JPH1126048A - 端子具 - Google Patents

端子具

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JPH1126048A
JPH1126048A JP9190661A JP19066197A JPH1126048A JP H1126048 A JPH1126048 A JP H1126048A JP 9190661 A JP9190661 A JP 9190661A JP 19066197 A JP19066197 A JP 19066197A JP H1126048 A JPH1126048 A JP H1126048A
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terminal
upright
portions
printed circuit
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JP9190661A
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Inventor
Yoshikazu Kobayashi
好和 小林
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IKEDA DENSO KK
Original Assignee
IKEDA DENSO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で安価に製作できると共に、リー
ド線を接続部に確実に電気的に接続でき、プリント基
板、その他の端子板に簡便に使用できる端子具を提供す
る。 【解決手段】 導電性板材をU字状に折り曲げて、一対
の起立部7 と、この起立部7 の上端間を連結する連結部
8 とを一体に備えた接続部5 を構成し、この接続部5
に、連結部8 側が外広がり状に開口するリード線9 挿入
用の開口部10と、各起立部7 に相対向して形成され且つ
開口部10に連通するリード線9 挟持用の凹部11,18 とを
備え、開口部10側から挿入されたリード線9 を各凹部1
1,18 で挟持して接続する。一対の起立部7 を板厚方向
に離間させて設け、この各起立部7 に、連結部8 と反対
側に突出してプリント基板、その他の端子板1の小孔3
に挿入される取り付け脚6 と、この取り付け脚6 を端子
板1の小孔3 に挿入したときに端子板1側に当接する当
接部15とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード線を接続す
る端子具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気部品を使用した機器において、その
電気部品のリード線を接続する際に使用する端子具とし
て、従来、例えば実開昭57−191023号公報に記
載されたものがある。この端子具は、導電性を有する金
属導電性を有する金属板材をL字状に折り曲げて、取り
付け部と接続部とを一体に構成し、その取り付け部を電
気部品のカバーに沿って所要位置に挿入して固定してい
る。
【0003】接続部は、相対向する対向面が面接触する
一対の起立部と、この一対の起立部の上端間を連結する
連結部とを一体に備えた逆U字状であって、その上端の
連結部に上広がりにV字状に開口するリード線挿入用の
開口部を形成すると共に、この開口部から下方に延びる
リード線挟持用のスリットを各起立部に相対向して形成
して、リード線を接続する際には、開口部側からスリッ
ト側にリード線を圧入しながら挿入して、リード線をス
リットで挟持させることにより接続部に電気的、機械的
に接続するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の端子具は、金属
板材の板厚を薄くすれば、取り付け部と接続部との間の
屈曲部の剛性を確保し難く、接続部のスリットにリード
線を圧入する際に、その外力によって屈曲部が変形し、
その屈曲部から上の接続部が取り付け部に対して斜め方
向に倒れ易くなる欠点がある。即ち、従来の端子具は、
接続部の一対の起立部が面接すると共に、その一方の起
立部が屈曲部を介して取り付け部にL字状に繋がってお
り、リード線の圧入時の外力を一方の起立部の屈曲部を
介して取り付け部側で受けているため、リード線の圧入
時の外力が斜め方向に作用すれば、屈曲部が変形して接
続部が斜めに倒れることがある。
【0005】従って、金属板材の板厚を薄くすれば、接
続部が非常に不安定になるので、板厚の薄い金属板材で
は到底採用し得ない構造であり、一定以上の板厚の金属
板材を使用する必要があって、板厚の薄い材料を使用し
て安価に製作することは非常に困難である。また一定以
上の板厚の金属板材を使用した場合でも、圧入力が常に
接続部に沿って取り付け部と直角方向に作用するように
注意しながら、リード線をスリットに慎重に圧入する必
要があり、リード線を接続する際の作業が非常に煩わし
くなる欠点がある。
【0006】更に従来の端子具は、面接触状態の両起立
部にスリットを形成しているため、スリットにリード線
を圧入した際に、各起立部の面接触側のエッジ部がリー
ド線に食い込むことは殆どなく、接続部の外側のエッジ
部がリード線に食い込むだけとなる。このため、エッジ
部を介しての接続部とリード線との電気的な接続箇所は
最大4か所になり、リード線を接続部に電気的に確実に
接続できないような欠点もある。
【0007】しかも、従来の端子具は、取り付け部と接
続部とをL字状に構成し、その取り付け部を介して所要
部位に取り付ける構造であるため、端子具全体が大型化
すると共に、プリント基板、その他の端子板に装着して
使用する場合には、取り付け部側を鳩目等で端子板に取
り付けなければならず、プリント基板に簡便に使用でき
ない欠点がある。本発明は、このような従来の課題に鑑
み、構造が簡単で安価に製作できると共に、リード線を
接続部に確実に電気的に接続でき、プリント基板、その
他の端子板に簡便に使用できる端子具を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、導電性板材をU字状に折り曲げて、一対の起立部7
と、この起立部7 の上端間を連結する連結部8 とを一体
に備えた接続部5 を構成し、この接続部5 に、連結部8
側が外広がり状に開口するリード線9 挿入用の開口部10
と、各起立部7 に相対向して形成され且つ開口部10に連
通するリード線9 挟持用の凹部11,18 とを備え、開口部
10側から挿入されたリード線9 を各凹部11,18 で挟持し
て接続するようにした端子具において、一対の起立部7
をその板厚方向に離間させて設け、この各起立部7 に、
連結部8 と反対側に突出してプリント基板、その他の端
子板1の小孔3 に挿入される取り付け脚6 と、この取り
付け脚6 を端子板1の小孔3 に挿入したときに端子板1
側に当接する当接部15とを設け、各起立部7 の取り付け
脚6 と当接部15との間に、連結部8 側に凹入する凹入部
16を形成したものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、凹部11,18 、取り付け脚6 、当接部
15及び凹入部16を接続部5 の幅方向の中心に対して略線
対称に配置したものである。請求項3に記載の本発明
は、請求項1又は2に記載の発明において、各起立部7
の幅方向の中央に凹部11,18 と取り付け脚6 とを配置す
ると共に、各起立部7の幅方向の両側に当接部15を設
け、この各当接部15と取り付け脚6 との間に凹入部16を
形成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1乃至図6は本発明の第1
の実施形態を例示する。図1乃至図4において、1 はプ
リント基板で、このプリント基板1 の裏面には導体箔2
が装着され、またその導体箔2 に対応するように小孔3
が形成されている。そして、このプリント基板1 には、
その表側から小孔3 に挿入されたリード線を導体箔2 に
半田付けすることにより必要な電気回路部品が装着さ
れ、その電気回路部品等により所定の電気回路が構成さ
れている。
【0011】4 は端子具で、逆U字状に折り曲げ形成さ
れた接続部5 と、この接続部5 から下方に突出する取り
付け脚6 とを有し、適度な剛性を持った導電性の金属薄
板材により一体に構成されている。接続部5 は、その板
厚方向に所定間隔だけ離間させて相対向するように略平
行に配置された一対の起立部7 と、この起立部7 の上端
間を連結する半円状の連結部8 とを一体に備えている。
【0012】接続部5 には、リード線9 を挿入し挟持す
るように、その幅方向の中央部に開口部10とスリット11
とが形成されている。リード線9 は、図5及び図6に示
すように、銅線等の芯線12の外周にコーティング等によ
り絶縁被覆13が施されている。開口部10はリード線9 を
挿入するためのものであって、連結部8 の円弧方向の中
央部分に上広がり状に開口するようにV字状に形成され
ている。
【0013】スリット11は開口部10から挿入されたリー
ド線9 を挟持するための凹部を構成するものであって、
リード線9 の芯線12の線径よりも若干狭い幅になってお
り、開口部10の中央から連結部8 及び起立部7 に跨がっ
て接続部5 の上下方向の略中央部に至るように上下方向
に形成されている。接続部5 の各起立部7 には、図6に
示すようにスリット11によって各起立部7の板厚方向の
両側にエッジ部14が形成され、スリット11にリード線9
を圧入した時に、そのエッジ部14でリード線9 の絶縁被
覆13を損壊して起立部7 が芯線12と電気的に接続するよ
うになっている。
【0014】各起立部7 の下端には、この起立部7 から
下方に突出する取り付け脚6 が幅方向の中央部に、この
取り付け脚6 をプリント基板1 の小孔3 に挿入した時に
プリント基板1 の上面に当接する当接部15が幅方向の両
端部に夫々形成され、また取り付け脚6 の上部側がプリ
ント基板1 に当接しないように上側に凹入する凹入部16
が取り付け脚6 と各当接部15との間に形成されている。
【0015】取り付け脚6 は、プリント基板1 の小孔3
に挿入して接続部5 をプリント基板1 に固定すると同時
に接続部5 を導体箔2 に電気的に接続するためのもので
あって、各起立部7 から連結部8 と反対の下側に一体に
突出され、且つプリント基板1 の小孔3 に挿入し得る程
度の小幅の帯状に形成されている。そして、この取り付
け脚6 は、各起立部7 の当接部15がプリント基板1 の表
面に当接するようにプリント基板1 の小孔3 に表側から
挿入され、プリント基板1 の裏側の半田部17で導体箔2
に半田付けされている。
【0016】この端子具4 を製造する場合には、例えば
導電性の金属薄板材等の金属板材を準備し、この金属板
材をプレス機等にかけて打ち抜き加工と折り曲げ加工と
を連続的に行う方法を採る。即ち、打ち抜き加工では、
金属板材をプレス機等にかけて、その金属板材から展開
状態の端子具中間体を打ち抜く。そして、折り曲げ加工
では、この金属板材の打ち抜き加工で得た展開状態の端
子具中間体を、その連結部8 に対応する部分で半円状に
折り曲げて行く。すると端子具中間体が展開状態から連
結部8 で逆U字状に湾曲して、図示のような逆U字状の
端子具4 を容易且つ能率的に製作できる。
【0017】この端子具4 をプリント基板1 に装着して
使用する場合には、端子具4 の一対の取り付け脚6 をプ
リント基板1 の一対の小孔3 に表側から挿入し、各起立
部7の両端の当接部15がプリント基板1 の表面に当接し
た状態で、その各取り付け脚6 の下端側をプリント基板
1 の裏側の半田部17で導体箔2 に半田付けする。これに
よって端子具4 をプリント基板1 に容易且つ確実に固定
できる。
【0018】端子具4 をプリント基板1 に予め固定した
状態において、リード線9 を開口部10側からスリット11
内へと圧入する。すると各起立部7 のスリット11側にあ
るエッジ部14がリード線9 の絶縁被覆13に食い込んで損
壊し、そのエッジ部14が絶縁被覆13の損壊部分でリード
線9 の芯線12と接触するので、各起立部7 のスリット11
でリード線9 を挟持して機械的に保持できると同時に、
リード線9 を接続部5に電気的に接続できる。リード線9
を開口部10から接続部5 のスリット11に挿入する場
合、その開口部10によりリード線9 をスリット11に円滑
に案内でき、スリット11に対してリード線9 を容易に挿
入できる。
【0019】接続部5 は、板厚方向に離間した起立部7
を円弧状の連結部8 を介して一体に連結して、これら一
対の起立部7 と連結部8 とによって逆U字状に構成する
一方、その各起立部7 を取り付け脚6 を介してプリント
基板1 の表側に固定しているので、接続部5 自体の剛性
が向上し、接続部5 の板厚方向及び幅方向への倒れ等を
確実に防止できる。従って、金属板材に板厚の薄いもの
を使用して端子具を容易且つ安価に製作できると共に、
開口部10によるリード線9 の案内作用と相俟って、リー
ド線9 を接続部5 のスリット11に容易に挿入でき、リー
ド線9 の接続時の作業を簡便に行うことが可能である。
【0020】また各起立部7 が離間しているため、リー
ド線9 の接続状態において、各起立部7 毎に4箇所づつ
の合計8箇所のエッジ部14がリード線9 に食い込んでそ
の絶縁被覆13を損壊するため、一部のエッジ部14での絶
縁被覆13の損壊が不十分なような場合でも、残りのエッ
ジ部14で確実に絶縁被覆13を損壊でき、リード線9 を接
続部5 に確実に接続できると共に、リード線9 と接続部
5 との電気的接続部分の数が増加しその電気抵抗を低減
できる。
【0021】しかも、一対の起立部7 が板厚方向に離間
しており、その各起立部7 のスリット11でリード線9 を
挟持しているので、接続状態のリード線9 を接続部5 の
各起立部7 により確実に保持できる。このため、リード
線9 の長手方向に外力が作用した場合にも、接続部5 の
倒れ、エッジ部14の食い込み不足等によるリード線9の
抜け出し等を防止できる。。
【0022】各起立部7 の取り付け脚6 をプリント基板
1 の小孔3 に挿入する時には、各起立部7 の幅方向の両
端の当接部15をプリント基板1 に当接させる。この時、
その両側の当接部15間の中央に取り付け脚6 があり、し
かもその取り付け脚6 と各当接部15との間に凹入部16が
あるので、各起立部7 の当接部15を夫々確実にプリント
基板1 の表側に当てることができる。従って、取り付け
脚6 を導体箔2 に半田部17で半田付けすることにより各
起立部7 、即ち、接続部5 の板幅方向の倒れ、ガタツキ
等を容易に防止でき、接続部5 の板厚方向及び幅方向に
安定性が向上し、リード線9 の接続作業時の倒れ等を確
実に防止できる。
【0023】また各起立部7 の幅方向の中央の取り付け
脚6 と両端部の各当接部15との間に凹入部16があるの
で、その各当接部15がプリント基板1 に当接するように
取り付け脚6 をプリント基板1 の小孔3 に容易に挿入で
きる。このため、取り付け脚6のプリント基板1 の小孔3
に対する挿入不良、これに伴う各当接部15のプリント
基板1 に対する当接不良等が生じ難く、端子具4 を容易
且つ確実にプリント基板1 に固定できる。
【0024】開口部10は、一対の起立部7 の上端間を連
結する円弧状の連結部8 の内、その円弧方向の中央上部
に上広がりのV字状に形成しており、開口部10が各起立
部7側まで到達していないので、開口部10の上広がりの
開口角度を大きくしても、それに伴う連結部8 の切り欠
き量を少なくできる。このため、接続部5 が一対の離間
する起立部7 を連結部8 で一体に連結した構造であるに
も拘わらず、接続部5を含む端子具4 全体の強度を十分
に確保でき、プリント基板1 に端子具4 を装着する際等
の取り扱いを容易にできる。
【0025】また端子具4 の全体が対称形状であり、そ
れ自体に方向性がないため、プリント基板1 に固定する
場合、接続部5 にリード線9 を接続する場合の取り扱
い、その他の作業が容易であり、簡便に使用できる。図
7乃至図9は本発明の第2の実施形態を例示し、接続部
5 側に、その幅方向の中心線に対して略線対称に開口部
10とスリット11とを2個設け、その各スリット11にリー
ド線9 を圧入したものである。この端子具4 は、接続部
5 に開口部10とスリット11とが2個あるので、接続部5
に2本のリード線9 を接続できる。
【0026】図10及び図11は本発明の第3の実施形
態を例示し、接続部5 の各起立部7に開口部10及びスリ
ット11を3個形成すると共に、一方の起立部7 の下端側
に2個の取り付け脚6 と1個の当接部15とを設け、他方
の起立部7 の下端側に1個の取り付け脚6 と2個の当接
部15とを設けたものである。一方の起立部7 の下端側に
は、その幅方向の両端に2個の取り付け脚6 があり、中
央に1個の当接部15がある。他方の起立部7 の下端側に
は、逆にその幅方向の中央に1個の取り付け脚6 があ
り、両端に2個の当接部15がある。
【0027】なお、この端子具4 は、線対称に構成され
ている。この端子具4 は、接続部5 に開口部10とスリッ
ト11とが3個あるので、接続部5 に3本までのリード線
9 を接続できる。また一方の起立部7 側の取り付け脚6
を2個とし、他方の起立部7 側の取り付け脚6 を1個と
しているので、金属板材から端子具4 をその長手方向に
連続するように打ち抜き成形する場合、両起立部7 側の
取り付け脚6 同志が干渉することがなく、歩留りが向上
する。
【0028】更に一方の起立部7 側の取り付け脚6 を2
個とし、他方の起立部7 側の取り付け脚6 を1個として
いるが、一方の起立部7 には幅方向の中央に1個の当接
部15があり、他方の起立部7 には幅方向の両端に2個の
当接部15があるので、端子具4 をプリント基板1 に取り
付ける際にその倒れ等を防止できる。図12は本発明の
第4の実施形態を例示し、接続部5 の各起立部7 に、そ
の幅方向の反対側の端部に位置すべく取り付け脚6 と当
接部15とを1個づつ設け、その取り付け脚6 と当接部15
との間に凹入部16を形成したものである。
【0029】このように端子具4 には、両起立部7 の取
り付け脚6 と当接部15とを点対称に設けても良い。この
場合にも、金属板材から端子具4 を製造する場合の歩留
りが向上し、また端子具4 をプリント基板1 に取り付け
た際の倒れ等も防止できる。図13は本発明の第5の実
施形態を例示し、リード線9 の挿入用の開口部10を連結
部8 から各起立部7 の上下方向の中間部分まで長く形成
し、この開口部10の下側近傍に、リード線9 挟持用の凹
部としての丸穴18を形成し、その丸穴18と開口部10との
間に、両側から突出する抜け止め突部19を形成したもの
である。丸穴18はリード線9 の芯線13の線径よりも若干
小径になっている。
【0030】リード線9 を接続部5 に接続する際には、
開口部10から一対の抜け止め突部19間を経て丸穴18にリ
ード線9 の芯線13を強制的に圧入する。すると丸穴18の
穴径がリード線9 の芯線13の線径よりも若干小であるた
め、丸穴18内に圧入されたリード線9 を確実に保持でき
ると共に、その上側の一対の抜け止め突部19によりリー
ド線9 の抜けを防止できる。なお、抜け止め部19は左右
の一方側のみでも良い。
【0031】図14は本発明の第6の実施形態を例示
し、各起立部7 にスリット11を形成し、そのスリット11
の途中に、リード線9 の抜け止め突部19を設けたもので
ある。このようにスリット11と抜け止め突部19とを組み
合わせることも可能である。以上、本発明の各実施形態
について詳述したが、本発明は各実施形態に限定される
ものではなく、種々の変形が可能であることは言うまで
もない。例えば、各実施形態では、端子板としてプリン
ト基板1 を例示し、そのプリント基板1 に他の電気部品
と共に装着する場合を例示したが、専用の端子板に装着
するようにしても良い。
【0032】リード線9 の挟持用凹部は、リード線9 を
挟持し得るものであれば良く、スリット11、丸穴18等に
限定されるものではない。接続部5 は、一対の起立部7
と連結部8 とが全体として逆V字状になるように構成し
ても良い。リード線9 は芯線12の外側にビニール等の樹
脂製の絶縁被覆13を設けたものでも良い。但し、その場
合には、ビニール等の絶縁被覆13を剥離した後に、その
芯線を接続部に接続することになる。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、導電
性板材をU字状に折り曲げて、一対の起立部7 と、この
起立部7 の上端間を連結する連結部8 とを一体に備えた
接続部5 を構成し、この接続部5 に、連結部8 側が外広
がり状に開口するリード線9 挿入用の開口部10と、各起
立部7 に相対向して形成され且つ開口部10に連通するリ
ード線9 挟持用の凹部11,18 とを備え、開口部10側から
挿入されたリード線9 を各凹部11,18 で挟持して接続す
るようにした端子具において、一対の起立部7 をその板
厚方向に離間させて設け、この各起立部7 に、連結部8
と反対側に突出してプリント基板、その他の端子板1の
小孔3 に挿入される取り付け脚6 と、この取り付け脚6
を端子板1の小孔3 に挿入したときに端子板1側に当接
する当接部15とを設け、各起立部7 の取り付け脚6 と当
接部15との間に、連結部8 側に凹入する凹入部16を形成
しているので、構造が簡単で安価に製作できると共に、
リード線9 を接続部5 に確実に電気的に接続でき、しか
も接続部5 をプリント基板、その他の端子板1 に容易且
つ確実に固定でき、接続部5 の倒れ等がなく、接続時の
作業が容易であり、プリント基板、その他の端子板1 に
簡便に使用できる。
【0034】請求項2に記載の本発明によれば、凹部1
1,18 、取り付け脚6 、突起部及び凹入部16を接続部5
の幅方向の中心に対して略線対称に配置しているので、
構造が簡単で方向性がなく簡便に使用できる。請求項3
に記載の本発明によれば、各起立部7 の幅方向の中央に
凹部11,18 と取り付け脚6 とを配置すると共に、各起立
部7 の幅方向の両側に当接部15を設け、この各当接部15
と取り付け脚6 との間に凹入部16を形成しているので、
構造が簡単であり、接続部5 を端子板に容易且つ確実に
固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す全体の斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す側面断面図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す挟持状態の正面
断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す挟持状態の平面
断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す全体の斜視図で
ある。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す側面断面図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施形態を示す全体の斜視図
である。
【図11】本発明の第3の実施形態を示す正面断面図で
ある。
【図12】本発明の第4の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図13】本発明の第5の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図14】本発明の第6の実施形態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 プリント基板 3 小孔 5 接続部 6 取り付け脚 7 起立部 8 連結部 9 リード線 10 開口部 11 スリット(凹部) 15 当接部 16 凹入部 18 丸穴(凹部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性板材をU字状に折り曲げて、一対
    の起立部(7) と、この起立部(7) の上端間を連結する連
    結部(8) とを一体に備えた接続部(5) を構成し、この接
    続部(5) に、連結部(8) 側が外広がり状に開口するリー
    ド線(9) 挿入用の開口部(10)と、各起立部(7) に相対向
    して形成され且つ開口部(10)に連通するリード線(9) 挟
    持用の凹部(11)(18)とを備え、開口部(10)側から挿入さ
    れたリード線(9) を各凹部(11)(18)で挟持して接続する
    ようにした端子具において、一対の起立部(7) をその板
    厚方向に離間させて設け、この各起立部(7) に、連結部
    (8) と反対側に突出してプリント基板、その他の端子板
    (1) の小孔(3) に挿入される取り付け脚(6) と、この取
    り付け脚(6) を端子板(1) の小孔(3) に挿入したときに
    端子板(1) 側に当接する当接部(15)とを設け、各起立部
    (7) の取り付け脚(6) と当接部(15)との間に、連結部
    (8) 側に凹入する凹入部(16)を形成したことを特徴とす
    る端子具。
  2. 【請求項2】 凹部(11)(18)、取り付け脚(6) 、当接部
    (15)及び凹入部(16)を接続部(5) の幅方向の中心に対し
    て略線対称に配置したことを特徴とする請求項1に記載
    の端子具。
  3. 【請求項3】 各起立部(7) の幅方向の中央に凹部(11)
    (18)と取り付け脚(6) とを配置すると共に、各起立部
    (7) の幅方向の両側に当接部(15)を設け、この各当接部
    (15)と取り付け脚(6) との間に凹入部(16)を形成したこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の端子具。
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