JP5135873B2 - 電動モータおよび燃料ポンプ - Google Patents
電動モータおよび燃料ポンプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5135873B2 JP5135873B2 JP2007125418A JP2007125418A JP5135873B2 JP 5135873 B2 JP5135873 B2 JP 5135873B2 JP 2007125418 A JP2007125418 A JP 2007125418A JP 2007125418 A JP2007125418 A JP 2007125418A JP 5135873 B2 JP5135873 B2 JP 5135873B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- commutator
- brushes
- elastic member
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Description
そして、特許文献1〜3には明記されていないが、図10に示す如くアーム部933をブラシ81の軸中心L1の位置に当接させ、ブラシ81を整流子60に向けて垂直に押し付けるように設定するのが従来の一般的な構造である。
また、弾性部材のアーム部は、弾性部材の壁部側の端部から弾性部材の中央部へ屈曲し、かつこの中央部からブラシ側へ突出している。弾性部材の壁部側の端部からアーム部を取り出すことにより、アーム部が屈曲しても、弾性部材の移動または傾きは壁部によって規制される。すなわち、アーム部が取り出されている弾性部材の壁部側の端部は、壁部によって移動が制限される。そのため、弾性部材に生じる傾き、および弾性部材によって押し付けられるブラシの傾きが低減される。したがって、ブラシと整流子とを確実に摺動させることができ、摩耗を低減することができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料ポンプを図1〜図5に基づいて説明する。
図3は燃料ポンプ10全体を示す部分断面図であり、はじめに図3を用いて燃料ポンプ10の全体構造を説明する。
燃料吐出部52は、図3に示す如く燃料通路51および調圧弁54を有している。燃料通路51は、調圧弁54の弁部材55により開閉される。燃料ポンプ10の内部における燃料の圧力が所定値よりも大きくなると、弁部材55は燃料通路51を開放する。そして、ポンプ部20により昇圧された燃料は燃料吐出部52の吐出口57から、該吐出口57に接続された図示しない配管を通じて燃料ポンプ10の外部へ供給される。
図1は、吐出側カバー50を燃料ポンプ10から取り外した状態における図3のII矢視図であり、この図1および図2に示す如く、コネクタ53は正極側ターミナル561および負極側ターミナル562を有している。
なお、ピグテール631、632は可撓性を有し、ブラシ81、82の軸方向への移動に追従して変形可能な導電部材である。
また、ブラシ81、82が磨耗していない状態(図5に示す状態)における力点位置P1、P2は、コイル中心点P3、P4よりも整流子60の反対側(図5の上側)に位置している。
そのため、ブラシ81、82が整流子60に押し付けられる度合いは、解除側接触部分814、824に比べて進入側接触部分813、823の方が大きくなる。その結果、進入側接触部分813、823には解除側接触部分814、824に比べて電流が多く流れ、整流子60とブラシ81、82との接触が解除されるときにおける、解除側接触部分814、824と整流子60との間での残留電流が減少する。従って、上述の放電を抑制でき、ブラシ81、82および整流子60の寿命を長くできる。
これによれば、力点位置P1、P2に作用する押付力は、傾斜面812、822を介してブラシ81、82の回転方向進行側と反対側へ傾いて作用する。その結果、ブラシ81、82が整流子60に押し付けられる度合いは、解除側接触部分814、824に比べて進入側接触部分813、823の方が大きくなる。従って、ブラシ81、82と整流子60との間の放電がより一層低減され、ブラシ81、82および整流子60の寿命をより一層長くすることができる。
本発明の第2実施形態を図6に示す。図6(A)は図1のA矢視図、図6(B)は図1のB矢視図である。なお、第1実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図7に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
本発明の第4実施形態を図8に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一符号を付す。
第4実施形態では、弾性部材としての正極側スプリング95および負極側スプリング96の形状が第1実施形態と異なる。また、第4実施形態では、導電部材611、621やピグテール631、632などの部材の形状が第1実施形態と異なるものの、実質的な機能は同一である。第4実施形態では、回転軸中心Oを通る直線を仮想直線Lxとしたとき、この仮想直線Lxを対称軸として正極ブラシ81と負極ブラシ82とが対称に配置されている。
本発明の第5実施形態を図9に示す。なお、第1実施形態または第4実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付す。
