JP2008005689A - 燃料ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向長さの小型化および径方向の小型化の両立を図る燃料ポンプを提供する。
【解決手段】整流子と接触して電気を供給する正極ブラシ81および負極ブラシ82と、正極ブラシ81を整流子に向けて押し付ける正極側スプリング91、および負極ブラシ82を整流子に向けて押し付ける負極側スプリング92と、モータ収容通路からブラシ収容通路に燃料を通過させる燃料通過孔413を有する仕切部材41とを備える。そして、正極側スプリング91を正極ブラシ81に対してオフセット配置するとともに、負極側スプリング92を負極ブラシ82に対してオフセット配置する。さらに、仕切部材41に形成された燃料通過孔413を、回転軸方向から見て両スプリング91、92の間に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、整流子に接触するブラシを備えた燃料ポンプに関する。
従来より、燃料を昇圧するポンプ部と当該ポンプ部を駆動するモータ部とが、ケース部材内に配置されて一体に構成された燃料ポンプが知られている。
そして、モータ部は、電機子、電機子に供給される電流を整流する整流子、整流子と接触して電気を供給するブラシ、およびブラシを整流子に向けて押し付ける弾性部材等を備えている(特許文献1〜3参照)。
特許文献1〜3は、ポンプ部を備えていないモータ単体の構造を記載した文献である。これらの特許文献1〜3に記載の弾性部材は、弾性変形するコイル状の本体部と、本体部の弾性変形力をブラシに伝達するアーム部とを有している。そして、整流子の回転軸方向から見てブラシに対して本体部をオフセット配置することで、モータを軸方向に小型化することを図っている。
特開2000−312458号公報 実開平5−95183号公報 米国特許6952066明細書
ここで、本願の発明者は、燃料ポンプの軸方向長さを小型化するために、上述の如く弾性部材の本体部をオフセット配置する構成を、燃料ポンプのモータ部に採用した。しかしながら当該オフセット配置を採用すると、その背反として、本体部の配置スペースを確保すべく燃料ポンプが径方向へ大型化してしまう。
そこで、本発明の目的は、軸方向長さの小型化および径方向の小型化の両立を図る燃料ポンプを提供することにある。
請求項1から6のいずれか一項記載の発明では、正極側弾性部材の正極側本体部を正極ブラシに対してオフセット配置し、負極側弾性部材の負極側本体部を負極ブラシに対してオフセット配置するので、燃料ポンプの軸方向長さを小型化できる。
また、仕切部材の燃料通過孔を、整流子の回転軸方向から見て正極側本体部と負極側本体部との間に位置させるので、正極側本体部および負極側本体部の配置スペースを効率よく確保することができ、燃料ポンプを径方向に小型化できる。
以上により、燃料ポンプの軸方向の小型化と径方向の小型化とを両立できる。
請求項2記載の発明では、吐出口は、整流子の回転軸方向から見て当該回転軸中心に対してオフセット配置されている。そのため、電機子およびポンプ部の回転にともなって前記回転軸中心周りに燃料ポンプが回転(自転)しようとする力を、吐出口に接続される配管によって支持させることができる。よって、燃料ポンプの自転に対する支持部材として、吐出口に接続される配管を利用することができる。
請求項3記載の発明では、燃料通過孔は、整流子の回転軸方向から見て吐出口と重複するように配置されている。そのため、燃料通過孔から吐出口に至るまでの燃料の流通経路において、燃料の圧力損失を低くすることができるので、燃料ポンプの吐出効率を向上できる。
請求項4記載の発明では、正極側ターミナルおよび負極側ターミナルは、整流子の回転軸方向から見て燃料通過孔の反対側に配置されている。そのため、燃料通過孔から吐出した燃料が正極側ターミナルおよび負極側ターミナルに直接当たることを回避できるので、燃料通過孔から吐出口に至るまでの燃料の流通経路において燃料の圧力損失を低くすることができ、燃料ポンプの吐出効率を向上できる。
さらに、燃料中に含まれるブラシの磨耗粉等が、正極側ターミナルおよび負極側ターミナルに勢いよく衝突することを回避できるので、正極側ターミナルおよび負極側ターミナルの損傷を抑制できる。
請求項5または6記載の発明では、正極側チョークコイルおよび負極側チョークコイルは、整流子の回転軸方向から見て、正極ブラシと負極ブラシとを結ぶ仮想線に対して燃料通過孔の反対側に配置されている。そのため、燃料通過孔から吐出した燃料が正極側チョークコイルおよび負極側チョークコイルに直接当たることを回避できるので、燃料通過孔から吐出口に至るまでの燃料の流通経路において燃料の圧力損失を低くすることができ、燃料ポンプの吐出効率を向上できる。
さらに、燃料中に含まれるブラシの磨耗粉等が、正極側チョークコイルおよび負極側チョークコイルに勢いよく衝突することを回避できるので、正極側チョークコイルおよび負極側チョークコイルの損傷を抑制できる。
ここで、正極側ターミナル、正極側チョークコイルおよび正極ブラシは、電気的に直列接続されるものであり、正極側チョークコイルは正極側ターミナルおよび正極側チョークコイルの両方と電気接続されるものである。そして、請求項6記載の発明では、正極ブラシと負極ブラシとを結ぶ仮想線に対して燃料通過孔の反対側に、正極側ターミナル、正極側チョークコイルおよび正極ブラシは順に並んで配置されることとなり、この順は上述した直列接続の順と同じである。これにより、正極側ターミナル、正極側チョークコイルおよび正極ブラシをそれぞれ直列接続する電気配線を簡素化して、正極側の電気配線が燃料ポンプの径方向に冗長になることを回避できる。同様にして、負極側の電気配線についても燃料ポンプの径方向に冗長になることを回避できる。従って、燃料ポンプを径方向により一層小型化できる。
請求項7記載の発明では、正極側弾性部材の正極側本体部を正極ブラシに対してオフセット配置し、負極側弾性部材の負極側本体部を負極ブラシに対してオフセット配置するので、燃料ポンプの軸方向長さを小型化できる。
また、請求項7記載の発明では、整流子の回転軸方向から見て、正極側ターミナル、正極側チョークコイルおよび正極ブラシは順に並んで配置されることとなる。よって、正極側ターミナル、正極側チョークコイルおよび正極ブラシをそれぞれ直列接続する電気配線を簡素化して、正極側の電気配線が燃料ポンプの径方向に冗長になることを回避できる。同様にして、負極側の電気配線についても燃料ポンプの径方向に冗長になることを回避できる。従って、燃料ポンプを径方向に小型化できる。
請求項11記載の発明では、正極側溝および負極側溝は、正極側ガイド壁および負極側ガイド壁のうち正極側本体部および負極側本体部と対向する面に設けられているので、正極側アーム部および負極側アーム部の長さを短くすることができる。
請求項12、13記載の発明では、正極側支柱および負極側支柱の先端には、正極側本体部および負極側本体部の一端を係止する抜止部材が設けられているので、本体部が支柱から抜け外れてしまうことを抑制できる。
ここで、アーム部にかかるブラシからの反力により、図9中の符号L5、L6に例示される軸回りに本体部には回転力が働き、その結果、本体部の他端部分が支柱に当接する向きに本体部は傾こうとする。そして、本体部がこのように傾いてしまうと、アーム部がブラシを押さえ付ける力の向きがブラシの移動方向からずれてしまう。すると、ブラシを整流子に対して垂直に押し付けることができなくなるので、ブラシと整流子との接触状態が不安定になる。
これに対し、請求項14記載の発明では、正極側支柱および負極側支柱は、当該支柱の径方向に突出し、正極側本体部および負極側本体部の他端に径方向内側から当接する傾き矯正部を有するので、本体部が上述のように傾いてしまうことを防止できる。よって、ブラシを整流子に対して垂直に押し付けることができ、ブラシと整流子との接触状態を安定させることができる。
請求項15記載の発明では、仕切部材には、燃料通過孔から吐出口まで燃料を導く配管部材が設けられている。そのため、燃料が燃料通過孔から吐出口まで流通するときの圧力損失を、配管部材が設けられていない場合に比べて低減できる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料ポンプを図1〜図5に基づいて説明する。
図3は燃料ポンプ10全体を示す部分断面図であり、はじめに図3を用いて燃料ポンプ10の全体構造を説明する。
燃料ポンプ10は、例えば車両などの燃料タンクの内部に装着されるインタンク式のポンプである。燃料ポンプ10は、燃料タンクの内部の燃料をエンジンに供給する。燃料ポンプ10は、吸入した燃料を昇圧するポンプ部20と、ポンプ部20を駆動するモータ部30とを備えている。モータ部30はブラシ付きの直流モータである。燃料ポンプ10は略円筒状のハウジング11を備えている。ハウジング11の内壁面には、周方向へ永久磁石12が環状に設置されている。永久磁石12の内周側には、環状の永久磁石12と同心円上に電機子31が配置されている。
ポンプ部20は、ケーシング本体21およびケーシングカバー22の間に配置されるインペラ23等を有している。ケーシング本体21およびケーシングカバー22は、略C字形状のポンプ流路24を形成している。ケーシング本体21とケーシングカバー22の間には、インペラ23が回転可能に収容されている。ケーシング本体21およびケーシングカバー22は、例えばアルミニウムのダイカスト成形により形成されている。
ケーシング本体21は、ハウジング11の軸方向において一方の端部側に圧入により固定されている。ケーシング本体21の中央部には、軸受25が設置されている。ケーシングカバー22は、ケーシング本体21に被せられた状態でハウジング11の一方の端部にかしめなどにより固定されている。電機子31のシャフト32は、一方の端部が軸受25により回転可能に径方向に支持されている。シャフト32の他方の端部は、軸受27により回転可能に径方向に支持されている。
ケーシングカバー22は燃料を吸入する吸入口28を有している。ポンプ流路24において周縁部に羽根溝を有するインペラ23が回転すると、図示しない燃料タンクの内部の燃料は吸入口28からポンプ流路24に吸入される。ポンプ流路24に吸入された燃料はインペラ23の回転により昇圧され、モータ部30のポンプ室33へ吐出される。
ハウジング11の他方の端部、すなわちケーシング本体21およびケーシングカバー22とは反対側には、モータケーシング40および吐出側カバー50が設置されている。モータケーシング40は、吐出側カバー50とハウジング11との間に挟み込まれている。吐出側カバー50は、かしめによりハウジング11に固定されている。なお、特許請求の範囲に記載の「ケース部材」は、本実施形態ではハウジング11、ケーシングカバー22および吐出側カバー50から構成されている。
図2は図3のII矢視図であり、この図2に示す如く、吐出側カバー50は燃料吐出部52およびコネクタ53を有している。
燃料吐出部52は、図3に示す如く燃料通路51および調圧弁54を有している。燃料通路51は、調圧弁54の弁部材55により開閉される。燃料ポンプ10の内部における燃料の圧力が所定値よりも大きくなると、弁部材55は燃料通路51を開放する。そして、ポンプ部20により昇圧された燃料は燃料吐出部52の吐出口57から、該吐出口57に接続された図示しない配管を通じて燃料ポンプ10の外部へ供給される。
図1は、吐出側カバー50を燃料ポンプ10から取り外した状態における図3のII矢視図であり、この図1および図2に示す如く、コネクタ53は正極側ターミナル561および負極側ターミナル562を有している。
図3に示すように、ハウジング11の内部空間には電機子31が回転可能に収容されている。電機子31は、コア34と、コア34の外周に巻かれたコイル35とを有している。整流子60は、円板状に形成されており、図3において電機子31の上方に設置されている。すなわち、整流子60は、電機子31のポンプ部20とは反対側に設置されている。整流子60は、弾性部材としてのスプリング91、92により押し付けられているブラシ81、82と接触する。なお、ブラシ81は正極ブラシ、ブラシ82は負極ブラシを示し、スプリング91は正極側スプリング、スプリング92は負極側スプリングを示す。なお、図3ではスプリング91、92の図示を省略している。
図1に示すように、正極側チョークコイル71は、正極側ターミナル561および正極ブラシ81に電気的に接続され、電源供給開始時に発生する電気ノイズを低減する。同様に、負極側チョークコイル72は、負極側ターミナル562および負極ブラシ82に電気的に接続され、電源供給開始時に発生する電気ノイズを低減する。また、両チョークコイル71の各々は、コア711、722と、コア711、722の周りに巻き回されているコイル712、722とを有している。
正極側チョークコイル71と正極側ターミナル561とは導電部材611により接続される。また、正極側チョークコイル71と正極ブラシ81とは導電部材621およびピグテール631により接続される。同様にして、負極側チョークコイル72と負極側ターミナル562とは導電部材612により接続される。また、負極側チョークコイル72と負極ブラシ82とは導電部材622およびピグテール632により接続される。
なお、ピグテール631、632は可撓性を有し、ブラシ81、82の軸方向への移動に追従して変形可能な導電部材である。
そして、図示しない電源からターミナル561、562に供給された電力は、図1に示すように、導電部材611、612、チョークコイル71、72、導電部材621、622、ピグテール631、632、ブラシ81、82、整流子60を順に経由して、電機子31のコイル35へ供給される。供給された電力により電機子31が回転すると、電機子31のシャフト32ともにインペラ23が回転する。また、電機子31が回転すると、それにともなって整流子60も回転する。このとき、整流子60は、ブラシ81、82との接触状態を維持しながら回転する。
電機子31のシャフト32とともにインペラ23が回転すると、吸入口28からポンプ流路24に燃料が吸入される。ポンプ流路24に吸入された燃料は、インペラ23の各羽根溝から運動エネルギーを受けてポンプ流路24からポンプ室33に吐出される。ポンプ室33に吐出された燃料は、電機子31の周囲および燃料通路51を経由して吐出口57から燃料ポンプ10の外部へ供給される。
次に、吐出側カバー50の内部空間における、ブラシ81、82、スプリング91、92、チョークコイル71、72、ターミナル561、562の配置について詳細に説明する。
図4および図5は、負極ブラシ82の配置を示す図3の拡大図である。これらの図4、図5および図1に示す如く、ブラシ81、82、スプリング91、92、チョークコイル71、72およびターミナル561、562等は、モータケーシング40の一部分である仕切部材41の吐出口57側に保持されている。仕切部材41は、ケース部材11、22、50内部の燃料通路を、図3に示すモータ収容通路411とブラシ収容通路412とに仕切っている。また、仕切部材41には、モータ収容通路411とブラシ収容通路412と連通させる燃料通過孔413が形成されている。よって、モータ収容通路411内の燃料は燃料通過孔413からブラシ収容通路412に吐出される。
なお、本実施形態に係るブラシ収容通路412は、吐出側カバー50と仕切部材41で囲まれた空間に相当し、このブラシ収容通路412には、ブラシ81、82、スプリング91、92、チョークコイル71、72、ターミナル561、562、導電部材611、612、621、622およびピグテール631、632等が収容されている。また、本実施形態に係るモータ収容通路411は、モータケーシング40、ハウジング11およびケーシング本体21で囲まれた空間に相当し、このモータ収容通路411には、整流子60、電機子31および永久磁石12等が収容されている。
両ブラシ81、82の各々は、ブラシホルダ811、821の内部に収容されている。ブラシホルダ811、821は軸方向に延びる筒形状であり、仕切部材41と樹脂にて一体に形成されている。そして、ブラシ81、82はブラシホルダ811、821の内部を回転軸方向に移動可能に保持されている。
正極側スプリング91は、コイル状に形成されて弾性変形する正極側本体部912と、正極ブラシ81の上端に接触して正極側本体部912の弾性変形力を正極ブラシ81に伝達する正極側アーム部913とを有している。そして、正極側本体部912は、整流子60の回転軸方向から見て(図3のII矢視において)正極ブラシ81に対してオフセット配置されている。すなわち、図1に示す場合では、正極側本体部912は正極ブラシ81に対して右側にずらして配置されている。なお、正極側本体部912はコイル内部に位置する軸部材911により保持されている。
負極側スプリング92は、正極側スプリング91と同様の構造であり、負極側本体部922と負極側アーム部923とを有し、負極側本体部922は負極ブラシ82に対してオフセット配置されている。負極側本体部922はコイル内部に位置する軸部材921により保持されている。なお、両軸部材911、921は仕切部材41と樹脂にて一体に形成されている。また、両本体部912、922はコイル中心が図1の上下を向く向きに配置されている。
そして、仕切部材41に形成された燃料通過孔413は、整流子60の回転軸方向から見て正極側本体部912と負極側本体部922との間に位置している。また、燃料通過孔413は、回転軸方向から見て燃料吐出部52の吐出口57と重複するように配置されている(図3参照)。また、吐出口57は、回転軸方向から見て当該回転軸中心に対してオフセット配置されている(図2および図3参照)。
正極側チョークコイル71および負極側チョークコイル72は、整流子60の回転軸方向から見て、正極ブラシ81の軸心と負極ブラシ82の軸心とを結ぶ仮想線L1(図1参照)に対して燃料通過孔413の反対側に配置されている。
また、正極側ターミナル561は、整流子60の回転軸方向から見て正極側チョークコイル71に対して燃料通過孔413の反対側に配置され、負極側ターミナル562は、回転軸方向から見て負極側チョークコイル72に対して燃料通過孔413の反対側に配置されている。
また、両チョークコイル71、72は、コア711、721の中心が図1の上下を向く向きに配置されている。
図1に示すように、仮想線L1に対して燃料通過孔413の反対側において、正極側ターミナル561、正極側チョークコイル71および正極ブラシ81は、図1の左側から順に並んで配置されている。同様にして、負極側ターミナル562、負極側チョークコイル72および負極ブラシ82は、図1の左側から順に並んで配置されている。
また、図4に示すように、両スプリング91、92の本体部912、922、両ターミナル561、562、両チョークコイル71、72および両ブラシ81、82は、回転軸径方向において重複する位置に配置されている。
また、両スプリング91、92、両ターミナル561、562、両チョークコイル71、72および両ブラシ81、82の各々は、整流子60の回転軸方向から見て、当該回転軸中心と燃料通過孔413の中心とを結ぶ仮想線L2(図1参照)に対して対称となるように配置されている。なお、両ブラシ81、82は回転軸中心に対しても対称となるように配置されている。
以上により、本実施形態によれば、両スプリング91、92の本体部912、922をブラシ81、82に対してオフセット配置し、中心軸方向において重複する位置に配置しているので、燃料ポンプ10を軸方向(図3の上下方向)に小型化できる。
また、仕切部材41の燃料通過孔413をスプリング91、92の両本体部912、922の間に位置させるので、両本体部912、922の配置スペースを効率よく確保することができ、燃料ポンプ10を径方向に小型化できる。また、燃料通過孔413を両本体部912、922の間に位置させるので、燃料通過孔413の面積を大きく確保できる。そのため、燃料通過孔413を通過する燃料の圧力損失を低くすることができるので、燃料ポンプ10の吐出効率を向上できる。
また、燃料吐出部52の吐出口57を回転軸中心に対してオフセット配置している。そのため、電機子31およびインペラ23の回転にともなって回転軸中心周りに燃料ポンプ10が回転(自転)しようとする力を、吐出口57に接続される図示しない配管によって支持させることができる。よって、燃料ポンプ10の自転に対する支持部材として、吐出口57に接続される配管を利用することができる。
また、仕切部材41の燃料通過孔413は、回転軸方向から見て燃料吐出部52の吐出口57と重複するように配置されている。そのため、燃料通過孔413から吐出口57に至るまでの燃料の流通経路において、燃料の圧力損失を低くすることができるので、燃料ポンプ10の吐出効率を向上できる。
また、両チョークコイル71、72および両ターミナル561、562は、回転軸方向から見て燃料通過孔413の反対側に配置されている。そのため、燃料通過孔413から吐出した燃料がこれらのチョークコイル71、72およびターミナル561、562に直接当たることを回避できるので、燃料通過孔413から吐出口57に至るまでの燃料の流通経路において燃料の圧力損失を低くすることができ、燃料ポンプ10の吐出効率を向上できる。
また、燃料中に含まれるブラシ81、82の磨耗粉等が、両チョークコイル71、72および両ターミナル561、562に勢いよく衝突することを回避できるので、両チョークコイル71、72および両ターミナル561、562の損傷を抑制できる。
また、回転軸方向から見て、正極側ターミナル561、正極側チョークコイル71および正極ブラシ81は、順に並んで配置されているので、これらを電気的に直列接続するための電気配線である導電部材611、621の長さが燃料ポンプ10の径方向に冗長になることを回避できる。同様にして、負極側の電気配線である導電部材612、622についても燃料ポンプ10の径方向に冗長になることを回避できる。従って、燃料ポンプ10を径方向に小型化できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図6に示す。なお、上記各実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
上述の第1実施形態では、仕切部材41に燃料通過孔413が一つのみ形成されているが、図6に示すように本第2実施形態では、仕切部材41に燃料通過孔413、414、415が複数形成されている。図6中の斜線を付した部分が三つの燃料通過孔413、414、415を表している。燃料通過孔413はスプリング91、92の両本体部912、922の間に位置し、燃料通過孔414は正極側本体部912の下方に位置し、燃料通過孔415は負極側本体部922の下方に位置する。
これによれば、燃料通過孔413の総面積をより一層大きく確保できるので、燃料通過孔413を通過する燃料の圧力損失を低くすることができ、燃料ポンプ10の吐出効率を向上できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図7に示す。なお、上記各実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
図7に示すように第3実施形態では、二つの燃料通過孔413、416が仮想線L1に対して対称に配置されている。また、正極側スプリング91および負極側チョークコイル72は、仮想線L1に対して、第1実施形態における正極側スプリング91および負極側チョークコイル72の位置と対称の位置に配置されている。
そして、燃料通過孔413、416は、スプリング91、92の両本体部912、922の間に位置する。より具体的に説明すると、燃料通過孔413、416は、正極側本体部912の端部から軸部材911の軸心方向に対して垂直な方向に延びる仮想線L3と、負極側本体部922の端部から軸部材921の軸心方向に対して垂直な方向に延びる仮想線L4との間に位置する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図8に示す。なお、上記各実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
図8に示すように第4実施形態による燃料ポンプは、第3実施形態における燃料通過孔413、416を回転軸中心に近い位置にずらしている。また、第3実施形態における燃料通過孔413、416の形状は略円形であるのに対し、本実施形態における燃料通過孔413、416の形状は、チョークコイル71、72のコイル712、722の外周形状に沿った形状、かつ、軸受27の外周形状に沿った形状に形成されている。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図9および図10に示す。なお、上記各実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
正極側本体部912および負極側本体部922は、軸部材911、921の各々に巻かれたねじりスプリングである。ここで、正極側本体部912および負極側本体部921のうち整流子60の回転径方向の外側に位置する一端を係合端部912a、922aと呼び、他端をアーム引出部912b、922bと呼ぶ。なお、軸部材911、921は、仮想線L1に対して平行に延びており、特許請求の範囲に記載の「正極側支柱」「負極側支柱」に相当する。また、軸部材911、921は仕切部材41と樹脂にて一体に形成されている。
係合端部912a、922aは、軸部材911、921のうち仕切部材41の径方向外側の先端に係合し、アーム引出部912b、922bは、正極側アーム部913および負極側アーム部923と連結している。
つまり、上記各実施形態では、アーム引出部912b、922bが正極側本体部912および負極側本体部921のうち整流子60の回転径方向の外側に位置し、ねじりスプリングは内側から外側に向けて巻き回されているのに対し、本第5実施形態では、アーム引出部912b、922bが径方向内側に位置し、ねじりスプリングは外側から内側に向けて巻き回されている。
アーム引出部912b、922bは、軸部材911、921の上側に位置している。また、軸部材911、921の根元部分には、当該軸部材911、921の径方向に突出し、アーム引出部912b、922bに図9の紙面奥側から手前側に当接する傾き矯正部921aを有する。
図10は、負極側スプリング92の側の傾き矯正部921aの形状を示す模式図であり、図10(A)は図9の拡大図、図10(B)は(A)のB矢視図である。なお、図10中の一点鎖線はスプリング92の中心線を示す。また、図中の斜線は傾き矯正部921aを示している。なお、正極側スプリング91の側の傾き矯正部は傾き矯正部921aと同じ構造であるため、以下、説明を省略する。
この図10に示すように、負極側本体部922のうち最も内側に位置する最後の一巻きのみ、つまり負極側本体部922のうちアーム引出部922bのみが、傾き矯正部921a上に位置している。
また、本第5実施形態では、ブラシホルダ811、821を構成する正極側ガイド壁811aおよび負極側ガイド壁821aのうち、正極側本体部912および負極側本体部922と対向する面には、軸方向に延びる正極側溝811bおよび負極側溝821bが形成されている。そして、正極側アーム部913および負極側アーム部923は、正極側溝811bおよび負極側溝821bにそれぞれ配置されている。よって、第1〜第4実施形態に比べて、アーム部913、923の長さを短くすることができる。
ここで、図9および図10(A)に示す如く、アーム部913、923が屈曲部811b、821bを有し、アーム部913、923のうちブラシ81、82を押し付ける位置とアーム引出部912b、922bの位置とがずれている場合には、アーム部913、923にかかるブラシ81、82からの反力により、アーム部913、923にねじりモーメントが生じるため、図9中の軸L5、L6回りに本体部912、922には回転力が働く。その結果、アーム引出部912b、922bが軸部材911、921に当接する向きに本体部912、922は傾こうとする。そして、本体部912、922がこのように傾いてしまうと、アーム部913、923がブラシ81、82を押さえ付ける力の向き(図9中の矢印Pに示す向き)がブラシ81、82の移動方向からずれてしまう。すると、ブラシ81、82を整流子60に対して垂直に押し付けることができなくなるので、ブラシ81、82と整流子60との接触状態が不安定になる。
これに対し、本第5実施形態では、上述の矯正部921aが軸部材911、921に形成されているので、本体部912、922が上述のように傾いてしまうことを防止できる。よって、ブラシ81、82を整流子60に対して垂直に押し付けることができ、ブラシ81、82と整流子60との接触状態を安定させることができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図11に示す。なお、上記各実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
本第6実施形態では、軸部材911、921の先端に、抜止部材91a、92aが設けられている。この抜止部材91a、92aにより、本体部912、921の係合端部912a、922aと軸部材911、921との係合が外れ難くなり、本体部912、921が軸部材911、921から抜け外れてしまうことを抑制できる。
なお、上記第5実施形態では、アーム引出部912b、922bが正極側本体部912および負極側本体部921のうち整流子60の回転径方向内側に位置し、ねじりスプリングは外側から内側に向けて巻き回されているのに対し、本第6実施形態では、アーム引出部912b、922bが径方向の外側に位置し、ねじりスプリングは内側から外側に向けて巻き回されている。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態を図12に示す。なお、上記各実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
本第7実施形態では、正極側溝811bおよび負極側溝821bが、ガイド壁811a、821aのうち、本体部912、本体部922と対向する面に形成されている。また、アーム引出部912b、922bが径方向の外側に位置し、ねじりスプリングは内側から外側に向けて巻き回されている。また、正極側スプリング91および負極側チョークコイル72は、仮想線L1に対して、第1実施形態における正極側スプリング91および負極側チョークコイル72の位置と対称の位置に配置されている。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態を図13に示す。なお、上記各実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
上記各実施形態では、燃料通過孔413からブラシ収容通路412内に流入した燃料は、ブラシ収容通路412内をガイドされることなく燃料吐出部52に流入し、吐出口57から吐出される。そのため、ブラシ収容通路412内における燃料の圧力損失が大きくなる。
これに対し、本第8実施形態では、仕切部材41には、燃料通過孔413から燃料吐出部52まで燃料を導く配管部材41aが設けられている。そのため、ブラシ収容通路412内における燃料の圧力損失を小さくできる。
このように、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。例えば、上記各実施形態の特徴的構造をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る、吐出側カバーを燃料ポンプから取り外した状態における図3のII矢視図である。 図3のII矢視図である。 第1実施形態による燃料ポンプを示す断面図である。 負極ブラシの配置を示す図3の拡大図である。 負極ブラシの配置を示す図3の拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る、吐出側カバーを燃料ポンプから取り外した状態における燃料ポンプの上面図である。 本発明の第3実施形態に係る、吐出側カバーを燃料ポンプから取り外した状態における燃料ポンプの上面図である。 本発明の第4実施形態に係る、吐出側カバーを燃料ポンプから取り外した状態における燃料ポンプの上面図である。 本発明の第5実施形態に係る、吐出側カバーを燃料ポンプから取り外した状態における燃料ポンプの上面図である。 (A)は図9の拡大図、(B)は(A)のB矢視図である。 本発明の第6実施形態に係る、吐出側カバーを燃料ポンプから取り外した状態における燃料ポンプの上面図である。 本発明の第7実施形態に係る、吐出側カバーを燃料ポンプから取り外した状態における燃料ポンプの上面図である。 本発明の第8実施形態に係る燃料ポンプを示す断面図である。
符号の説明
10:燃料ポンプ、11:ハウジング(ケース部材)、20:ポンプ部、22:ケーシングカバー(ケース部材)、28:吸入口、31:電機子、41:仕切部材、50:吐出側カバー(ケース部材)、57:吐出口、60:整流子、71:正極側チョークコイル、72:負極側チョークコイル、81:正極ブラシ、82:負極ブラシ、91:正極側スプリング(正極側弾性部材)、92:負極側スプリング(負極側弾性部材)、411:モータ収容通路、412:ブラシ収容通路、413、414、415:燃料通過孔、561:正極側ターミナル、562:負極側ターミナル、912:正極側本体部、913:正極側アーム部、922:負極側本体部、923:負極側アーム部

Claims (15)

  1. 内部に燃料通路を形成し、燃料の吸入口および吐出口を有するケース部材と、
    前記燃料通路に配置され、燃料を前記吸入口から吸入して前記吐出口に向けて圧送するポンプ部と、
    前記燃料通路のうち前記ポンプ部の下流側に位置するモータ収容通路に配置され、回転して前記ポンプ部を駆動させる電機子と、
    前記モータ収容通路に配置され、前記電機子に供給される電流を整流する整流子と、
    前記燃料通路のうち前記モータ収容通路の下流側に位置するブラシ収容通路に配置され、前記整流子と接触して電気を供給する正極ブラシおよび負極ブラシと、
    前記ブラシ収容通路に配置され、前記正極ブラシを前記整流子に向けて押し付ける正極側弾性部材、および前記負極ブラシを前記整流子に向けて押し付ける負極側弾性部材と、
    前記燃料通路を前記モータ収容通路と前記ブラシ収容通路とに仕切るとともに、前記モータ収容通路から前記ブラシ収容通路に燃料を通過させる燃料通過孔を有する仕切部材と、
    を備え、
    前記正極側弾性部材は、前記整流子の回転軸方向から見て前記正極ブラシに対してオフセット配置されて弾性変形する正極側本体部と、前記正極側本体部の弾性変形力を前記正極ブラシに伝達する正極側アーム部とを有し、
    前記負極側弾性部材は、前記整流子の回転軸方向から見て前記負極ブラシに対してオフセット配置されて弾性変形する負極側本体部と、前記負極側本体部の弾性変形力を前記負極ブラシに伝達する負極側アーム部とを有し、
    前記燃料通過孔は、前記整流子の回転軸方向から見て前記正極側本体部と前記負極側本体部との間に位置する燃料ポンプ。
  2. 前記ケース部材の前記吐出口は、前記整流子の回転軸方向から見て当該回転軸中心に対してオフセット配置されている請求項1記載の燃料ポンプ。
  3. 前記仕切部材の前記燃料通過孔は、前記整流子の回転軸方向から見て前記吐出口と重複するように配置されている請求項2記載の燃料ポンプ。
  4. 前記正極ブラシに用いる電源が供給される正極側ターミナルと、
    前記負極ブラシに用いる電源が供給される負極側ターミナルと、
    を備え、
    前記正極側ターミナルおよび前記負極側ターミナルは、前記整流子の回転軸方向から見て、前記正極ブラシと前記負極ブラシとを結ぶ仮想線に対して前記燃料通過孔の反対側に配置されている請求項1から3のいずれか一項記載の燃料ポンプ。
  5. 前記正極ブラシに電気的に接続されて電気ノイズを低減する正極側チョークコイルと、
    前記負極ブラシに電気的に接続されて電気ノイズを低減する負極側チョークコイルと、
    を備え、
    前記正極側チョークコイルおよび前記負極側チョークコイルは、前記整流子の回転軸方向から見て、前記正極ブラシと前記負極ブラシとを結ぶ仮想線に対して前記燃料通過孔の反対側に配置されている請求項1から3のいずれか一項記載の燃料ポンプ。
  6. 前記正極ブラシに用いる電源が供給される正極側ターミナルと、
    前記負極ブラシに用いる電源が供給される負極側ターミナルと、
    を備え、
    前記正極側ターミナルは、前記整流子の回転軸方向から見て、前記正極側チョークコイルに対して前記燃料通過孔の反対側に配置され、
    前記負極側ターミナルは、前記整流子の回転軸方向から見て、前記負極側チョークコイルに対して前記燃料通過孔の反対側に配置されている請求項5記載の燃料ポンプ。
  7. 内部に燃料通路を形成し、燃料の吸入口および吐出口を有するケース部材と、
    前記燃料通路に配置され、燃料を前記吸入口から吸入して前記吐出口に向けて圧送するポンプ部と、
    前記燃料通路のうち前記ポンプ部の下流側に位置するモータ収容通路に配置され、回転して前記ポンプ部を駆動させる電機子と、
    前記モータ収容通路に配置され、前記電機子に供給される電流を整流する整流子と、
    前記燃料通路のうち前記モータ収容通路の下流側に位置するブラシ収容通路に配置され、前記整流子と接触して電気を供給する正極ブラシおよび負極ブラシと、
    前記ブラシ収容通路に配置され、前記正極ブラシを前記整流子に向けて押し付ける正極側弾性部材、および前記負極ブラシを前記整流子に向けて押し付ける負極側弾性部材と、
    前記燃料通路を前記モータ収容通路と前記ブラシ収容通路とに仕切るとともに、前記モータ収容通路から前記ブラシ収容通路に燃料を通過させる燃料通過孔を有する仕切部材と、
    電源供給される正極側ターミナルおよび負極側ターミナルと、
    前記正極側ターミナルおよび前記正極ブラシに電気的に接続され、電気ノイズを低減する正極側チョークコイルと、
    前記負極側ターミナルおよび前記負極ブラシに電気的に接続され、電気ノイズを低減する負極側チョークコイルと、
    を備え、
    前記正極側弾性部材は、前記整流子の回転軸方向から見て前記正極ブラシに対してオフセット配置されて弾性変形する正極側本体部と、前記正極側本体部の弾性変形力を前記正極ブラシに伝達する正極側アーム部とを有し、
    前記負極側弾性部材は、前記整流子の回転軸方向から見て前記負極ブラシに対してオフセット配置されて弾性変形する負極側本体部と、前記負極側本体部の弾性変形力を前記負極ブラシに伝達する負極側アーム部とを有し、
    前記正極側チョークコイルは、前記整流子の回転軸方向から見て、前記正極ブラシに対して前記正極側弾性部材の反対側に配置され、
    前記負極側チョークコイルは、前記整流子の回転軸方向から見て、前記負極ブラシに対して前記負極側弾性部材の反対側に配置され、
    前記正極側ターミナルは、前記整流子の回転軸方向から見て、前記正極側チョークコイルに対して前記正極ブラシの反対側に配置され、
    前記負極側ターミナルは、前記整流子の回転軸方向から見て、前記負極側チョークコイルに対して前記負極ブラシの反対側に配置されている燃料ポンプ。
  8. 前記回転軸方向に対して垂直に延びる正極側支柱および負極側支柱を備え、
    前記正極側本体部および前記負極側本体部は、前記正極側支柱および前記負極側支柱の各々に巻かれたねじりスプリングであり、
    前記正極側本体部および前記負極側本体部のうち前記整流子の回転径方向の外側に位置する一端は、前記正極側支柱および前記負極側支柱の各々と係合し、前記回転径方向の中心側に位置する他端は、前記正極側アーム部および前記負極側アーム部と連結している請求項1から7のいずれか一項記載の燃料ポンプ。
  9. 前記正極側支柱および前記負極側支柱は、前記仕切部材に設けられている請求項8記載の燃料ポンプ。
  10. 前記正極ブラシの回転軸方向への移動をガイドするとともに、前記回転軸方向へ延びる正極側溝が形成された正極側ガイド壁と、
    前記負極ブラシの回転軸方向への移動をガイドするとともに、前記回転軸方向へ延びる負極側溝が形成された負極側ガイド壁と、
    を備え、
    前記正極側アーム部および前記負極側アーム部は、前記正極側溝および前記負極側溝にそれぞれ配置されている請求項8または9記載の燃料ポンプ。
  11. 前記正極側溝および前記負極側溝は、前記正極側ガイド壁および前記負極側ガイド壁のうち前記正極側本体部および前記負極側本体部と対向する面に設けられている請求項10記載の燃料ポンプ。
  12. 前記正極側支柱および前記負極側支柱の先端には、前記正極側本体部および前記負極側本体部の前記一端を係止する抜止部材が設けられている請求項8から11のいずれか一項記載の燃料ポンプ。
  13. 前記回転軸方向に対して垂直に延びる正極側支柱および負極側支柱を備え、
    前記正極側本体部および前記負極側本体部は、前記正極側支柱および前記負極側支柱の各々に巻かれたねじりスプリングであり、
    前記正極側本体部および前記負極側本体部の一端は、前記正極側支柱および前記負極側支柱の各々と係合し、他端は、前記正極側アーム部および前記負極側アーム部と連結し、
    前記正極側支柱および前記負極側支柱の先端には、前記正極側本体部および前記負極側本体部の前記一端を係止する抜止部材が設けられている請求項1から7のいずれか一項記載の燃料ポンプ。
  14. 前記回転軸方向に対して垂直に延びる正極側支柱および負極側支柱を備え、
    前記正極側本体部および前記負極側本体部は、前記正極側支柱および前記負極側支柱の各々に巻かれたねじりスプリングであり、
    前記正極側本体部および前記負極側本体部の一端は、前記正極側支柱および前記負極側支柱の各々と係合し、他端は、前記正極側アーム部および前記負極側アーム部と連結し、
    前記正極側支柱および前記負極側支柱は、当該支柱の径方向に突出し、前記正極側本体部および前記負極側本体部の前記他端に径方向内側から当接する傾き矯正部を有する請求項1から13のいずれか一項記載の燃料ポンプ。
  15. 前記仕切部材には、前記燃料通過孔から前記吐出口まで燃料を導く配管部材が設けられている請求項1から14のいずれか一項記載の燃料ポンプ。
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