JP2003217722A - フラットケーブルと配線回路体との接続部及びフラットケーブルと配線回路体との接続方法 - Google Patents

フラットケーブルと配線回路体との接続部及びフラットケーブルと配線回路体との接続方法

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JP2003217722A JP2002011429A JP2002011429A JP2003217722A JP 2003217722 A JP2003217722 A JP 2003217722A JP 2002011429 A JP2002011429 A JP 2002011429A JP 2002011429 A JP2002011429 A JP 2002011429A JP 2003217722 A JP2003217722 A JP 2003217722A
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憲嗣 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットケーブルからフラット導体を露出さ
せずに、また半田を使用せずに接続を行えるフラットケ
ーブルと配線回路体との接続部を得る。 【解決手段】 板部1の両側に立設したクリンプ片2を
有する接続子3と、フラット導体4をフラット絶縁被覆
5で被覆したフラットケーブル6と、絶縁基板7に配線
導体8を支持させ、配線導体8の箇所で絶縁基板7と配
線導体8とにスルーホール9を形成し、スルーホール9
の内面に配線導体8に電気的につながる導電層10を設
けた配線回路体11とを用いる。各クリンプ片2をフラ
ット導体4の箇所でフラットケーブル6に突き刺してフ
ラット導体4と接続子3とを導通接続する。接続子3の
一部を配線回路体11のスルーホール9に挿入して導電
層10に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器や自動車
に使用される電子機器でフラットケーブルと配線回路体
とを接続しているフラットケーブルと配線回路体との接
続部及びフラットケーブルと配線回路体との接続方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、一般の電子機器の配線回
路体としては、実装基板やプリント配線基板が使われて
おり、これら配線回路体と外部のセンサーや補機とをハ
ーネスを介して接続する方法として、配線回路体に取り
付けられたコネクタとハーネスに取り付けられたコネク
タとを嵌合して接続する接続方法が一般的である。
【0003】しかし、最近、配線の高密度化に伴って、
ハーネスとしてフレキシブルフラットケーブル(FF
C)の如きフラットケーブルが用いられるようになって
きている。この場合の配線回路体とフラットケーブルと
の接続方法として、実開昭59−3432や特開200
1−6441に示されている接続方法がある。
【0004】実開昭59−3432に示されている接続
方法は、絶縁基板に各配線導体が平行に配置された箇所
で、これら配線導体に対応して該絶縁基板にスルーホー
ルをそれぞれ形成し、相互に平行する複数のフラット導
体を一括してフラット絶縁被覆層で覆ったフラットケー
ブルの端部から各フラット導体を露出させ、露出した各
フラット導体を対応するスルーホールにそれぞれ挿入し
て、これらフラット導体を対応する配線導体に半田付け
接続していた。
【0005】特開2001−6441に示されている接
続方法は、絶縁基板に各配線導体が平行に配置された箇
所で、フラットケーブルの端部から露出させた各フラッ
ト導体を対応する配線導体に重ねて半田付け接続してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の接続方法では、フラットケーブルの端部からフ
ラット導体を露出させなければならず、フラット導体の
露出に非常に手間がかかる問題点があった。また、半田
を使用した接続方法であるため、半田付け後の半田のク
ラックによる導通不良を防止するため、半田付け工程の
厳しい作業管理や材料管理が要求される問題点があっ
た。
【0007】本発明の目的は、フラットケーブルからフ
ラット導体を露出させずに、また半田を使用せずに接続
を行えるフラットケーブルと配線回路体との接続部及び
フラットケーブルと配線回路体との接続方法を提供する
ことにある。
【0008】本発明の他の目的は、配線回路体とフラッ
トケーブルとの接続を、コネクタを使用せずに、コンパ
クトに行えるフラットケーブルと配線回路体との接続部
及びフラットケーブルと配線回路体との接続方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のフラットケーブ
ルと配線回路体との接続部では、板部の両側に立設した
クリンプ片を有する接続子と、フラット導体をフラット
絶縁被覆で被覆したフラットケーブルと、絶縁基板に配
線導体が支持され、該配線導体の箇所で絶縁基板と配線
導体とにスルーホールが形成され、該スルーホールの内
面に配線導体に電気的につながった導電層が設けられて
いる配線回路体とを備え、接続子の各クリンプ片がフラ
ット導体の箇所でフラットケーブルに突き刺されてフラ
ット導体と接続子とが導通接続され、接続子の一部が配
線回路体のスルーホールに挿入されて導電層に接触され
て導通接続されている。
【0010】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続部は、フラットケーブルからフラット導体を露
出させずに、また半田を使用せずに接続を行うことがで
きる。また、半田を使用しないため、半田付け工程の厳
しい作業管理や材料管理が不要となる利点がある。ま
た、配線回路体とフラットケーブルとの接続を、コネク