第5実施形態では、弾性部材としての正極側スプリング97および負極側スプリング98の形状が第1実施形態と異なる。その他の構成は、第4実施形態と概ね同一である。第5実施形態では、回転軸中心Oを通る直線を仮想直線Lxとしたとき、この仮想直線Lxを対称軸として正極ブラシ81と負極ブラシ82とが対称に配置されている。
上記各実施形態では、ブラシ81、82の力点位置P1、P2はコイル中心点P3、P4よりも整流子60の反対側(図5の上側)に位置しているが、本発明の実施にあたり、力点位置P1、P2をコイル中心点P3、P4よりも整流子60側(図5の下側)に位置させてもよい。
また、上記各実施形態では、ポンプ部20を有する燃料ポンプ10に本発明による電動モータを適用しているが、本発明に係る電動モータは、ポンプ部20を有しないモータ単体にも適用できる。
このように、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
Claims (8)
- 電機子と、
前記電機子に供給される電流を整流する整流子と、
前記整流子と接触するブラシと、
前記整流子の回転軸方向から見て前記ブラシに対してオフセット配置されて弾性変形する本体部、および前記ブラシと当接して前記本体部の弾性変形力を前記ブラシに伝達するアーム部を有し、前記ブラシを前記整流子に向けて押し付ける弾性部材と、
前記電機子の前記整流子側に前記整流子と所定の間隔で設けられ、前記ブラシを移動可能に保持するモータケーシングと、
を備え、
前記ブラシは、前記モータケーシングに、前記回転軸方向から見て該回転軸中心を通る仮想直線を対称軸として含む壁部を挟んで対称に複数配置されており、
前記弾性部材は、前記壁部を挟んで前記ブラシの各々に対して設けられ、
前記アーム部は、前記弾性部材において前記壁部側の端部から前記弾性部材の軸方向の中央部へ屈曲し、かつ前記弾性部材の軸方向の中央部から前記ブラシ側へ突出し、
前記アーム部が前記ブラシを押し付ける力点位置は、前記ブラシの中心軸に対して前記整流子の回転方向進行側と反対側に位置している電動モータ。 - 前記ブラシは、前記整流子とは反対側の端部に前記回転方向進行側ほど軸方向の全長が短くなる傾斜面を有し、
前記力点位置は前記傾斜面上に位置する請求項1記載の電動モータ。 - 前記ブラシは、前記回転軸方向から見て該回転軸中心に対して対称となるように複数配置されており、
前記弾性部材は前記ブラシの各々に対して設けられ、
前記本体部から前記力点位置までの前記アーム部の長さは、前記弾性部材の各々で異なる長さに設定されている請求項1または2記載の電動モータ。 - 前記ブラシは、前記回転軸方向から見て該回転軸中心に対して対称となるように複数配置されており、
前記弾性部材は前記ブラシの各々に対して設けられ、
前記本体部は、該本体部の軸中心から前記ブラシの中心軸までの距離が前記弾性部材の各々で異なる長さとなるように配置されている請求項1または2記載の電動モータ。 - 前記ブラシは、前記回転軸方向から見て該回転軸中心を通る仮想直線を対称軸として対称に複数配置されており、
前記弾性部材は前記ブラシの各々に対して設けられ、
前記アーム部は、前記弾性部材において前記仮想直線に垂直な軸方向の中央部から前記ブラシ側へ突出している請求項1記載の電動モータ。 - 前記弾性部材の軸方向の中央部、前記アーム部および前記ブラシの中心は、概ね同一の直線上に位置する請求項1記載の電動モータ。
- 前記弾性部材は、前記壁部側の端部が前記壁部と接している請求項1記載の電動モータ。
- 請求項1から7のいずれか一項記載の電動モータと、前記電機子の回転により駆動されて吸入した燃料を昇圧するポンプ部とを一体に備える燃料ポンプ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007125418A JP5135873B2 (ja) | 2006-05-24 | 2007-05-10 | 電動モータおよび燃料ポンプ |
DE102007000287A DE102007000287A1 (de) | 2006-05-24 | 2007-05-23 | Elektromotor und Kraftstoffpumpe mit diesem Elektromotor |
US11/802,571 US20080069710A1 (en) | 2006-05-24 | 2007-05-23 | Electric motor and fuel pump having the same |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006144156 | 2006-05-24 | ||
JP2006144156 | 2006-05-24 | ||
JP2007125418A JP5135873B2 (ja) | 2006-05-24 | 2007-05-10 | 電動モータおよび燃料ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008005691A JP2008005691A (ja) | 2008-01-10 |
JP5135873B2 true JP5135873B2 (ja) | 2013-02-06 |
Family
