切欠部56A,56Bが形成されている。この切欠部56A,56Bは、ベース部54の軸線AL1を基準にして点対称の位置に配置されており、切欠部56Aが第2基準線L2に対して第1方向一方側に隣接して配置され、切欠部56Bが第2基準線L2に対して第1方向他方側に隣接して配置されている。この切欠部56A,56Bは略V字形状に形成されて、ベース部54の径方向外側へ開放されている。そして、切欠部56A,56Bの縁部にコネクタキャップ40の固定爪42の固定フック42Aが係止されている。このように、上述の給電側中継ターミナル110,112の給電ターミナル44,46との接続とともに、ホルダ52がコネクタキャップ40に固定されて(図9(B)参照)、雑音防止装置50がコネクタキャップ40内に収容されている。
第1コンデンサ70は、ベース部54の上面に載置されている。この第1コンデンサ70は、略直方体状を成す第1素子本体72(広義には、「素子本体」として把握される要素である)を有しており、第1素子本体72は第1方向を高さ方向にして配置されている。すなわち、第1コンデンサ70は、ハウジング14の軸方向に対して直交する方向に倒れた状態で配置されている。また、第1素子本体72は、厚さ方向を上下方向とし且つ第2方向を幅方向として配置されると共に、第2基準線L2に対して第1方向他方側に配置されている。さらに、第1素子本体72の幅方向中央が第1基準線L1に対して第2直交方向一方側にずれて配置されると共に、第1素子本体72の一部が平面視で第1基準線L1とラップしている。
また、第1素子本体72の一端部72Aには、幅方向両側部分において、一対の膨出部74が形成されており、膨出部74は、第1素子本体72から第1方向一方側へ膨出されている。さらに、第1コンデンサ70は一対の「端子」としての第1端子76A,76Bを有しており、第1端子76A,76Bは膨出部74から第1方向一方側へ延びている。そして、第1端子76Aが第1基準線L1に対して第2方向他方側に配置されており、第1端子76Bが第1基準線L1に対して第2方向一方側に配置されている。また、第1端子76A,76Bの先端部は、第2基準線L2に対して第1方向一方側に配置されている。そして、第1端子76Aがアース端子として構成されている。
第2コンデンサ80は、第1コンデンサ70と同一構造を成すと共に、ベース部54の上面に載置されている。すなわち、第2コンデンサ80は、第2素子本体82(広義には、「素子本体」として把握される要素である)と、第2素子本体82の一端部82Aに形成された一対の膨出部84と、膨出部84からそれぞれ延出された一対の「端子」としての第2端子86A,86Bと、を有している。また、第2素子本体82の他端部が他端部82Bとされている。そして、第1コンデンサ70と第2コンデンサ80とが、平面視でベース部54の軸線AL1を基準にして点対称となるように配置されている。すなわち、第1コンデンサ70の一対の第1端子76A,76Bの間に第2端子86Aが配置されて、第2方向において、第1端子76A,76Bと第2端子86A,86Bとが交互に配置されている。これにより、平面視で第1コンデンサ70と第2コンデンサ80とが第1方向及び第2方向にラップしている。そして、第2端子86Aがアース端子として構成されている。
また、上述したベース部54の上面には、ベース部54に対する第1コンデンサ70及び第2コンデンサ80の第1方向の位置を規定するための一対のストッパ部58が形成されている。ストッパ部58は、第1コンデンサ70の一対の膨出部74間及び第2コンデンサ80の一対の膨出部84間にそれぞれ配置されて、第1素子本体72の一端部72A及び第2素子本体82の一端部82Aにそれぞれ当接されている。これにより、第1コンデンサ70の第1方向一方側への移動及び第1コンデンサ70の第2方向への移動が、第1素子本体72に当接されたストッパ部58によって規制されている。同様に、第2コンデンサ80の第1方向他方側への移動及び第2コンデンサ80の第2方向への移動が、第2素子本体82に当接されたストッパ部58によって規制されている。
さらに、ベース部54の上面には、外周部において、一対の係合爪60(広義には、「付勢部」として把握される要素である)が一体に形成されている。この係合爪60は、第1素子本体72及び第2素子本体82に対応してそれぞれ形成されると共に、一対の係合爪60が、ベース部54の軸線AL1を基準に点対称に構成されている。このため、以下の説明では、第1素子本体72に対応する係合爪60について説明し、第2素子本体82に対応する係合爪60についての説明は省略する。
図5に示されるように、係合爪60は、第1素子本体72に対してストッパ部58とは反対側に配置されている。また、係合爪60は、略7の字形板状に形成されると共に、板厚方向を第1方向として配置されて、ベース部54から上側へ延出されている。具体的には、係合爪60は、ベース部54から上側へ延出された第1アーム60Aと、第1アーム60Aの上端部から第2方向一方側へ延出された第2アーム60Bと、第2アーム60Bの先端部(第2方向一端部)から下側へ延出された第3アーム60Cと、を含んで構成されている。そして、係合爪60は第1方向に弾性変形可能に構成されている。
また、第3アーム60Cの下端部には、係合フック部62が形成されており、係合フック部62は、第3アーム60Cから第1方向一方側(第1素子本体72側)へ突出されている。この係合フック部62は傾斜面62Aを有しており、傾斜面62Aは、第2方向から見て下側へ向かうに従い第1方向他方側(第1素子本体72から離間する方向側)へ傾斜されている。換言すると、傾斜面62Aは、上下方向に対してベース部54側且つ第1素子本体72側へ傾斜している。そして、傾斜面62Aが第1素子本体72の他端部72Bに当接されて、係合爪60が第1方向他方側へ弾性変形している。これにより、第1素子本体72が係合爪60によって第1方向一方側(ストッパ部58側)且つ下側へ付勢された状態で、第1コンデンサ70がベース部54に保持されている。
図3に示されるように、アースターミナル118は、導電性を有する金属の板材で構成されて、ベース部54に保持されている。このアースターミナル118は、略上下方向及び第1方向に延びており、アースターミナル118の上端部には、接続部120が形成されている。そして、接続部120に第1コンデンサ70の第1端子76A及び第2コンデンサ80の第2端子86Aが接続されており、アースターミナル118の下端部がグランド接地されている。なお、アースターミナル118の具体的な構成、及びアースターミナル118と第1端子76A及び第2端子86Aとの接続については、後述する。
モータ側中継ターミナル114は、導電性を有する金属の板材により構成されて、ベース部54に保持されている。このモータ側中継ターミナル114は接続部114Aを有している。図2に示されるように、接続部114Aは、アースターミナル118の接続部120に対して第2方向一方側の位置において、第1方向を板厚方向として配置されると共に、平面視で第2基準線L2上に配置されている。そして、接続部114Aには、スリット114Bが形成されており、スリット114B内に第1コンデンサ70の第1端子76Bが圧入接続されている。これにより、モータ側中継ターミナル114と第1コンデンサ70とが電気的に接続されている。
また、図3に示されるように、モータ側中継ターミナル114は接続部114Cを有している。接続部114Cは、ベース部54の径方向外側に配置されると共に、平面視で略B字形状に屈曲されている。そして、接続部114C内にモータ30のモータ端子34がプラグ接続されている。これにより、モータ30とモータ側中継ターミナル114とが電気的に接続されている。
さらに、モータ側中継ターミナル114は接続部114Dを有しており、接続部114Dは上側へ開放された断面略V字形状に屈曲されている。そして、接続部114Dは、後述する第1チョークコイル100の端子が把持されるようにカシメられている(図2及び図6参照)。
図3に示されるように、モータ側中継ターミナル116は、導電性を有する金属の板材により構成されて、ベース部54に保持されている。そして、モータ側中継ターミナル114とモータ側中継ターミナル116とが、ベース部54の軸線AL1を基準にして点対称となるように構成されている。すなわち、図2に示されるように、モータ側中継ターミナル116は接続部116Aを有している。この接続部116Aは、アースターミナル118の接続部120に対して第2方向他方側の位置において、第1方向を板厚方向として配置されて、平面視で第2基準線L2上に配置されている。そして、接続部116Aには、スリット116Bが形成されており、スリット116B内に第2コンデンサ80の第2端子86Bが圧入接続されている。これにより、モータ側中継ターミナル116と第2コンデンサ80とが電気的に接続されている。
また、図3に示されるように、モータ側中継ターミナル116は接続部116Cを有しており、接続部116C内にモータ30のモータ端子36がプラグ接続されている。これにより、モータ30とモータ側中継ターミナル116とが電気的に接続されている。さらに、モータ側中継ターミナル116は、接続部116Dを有しており、接続部116Dは、後述する第2チョークコイル102の端子が把持されるようにカシメられている(図2及び図6参照)。
図2及び図3に示されるように、第1チョークコイル100は、略円柱状に形成されて、上下方向を軸方向として配置されている。また、第1チョークコイル100は、第1コンデンサ70に対して第1方向一方側に且つ第2コンデンサ80に対して第2方向一方側に配置されて、ホルダ52に保持されている。そして、図6に示されるように、第1チョークコイル100の下端部における端子が、モータ側中継ターミナル114の接続部114Dに接続されており、第1チョークコイル100の上端部における端子が、後述する給電側中継ターミナル110に接続されている。
図2及び図3に示されるように、第2チョークコイル102は、略円柱状に形成されて、上下方向を軸方向として配置されている。また、第2チョークコイル102は、平面視でベース部54の軸線AL1を基準として第1チョークコイル100と点対称の位置に配置されて、ホルダ52に保持されている。すなわち、第2チョークコイル102は、第1コンデンサ70に対して第2方向他方側に且つ第2コンデンサ80に対して第1方向他方側に配置されている。これにより、ベース部54の周方向において、第1コンデンサ70、第1チョークコイル100、第2コンデンサ80、及び第2チョークコイル102が並んで配置されている。そして、図6に示されるように、第2チョークコイル102の下端部における端子が、モータ側中継ターミナル116の接続部116Dに接続されており、第2チョークコイル102の上端部における端子が、後述する給電側中継ターミナル112に接続されている。
図3に示されるように、給電側中継ターミナル110は、導電性を有する金属の板材により構成されて、ベース部54に保持されている。給電側中継ターミナル110は、接続部110Aを有しており、接続部110Aは下側へ開放された断面略V字形状に屈曲されている。そして、接続部110Aは、第1チョークコイル100の上端部の端子を把持するようにしてカシメられている(図6参照)。
また、給電側中継ターミナル110は接続部110Bを有しており、接続部110Bは平面視で略B字形状に屈曲されている。そして、接続部110B内に給電ターミナル44の他端部がプラグ接続されている。これにより、給電ターミナル44が、給電側中継ターミナル110、第1チョークコイル100、モータ側中継ターミナル114を介してモータ30に電気的に接続されている。
さらに、給電側中継ターミナル110は、接続部110Cを有している。図6に示されるように、接続部110Cは、第1チョークコイル100と第2チョークコイル102との間に配置されると共に、第1コンデンサ70及び第2コンデンサ80の上側に配置されている。この接続部110Cには、スリット110Dが形成されており、スリット110D内に、後述する第3コンデンサ90の第3端子96Aが圧入接続されている。
図3に示されるように、給電側中継ターミナル112は、導電性を有する金属の板材により構成されて、ベース部54に保持されている。そして、給電側中継ターミナル110と給電側中継ターミナル112とが、ベース部54の軸線AL1を基準として点対称となるように構成されている。すなわち、給電側中継ターミナル112は、接続部112Aを有しており、接続部112Aは、第2チョークコイル102の上端部の端子を把持するようにしてカシメられている(図6参照)。
また、給電側中継ターミナル112は、接続部112Bを有しており、接続部112B内に給電ターミナル46がプラグ接続されている。これにより、給電ターミナル46が、給電側中継ターミナル112、第2チョークコイル102、モータ側中継ターミナル116を介してモータ30に電気的に接続されている。さらに、図6に示されるように、給電側中継ターミナル112は接続部112Cを有しており、接続部112Cは、接続部110Cと第2チョークコイル102との間に配置されると共に、第1コンデンサ70及び第2コンデンサ80の上側に配置されている。また、接続部112Cには、スリット112Dが形成されており、スリット112D内に、後述する第3コンデンサ90の第3端子96Bが圧入接続されている。
図6に示されるように、第3コンデンサ90は、第1コンデンサ70と同一構造に構成されている。すなわち、第3コンデンサ90は、第3素子本体92(広義には、「素子本体」として把握される要素である)と、第3素子本体92の一端部92Aに形成された一対の膨出部94と、膨出部94からそれぞれ延出された一対の第3端子96A,96Bと、を有している。そして、第3コンデンサ90は、第1チョークコイル100と第2チョークコイル102との間に配置されると共に、第1コンデンサ及び第2コンデンサ80の上側に配置されている。詳しくは、第3素子本体92が第2素子本体82の上側に配置されている。そして、第3コンデンサ90の第3端子96Aが給電側中継ターミナル110の接続部110Cのスリット110D内に圧入接続されて、第3コンデンサ90の第3端子96Bが給電側中継ターミナル112の接続部112Cのスリット112D内に圧入接続されている。
(アースターミナル118について)
図10及び図11に示されるように、アースターミナル118は、長尺状の所定形状に打ち抜かれた板材を曲げ加工することによって形成されている。具体的には、アースターミナル118の長手方向一方側(図11(A)の矢印C方向側)の部分を折り返すように屈曲させることで、接続部120が形成される。すなわち、接続部120は、板厚方向に並ぶ2枚の板片によって構成されている。そして、接続部120の長手方向一方側の部分が「接続片」としての第1接続片120Aとされており、接続部120の長手方向他方側の部分が「接続片」としての第2接続片120Bとされている。これにより、第1接続片120A及び第2接続片120Bの幅方向(板面方向)が、アースターミナル118の幅方向と一致している。また、第1接続片120A及び第2接続片120Bの各々の上端部において屈曲された部分が曲げ部128とされている。そして、アースターミナル118がベース部54に組み付けられた状態では、第1方向を長手方向としてアースターミナル118が配置されて、アースターミナル118の幅方向が第2方向とされている。さらに、この状態では、アースターミナル118の幅方向中心線が第1基準線L1と一致している。
図10に示されるように、第1接続片120Aの下端部には、幅方向中央部において、係止片122が一体に形成されており、係止片122は、第1接続片120Aから下側へ延出されている。そして、係止片122の先端部には、一対のフック部122Aが形成されており、フック部122Aは係止片122から第1接続片120Aの幅方向外側へ突出されている。
一方、図11(B)及び(C)にも示されるように、第2接続片120Bの下端部には、略逆L字形状に屈曲された固定部124が一体に形成されている。具体的には、固定部124は、第2接続片120Bの下端から第1方向他方側へ延出された第1固定壁124Aと、第1固定壁124Aの先端から下側へ延出された第2固定壁124Bと、を含んで構成されている。そして、第2固定壁124Bが係止片122と第1方向において対向して配置されている。
また、第2固定壁124Bの下端部には、略逆L字形状に屈曲された接地部126が一体に形成されている。具体的には、接地部126は、第2固定壁124Bの下端から第1方向他方側へ延出された連結壁126Aと、連結壁126Aの先端から下側へ延出された接地片126Bと、を含んで構成されている。なお、接地部126の幅寸法は、固定部124の幅寸法に比べて小さく設定されており、接地片126Bの下端部がグランド接地される、より詳しくは、雑音防止装置50のモータ30への組付状態において接地片126Bの下端部がモータ30のモータハウジング(金属製)に接触されるようになっている。
そして、アースターミナル118は、ベース部54に上側から組付けられている。具体的には、図13及び図14に示されるように、ベース部54には、アースターミナル118の接地部126及び第2固定壁124Bが挿通される第1挿通孔64が形成されており、第1挿通孔64は第1方向を長手方向とする略T字形状(図14参照)に形成されている。また、ベース部54には、第1挿通孔64に対して第1方向一方側において、第2挿通孔66が形成されており、第2挿通孔66内に係止片122が挿通されるようになっている。そして、ベース部54における第1挿通孔64と第2挿通孔66との間の部分が被固定部68とされている。すなわち、アースターミナル118がベース部54に組付けられた状態では、アースターミナル118の係止片122と第2固定壁124Bとによって被固定部68が挟み込まれるようになっている。また、この状態では、アースターミナル118の第1固定壁124Aが被固定部68の上面に当接されるようになっている(図13参照)。
また、図14に示されるように、被固定部68の一側面(第1方向一方側の面)には、第2挿通孔66側へ開放された溝部68Aが形成されており、溝部68Aは上下方向に貫通されている。そして、アースターミナル118の組付状態では、溝部68Aに係止片122が配置されている。すなわち、溝部68Aを除く被固定部68の厚み寸法T1(図13参照)が、第2固定壁124Bと係止片122との間の距離T2(図13参照)よりも大きく設定されている。また、被固定部68の一側面の下縁部には、下側へ開放された段差部68Bが形成されており、段差部68Bは溝部68Aと連通されている。そして、アースターミナル118の組付状態では、段差部68B内にフック部122Aが配置されるようになっている(図13参照)。これにより、アースターミナル118の第1方向両側への移動が溝部68Aによって制限されて、アースターミナル118の上側への移動が段差部68Bによって制限されている。なお、図13では、便宜上、被固定部68の断面位置をアースターミナル118の断面位置に対して第2方向他方側へずらして図示している。
また、図13に示されるように、被固定部68の一側面の上部には、傾斜部68Cが形成されている。傾斜部68Cは、第2方向から見て上側へ向かうに従い第1方向他方側へ傾斜されている。このため、アースターミナル118が被固定部68に組付けられるときには、係止片122のフック部122Aが傾斜部68Cによって案内されて、係止片122及び第1接続片120Aが曲げ部128を起点に第1方向一方側へ弾性変形するように構成されている。そして、フック部122Aが段差部68Bに配置されることで、係止片122及び第1接続片120Aが第1方向他方側へ変位して、アースターミナル118がベース部54に固定されるようになっている。
図2及び図12に示されるように、前述した接続部120には、第1コンデンサ70の第1端子76A及び第2コンデンサ80の第2端子86Aを接続するための第1接続溝130及び第2接続溝140が形成されている。第1接続溝130及び第2接続溝140は、上側へ開放されたスリット状に形成されると共に、接続部120の幅方向(板面方向)に並んで近接して配置されている。具体的には、図2に示されるように、第1接続溝130が、第1コンデンサ70の第1端子76Aに対応して、ベース部54の軸線AL1に対して第2方向他方側に配置されている。一方、第2接続溝140が、第2コンデンサ80の第2端子86Aに対応して、ベース部54の軸線AL1に対して第2方向一方側に配置されている。
図1、図11(A)及び(C)に示されるように、第1接続溝130は、第2接続片120Bに形成された第1圧入溝132と、第1接続片120Aに形成された第1挿通溝134と、を含んで構成されている。そして、第1挿通溝134と第1圧入溝132とは、第1方向において対向して配置されており、第1挿通溝134の幅方向中心線と、第1圧入溝132の幅方向中心線と、が一致している。すなわち、アースターミナル118の展開状態では、アースターミナル118の長手方向において第1挿通溝134と第1圧入溝132とが曲げ部128の曲げ線128Aに対して対称の位置に配置されている(図11(A)参照)。
また、第1圧入溝132の溝幅寸法は、第1端子76Aの直径に比べて僅かに小さく設定されており、第1挿通溝134の溝幅寸法は、第1端子76Aの直径に比べて大きく設定されている。このため、第1端子76Aが第1接続溝130内に接続(挿入)されるときには、第1端子76Aが、第1圧入溝132に圧入接続されると共に、第1挿通溝134内を非圧入状態で挿通されている。すなわち、第1端子76Aは第2接続片120Bに接続されるようになっている。
さらに、第1圧入溝132の開口部には、上側へ向かうに従い溝幅方向外側へ傾斜された一対の「第1テーパ部」としてのテーパ部132Aが形成されている。また、第1挿通溝134の開口部には、上側へ向かうに従い溝幅方向外側へ傾斜された一対の「第2テーパ部」としてのテーパ部134Aが形成されている。そして、アースターミナル118の展開状態では、アースターミナル118の長手方向においてテーパ部132Aとテーパ部134Aとが曲げ線128Aに対して対称の位置に配置されている(図11(A)参照)。
一方、第2接続溝140は、第1接続片120Aに形成された第2圧入溝142と、第2接続片120Bに形成されたと第2挿通溝144、を含んで構成されている。そして、第2圧入溝142と第2挿通溝144とは、第1方向において対向して配置されており、第2圧入溝142の幅方向中心線と、第2挿通溝144の幅方向中心線と、が一致している。すなわち、アースターミナル118の展開状態では、アースターミナル118の長手方向において第2圧入溝142と第2挿通溝144とが曲げ線128Aに対して対称の位置に配置されている(図11(A)参照)。
また、第2圧入溝142の溝幅寸法は、第2端子86Aの直径に比べて僅かに小さく設定されており、第2挿通溝144の溝幅寸法は、第2端子86Aの直径に比べて大きく設定されている。このため、第2端子86Aが第2接続溝140内に接続(挿入)されるときには、第2端子86Aが、第2圧入溝142に圧入接続されると共に、第2挿通溝144内を非圧入状態で挿通されている。すなわち、第2端子86Aは第1接続片120Aに接続されるようになっている。
さらに、第2圧入溝142の開口部には、上側へ向かうに従い溝幅方向外側へ傾斜された一対の「第1テーパ部」としてのテーパ部142Aが形成されている。また、第2挿通溝144の開口部には、上側へ向かうに従い溝幅方向外側へ傾斜された一対の「第2テーパ部」としてのテーパ部144Aが形成されている。そして、アースターミナル118の展開状態では、アースターミナル118の長手方向においてテーパ部142Aとテーパ部144Aとが曲げ線128Aに対して対称の位置に配置されている(図11(A)参照)。
また、第1接続片120Aにおける第1挿通溝134と第2圧入溝142との間の部分が区画部150とされており、第2接続片120Bにおける第1圧入溝132と第2挿通溝144との間の部分が区画部152とされている。このため、第1接続片120Aでは、第1挿通溝134が第2圧入溝142に対して区画部150を介して接続部120の幅方向に隣接して配置されている。また、第2接続片120Bでは、第2挿通溝144が第1圧入溝132に対して区画部152を介して接続部120の幅方向に隣接して配置されている。
そして、図11(A)に示されるように、アースターミナル118の展開状態では、第1接続溝130と第2接続溝140とが1つの孔部154によって形成されている。すなわち、区画部150と区画部152との間に第1接続溝130と第2接続溝140と連通する連通部156が形成されており、孔部154が略H形状に形成されている。このため、第1接続片120Aと第2接続片120Bとは、接続部120の幅方向両端部で連結されている。具体的には、第1接続片120Aと第2接続片120Bとが、第1接続溝130及び第2接続溝140に対して接続部120の幅方向外側で連結されている。そして、この連結された部分が連結部158とされており、連結部158を曲げ加工することで曲げ部128が形成されている。さらに、孔部154は、接続部120の幅方向中心線(すなわち、第1基準線L1)と曲げ線128Aとの交差する中心点CPを基準に点対称となる形状とされている。換言すると、中心点CPを基準に第1接続溝130と第2接続溝140とが点対称となるように構成されている。
以上説明したように、本実施の形態では、アースターミナル118において、第1接続片120Aに第2端子86Aが接続され、第2接続片120Bに第1端子76Aが接続されるようになっている。すなわち、本実施の形態では、接続部120に接続される端子の数(本実施の形態では、2つ)に対応して、接続部120における接続片の数が設定されており、接続片と端子とが一対一に対応している(第1接続片120Aが第2端子86Aに対応し、第2接続片120Bが第1端子76Aに対応している)。そして、各接続片において対応する端子が圧入される圧入溝が1箇所のみ形成されており、当該圧入溝が接続部120の幅方向にずれて配置されている。また、各接続片には、他の接続片において圧入された端子が挿通される挿入溝が形成されている。
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたウォッシャポンプ10では、コネクタキャップ40に設けられた給電ターミナル44,46が、雑音防止装置50を介してモータ30のモータ端子34,36に接続されている。この雑音防止装置50は、モータ30の駆動時に生じるノイズを吸収するための第1コンデンサ70及び第2コンデンサ80を含んで構成されている。これにより、モータ30の駆動時におけるノイズの発生が雑音防止装置50によって抑制される。
ところで、雑音防止装置50において、第1コンデンサ70の第1端子76A及び第2コンデンサ80の第2端子86Aを、アースターミナル118の接続部120に接続するときには、第1端子76Aを第1接続溝130内に挿入し、第2端子86Aを第2接続溝140内に挿入する。
ここで、接続部120では、第1接続片120Aに第2圧入溝142が形成され、第2接続片120Bに第1圧入溝132が形成されており、第1圧入溝132と第2圧入溝142とが、アースターミナル118の幅方向において互いにずれて配置されている。そして、第1圧入溝132(第2圧入溝142)内に第1端子76A(第2端子86A)が圧入される。また、接続部120では、第1接続片120Aに第1挿通溝134が形成され、第2接続片120Bに第2挿通溝144が形成されており、第1挿通溝134(第2挿通溝144)は、第2圧入溝142(第1圧入溝132)に隣接して配置されている。そして、第1挿通溝134(第2挿通溝144)に第1端子76A(第2端子86A)が挿通される。このように、接続部120では、第1端子76A及び第2端子86Aが圧入される接続片がそれぞれ異なるため、第1端子76A(第2端子86A)を第1圧入溝132(第2圧入溝142)に圧入するときに第2接続片120B(第1接続片120A)が変位(変形)しても、当該変位(変形)によって第2圧入溝142(第1圧入溝132)の溝幅寸法が変化することを抑制できる。これにより、第1端子76Aを第1圧入溝132へ圧入接続することができ、第2端子86Aを第2圧入溝142へ圧入接続することができる。したがって、第1端子76A及び第2端子86Aをアースターミナル118に良好に接続することができる。
以下、この点について詳述する。すなわち、第1圧入溝132の溝幅寸法は第1端子76Aの直径寸法よりも小さいため、図1に示されるように、第1圧入溝132に第1端子76Aを圧入するときには、第1圧入溝132が溝幅方向外側(図1の矢印E方向及び矢印F方向)へ広がる方向の力がアースターミナル118に作用する。このため、第1圧入溝132を構成する区画部152が第2挿通孔66側(図1の矢印E方向側)へ変位する。
ここで、仮に第1圧入溝132及び第2圧入溝142の両方を同じ板面上の第2接続片120Bに形成するすると(すなわち、第2挿通溝144を第2圧入溝142に置き換えると)、第1端子76Aの第1圧入溝132への圧入時に区画部152が第2圧入溝142側へ変位するため、第2圧入溝142の溝幅寸法が小さくなる。このため、第2端子86Aを第2圧入溝142へ圧入することが困難となる。
これに対して、本実施の形態のアースターミナル118では、第1接続片120Aに第2圧入溝142が形成されており、第2接続片120Bに第1圧入溝132が形成されている。すなわち、本実施の形態では、接続される端子数に対応して接続片が設けられており、各接続片と端子とが一対一に対応している。このため、第1端子76A(第2端子86A)が第1圧入溝132(第2圧入溝142)内に圧入されるときに区画部152(区画部150)が変位(変形)しても、第2圧入溝142(第1圧入溝132)の溝幅寸法が小さくなることを防止できる。
しかも、第1接続片120Aに第1挿通溝134が形成され、第2接続片120Bに第2挿通溝144が形成されており、第1挿通溝134(第2挿通溝144)が第2圧入溝142(第1圧入溝132)に隣接して配置されている。このため、第1圧入溝132(第2圧入溝142)内に第1端子76A(第2端子86A)を圧入するときに生じる区画部152(区画部150)の変位を第2挿通溝144(第1挿通溝134)によって吸収することができると共に、第2端子86A(第1端子76A)を第2挿通溝144(第1挿通溝134)内に配置することができる。以上により、第1端子76A及び第2端子86Aが近接して配置される場合でも、第1端子76A及び第2端子86Aをアースターミナル118に良好に接続することができる。
また、第1接続片120A及び第2接続片120Bは曲げ部128によって連結されている。このため、アースターミナル118を一枚の金属板材で構成して、当該板材を曲げ加工することで、第1接続片120A及び第2接続片120Bを形成することができる。このため、例えば、第1接続片120A及び第2接続片120Bを溶接等によって連結する場合と比べて、アースターミナル118の構成を簡易にすることができると共に、アースターミナル118のコストアップを抑制することができる。
また、第1端子76A及び第2端子86Aは、第1コンデンサ70及び第2コンデンサ80のそれぞれのアース端子とされて、アースターミナル118に接続されている。このため、アースターミナル118を第1コンデンサ70及び第2コンデンサ80に対する共通のアースコンタクトとして構成することができる。
また、アースターミナル118では、曲げ部128が第1接続溝130及び第2接続溝140に対して接続部120の幅方向外側に配置されている。すなわち、接続部120では、区画部150と区画部152とが連結されていない。このため、第1端子76A(第2端子86A)を第1圧入溝132(第2圧入溝142)内に圧入するときに区画部152(区画部150)が接続部120の幅方向に変位しても、区画部150(区画部152)には当該変位が伝達されない。これにより、第2圧入溝142(第1圧入溝132)の溝幅寸法が変化することを一層防止することができる。その結果、第1端子76Aを第1圧入溝132へ良好に圧入接続することができ、第2端子86Aを第2圧入溝142へ良好に圧入接続することができる。
また、アースターミナル118の展開状態では、第1挿通溝134(第2挿通溝144)と第1圧入溝132(第2圧入溝)とが曲げ部128の曲げ線128Aに対して対称の位置に配置されている。このため、第1挿通溝134(第2挿通溝144)と第1圧入溝132(第2圧入溝)とを容易に対応させて構成することができる。
また、アースターミナル118の展開状態では、テーパ部132A(テーパ部142A)とテーパ部134A(テーパ部144A)とが曲げ部128の曲げ線128Aに対して対称の位置に配置されている。このため、テーパ部132A(テーパ部142A)とテーパ部134A(テーパ部144A)とを容易に対応させて構成にすることができる。
なお、本実施の形態では、接続部120に2つの端子(第1端子76A及び第2端子86A)が接続されているが、雑音防止装置50の形態に対応して接続部120に3つ以上の端子を接続してもよい。例えば、図15(A)に示されるように、接続部120を3枚の接続片(第1接続片120A、第2接続片120B、及び第3接続片120C)で構成してもよい。この場合には、アースターミナル118の幅方向と接続部120の幅方向とが一致しない構成としてもよい。すなわち、第1接続溝130、第2接続溝140、及び第3接続溝160をアースターミナル118の幅方向一方側へ開放された溝部として構成してもよい。そして、第1接続溝130、第2接続溝140、及び第3接続溝160が、それぞれ1箇所の圧入溝及び2箇所の挿通溝によって構成されるようになり、各々の圧入溝が接続部120の幅方向にずれて配置される。なお、図15では、第3接続溝160における圧入溝に符号162を付しており、挿通溝に符号164を付している。また、第1接続溝130、第2接続溝140、及び第3接続溝160に挿入される電気素子の端子を2点鎖線で図示している。
また、例えば、図15(B)に示されるように、本実施の形態と同様に、接続部120を2枚の接続片(第1接続片120A及び第2接続片120B)で構成して、第2接続片120Bに第3接続溝160の圧入溝162を形成し、第1接続片120Aに第3接続溝160の挿通溝164を追加形成してもよい。すなわち、各接続片において、圧入溝と挿通溝とが接続片の幅方向に交互に並ぶように構成してもよい。この場合において、圧入溝内に端子が圧入されたときの区画部の変位が挿入溝によって吸収されて、圧入溝の溝幅寸法が変化することを防止できる。
また、本実施の形態では、接続部120の第1接続片120Aと第2接続片120Bとが連結部158の曲げ部128で一体にされているが、第1接続片120Aと第2接続片120Bとを溶接等で一体にしてもよい。
また、本実施の形態では、接続部120の連結部158が第1接続片120A及び第2接続片120Bの上端部に形成されているが、連結部158を第1接続片120A及び第2接続片120Bの幅方向外側端部の一方に形成してもよい。
また、本実施の形態では、アースターミナル118がウォッシャポンプ10の雑音防止装置50に適用されているが、アースターミナル118を他の装置に適用してもよい。例えば、車両用ワイパ装置の内蔵されたサージ吸収装置等にアースターミナル118を適用してもよい。