タを使用せずに、コンパクトに行うことができる。さら
に、この接続部では、フラットケーブルのフラット導体
と配線回路体の配線導体との接続を、共通の接続子で行
えて、接触抵抗を低減することができる。
【0011】また、本発明のフラットケーブルと配線回
路体との接続部では、板部の両側に立設したクリンプ片
を有する接続子と、フラット導体をフラット絶縁被覆で
被覆したフラットケーブルと、絶縁基板に配線導体が支
持され、該配線導体の箇所で絶縁基板と配線導体とにス
ルーホールが形成され、スルーホールの内面に配線導体
に電気的につながった導電層が設けられている配線回路
体とを備え、接続子の各クリンプ片がフラット導体の箇
所でフラットケーブルに突き刺されてフラット導体と接
続子とが導通接続され、接続子の一部である各クリンプ
片が配線回路体の対応するスルーホールに挿入された状
態で導電層に接触されて導通接続されている。
【0012】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続部でも、フラットケーブルからフラット導体を
露出させずに、また半田を使用せずに接続を行うことが
できる。また、半田を使用しないため、半田付け工程の
厳しい作業管理や材料管理が不要となる利点がある。ま
た、配線回路体とフラットケーブルとの接続を、コネク
タを使用せずに、コンパクトに行うことができる。さら
に、この接続部では、フラットケーブルのフラット導体
と配線回路体の配線導体との接続を、共通の接続子のク
リンプ片で行えて、接触抵抗を低減することができる。
【0013】この場合、各クリンプ片はスルーホールを
通り抜けた先端部分が曲成されて別のスルーホールに挿
入されてその導電層に接触されていることが好ましい。
このようになっていると、各クリンプ片はスルーホール
の内面の導電層と、別のスルーホールの内面の導電層と
に接触されて、接触抵抗を減らすことができ、低抵抗で
電気的接続を行うことができる。
【0014】また、各クリンプ片はその先端部がプレス
フット部となっていて対応するスルーホールに挿入され
て導電層に加圧接触されていることが好ましい。このよ
うにクリンプ片の先端にプレスフット部を備えている
と、導電層との接触を安定した状態で良好に行わせるこ
とができる。
【0015】また、各プレスフット部は各クリンプ片を
その長手方向に対して直交する方向に弾性的に膨らませ
た弾性拡幅部分と、その長手方向の先端に連接された突
き通し部分とを備えた構造になっていることが好まし
い。このようにプレスフット部が構成されていると、弾
性拡幅部分でスルーホールの内面の導電層に容易に加圧
接触させることができると共に、各クリンプ片をプレス
フット部の先端の突き通し部分でフラットケーブルに容
易に突き通すことができ、またスルーホールにも容易に
挿入することができる。
【0016】また、本発明のフラットケーブルと配線回
路体との接続方法では、板部の両側に立設したクリンプ
片を有する接続子と、フラット導体をフラット絶縁被覆
で被覆したフラットケーブルと、絶縁基板に配線導体が
支持され、該配線導体の箇所で絶縁基板と配線導体とに
スルーホールが形成され、該スルーホールの内面に配線
導体に電気的につながった導電層が設けられている配線
回路体とを用い、接続子の各クリンプ片をフラット導体
の箇所でフラットケーブルに突き刺してフラット導体と
接続子とを導通接続し、フラットケーブルを突き抜けた
各クリンプ片の先端部を配線回路体の対応するスルーホ
ールに挿入して導電層に接触させる。
【0017】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続方法は、フラットケーブルからフラット導体を
露出させずに、また半田を使用せずに接続を行うことが
できる。また、半田を使用しないため、半田付け工程の
厳しい作業管理や材料管理が不要となる利点がある。ま
た、配線回路体とフラットケーブルとの接続を、コネク
タを使用せずに、コンパクトに行うことができる。さら
に、この接続方法では、フラットケーブルのフラット導
体と配線回路体の配線導体との接続を、共通の接続子の
クリンプ片で行えて、接触抵抗を低減することができ
る。
【0018】この場合、各クリンプ片はスルーホールを
通り抜けた先端部分が曲成されて別のスルーホールに挿
入されてその導電層に接触されていることが好ましい。
このようになっていると、各クリンプ片はスルーホール
の内面の導電層と、別のスルーホールの内面の導電層と
に接触されて、接触抵抗を減らすことができ、低抵抗で
電気的接続を行うことができる。
【0019】また、各クリンプ片はその先端部がプレス
フット部となっていて対応するスルーホールに挿入され
て導電層に加圧接触されていることが好ましい。このよ
うにクリンプ片の先端にプレスフット部を備えている
と、導電層との接触を安定した状態で良好に行わせるこ
とができる。
【0020】また、本発明のフラットケーブルと配線回
路体との接続部では、板部の両側に立設したクリンプ片
を有する接続子と、フラット導体をフラット絶縁被覆で
被覆したフラットケーブルと、絶縁基板に配線導体が支
持され、該配線導体の箇所で絶縁基板と配線導体とにス
ルーホールが形成され、スルーホールの内面に配線導体
に電気的につながった導電層が設けられている配線回路
体とを備え、接続子の各クリンプ片がフラット導体の箇
所でフラットケーブルに突き刺されてフラット導体と接
続子とが導通接続され、接続子の一部である板部側が配
線回路体のスルーホールに挿入された状態で導電層に接
触されて導通接続されている。
【0021】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続部でも、フラットケーブルからフラット導体を
露出させずに、また半田を使用せずに接続を行うことが
できる。また、半田を使用しないため、半田付け工程の
厳しい作業管理や材料管理が不要となる利点がある。ま
た、配線回路体とフラットケーブルとの接続を、コネク
タを使用せずに、コンパクトに行うことができる。さら
に、この接続部では、フラットケーブルのフラット導体
と配線回路体の配線導体との接続を、共通の接続子で行
えて、接触抵抗を低減することができる。
【0022】また、本発明のフラットケーブルと配線回
路体との接続方法では、板部の両側に立設したクリンプ
片を有する接続子と、フラット導体をフラット絶縁被覆
で被覆したフラットケーブルと、絶縁基板に配線導体が
支持され、該配線導体の箇所で絶縁基板と配線導体とに
スルーホールが形成され、スルーホールの内面に配線導
体に電気的につながった導電層が設けられている配線回
路体とを用い、接続子の各クリンプ片をフラットケーブ
ルに突き刺してフラット導体と接続子とを導通接続し、
接続子の一部である板部側を配線回路体のスルーホール
に挿入した状態で導電層に接触させて導通接続する。
【0023】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続方法でも、フラットケーブルからフラット導体
を露出させずに、また半田を使用せずに接続を行うこと
ができる。また、半田を使用しないため、半田付け工程
の厳しい作業管理や材料管理が不要となる利点がある。
また、配線回路体とフラットケーブルとの接続を、コネ
クタを使用せずに、コンパクトに行うことができる。さ
らに、この接続方法では、フラットケーブルのフラット
導体と配線回路体の配線導体との接続を、共通の接続子
で行えて、接触抵抗を低減することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明に係るフラ
ットケーブルと配線回路体との接続部の実施の形態の第
1例を示したもので、図1は本例のフラットケーブルと
配線回路体との接続部で用いている接続子の要部斜視
図、図2は図1に示す接続子の正面図、図3は本例のフ
ラットケーブルと配線回路体との接続部で用いているフ
ラットケーブルの斜視図、図4は本例のフラットケーブ
ルと配線回路体との接続部で用いている配線回路体の斜
視図、図5は本例のフラットケーブルと配線回路体との
接続部の側面図、図6は図5のA−A線断面図である。
【0025】本例のフラットケーブルと配線回路体との
接続部では、図1及び図2に示すように板部1の両側に
千鳥配置で立設したクリンプ片2を有する接続子3と、
図3に示すように並設された複数のフラット導体4をフ
ラット絶縁被覆5で一括して被覆したフラットケーブル
6と、図4に示すように絶縁基板7に配線導体8がプリ
ント印刷又は貼り付け等の方法で支持され、該配線導体
8の箇所で絶縁基板7と配線導体8とにスルーホール9
が形成され、該スルーホール9の内面に配線導体8に電
気的につながった導電層10がメッキ処理により設けら
れている配線回路体11とを備えている。板部1は、そ
の幅方向の中央部がクリンプ片2の突出側に突き出すよ
うに山形に湾曲されている。
【0026】接続子3の各クリンプ片2は、図5及び図
6に示すようにフラット導体4の箇所でフラットケーブ
ル6に突き刺されてフラット導体4と接続子3とが導通
接続されている。
【0027】また、接続子3の一部は、図5及び図6に
示すように配線回路体11のスルーホール9に挿入され
て導電層10に接触されて導通接続されている。本例で
は、接続子3の一部である各クリンプ片2は、配線回路
体11の対応するスルーホール9に挿入された状態で導
電層10に接触されて導通接続されている。特に、各ク
リンプ片2は、スルーホール9を通り抜けた先端部分が
曲成されて、対向する位置に設けられている別のスルー
ホール9に挿入されて押圧点p1 でその導電層10に加
圧接触されている。
【0028】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続部は、フラットケーブル6からフラット導体4
を露出させずに、また半田を使用せずに接続を行うこと
ができる。また、半田を使用しないため、半田付け工程
の厳しい作業管理や材料管理が不要となる利点がある。
また、配線回路体11とフラットケーブル6との接続
を、コネクタを使用せずに、コンパクトに行うことがで
きる。さらに、この接続部では、フラットケーブル6の
フラット導体4と配線回路体11の配線導体8との接続
を、共通の接続子3のクリンプ片2で行えて、接触抵抗
を低減することができる。特に、各クリンプ片2のスル
ーホール9を通り抜けた先端部分が曲成されて別のスル
ーホール9に挿入されてその導電層10に接触されてい
ると、各クリンプ片2はスルーホール9の内面の導電層
10と、別のスルーホール9の内面の導電層10とに接
触されて、接触抵抗を減らすことができ、低抵抗で電気
的接続を行うことができる。
【0029】本例の場合、図7に示すように、配線回路
体11のスルーホール9を通り抜けたクリンプ片2が曲
成されて別のスルーホール9の導電層10に押圧点p1
で加圧接触させると、スプリングバック作用でクリンプ
片2が矢印のような反力を受け、元のスルーホール9の
導電層10に押圧点p2 で押圧されて、強い接触力で接
触され、クリンプ片2の導電層10に対する接触面積を
増やすことができて、確実に導電層10に導通させるこ
とができる。
【0030】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続部は、次のようにして製造する。
【0031】接続子3の各クリンプ片2をフラット導体
4の箇所でフラットケーブル6に突き刺してフラット導
体4と接続子3とを導通接続する。
【0032】また、フラットケーブル6を突き抜けた各
クリンプ片2の先端部を配線回路体11の対応するスル
ーホール9に挿入して導電層10に接触させる。本例で
は、各クリンプ片2のスルーホール9を通り抜けた先端
部分を曲成してて別のスルーホール9に挿入してその導
電層10に接触させる。
【0033】このような接続作業は、図8に示すように
配線回路体11にフラットケーブル6を、該フラットケ
ーブル6のフラット導体4が配線回路体11の各スルー
ホール9に重なるようにして重ねておいて、受け金具1
2の上に載せ、フラット導体4が受け金具12の加締め
凹部13の上に存在するように位置決めし、接続子3を
フラットケーブル6のフラット導体4の上に各クリンプ
片2が向かい合うように載せ、接続子3の両側面をガイ
ド部材14でガイドしつつ、接続子3の板部1をアンビ
ル15で加圧して、接続子3の各クリンプ片2をフラッ
ト導体4の箇所でフラットケーブル6に突き刺して各ス
ルーホール9に通し、各スルーホール9を通り抜けた先
端部分を加締め凹部13で曲成しててそれぞれ別のスル
ーホール9に挿入してその導電層10に接触させことに
より行うことが好ましい。このようにすると、能率よく
接続作業を行うことができる。
【0034】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続方法は、フラットケーブル6からフラット導体
4を露出させずに、また半田を使用せずに接続を行うこ
とができる。また、半田を使用しないため、半田付け工
程の厳しい作業管理や材料管理が不要となる利点があ
る。また、配線回路体11とフラットケーブル6との接
続を、コネクタを使用せずに、コンパクトに行うことが
できる。さらに、この接続方法では、フラットケーブル
6のフラット導体4と配線回路体11の配線導体8との
接続を、共通の接続子3のクリンプ片2で行えて、接触
抵抗を低減することができる。
【0035】図9は本発明に係るフラットケーブルと配
線回路体との接続部の実施の形態の第2例を示した縦断
面図である。
【0036】本例のフラットケーブルと配線回路体との
接続部では、フラットケーブル6と配線回路体11との
重ね方が、第1例とは逆になっている。即ち、フラット
ケーブル6が下になって、その上に配線回路体11が重
ねられている。接続子3は板部1が配線回路体11側に
存在して、各クリンプ片2が先に配線回路体11のスル
ーホール9に挿入されて導電層10に接触され、スルー
ホール9を通り抜けた各クリンプ片2がフラット導体4
の箇所でフラットケーブル6に突き通されてフラット導
体4に導通接触され、フラットケーブル6を突き抜けた
各クリンプ片2の先端部が曲成されてフラットケーブル
6を押さえる構造になっている。
【0037】このような構造のフラットケーブルと配線
回路体との接続部でも、第1例とほぼ同様の効果を得る
ことができる。
【0038】図10乃至図15は本発明に係るフラット
ケーブルと配線回路体との接続部の実施の形態の第3例
を示したもので、図10は本例のフラットケーブルと配
線回路体との接続部で用いている接続子の要部斜視図、
図11は本例のフラットケーブルと配線回路体との接続
部の正面図、図12は本例のフラットケーブルと配線回
路体との接続部の側面図、図13は図11のB−B線拡
大断面図、図14は図13の構造による効果を説明する
ための他の例の断面図、図15は図14のC−C線断面
図である。
【0039】本例のフラットケーブルと配線回路体との
接続部でも、第1例と同様に、接続子3と、フラットケ
ーブル6と、配線回路体11とを備えている。
【0040】本例で用いる接続子3は、図10に示すよ
うに、板部1の両側に千鳥配置でクリンプ片2を立設
し、各クリンプ片2の先端部にはそれぞれプレスフット
部16を設けた構造になっている。各プレスフット部1
6は、各クリンプ片2に長手方向にスリット17を入れ
て、その長手方向に対して直交する方向に弾性的に膨ら
ませた弾性拡幅部分16aと、その長手方向の先端に連
接された突き通し部分16bとを備えた構造になってい
る。弾性拡幅部分16aの最大幅Wpは、図13に示す
ように、スルーホール9に挿入する前はスルーホール9
の直径Wtより大きくなっている。
【0041】接続子3の各クリンプ片2は、その先端の
プレスフット部16の突き通し部分16bによりフラッ
ト導体4の箇所でフラットケーブル6に突き刺されてフ
ラット導体4と接続子3とが導通接続されている。
【0042】また、接続子3の一部である各クリンプ片
2が、配線回路体11のスルーホール9にそのプレスフ
ット部16の弾性拡幅部分16aを圧縮しつつ挿入され
て、該弾性拡幅部分16aがスルーホール9の内面のメ
ッキ層からなる導電層10に加圧接触されて導通接続さ
れている。
【0043】この場合、図13に示すように、フラット
導体4に接触するクリンプ片2の幅Wcは、プレスフッ
ト部16の弾性拡幅部分16aの最大幅Wpより大きく
形成されている。フラット導体4に接触するクリンプ片
2の形状は、テーパ状に根元ほど幅広になっている。
【0044】このことは、図14及び図15に示すよう
に、もしフラット導体4と接触すべきクリンプ片2の幅
Wcが、クリンプ片2の先端のプレスフット部16の弾
性拡幅部分16aの最大幅Wpより小さいと、最初にフ
ラット導体4はプレスフット部16の弾性拡幅部分16
aの最大幅Wpで突き刺し孔18があけられるので、ク
リンプ片2がフラット導体4の突き刺し孔18に接触で
きず、クリンプ片2とフラット導体4との導通がとれな
くなってしまうことになる。
【0045】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続部も、フラットケーブル6からフラット導体4
を露出させずに、また半田を使用せずに接続を行うこと
ができる。また、半田を使用しないため、半田付け工程
の厳しい作業管理や材料管理が不要となる利点がある。
また、配線回路体11とフラットケーブル6との接続
を、コネクタを使用せずに、コンパクトに行うことがで
きる。さらに、この接続部では、フラットケーブル6の
フラット導体4と配線回路体11の配線導体8との接続
を、共通の接続子3のクリンプ片2で行えて、接触抵抗
を低減することができる。
【0046】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続部は、次のようにして製造する。
【0047】接続子3の各クリンプ片2をフラット導体
4の箇所でフラットケーブル6に突き刺してフラット導
体4と接続子3とを導通接続する。
【0048】また、フラットケーブル6を突き抜けた各
クリンプ片2の先端部を配線回路体11の対応するスル
ーホール9に挿入してプレスフット部16の弾性拡幅部
分16aを導電層10に加圧接触させる。
【0049】このような接続作業は、図16に示すよう
に配線回路体11にフラットケーブル6を、該フラット
ケーブル6のフラット導体4が配線回路体11の各スル
ーホール9に重なるようにして重ねておいて、受け金具
12の上に載せ、フラット導体4が受け金具12の加締
め凹部13の上に存在するように位置決めし、接続子3
をフラットケーブル6のフラット導体4の上に各クリン
プ片2が向かい合うように載せ、接続子3の両側面をガ
イド部材14でガイドしつつ、接続子3の板部1をアン
ビル15で加圧して、接続子3の各クリンプ片2をフラ
ット導体4の箇所でフラットケーブル6に突き刺して各
スルーホール9に通し、プレスフット部16の弾性拡幅
部分16aを導電層10に加圧接触させる。このように
すると、能率よく接続作業を行うことができる。
【0050】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続方法も、フラットケーブル6からフラット導体
4を露出させずに、また半田を使用せずに接続を行うこ
とができる。また、半田を使用しないため、半田付け工
程の厳しい作業管理や材料管理が不要となる利点があ
る。また、配線回路体11とフラットケーブル6との接
続を、コネクタを使用せずに、コンパクトに行うことが
できる。さらに、この接続方法では、フラットケーブル
6のフラット導体4と配線回路体11の配線導体8との
接続を、共通の接続子3のクリンプ片2で行えて、接触
抵抗を低減することができる。
【0051】図17は図10に示す接続子3の各クリン
プ片2の変形例を示した側面図である。
【0052】この接続子3では、各クリンプ片2が全体
的にプレスフット部16となっていて、これらクリンプ
片2は先端から根元に向かうにつれて漸次幅広になって
いる。
【0053】このような構造のクリンプ片2でも、図1
0に示すクリンプ片2と同様の効果を得ることができ
る。
【0054】図18乃至図21は本発明に係るフラット
ケーブルと配線回路体との接続部の実施の形態の第4例
を示したもので、図18は本例のフラットケーブルと配
線回路体との接続部で用いている接続子の要部斜視図、
図19は本例のフラットケーブルと配線回路体との接続
部の正面図、図20は本例のフラットケーブルと配線回
路体との接続部で配線回路体のスルーホールに、フラッ
トケーブルを接続した接続端子の一部を圧入する前の状
態を示した縦断面図、図21は本例のフラットケーブル
と配線回路体との接続部で配線回路体のスルーホール
に、フラットケーブルを接続した接続端子の一部を圧入
した状態を示した縦断面図である。
【0055】本例のフラットケーブルと配線回路体との
接続部でも、第1例と同様に、接続子3と、フラットケ
ーブル6と、配線回路体11とを備えている。
【0056】本例で用いる接続子3は、図18及び図1
9に示すように、板部1の両側に千鳥配置でクリンプ片
2を立設した構造になっている。この接続子3は、図1
9に示すように、正面からみて両側のクリンプ片2の基
部の相互間隔W0 より先端の相互間隔W1 が広くなるよ
うに、両側のクリンプ片2の間隔が先端に向かって広げ
られている。
【0057】配線回路体11には、図20に示すよう
に、その配線導体8の箇所に接続子3の板部1側を挿入
できる幅と長さをもったスルーホール9が形成され、そ
の内面には配線導体8につながるメッキ層からなる導電
層10が設けられている。
【0058】接続子3の各クリンプ片2は、図20に示
すように、フラット導体4の箇所で先端側のみがフラッ
トケーブル6に突き刺されてフラット導体4と接続子3
とが導通接続され、フラットケーブル6を突き抜けた各
クリンプ片2の先端部は曲成されてフラットケーブル6
を押さえるようになっている。この状態で、接続子3の
板部1はフラットケーブル6との間に隙間が開けられて
いる。接続子3は、図19に示すように、正面からみて
両側のクリンプ片2の基部の相互間隔W0 より先端の相
互間隔W1 が広くなっているので、図20の状態でも板
部1側の幅よりフラットケーブル6に突き刺されている
部分の幅が広くなっている。
【0059】接続子3の一部である板部1側は、配線回
路体11のスルーホール9に挿入された状態で導電層1
0に加圧接触されて導通接続されている。
【0060】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続部でも、フラットケーブル6からフラット導体
4を露出させずに、また半田を使用せずに接続を行うこ
とができる。また、半田を使用しないため、半田付け工
程の厳しい作業管理や材料管理が不要となる利点があ
る。また、配線回路体11とフラットケーブル6との接
続を、コネクタを使用せずに、コンパクトに行うことが
できる。さらに、この接続部では、フラットケーブル6
のフラット導体4と配線回路体11の配線導体8との接
続を、共通の接続子3で行えて、接触抵抗を低減するこ
とができる。
【0061】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続部は、次のようにして製造する。
【0062】接続子3の各クリンプ片2の先端側をフラ
ット導体4の箇所でフラットケーブル6に突き刺してフ
ラット導体4と接続子3とを導通接続する。
【0063】また、接続子3の板部1側を配線回路体1
1のスルーホール9に挿入して接続子3を導電層10に
加圧接触させる。
【0064】各クリンプ片2の先端側をフラット導体4
の箇所でフラットケーブル6に突き刺してフラット導体
4と接続子3とを導通接続する作業は、図22に示すよ
うに受け金具12の上にフラットケーブル6を、該フラ
ットケーブル6のフラット導体4が該受け金具12の加
締め凹部13の上に存在するように位置決めして置き、
接続子3をフラットケーブル6のフラット導体4の上に
各クリンプ片2が向かい合うように載せ、接続子3の両
側面をガイド部材14でガイドしつつ、接続子3の板部
1をアンビル15で加圧して、接続子3の各クリンプ片
2の先端部をフラット導体4の箇所でフラットケーブル
6に突き刺し、各クリンプ片2と導電層10とを導通さ
せ、フラットケーブル6を突き抜けた各クリンプ片2の
先端部を加締め凹部13で曲成してフラットケーブル6
を押さえるようにする。この状態で、接続子3の板部1
とフラットケーブル6との間には隙間が開けられてい
る。このようにすると、接続子3とフラットケーブル6
とを能率よく接続することができる。
【0065】このようなフラットケーブルと配線回路体
との接続方法も、フラットケーブル6からフラット導体
4を露出させずに、また半田を使用せずに接続を行うこ
とができる。また、半田を使用しないため、半田付け工
程の厳しい作業管理や材料管理が不要となる利点があ
る。また、配線回路体11とフラットケーブル6との接
続を、コネクタを使用せずに、コンパクトに行うことが
できる。さらに、この接続方法では、フラットケーブル
6のフラット導体4と配線回路体11の配線導体8との
接続を、共通の接続子3で行えて、接触抵抗を低減する
ことができる。
【0066】図23は図18に示す接続子3の変形例を
示した斜視図である。
【0067】この接続子3では、各クリンプ片2の根元
の位置に外向きに突き出す突起19がそれぞれ突設され
ている。
【0068】このような構造の接続子3では、各クリン
プ片2の根元の突起19がスルーホール9の導電層10
に加圧接触されて良好に導通させることができる。
【0069】
【発明の効果】本発明のフラットケーブルと配線回路体
との接続部では、接続子の各クリンプ片をフラット導体
の箇所でフラットケーブルに突き刺してフラット導体と
接続子とを導通接続し、接続子の一部を配線回路体のス
ルーホールに挿入して導電層に接触させて導通接続して
いるので、フラットケーブルからフラット導体を露出さ
せずに、また半田を使用せずに接続を行うことができ
る。また、半田を使用しないため、半田付け工程の厳し
い作業管理や材料管理が不要となる利点がある。また、
配線回路体とフラットケーブルとの接続を、コネクタを
使用せずに、コンパクトに行うことができる。さらに、
この接続部では、フラットケーブルのフラット導体と配
線回路体の配線導体との接続を、共通の接続子で行え
て、接触抵抗を低減することができる。
【0070】また、本発明のフラットケーブルと配線回
路体との接続部では、接続子の各クリンプ片をフラット
導体の箇所でフラットケーブルに突き刺してフラット導
体と接続子とを導通接続し、接続子の一部である各クリ
ンプ片を配線回路体の対応するスルーホールに挿入した
状態で導電層に接触させて導通接続しているので、フラ
ットケーブルからフラット導体を露出させずに、また半
田を使用せずに接続を行うことができる。また、半田を
使用しないため、半田付け工程の厳しい作業管理や材料
管理が不要となる利点がある。また、配線回路体とフラ
ットケーブルとの接続を、コネクタを使用せずに、コン
パクトに行うことができる。さらに、この接続部では、
フラットケーブルのフラット導体と配線回路体の配線導
体との接続を、共通の接続子のクリンプ片で行えて、接
触抵抗を低減することができる。
【0071】この場合、各クリンプ片のスルーホールを
通り抜けた先端部分を曲成して別のスルーホールに挿入
してその導電層に接触させると、各クリンプ片はスルー
ホールの内面の導電層と、別のスルーホールの内面の導
電層とに接触されて、接触抵抗を減らすことができ、低
抵抗で電気的接続を行うことができる。
【0072】また、各クリンプ片はその先端部をそれぞ
れプレスフット部として、これらプレスフット部を対応
するスルーホールに挿入して導電層に加圧接触させる
と、導電層との接触を安定した状態で良好に行わせるこ
とができる。
【0073】また、各プレスフット部を、各クリンプ片
をその長手方向に対して直交する方向に弾性的に膨らま
せた弾性拡幅部分と、その長手方向の先端に連接した突
き通し部分とを備えた構造にすると、弾性拡幅部分でス
ルーホールの内面の導電層に容易に加圧接触させること
ができると共に、各クリンプ片をプレスフット部の先端
の突き通し部分でフラットケーブルに容易に突き通すこ
とができ、またスルーホールにも容易に挿入することが
できる。
【0074】また、本発明のフラットケーブルと配線回
路体との接続方法では、接続子の各クリンプ片をフラッ
ト導体の箇所でフラットケーブルに突き刺してフラット
導体と接続子とを導通接続し、フラットケーブルを突き
抜けた各クリンプ片の先端部を配線回路体の対応するス
ルーホールに挿入して導電層に接触させるので、フラッ
トケーブルからフラット導体を露出させずに、また半田
を使用せずに接続を行うことができる。また、半田を使
用しないため、半田付け工程の厳しい作業管理や材料管
理が不要となる利点がある。また、配線回路体とフラッ
トケーブルとの接続を、コネクタを使用せずに、コンパ
クトに行うことができる。さらに、この接続方法では、
フラットケーブルのフラット導体と配線回路体の配線導
体との接続を、共通の接続子のクリンプ片で行えて、接
触抵抗を低減することができる。
【0075】この場合、各クリンプ片はスルーホールを
通り抜けた先端部分を曲成して別のスルーホールに挿入
してその導電層に接触させると、各クリンプ片はスルー
ホールの内面の導電層と、別のスルーホールの内面の導
電層とに接触されて、接触抵抗を減らすことができ、低
抵抗で電気的接続を行うことができる。
【0076】また、各クリンプ片はその先端部をそれぞ
れプレスフット部として対応するスルーホールに挿入し
て導電層に加圧接触させると、導電層との接触を安定し
た状態で良好に行わせることができる。
【0077】また、本発明のフラットケーブルと配線回
路体との接続部では、接続子の各クリンプ片がフラット
導体の箇所でフラットケーブルに突き刺されてフラット
導体と接続子とが導通接続され、接続子の一部である板
部側が配線回路体のスルーホールに挿入された状態で導
電層に接触されて導通接続されているので、フラットケ
ーブルからフラット導体を露出させずに、また半田を使
用せずに接続を行うことができる。また、半田を使用し
ないため、半田付け工程の厳しい作業管理や材料管理が
不要となる利点がある。また、配線回路体とフラットケ
ーブルとの接続を、コネクタを使用せずに、コンパクト
に行うことができる。さらに、この接続部では、フラッ
トケーブルのフラット導体と配線回路体の配線導体との
接続を、共通の接続子で行えて、接触抵抗を低減するこ
とができる。
【0078】また、本発明のフラットケーブルと配線回
路体との接続方法では、接続子の各クリンプ片をフラッ
トケーブルに突き刺してフラット導体と接続子とを導通
接続し、接続子の一部である板部側を配線回路体のスル
ーホールに挿入した状態で導電層に接触させて導通接続
するので、フラットケーブルからフラット導体を露出さ
せずに、また半田を使用せずに接続を行うことができ
る。また、半田を使用しないため、半田付け工程の厳し
い作業管理や材料管理が不要となる利点がある。また、
配線回路体とフラットケーブルとの接続を、コネクタを
使用せずに、コンパクトに行うことができる。さらに、
この接続方法では、フラットケーブルのフラット導体と
配線回路体の配線導体との接続を、共通の接続子で行え
て、接触抵抗を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットケーブルと配線回路体と
の接続部の実施の形態の第1例で用いている接続子の要
部斜視図である。
【図2】図1に示す接続子の正面図である。
【図3】第1例のフラットケーブルと配線回路体との接
続部で用いているフラットケーブルの斜視図である。
【図4】第1例のフラットケーブルと配線回路体との接
続部で用いている配線回路体の斜視図である。
【図5】第1例のフラットケーブルと配線回路体との接
続部の側面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】スプリングバック作用でクリンプ片が反力を受
ける状態を示す説明図である。
【図8】受け金具とアンビルとを用いた第1例の接続作
業を示す縦断面図である。
【図9】本発明に係るフラットケーブルと配線回路体と
の接続部の実施の形態の第2例を示した縦断面図であ
る。
【図10】本発明に係るフラットケーブルと配線回路体
との接続部の実施の形態の第3例で用いている接続子の
要部斜視図である。
【図11】第3例のフラットケーブルと配線回路体との
接続部の正面図である。
【図12】第3例のフラットケーブルと配線回路体との
接続部の側面図である。
【図13】図11のB−B線拡大断面図である。
【図14】図13の構造による効果を説明するための他
の例の断面図である。
【図15】図14のC−C線断面図である。
【図16】受け金具とアンビルとを用いた第3例の接続
作業を示す縦断面図である。
【図17】図10に示す接続子の各クリンプ片の変形例
を示した側面図である。
【図18】本発明に係るフラットケーブルと配線回路体
との接続部の実施の形態の第4例で用いている接続子の
要部斜視図である。
【図19】第4例のフラットケーブルと配線回路体との
接続部の正面図である。
【図20】第4例のフラットケーブルと配線回路体との
接続部で配線回路体のスルーホールに、フラットケーブ
ルを接続した接続端子の一部を圧入する前の状態を示し
た縦断面図である。
【図21】第4例のフラットケーブルと配線回路体との
接続部で配線回路体のスルーホールに、フラットケーブ
ルを接続した接続端子の一部を圧入した状態を示した縦
断面図である。
【図22】受け金具とアンビルとを用いた第4例の接続
作業を示す縦断面図である。
【図23】第4例で用いている接続子の変形例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 板部 2 クリンプ片 3 接続子 4 フラット導体 5 フラット絶縁被覆 6 フラットケーブル 7 絶縁基板 8 配線導体 9 スルーホール 10 導電層 11 配線回路体 12 受け金具 13 加締め凹部 14 ガイド部材 15 アンビル 16 プレスフット部 16a 弾性拡幅部分 16b 突き通し部分 17 スリット 18 突き刺し孔 19 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 和正 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 5E012 AA04 AA14 AA23 5E077 BB05 BB33 BB37 CC06 DD11 FF03 FF08 FF13 FF18 JJ20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板部の両側に立設したクリンプ片を有す
    る接続子と、 フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケ
    ーブルと、 絶縁基板に配線導体が支持され、該配線導体の箇所で前
    記絶縁基板と前記配線導体とにスルーホールが形成さ
    れ、前記スルーホールの内面に前記配線導体に電気的に
    つながった導電層が設けられている配線回路体とを備
    え、 前記接続子の前記各クリンプ片が前記フラット導体の箇
    所で前記フラットケーブルに突き刺されて前記フラット
    導体と前記接続子とが導通接続され、 前記接続子の一部が前記配線回路体の前記スルーホール
    に挿入されて前記導電層に接触されて導通接続されてい
    るフラットケーブルと配線回路体との接続部。
  2. 【請求項2】 板部の両側に立設したクリンプ片を有す
    る接続子と、 フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケ
    ーブルと、 絶縁基板に配線導体が支持され、該配線導体の箇所で前
    記絶縁基板と前記配線導体とにスルーホールが形成さ
    れ、前記スルーホールの内面に前記配線導体に電気的に
    つながった導電層が設けられている配線回路体とを備
    え、 前記接続子の前記各クリンプ片が前記フラット導体の箇
    所で前記フラットケーブルに突き刺されて前記フラット
    導体と前記接続子とが導通接続され、 前記接続子の一部である前記各クリンプ片が前記配線回
    路体の対応する前記スルーホールに挿入された状態で前
    記導電層に接触されて導通接続されているフラットケー
    ブルと配線回路体との接続部。
  3. 【請求項3】 前記各クリンプ片は前記スルーホールを
    通り抜けた先端部分が曲成されて別の前記スルーホール
    に挿入されてその導電層に接触されている請求項2に記
    載のフラットケーブルと配線回路体との接続部。
  4. 【請求項4】 前記各クリンプ片はその先端部がプレス
    フット部となっていて対応する前記スルーホールに挿入
    されて前記導電層に加圧接触されている請求項2に記載
    のフラットケーブルと配線回路体との接続部。
  5. 【請求項5】 前記各プレスフット部は前記各クリンプ
    片をその長手方向に対して直交する方向に弾性的に膨ら
    ませた弾性拡幅部分と、その長手方向の先端に連接され
    た突き通し部分とを備えた構造になっている請求項4に
    記載のフラットケーブルと配線回路体との接続部。
  6. 【請求項6】 板部の両側に立設したクリンプ片を有す
    る接続子と、 フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケ
    ーブルと、 絶縁基板に配線導体が支持され、該配線導体の箇所で前
    記絶縁基板と前記配線導体とにスルーホールが形成さ
    れ、前記スルーホールの内面に前記配線導体に電気的に
    つながった導電層が設けられている配線回路体とを用
    い、 前記接続子の前記各クリンプ片を前記フラット導体の箇
    所で前記フラットケーブルに突き刺して前記フラット導
    体と前記接続子とを導通接続し、 前記フラットケーブルを突き抜けた前記各クリンプ片の
    先端部を前記配線回路体の対応する前記スルーホールに
    挿入して前記導電層に接触させるフラットケーブルと配
    線回路体との接続方法。
  7. 【請求項7】 前記各クリンプ片は前記スルーホールを
    通り抜けた先端部分を曲成して別の前記スルーホールに
    挿入してその導電層に接触させる請求項6に記載のフラ
    ットケーブルと配線回路体との接続方法。
  8. 【請求項8】 前記各クリンプ片はその先端部をプレス
    フット部として対応する前記スルーホールに挿入して前
    記導電層に加圧接触させる請求項6に記載のフラットケ
    ーブルと配線回路体との接続方法。
  9. 【請求項9】 板部の両側に立設したクリンプ片を有す
    る接続子と、 フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケ
    ーブルと、 絶縁基板に配線導体が支持され、該配線導体の箇所で前
    記絶縁基板と前記配線導体とにスルーホールが形成さ
    れ、前記スルーホールの内面に前記配線導体に電気的に
    つながった導電層が設けられている配線回路体とを備
    え、 前記接続子の前記各クリンプ片が前記フラット導体の箇
    所で前記フラットケーブルに突き刺されて前記フラット
    導体と前記接続子とが導通接続され、 前記接続子の一部である前記板部側が前記配線回路体の
    前記スルーホールに挿入された状態で前記導電層に接触
    されて導通接続されているフラットケーブルと配線回路
    体との接続部。
  10. 【請求項10】 板部の両側に立設したクリンプ片を有
    する接続子と、 フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケ
    ーブルと、 絶縁基板に配線導体が支持され、該配線導体の箇所で前
    記絶縁基板と前記配線導体とにスルーホールが形成さ
    れ、前記スルーホールの内面に前記配線導体に電気的に
    つながった導電層が設けられている配線回路体とを用
    い、 前記接続子の前記各クリンプ片を前記フラット導体の箇
    所で前記フラットケーブルに突き刺して前記フラット導
    体と前記接続子とを導通接続し、 前記接続子の一部である前記板部側を前記配線回路体の
    前記スルーホールに挿入した状態で前記導電層に接触さ
    せて導通接続するフラットケーブルと配線回路体との接
    続方法。
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