ID=39009581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007125418A Expired - Fee Related JP5135873B2 (ja) | 2006-05-24 | 2007-05-10 | 電動モータおよび燃料ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5135873B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5382042B2 (ja) * | 2010-08-16 | 2014-01-08 | 株式会社デンソー | 燃料ポンプ |
JP2012205400A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Asmo Co Ltd | ブラシ装置及びブラシ装置を備えたモータ |
US8933609B2 (en) * | 2011-08-23 | 2015-01-13 | Ti Group Automotive Systems, L.L.C. | Electric motor driven liquid pump and brush for same |
JP6208841B2 (ja) * | 2011-08-25 | 2017-10-04 | アスモ株式会社 | ブラシ装置及びモータ |
KR101975565B1 (ko) * | 2016-12-02 | 2019-05-07 | 조기훈 | 일인칭 시점의 알씨카 레이싱 시스템 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2554646B1 (fr) * | 1983-11-04 | 1986-03-28 | Paris & Du Rhone | Porte-balais pour collecteur frontal de machines electriques tournantes |
JPS63167356U (ja) * | 1987-04-21 | 1988-10-31 | ||
JP2594239Y2 (ja) * | 1992-05-20 | 1999-04-26 | 東芝テック株式会社 | 回転電機のブラシ装置 |
JPH08214507A (ja) * | 1995-02-03 | 1996-08-20 | Asmo Co Ltd | ブラシ装置 |
DE102004016809A1 (de) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Robert Bosch Gmbh | Bürstenhalter für eine elektrische Maschine |
-
2007
- 2007-05-10 JP JP2007125418A patent/JP5135873B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008005691A (ja) | 2008-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4221607B2 (ja) | 燃料ポンプ | |
JP5135873B2 (ja) | 電動モータおよび燃料ポンプ | |
EP1783880A2 (en) | Electric motor and fuel pump having the same | |
JP6666788B2 (ja) | 駆動装置およびポンプ装置 | |
JP2008064030A (ja) | 燃料ポンプ | |
CN100362230C (zh) | 具有整体容纳在单个壳体中的电机的燃油泵 | |
JP2008005689A (ja) | 燃料ポンプ | |
JPH089995B2 (ja) | モ−タ式燃料ポンプ | |
JP4508143B2 (ja) | 燃料ポンプ | |
JP4569046B2 (ja) | 電動機 | |
JP5382042B2 (ja) | 燃料ポンプ | |
JP4952281B2 (ja) | 燃料ポンプおよびその製造方法 | |
JP4935187B2 (ja) | 電動モータおよび燃料ポンプ | |
WO2023119924A1 (ja) | 電動機及び電動送風機 | |
CN113875130A (zh) | 电动机和电动风机 | |
JP4587129B2 (ja) | 燃料ポンプおよびその製造方法。 | |
US20070210673A1 (en) | Fuel pump having bearing member | |
JPH0785642B2 (ja) | モータ式燃料ポンプ | |
JP2009225501A (ja) | 燃料ポンプ | |
JP3941108B2 (ja) | 燃料ポンプおよびその製造方法 | |
JP2009225625A (ja) | ブラシ付き電動モータ | |
JP7113331B2 (ja) | 電動機および電動送風機 | |
JP5030620B2 (ja) | 燃料ポンプ | |
JP2008064029A (ja) | 燃料ポンプ | |
WO2024201641A1 (ja) | 燃料供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120309 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121016 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121029 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |